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リタイアーのよもやま話

放射能

2011-08-26 21:04:28 | 放射能

今日の朝刊にあった記事である。

以下、その記事。


放出セシウム広範囲に拡散

 東日本に22%

 東京電力福島第1原発事故で放出された放射性
物質は、東北だけてなく関東や甲信越など広範囲に
拡散し、ヨウ素131の13%、セシウム137の
22%が東日本の陸地に落ちたとの分析結果を、国立
環境研究所(茨城県つくば市)の大原利真・地城
環境センター長らが25日までにまとめた。

 大原さんらは、大気汚染物質の拡散を予測する
モデルを使い、3月11日の事故発生から3月下旬
までに、放射性物質が東日本でどう拡散したかを
分析した。

 放射性物質は風に乗って移動し風や雨の影響で
地面に沈着。

北は岩手や宮城、山形の各県から、南は関東を越え
静岡県にも届き、新潟や長野、山梨の各県にも到達
した。

以上。


このような記事があったのであるが、その前に放射能
拡散のマップみたいなのが公開されていた。

次にある地図がそれである。

サンデー毎日 2011.8.21-28号にあった図面である。

 

 

実は、今日の朝刊の記事に書かれた内容は、前に発表になった
上の地図とに若干のズレがある。

このズレが気になるのである。

コンピューター処理なので、「〇〇モデル」を使いなんて
というのが、曲者である。

いずれの発表にせよ。

実際にくまなく現地調査したわけではないし、やろうと
しても、物理的に不可能だろう。

結局、本当の汚染なんて、実際問題は誰も分からない
のではなかろうか。

住んでいる人間が、自分の生活空間をしらみ潰しに
調べて、それをつなぎ合わせるしかない。

しかし、それでも、完全に調査することは、物理的
に不可能だ。

どこに、隠れホットスポットがあるかである。

結局、放射能という「地雷」に冷や冷やしながら、
わたしたちは、生活していくことになるのだろう。


原発事故直後に、下のようなニュースがあった。

 東京電力の福島第1原発(福島県)の事故を受け、
アメリカ政府が同原発の半径50マイル(約80キロ)
以内にいる米国民に対し避難するよう勧告した。

その80キロ圏とは、次ようになるようだ。

福島県大熊町と双葉町にまたがる福島第1原発から
80キロ圏の南北を地図上で単純に測ってみると、北は
宮城県南部の岩沼市付近、南は茨城県北部の北茨城
市付近のエリアとなる。

アメリカのその反応に、わたしは驚いてしまったが、
必ずしも、的外れでもなかったかに、思えたりして
複雑な気分である。




と、書き終えようかと思った。

┄が、放射能について、新たなニュースが、発表された。


<福島第1原発>放出セシウム…広島原爆の168個分
毎日新聞 8月26日(金)22時28分配信

 経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島
第1原発1~3号機と広島原爆から、それぞれ大気中に
放出された放射性物質の核種ごとの試算値を公表した。

セシウム137(半減期約30年)の放出量を単純比較
すると、福島第1原発は広島原爆の168.5個分に相当
する。

 ◇保安院が試算

 試算値は衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に
提出された。原爆は「原子放射線の影響に関する国連科学
委員会2000年報告」、福島第1原発は、6月に国際原子力
機関(IAEA)に提出された政府報告書の試算を基に作成
された。

 セシウム137の放出量は、福島第1原発1~3号機が1万
5000テラベクレル(テラは1兆)に対し、広島原爆は89
テラベクレルだった。ストロンチウム90(半減期約29年)
は、福島第1原発が140テラベクレルに対し、広島原爆が
58テラベクレルで約2・4個分。ヨウ素131(半減期約
8日)は、福島第1原発が16万テラベクレル、広島原爆は
6万3000テラベクレルで約2・5個分に相当した。

 保安院の森山善範原子力災害対策監は「原子爆弾は一瞬に
爆風や熱線、中性子線を放出し、破壊するもので、単純に
放出量で比較するのは合理的ではない」と述べた。

である。

今まで、広島原発、30個分相当の放射能だという
話だったが、広島原爆の168個分という話しでは、
桁が違いすぎる。

今後、想定外という話しが、どれだけ起こってくる
のだろう?

今回の事故で溢れ出たであろう膨大な高濃度汚染水は、
地下水となって、どこまで流れていき、どのような汚染
を引き起こすのだろう。

そして、それは、いつの日のことであろう。いつまで続
くのであろう。

想定できない時限爆弾を抱えたのかも知れない。

  


風力発電の本格普及への高いハードル

2011-08-26 06:58:29 | 経済

ヤフーのニュースである。


風力発電の本格普及への高いハードル、補助金廃止で
強まる“逆風” 

 

鹿児島県の大隅半島東側に位置する肝属(きもつき)
郡肝付(きもつき)町。内之浦湾を見下ろす標高886
メートルの国見山の東側尾根に、15基の風車が並ぶ。

風力発電の国内最大手、ユーラスエナジーホール
ディングスが今年3月に運転を開始した「国見山
ウインドファーム(WF)」(総出力量3万キロ
ワット)だ。


以上。

テレビでも、このことに関する特集をやっていた。

詳しいことは、覚えていないが、風力発電は、1%と
いう枠がはめられていて、風力関係者は、がっかり
していたようだ。

再生エネルギーの審議会の様子について、テレビでも
紹介されていたが、はっきり言って、結論ありきの
審議会でしかない。

原発の存続を前提とした現在の電力会社が、生き延びる
ことを念頭においた結論をだすための審議会を設けたと
しかいいようがない。

原発が安上がりだという主張だが、放射能廃棄物の処理
費用までいれた電気料金の計算が行われているか、疑問
だ。

日本の最終処分場をモンゴルに設ける気配もあるが、

 

これらのことについて、ネットにあった資料を
参考にした方が、理解しやすいかもしれない。


以下、ネットにあった話しである。


映画「100,000年後の安全」地下500㍍ 核のごみ隠す
オンカロ/原発から出た放射性廃棄物を10万年後まで保管

とういのがあって、世界初の放射能廃棄物の最終処分場
のようだ。

 


日本では使用済み核燃料の処分方法が確立されないまま、
54基もの原発が立っている。

使用済み核燃料から核物質のプルトニウムとウランを取り
出し、燃料として再利用する「核燃料サイクル路線」を
推し進めてきたものの、行き詰まっている。

 青森県六ヶ所村の再処理工場はいまだに稼動していない。

六ヶ所村と全国の原発施設には、使用済み核燃料が福島
第1原発の事故前で約1万6千300㌧もたまっている。

 仮に再処理ができたとしても、高レベルの放射性廃棄物が
残る。

再処理せずに捨てる「直接処分方式」のフィンランドと
同様、最終処分の問題はついて回るわけだ。

処分事業を担う「原子力発電環境整備機構(NUMO)」の
計画では、まず放射性廃棄物をガラスと混ぜて金属容器に
流し込み「ガラス固化体」(高さやく1・3㍍、直径約0・4㍍)
を作る。

 これを30~50年間冷やした後、300㍍以上の地下の岩盤に
埋める「地層処分」とする。

その際、鉄製の容器や粘土固めなど「4つのバリアー」で閉じ
こめて「ガラス固化体と地下水が少なくとも千年間は接触
しないようにする」という。

地下水、活断層・・・適地探しは困難

 だが、豊富な地下水と活断層に覆われた日本で適地を
探すのは難しい。
 今、六ヶ所村などに貯蔵するガラス固化体は千7百本。

国内の使用済み核燃料をすべて再処理すると約2万4千百本
に上り、さらに年間で千3百~千6百本増えていく。


日本では地元の理解を得るのは難しい。最終処分場選び
はもっと困難だ」と指摘する。

 須永氏は「福島の事故を機に原発をやめるのかを徹底
した情報公開によって国民に問うべきだ」とし、こう促す。

「もし脱原発に向かったとしても、既にたまった放射性
廃棄物の処理の問題は残る。


高レベル放射性廃棄物、危険性が消えるまでには十万年


以上。


原発で、発電した後、これらの現実がついてまわる。
この現実を踏まえても、原発で発電した電気は、
安くつくのか、ここまで考慮した話しなのかが、
問題だ。


審議会で、電力関係のメンバーは、このことまで、
念頭において、原発電力の安価論を主張したのか
問いただす必要がある。

今、原発のやらせ問題が社会問題になっているが、
再生エネルギーの審議会についても、追求が必要だ。


思うのだが、政府の行う審議会というのは、政府の
結論があって、それにそった結論が出るように、
審議会のメンパーがきまる。

そして、審議会の結論が客観的であるかのように
カムフラージュするのだ。

そして、国が、一部の誰かの目論見にそうように
誘導されてしまう。

 

わたしは、前にブログで書いた。

 

アエラ 201.7.25にあった記事である。

 
これで日本も石油輸出国に

「藻」でエネルギー革命

我が国を縛り続けてきたエネルギー問題が解決し、
ついに石油輸出国に転じる。

原発事故に苦しむ日本で、こんな画期的な研究が
進行中だ。


こういう書き出しだったが。


アエラにあった記事のことだ。

 

孫正義など、太陽光なんかに、 夢中になっているが、
せっかちな性分、向かう先を間違っているような気が
する。

いずれにせよ、原発を中心した電力状況に多くの人間が
天下りでぶら下がっているはずだが、彼らの食扶持を
確保するために、裏で、画策しているのかもしれない。

 


これで日本も石油輸出国に

「藻」でエネルギー革命

我が国を縛り続けてきたエネルギー問題が解決し、
ついに石油輸出国に転じる。

原発事故に苦しむ日本で、こんな画期的な研究が
進行中だ。

これで、いきたいものだが。