オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

ハイエンドオーディオとヴィンテージオーディオ

2022年04月15日 23時05分56秒 | オーディオ

ハイエンドとヴィンテージは何が違うのか?

 

以前FBのハイエンドオーディオ唱えるグループに、WEアンプの投稿をした時

場違いなグループに投稿している、

 

とお叱りを受け、そのことがきっかけでそのグループから去りましたが

私が去っても私の悪口を書いていたとの事で、よっぽど場違いだったようです

その方曰く同じ真空管アンプでもオーディオノートのアンプはハイエンドだが

 

WEはビンテージでハイエンドには入らないとの事、ハイエンドの定義とは何か散々書かれましたが

 

その人の説明では全く意味が分かりませんでした、

 

グループでの入会の定義を調べてみると

「自作派」、「改造派」、「コレククター」、「エントリーレベル」の人は基本お断りと書かれています

 

なるほど、ビンテージはダメとは書いていないが、古いものは殆ど投稿されてないです

投稿をよく見ると、新しい高級品が多く単に「高級オーディオ」の事のように思えるが

 

ネットで調べても日本では、ハイエンドオーディオ=高級オーディオらしい

 

 

正直、私の中では昔からハイエンドオーディオもヴィンテージと言われるオーディオも

区分はありませんのでよくわかりません

22年前の写真ですがチェロとレビンソンとWEが混在していました

 

 

ハイエンドなサウンドを奏でるつもりも、

ヴィンテージなサウンド奏でるつもりも、

ましてやWEサウンドを奏でるつもりもありません

 

求めるサウンドは・・・・

 

 

 

もう大昔のことですが、私が若い頃

オーディオ輸入商社の方から海外の定義を聞いたことがあります、エレクトリの方だったかな?

 

サウンドステージと言う考えや、音像定位の話もその時初めて教えてもらった気がしますが

 

その方の話では、アメリカでのハイエンドの定義は

「まるで目の前で演奏しているよな、演奏会場の雰囲気や空気感まで伝わる」

 

リアルな臨場感が再生ができる

 

そんなオーディオ機器がハイエンドオーディオ機器だよ

と言われたことがあります、

 

当時、結構様々な輸入商社の方と話す機会があって、他にも色々海外のことを教えて頂いたのを覚えています

スコッチウイスキーの旨さもその時教えて頂きましたね

 

日本のメーカーの方は性能の事ばかりで、あまり興味がわかず、海外のオーディオ論を話す輸入商社の方の話が好きでした

 

海外ではハイエンド・オーディオは金額や高級品での定義ではなく、

「リアルな音場」が再現できるかどうか、まあ当時リアルな音を聴かせていたのは高級品だったのは確かですね

 

 

 でもこの「音場表現」が結構曲者で、特に現代のソフトの音の定位は「偽造」され造られた音場ですよね

LIVE盤やダイレクトカッティング、その他特別のレコーディング以外は殆ど

 

各演奏者の最高の演奏をミキサーやプロデューサーの腕次第で創り上げているといって良いでしょうね、

 

そんな人為的に造られた音像定位を表現することに、なんの意味があるのか分かりませんが

 

ハイエンドと言われるオーディオ機器は、レコードや、やがて殆ど偽りの音像のデジタルCDの

 

無意味な音像定位を描くサウンドステージに重きを置くようになって行った気がします

 

 

音像定位を求められると、オーディオ機器は音の解像度を上げる事で答える事になり

 

スピーカーは余分な音を「消して」ソフトの定位に答えるために、能率を下げ「低能率」になっていった

 

 

アンプはスピーカーの要求にこたえて大出力を出すことと、「解像度」を上げるための「性能」が求められて

 

どんどん音の個性を無くして・・、消して

 

やがてオーディオ機器は、その存在の無いものが優れている

無色透明なオーディオ機器がハイエンドと言われるようになった気がします

音のバランスがよく、乱れが無い特性に優れ、定位の良いものが、良いオーディオ機器

 

バランスの良いと言われる機器」それがハイエンド・オーディオ機器となった気がします

ピーク・ディップのあるものや、音に個性のある機器は、

 

ハイエンドではなく、やがてそんな個性的な機器は敬遠されるようになってきた気がします

 

日本のメーカーを中心にそんなバランス特性の良い無色透明を目指すオーディオが一般的になり、

普及品までもがそんな傾向になって個性の無いオーディオ機器の誕生となって行った気がしす

ウイスキーもオーディオもクルマもなんだか同じ傾向にある気がします

 

 

 

さて

本来の、昔のアメリカの「ハイエンド・オーディオ」の定義に戻りますが

「リアルにまるでその場にいるような音楽を奏でるオーディオ機器」ですが

 

この「その場にいるような雰囲気」の「音像定位」だけが一人歩きし

 

ソフトのサウンドステージを演出するオーディオ機器がハイエンドになって来たと思いますが

 

「その場にいるように感じる」のは定位感だけではないと思います

 

 

疑似体験には「臨場感」の演出が大切だと思います

 

 

臨場感の演出には空気感や力感、躍動感などが伝わる「演出力」の表現力が大切だと思います

 

最も臨場感の演出が出来るのは「画像」だと思います、AVが流行ったのは当然ですね

 

 

画像の無い「音像」で臨場感を得るには、何が必要か

 

空気感、躍動感、生命感、緊張感、静寂感、エネルギー感、安定感をも感じるには

 

やはり必要なのは、そんな「感性に」働きかける事が出来る音だと思います

感性に響く音とは、私は「魅力ある音」だとおもっています

 

では魅力とは何か・・・・・、魅惑だと「心をひきつけて迷わす」でしょうし

心をひきつける「音」ってどんな音だと思います

 

これも勿論持論ですが、自分に無いものをもった人に魅力を感じるし、逆に嫌悪感も感じますが

 

魅力的な音の正体は「バランスの取れた特性の良い音ではなく」

 

不快感を感じずに引き付ける魅力を持った音

引き付ける魅力的な個性的な音で、感性の表現力が豊かな音

 

つまり「アンバランスなバランスが取れた音」とでもいうのでしょうか

 

 

全くバラバラなアンバランスは論外ですが、

 

一定の基準を超えてアンバランスも兼ね備えた

そんな音を奏でるのが時の淘汰で生き残ったビンテージなオーディオ機器だと思います

ほんとにバランスの悪いダメなオーディオ機器は数十年の時間の中で朽ち果て

 

人の心を動かすことが出来るような「魂のこもったオーディオ機器」

 

 

まあどちらの臨場感も所詮

 

ごまかしの定位感を造るハイエンド

まやかしの魅力を演じるビンテージ

 

かもしれません、どちらに魅力を感じて楽しむのか、

楽しめる道を選べばいいと思います

 

 

私のオーディオを時々振り返りながら

俺は何故、ハイエンドオーディオを捨てヴィンテージに進んだのか

 

 

 

しかも本当のヴィンテージを使わず(高くて買えず)ビンテージを演じる

レプリカでビンテージを楽しむのが我がオーディオ

世間一般のビンテージオーディオの定義からも

 

ハイエンドオーディオの定義にも当てはまらない

 

 

我が悲しきオーディオですが

 

やっと最近私の思い描く通りのサウンドを叶えてくれています

 

その演出力だけは「本物だと思っています」

ワクワク・ドキドキの音楽を今日も楽しんでいます