80年代Cafe

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ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 モビルスーツ マ・クベ専用 ギャン・バンダイ

2014-09-20 13:23:17 | ガンプラ・プラモデル

 こちらは、バンダイより発売されたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 モビルスーツ マ・クベ専用 ギャン


 ジオン公国突撃機動軍大佐マ・クベのために開発された専用モビルスーツ。高出力の試作ビームサーベル(ビーム剣)を携行し、シールドに内蔵されたニードルミサイルを持つ白兵戦に特化した機体である。マ・クベは、テレビ版の第16話・18話・20話・22話~25話・36話・37話に登場した司令官であり、様々な手を用いてホワイトベースを攻撃してきた官僚であった。それまでのロボットアニメでは、最終話付近で敵の高級幹部が搭乗した強力な兵器と戦うというのが、ひとつのお約束であり、その文脈上で用意された兵器。ガンダム世界では、兵器の開発は民間の軍需産業が担っており、リアリティの上からも個人のための兵器というのはありえなかった。そのため、後付でゲルググと同時期に次期主力量産機の座を争った試作機と設定された。


 外観上は中世の騎士風であり、ビームサーベル(ビーム剣)を使用してのフェンシングのような戦いをする白兵戦専用機という設定も、リアリティの面からガンダム世界からは少し浮いていた。そのためか、劇場版めぐりあい宇宙編では、バッサリとカットされてしまった。テレビ版では、ホワイトベースがテキサスコロニーに寄港する第37話にのみ登場した。その後も小説や漫画には登場しているが、続編となる作品群にもほとんど登場していない、1話のみに登場したある意味希少種のようなモビルスーツ。


 外観上最も特徴となるのが、シールド正面にハイドボンブと呼ばれる機雷を25基、縁にニードルミサイルを60基内蔵した、ミサイルシールドのデザイン。シールドではなく、携行ミサイルランチャーという説もあるようだが、やはりリアルさを優先し始めた劇場版以降のガンダム世界には、無理があったか。デザイン的には、なかなか秀逸だと思いますが。


 重モビルスーツだとか、陸専用モビルスーツだとか、最終量産型だとか、いろいろ設定があったほかのものと比べても、あっさりジオン軍モビルスーツとそっけない。


 白兵戦用のスリムな機体なので、ポージングもそれなり。


 ジオン軍大佐のマ・クベ。白磁の壷を偏愛しており、最後の言葉もこの壷を託すものと、色々と突っ込みどころの多い人。ガンダムとの戦いでは、それなりに健闘している。


 開封時。鮮やかなスカイブルーの成型色がきれい。


 このベストメカ・コレクション 1/144シリーズとしても、かなり後期のものだと思われますので、なかなかまとまっている。


 色指定図。原色のアニメ調の塗装が似合うモデルかも。


 ボージング例。後ろ向きの例が、盾や剣をだらりと下げているのもどうかと思いますが。


 シンプルだけど、この300円という廉価な価格の中でよくまとまっています。


 プラモ狂四郎にもメインとしては登場していない。狂四郎のリメイクと言える2013年のガンプラバトルアニメ、ガンダムビルドファイターズでは、ササキススムという登場人物の使用機体として活躍した模様。それにしても、現在ゲームセンターで稼動中の機動戦士ガンダム戦場の絆とかを見ると、あの頃夢でしかなかったものが現実になっていて、驚かされます。なぜ、一介の模型店のおやじであるマスターが、ガンダムシミュレーターとか運営できてたんでしょうね。


 ということで、ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 モビルスーツ マ・クベ専用 ギャンでした。



参考:Wiki ギャン、マ・クベ、ガンダムビルドファイターズの項、機動戦士ガンダム戦場の絆公式サイト

ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググ・バンダイ

2014-09-19 22:34:10 | ガンプラ・プラモデル

 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググ


 ザクの後継機として開発された、ジオン軍最後の量産型モビルスーツ。一年戦争の末期に投入された、量産型としては破格の高性能機であり、機体性能はガンダムと同等以上といわれている。特徴としては、ガンダムと同等以上の性能を持たせることを主眼に開発されているため、ビームライフルとビームサーベル(ビーム・ナギナタ)を装備している。量産型の戦場への投入時期が遅く、熟練パイロットが残っておらず、学徒動員兵の搭乗によって大きな戦果を上げることもなく終わった悲劇の機体。シャア専用ザク、シャア専用ズゴックに続く、シャア専用機が準備されたモビルスーツでもある。


 TV放映時には第37話にてシャア専用機が登場。第38話ではテキサスコロニーにてガンダムと戦闘を繰り広げ、機体を損傷して撤退。エルメスと共に出撃して第41話では右腕を失いエルメスもガンダムに破壊されてしまう。42話では量産型が登場している。劇場版めぐりあい宇宙編にも登場しているが、エルメスに戦場の主役を奪われ、ニュータイプとして覚醒を始めたアムロの前には、防戦一方でよいとこ無しといった印象だった。物語の展開上、試作機であるガンダムと同等程度と高性能の割には、あまり目覚しい活躍をすることができなかった。


 ベストメカコレクションの1/144スケール版では、なぜだかリック・ドムと同じく他のモデルより大型のサイズとなっている。


 ジオン軍最終量産モビルスーツの文字が。シャア専用の赤い文字がかっこいい。シャアには初期生産型があてがわれていて、シャア専用機が特に量産型に比べて性能が良いをいうわけでもないらしい。


 モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやると、ガンダムより性能の劣るザクでアムロを翻弄した頃から比べると、うろたえるばかりで逆に翻弄されてしまうシャア。ただ、この頃には人間臭さというか人間味は出ていた。


 開封したところ。箱が大きいということは、ガンダムに比べると大型なんでしょうか。


 ゲルググ独特の形状を持つ盾。


 塗装指定図。あずき色とかサーモンピンクとか書いてあります。


 写真やイラストを参考に塗ってくださいというのは、逆に作る側に委ねている部分が大きいのかも。そもそもガンプラは、指定どおりに正確に作るというモデルではなかった。


 完成図。マッチョな現在のモデルと比べると線が細いような気がする。


 頭部の組み立て図を見ると、ゲルググがザクの後継機ということがよくわかる。戦闘での破損を避けるためパイプは内部に収納され、後頭部には冷却フィンが付いている。指揮官機なので、装飾を兼ねた通信アンテナを装備。


 プラモ狂四郎には、模型集団プラモ帝国エンペラーのリーダー山根の搭乗により1/100スケールのゲルググが登場している。同じ戦いには、量産型の1/144スケールのゲルググも参加。改造例として、肩にモーターを仕込んで腕が回転するようになっている。この状態で、肩や腕が普通に可動するようにするのは、そうとう無理があるような気もしますが。


 1/100ゲルググの弱点である、胴体を90度ひねると腰から外れてしまうという点を狂四郎に突かれて破れている。同じように1/144の方は、肩が上まで上がらないという弱点を突かれている。


 プラモ狂四郎の人気の秘密は、このように改造例を紹介しつつ、実際のモデルの構造をストーリーに取り入れていた点にもあると思います。このことから、より物語を身近なものに感じ、現在よりホビー誌が少なかった頃の製作指南の役目も果たしていました。


 惜しむらくは、ストーリーの展開上、エルメスとニュータイプの覚醒がメインのテーマとなっているため、劇中での活躍がほとんど見られないところ。ビームナギナタとか、なかなかいかした装備だと思うのですが。それなりに見せ場があった、ザク、グフ、ズゴック、ドム等と比べても、もったいない気がします。


 ということで、ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググでした。



参考:Wiki ゲルググ、プラモ狂四郎の項、プラモ狂四郎/講談社

ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍重モビルスーツ 宇宙戦用 リックドム・バンダイ

2014-09-15 22:15:10 | ガンプラ・プラモデル

 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍重モビルスーツ 宇宙戦用 リックドム


 ドムは、大きく分けて陸戦用量産型モビルスーツのドムと宇宙戦用量産型モビルスーツであるリック・ドムの2種類があります。造形が同じことからか、1/144スケールのベストメカ・コレクションでは、陸戦用のドムは発売されませんでした。ということで、ここでは陸戦用のドムも一緒に扱います。陸戦用のドムは、TV版ガンダムでは第24話、第25話に登場。黒い三連星がこの機体に乗り、三台が一列に並び連続攻撃を仕掛けるジェット・ストリーム・アタックという戦術でガンダムを苦しめました。劇場版では、24話と25話の戦闘が一回の戦闘にまとめられ、わりとあっさりと一度に敗れている。この黒い三連星という呼び名が、シャアの赤い彗星と並んで有名な機体と言えます。もう一方のリック・ドムでは、大気圏内用のジェットエンジンをロケットエンジンへと換装し、宇宙戦用としたもの。外観上の大きな違いは、腰部・脚部に各3基のスラスターノズルが設置されている。TV版では31話で登場、以後最終話までザクに変わる量産型のモビルスーツとして使用された。こちらは、画面に登場すると同時にガンダムに打ち落とされるなど、陸戦時の活躍が嘘のようにやられメカであった。


 デザインは大河原邦夫氏。重モビルスーツということで、重量感や安定感のあるデザインになっている。ガンダムのデザインモチーフは侍の鎧という話がありますが、ヒートサーベルを背中に背負ったこのデザインは、さしずめ胴と袴を身に着けた剣道家というところでしょうか。


 大型のモビルスーツということからか、1/144スケールのベストメカ・コレクションではパッケージが他のものよりひと回り大きなものになっている。価格も他の300円に対して500円と若干お高くなっている。


 ジオン軍重モビルスーツ (宇宙戦用) リックドムという名称。なぜかベストメカ・コレクションシリーズの通しナンバーが付けられていない。


 パッケージ側面のポージング例では、黒い三連星を意識してか3台が登場。


 パッケージを開けたところ。黒いボディ部と紫のスカート、脚部という独特の成型色。黒い三連星ということもあってか、当時は複数買いが普通だったのか、ガンプラのブーム期には手に入らなかった。


 スカート、脚部のランナーは一枚が折れて2つに分かれて入っている。この写真のものだけの事かとも思ったが、つながったままではそもそも箱に入らないので、これがデフォなんでしょうな。


 組み立て説明書兼塗装図。相変わらず色指定がないところは、パッケージの絵や写真を参考にして塗ってくださいとアバウト。


 完成写真。最初期の1/144スケールモデルにしては、いい感じですな。


 両手でヒートサーベルを握れるなど、可動域に関しても頑張っている。


 ドムは、人気のあったモデルなのでプラモ狂四郎にも登場しているが、ライバルで友人の健の搭乗により出ると同時に改造を施したグフにやられているなど、あまり活躍はできなかった。


 物語後半のリック・ドムでは、量産型の雑魚という扱いだったので、あんまり強いというイメージがなくなっていたということもあるのかも知れません。


 プラモ狂四郎では、クラフト団というモデラーの集団が原作を担当しており、割と通好みの(マニアックな)機体を使う傾向にあった。ポピュラーすぎるドムだと、物語の意外性という意味でも主役機には選べなかったのかも知れませんね。


 もう一つ、80年代周辺のドムといえば、セガのスペースハリアーに登場した名前もそのまんまドムというロボットが有名。黒い機体は3台が並んでジェットストリームアタックを仕掛けてきたり、単体で登場する手ごわい赤い機体があったりと、ロジャー・ディーンの世界に影響されて創造されたゲーム世界をより広げる役割を果たしていた。おおらかな時代だったんですな。


 ということで、ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍重モビルスーツ 宇宙戦用 リックドムでした。



参考:Wiki ドム、リック・ドム、ガンプラの一覧の項

ベストメカ・コレクションNO.17 1/144 連邦軍量産型モビルスーツ GM(ジム)・バンダイ

2014-09-15 12:25:14 | ガンプラ・プラモデル

 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクションNO.17 1/144 連邦軍量産型モビルスーツ GM(ジム)


 ジオン軍の新型兵器モビルスーツに苦戦していた連邦軍により試作機として開発されたのが、長距離戦用のガンタンク、中距離戦用のガンキャノン、近距離・白兵戦用のガンダム。そのうちのガンダムの量産タイプとして、再設計されたのがこの連邦軍の量産型モビルスーツジム。ガンダムは、試作機ということで採算を度外視して作られており、そのままでは量産が難しかった。武装や装甲素材などの性能をガンダムより落とすことでコストを下げ、量産化を可能とした、ジオン軍だと量産型ザクに相当する機体である。戦場ものとしてリアルな方向性を目指していたガンダムにとって、一台しかない主役機と毎回登場する敵ロボットというそれまでのロボットアニメでお約束の図式は、回避すべきものだった。そこで、量産型の試作機という形と司令官専用機という形をとることで、それまでのロボットアニメの常識を変えた。


 このジムの登場により、ガンダムが一台しかない特別な機体ということをより強調して、より世界観を深める役割を果たしていたと思います。低コストの量産型ということで、ガンダムとの差別化の意味もあってか、外観もかなり簡素化されている。実際には、劇中ではやられメカであり、ここでもガンダムの高性能ぶりを引き立てる役割を果たしていた。


 こちらが、量産型の元となったガンダム。元々はスターウォーズの影響から白一色のモビルスーツで行きたかったところを、スポンサーの要望で赤、青、黄色の三原色を加えた、子供にもうけるカラーリングに変更された。そういった意味では、簡素なジムの方が元のオリジナルに近いのかも。


 外見的な部分では、ビームサーベルが2本から1本に。ビームライフルが中短距離用のビームスプレーガンに、頭部のカメラがモノアイとなりゴーグル型に変更されている。そのほか外装の装甲財の変更、コアファイターシステムの省略、学習用コンピュータの簡易化、ジェネレーターの低出力化が行なわれている。


 箱横。GMとアルファベットで表記して、わざわざ(ジム)とカナ表記になっている。


 パッケージ側面。主役機ガンダムに準拠した機体なので、可動域やポージングもそれなりになっている。


 箱を開けたところ。すっきりしていて、いかにも量産型という雰囲気を醸し出している。


 主役機のガンダムっぽい。試作機ガンダムの設計を基にしたガンダムの量産型という設定なので当然ではあるのだが。


 こちらがガンダムのもの。ジムでは金型の流用等は行なわれず、新規に作られ多っぽい。ビームサーベルやシールドなど、パーツ単位では流用も可能だと思いますが。


 塗装見本図。カラーリングもシンプル。


 こちらはガンダムの塗装見本図。各部品の配置位置は同じですな。


 完成写真とポージング例。ガンダムの後に見ると凄くさびしい感じがする。


 作る手間事態は、ガンダムとほぼ同じだと思います。カラーリングが質素な分、塗装の手間は省けるでしょうが。製造の手間を省いて生産効率を高めた量産型なので、プラモ作りにおいてもそれが生きている。


 放送当時は、あまり人気があった(むしろ人気がなかった)とは言い難いモビルスーツですが、その後OVAやゲームなどでは意外によく使われている。アムロのような選ばれしものではなく、ガンダムの世界を戦場における一無名兵士の視点から描く場合には、都合がよいからでしょう。プラモ狂四郎には、ガールフレンドのみどりちゃんの搭乗により登場している。


 ライバルチームにやられてみどりちゃんが捕虜になってしまうなど、お約束の展開を作り出す役目を果たしている。ここでも、やられメカなんですな。


 放映当時は、ほぼ物語の背景に近いやられキャラということで、ほどんど目に入っていなかったと思います。 ガンダムの世界観が深まるにつれ、バリエーションも増えていき陸戦型、ジムキャノン、ジムコマンド、ジムスナイパーなど、ザクに匹敵する多彩さを誇っています。セガサターンやドリームキャストで、ジムが主役機となる外伝なども作られていました。アムロ視点ではなく、無名の兵士視点でゲーム世界に参加できるなど、それはそれでリアルさを感じることの出来ることから、このような方法も有りだったのでしょう。


 ということで、ベストメカ・コレクションNO.17 1/144 連邦軍量産型モビルスーツ GM(ジム)でした。



参考:Wiki ジム(ガンダムシリーズ)、ジムスナイパーの項、プラモ狂四郎/講談社

ベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイ・バンダイ

2014-09-15 01:00:58 | ガンプラ・プラモデル

 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイ


 ゴック、ズゴックが高コストであったため、ザクⅡの動力ジェネレーターを流用し、より汎用性の高い水陸両用のモビルスーツとして開発された機体。TV版では第30話に登場。シャア率いる特殊部隊が連邦軍本部ジャブローへ破壊工作のため潜入する際に使用された。劇場版機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編でもジャブロー攻略戦で登場しているものの、目立った活躍もなく戦車にコクピットを撃たれて一機が撃破された。ごっつい外観とは裏腹に、ガンダム等に直接対峙する戦闘用のモビルスーツというよりは、特徴的な流線的ボディにより、センサーやカメラに対するステルス性が高い偵察任務等に使用されるステルス機のような機体。


 ずんぐりしていてどうも世界観に合わない、(TV放映時のスポンサー)クローバーの要望により登場した怪獣のような敵メカという感じがしますが、その頭が大きく手足が短いという子供のような特徴を備えた外観が幸いしたのか、劇中ではほとんど目立った活躍をしなかったにもかかわらず、意外と人気が高いモビルスーツでもある。萌えモビルスーツなどという言われ方もしている。


 パッケージ横面。ベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイと長い名前が付いている。アッガイのロゴもなんだか可愛いような・・・。


 パッケージ側面のポージング例。ってほとんど可動してない。


 パッケージには、そのモビルスーツに搭乗した代表的なパイロットが記載されているのだが、ジオン軍工作員はついていませんという扱い。ちなみにこれはアッガイの代表的なパイロットで、通称アカハナと呼ばれているパイロット。


 箱を開けたところ。チョコレート色の成型色なので異質な感じがする。


 どうしてこれが人気が出たのか、ちょっとわからない。有名な安彦良和氏の体育座りをするアッガイのイラストの影響も大きかったのかと思います。


 塗装の際のカラー指定。写真のような色で塗装するとよいでしょう。指定が書いてないところは、パッケージを見て塗装してくださいという大雑把さ。


 ほとんど可動してない完成見本。おせじにもかっこよいとは言い難い。


 モナカのように張り合わせるだけなので作るのは簡単だが、かっこよくポージングをさせようと思ったなら、そうとうの改造が必要。改造されることをある程度前提としたモデルということもありますが。


 TVにも劇場版でもちょこっとしか登場しなかった割には、プラモ狂四郎にもライバルの健の搭乗機として登場している。あっさりやられてしまってますが。


 アッガイの人気は、今に始まったことではなく、本放送当時からだったことがわかります。もっともこのガンプラブーム期には、劇中には登場しなかった、設定のみのモビルスーツもモデル化され人気があった。プラモ狂四郎にもアッグガイ等が登場している。


 個人的には、当時はこの辺りの世界観にはあまりあっていないスマートではないモビルスーツ郡は好きではなかった。視聴率の低迷により、スポンサーのクローバーの要望によって、もっと怪獣のような敵メカをということから登場してきたものだとは思いますが、今となってはガンダムの世界観に欠かせないものになっているのだから不思議なものです。クローバーの要望がなかったら、結局ガンダムという作品は生まれていなかったのだから、クローバーは陰の功労者といったところでしょう。もっともそのクローバー社は、ヒットの恩恵をほとんど受け取れなかったわけで、もののあわれを感じます。


 ということで、ベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイでした。



参考:Wiki アッガイ、機動戦士ガンダムの項、ニコニコ大百科 アッガイの項、プラモ狂四郎/講談社