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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

20代・30代の住まい造り、将来の変化もどこまで考えて暮らしの事をイメージするべきなのか?それぞれの暮らしの価値観を反映しつつ少し先を見越した注文住宅での暮らし。

2024年01月26日 | 家 住まい 間取り プラン

 

20代・30代での

こだわりの家づくり。

家庭では出産、

子どものこと、

親のこと、

また仕事でも

大きな岐路もあります。

20代・30代では

これからの生活を

どんな風に描いていこうかと

考え始める事も

多くなりがちです。

そして、「家はどうする?」のか

賃貸? 分譲マンション?

一戸建て?「費用は?」

いくらかかるのか?

住宅ローンは?

頭金は?

返済は?・・・・・。

 

暮らしについて

真剣に考え始めるのも

20代・30代が多くなります。

 

僕自身もこれまで

20代・30代の

若い家族の住まいを

いくつも手掛けてきました。

 

中には、

住まいの設計中に

新しい家族が

増えたという

住まい手さんも・・・・・。

そんな、

まだまだこれから

変化していく、

若い家族の住まいつくりに

心掛けてきた事と、

20代・30代で

家づくりをされた方々の

住まいを、

参考にしていただければと

思います。

例えばですが、

コンパクトな家づくり。

 

夫婦と子どもで4人

という家族の場合、

延べ床面積にすると

一般的には

30坪~35坪程度に抑えます。

価格にすると

相場やその時期での

物価にもよりますが

2000万円台から。

 

予算をかけるところと

抑えるところの

メリハリを

はっきりつけます。

 

予算を抑えられない

ところもあります。

 

それは地盤や基礎、

建物の構造等に関する部分です。

 

昨今の震災等でも

わかりますよね。

 

土地により

地盤や基礎に

かかる費用も

変わって来ますので、

土地選びから

設計事務所にご相談ください。

間取りはなるべく

仕切らず、

必要なときに

建具(扉)などで

自由に部屋の大きさを変え、

コンパクトでも

広々と生活が

できるようにと思います。

勿論、生活環境にもよりますが。

 

子育て世代は

家族それぞれに

思っているよりも

実際には日常的に

負担がかかります。

家事動線を

シンプルでコンパクトに

そのことが

省スペースにつながり

少しでも家事の負担を

減らすことができます。

 

設備機器は

可能であれば

程々のグレードに。

 

設備機器は

どんどん進化して

便利になっています。

 

でも本当に必要な機能は

ごくわずかです。

 

あれこれスペックを比べると

高いグレードのものが

よく見えてしまいますが、

設備はコストに

メリハリが付けやすい

部分でもありますし

10年単位での入れ替えなども

発生する場合があります。

ですので

そのあたりは考え方を

家本体や仕上げとは

切り離す事も視野に。

 

可能であれば

心地よさを求め、

自分らしい住まいを。

そして、

こだわりには

優先順位を付けて実現する。

 

設計事務所での家づくりでは、

一つ一つを

選択していきますので、

優先順位や

メリハリが付けやすいです。

 

光や風は住まいにとって

大切な要素ですので

しっかり間取りと共に

室内から見える風景や

外からの環境も大切に。

 

僕は設計の中で、

居心地の良さを求めて

さまざまな工夫を

提案していきます。

 

すっきりした

住まいの実現には、

収納が大切です。

20代・30代は

まだまだ物も少

ない方が多いですが、

子育てを始め

成長過程の中では

これから増える一方にもなります。

 

適時の断捨離も視野に

現状の把握と

今後の検討を一緒に。

 

家づくりを楽しむ事。

 

家づくりは

人生のもっとも大きな

イベントのひとつです。

 

セルフビルドも

楽しいですね。

 

外部のウッドデッキを

自分で作られた方もいます。

自分で出来ることは自分で。

 

建物が完成した後の、

家屋登記を

法務局で聞きながら

自ら手続きされた方もおられます。

 

将来のことバリアフリー。

まだまだ考えたことも

少ないかもしれませんが、

いずれは誰しも老います。

 

世代を問わず

バリアフリーや

加齢による変化は

暮らしのテーマでも

ありますので、

環境変化による

リフォームや

リノベーションも含めて

末永く住まうことの出来る

家づくりを環境と共にと思います。

 

住まいのリフォーム・リノベーション

模様替えや増改築について

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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開放的な空間づくりと暮らし方の提案、天井の高さの違いと過ごし方の優位性に立体的な部屋のイメージを注文住宅の設計デザインの計画性と間取りで心地よい空間に。

2024年01月26日 | 暮らしの事イロイロ

 

 

開放感がありますよね。

 

※古民家リノベーションでの吹抜け設計事例

 

ここまで大きく吹抜けができると、

気持ちが良いと思う方と

その分部屋を計画したほうが良い

と思う方もいるでしょうし、

家や間取りに対する考え方や

価値観は様々。

 

こんなに大きくなくても、

ちょっとでも、

吹き抜けあると、

ゆったりとした雰囲気を

味わう事も出来ますし

逆に広さの意味を

水平の効果から考えて

ワイドをデザインする事もあります。

 

吹抜けは、

床面積には入りません。

 

だからといって、

コストが掛からない

わけでもありません。

 

軸組(骨組)や外壁、

屋根、

内壁は全てつくりますから。

 

二階建て住宅の場合、

二階部分床が無い状態を

吹抜けと呼びます。

 

無駄に吹抜けを大きくするのは、

皆さまにとっても

良い環境になるとも

言い切れません。

 

もちろん、

予算がかけれるのであれば

良いのですが、

ただこの開放感に

憧れをもつ方は、

結構いらっしゃいます。

 

身長が高い方だと、

一般的な住宅で

よく採用されるような

天井高さでは

日々窮屈な印象を

持っている場合も

多いかと思います。

 

注文住宅としては

そのあたりも

二階建てや三階建て住宅の場合、

階段の段数や勾配(傾斜角度)が

関係するので

階高さの計画は

ポイントとなりますが

吹抜けを考えるケースも

天井高さを調整するケースも

暮らしの検討内容を

提案させていただきつつ

空間をどのように

感じるようにするべきかを

その都度考えています。

 

毎回同じ天井高さではなくて

様々な要因や

要素をまじえて

空間提案を行っています。

 

大きな吹き抜けを

つくるのもよいのですが、

もう少し方法はあったりします。

※二階LDKの吹抜け設計事例

 

もし、

平屋や二階建て住宅の

二階であれば、

こんな感じができますね。

※二階LDKの吹抜け設計事例

 

平屋である場合や

二階建ての二階部分であれば、

当たり前ですが、

比較的検討要素が少ない状態で

天井の高さは設定できますし、

天井を斜めにして、

勾配天井にすることも可能です。

※二階LDKの吹抜け設計事例

 

ある程度自由に高さや

勾配を設定できるのは

良いですよね。

 

天井を照らしたり

壁を照らすような

間接的な

明るさのある空間は

過ごし方を

穏やかにもしてくれます。

 

天井がとても良い

グラデーションに

なったりするんです。

 

グラデーションは

きれいなだけでなくて、

部屋全体を明るくしてくれます。

 

天井や壁が明るいと、

明るさ感は増しますので。

 

ちなみにですが、

こちらの家。

二階リビングの家ですが、

吹き抜けだけでなくて、

家全体の天井高さを

暮らしに合わせて

少し高くしています。

 

ほんの少しなのですが、

それでも体感として、

ゆったりした感じになります。

 

このように、

天井も傾斜により

低い部分と高い部分が

共存していると、

高いところを、

より高く感じたりするんです。

 

単純に、

天井が全て高いよりも、

より高く感じる空間。

 

それと

天井の段差部分に、

間接照明を仕込むと、

とても上品な感じになります。

 

見た目の素敵さは、

もちろんなのですが、

実は明るさ感は

相当なんです。

 

間接照明だけでも、

十分な明るさで

過ごせてしまうような。

 

読書とかには不向きですが

その場合は

読書スペースとなる範囲に

直接照明を天井から

又はスタンドタイプで

移動可能な状況で採用する事も。

 

天井を操作して、

開放感を演出する。

 

いろいろやり方ありますので、

設計段階に至るまでに

暮らしの要素を

整理整頓することで

自分らしい空間となるように

イメージを共有する時間を

丁寧にと思います。

 

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