ハイドライド/MSX ROM版
ハイドライドⅡ/MSX メガROM版
ハイドライド3/MSX2 4メガROM版・(中古/T&E SOFT) 3つで500円
年も押し迫って何をやっているんだろうというところですが、前回のレトロゲームを投売りしてた店に仕事帰りに再び寄って来ました。ここのところレトロ関係に対しての関心が、かなり下がっていたのですが少し戻ったようです。これは、MSX版ハイドライドの三部作です。ハイドライド (HYDLIDE)とは、1984年にPC-8800シリーズで登場した(日本で最初期の)アクションRPGです。当時のほとんどのPCに移植されるなど、人気を誇った有名な作品で、85年に続編ハイドライドⅡ、87年にハイドライド3が発売されました。FCでも一作目が“ハイドライドスペシャル”、3作目が“ハイドライド3 闇からの訪問者”(発売元はナムコ)として発売されましたが、あまり話題とはならず評価もそれなりだったようです。ただ当時のPCの世界では、人気、知名度共にトップクラスの作品でした。
私は、MSXユーザーでしたので第1作目(テープ版)と3作目のMSX/ROM版を持っていたのですが、三作品ともMSXに移植された時は衝撃的でした。第1作目は他の機種では64KバイトのRAMを使用して作られているのですが、MSX版では半分しかない32Kバイトで再現されていました。第1作目の6倍のマップを持つハイドライドⅡでは、移植は不可能だと思われましたがメガROM+SRAMを使用して再現。4メガROMを使用した第三作めでは、MSXの性能を極限まで使用したのではないかと思われるグラフィックの凝りようでした。
それぞれのROMカセットと説明書です。ハイドライドでは、説明書もぺらぺら(特にテープ版)なものですが、ハイドライト3の時点になると小冊子といえるくらい凝った作りになっています。この3作品は、80年代当時のアクションRPGの進化の過程そのものでしたが、特にMSX版の場合はMSXの性能をどれだけ極限まで引き出せるかの進歩の過程だったように思います。
忍者プリンセス・(中古/セガ・ポニーキャニオン) 下記ソフトと3つで500円
こちらは、MSX版の忍者プリンセス。忍者プリンセスは、1985年にセガよりアーケードゲームとして登場した作品です。セガSG-1000にも移植されていたのですが、MSX版はポニーキャニオンより販売されていました。なんだかファンシーなパッケージ絵がいかしてます。
アーケード版は全16ステージだそうですが、MSX(セガSG-1000)版は13ステージ。グラフィックは単色のスプライトがちょっと寂しいですが、グラフィックがぐっと綺麗になったMARKⅢ版は、キャラが男性の忍者へと変更になっており、こちらの方が雰囲気はよく再現されていると思います。
PCソフトのパッケージは、ファミコンなどと比べて凝ったものが多かったのですが(価格も高かった)、当時のポニーキャニオン製のソフトは、紙箱にぺらぺらなトレーと薄い説明書という仕様でした。ただ当時は、なぜかこの素朴さ加減に引かれたものでした。海外作品の移植が多かったからかも。
スターラスター/ナムコット12
タッグチームプロレスリング/ナムコット13・(中古/ナムコ)
FCソフトより初期ナムコット2作。さすがにこの値段ですから、あらかためぼしいものは漁られたあとかも。FC参入後、アーケードの移植作品を出していたナムコですが、このあたりからFCオリジナルを投入してきました。スターラスターはナムコのFCオリジナル作品の中でも評価の高い一本だと思います。個人的なイメージとしては、ボスコニアンの3D作品というイメージでした。タッグチームプロレスリングは、データイースト『ザ・ビッグプロレスリング』の移植版。ナムコが他社の作品を移植するというのは、この頃は少し意外な感じがしましたね。