その時は彼曰く、「ラーメンはインパクトだよ」とのことでした
当初の行列も次第に薄れ
またあ新たなインパクトを作り、それを繰り返しましたが
今は何故か素朴なうどん屋さんをやっています
何があったのかいつか聞こうと思うますが・・・、
オーディオも強烈なインパクトか、惣菜の様な素朴な音が良いのか
良い音を求めて、行ったり来たりの繰り返しです^_^
WE劇場用サウンドは明らかにインパクト重視のサウンドですね
ある意味、原音に更に味付けをして強烈な音の印象を与えています
これは映画や劇と云った、限られた時間の中で観客の支払う対価に見合った
または、対価以上の満足を得て貰うためには
多少味付けされた「インパクトある音の演出」は大切な事だったのだと思います
まるで豪華絢爛な食事で、煌びやかな外食といった印象の
そんな「演出されたインパクトサウンド」私は、これも好き^_^
方やWEでも、モニター系のサウンドは印象付ける音ではなく
しっかりと「正確に伝える事を目的にした」様な音造です
誇張せず正確に、しかも刺激も無く疲れる事も無い
それは、じんわりと心に響くサウンドでもあります
まるでお総菜のように毎日楽しめるサウンド
これも好きです^_^
色付けサウンドも、素朴サウンドも大切なのは
「また聴きたくなる」これが最も大切なのではないでしょうか^_^
それには単に音が良いオーディオ機器だけでは難しいです
確かにシンプルに「音が良い」これも大切な事だとは思いますが
意外に「単にシンプルに音が良いのは、記憶に残らないもの」だと思います
音の良さに感心はするけど、心に刻まれる感動は
「シンプルに音が良い」だけでは無理だと思っています
私が聴いた限りでは劇場用の「インパクトある音も」
モニタースピーカー等の「正確に伝える音も」同じでですが
「シンプルイズベスト」だけではなく
「大変な手間と、オーナーの情熱」を掛ける必要があると思っています
誤解が無いように、勿論シンプルイズベストは大切ですが、全てがシンプルだと素っ気無さが音楽に現れて
心に残るようなサウンドは、なかなか奏でられないと思っています
ときに素材を活かして、シンプルな料理や音楽もいいですが
でも、一手間ふた手間と、手間暇と持てる技術と情熱をかけて味付けを加えた料理も
美味しいです
やはり音楽と料理はよく似ていますね
料理も音楽も大切なのは、鮮度の良い素材、味和深い素材、音楽では良い音源のソフト
無論、料理道具と料理人の経験も大切なのは、オーナーが選ぶオーディオ機器も同様です
素材(音楽ソフト)を活かすだけではなく、オーナーの味付けが心に残るオーディオでは大切だと思います
何度も書いてきましたが、シンプルなオーディオだけでは無理なんです
増幅はアッテネーターを使ったパワーアンプのみの一段増幅では
「再生音楽の感動は得られないと思います」
再生オーディオの印象に残るような、音の力強さ、太さ、エネルギッシュな音造りには
実はプリアンプで電圧増幅を行う事が、最も大切なひと手間だと思っています
我が家ではレコードが主体ですからもうひと手間、カートリッジが拾った超微細な信号を
フォノイコライザー「アンプ」がRIAA補正しながら、ラインレベルに「増幅して」ラインアンプに信号を送ります
ラインアンプで更に電圧増幅した信号を、最終のパワーアンプで増幅しますので
「音に手間が掛かっています」
注、確かに手間を掛ければ、ロスするものや無駄な雑味も増しますが
そこを「魅力に変える」のがオーナーの腕前だと思います。
云わばこれがオーディオの醍醐味であり、最も大切な事だと思います
言い方が悪くて申し訳ないですが、腕が伴わない料理人が好むのが
フェーダー等のアッテネーターで音量のコントロールを行い
パワーアンプのみで音の増幅を行ったサウンド
「シンプルで音が良い」と言われる方も多くいらっしゃいます
が
ある意味、否定はしませんが私には、やせ細った骸骨のような音に聞こえます
下処理が不十分で、「旨味を引き出せていない」味も素っ気もない未熟な料理に感じてしまいます。
「どんこ」などの乾物を上手に戻さずに、いきなり料理しているというか
かなり手抜きな料理のサウンド、これがパワーアンプ・ダイレクトサウンドだと思っています
手間暇(フォノアンプ・ラインアンプ)を掛けて増幅しても、直結でも
音の大きさは同じかもしれませんが、コク(音の深み)が全く違うと思います
料理をするようになって分かったのですが、
やはり素材毎に下準備したほうが美味しく出来上がると思います
音も同じように、下準備(前段増幅)が大切、パワーアンプだけの増幅は
素材の良さが分かると言いますが、それだけかもしれません
音の旨味である「音楽の楽しさは」発揮できないと思います
十分な手間暇(下準備が出来た)をかけたサウンドは
パワーアンプの出力管はそんな重要では無いと思っています(整流管は大切)
300Bは意外になんでもOKです(笑)
それと、最も大切な事かもしれませんが旅して分かるのは、美味しいものは
「季節と育つ土壌(場所)も大切」ですね
オーディオで、おいしい料理は一人では難しいです(土壌)身近なオーディオ・フレンド
これは良くも悪くもですが物凄く大切な事だと思います(笑)
「素材」と「料理人」そして「季節と土壌」が上手くかみ合うと
ほんとにおいしい、感動的な料理が出来ると思います
心に残るような感動的なサウンド
やはりこれが「いい音の定義でしょうか?」
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