LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

畑の中のお家

2008-04-21 08:12:42 | インテリア
愛知県岡崎市の”友紀建築工房”さんのお家を
コーディネートしました。

畑のど真ん中にポツンと建った、りっぱなお家です。



畑やら田んぼとして使われている土地は、農地ですから
家を建てる場合、”農地”から“宅地”へと変えなければならないのだそうです。
“農地”から、”宅地”へと変えることを、業界では
“農転”(のうてん)というんだそうです。
 
畑のど真ん中に建ったお家の姿は、絵本のなかの一ページのようです。
牧歌的というんでしょうか、のどかそのものです。

現場の作業中、畑いじりをしていらっしゃるお母さんの様子が
どうにも気になって気になってしかたありません。
どうやら、せっせとイチゴのマルチングをしていらっしゃるようです。



このマルチングの様子、かなりの達人だとお見受けしました。
その脇には、支柱が仕立ててあり、さやえんどうの蔓と花が愛らしい姿です。



こちらが、さやえんどうです。

「えんどうの花って、かわいいんですねえ。スイートピーみたい。」
「そうだねえ、おんなじ仲間だけどスイートピーはいろんな色があるだろ。
 えんどうは、白だけだよねえ。」

すこし離れたところに、白い花の棚が見事です。

「あのー。むこうの白い花の棚は、いったい何ですか?」
「あれかい、あれはねえ梨だよ。」



こちらが、梨の棚です。

たわわな白い花が、いっぱい咲いています。
秋にはここにたくさんの梨がなるんでしょうか。
三河安城は、梨の産地で有名だそうです。

それにしても、この場所っていい環境です。
こんな環境を毎日見て育つ子供というのは、
きっと作物の育つ様子から収穫までを、毎日目の当たりにでき、
食べるものが、あたりまえに口にはいるのではないということを
実感できるんだろうと思います。

なんだかちょっと、うらやましい気がしました。