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リタイアーのよもやま話

井上陽水 - 少年時代

2009-09-12 22:33:56 | 音楽
井上陽水 - 少年時代


かつて、不当人事で、とある南の島に赴任することになった。

慣れない仕事、慣れない環境で、悪戦苦闘していたころ、
井上陽水の「少年時代」が、流れてくるようになった。
その歌の雰囲気に、吸い込まれるように、繰り返し聴いていた。

久しぶりに、この「少年時代」思い出して、Yuo Tubeで検索してみたら、出てきた。

嬉しいね┄┄。

シングルを買ってあったのだが、どこにいったのやら。

調べてみたら、下のような資料が出てきた。

1990年から1991年にかけて、映画『少年時代』の主題歌として作られた「少年時代」(作曲は平井夏美との共作)がヒットする。
(このことは、今回ネットで調べて分かった)

1990~1991年は、わたしが赴任した南の島の3年目と4年目のことである。

丁度、その頃、度々この曲を聴いて、非常に感傷的な気分になったのを今でも覚えている。

井上陽水は、大学生時代帰宅途中立ち寄った池袋のヤマハで、1972年頃だと思うが、「人生が二度あれば」を聴いて、ショックを覚えた記憶がある。

物凄い緊張感のある演奏だったし、歌詞・曲の説得力におどろいた。

その後も、ときどき彼の曲を聴く機会があったが、少年時代には、大変新鮮な思いをした。

アレンジがなんともいえなかった。

ポップなピアノの4ビートのリズム。
(ビートルズのLet it beを思いだす)

弦楽器を中心とした編成、そして、オーボエが歌い、ピッコロトランペットがバロック風に響きわたる。

適度な通奏低音風のベースが流れるバロック調の演奏スタイル。

もしかすると、バロックのチェンバロの部分を、4ビートのピアノで、演奏したようなと言ったほうがよいかのな?

時折、出てくる官能的なハーモニー。

(この響きには、ショックを覚えた、まさか、ポピュラーで
聴くことがあるとは思えなかった。)

そう、非常に新鮮であった。

実は、今回ネットで調べてみたら、歌詞の意味について、あちらこちらで、言及があった。

そこで、改めて、目からうろこが落ちる思いがした。

実は、その昔、この歌詞の意味の解釈をしたのであるが、さっぱり分からないのである。

どうしても、「恋心」とつながりあうものだという、先入観があって、意味がつながらないのである。

ネットによる映画の粗筋には、「昭和19年10月、戦況の逼迫する中、東京の小学校五年生だった風間進二は、富山に縁故疎開することになった。」という点と、やはりネットの受け売りであるが、井上陽水が「歌詞の細かいことにはそれほど拘っていないう」という話が分かって、長年の疑問が解けた。

本質的には、映画の内容とは関係ないのかな?

もしかして、井上陽水が想起した少年時代なのかな?

勝手だけど、そうすれば、わたしたちの少年時代をオーバーラップして聴けるものがあるかも知れない。

いずれにせよ。でき得れば、直接本人の説明が聞けたら、いいのだが。