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リタイアーのよもやま話

『ライフシフトー100年時代の人生戦略』

2018-05-02 23:02:29 | 読書

VOCES8: Lux Aeterna - Edward Elgar

五木寛之の本の中に次のような文章が
あった。

 厚生労働省の完全生命表(2012年
公表)をもとに、自分の現在の年齢を当
てはめ、百歳まで生きる可能性はどのく
らいあるかを割り出す表が、インターネ
ット上に出ているそうです。

真偽のほどはわかりませんが、知人が、
遊び半分、私の場合を調べてくれました。

 それによると、85歳の私が、100歳
まで生きる可能性は、3.2パーセント
なんだそうです。3.2パーセントとい
う数字をどう見ればいいのかわかりませ
んが、それでもゼロではない。

以上。

 

『ライフシフトー100年時代の人生戦略』

という本があって、それを読んだのだが、
寝たきり病院に多くの高齢者がいる。

通りを見ても、スーパー内をみても、口は
悪いがゾンビ化した高齢者を数多見かける。

もちろん、いつの日かの私の姿でもあるが。

『ライフシフトー100年時代の人生戦略』

書いた人間はただ統計上の数値をいじくり
まわして、この現実をみた事がないのではと
思うばかりだ。

五木寛之の文章に、
85歳の私が、100歳まで生きる可能性は、
3.2パーセントなんだそうです。

というのがあったが、60歳で定年退職した
人間が何パーセント生き残るかとなると、
いったいどの程度の数値になるのだろう。


そうなると、

『ライフシフトー100年時代の人生戦略』

の本を読む必要性のある人間は、いったい
何パーセントになるのだろう。

やたら、統計上の数値をいじくりまわして、
時代を煽り、したり顔して、上手い具合に、
印税をかすめる。

腹立たしい。

それは、さておき、病院の寝たきり患者を
経費節減と、家庭におしつけて、一丁上が
りという行政の感覚に、世紀末を感じて
しまう。

そのつけを、自分自身が寝たきりの親を抱
えた時、自分自身が寝たきりになった時に、
払うことになるということに、思いが至ら
ないようだ。

安倍首相も麻生財務大臣も、自分が寝た
きりになったら,自宅介護にしてくれた
ら本物だが。

『ライフシフトー100年時代の人生戦
略』どころか、寝たきりになったら、家
族で一家心中を図るしかない時代な
のだ。

肝要なことは、寝たきり高齢者の医療費
を原価にすることだ。

そこから、儲けようとしないことだ。

ギリシャ時代の政治家、テミストクレス
だったらなんとかしてくれるのではない
かと、塩野七生の「ギリシャ人物語Ⅰ」
を今日読み終えて、思いを深くしている。


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