ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

二枚舌

2007-08-03 09:39:03 | Weblog
 画は歌川国貞(くにさだ)(三代豊国)(1786~1864)

 「奇術競」より鳴神上人です。


 さて、二枚舌、ダブルスタンダード

 といえばアメリカです。

 小沢一郎がシーファー駐日大使の面会要請を

 断ったとか。

 小生、この小沢一郎なる人物、

 裏表のさだかならぬ曲者であると思っていますが、

 「対米追従外交」はやらないそうですから、

 これはこれで一つの見識かと思います。

 テロ特措法など元々無意味だし、

 もう十二分以上に義理は果たしたんでは。


 
 ◆変見自在「マスター」 高山正之

 『週刊新潮』2007年7月19日号


朝鮮人が言い出した従軍慰安婦問題が、米下院議会に持ち込まれた。
 読売新聞はこんな嘘っぱち決議が採択されたら国辱もの、米議会の「誤解をとけ」と社説
でやっていた。
 下院議員は「中古車のディーラーよりややまし」というのが米国での評価だが、それでも
日本の議員よりは遥かにましでちゃんと調査もし、勉強もする。
 だから慰安婦問題が真っ赤な嘘なのは百も承知だ。つまり誤解ではなく、故意に朝鮮人の
嘘に乗って日本非難をしている。
 なぜか。家に押し入って女をさらって強姦するとマイク・ホンダらが言う手口は、米軍が
フィリピンやベトナム、そして日本でやってきたものだ。
 ジョン・ダワーはイラクの占領統治にからんで「日本統治はうまくいった」と書いていた。
「日本では米兵士は高い道徳性を示し、尊敬された」と。
 馬鹿は休み休み言った方がいい。米軍は上陸するとすぐに日本側に女を差し出せと命じた。
三業地の女性が泣く泣く「性の防波堤」になった。
 しかしダワーの言う道徳的な米兵は防波堤を乗り越えて民家に押し入り、婦女子を暴行して
回った。
 抵抗したり、わが娘を庇ったりした親は殴られ、時には殺された。警視庁管内ではそういう
狼藉が一日に46件もあったと当時の読売報知は報じている。
 調達庁の資料では占領期間中に米兵に殺された者が2536人、障害を負った者3012人とある。
 それが表に出なかったのはGHQが毛沢東の中国以上の言論封殺をやったからだ。ダワーは
それを知りながら「道徳的な米兵」の嘘を言い立て、米国も占領下での米軍の狼藉がばれる
のを恐れて、嘘つきダワーにピュリッツァー賞までやった。彼は嘘つきじゃあありませんと。
 そんなところに嫉妬深い隣のおばさんみたいに朝鮮人が日本の悪口を言い立てると、
これ幸いと率先して乗っかって日本を攻め立てる。攻撃は最大の防御というわけだ。
 これが米国の本音だ。決して誤解ではない。

(以下略 )

◆(封印されていた占領下の米兵「日本婦女子陵辱事件」ファイル・水間政憲より一部抜粋)

SAPIO 4/11号

「T子(十一歳・武蔵野市小学校五年生)R子(同)A子(同)の三人は、十月(中略)武蔵野の林の
なかを仲良く手をつないで歩いていた。」<キャンプ・トウゴウの近くで夢中でスケッチしていると、
まずR子がおそわれ、次々に米軍の餌食になってしまったのだ。彼女達のスカートは切られ、
何が起こったのか全然わからなかった。R子とA子は気絶し、T子はまた泣き叫ぶと、アメリカ兵
は彼女の顔を蹴り、ジープで去った。

このような事件が全国で続発している中で、1946年4月東京・大森で恐ろしい事件が勃発した。
<N病院(=中村病院。その後廃業し、跡はビルと道路になった。)は三台のトラックに分乗した
米兵によって、およそ一時間近くも病院じゅうを荒らされた。彼らの総数は二百人とか三百人とか
いう説もある。婦人患者のうち重症患者を除く四十数人と看護婦十七人、ほかに十五ないし二十人
の付添婦・雑役婦などが陵辱された>

「彼等は大病院に乱入し、妊婦・産婦・病気の婦人たちの布団をはぎとり、その上にのりかかった」
「二日前に生まれたばかりの赤ちゃんフミ子ちゃんは、一人の兵隊にユカに蹴落とされて死んだ」
「M子などは続けざまに七人の兵隊に犯され、気絶した。」そして、「裸で転がっているあいだを
通って、侵入してきたときと同様、彼等は表玄関と裏口から引き上げていった」
- 慄然とする内容である。

慰安婦非難決議の第4項にこうある。
「現在と未来の世代にわたり、このようなおぞましい犯罪があったことを教育せよ」 
この言葉、そっくりそのまま米国にお返しする。


◆評論家・西尾幹二 慰安婦問題謝罪は安倍政権に致命傷[04/27]

■保守の本当の声結集する政権を待つ
 ≪そらされている熱い感情≫ 
 私は冗談のつもりではなかった。けれども人は冗談と取った。話はこうである。
 月刊誌「WiLL」編集部の人に2カ月ほど前、私は加藤紘一氏か山崎拓氏か、せめて福田
康夫氏かが内閣総理大臣だったらよかったのに、と言ったら「先生冗談でしょ」と相手にされな
かった。今までの私の考え方からすればあり得ない話と思われたからだが、私は本気だった。
 安倍晋三氏は村山談話、河野談話を踏襲し、東京裁判での祖父の戦争責任を謝り、自らの
靖国参拝をはぐらかし、核と拉致で米国にはしごをはずされたのにブッシュ大統領に抗議の声
ひとつ上げられず、皇室問題も忘れたみたいで、中国とは事前密約ができていたような見えす
いた大芝居が打たれている。これらが加藤、山崎、福田3氏の誰かがやったのであれば、日本
国内の保守の声は一つにまとまり、非難の大合唱となったであろう。
 3氏のようなリベラル派が保守の感情を抑えにかかればかえって火がつく。国家主義者の
仮面を被った人であったからこそ、ここ10年高まってきた日本のナショナリズムの感情を押し
殺せた。安倍氏が総理の座についてからまぎれもなく歴史教科書(慰安婦、南京)、靖国、拉致
の問題で集中した熱い感情は足踏みし、そらされている。安倍氏の登場が保守つぶしの巧妙な
目くらましとなっているからである。

 ≪「保守の星」安倍氏の誤算≫
 米中握手の時代に入り、資本の論理が優先し、何者かが背後で日本の政治を操っているの
ではないか。
 首相になる前の靖国4月参拝も、なってからの河野談話の踏襲も、米中両国の顔色を見た
計画的行動で、うかつでも失言でもない。しかるに保守言論界から明確な批判の声は上がらな
かった。「保守の星」安倍氏であるがゆえに、期待が裏切られても「7月参院選が過ぎれば本格
政権になる」「今は臥薪嘗胆(がしんしょうたん)だ」といい、米議会でのホンダ議員による慰安婦
謝罪決議案が出て、安倍氏が迷走し、取り返しのつかない失態を演じているのに「次の人が
いない」「官邸のスタッフが無能なせいだ」とかわいい坊やを守るようにひたすら庇(かば)うのも、
ブレーンと称する保守言論界が政権べったりで、言論人として精神が独立していないからである。
 考えてもみてほしい。首相の開口一番の河野談話踏襲は得意の計画発言だったが、国内
はだませても、中国サイドはしっかり見ていて安倍くみしやすしと判断し、米議会利用のホンダ
決議案へとつながった。安倍氏の誤算である。しかも米国マスコミに火がついての追撃は誤算
を超えて、国難ですらある。
 最初に首相のなすべきは「日本軍が20万人の女性に性奴隷を強要した事実はない」と明確
に、後からつけ入れられる余地のない言葉で宣言し、河野衆議院議長更迭へ動き出すことで
あった。
 しかるに「狭義の強制と広義の強制の区別」というような、再び国内向けにしか通じない用語を
用い、「米議会で決議がなされても謝罪はしない」などと強がったかと思うと、翌日には「謝罪」の
意を表明するなど、オドオド右顧左眄(さべん)する姿勢は国民としては見るに耐えられなかった。
 そしてついに訪米前の4月21日に米誌「ニューズウィーク」のインタビューに答えて、首相は
河野談話よりむしろはっきり軍の関与を含め日本に強制した責任があった、と後戻りできない
謝罪発言まで公言した。

 ≪通じない「事なかれ主義」≫
 とりあえず頭を下げておけば何とかなるという日本的な事なかれ主義はもう国際社会で通らな
いことをこの「保守の星」が知らなかったというのだろうか。総理公認であるからには、今後、元
慰安婦の賠償訴訟、過去のレイプ・センターの犯人訴追を求める狂気じみた国連のマクドゥー
ガル報告(1998年8月採択)に対しても反論できなくなっただけでなく、首相退陣後にもとてつ
もない災難がこの国に降りかかるであろう。
 米国は核と拉致で手のひらを返した。6カ国協議は北朝鮮の勝利である。米中もまんざらで
はない。彼らの次の狙いは日本の永久非核化である。米国への一層の隷属である。経済、
司法、教育の米国化は着々と進み、小泉政権以来、加速されている。安倍内閣は皇室を危うく
した小泉内閣の直系である。自民党は真の保守政党ではすでにない。私は安倍政権で憲法
改正をやってもらいたくない。不安だからである。保守の本当の声を結集できる胆力を持った
首相の出現を待つ。(にしお かんじ)

http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070427/srn070427000.htm


・・・・・

八月は日本にとって慰霊の夏でもあります。

思い巡らす日々。