80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

プラモ狂四郎・やまと虹一・講談社

2006-09-30 16:11:52 | 書籍・漫画

 これは、1980年初頭より後半位までコミックボンボン誌に連載されて、当時の子供達にかなりの人気を誇っていたプラモ狂四郎です。(講談社より近年発売された復刻版)。1980年代初頭にガンダムのブームが起きて、3部作で映画なども公開されました。ガンプラが玩具店や模型屋の店頭から姿を消して、社会的現象になるまでブームは加熱しました。(他のプラモとの抱き合わせ販売などが問題になりました)。そのブームの火付け役となり、ブームの牽引役となったのがこの漫画でした。


 物語としては、プラモ作りの天才狂四郎がバトルシュミレーターが作り上げる仮想空間の中で自作のプラモに乗り込み、ライバルとバトルを繰り広げるといったものでした。物語の肝としては、実際に自分が作ったプラモに乗り込むということもそうなのですが、実際のプラモの弱点を改造して、それが戦闘結果に反映されるということでプラモ作り・改造の解説本的な役割も果たすという事でしょうか。




 ちょうど戦闘メカザブングルやダンバインを放送していた時期でしたので、ガンダム以外にもこれらがたびたび登場しましたが、おまけ的な扱いだったのが少々残念でした。ザブングルなどは、どっちかというとやられ役、引き立て役になってました。(写真は、ガンプラと最近再販されたザブングルのプラモ)


 今でも人気があるみたいで、この漫画に登場したモデルがホビー誌などでもたびたび採り上げられたりもしているようです。またゲームセンターあらしと違って、講談社より発売されていた復刻版もブックオフなどで手に入れやすいので、当時を思い出して久しぶりに読んでみるのも良いのではないでしょうか。

モンスターパニック・エポック社

2006-09-30 14:22:21 | 電子ゲーム
 エポック社のPOCKET DEGIT COMシリーズのモンスターパニックです。ファミコン登場以前の1980年代初頭頃には、任天堂ゲーム&ウォッチに代表されるような、液晶を使ったゲーム(LCDゲームまたは、電子ゲームなどど呼ばれる)が流行っていました。なかでもゲーム&ウォッチは世界的に爆発的なヒットとなり、それがファミコンを開発する為の基盤ともなったのだそうです。

 ゲーム&ウォッチで一番売れたのはドンキーコングなのだそうですが、そのドンキーコングと同じ年に発売され、その年の売り上げで2位を記録した物がこれだった様です。相当売れたようで、当時自分では持っていた記憶がないのですが、かなり遊びこんだ記憶があります。(友達と交換などしてましたから、この辺記憶がかなり曖昧です)。この黄色い本体を覚えている人も多いのではないでしょうか。

 ゲームの内容としては、洋館の中を5種のモンスターを避けたり退治しながら出口を目指すといった物でした。登場するモンスターに対して様々なアクションをとる必要があるため、動きが多彩になりギミックが多い事が子供にうけたのだろうと思います。ゲーム&ウォッチは、物を避けたり受け止めたりといった比較的単純な動作を繰り返すパターンの物が多かったですが、エポック社は動きにストーリー性を持たせ画面内を移動してゆく形式の物が多かったような気がします。

 もちろんゲームセンターあらしもこのゲームで対戦しています。ちなみにあらしが、アニメ化された時のTVスポンサーはエポック社だったそうです。

ゲームセンターあらし・すがやみつる

2006-09-29 22:56:58 | 書籍・漫画

 これは、てんとう虫コミックス・ゲームセンターあらしです。(太田出版より2000年に出た復刻版)。ゲームセンターあらしは、1970年代後半より1980年代中頃位までコロコロコミックに連載されていた、当時流行していたTVゲームを題材にしたボビー漫画です。ゲームに命をかける小学生・石野あらしが、必殺技を駆使して強力なライバルとゲームで戦いを繰り広げてゆくという話です。

 当時小中学校では、ゲームセンターは不良の溜まり場ということで出入禁止のところが多かったので、あまり気軽には行くことができませんでした。それで当時の小学生は、あらしに登場する最新ゲームの紹介や攻略法を何度も読んでゲームした気になったりしてたのです。ゲームセンターのゲームだけでなく、ゲーム&ウォッチや電子ゲームが題材になる事も多かったため、ファミコンもゲーム誌も攻略本もない頃ですから、これが子供にとっては貴重な情報源でもありました。


 マイコンより早く手を動かしてCPUを狂わせてしまう炎のコマだとか、奇想天外で派手な必殺技がこの漫画の売りだったのですが、だんだん技がエスカレートしてゆき超新星(スーパーノヴァ)だとか訳のわからないものになってゆきました。おまけに戦う敵(ライバル)も、ゲームチャンピオンから一国の機関になったり異次元の怪物になったりと、こちらも収集がつかないほどになって終わってしまいました。

 ただし、その後コロコロコミックやコミックボンボンが、玩具会社と組んで玩具のブームを仕掛けるメディアミックスの先駆けともなりました。アニメ化もされて、水木一郎氏があの声で主題歌をシャウトしています。また最近でもしばしば復活してPCのエミュレーター本などで活躍していて、あらし人気はなかなか根強いようです。

ポケットメイト・トミー

2006-09-29 00:02:38 | 玩具・雑貨

 最近になって復刻されたトミーのポケットメイトです。ポケットメイトは1975年にトミーより発売され、年毎に種類を入れ替えながら80年代中頃まで、約10年間程売られていたようです。昔デパートに行くとこれの専用の飾り棚があって、親の買い物を待つ子供がセロファンの上から無理やり遊んでいる姿がよく見られました。(私も遊んでた記憶があります)。また駄菓子屋などでパチ物が売られていたり、エポック社などが対抗して小型のゲームを発売したりして、当時は結構流行っていたみたいです。






 復刻されたのは金型がしっかり保存されていて状態が良かった物と、当時人気のあったものが優先して出されたようです。定番の野球、将棋、当時流行っていたアスレチックスなど懐かしく、カラフルなデザインと透明なケースに覆われた盤面に箱庭的な感覚があり、なかなか綺麗だと思います。13種が発売された所で止まってしまっていますが、続きを是非発売して欲しいです。オリジナルでなく復刻とはいっても、実は販売時期を過ぎてしまうと手に入れる事が難しくなりますので、懐かしい思い出のある人は押さえて置いたほうが良いかもしれません。


 今『目で見る駄菓子屋グッズ大図鑑DX』という書籍が発売されています。それには、駄菓子屋で売られていた商品に加えて、エポック社が発売していた野球盤やミニゲームなどが詳細に記載されています。もし機会があれば、立ち読みして見ると面白いと思います。



ファミパチ機

2006-09-28 23:23:11 | レトロゲーム機1995-
 ファミパチ機とは、今現在売られているいわゆるファミコンの互換機の事です。かなり前からアジア製のあやしげな商品としてありましたが、最近になりゲオ等の大手のショップにも置かれるようになり、ある意味定番の商品といえる位にまでなりました。Wiki等で調べてみると、20年が経過してファミコン関係の特許が切れた事から普通に売る事ができるようになったみたいです。景品になったり、光線銃が付いていたりといろいろなタイプが売られています。

 そんな中でも定番といえるのが、これら3機種でしょうか。左からふぁみ魂野郎、ネオファミ、ファミレーターです。これらは、だいたい実売価格3,000円前後で買えます。またファミコンソフトの方も希少価値の付いているもの以外は、100円~500円くらいでゲオやブックオフ等で気軽に買えます。メーカーとしては、もう既に膨大な数のソフトが市場に出回ってますからソフトを準備する必要が無い、お店側としてもレトロソフトを売る為には遊べる機器が必要、買う側としても懐かしいソフトで気軽に遊べるという事でなかなか上手い商品だと思います。

 ゲーム内蔵で気軽に遊びたいならふぁみ魂野郎、定番商品として安定・安心感があるのはネオファミ、赤白のファミコンカラーがかっちょいいデザイン・雰囲気重視ならファミレーターってところでしょうか。(ふぁみ魂野郎もネオファミも紅白ファミコンカラーあります)。80年代当時は、ゲーム機買ってもらうなんていったら一大イベントで、買ってもらったゲーム機は宝物でした。アダプター付いて、接続する為のAVコードまでついたゲーム機が、新品で3,000円程でDVD借りに行ったついでに買えるようになるとは、実は凄く贅沢なことなのかもしれませんね。