オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

原音再生とは何か?

2024年06月17日 10時05分47秒 | オーディオ

以前、SNSの書き込みで

「生演奏以上の音楽はない」

との投稿をお見掛けました

 

オーディオmaniaのグループでの投稿だから、

当然オーディオマニアの方のコメントだと思いますが、音楽マニアと言われる方々なんでしょう

 

 

私もSNSでそんな音楽マニアの方々から批判のコメントを頂きます

私は音楽が分かる音楽好きで、「音楽を聴いているので」

 

「音」を聴く「あなたのようなオーディオマニアと一緒にしないでほしい」等々書き込まれますが

 

そんな、音楽好きなオーディオマニアの方々へ一言

音楽が嫌いなオーディオマニアは居ないとおもいますよ~(笑)

 

「音楽好きを自称する」方々は

生演奏こそ「最高の音で、本当の音楽だ!」

 

 

と、冒頭の言葉を発するようです

まあ、ある意味否定はしませんが

 

そもそもオーディオの再生と生演奏は比較するものでは無いと思いますが

 

音楽を聴くのが趣味で、好きだと言っても

「レコード再生で自宅で楽しむのと」と「生演奏を聴きに行く」は

 

全く別の、「其々の音楽の楽しみ方」だと思います

 

 

音楽好きな方々に言わせると、所詮オーディオ再生は

生演奏をコピーし、追体験を得る程度のものであり

 

「再生」が「生を」超えることはあり得ない

と、仰り

 

 

生演奏以上の音楽は無いとなるのでしょうが

・・・・・、

 

 

 

バカこくでねぇ!

 

レコード再生音楽は

生演奏では、絶対に!聴く事の出来ない

 

 

魅力あふれる「幻想音楽でのLIVE演奏」だい!

 

そこの音楽マニアの貴方、いま「所詮、幻想音楽なんか・・・、本物じゃない」

と、心で呟いたね

 

あんただよ!あんた、

 

 

じゃ、そんな貴方は映画を観て感動したことが無いんですか?

映画はみんな幻想の映像ですよね、貴方が戦場や刑務所や結婚式場などで実際に体験してる事じゃないよね

 

たかが映画のスクリーンで疑似体験をしているという幻想だけど

 

 

そんな、幻想の映画のスクリーンでも

疑似体験で「感動を得る」ことは出来ると思います

 

 

感動を得るという「感情が乏しい人」は、自宅で一人で見るより

映画館で観たほうが他人と感情を共有することで

多くの方の感情のパワーを共有し、より感動が得られると思います

  

映画の疑似体験で、実際にその場に居ないのに、

あたかもその場に居てその行動をしているような気持になり

その映像疑似体験の出来事を、自分の体験のように感じる

 

「自身が体験しているような気持になる」事で

「映画の感動」が生まれるのだと思います

 

 

 

私は再生音楽もこれと同じで


恰もその歌手が、我が家に居て歌っているように感じられる音楽を奏でる

 

単に生演奏をコピーした、疑似演奏とかではなく

 

自宅にいながら、コンサート会場では味わえない距離感や音圧で

「リアルに目の前で、演奏している音楽を奏でる」事が、大切だと思います

 

ライブ以上の感動的な音楽を奏でる

 

 

 

勿論、オーディオマニアの皆さんはそれを目指しているので

そんなこと当たり前と言われると思いますが

 

 

目をつぶれば、私設ステージで「確実にそこに居て歌ってる」リアルな歌声や演奏に酔いしれていて

 

 

ハッとして目を開けたら、

演奏者が居なく「スピーカーがあった」、

あっ!そっか、ここは俺んちだった(笑)

そんな音を目指しています

 

 

 

言葉だと簡単ですが、実現には至難の業です

 

では、どうやってそれを実現するかと云うと

勿論ソフトは大切です、単にコピーした程度の音楽では

絶対にそのような再生演奏は出来ないと思います

 

エンジニアが手塩に兼ねたソフトであることは大切です

 

 

 

 

ハード面のポイントは、

「生演奏では絶対に得られない何かを演出する事」

だと思っていますが

 

本物には無い、何か本物以上のものを演出する必要があると思っています

 

 

私の演出は、以前も書きましたが、ヘップバーン方式です

 

かつてオードリーヘップバーンは、その自身の美貌に不満があり、それを隠すためにも

自分の最も美しい「目」を、更に印象付けるメイクを施し、その究極の美貌を得たそうです

 

 

自分の美を知り、それを更に印象付ける事を行い「至高の美」を得る

この印象付ける演出を行い

美音を求める事はオーディオに大切な事だと思います

 

 

 

 

キャンカーで素晴らしい風景を目にしますが、

そのまま写真に撮って後で見ても特に感動はありません

 

実際に比べて、空気も香りも無く、彩の鮮度も落ちるし、視野も狭く

あ~、そういえばこんな所に行った事もあったなー、程度

 

 

音楽マニアの方々が、言うコピー再生であり、追体験に過ぎない

 

が、実際には無かった色合いを加えて、調光を調整すると、

あれ?こんな素晴らしい景色を観に行った事あったかなー、

見逃していたなーまた観に行ってみたいなー

 

 

なんて、ことにもなる

 

 

実際のものをただ写しただけでは、映像も音も何の感動もない

現実の映像はそのとき限りで、二度と得られない貴重なものだが

 

 

保存再生はその「特徴を上手く演出」することで

「現実では得られない感動を得られる」ものだと思っている

 

 

 

話があちこちに飛んで纏まらないが、タイトルの「原音再生とは何か」とは

 

私のレコードは古い物は70年ぐらい前の物から

最近レコーディングされた物まで様々な年代のものが有ります

録音した時代の音を原音として比較する事は無理だし

意味がない事だと思う


私の原音とは、レコードに刻まれたサウンドの事だと思っています



その原音の美を更に印象的に演出し奏でることで得ることが出来る


「幻想音楽」が原音再生を楽しむ事だと思っています

 


響きの良さであったり

煌びやかな輝きかもしれない

低音のド迫力かもしれない



ときに強調しすぎて「WEは中高音が張り出して現実には無い音」

と言われる事になるかもしれませんが

それも、再生の楽しみなんです

 

絵画には、実際をより、抽象的に描いたり、自分の感じたまま印象的に描いたりします。

抽象的に描けば誰でもわかりますが、個人の印象を描くと時に難解な絵も存在しますが

印象派も抽象派も絵画は楽しめるものだと思います

 

オーディオも様々な派閥がありますが、何故か他人の派閥の音は否定してしまいますね(笑)

 

「生演奏も再生音楽」も、其々音楽の楽しみ

 

「抽象的な原音再生派」も「印象的な演出再生派」も

オーディオマニアとしての音楽の楽しみ方だと思います