この週末は、けっこうな雨の中ちょっと遠方まで探索に行ってみました。
アドベンチャーノベルス・ザ スクリーマー・(古本/JICC出版局)
アドベンチャーノベルス・イーグルジャンクション・(古本/JICC出版局)
アドベンチャーヒーローブックス・ガルフォース忘却の惑星・(古本/勁文社) 各50円
アドベンチャーノベルスは、JICC出版局(宝島社)がゲームブックブームの80年代に出版していたシリーズです。『ザ・スクリーマー』は、MAGICAL ZOO(マジカル・ズゥ)より当時のPC向けに発表されていたRPGのゲームブック版。オリジナルのPC版『THE SCREAMER』(85)は、キャラデザインに(バイクなどの漫画で有名な)東本昌平氏を起用しており、世紀末サイバーRPGというジャンル(世界観)をかなり早い時期に確立して、非常に人気のあった一本でした。プレイヤーは、世紀末のハンター(賞金稼ぎ)“SCREAMER”となって「遺伝子工学研究所BIAS」内で増殖するモンスターを倒しながら、BIASの謎を解き明かすことになります。『ザ・スクリーマー』のゲームブックは2種類あって、
MIA版(※1ストラットフォード・コンピューターセンター社製)も存在します。こちらは、イラストに東本昌平氏を起用していて、非常に雰囲気のある(かっこいい)一冊でした。ただ、これはかなりの※2希少本で、古本屋で偶然見つかるという可能性は、非常に低いでしょう。内容の方は、当時両方とも遊びましたが、どっちもどっちだったような記憶があります。『イーグルジャンクション』は、ちょっと珍しいゲームブック型のウォーゲーム(シミュレーションゲーム)。これは、オリジナル作品のようです。『ガルフォース・忘却の惑星』は、80年代に発表されたアニメ『ガルフォース』を題材にしたもの。『ガルフォース』は、MSXなどでゲームも発売されていました。※1マジカル・ズゥは、ストラットフォード・コンピューターセンターのブランド。※2アマゾンでは、JICC版400円~、MIA版8,500円!
FL・クレイジークライミング(CRAZY CLIMBING)・(中古/バンダイ) 6,500円
『FL・クレイジークライミング』は、81年にバンダイより発売された、蛍光表示管使用のLSIゲーム。電子ゲームとしては、トミー『パックマン』と並んで有名なものだと思います。それだけに結構な台数が出たようで、オークションなどでは3,500円~位からの値段で売られているようです。これちょっと高いかなと迷ったのですが、狙って見つけられるものでもないということでゲットしてきました。実は6,500円の下に8,000円の値札が付いていましたので、少し高すぎて売れなかったのか、この値段となったようです。その知名度から、(電子ゲームを集めている人ではない)一般の人でも懐かしいと感じるゲーム機ですから、これ以上安かったら残っていなかったでしょうね。ゲームの方は、『クレージークライマー』(日本物産)を移植したもので、90年代に発売された『
マメゲーム・クレージークライマー』(バンダイ)や、最近出た『
EL-SPIRITS・クレージ-クライマー』(エポック社)と、ほぼ同じような内容です(言い換えれば、電子ゲームのクレージークライマーは、この時点(81)でほぼ完成されていたと言えるのかもしれません)。ただツインスティックの装備や、高層ビルを連想させる筐体、ダサさとクールさが混在する80年代っぽい箱絵など、これにも捨てがたい魅力があります。またネタとして紹介します。