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仮面ライダーフォーゼ 第3話 「女・王・選・挙」 感想

2011-09-19 16:57:47 | 仮面ライダーフォーゼ
ハヤブサに謝れ、謝れ、な第3話(笑)。

今回の犯人、分かりました。

犯人は……、


サイドキックス(クィーンの取り巻き)の片方で、ステージ上で最初に倒れた女の子、です。


うん、間違いない。多分。

理由は、いつも脇役の自分では無く、主役の自分になりたかった、というのが犯行動機と予想します。

他の候補を襲ったのも、対立候補が少なくなれば自分が優勝する可能性が高くなるから。
※ユウキが襲われ無かったのは、自分なら勝てると思ったから。

プールサイドでの学園の悪口を隠し撮り出来るのは、普段から出入り出来るポジションにいる人物で、サイドキックスなら誰も怪しまない。
悪口を言うように仕向ける事も出来る。

そしてフェス当日、パフォーマンス後に最初に倒れた女の子(犯人)は自作自演で、そのまま舞台袖に掃けて、カメレオンに変身して舞台に戻り、もう一人のサイドキックスの女の子を襲う。

できるなら美羽も、と行きたいところだが弦太郎の邪魔が入り、敢え無く断念。
しかし、フォーゼとの戦いを逃れて、戻って来たタイミングで奥の手のプールサイドでの隠し撮りを披露。
これで美羽のクィーンの目は消える。

という筋書き、と予想。

でも、こういう予想は前置きで(笑)、フォーゼの舞台装置は学園もの、かつ、エリート、チャラ系、不良、オタクなどカテゴライズ&ヒエラルキーが存在する、という設定の中で、弦太郎がカテゴライズ&ヒエラルキー構造を青春パワーでブチ壊す、と言うところに最大の面白味があると思います。

カテゴライズ&ヒエラルキー構造に流された存在が前回のアメフト部の彼であり、サイドキックスの彼女なんだと思うんですよ。

一方、現クィーンの美羽は、カテゴライズ&ヒエラルキー肯定派だけれども、自分がトップであり続けるための努力は耐えずしていて、その辺が流されたメンバーとのメンタリティの違いとして描かれてるのね。

ランニングや水泳、チョコレートも食べずカロリーコントロールしてたり、パフォーマンスがアクシデントで中断されても、ショーは終わってないという気概を示す。

学園の生徒が、自分ができない事を美羽に投影しているということを嫌気がさしながらも客観視していたり、自分の上辺だけしか見ない周囲に嫌気がさしながらもクィーンを演じるというプライドを見せる。

今回の件で一度どん底まで落ちると思けど、次回この辺を弦太郎が救って欲しいところだね。

美羽の表面だけで判断せず、正面から挑んで来たのは弦太郎だけなんだから。


サイドキックスの女の子と、ホッピングのモジュールは引っ掛けられていると思っていて、どんな物にも使い道があるはず、使えないと言って切り離すのでは無く、自分でどうにかするチャレンジをする、と言うのが見所かな。

学園の生徒が結構打算的に描かれていたり(例えば対立候補の女の子が立候補を回避する心理だったり)、損得感情で動いたりするのは、ちょっと風刺的なところもあるよね。

そう言う中、ユウキがハヤブサの良さをアピールする、と言って出場した点に弦太郎は感動したのかもね。

でも、ハヤブサにあれは失礼だろう(笑)。

まあ、纏めますと、前述のように、サイドキックスの女の子も、この学園のカテゴライズ&ヒエラルキー構造に流されちゃって、自分より上位の者を妬んで捻れちゃってる(その妬みかつ憧れの存在の美羽は、プライドをもってその地位をキープする努力を惜しまないという対比構造もある)、そんな捻れ構造ををブチ壊す展開を期待してます。

そして最後はメインキャラ全員仮面ライダー部へ入部だ!

と言う事で、次回の解決編、楽しみにしております。