80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

Coming Soon

2013-10-28 18:01:42 | レトロゲーム機1975-
 TVゲーム機関係の備忘録です。時間のある時に作成するため(多分)、とりあえず置いておきます。


 任天堂より1977年に発売されたカラーテレビゲーム15。その名の通り15種のゲームで遊べた。


 任天堂は、これのヒットに気をよくしたのかレーシング112、ブロック崩し、コンピュータTVゲームと次々と投入していきます。


 カラーテレビゲーム15と同時期に発売された廉価版カラーテレビゲーム6。


 当時一万円を切るという戦略的価格で登場しました。


ダイヤル式の操作スイッチ。


 中身はカラーテレビゲーム15と同じなのですが、外部のスイッチで6種類にゲームが制限されて、コントローラーも本体直付けに。


 テレビゲームの老舗エポック社よりカラーテレビゲーム15に対抗する形で1978年に発売されたシステム10。その名の通り10種のゲームで遊べます。


 なんともかっこよい付属の光線銃がそそります。


 高級感を漂わせるなんとも大きな本体。


 こちらは、玩具メーカーの老舗バンダイから同時期1977~78に発売されていたTV JACK。


 そのシリーズの中でも一万円を切る価格で発売されていた廉価版のTV JACK1000。


 この頃は、TVゲームのプチ・ブームであり、トミーからもTV FUNという似たシリーズが出ていました。FCが発売される5年以上前、それどころかG&Wなどの電子ゲーム以前のこと。


 こちらは、エポック社からシステム10に続いて1979年に発売されたテレビ野球ゲーム。


 取扱説明書。


 本体より分離可能な操作ボタン。


 野球のゲーム化というよりは野球盤のゲーム化といった感じでしたが、ポンやブロック崩しばかりの中にあって、人型のキャラクターが動かせるというのは確かに新鮮で魅力的ではありました。


 こちらは、米国マテル社が1980年に発売したマテル インテリビジョン Intellivision。日本では、1982年にバンダイよりインテレビジョンとして販売された。当時の日本での価格は、49,800円という破格なもの。あまりに高価だったため売れなかったのか一年ほどで撤退し、翌年にはアルカディアという香港製のゲーム機が19,800円で発売された。


 本国アメリカでは1991年頃まで売られていて150本以上のソフトが発売さている。シューティング、アクション、スポーツ、テーブルなどの定番だけでなく、ダンジョン&ドラゴンズのシステムを採用したRPGまで揃っている。


 インテリビジョンの最大の外見上の特徴は、この電話機みたいなコントローラー。アルカディアでも似た形を採用していた。様々なソフトに対応できるように、この時期なりに拡張性を最大限に考えた結果だと思う。


 スイッチとリセットボタンと、本体はかなりシンプル。本体横は、Atari2600と同じく木目調のプラスチックが貼ってあって、高級機であることをアピールしている。


 インテリビジョン最大の特徴は、ソフトにコントローラーに被せるオーバーレイが付いているところ。プラスチック製のカードみたいな物が付いています。コントローラーに差し込んで、0~9まである10個のボタンのうち対応するものを使用するという仕組み。ファミコンのコスト的にも操作的にもシンプルで優れた十字キーに淘汰されてしまいましたが、アイデアとしては面白いと思う。


 ベースボールのオーバーレイ。それぞれの守備位置に対応したボタン配置となっている。これは視覚的にもわかりやすい。


Coming Soon・・・

PAX パワーグローブ(PAX Power Glove)・パックスコーポレーション

2011-07-17 23:42:03 | レトロゲーム機1975-

 PAX パワーグローブ(PAX Power Glove)は、パックスコーポレーションより1990年に発売されたFC用の周辺機器。当時の販売価格は、19,800円。米国製との話もありますが、箱には製造販売元パックスコーポレーションと記してあり、Active Electronics Corpとの記載もあって、開発元はちょっとわかりませんでした。米国ではマテル社より販売されていたそうです。


 チープなサイバー感が、いかにもな感じを受けて現在ではネタ扱いされることが多いですが、PCの入力デバイスとしてデーターグローブというものがあり、これはそれの玩具版ということのようです。発売が1990年とFC最後期のため、当時実際に目にしたり、遊んだことのある方は少ないのではないかと思われます。どちらかというと、FCネタをやる際のマニアなネタアイテムとしての方が、有名な一品と言えるでしょう。


 箱を開けたところ。TVに設置するセンサーと、FC本体との連結器パワーグローブ本体。グローブには、連結器に接続するためのコネクターがついています。


 サイバーな感じがイカス取り扱い説明書、グローブの取り付け方や注意書きを記した紙。


 TV上に設置するLEDパネルと、そこから左右に伸びるチューブ端に2つのセンサー。イメージからだとグローブのみで使えそうな感じがしますが、えらくおおごとになってます。


 TV上に設置するLEDパネル。グローブを上下左右に動かすと対応したLEDランプが点灯して、信号を正常に受信できていることを知らせます。


 チューブ先端のセンサーと、FC本体、グローブとの連結器。連結器を介してTVに設置したセンサーとFC本体、グローブとをつなぐ必要があり、現在の体感ゲームのように簡単にはいきません。


 取説の設置図。たかだかコントローラーを使うために、えらいことになっています。おまけにセンタリング(基準となる中心位置)を出す必要もあったりします。


 パワーグローブのコントロール装置。パワーグローブ用の14のプログラムを選択するために使用します。普通のコントローラーとしても使えて、取説にはRPGのパスワード入力に使えとも記してあります。またデザイン上の重要なポイント(アクセント)にもなっているかと思います。これを使った方が早いという、つっこみはお約束。


 装着したところ。ゴム製のため軽いです。サイバーな雰囲気とは裏腹に、ゴム手袋をした時にもっとも近い感覚。


 握るアクション。コロコロコミックやボンボンのFC漫画的なかっこよさがあります。ギャバンとか、80年代の宇宙刑事ものを思い出させてくれます。


 腕のアクションが、画面上でどのような動きに対応しているかは、あらかじめ設定されたプログラムにより決定します。ボクシングゲームだと、腕を前後に動かすことによりパンチを繰り出します。


 あまり見ることのないパワーグローブの裏面。サイバーなゴムカバーは、実は表のみで、裏はリストバンドで閉めるようになっています。手袋部分も布製。せめて合皮でしてほしかったところ。


 あまり長く装着しているとかゆくなってきました。


 センサーを使用しているということで、ブラウン管ではない液晶画面でもいけるのでしょうか。まず使う機会はありませんので、どちらでもいいことですが。その後の体感ゲーム、Wiiなどの流れを見ると、アイデアとしては悪くなかったのだと思います。ただ時代が早すぎた、技術やコスト面が追いつかなかった、ということなのでしょう。今だったら、もっと安くセンサーなどもなしでいけそうな気がしますので、任天堂HORI社あたりにNEWパワーグローブを期待したいところだと思います。


参考:Wiki PAX パワーグローブ、パックスコーポレーションの項、PAX パワーグローブ取扱説明書

ファミリーコンピュータ ロボット(FAMILY COMPUTER ROBOT)・任天堂

2011-05-26 19:17:16 | レトロゲーム機1975-

 ファミリーコンピュータ ロボット(FAMILY COMPUTER ROBOT)は、任天堂より1985年に発売されたファミリーコンピュータ用周の辺機器。


 ディスクドライブが発売される前、ファミコン光線銃、ファミリーベーシックの後に登場しており、初期のファミコンを語る際には外せない周辺機器のひとつだと思います。開発者は、光線銃の横井軍平氏で、当時9,800円という価格で発売されました。


 箱より取り出したところ。プラスチック製のトレーに囲まれる形で収まっています。


 前面。胸部が上下左右に動き、このロボットの動きは、基本的にこことアーム部分の開閉だけで成り立っています。顔も上下に上げ下げ可能。これは手動で、TV画面との調整用。


 。円形の土台に棒状の支柱、頭部という足のないロボットなんですね。逆にいうと、これでロボットっぽく見せているのだから、大したものだと思います。


 後ろ。土台から伸びているコードがロボットっぽさを強調。


 土台。電源スイッチがあります。マイクロコンピュータ(頭脳)は、ここに内蔵。


 FAMILY COMPUTER ROBOTの金文字がイカス。


 足(土台)裏。電池ボックスがあります。
 

 取扱説明書。これだけでは遊べませんので、TVの前でのセッティング方法や、内部構造についての解説になってます。専用ソフトは、『ブロックセット』『ジャイロセット』の2本のみ発売。TV画面からの信号を頭部センサーで拾い、頭部内のアンプで増幅、背中のコードを通して台座のCPUへ伝えます。ここから内部のモーターへ指示が出て、ロボットが動く仕組みになってます。アーム開閉でブロック等を挟み、胸部の上下移動で上げ下ろし、胸部の左右回転で左右に運びます。かなり単純な動作を組み合わせて、ロボットらしい動きを作り出していることがわかります。またTV画面からの信号を拾うところは、光線銃よりの応用。


 こちらは、専用ソフトのひとつ『ブロックセット』。『ジャイロセット』の方は、コマ(ジャイロ)が入っており、かなり大型のセット箱になります。ブロックセットも、ジャイロセットも、昔からいまひとつ遊び方がピンときません。当時から有名でしたが、実際に持っている人はまわりにおらず、実際に遊んだことはなかったからかな。


 何かに似ていると思ったら、日本伝統の茶運び人形っぽい。一度見たら何か忘れられない日本人の琴線に触れる形なのかも。


 つぶらな瞳。

 ゲーム機にロボットをセットして遊ばせようという奇抜なアイデアは、今でも十分インパクトがあります。横井軍平氏のアイデアは、いつも進みすぎていて、時代や技術が追いつけなかったという気もします。またG&Wにしても、光線銃やこのファミコンロボット、ゲームボーイバーチャルボーイにしても、共通している点はデザインの良さ。この時代を超えてしまうデザインの良さは、氏の美学の表れだったのでしょうか。


レトロゲーム遊びの助手に欲しい一台。

Wiki ファミリーコンピュータ、ファミリーコンピュータ ロボットの項

ファミリートレーナー・バンダイ

2007-07-21 11:58:25 | レトロゲーム機1975-

 ファミリートレーナーは、株式会社バンダイより1986年に発売されたFC用の周辺機器のひとつ。


 80年代にはFCの大ブームを受けて、ファミリーベーシックやロボット、ディスクシステムなどの周辺機器も多数販売されました。コントローラー(入力装置)もジョイスティック型の本格的なものや、連射機能付き、はては“パワーグローブ”などの変り種も登場しました。このファミリートレーナーも、変り種コントローラーの一種だと言えるでしょう。


 箱を開けたところ。新品時、どのように収納されていたかはわかりません。


 広げたこところ。結構でかいです。こちらはA面


 こちらは裏面のB面。数字が並んでいます。


 リバーシブル仕様なんですね。


 ファミコンに挿すケーブル。


 ファミコン周辺機器というのをアピール。

 基本セットの内容は、マット専用カセット(アスレチックワールド)、説明書となっています。これはマットを床において、手の変わりに足で入力をするという装置で、発売された専用(対応)ソフトは全部で10本、①アスレチックワールド、②ランニングスタジアム、③エアロビスタジオ、④ジョギングレース、⑤迷路大作戦、⑥マンハッタンポリス、⑦ファミトレ大運動会、⑧突撃!風雲たけし城、⑨風雲!!たけし城2、⑩来来!キョンシーズ。こうしてみるとスポーツ系の体を動かして遊ぶ(イメージの)ゲームが多いです。この当時は、子供が家の中で飛び跳ねたりすることが敬遠されてかそれほど売れなかったようです。それでもバンダイの宣伝が上手だったのか、インパクトがあったためなのか、なぜか印象に残っているFC機器のひとつですね。


 アスレチックワールド


 おねーさんも楽しそうです。

 個人的には、この手のソフトで遊ぶ年代は過ぎてましたので、実際に遊んだとか身近に持っている人がいたという経験はありません。ただこのアイデアは、かなりのインパクトがあったのかゲームセンターの体感ゲームとして、その後も何度か採用されたようです。特に“DanceDanceRevolution”のヒットの裏には、ちょうど子供のころにこれで遊んだ(インパクトを受けた)層が、ゲームセンターで遊び始める年代になっていたということがあったのかもしれませんね。また、体の動きを使ってゲームに働きかけると言う意味では、任天堂wiiに通じるところもあるかもしれません。ひとりで遊ぶよりも、家族や友達、ギャラリーとともに遊ぶためのものと言う意味では、ある意味もっとも“ファミリー”コンピュータらしい周辺機器だったといえるでしょうか。これを懐かしいと感じる人には、多分そういう思い出がくっ付いていると思います。


 ファミコンでスポーツ!?楽しいファミトレ。いいコピーです。


 これを現在遊ぶのはなかなか難しいと思いますが、流行の“脳トレ”+プラグイン型TVゲーム機として現代に復活しているようです。『川島隆太教授監修 脳と体を鍛える体感頭脳ファミリーマットレ』e-Toyレポートの紹介記事。

※ファミコンと同年代として分類しています。



参考:Wiki ファミリートレーナーの項

ツインファミコン(twin famicom)・シャープ

2007-07-08 16:03:08 | レトロゲーム機1975-

 ツインファミコン(twin famicom)は、シャープ株式会社が発売したファミリーコンピュータの互換機ファミコン本体とディスクシステムを一体型にした機種で、1986年に定価32,000円で登場しました。


 ファミコンとディスクシステムがひとつになった!


 ROMカセット挿入口。開閉式になり高級感を漂わせます。


 電源とリセット、真ん中がカセット取り出し用イジェクトスイッチ


 ディスク挿入口


 イジェクト上のスイッチで、ROMとディスクを切り替えます。


 背面に窪みが。コントローラーの収納は、左右からここに移動。


 誇らしげなFAMICOMのロゴ。

 シャープより互換機が発売された経緯としては、諸説あるようですが“ファミコン”の商標をシャープが先に取得しており(オーブンレンジのものだったとか)、この後玩具の区分でも取得、その商標を譲ってもらう代わりに任天堂が許可をしたということのようです。※商標関係の詳しいいきさつはこちらに解説があります。またG&Wの液晶もシャープが担当しており、以前から任天堂との結びつきが強かったこともあるのでしょう。


 表面には凹凸がなくシンプルなデザインですが、端子が沢山あります。


 側面の拡張端子B端子Aとは形が異なります。


 背面のRFコンバータ拡張端子と、AV出力端子ACアダプター用端子


 下部にも、拡張端子Cと拡張端子Dが。これは何に使うのかわかりません。

 この機種の最大の特徴としては、任天堂のファミコン本体とディスクシステム両方の機能を兼ね備えており、これ1台でロムカセットとディスクカードのゲームを遊べるという事です。またもう一つの特徴として、ファミコンが映像出力がRF方式のみであるのに対して、RFコンバータ拡張端子と、AV出力端子を備えているという事。そのため高性能な映像と音声出力が可能になっています。その後、任天堂からもニューファミコン(AV仕様ファミコン)が発売されましたが、この当時としてはちょっと嬉しい装備でした。また後期型には、連射機能も装備されていたようです。この当時高橋名人の全盛期で(ツインファミコン広告チラシにもTVのCMにも登場してます)、連射機能を持ったパッドが発売されたりしていました。ということでこの機種は、様々な機能を追加した高性能型ファミコンという位置づけでよいかと思います。実際にファミコン本体とディスクシステムを別々に買うより、本体価格が高くなっています。色は赤と黒の2色があり、前期型と後期型があります。写真のものは前期型。


 当時、デパートの家電売り場には、ツインファミコンの箱が積んでありました。

 ほとんどの家庭では、ファミコン本体をまず買ってもらい、ディスクシステムが登場すると追加で買ってもらうという経緯をたどっているでしょうから、この本体を持っていた人が身近にいた記憶がある方は少ないのでは。個人的にも、この機種にはほとんど縁がなく、当時はデパートの試遊機でデモっているのを眺めていたくらいでした。20年ぶりに今更手にしてみて思うことは、意外と高級感がある(玩具っぽさが少なく、しっかりした作りになってる)ということでしょうか。実際これは玩具扱いではなく、家電扱いになるのだそうです。そのため現在でもシャープで修理を受けることが可能だそうですが、修理費も(家電のため)高いのだとか。大きさ、重さ的にはセガ・サターンに近い感じです(セガサターンにも、日立やビクターより互換機が出ていました)。また後継機であるスーパーファミコンの互換機(CD-ROMと一体型になったもの)は、ソニーより発売される予定になっていましたが、その契約が破棄されたことからPSが誕生したというのも有名な話ですね。


 お金持ちの証?自宅にはピアノとか置いてありそう。

 ということでこの機種、個人的にはお金持ち(御坊ちゃん)の持ち物という印象があります。この当時は、友達のうちでPC-88で遊んでおり、MSXとセガマークⅢを所有していましたので、これが欲しかった記憶というのはありません。4096色発色のFM-77AVMZ-2500などが登場していた頃で、そちらに目がいっていましたね。87年にPC-ENGINE、88年にメガドライブが登場してきますので、発売時期としても(遅くはないが)微妙な時期だったのではないでしょうか。その割には、強い印象の残っていたりする不思議な機種でもあります。

※86年発売ですが、FCと同時期として分類しています。



Wiki ファミコン、ツインファミコンの項、CVS オデッセイ、Runner's High!、Lost Legend 失われた伝説のゲーム