蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

太陽の真ん中へ

2006-06-30 01:33:22 | Weblog
6月も終わりに近づき、第一四半期も終わっていく、そんな夏を迎えようかという季節。

この季節は、会社にとっても丁度株主総会が終わり、役員クラスの人事が決定する、いわゆる「七夕人事」の季節ですね。
つまり、役員が変わると取締役クラスもごそっと動いて、組織的にも新組織になろうとする、そういうタイミングなわけです。

そういうタイミングは、4月1日とならんで7月1日の異動というのも結構多いものですよね。
実際にはそれを受けて9月、10月に組織としては実行上の改変があったりするわけですが、それを「露払い」的に先行して動く、それが7月の人事だったりする側面もありますね。

ゆえに周りでも結構異動の内示が出ていたりして、この時期送別会なんかも急遽行われたりするんですよね。

で、先日、送別会に行ってきました。



……自分の。



つか、自分のかよ!!
みたいな。


そうです、私、このたび異動となります。
ぎゃー!!


* * *


今回は自分の中でもかなり大きな異動(組織的には同じ組織なんですが)で、現場を離れて事業企画部門への異動となるみたい。

去年は人事部からの勧誘をあの手この手で断ったのに、今回は同じ組織なもんだから、名指しで異動となったみたいで、誰も止められなかったのね…。


応接室に呼ばれて、

若くて偉い部長(元上司)
さらに若い部長(現上司)
めちゃ頼れる課長(現上司)

に囲まれて、

若くて偉い部長(元上司)   :「燕。よ~、事業企画行って、7月から」
さらに若い部長(現上司)   :「……マジで」
めちゃ頼れる課長(現上司)  :「……マジよ」

って、もう10日しかないじゃん!!みたいな(泣)。


以前にも年が明けてすぐに打診があったけれども、現場がいいです、僕は現場にいてなんぼですから、とずっと固辞していたんです。
で、4月1日の人事でもそれが無かったんで、正直、おお今回も回避できたぜ~、なんて思っていたら、こんなところに落とし穴が。


つか、今持ってるプロジェクト、どうすんじゃ~!!


今日もお客さんと(僕がモデレータとして司会しながら)ブレインストーミングしてSWOT分析とかしてたら、ああ、こういう雰囲気ともしばらくお別れか、と思うと妙に寂しくなりましたよ。
#しかもまだお客様にはPM外れますって言ってないし。

いくら期間限定とは言え、現場を離れるって、結構怖いですよね。
自分のスキルレベルがどうなるか、とか心配だし、とにかく前線に居るほうが好き勝手できて(ヲイ)楽しかったのになぁ。

取締役が目の前だと、遅刻もできないし(ヲイ!!)。


* * *


仕事はいつもすっごく大変で欝になりかけたことも何度もあったけど、そのたびにいろんな人に助けれれて、なんとかここまでこれました。
だから僕は辛いことがたくさんあってもやっぱり現場が好きなんですよね。
今もプロジェクトを7本抱えつつ、逃げ出したくなるようなこともしょっちゅうあるけどね(笑)。


『交響詩篇エウレカセブン』の第3期OP『太陽の真ん中へ』は、コンプリートベストを買ってから、自分の中で再評価された曲なんですが、その歌詞が結構好きです。つか、今ではかなりお気に入りになっているわけですが。

その歌詞の中に、


果てない夢と 果てある今と
忘れない日々 忘れたい日々

失くしたものが増えたさみしさを
身軽になれたんだと笑えるかい?



ほんとこんな感じ(笑)。
いや、笑えない、ほんとに。

……でも、何故か元気になったけどね、この歌詞で。

* * *


というようなことがあったわけで、通常の仕事も山場を迎えているっちゅーのに引継ぎやらなんやらでここ数日、記事を書こうにも書けない、そんな状況だったわけです(コメント返信、バトン回答、遅れててほんとゴメンなさい)。
#あと引き継いでいく、おねいさんや先輩、そして上司、すっげー申し訳ないっす。


* * *


なんかもう、嘘みたいな話なんだけど、どうも10月あたりには今の組織が再編されて規模が4倍近くに膨れ上がるそうな。
つまり、事業計画なんて0から完全にやり直しで、しかも膨れ上がるってことは、その人数の受け入れもしなきゃいけないってことは、そのハブにならないといけないってわけで、全くもってどうなるか想像がつきません。

7月からは組織の長も変わるし、完全に心機一転、頑張らねばならなくなりそうです。

このブログもどうなるか全く分かりませんが、なんとかなるさ、はははは(乾いた笑い)。
うおっしゃ、余計萌えてきた、否、燃えてきた!!



オンボロの翼でも 自分らしく飛べばいい
太陽の真ん中へ




がんばりましゅ。
#マリみて読みながら。

仮面の…

2006-06-30 00:27:54 | マリみて
ごきげんよう(挨拶)。

今日は一日中色んなところで打ち合わせの日々でした。
神田で午前中打ち合わせをして、午後は竹橋で打ち合わせ、そしてその後日本橋へというのが正統なる行動ルートとなるなずだったのですが、実際の行動ルートは、


神田(徒歩) → 神保町(徒歩) → 竹橋(さすがに電車) → 日本橋


という、何故か神保町を経由(しかも徒歩で、この暑いのに)。

というのも、ちょっと一冊購入したい本があったからなんですよね。

そう、仮面の、仮面のあれです。


仮面のメイドガイ




……違った。


ほんとはこっちです。



マリア様がみてる 仮面のアクトレス
#ノー!!イラスト出てないよ、アマゾンさん。
#表紙は三人ですが、志摩子さんがすっごく良いれしゅ。



まだ「黄薔薇、真剣勝負」まで読み終わったところですが、もう本当に素晴らしかったです。
#以下、若干ネタバレありですので、全くネタバレ嫌~!!と言う方はご注意を。


今回の「黄薔薇、真剣勝負」を読んでいて、本当に今野緒雪先生を尊敬致しました(いや、前から尊敬してるんですが改めて)。
世の中にはいろんなタイプの作家さんがいて、非常に素晴らしい作品を世に送り出してくれているわけですが、今野先生も僕の中では間違いなく素晴らしい作家さんだと再認識いたしました。

ショートストーリーでここまで美しく伏線や成長を描いて、そしてラストシーンに繋げるあたり、感服のあまり言葉もありませんでしたよ。
自転車のエピソードはきっと入ってくるんだろうなと思っていたのですが、こういう形で入ってくるとは…(涙)。

自転車の手を離すシーンと、姉が妹に対して自立を促すシーン(もちろん、妹にも更に妹という存在ができることで、今度は姉になっていくという自立プロセスを含んだシーン)がラストでシンクロするあたりは、本当に鳥肌が立ったというか、文章も、そしてその構成も美しくて感動してしまいましたよ。

僕と同年代の人なんかだと、そろそろ会社でも中堅になってきてて、入社3年目くらいの若手を何人か育成しなくちゃいけない、そういう立場にきてる人もいると思うんですが、そんな僕らも最初は世に出たばかりで、先輩たちの経験値にこれっぽっちも追いつけなかった、そんな頃、ありましたよね。

それがいろんな経験値を積んで今に至って、こんどは自分が若手を育成する立場に立っている。

それってやっぱり先輩たちが通ってきた道だし、下の世代を育成することになって、逆にしっかりしないといけないな、と思うわけで、マリみてではそういうのをさりげなく描いてるわけで、本当になんか今野先生素晴らしい文章をありがとう、という感じです。

うーん、良いなぁ。マリみて。

さて、この後はいよいよ本命のエピソードに入るわけですが、これまた焦らされてますからね~。楽しみです。




そして、僕はネクストステージへ……(何じゃそりゃ)。