80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

近くそして遠い雲の下/わたせせいぞう・角川書店

2013-10-31 19:59:34 | 原付趣味&Bianchi

 週の真ん中、今週末もあまり天候が良くなさそう。ということで、バイク関連ネタ2つ。

SPTAKEGAWA ブレイズテールランプ・(中古・SP武川) 650円

 SP武川より出ているテールランプを手頃にイメージチェンジできるブレイズテールランプ。すでにドリーム50には装着済みなのですが、多少劣化して黄ばんでいたこともあって、安かったので落としてみました。これ新品は2,500円ほどします。


 基本的にはモンキー用のドレスアップパーツだと思いますが、ホンダの共通部品を使っている、ゴリラ、エイプ、ズーマー、ソロ、ドリーム50などにも適合します。


 簡単に言ってしまえば、純正のテールランプカバーと交換するだけの社外品のテールランプカバー。新品の場合だと、専用のバルブとステッカーも付いてきて、ブレイズテールランプKITとして売られています。


 中古なので傷一つないというわけにもいかないが、黄ばみも見られずなかなか綺麗。


 SP武川のロゴ入り。


  裏面はこんな感じ。クリアケースの中にメッキパーツを入れてあるだけの単純な構造ですが、かなり印象は変わります。


 こちらはほとんど未使用のホンダ純正パーツ。約1,000円ほど。


 純正パーツ装着時だと、こんな感じ。カブとかベンリーとか、ホンダの実用原付っぽい印象。


 テールランプのカスタムは、小型のものに交換するのが一般的で、それにはステーが必要だったり、配線を弄る必要があったりで手間がかかる。ブレイズランプだと、ポン付けでかなり印象が変わるので、手間対効果を考えるとこれもありかと。


 今付いているものもまだ使えますので、とりあえずストックパーツのひとつにします。


近くそして遠い雲の下/わたせせいぞう・(古本/角川書店) 200円

 こちらは、わたせせいぞう氏のオールカラーコミック、近くそして遠い雲の下。1989年の発行。わたせせいぞう氏といえば、モーニング誌に連載していたハート・カクテルが代表作ですが、こちらはオートバイをテーマに書かれたもの。


 1989年当時だと、バブル景気の真っ只中でしかもバイクブームの最中。ハート・カクテルもTV化されているなど、わたせ氏も注目されていた頃でした。バイクにまつわる男女の恋愛の短編が20話収められています。


 わたせ氏といえば、アメリカ西海岸やヨーロッパの地中海を思わせるような、無国籍な風景を舞台に、洒落た男女がスマートな恋愛を展開するイメージですが、こちらは実在のバイクをテーマに扱っていることもあってか、もう少し身近な場所で、もう少し現実的な(何か起こりそうで、結局何も起こらない)話が多くなっています。


 物語の間に、わたせ氏の選んだバイクの解説とイラストが入ります。


 作品を通じて流れる透明な空気感が清々しい。バイクブーム当時、これを読んで憧れていた記憶が甦ります。ライダーの平均年齢が、10年前38才くらいだったものが現在48才になったとの記事を見ました。要するにバイクブーム時に乗っていた層がそのまま年を取った計算。バイクはいつから若者のものでなくなったのでしょう。これはバイクのある風景、バイクのある生活を楽しめる一冊。文庫でも出ているので、今でも容易に手に入ります。


 ということで、SP武川 ブレイズテールランプと、わたせせいぞう氏の近くそして遠い雲の下でした。



Coming Soon

2013-10-28 18:01:42 | レトロゲーム機1975-
 TVゲーム機関係の備忘録です。時間のある時に作成するため(多分)、とりあえず置いておきます。


 任天堂より1977年に発売されたカラーテレビゲーム15。その名の通り15種のゲームで遊べた。


 任天堂は、これのヒットに気をよくしたのかレーシング112、ブロック崩し、コンピュータTVゲームと次々と投入していきます。


 カラーテレビゲーム15と同時期に発売された廉価版カラーテレビゲーム6。


 当時一万円を切るという戦略的価格で登場しました。


ダイヤル式の操作スイッチ。


 中身はカラーテレビゲーム15と同じなのですが、外部のスイッチで6種類にゲームが制限されて、コントローラーも本体直付けに。


 テレビゲームの老舗エポック社よりカラーテレビゲーム15に対抗する形で1978年に発売されたシステム10。その名の通り10種のゲームで遊べます。


 なんともかっこよい付属の光線銃がそそります。


 高級感を漂わせるなんとも大きな本体。


 こちらは、玩具メーカーの老舗バンダイから同時期1977~78に発売されていたTV JACK。


 そのシリーズの中でも一万円を切る価格で発売されていた廉価版のTV JACK1000。


 この頃は、TVゲームのプチ・ブームであり、トミーからもTV FUNという似たシリーズが出ていました。FCが発売される5年以上前、それどころかG&Wなどの電子ゲーム以前のこと。


 こちらは、エポック社からシステム10に続いて1979年に発売されたテレビ野球ゲーム。


 取扱説明書。


 本体より分離可能な操作ボタン。


 野球のゲーム化というよりは野球盤のゲーム化といった感じでしたが、ポンやブロック崩しばかりの中にあって、人型のキャラクターが動かせるというのは確かに新鮮で魅力的ではありました。


 こちらは、米国マテル社が1980年に発売したマテル インテリビジョン Intellivision。日本では、1982年にバンダイよりインテレビジョンとして販売された。当時の日本での価格は、49,800円という破格なもの。あまりに高価だったため売れなかったのか一年ほどで撤退し、翌年にはアルカディアという香港製のゲーム機が19,800円で発売された。


 本国アメリカでは1991年頃まで売られていて150本以上のソフトが発売さている。シューティング、アクション、スポーツ、テーブルなどの定番だけでなく、ダンジョン&ドラゴンズのシステムを採用したRPGまで揃っている。


 インテリビジョンの最大の外見上の特徴は、この電話機みたいなコントローラー。アルカディアでも似た形を採用していた。様々なソフトに対応できるように、この時期なりに拡張性を最大限に考えた結果だと思う。


 スイッチとリセットボタンと、本体はかなりシンプル。本体横は、Atari2600と同じく木目調のプラスチックが貼ってあって、高級機であることをアピールしている。


 インテリビジョン最大の特徴は、ソフトにコントローラーに被せるオーバーレイが付いているところ。プラスチック製のカードみたいな物が付いています。コントローラーに差し込んで、0~9まである10個のボタンのうち対応するものを使用するという仕組み。ファミコンのコスト的にも操作的にもシンプルで優れた十字キーに淘汰されてしまいましたが、アイデアとしては面白いと思う。


 ベースボールのオーバーレイ。それぞれの守備位置に対応したボタン配置となっている。これは視覚的にもわかりやすい。


Coming Soon・・・

モンキークルージン №.6&HONDA COLLECTION 1創造と挑戦

2013-10-27 19:37:43 | 原付趣味&Bianchi

 今週末まで土曜に所要が入って時間が取れない状態。おまけに珍しいほどの台風ラッシュで雨がちの日が続きました。ということで、今ひとつ身動きできなかったためこんなものを落としてみました。 

モンキークルージン NO.6・(古本/スタジオTACクリエイティブ) 500円

 モンキークルージンは、スタジオTACクリエイティブより発行されているモンキーのムック本。書籍のバイクのコーナーなどに行くと必ずといってよいほど見かける定番のもの。基本的にモンキーの専門書なのですが、NO.6はホンダツインカムの鼓動と銘打って(この当時発売されて間もない)ドリーム50を取り上げています。90年代末頃にはクラブマン誌辺りで取り上げられていましたが、基本的にドリーム50関連の記事は少ないため、なかなか貴重な一冊。


 とはいっても情報は古いため活用するというよりは、懐かしむためのものといった感じでしょうか。こちらは当時ショップが製作したクラッシックレーサー風のドリーム50。


 これ以外にもCBR250のピストンを使用して製作された19,000回転まで回るレーサーの記事などが掲載されています。現在では、数社からボアアップのキットが発売されていますが、これはまだHRCのキットが登場する前の記事。


 ドリーム50のエンジンに強化パーツを組み込む工程の写真。今でこそネットで情報が取れますが、この本の当時だと情報は雑誌の記事に頼るしかなかった。


 これ以外にもHRCレーシングキットのパーツリストなどが掲載されています。そこまでドリーム50の記事は多くはありません。


 情報が古いのでどの位活用できるかわかりませんが、ドリーム50オーナーであれば、もっておかれても良いかも。


HONDA COLLECTION 1 創造と挑戦・(古本/ネコパブリッシング) 500円

 こちらはクラブマン増刊として1994年に発行されたHONDA COLLECTION 1 創造と挑戦。この後も2、3、4と続いています。こちらは、ホンダコレクションホール監修の元、歴代のホンダ製品、ホンダ製レーサーなどを纏めたもの。バイクに限らず、自動車、汎用エンジン、耕運機や船舶用エンジンなど、ホンダ製品で辿るホンダの歴史といった趣の一冊。


 写真は、ホンダのHPなどでも良く見るおなじみのもの。レーサーのエンジンをパーツの一つ一つにまで分解して見せた、ホンダ・モーターサイクル・レジェンドほどの詳細さはありません。


 ホンダが60年代に初めて世界に挑戦した頃のレーサーたちの写真が時系列順にならんでいます。


 ドリーム50の元ネタとなった、カブレーシングCR110。こちらは、ワークスレーサーのRCとは異なり一般向けに販売された市販レーサー。これは50㏄なのですが、この間オクで500万で出ていたりと、相場的にはそれくらいする代物。


 バイクだけではなく、ホンダの歴史を語る上では外せない名車たちも掲載されています。時計のように精密といわれたS800。自分の世代ではありませんので遠くから1、2度見たことがあるくらい。


 これ現在の軽自動車なみの大きさしかないんですよね。でも、この存在感。S2000もこれくらいの大きさで作ればよかったのに。


 おそらくホンダで一番の名車スーパーカブ。年を取ってくると、ようやくカブの良さがわかるようになりました毎日の実用的な足としてリトルカブも欲しい。


 日本のメーカーの中だとやはりホンダの歴史がダントツで面白い。ヨーロッパの歴史ある数々のメーカーにも一歩もひけを取らない数々の記録と挑戦の歴史があります。


 ということで、ようやく晴れた一日でしたが、結局手付かずのドリーム50。


 ウインカー、ライト周辺もそのまんま。


 このままいくと、また放置モードに入りそうな勢いですが、オークション等でのパーツ検索は続けている。


 ネット上には、上のモンキークルージンに掲載されたようなレーサーっぽい改造を施されたものが多数紹介されていますが、これには本当に金がかかっていない。


 モンキーやエイプの改造にしても10万~20、30万は当たり前という世界ですから、実は結構お金がかかる。10万ぐらい投入して綺麗にしてやりたいところですが、貯蓄モードのためちょびちょび弄ってます。


 台風一過の秋の正午のため、光も柔らかくてひたらすらまぶしい。


 原付は維持費の負担がしれているので(2~3台もっても軽自動車より安い)、ベスパやエイプ、リトルカブ等足になうようなものがもう一台欲しい。


 眺めているだけで楽しく、磨いても良く、カスタムしても良いと、原付遊びはコストパフォーマンスが高くてなかなか良いと思います。難点は理解してもらえる人が少ないこと。


 若い頃のようにとばしたり、遠くにツーリング行ったりはしませんが、近場をちょろっと流すのが楽しい。


 今3万ほどの結構高価なパーツを思案中。どう考えても無駄な出費なのですが、こういうのって一度考え始めるとずっと頭の中を巡っています。


 ガレージの奥がささやかな隠れ家。秘密基地。


 ということで、台風一過後の爽やかな秋の正午前でした。

ホンダ モンキー純正タンク用キャップ互換品

2013-10-20 20:50:41 | 原付趣味&Bianchi

 ということで、今週末は所要が入っていたため、土曜日の朝8時に自宅を出て帰ったのが日曜の朝11時でした。台風の影響か天候も今ひとつ。結局、今週末もバイク弄りをする暇はなし。帰った時に一つこのようなものが届いていました。


 ホンダ モンキーの燃料タンク用キャップの互換品です。ドリーム50は、車体やエンジンなどは専用に開発されたものですが、コストを抑えるため、ライト、ウインカー、テールランプなどがモンキーより流用されています。そのため、モンキー用の社外品が結構流用できます。


 純正品のものが錆や傷などで古くなっていましたので、とりあえずモンキー用のものを購入。約950円ほど。純正の互換品で(おそらく)大陸製の製品なのですが、これ純正品は3,000円以上して結構高価です。


 前回も書きましたが、バイク用は社外品の改造パーツよりも、純正品の方が高価になることが結構あります。当然、質も純正品のほうがかなり上。


 800円で落とした格安サスは、もう錆が出てきたり色あせが出てきたりと、大陸製もののクオリティには、結構懐疑的なのですが、予備パーツでも良いかなということで。メッキの錆に関しては、期待していません。


 ただ鍵付きなので、燃料タンクの鍵が開かなくなったらどうしよう。


 ということで、作業する暇の無いドリーム50。雨がちなので、さすがにむき出しのまま配線だとまずいということで、前回購入分のキタコのライトを仮取り付けしました。


 とりあえず、ボルトで仮留めした後、配線を突っ込んだだけ。バイザーもまだ付けていませんが、ウインカーとライトを交換したときのイメージだけは掴めるでしょうか。


 純正とポッシュ製のウインカーの違いが良くわかります。


 問題は、配線がけっこうごちゃごちゃして、どこに繋げばよいかわかりにくくなってしまったこと。点灯できるようにするまで、時間がかかりそう。


 所要で時間が取れないということ、台風の影響で雨がちということもあって、乗る機械がなかなか取れない。


 少し前にドリーム50で街中散策をしましたが、あのようなお気楽な使い方が最も好ましいと感じる。あのような時間を、もう少し持ちたい。


 休みの日の昼下がりの紅茶でも飲むようなゆっくりとした時間。そのようなものは、精神的ゆとりの象徴でもあるような気がします。


 ということで、台風の通過待ちな休みの日のドリーム50でした。

LSI GAME ジェットファイター Jet Fighter・学研

2013-10-20 18:46:43 | 電子ゲーム


 これは、学研より79~80年頃発売されたLSI GAME ジェットファイター Jet Fighter。平安京エイリアンなどと同時期のものだと思います。


 学研の電子ゲームは、アーケードからの移植であるインベーダー、インベーダー1000、インベーダー2000、平安京エイリアン、パックモンスター、フロッガーあたりが有名だと思いますが、こちらは学研のオリジナル。80年代に入ると、学研LSIゲームもラインナップがそろってきて、クリスマスや年末が近くなると科学と学習の巻末をこれらの折り込み広告が飾っていました。


 学研作品の例にもれず、これもなかなかデザインがよい。


 GAKKEN LSI ゲームロゴがかっこいい。丸いものは、攻撃をするためのファイアボタン。次のものは、自機操作のためのレバーとレベルセレクトスイッチ。レベルは、初級、中級、上級の3段階。最後は、裏面。裏にまで模様がデザインしてある凝り様。


 ゲーム画面はこのような感じ。画面左側より迫り来るジェット戦闘機を、右端のミサイル発射基地で迎え撃ちます。


 ジェット戦闘機とミサイル発射基地。キャラのデザインもなかなか良い。


 ミサイルは結構軽快に連射できますが、ミサイル発射基地は上下にしか移動できません。右側のミサイル発射基地まで進行されてしまうか、ミサイル発射基地が3機破壊されてしまうとゲームオーバーと、電子ゲームとしてもかなり単純。


 時折、戦艦が出現。高得点のチャンス。


 ということで、これは学研最初のLSIゲーム・インベーダーのキャラ換えバージョン。ジェット戦闘機がインベーダー、戦艦がUFOなわけです。最初期のもののため、内容はひどく単純で、最スタートも電源を入れなおす必要があったりします。写真は、インベーダーに改良を施されたインベーダー1000。


 80年代初頭は、このような電子ゲーム全盛の時代から、やがてFCが登場してTVゲームの時代へと移り変わります。トップガンなどの映画のヒットもあり、戦闘機のドッグファイトを題材にしたものも数多く作られました。


 こちらは、コナミが版権を取って出したトップガンのゲーム化。


 PCの方では、16ビット機を中心にフライトシミュレーターが登場してきます。


 80年代中盤になると、MSXやセガ・マークⅢのようなホビー機でも、本格的なドッグファイト・シミュレーターが登場。


 そうして80年代後半には、アーケードでスプライト3Dゲームの極限ともいえるアフターバーナーが登場してきます。セガ・マークⅢにも移植され、メガドライブやPC-エンジン、SFCなど、ホビー機も16ビット(16ビット級)の時代へ。


 80年代の初頭には電子ゲームでピコピコやっていたことを思うと、この頃のゲーム(ゲーム機)の進化は、凄まじいものがあります。次々と新しいものが登場してきて、次は何だろうと期待に満ちていました。


 個人的には、ジェットファイターは当時遊んだことはありません。織り込みチラシでみていて存在は知っていた程度。これを買うならば、まず平安京エイリアンなど、アーケードよりの移植作品を買っただろうと思います。昔は情報が限られていたので、なかなか同じものだとは知る術が無かった。知らずにインベーダーとジェットファイターを2つとも買ってしまった子供は、どうしたのでしょうね。


 ということで、学研のLSI GAME ジェットファイター Jet Fighterでした。