ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

虫干し

2017-03-11 22:28:27 | 日記
「長く健康でいたければ背伸びをしなさい」 仲野孝明 サンマーク出版

「97歳現役医師の悟った体の整え方」 田中旨夫 幻冬舎

「超一流の人の「健康」の極意」 小林弘幸 ポプラ社

図書館が年度末の虫干しのため2週間ほど休みになるというので、適当にうろついて健康オタクが手にした雑本3冊。読んでるときは、なるほどとか、そりゃ無理やろとか、ええ加減なこと言うオッサンやなとか、いくつもの一人突っ込みを入れてみたけれど、読後感は極めて薄い。どうやら我が体内の虫干しのほうが先決のようでして。

花粉症

2017-03-11 21:57:00 | 災害大国
スマホを替えて一番に何をしようとしていたか、思い出すのに1日かかった。前のスマホでは何故かできなかった「ポケモンGO」。昨今、足の痛みを理由に敬遠がちだった歩行が、なんとまあ、1000歩もあるけたよと、腰の曲がった爺さんのような感想。つまり、世界中の多くの人間がはまったわけがわかるような気分、けれど、空中の花粉は見逃してくれない。わずか10分ほどで、涙、鼻水また涙。

   ***

あれから6年。原発事故は現在進行形。800kmも離れて花粉症に悩む爺が何をかいわんや。新聞に紹介された三十一文字を転写するのみ。

【ふるさとを怒りとともに避難する何もわりごどしてもねえのに】 津田智

【「放射線うつるから近くに寄らないで」避難地の子に児らが言はるる】 大槻弘

【世界的フクシマなどは望まざり元の穏やかなる福島を恋う】 北郷光子




ブロッコリィ粒

2017-03-09 21:57:00 | 日記
何気なく食べるブロッコリィも、一粒一粒の小さな実に、可憐な花が咲く。

   ***

物体を構成する原子が異常に小さく、比して生命体が異常に大きいのは、原子核がブラウン運動によって生ずるランダムな熱運動の影響を、我々生命体が極力受けない為に原子構造を膨大なものした結果なんだって。

   ***

明日、スマホ交換に。
---オレはほとんど電話しない、相手がかけてくるのをひたすら待つタイプ---と思ってたのに、よくよく調べたら、月1000円程度は電話代として使っている。迷った末、結局6ギガで10分かけ放題のものにした。今までのものより、月500円ぐらい割高になるみたいだけど、窮屈さのあまりブラウン運動を起こしだすよりましだとか。

   ***

こうに違いない!という直感は、多くの場合、潜在的なバイアスや単純な図式化の産物であり、客観的にみて本来のあり方とはかけ離れる事が往々にしてあります。それゆえ謙虚さが必要になってくるのだけれど、最近のオトナたちはみんな頑固になって、ご自分の直観でしゃべってるから、訂正しようにも難儀で、どうにもやりきれないことがありますねぇ。

R66

2017-03-08 18:19:09 | 日記

お日様は確実に春だけどが、体感温度はまだまだ冷たい。
極厚下着が離せない。
今日3月8日、いつもの時間に起床して、歯磨き・朝食・新聞・トイレ。畑に水やり、パソコン・読書・昼食・昼寝。午後はジムサウナで発汗と、いつものルーティンをこなしながら、日が暮れていく。
とりわけ何にもないけど、とりわけマイナスがない分、幸せな生活を送っている。そのことに感謝しつつ、今日は66回目の誕生日なり。

チリの赤か、黒霧島か、それとも白鶴の大吟醸か、迷ったので赤、黒、白全部買ってきた。
今夜は独酌にて乾杯なり。

3行日記

2017-03-06 21:57:00 | 日記
「3行日記を書くとなぜ健康になれるのか」 小林弘幸

<1行目;今日一番失敗したこと>  体調が悪かったこと、いやだったことなどマイナスの感情を、自分の心を裸にしてすべて吐き出す。
<2行目;今日一番感動したこと> うれしかったこと、うまくいったことなどを、短くて力のこもった言葉で書く。
<3行目;明日の目標>  明日の予定の中で今一番関心がある事を、集中すべきポイントを、具体的な行動計画で書く。

いつ買ったのか英語のnoteが5冊も余っていたので、3行日記として書き出した。3日坊主に終わると思っていたら、今日で4週間目に入っている。格別健康度が上がったとは思えないが、なんかストレス発散にはなってるみたい。よろしかったら、どうぞお試しあれ。

この世界の・・・

2017-03-04 21:57:01 | 文化
「この世界の片隅で」

広島、原爆、呉、大正生まれ、、、身近に共通することもあって、気になっていた映画。ブームが終わり、上映終了になると後悔するので、重い腰を上げて今日見に行った。
主人公すずのおっとりとした広島弁やこだわらない性格は、平々凡々とした日常生活の積み重ねを確かなものに変えていく。だけどその市井の庶民生活に強引に入り込む戦争の非日常性。徴兵、空襲、そして1945.8.6。
青春を戦禍に襲われた1人の女性の生きざまを通して、もっと声高に、もっと怨讐を込めて描いてもいいはずなのに、あえて淡々と描く。小さな希望の火とともに。そこがなおさら切ない。涙腺が緩んでしまう。独観してよかった。

この世界の片隅に追いやられる人が、どんどん増えている。
この世界のど真ん中に陣取っている連中は、必死にその椅子にしがみつく。
寄せる波は、戦禍だけでない。
1.17や3.11のような天災、フクシマや過労死のような人災・・・
・・・それでも地球は回っている。

   ***

逆風の中でもたくまずして笑みを浮かべさせるすずさん、やはりB型でした。

商業性を含めた映画としての評価点は 7
(ちなみに「君の名は」 評価点8)

運を育てる

2017-03-04 21:57:00 | 読書
「運を育てる」米長邦雄 クレスト社 平成5年7月刊

米長節が冴えわたる人生読本。
バブルがはじけ平成不況に突入したころのものだけど、感化されるところは大きい。
刊行当時に出会っていたら、オラの人生も少しは変わっていたかも、というような本。
若き羽生や谷川の行動も興味深いものがある。


ひな祭り

2017-03-03 21:57:01 | 文化
*「金なのかコンニャクなのか知らん」、オバハンを連呼するオッサン、健在の模様。
*教育と洗脳、躾と虐待をはき違える幼稚園。
*「金ではなく商品券です」だって、オルタナファクトのつもりか。
*南極大陸が17.5℃だとか、これもオルタナファクトか。
*とりあえずのお仕事、税務署に法務局を車でまわり完了。
*高齢者トラックなどの「だろう運転」にでくわす。ちょっと怖い。
*人間と猫は早く生まれたほうがえらいのだ?
*ジャポニカ杉花粉に目が痛む。戦後すぐに植えた古希世代なり。
*花粉症にはレンコンと甘酒がいいとか、今日はひな祭り。

京都ぎらい

2017-03-03 21:57:00 | 読書
「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞社

最近の新書は面白い。昔のようにぎっしり詰まった感がなく、お手軽に専門的なことが読め、さらに筆者の人となりがある程度知れることも楽しみ。

洛外の嵯峨野育ちが洛中への妬みつらみを語るさまは滑稽だが、大阪下町育ちから見れば、京都の閉鎖的な体質はどっちもどっち。京都人が捨てた水を濾して飲む大阪人と蔑みつつ、その大阪も芦屋を起点として時計回りに蔑視が進む。所詮下位の存在を確かめながら生きていく有様は、士農工商穢多非人の図式と酷似した世界。

坊主と祇園、古都税、南北朝と天龍寺のいきさつなど、トリビアもあって楽しく読めた。本当は大好きな京都を餌にして、一つの日本人論を提示した点が、16年の新書大賞に選ばれた理由なのだろう。