80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

Pocket Boy コラムス(COLUMNS)・ハシートップイン/セガ

2012-02-13 23:49:25 | 電子ゲーム


 Pocket Boy コラムス(COLUMNS)は、㈲ハンドヘルド製造で、㈱ハシートップインから発売されているPocket Boyシリーズのひとつ。元ネタのコラムス(COLUMNS)は、セガより1990年に発売された落ち物パズルゲーム。


 元々コラムスは、テトリスに影響を受けて作られたゲームのひとつです。セガは、アーケード版のテトリスを手がけていましたが、先に任天堂に版権を押さえられ、コンシューマ版を出せなくなってしまいます。このコラムスは、その代わりに開発されたとも言われています。アーケード(90年3月)と同年(90年6月)に、メガドライブに移植されてヒットしています。その後もゲームギア、SS、DCなどのセガハードのみならず、PC-エンジン、SFC、GB、GBA、PS2へと移植されて、落ち物の定番のひとつになりました。単なる移植だけではなく、アーケード版だけでも6作品、GG2作品、MD3作品、SS2作品、DC1作品など続編も作られています。 


 ルールの方は、縦3列で落ちてくる宝石の順番を入れ替え、縦、横、斜めに3つ以上揃えれば消えるというもの。テトリスとの違いは、消えた宝石の上にあった宝石が下に落ちることによって、連鎖と呼ばれる反応がおきること。同じくセガのぷよぷよと並んで、この連鎖がゲームの戦略性や爽快感を生んでいました。落ち物パズルの定番、古典のひとつといってよいかと思います。


 電子ゲームの方は、元々このMINI携帯ゲームのジャンル自体が、90年代後半のキーチェンテトリスのヒットにより生まれたともいえますので、MINIゲーム向きだと思います。ただコラムスの場合、石の種類を形よりも色で瞬時に判断している部分があり、モノクロに移植するのはここがネックになります。そこは、不可能を可能にするハンドヘルド社、なんと白黒で(魔法石を含めて)6種の宝石を再現しています。同じく色が重要な要素であるぷよぷよも、(おじゃまぷよを含めて)5種再現。ぷよぷよの場合は、対戦キャラまで再現して、遊びやすいかどうかはさておき、今回もハンドヘルド社いい仕事しています。


 個人的には、アーケード版の印象が強いですが、やはりコラムスと言ったらメガドライブ。発売されなかったテトリスに代わってヒット作となったようです。


 時期的に、同時代のGGのイメージも強いですね。GGは、カラーのため再現性にも問題ありません。


 個人的なコラムスの思い出といえば、94~95年頃に20円になったアーケード版を延々とやった記憶があります。もうゲームに熱中する時期は過ぎていて、時間つぶしのような遊び方だったでしょうか。BGMがテトリスと比べても、なんとなく物悲しいような、さびしい様な感じの曲調で、漠然とゲームをしていたその頃の気分にあっていたような気がします。


 ということで電子ゲーム、落ち物、セガというキーワードに反応する方にはお勧め。時間つぶしにも、ちょうど良いのではないでしょうか。



参考:Wiki コラムス、ハシートップインHP、セガはいかにコラムスの移植に執念を燃やすか/宮の日記

Pocket Boy ペンゴ(Pengo)・ハシートップイン/セガ

2012-02-12 01:17:51 | 電子ゲーム


 Pocket Boy ペンゴ(Pengo)は、2009年に株式会社ハシートップインより発売された電子ゲーム。製造は、有限会社ハンドヘルドによるもの。元ネタとなったのは、1982年にセガより発表されたアーケードゲームペンゴ(Pengo)。


 ペンゴ(Pengo)は、ペンギンのペンゴを操作して、氷を押すことによってすべらせて敵(スノービー)を倒すアクションゲームです。各ラウンドごとにダイヤモンドブロックというボーナスキューブがあり、それを縦横に揃えることによってボーナス点が入ります。アクションがメインですが、倉庫番のように氷を押すことはできても引くことはできず、このダイヤモンドブロックを揃えるのに多少のパズル性ももっていました。BGMには、ガーション・キングスレイの『ポップコーン』が使用されており、その軽快な印象とともに人気のあった作品でした。アーケード版の現役当時にも電子ゲーム化されており、バンダイよりFLゲームと、液晶ゲームが発売されていました。それにしても、なぜ今のこのタイミングで、ふたたびペンゴ?という感じでの再登場となりました。


 パッケージのペンゴとスノービーのデザインも、実は当時のインストに準拠したもの。


 ゲームの移植度の方は、さすがにBGMポップコーンは再現されていないものの、それ以外はほぼ完璧といった内容。ペンゴを操作して、氷をすべらせスノービーを潰していきます。ペンゴの描かれたダイヤモンドブロック(オリジナルは★)も再現されており、壁を揺らすことによって、スノービーを痺れさせる壁揺らしも再現されています。ペンゴのおなかの部分が、スノービーのキャラに振り分けられ、80年代当時販売されていたバンダイのFL版にほぼ準拠した内容となっています。バンダイ版よりフィールドが広く、FL版ではダイヤモンドブロックは点滅で表示、FL版にはペンギンが踊るデモが再現されている、といった違いがあります。画面横のペンゴロゴを押す、ピングーみたいなキャラもかわいく、ほぼ完璧な再現度といってよいかと思います。


 ペンゴは人気があったわりには移植に恵まれておらず、電子ゲーム版の後はGG(ゲームギア)版まで待たねばなりませんでした。BGMも版権の関係か、海外版や移植によっては再現されないこともあったようです(GG版では、許諾を取って再現されている)。これは、販売元はセガですが、開発元はコアランド(現バンプレスト)で、コアランドにも持込であったという説があって、権利関係が複雑だったためとも言われています。同じくコアランド開発のジャンプバグも、そこそこ人気や知名度があった割には、あまり移植には恵まれてなかったよう思います。


 ちなみにこのコアランド、80年代にはペンゴ、ジャンプバグ、青春スキャンダル、ごんべ~のあいむそーりーといった個性的な作品を発表していました。それがバンダイの子会社バンプレストになったというのも不思議な感じがしていたのですが、もともと豊栄産業という、アミューズメントのプライズものを手がける会社だったようです。アミューズメント産業への進出を模索するバンダイと資本提携していて、そこからバンダイの子会社になったようです。現在では、これまでのバンプレストは親会社バンダイナムコに吸収されて消滅、現在では、ゲームブランドとしてのバンプレストと、プライズを扱う(新)バンプレストという新会社になっている様です。


 そのようなマニアックな話はおいて置いて、現在ではあのペンゴの移植だ!ということで買っている層は少ないでしょうね。80年代どころか、90年代すら知らない層に、お洒落なファンシー雑貨屋に置いてある、ファンシーなパズルゲームとして買われているのでしょう。


 ということで、ペンゴ、電子ゲーム、コアランドというキーワードに反応する方にはお勧め。個人的には、バンダイのFLゲームが欲しかったので、その意味でも手に入れたい一品でした。



参考:Wiki ペンゴ、コアランド(バンプレスト)の項、帰ってきた電子ゲーム、GAME&WATCH ゲームウォッチ カンストへの道、ARCADE GAMERS白書

散財日記 in ペンゴ

2012-02-11 17:50:06 | 散財日記・雑記

settima(セッチマ)はみがきスペシャル 80G・(サンスター株式会社) 642円×2
Pocket Boy/ペンゴ・(新品/株式会社ハシートップイン) 940円

 久々の更新になります。年末年始は、試験勉強やら何やらでかなりハードな年末進行になっていました。ここに書いた問題も一時は解決したかに思えたのですが、年末にかけてさらに最悪の状態におちいり、正月は凹んで過ごしました。とりあえず問題は片付き、やっと落ち着いたのですが、失ったものは戻ってきませんでした。とりあえず、やらなければならない所用は片付き、問題も片付いて落ち着いた状態にはなってます。気分的にレトロどころではなく、散在もしていない状態なのですが、アマゾンにて日用品を購入したついでに、ポチってみました。



 settima(セッチマ)はみがきスペシャルは、ドイツ製の歯を白くする歯磨き粉settima(セッチマ)のバリエーション商品です。80年代に、少年ジャンプや月間ジャンプの裏に通信販売でよく載っていた、知っている方には懐かしいあれです。煙草のヤニ、コーヒーや茶渋などの落ちにくい汚れを落とし、歯を白くするとうたわれていて、強力すぎるため、毎日の使用ではなく週に2~3回くらいを推奨しています。日本ではサンスターがライセンス製造を行っているようですが、販売店が限られていて店頭ではなかなか手に入りません。歯のホワイトニングは、歯科医で行ってもらうのが一番効果的なようですが、値段も手頃だしちょっと試してみようと購入してみました。


 Pocket Boy/ペンゴは、2009年にファンタージーゾーンと一緒に発売された電子ゲーム。有限会社ハンドヘルド製造の、株式会社ハシートップイン販売のもの。ファンタジーゾーンと一緒に手に入れようと思っていて、延び延びになっていましたので、セッチマのついでにポチってみました。


 このシリーズ、もともとはエポック社のレトロシリーズとして販売されていたものですが、販売元が変わってから、あまり新作が出なくなってしまいました。元ネタのペンゴは、1982年のセガのゲーム。ただハシートップインは、ファンシー雑貨の会社ですから、マニアックなレトロネタというよりファンシー雑貨の一つとして売られているっぽい雰囲気。購入する層も、おそらくかわいいペンギンのミニパズルゲームという感覚で買っていると思います。


 一応忙しい時期は脱したのですが、まだやらなければならないことは残っています。更新はぼちぼちになるかと思います。ということで、Pocket Boy/ペンゴネタに続きます。