80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

ジッピーレース(Zippy Race)・アイレム

2007-12-23 17:57:00 | レトロゲームReview

 ジッピーレース(Zippy Race)は、1983年6月にアイレムより発表されたアーケードゲーム。海外版のタイトルは「Traverse USA」。FC版は1985年7月に発売され、アイレムのファミコン参入第一弾となりました。


 鮮やかなオレンジの内トレー。


 NAME欄が泣かせる。


 ゲームは見下ろし型のレースゲームで、オートバイ(なぜかプレイヤーのみ)に乗ってアメリカ大陸を横断するというもの。初期の頃の見下ろし型レースゲームでは、上から流れて(現れて)くるライバル車を避けながら、制限時間内に走る距離を競う形式のものがほとんどでした。このゲームもそのうちの一つなのですが、(ロスやニューヨークなど)実際の地名を登場させ、舗装コースとダートを交互に走るようになっています。この設定は、時期的に映画キャンボール(81) よりヒントを得ていると思いますが、これはこの当時としては結構画期的だったと思います。中間地点の街が近づいてくると3D表示に切り替わり、単調になりがちなこの頃のレースゲームにメリハリをつけています。燃料性になっており、ライバルと何度かぶつかっても中間地点にたどり着けば順位に応じて燃料が補給されます。一度接触しただけで爆発してしまうものが多かったこの当時のものとしては、難易度が低めで長く遊べるようになっていました。それに順位の概念ももっており、ライバル車をかわすごとに90位より順位が上がっていくようにもなっています。


 何か意味はあったのでしょうか。


 まだFC初期のものということで、紙一枚の説明書。

 アイレムのFC参入第一弾ということもあってFC版が有名なようですが、個人的にはデパートの屋上で遊んだアーケード版の印象がつよいです。またジャッキー全盛期ということもあって、もちろんキャノンボールは見ていましたので、その映画のイメージもあってより懐かしいです。当時は、お金をあまり持っていませんので50円でわりと長く遊べるゲームとして遊んでいました(今遊ぶとかなり難しいですが)。またアイレムのFCゲームはスペランカーが有名ですが、これにはなぜかLEDが付いています。LEDが付いたシリーズとしては、①ジッピーレース、②10ヤードファイト、③スペランカー、④スクーンがあるようです。これに特に意味(機能)はなく、今考えると特にどうということもないものなのですが、当時の目ではどこか得したような気分にさせてくれたのですね。またLEDの付いてない再販版もあり、こちらの方が数が少なく高値になるようです。


 FC版の箱にかいてあるバイクの絵は、当時人気のあったFZ750を彷彿させるもので、今となってはいい味出してます。それにしてもこのゲーム最大の謎は、なぜだかプレイヤーだけがバイクでレースに参加しているということですね。これは今もって謎のままですが、80年代当時のバイクブームも関係しているのでしょうか。



Wiki ジッピーレース、アイレムの項

散財日記inFLガンダム

2007-12-16 21:06:03 | 散財日記・雑記
 週末、用事があって隣県に泊りがけで出かけていた散財日記です。ついでに、帰る前にお宝発見!系のお店を、何件か探索してみました。
 
FL機動戦士ガンダム(中古・バンダイ) 4,800円

 『FL機動戦士ガンダム』は、1982年12月にバンダイより発売されたFL(蛍光管表示)ゲームです。劇場版ガンダムが公開され、また電子ゲームのブームも加熱していた時期に登場してきたため、最も売れたFL機としても有名です。そのためFL機としては、現在でも人気が高いものになるようです。これは、外箱などがあまり綺麗でなく(内箱も無し)価格的にも微妙かなという気がしたのですが、狙って見つけられるものでもないということでゲットしてきました。価値はともかく80年代っぽい雰囲気が、とてもいい味を出していると思います。またネタとして紹介します。週末に郊外型のお宝発見!系のリサイクルショップを3~4軒ほど探索してみたのですが、これ以外に見つけたものとしては、スーパーコブラ(学研) 10,000円、スクランブル(トミー) 2,980円、SAMURAI VS NINJA(マスダヤ) 2,000円、TECTORON コマンドレーダー(バンダイ) 2,000円、スペースコブラプロフェッショナル(バンダイ) 2,000円、魂斗羅(コナミ) 2,000円・・・といったところでした(買いませんでしたが)。こういった郊外型のお宝発見!系ショップを回ると、2~3個はこの手のものが転がっており、わりと見つかりますね。後は、この手のショップはプレ値をつけていることが多いですから、価格との兼ね合いということになるのでしょうか。また、これらのものはショーケースの中に飾られているわけでもなく、単なる古い玩具として無造作に棚におかれていました。現在、電子ゲームを安く見つけるには都会の専門店で買うより、この手のお店をまわって安い掘り出し物を探索するというのが、最もよいのかもしれませんね。 

セブンイレブンフェア・ALWAYS 続・三丁目の夕日・復刻版お菓子

2007-12-12 21:52:16 | 玩具・雑貨

 映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』にちなんで、セブンイレブンフェアとしてセブンイレブンで限定販売されている復刻版のお菓子です。小ネタですが、ちょっと懐かしげだったので購入して見ました。これ以外にもアーモンドチョコ(グリコ)、ミルキー(不二家)、きのこの山(明治)、チョコボール(森永)、ベビースターラーメン(おやつカンパニー)などが復刻されています。期間限定(数量限定?)っぽいので、現在はもう売切れてしまっているところが多いでしょうか。

 セブンイレブンでは、菓子メーカーと連携して2004年にもこのような復刻お菓子を販売していました。スーパーなどで買い物をしていると、気付かないこともあるコンビニ限定の企画商品ですね。このように復刻お菓子の企画は、時折行われているのでそう珍しいものでもないのですが、あらためて復刻版のパッケージを眺めてみるとそれなりに懐かしいです。森永のチョコフレークなどは、現在では袋入りになっていますので、こんなに少なかったのかと思ってみたり、ハイクラウンやハイソフトからは全員集合(スポンサーだった?)を連想してみたり。ポッキーやアーモンドチョコからは、松田聖子や田原俊彦を思い出したりします。またカルビーのかっぱえびせんは、昔は透明な袋でしたが品質上の問題(酸化防止?)からなのか、印刷したものに変わっています。これらはパッケージだけを復刻したもので、中身は現行のお菓子なのですが、味も違って思えたりするので不思議なものです。


 上の写真は、2005年7月に同じくセブンイレブンと連動して復刻された復刻版コカコーラ。これ以外にもファンタ、スプライトなども復刻されました。この時の一番の売りは、70年代に大ブームを巻き起こしたヨーヨーも復刻されたこと。これは結構好評だったのか、のちに食玩としてヨーヨーのみでの販売も行われていました。ブーム時のことはあまり覚えていませんが、ヨーヨーチャンピオンが来日したり、ビギナー、プロフェッショナルなどというバージョンがあったりとすごく流行っていたような記憶があります。ブランコだとか、犬の散歩など様々なテクニックも話題になっていました(このへん結構曖昧です)。また、これ復刻版とはいってもキャップは王冠ではなく、ねじって空けるものに変えられています。コストや製造上の都合なのでしょうか。

 それにしても、こういうお菓子のパッケージの復刻というのは楽しいのですが、コレクションという意味からはちょっと難しいものがありますね。今回中身は食べてしまいましたので、コカコーラを除いて全部空箱になっています。これらは、あまり保存しておくようなものでもないと思いますので、こういうものを買ってみるというのは、懐かしいお菓子の復刻というイベント(お祭り)に参加するということなのかもしれません。

おしいれのぼうけん・ふるたたるひ・たばたせいいち/童心社

2007-12-12 20:38:05 | 書籍・漫画
 『おしいれのぼうけん』は、童心社より1974年に発行された絵本(児童文学書)です。作者は、児童文学作家で評論家の古田足日氏と、画家で絵本作家の田畑精一氏。取材の過程から二人で相互に影響を与え合って成立した作品のため、文ふるたたるひ、絵たばたせいいちではなく、二人の作となっているそうです。ちょっと変則的なネタですが、どのくらいの方がご存知でしょうか。

 物語はさくらほいくえんという保育園が舞台。このさくらほいくえんでは、人形劇に登場する『ねずみばあさん』と悪いことをするとお仕置きに入れられてしまう『おしいれ』の2つが、園児達にとってこわいものとなっています。ある日いたずらっこのさとしとあきらが、悪ふざけをして罰としてみずの先生におしいれに閉じ込められてしまいます。2人は、その押入れの中で不思議な冒険を体験することになります。保育園が舞台なのですが、実際は結構文字の多い作品のため(自分で読む場合には)2年生くらいが対象のようです。また絵本とはいっても、鉛筆書きのモノクロのイラストがついており、とても個性的なものになっています。ちなみに私は、これを小学校の時に学校の推薦図書だか、読書感想文かなにかで読んだような記憶があります。ネットでたまたま検索をしていて、世代を超えて現在までずっと読み継がれているベストセラー(ロングセラー)になっているということをはじめて知りました。

 このおしいれのぼうけんの公式サイトには、広末涼子さんの毎日新聞のインタビュー記事が掲載されています。またスチャダラパーのアニ氏が、この主人公の少年のモデルという意外な話もあります。作家さんと近所で、遊んでいるところを取材されたのだとか。さくらほいくえんという舞台も(みずのせんせいも)非常にリアリティがあり、こちらもしっかりと取材がなされているのかもしれません。また、おしいれのなかより幻想的な冒険が始まるのですが、ねずみばあさんの追跡を振り切ってトンネルを抜けると突然深夜の高速道路に出る展開など、不思議な現実感もあったりします。そういったところも、世代を超えて今の子供達にも愛読されている理由の一つなのでしょうか。時代が変わっても、人の根本的な部分というのはそれほど変わらないのかもしれませんね。それにしても、吸収力(感受性)の強い子供の頃に読んだ書籍というのは、いつまでも強い印象で残っているものです。 

散財日記inスペースハリケーン

2007-12-05 22:11:57 | 散財日記・雑記
 週の真ん中、散財日記です。やはり12月は、年末進行でしんどいですね。なんとかこなして、ゆっくりした年の瀬を迎えたいものです。

LSIゲーム・スペースハリケーン・(中古/バンダイ) 5,800円
リボルテック・トロ・(中古/海洋堂) 500円

 実は、今は節約モードであまり無駄遣いしたくないのですが、この手のものは出会った時に確保しておかないと、おそらく次はありませんのでゲットしてきました。リボルテック・トロは、ソニーエンタテイメントのゲーム『どこでもいっしょ』に登場するキャラを可動式のフィギュア化したものです。個人的には、ケロロ軍曹の方が欲しかった気もしますが、値段を考えるとまあ買いだったでしょうか。LSIゲーム『スペースハリケーン』は、バンダイより発売された1985年製のFL(蛍光表示管)ゲームです。Wikiや『PLAY&TIME』さんのところの情報によりますと、1985年8月に発売された最後のFLゲームということだそうです。私は、あまりレアものは持っておらず、ここで紹介しているものも、それほど珍しいものはないのですが、これは結構珍しいものになるようです。(※ただし珍しいからプレ値が付いて高価だとか、ゲーム自体が面白かどうかは、また別問題のようです)。これまで散財日記で紹介しているものは1,000~3,000円程度のものがほとんどで、それからすると結構高額な買い物でしたが、久々に掘り出し物だったのかもしれませんね。ネット上にもあまり情報がありませんので、また詳しく調べてネタとして紹介します。それにしても、年末に電子ゲームというのは、なんだか非常にワクワクする組み合わせのような気がします。幾つになっても、(電子ゲームを買ってもらうために)クリスマスや正月を待ちわびた気持ちというのは、残っているんですね。