12月の月忌参りの時、お寺さんに1年間の挨拶をした後「1月はお休みでしたね。」と言ったら、「1月に『やぎと』をされますか?」と聞かれた。初めて聞く言葉だが、「家祈祷」、つまり、家のお祓いのことだそうだ。
近所の神社から新年のお祓いに来られるが、最近は千葉で正月を過ごし留守にするからか、来られないことがある。だから、お願いすることにした。
義母から仏壇を預かって以来、お墓や仏壇を新調したりしたが、なにぶん、リタイア後も、月忌参りの日に留守にすることが多かったので、1月はお休みにしておられたのだろう。
家祈祷は、法華宗、日蓮宗、禅宗、真言宗(?)で行われる仏事だそうだ。私は実家が浄土真宗なので、小さい頃から、日曜学校で歌を歌ったり、お盆には仏壇の仏具を磨くのが子供の仕事だったり、でお経も少しは読めるし、「ごぼまいり」や「ほんこさま」と言う言葉もなじみ深い。
法華宗のことも少しずつわかってきたが、まだお経もろくに読めないのだ。
ともかく、日取りを決め、準備する品を紙に書いてもらった。赤いローソク、お鏡一重ね、洗い米、塩、お酒、仏様のご膳。お正月花も枯れかかっているので、春らしい彩りを添える。
仏様には、昨年から綿帽子をお被せしてある。日蓮上人が額を傷つけられた故事に由来する。
約束の時間に、若はんと二人で来られた。もう2軒回って来られたとのこと。法衣に着替えられ、三十番神像の軸をかけられてお経が始まった。速く激しいお経だ。「大難、小難、微難」を祓うとの言葉が聞き取れるくらい。さっぱり意味不明の言葉もあって後で聞いたら、呪文だそうだ。サンスクリットを漢字に当てはめて経文に書いてある。こんな難しいお経を読むだけでも修行しなければなるまい。他にもいろいろな仏典の話をしてくださったが、難しい、の一語に尽きる。
洗い米と塩を混ぜ、お酒と一緒に、家の外の4隅に撒いた。これで1年間、家の難は免れると思うと、気持ちも晴れた。
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毎月 お寺お参りに来られてますが私は仕事に行ってるので義母にまかせっきり・・・さっぱりお寺のことはわかりません(お宮さんのことも)お寺でもいろいろな行事があるのでしょうけど・・・うちは真言宗なのでちょっとお経も長いんですよ・・・
今はそれでいいのですよ。
でも、将来のためにノートに書いておいてもらうか、いつかきちんと一緒に見ながら、やりながら教わっておくと安心です。
ま、親類や友人に聞きながらでもどうにかなりますが。
近所に日蓮宗のお宅が何軒かありますが
とても丁寧で感心しています。
浄土真宗はあまり決まりごとが無いようです。
家祈祷をしてもらえば一年間安心ですね。
お寺のお払いのことも・・。
宗教によって違うのですね~。
お宮さんは、お祓いに来られないのですか。
「やぎと」は我が家は本職だからよく聞きます。
漢字の「家祈祷」は知りませんでした。
我が家は「やぎと」は頼まれます。
新築の家や家のお祓いを欲しいとき。
やはりそうですか。
私も、日蓮宗の友人に、そのお宅の場合を尋ね参考にしましたよ。
持つべきは友人、世の中のしきたりは聞かないとわかりませんね。
本文に追加して書いたけど、白山神社が回っておられたのですが、我が家は留守が多いからか、今年はずっと家にいたのに来られなかったです。
やはり真言宗もなのですね。
お正月だけじゃなく、その家によりいつでも頼まれるのですね。
ご主人がいらっしゃるのですね。