二輪よもやま話6
8月の24日から、練習が始まった。
そして、初っぱなから、弱気になってしまった
何しろ、400CCスクーターが重たかったこと。
たじろいでしまった。
このスクーターの重量には、無頓着だった。これは、
失敗だった。
手押しで、移動するのだが、猛烈に重たい。練習から
帰ると、手首が痛くてしようがない。
バランスがとれなくて、押していて、突然倒れ
そうである。
車庫から、スクーターを出すのが、一苦労だ。
そして、何よりもショックだったのは、その単気筒の
エンジンの振動、これには、まいった。
はっきり言って、品がない。
(単気筒の音が好きな方もいるので、失礼だが、
教習所のアドレスV125の音の方が好感が持てる。)
まるで、耕運機のエンジンの上で、座っている気分
だ。
バイクに比べれば、ドレッシーな装いとは、うらはら
である。
結局、最後まで、これには、慣れなかった。
ところで、一番問題なのは、まともな二輪経験がない
のに、初っぱなから、ビッグスクーターに挑戦して
しまったことだ。
何しろ、とりまわしのコツが分からない。
だから、乗っているだけで、本音は、精一杯なのだ。
スラロームやクランクでは、こける。一本橋は、落ちる。
飲み込みの悪い自分に辟易し、辞めようかと思いながら、
子ども用の自転車で、隠れて練習し、1時間オーバーで、
合格することになった。
ただし、1本橋は、規定の時間では走れないので、取り敢えず
通過することを念頭におき、減点を計算にいれて、しのいだ。
この思惑は、うまくいった。
この手しか、ない。
ところで、再検定の日も迎え、やっと、バイク押しも、手首
に負担をかけないで、できるようになった。
あと5時間ほど、乗れたら、スクーターのとりまわしも楽に
なり、乗っていることじたが、楽しくてしようがなくなると
思うのだが。
そういうわけにもいかないので、残念だ。