LOUIS GARNEAU BOOK(ルイガノブック)・(古本/辰巳出版) 450円
ということでまた間が空いてしまいました。(不景気ですし)ムチャクチャ忙しいということもないのですが、微妙に予定が入っていたり、他の出費のためあまり散財もできなかったりといった感じです。『LOUIS GARNEAU BOOK(ルイガノブック)』は、カナダの人気ブランド・LOUIS GARNEAU(ルイガノ)のみに内容を絞ったムック本。車雑誌などを発売している辰巳出版のTATSUMI MOOKの中の一冊です。2008年末に発売されたもので、巻末には2009年度のルイガノのカタログが付いていますが、ムック本という性質上現在でも大きな書店などには置いてあったりします。 内容としては、ルイガノで始める自転車生活ということで、ファッションやグッズなども含めて、とにかくお洒落な感じ。また、それほど多くはありませんが、ルイガノの成り立ちや歴史みたいなものも入っています。車やバイクだと、メーカーの歴史や歴代の名車などを網羅したメーカー本みたいなものはよくありますが、自転車だとその手のものは少ないような気がします。(洋書や専門書だとあるのかもしれませんが)。個人的には、BianchiやCOLNAGO、GIOSの歴史や、歴代の名車、レース史などを網羅したメーカー本を読んでみたい気もします。
DVD・自転車泥棒・(中古/コスミックインターナショナル) 350円
『自転車泥棒』(原題 LADRI DI BICICLETTE/The Bicycle Thief)は、1948年に発表されたイタリア映画です。自転車関連だったらなんでも行っちゃうというわけでもないのですが、有名どころは押さえておきたいかなということで。戦後の混乱期、やっとのことで仕事を手に入れた主人公(父親)が自転車を盗まれてしまい、(自転車がないと仕事ができないため)息子と共に自転車と自転車泥棒を探すという話です。ネオレアリズモ(新写実主義)の傑作ということで、セットを使わずにオールロケ撮影、主人公が素人の役者ということなどが特徴になっています。また盗まれる自転車というのは、実はBIANCHIのもので現在でも同じようなモデルが売られているようです。ルイガノやビアンキは、ミーハーといわれることもあるブランド(みたい)ですが、(ローマの休日に登場したベスパやフィアット500など)歴史あるメーカーというのはこういうところがよいですね。ということで、ビアンキオーナーには必見の映画かもしれません。
アーケードゲーマーふぶき/吉崎観音・(古本/アスペクト) 100円
『アーケードゲーマーふぶき』は、月刊ファミ通Wave誌上に1998年9月号より2000年3月号まで連載されたゲーム漫画です。作者は『ケロロ軍曹』の吉崎観音氏。2002年から2003年にかけてはOVA作品としても発表されています。写真のものは、2000年4月にアスペクトより発売された単行本で、現在はリニューアルされた『アーケードゲーマーふぶきORIGINAL』(2002年)がエンターブレインより出ています。ゲーム漫画の金字塔『ゲームセンターあらし』の公認のオマージュ漫画ということで、巻末にはすがやみつる氏と吉崎観音氏の対談も収録されています。私は、ファミ通というとログイン誌に連載されていたファミコン通信と、そこから派生した時期しか見てませんでしたので、始めてこの漫画を実際に読んだのですが、ちょうどこの2000年前後は、レトロゲームブームが加熱していた頃でファミコンソフトなどに極端なプレ値が付き始めていた時期でしたので、この漫画にもその頃の空気が反映されていてちょっと懐かしい感じがしました。(太田出版よりゲームセンターあらしの復刻版、全4巻が発売されたのもこの頃でした)。