マクロ視点からミクロ視点へ、つまり、物語の外観・概観の説明は第4話までで頭だしが終わり、そろそろキャラ視点・過去・背景へと繋がっていく、ある意味そういう転換点だった第5話。
まずそのキャラ視点・過去・背景へと繋がるのはアレルヤ・ハプティズムからでした。
扱うテーマが大きくなっていきそうな感じだったので、そういう意味ではこのまま世界観やマクロ視点で突っ走るよりは、ここらでインターバルというか、少し視点と速度を変えた方が良いか?なんて感じていたときだったので、丁度良かったかも。
基本的にこういう作品では世界観やマクロ視点から、もしくはミクロ視点からでも、世界はこうだ!!的な回答は示さず、視聴者に疑問を提示する、もしくは考えるきっかけを提示することを目的とすることが多いと思うので、終局的にはキャラの内面や、現状でどう足掻いていくのか?という感じになっていくと思っているので、キャラ視点の掘り下げには結構興味ありました。
とは言え、キャラ視点だけでなく、今回最もすっごいメッセージがあったのは、ソレスタル・ビーイング(天上人)とセルゲイ中佐(地上人)の共闘という、序盤からやってくれる、という展開とその構造にあるわけで、キャラ視点だけじゃない、そういう演出がこの物語は面白いよね。
この構図とエンタメ演出(ガンダムマイスターの長距離援護)の相乗効果がなかなかに面白いです。
つか、こういう演出とか上手いよね、この物語は。
■アレルヤ・ハプティズム
二重人格だったの!?
というのがビックリな点でした。
しかもエア・ギアのアギトとアキトばりにどっちの目が隠れているか(見えているか)で人格がスイッチしているかどうかが判別できるというなんとも便利なギミックをお持ちで(笑)。
初回登場時から芝居がかったというか、第3者を意識した発言が多いなぁと思っていたのですが、そういうことだったんだ。
つか、今公式HP見たら性格は、「普段は優しく、穏やかな性格」って書いてあるじゃん!
…そういうところから既に伏線が張られていたのか。なるほど。
刹那には第1話冒頭で見たような過去があるわけだけれども、このアレルヤにも宇宙をさまよったと思しき過去があり、それが何らかの今のアレルヤ(達?)にも影響していることは明らかなんで、ガンダム・マイスターにはそれぞれそういった何らかの過去があるんだろうね。
もっとビックリだったのは、人革連の超兵ソーマとの共鳴反応ですね。
ニュータイプ?とか思ったけど、この物語でそういうのやるのか分からないのでそれは保留。
どちらかというと、アレルヤ自身が超兵のプロトタイプだった、とか何らかの関連が人革連とあるんだろうなと予測。
公式HPにも「孤児であった幼少時代を人類革新連盟で過ごす」って書いてあるし。
…そうなるとアレルヤの紹介文の半分は伏線だったってことになるな(笑)。
つか、ここでのもう一つのポイントは超兵ソーマの存在について、技官はむしろそういう存在は当然である、という態度と、それに対するセルゲイ中佐の態度ですね。
ここはガンダムSEEDシリーズでも同じように取り扱われているんだけれども、(300年後ではなく現在の)モラルハザードの側面に対する警鐘と見るべきなんでしょうね。
重力は良い、とか、自分の見たものしか信じないとか、今回の件といい、男を上げてます。
何気にセルゲイ中佐、渋いです。地上人代表です。
あれ、アレルヤのこと書いてたら最後はセルゲイ中佐になってたよ(笑)。
■ティエリア・アーデ
ガンダムに乗る資格はあるのか?
以前は刹那に対して言っていた言葉を今度はアレルヤに対しても呈するティエリア。
これに対してスメラギさんは結構辛らつで、ティエリア、あなたにもその資格はあるの?と。
ティエリアに関しては結構気になる描写や台詞も入っているので、気になりますよね。
ソレスタル・ビーイングの設立と何か関係がある、とか、結構素性からして何か因縁を背負ってそうな感じ。
年齢不詳ってのは、実は物凄い年齢だとか、クローンだとか、そういう伏線だったりするんだろうか。
■人命救助
今回一つ面白かったのは、世間の嫌われ者として定義されかけているソレスタル・ビーイングが人命救助を行うという点ですね。
テロリストであり、ある意味世間を混乱に陥れている張本人も、目の前の命は放っておけなかった。
自らの秘匿性をさらけ出し、作戦を放棄するという行動、それを若さというのか、それとも……。
という点なんか面白かったですね。
ガンダムマイスターたちは若い。
これは今までグラハムにもセルゲイにも指摘されています。
これはきっと物語中盤あたりで更にその若さを指摘してくるものと思われますが、そういう意味で今回の行動なんていうのは後々を考えると面白いです。
でも、視聴者的には沙慈くんやルイスの乗った重力ブロックを自らのミッションを省みず助けに行き、それを他のガンダムマイスターたちが助ける、
ガンダムマイスターは一人じゃない!!
という連携がやっぱりエンタメとして純粋に面白いところだったんじゃないかなと思います。
更にそこには構図として、ソレスタル・ビーイング(天上人)とセルゲイ中佐(地上人)の共闘という、通常で考えたら物語の回答を示すような行動が既にここで取られているという点、これがまた面白い。
逆にここでこういう演出するってことは、この物語としてはその先みたいなのもやるのかもしれないな、なんて密かに期待。
#地上の人も全部宇宙へ行っちゃえよ!!みたいな、展開もありかなぁー、なんて。
演出の上手さというか、徐々に積み重ねてくる伏線の張り方とか、非常に僕の好みな感じです。
つか、ぶっちゃけ結構のめり込みそう(笑)。
ダブルオーは第1話のファーストインプレッションよりも、何度も見直していく楽しみ、物語の積み重ねが実は凄く面白いんではないか、と思い始めてますね。
ああ、結構楽しみになってきちゃったよ。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻
まずそのキャラ視点・過去・背景へと繋がるのはアレルヤ・ハプティズムからでした。
扱うテーマが大きくなっていきそうな感じだったので、そういう意味ではこのまま世界観やマクロ視点で突っ走るよりは、ここらでインターバルというか、少し視点と速度を変えた方が良いか?なんて感じていたときだったので、丁度良かったかも。
基本的にこういう作品では世界観やマクロ視点から、もしくはミクロ視点からでも、世界はこうだ!!的な回答は示さず、視聴者に疑問を提示する、もしくは考えるきっかけを提示することを目的とすることが多いと思うので、終局的にはキャラの内面や、現状でどう足掻いていくのか?という感じになっていくと思っているので、キャラ視点の掘り下げには結構興味ありました。
とは言え、キャラ視点だけでなく、今回最もすっごいメッセージがあったのは、ソレスタル・ビーイング(天上人)とセルゲイ中佐(地上人)の共闘という、序盤からやってくれる、という展開とその構造にあるわけで、キャラ視点だけじゃない、そういう演出がこの物語は面白いよね。
この構図とエンタメ演出(ガンダムマイスターの長距離援護)の相乗効果がなかなかに面白いです。
つか、こういう演出とか上手いよね、この物語は。
■アレルヤ・ハプティズム
二重人格だったの!?
というのがビックリな点でした。
しかもエア・ギアのアギトとアキトばりにどっちの目が隠れているか(見えているか)で人格がスイッチしているかどうかが判別できるというなんとも便利なギミックをお持ちで(笑)。
初回登場時から芝居がかったというか、第3者を意識した発言が多いなぁと思っていたのですが、そういうことだったんだ。
つか、今公式HP見たら性格は、「普段は優しく、穏やかな性格」って書いてあるじゃん!
…そういうところから既に伏線が張られていたのか。なるほど。
刹那には第1話冒頭で見たような過去があるわけだけれども、このアレルヤにも宇宙をさまよったと思しき過去があり、それが何らかの今のアレルヤ(達?)にも影響していることは明らかなんで、ガンダム・マイスターにはそれぞれそういった何らかの過去があるんだろうね。
もっとビックリだったのは、人革連の超兵ソーマとの共鳴反応ですね。
ニュータイプ?とか思ったけど、この物語でそういうのやるのか分からないのでそれは保留。
どちらかというと、アレルヤ自身が超兵のプロトタイプだった、とか何らかの関連が人革連とあるんだろうなと予測。
公式HPにも「孤児であった幼少時代を人類革新連盟で過ごす」って書いてあるし。
…そうなるとアレルヤの紹介文の半分は伏線だったってことになるな(笑)。
つか、ここでのもう一つのポイントは超兵ソーマの存在について、技官はむしろそういう存在は当然である、という態度と、それに対するセルゲイ中佐の態度ですね。
ここはガンダムSEEDシリーズでも同じように取り扱われているんだけれども、(300年後ではなく現在の)モラルハザードの側面に対する警鐘と見るべきなんでしょうね。
重力は良い、とか、自分の見たものしか信じないとか、今回の件といい、男を上げてます。
何気にセルゲイ中佐、渋いです。地上人代表です。
あれ、アレルヤのこと書いてたら最後はセルゲイ中佐になってたよ(笑)。
■ティエリア・アーデ
ガンダムに乗る資格はあるのか?
以前は刹那に対して言っていた言葉を今度はアレルヤに対しても呈するティエリア。
これに対してスメラギさんは結構辛らつで、ティエリア、あなたにもその資格はあるの?と。
ティエリアに関しては結構気になる描写や台詞も入っているので、気になりますよね。
ソレスタル・ビーイングの設立と何か関係がある、とか、結構素性からして何か因縁を背負ってそうな感じ。
年齢不詳ってのは、実は物凄い年齢だとか、クローンだとか、そういう伏線だったりするんだろうか。
■人命救助
今回一つ面白かったのは、世間の嫌われ者として定義されかけているソレスタル・ビーイングが人命救助を行うという点ですね。
テロリストであり、ある意味世間を混乱に陥れている張本人も、目の前の命は放っておけなかった。
自らの秘匿性をさらけ出し、作戦を放棄するという行動、それを若さというのか、それとも……。
という点なんか面白かったですね。
ガンダムマイスターたちは若い。
これは今までグラハムにもセルゲイにも指摘されています。
これはきっと物語中盤あたりで更にその若さを指摘してくるものと思われますが、そういう意味で今回の行動なんていうのは後々を考えると面白いです。
でも、視聴者的には沙慈くんやルイスの乗った重力ブロックを自らのミッションを省みず助けに行き、それを他のガンダムマイスターたちが助ける、
ガンダムマイスターは一人じゃない!!
という連携がやっぱりエンタメとして純粋に面白いところだったんじゃないかなと思います。
更にそこには構図として、ソレスタル・ビーイング(天上人)とセルゲイ中佐(地上人)の共闘という、通常で考えたら物語の回答を示すような行動が既にここで取られているという点、これがまた面白い。
逆にここでこういう演出するってことは、この物語としてはその先みたいなのもやるのかもしれないな、なんて密かに期待。
#地上の人も全部宇宙へ行っちゃえよ!!みたいな、展開もありかなぁー、なんて。
演出の上手さというか、徐々に積み重ねてくる伏線の張り方とか、非常に僕の好みな感じです。
つか、ぶっちゃけ結構のめり込みそう(笑)。
ダブルオーは第1話のファーストインプレッションよりも、何度も見直していく楽しみ、物語の積み重ねが実は凄く面白いんではないか、と思い始めてますね。
ああ、結構楽しみになってきちゃったよ。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻