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リタイアーのよもやま話

認知症防ぐ遺伝子変異

2012-10-31 09:16:50 | 健康

新聞にあった記事である。


   認知症防ぐ遺伝子変異

 欧企業チーム発見

  APPとアルッハイマー病の関係

 認知症のアルツハイマー病になりにくくなる遺伝子
変異が、アイスランド人を対象とした研究で見つかっ
た。

非常にまれな変異だが、通常の老化に伴う認知機能の
低下を防ぐ働きもあるとみられ、研究チームは「同じ
効果を薬剤で実現できれば認知症予防に有効だ」とみて
いる。

英科学誌ネイチヤ‘に発表された。

 アイスランドの遺伝子解析企業「デコードジェネテ
ィクス」などのチ-ムが同国の1795人のゲノム(全遺
伝情報)と病歴の調査で特定した。

 アルツハイマー病は、脳にアミロイドベータという
有害なタンパク質が蓄積する。

変異は、アミロイドベータの前身「アミロイドベータ
前駆体タンパク質(APP)」をつくる遺伝子の中に
あった。

 APPの特定の場所が酵素で切断されるとアミロイドベ
ータになるが、変異があると酵素がAPPを切断しにくく
なるらしい。

実際、チ-ムが試験管内で変異ありの遺伝子を使って実験
したところ、できたアミロイドベータの量は通常より40%
も少なかった。

 ネイチャー誌によると、この遺伝子変異を持つアイスラ
ンド人は千人当たり数人だが、変異があると、アルツハイマ
ー病にならずに85歳を迎える確率が5倍以上になる。

またアルツハイマー病ではない80~100歳の高齢者の認知機能
を調べた結果でも「変異あり」の人が認知機能の低下の度合い
が少なかった。


以上。

遺伝子の解析ということが話題になった頃、どうして、この
ようなことができるのかと、素人のわたしには、驚異だった。

このようなニュースがはいると、遺伝子に関わる研究に携わる
ことができる人々が、羨ましい。

どれだけ、知的興奮が期待できるのだろう。

そういう意味では、現代の青少年に羨望の念がわいてやまない。

ところで、日本でも高齢に至っても、社会的注目をあびている
人々がいる。

このような方々の遺伝子は、どうなっているのだろう。
興味深いのだが。


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