80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

散財日記 in タイニーアーケード TINY ARCADE

2018-08-18 15:48:23 | 散財日記・雑記

 ということで、引き続きの散財日記。ネオジオミニは届いています。発売日の情報を知って、その日のうちに購入を即決したのですが、届いたのは8月初旬でした。まあ、転売価格で売られないように買いやすかった点は◎。ネオジオミニは、散々紹介動画等が上がっていますので、またそのうちに。


Tiny Arcade Galaxian Miniature Arcade Game
Tiny Arcade Pac-Man Miniature Arcade Game・(新品/Super Impulse) 各2,065円(送料350円)

 タイニーアーケード TINY ARCADEは、米Super Impulse社製のミニチュアゲーム機。このようなアーケードゲーム筐体型のモニター一体型のミニチュアゲーム機は、少し前から売られていたのですが、そのほとんどは中華製の○○in1みたいなどこかで見たようなゲームの詰め合わせだった。それが、ここにきてメーカーからきちんと版権を取ったものが続々と登場している。ただ日本に並行輸入されると少々割高になってしまうのが難点だった。これはアメリカアマゾンでは、20ドル前後(約2,000円前後)で売られているが、日本だと3,000円~5,000円程度する。それが、ほぼ現地価格+送料で売られていたため購入した。


 開封時。アメリカ製(これは製造は中国)だとブリスターパックが多く、開けるとパッケージが駄目になってしまうものが多い中、開けやすいパッケージ。小さな説明書が同梱されている。


 現時点で4種発売されているのだが、筐体は共通。デカールでグラフィックを本物に近づけることにより、それらしい雰囲気を出している。ただし、米国で発売されているものなのでデカールは米国仕様。日本のアップライト筐体のものとは異なります。


 こう見ると安っぽいですが、2,000円ほどの価格でモニター付けて実際に遊べるようにしているのだから驚異的。


 筐体のコンパネ部も共通。米アマゾンでのレビュー内の解説によると、中に入っているゲームもすべて共通みたい。中のスイッチを切り替えて4種のゲーム機として振り分けているよう。別のゲームが入ったROMをひとつひとつ準備するより、その方がコスト的に有利なのでしょう。つまりは任天堂カラーテレビゲーム6/10方式。


 裏にキーチェンが付いているが、キーホルダーとして使うにはもったいない。電源は単4電池で下部に電源スイッチが付いている。底面にはスピーカーが付いている。


 ただゲームが遊べるだけでも凄いと思うのだが、圧巻なのがスイッチと連動して筐体上部のパネル部分にライトが灯ること。アメリカ人のアップライト筐体好き、自宅に置けるミニアーケード筐体好きの情熱が実感できる。


 似たような商品を発売しているMY ARCADEだと、筐体の雰囲気は抜群なのだけど、中のゲームがNES(ファミコン)版というところが、あちこちの紹介動画やレビューで残念がられていた。現地価格だと$34.99(4,000円弱)、日本だと8,000円~9,000円前後してしまうことを考えると、ちょっと躊躇してしまう。元々の成り立ちがファミコンのパチゲーム機ということから考えれば、アーケード版を動かせるチップを準備するより安価なのでしょう。こちらは、NES版ではない模様。かといって、アーケード版そのものでもない。縮小される関係で自機の大きさやスコアサイズなど見やすいように調整してあると思われます。


 NES版だとタイトル画面も出る上に横画面仕様になっているため興醒めしてしまうのですが、こちらはアーケードの雰囲気を壊す要素はあまりない。もちろんサウンドもアーケードっぽい音が鳴っている。反面、小さすぎるため遊ぶためのミニゲームとして考えるとがっかりするかも。テーブルの上でデモを流してにやにやしたい人向け。


 こちらは、Tiny ArcadeのPac-Man。ラインナップは他に、ミズ・パックマン、スペースインベーダーがあり、9月にはディグダグ、ギャラガ、フロッガーが控えている。


 米国製の玩具にはお約束ですが、パッケージにTRY ME!の小窓が付いており、そこから指を入れてボタンを操作すると数秒のデモが流れる。日本だとTRY MEは安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S。


 紹介動画などを見るとSuper Impulse社のミニちらしが付いていることもあるみたい。Super Impulse社は、ミニチュアの玩具を得意にしているメーカーのよう。


 パックマン筐体。筐体自体は共通ですが、デカールでまったくイメージが変わってしまう。
 

 映画などではお馴染みのパックマンの海外筐体。日本版はもっとかわいらしいイラスト。もっとも日本では、そのほとんどがテーブル筐体だったと思います。


 パックマンは迷路の都合もあるのか、キャラクターの大きさも極小サイズ。サウンドや雰囲気などは、ほぼアーケード版を再現している。 


 動画など見ているとこのようなミニチュアアーケード筐体に熱狂しているのはほとんどアメリカ人。この日米の温度差の違いには、アメリカではグラフィカルなアップライト筐体がメインだったけれど、日本ではテーブル筐体やゲームの入れ替えのし易い汎用の筐体がメインだったという事情もあるのかも。


 ということで、タイニーアーケード TINY ARCADEでした。2,000円でこの出来だったら超絶的にお勧め。また、詳しくやります。机の上に並べて和むアクセサリーとして。


20世紀 2016年5月号・(古本/クレタパブリッシング) 375円(送料250円)

 20世紀 2016年5月号は、クレタパブリッシング社発行のムック本。同社より出ているタンデムスタイル増刊号。タンデムスタイルは中高年向けのバイク雑誌だが、クレタパブリッシングは昭和40年男という雑誌も出版しており、どちらかというとそちらの増刊といったほうが近い。発売時700円ほどだったが買い逃しており、すぐに売り切れて早々にプレミア値が付いていた。なんとか、発売時の価格に近いものを見つけたため購入。


 20世紀に起こった出来事について詳細に特集をするといった内容。今号はアーケードゲーム(ゲームセンター周りでの出来事、トピックス)を取り上げている。発売時に評判となり、すぐに売り切れたムック本なのだけど、その評判通り内容はなかなか深い。


 インベーダーの西角友宏氏、ぜビウスの遠藤雅伸氏、ハイスコアガールの押切蓮介氏のインタビューが収録。


 中でも目を引くのが、この特集の最大の売りとも言えるインストラクションカードの紹介。前述のようにアメリカではカラフルなアップライト筐体が主流だったが、日本では汎用のテーブル筐体がメインだった。そのためゲームを思い出させるアイテムとして、日本人的にはテーブル筐体に挟んであったこちらの方が大きいのかも。これのみ書籍として出版したら、そこそこいけると思う。


 代表的なゲーム、ゲーム機類はしっかりと紹介されている。ほとんどのレトロゲーム特集ではここまでだと思いますが、この本の他との違いは、ゲームセンターにまつわる周辺事情、当時の風俗などもしっかり収録されている点。


 ゲームセンターやゲームコーナーには欠かせないアイテムのひとつだったジュークボックス。


 こちらもゲームセンターには欠かせないピンボール。


 アタリ社のブッシュネル氏とアタリ社のグラフィカルな広告、ちらし類。


 当時もののシャープの広告や、もぐら叩き(トーゴー)のちらし?なども収録。


 これまた外せない10円ゲーム。


 直接ゲームセンターとは関係ないけど、レトロなうどん、らーめん類の自動販売機ネタも。この雑誌が発売された頃、ちょうど書籍が発売されたり、マスコミで取り上げられたりと、この懐かし自販機ネタが注目され始めていた。


 ということで、クレタパブリッシング社の20世紀 2016年5月号でした。プレミア的な価格で買うのはどうかと思いますが、定価に近い価格で見つけられたらお勧め。昭和40年男もそうですが、このクレタパブリッシング社の取材力、素晴らしい特集を組まれてなかなかあなどれません。

散財日記 in トンネルズ&トロールズ カザンの戦士たち

2018-08-08 19:32:02 | 散財日記・雑記

 ということで、今回はあまり間を空けずに続けての散財日記。ファミコンミニの成功に触発されてか、最近次々とレトロゲーム本が出版されたり、ミニチュアのゲーム機の復刻が続いている。注目作として国内ではネオジオミニですが、海外でもこんなのこんなのが出るなど復刻ラッシュといった賑わいを見せています。

X68000用 トンネルズ&トロールズ カザンの戦士たち・(中古/New World Computing/スタークラフト) 740円(+送料)

 そのような盛り上がりからまったく背を向けて、こちらはしばらく前に入手したもの。トンネルズ&トロールズ カザンの戦士たちは、トンネルズ&トロールズのコンピュータゲーム版として、1989年にNew World Computing社が製作したTunnels & Trolls: Crusaders of Khazanを、日本ではスタークラフト社が移植したもの。PC-98、X68000、FM TOWNSなどの他、8ビットのPC-88版、FM-7版、X1版などがあったよう。


 物語は、ドラゴン大陸に存在するカザン帝国では何世紀にわたって絶え間ない戦闘、流血の日々が続いてきた。それは女帝レロトラーの無法な即位を受けてより加速していた。そして有史以来一千年の節目が迫ろうとしてきている今、賢者たちは人間界に頻発する不思議な出来事にも頭を悩ませていた。一千年までに人の住める地はすべて支配するとするレロトラー。この世に大魔術師カザンの再来を見ない限り、それは現実のものとなるだろう・・・。


 なぜこれを手に入れたかというと、ダンジョンズ&ドラゴンズやクトゥルフ神話の世界観やシステムを採用したゲームというのは多いけれど、トンネルズ&トロールズに関しては、その知名度に反してこれ一作のみということ。もうひとつは、この頃に多くの海外からの移植作品を手がけていたスタークラフト社の作品を手に入れたかったから。


 9,800円という価格が書かれていますが、この頃のスタークラフト社(海外作品)の価格というのは、とにかく高かった。ウルティマシリーズなんて15,000円とかしていた。価格を2,980円とかに抑えた廉価版などもあったのですが、それもあまりショップに置いてないなどなかなか敷居が高かった。


 ボックス開封時。この硬いボックスもスタークラフト社だと感じる。


 マニュアル。海外製のものはロゴがかっこいい。ブランド化というものをよくわかっているんでしょう。


 この時期のパソコンゲームだとコピーして閉じたような簡単な作りのマニュアルもまだあったと思いますが、きちんとしたマニュアルが付いている。もっとも、この作品は攻略本も存在するのですが、攻略本を見ても解けないと言われるほど難解な作品のため、詳細なマニュアルも付いてて当然か。


 キャラクターシートやマッピングシート。高価だった分、このような付属品が充実していたのもスタークラフト社の特徴。ウルティマだと布製のマップや鉄製のアンクなどが付いていた。


 ゲーム起動の仕方。X68000版はフロッピー3枚組み。FM TOWNS版はCD-ROMだったようですが、PC-88などの8ビット版はフロッピー12枚組みだった模様。


 スタークラフト社宛のアンケート葉書も付いてきた。


 これは起動不可ということだったのですが、起動不可もなにもX68000自体を持っていませんから、どちらでも良いのですけど。10年位前、リサイクルショップにモニター込み29,800円くらいで置いてあって、スルーしちゃった。


 PC-88版などの12枚組みは凄まじかった模様。店に入ったら読み込み、ディスク入れ替え、戦闘に入ったら読み込み、ディスク入れ替え、戦闘が終了したらまた入れ替えなど。


 トンネルズ&トロールズ オーナーカードが付いていた。これとは別に証明を添えて申し込めば終了証がもらえたみたい。ゲームの終了認定とは、難解なゲームが多かったこの当時のゲームにはある意味お約束のひとつでした。


 内容物一覧。実は、これにマップが付属してくるのだが、付いていなかった。起動不可ということと、マップが付いていないため、この価格だった。ショップだと5千円~1万円前後するため、ネタとして紹介する都合上マップ無しは辛いけど、この価格では仕方ない。


 トンネルズ&トロールズのソロシナリオの中では、カザンの闘技場が同じカザンを舞台としており近い。カザンの闘技場は、ひたすら戦闘を繰り返すのみのシナリオで、レロトラーは物語背景の説明にのみ登場するだけでカザンの謎を解き明かしたり、レロトラーを倒したりという展開にはならない。そういう意味では、カザンの謎を解き明かし、レロトラーを倒すことが最終目的というこの作品の世界観は、トンネルズ&トロールズを知る人にとっては魅力的。トンネルズ&トロールズの世界観の中ではレロトラーというのは、かなりのビックネームなのです。しかし、そこには問題点が。上述のディスク12枚組みの頻雑な入れ替えを含めて、致命的なバク、海外ゲーム特有の理不尽なゲームバランスなど、攻略本があっても最後まで解き終えるのが困難といういわくつきの作品だったりします。


 海外では、2005年に30周年記念版として第7版のルールブックやソロアドベンチャーとともに復刻版を納めたCD-ROMなどが発売されたよう。日本では入手は難しいでしょう。当時実際にプレイしておらず、X68000自体も所持していないため、内容の解説は難しいのですが、もう少し調べてまたネタとして詳しくやります。


しまむら×懐かしのセガゲームコラボ スペースハリアー
しまむら×懐かしのセガゲームコラボ ファンタジーゾーン(新品・ファッションセンターしまむら/セガ) 980円

 こちらは、数ヶ月前に話題となったコラボTシャツ。発売時に入手していたのですが、更新が遅れていたためようやくの紹介。しまむらは、様々な企業とこラボして話題の商品を展開していますが、こちらはセガとコラボしたもの。このようなレトロゲームTシャツというのは、珍しくなくスペースハリアーのものは他にも売られていますが、何と言っても特筆すべきは大手しまむらとコラボしての980円というその価格。ショップなどが企画して4,000円~くらいのものがほとんどの中で異彩を放っています。


 あのポスターやゲームソフトのパッケージになった精悍なイラストを持ってくるかと思いきや、ぱっと見、子供の落書きのような稚拙なタッチ。なんでこれを図案に選んだのと思いつつ、実はこれ筐体の側面に描かれていたイラストをTシャツ化したもの。それに気付いた時点で買わざる得ない。


 一面のボス敵スケイラ/SQUILLAを図案化したもの。オープニング画面やポスターにも登場したマンモス/MAMMOTHもちょびっとだけ登場している。


 自キャラのハリアー君。髪が長くて女性みたい。おまけに背中にロケット背負っているし。超能力者じゃなかったんかい。ポスターだとサングラスを掛けた短髪のいかつい白人のにーちゃんなんだけど。


 ということで、簡単なGIFアニメで動かしてみる。


 同時に発売されたファンタジーゾーンはタイトルのみとちょっと残念な出来。この作品こそ可愛らしいキャラの宝庫なのに。


 商品タグに負けて購入してしまった。


 袖口にオパオパがデザインされている。背中にボスとかもうちょっと頑張ってほしかった。


 ということで、こちらも簡単なGIFアニメで動かしてみる。


 今の時点だとユニクロがナムコとのコラボTシャツを発売している。ほんとにレトロなものブームですな。ネオジオミニやらあれこれ買ったため、今は無理。今月の給料日まで残っていたらという感じでしょうかね。