ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

ひな祭り

2017-03-03 21:57:01 | 文化
*「金なのかコンニャクなのか知らん」、オバハンを連呼するオッサン、健在の模様。
*教育と洗脳、躾と虐待をはき違える幼稚園。
*「金ではなく商品券です」だって、オルタナファクトのつもりか。
*南極大陸が17.5℃だとか、これもオルタナファクトか。
*とりあえずのお仕事、税務署に法務局を車でまわり完了。
*高齢者トラックなどの「だろう運転」にでくわす。ちょっと怖い。
*人間と猫は早く生まれたほうがえらいのだ?
*ジャポニカ杉花粉に目が痛む。戦後すぐに植えた古希世代なり。
*花粉症にはレンコンと甘酒がいいとか、今日はひな祭り。

京都ぎらい

2017-03-03 21:57:00 | 読書
「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞社

最近の新書は面白い。昔のようにぎっしり詰まった感がなく、お手軽に専門的なことが読め、さらに筆者の人となりがある程度知れることも楽しみ。

洛外の嵯峨野育ちが洛中への妬みつらみを語るさまは滑稽だが、大阪下町育ちから見れば、京都の閉鎖的な体質はどっちもどっち。京都人が捨てた水を濾して飲む大阪人と蔑みつつ、その大阪も芦屋を起点として時計回りに蔑視が進む。所詮下位の存在を確かめながら生きていく有様は、士農工商穢多非人の図式と酷似した世界。

坊主と祇園、古都税、南北朝と天龍寺のいきさつなど、トリビアもあって楽しく読めた。本当は大好きな京都を餌にして、一つの日本人論を提示した点が、16年の新書大賞に選ばれた理由なのだろう。