スピーカーケーブルと言えば「寄り線」が当たりまえ
単線は個性的な少数派でした
しかも能率の低いスピーカーが高音質で音がいいとされ
低能率で高音質はSPは「太い寄り線」じゃないと鳴らない!
とまで言われていて、それが当時の定説でした
「おおらかな」刺激の少ないクラシックモニターサウンドの801Fですが
私好みの、WEサウンドような躍動感あふれ
シャープでピントが合ったサウンド奏でたいと思っています
まずは内部配線を確認しようと、恐る恐る801Fウーハーを外してみると
やっぱり、当時の御用達モンスターケーブルがウーハーに使われていました
メーカーがこんな太いケーブルを繋ぐかなー?
もしかしたら誰かが、改造してやり直したのかな?
でもこの801Fは、とあるメーカーが使って、その後は私、そして30年間温存してくれた友が使っただけ
誰もわざわざワイヤーを変えたりはしない人達だ、
よく見ると
ワイヤーにはL1・L2のタグが付いている
やはりこれはメーカー純正のようである
当時のメーカーB&Wが決めたのか、ナカミチの要望かわかりませんが
バイワイヤリングの低域用ウーハーに直結端子からウーハーには
モンスターケーブルが純正のようです
当時のまま使うのもいいですが、切れのあるサウンドを奏でるには
単線がいいと思っています、
寄り線は聴きやすいですが、切れが鈍くなり私の好みでは無いと思っています
私の好み流にワイヤリングを変えて楽しもうと思いますが
中高域は構造上難しいので、低域だけ単線に変えてみることにしました
あえてWEではなく、現在の技術の結晶LANケーブル単線で配線
引き締まったサウンドは気持ちいい、あの鈍いウーハーが弾む
えっこれB&Wだっけ?
そんなサウンドだが、残念ながら音量を上げると
音がキツイ
いかに最新情報伝達技術の結晶であっても、明らかにワイヤーが細すぎるようだ
単線と低域ユニットの相性は問題なさそうだ
やっぱりここは王道のWE単線に変更
能率が低いSPだからなのか、ワイヤーの太さは「豊かさ」を表現します
「豊」と言っても、滲みや、膨らみは当然ありません
キツさ硬さが消えました
流石WE単線、同じ単線でもスピーカーケーブルとしての役者が違います
役者が違うとは、音の表現力が全く違います
音のリアリティー、あたかもそこで歌っているかのような「リアリティー」
この表現力にWEは長けています
クリアな透明感等は、LANケーブルの方が上かもしれません
が
ゾクッとするような歌声、表現力は、役者が違います
やはり私はWE単線が好きなのかな?
ならばせっかくのバイワイヤリング端子が付いたスピーカー
ワイヤリングもWE単線でバイワイヤリングケーブルを作ってみました
これはこれは素晴らしい~
バイワイヤリングは明らかに情報量が増えます、
情報量が増えるとキツさ硬さがさらに良く成りましたね
低能率スピーカーの単線仕様は聴いたことがなかった
新しいサウンドステージです
まだまだ聴き込まないと煮詰まりませんが
タイトなB&Wサウンドです