奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

収納を上手く使った間取り計画で暮らし方も生活の質も随分変化します、住まい手さんの収納癖をキチンと考えたうえで物が散乱しにくい収納計画と部屋造りのバランス。

2024年07月26日 | 収納・片付け・暮らし・インテリア

収納を上手く使った間取りで

部屋をすっきりできるように。

※狭小住宅LDK空間に畳段差を活用した収納兼ベンチ提案の設計事例CG

 

 

収納づくりの注意点。

収納スペースで失敗したという話を

よく耳にすることはありませんか?。

 

せっかく計画した収納が

上手く活用されないのは、

もったいない事です。

 

収納計画を後悔しないよう

重要なポイント。

収納の間取りの考え方と

収納を考えるときの注意点について

少し書いてみたいと思います。

 

収納の間取りの考え方

キッチン:食器や調理器具などの

必要なものが多く、

膨大なアイテム数になりがちなキッチンでは、

どこに何をしまうかを

細かくシミュレーションすることが

大切です。

 

食器の収納は

リビングから近い場所に

配置しても良いでしょうし、

調理器具は

キッチンに立ったときに

すぐ取り出せる位置に

あった方が便利かと思います。

 

洗面所:入浴剤やドライヤー、

タオル類をはじめ、

洗面所ではものが多くなりやすいため、

収納が不足しがちです。

 

活用しにくい吊り棚には、

あまり使わないものを

片づけると良いです。

 

十分な収納スペースがなくて、

ものでいっぱいになると、

水汚れが起きたり

カビてしまったりするので

注意するように。

 

リビング:家族が集まるので

特にものが増えやすく、

散らかりやすい場所です。

 

部屋に大きい収納を

計画出来ない時は

床下収納やベンチを計画して

段差を活用した収納を

計画するのも一つの考え方です。

 

収納で失敗しないための注意点

広さや奥行きを考える収納が

狭すぎて十分にものが

片づけられなかったり、

奥行きがありすぎて

ものが取り出しにくかったりと

いったことが考えられます。

 

自分の持っているものの

量をよく見極めて、

収納を作る前に

どのくらいのものを

どこにしまうのかを、

ある程度決めておく事は大切です。

 

収納場所の位置を考える。

デッドスペースを

収納として活用する際、

入れるものを考えていないと

使いにくい収納になってしまい、

その結果ただの

物置場所と化してしまうこともあります。

 

収納を考えるときは、

生活動線に沿って

設置するのがポイントです。

 

収納計画を立てるときは

予算を超えないようにする。

アイテム数が多いからと

収納をたくさん設置すると、

予算オーバーになってしまうこともあります。

 

デッドスペースを活用して

収納場所にしてもなお、

収納場所が足りない場合には、

物の必要性を考える事も

1つの手段です。

 

場所ごとに収納の考え方は

異なりますが、

収納を考える際には

何をどのくらいしまうのか考えることで、

十分な収納スペースを

確保できるようになるかと思います。

 

住まい手さんのご要望も考えつつ

生活の基準を見直しながら

最大限良い環境づくりとなるように

家づくりを計画しています。

 

収納についての不安や、

家のことで聞きたいことがございましたら、

気軽にお問い合わせください。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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気軽にご連絡ください。
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家造りの際に考えておきたい収納計画の一つにキッチン周辺の整理整頓と家事時間を考えた間取り計画、収納のタイプにも色々なパントリーがありますので家事作業やストック類の状態を考えた設計を提案。

2024年07月24日 | 暮らしの事イロイロ

家づくりの際に考えておきたい

収納計画のひとつに

キッチン周辺のパントリーのある暮らし。

※対面式キッチン横に備える収納庫式のパントリー提案

 

キッチン周辺の収納を変える

パントリー活用。

 

自宅の家事時間や収納の快適性と

機能性を重視する方々にとって、

キッチンは日常生活において

中心的な役割を果たす空間です。

 

整理整頓に関心のある方々は、

キッチン周りを

効率的かつスタイリッシュに整理し、

快適な生活空間を

実現したいと

考えている方も多いです。

 

サイズや位置関係は

暮らし方の趣旨や生活環境によって

ご提案も変わりますが

パントリーの導入が

いかにキッチンの収納最適化と

空間の快適性向上に寄与するかという事。

 

パントリーの基本とその魅力。

 

パントリーは、

キッチン周りの整理整頓に

不可欠なスペースとしても

注目されています。

 

パントリーがキッチンに

どのようなメリットを

もたらすのか?。

 

パントリーについて

収納力の向上パントリーの導入により、

食品や飲料品、

調味料などのストックスペースが増え、

キッチンがより

機能的な空間に変わります。

 

使用頻度の低い調理器具や

消耗品のストック場所としても

活用ができて、

キッチンの利便性が

格段に向上します。

 

整理整頓が容易に。

オープン棚のパントリーは、

探し物が容易で、

整理整頓もしやすくなります。

 

目的のアイテムを

見つけやすくなり

キッチンの効率性が向上します。

 

キッチンスペースの最適化。

パントリーを活用することで、

キッチン本体のスペースを

より有効に

使用できるようになります。

 

キッチン台の上や周辺を

スッキリさせることで、

調理作業がしやすくなり、

キッチンの快適性が向上します。

 

アイランド型キッチンや

ペニンシュラ型キッチンで

LDKとオープンな関係性の場合は

特にキッチン周辺の家電等も

パントリーをよりよく利用する事で

キッチンの背面もスッキリとした

空間にもなります。

 

パントリー収納の効率的なコツ。

 

キッチン周辺の整理と

パントリーの活用。

 

収納のブロック分け。

パントリーを

「上段」「中段」「下段」という

ブロックに分けにして、

ブロックごとに

適したアイテムを収納することで、

取り出しやすさと

整理のしやすさを実現します。

 

賞味期限の管理。

パントリー内での食品の収納は、

手前に賞味期限の短いもの、

奥に長いものを置くことで、

食品の管理がしやすくなります。

 

これにより、

食品の無駄遣いを防げます。

 

アクセスのしやすさ。

日常的に使用するアイテムは

中段に収納し、

ご自身にとって

すぐに物を取り出しやすい位置関係に

置くようにします。

 

また、

重いアイテムは下段に置くことで、

取り出し時の負担を

軽減できます。

 

パントリーの導入は、

キッチン周辺の収納と

機能性の向上に大きく寄与します。

 

上手にパントリーを活用することで、

キッチン作業が

よりスムーズになり、

家事時間も含めて

日々の片付けや整理収納も

随分改善されることもあります。

 

自分たちにとって適切な

パントリーのカタチと

間取りによる位置関係を加味しながら

パントリーを最大限

活用出来る事で

生活基準もよりよく変化します。

 

まずは現在の暮らしで

収納が自分たちに合っているのかいないのか?

というところも見直しながら

家造りの際には

暮らし全般を考える事が大切です。

 

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 窓にカーテンを取付しないという価値観も家造りの際には考え方の一つに、スッキリとした窓と周辺が風景や室内をシンプルに見せ部屋と暮らしのゆとりを生み出すように。

2024年07月23日 | 設計の事デザインの事

カーテン類が必要な家の計画にするのか

それともそうではない家の計画として

住まい造りを考えるのか?。

※窓にカーテン類を設けていない中庭のある家

 

間取りに対して窓の存在も重要です。

家や敷地を全体的にイメージして

家の間取りを考える際には

見える風景や

外観の見え方もそうですし

それ以外の機能面も含めて

広い目線の

そもそもカーテンは

必ずしも必要なのか?。

という事について考えていきたいと思います。

 

カーテンを閉めてしまうと、

光が奥の方まで届きにくくなります。

 

結果、

家の中に薄暗い場所が出来てしまい、

光が届かない

アパートの玄関や廊下のように、

朝から照明が必要になってしまいます。

 

家の場合、

リビングダイニングキッチンを

南北に細長くつくるコトが多いのですが、

カーテンを付けてしまうと、

大きな窓から近いリビングは明るいけど、

大きな窓から

遠いキッチンのエリアは

薄暗くなります。

 

カーテンが「いつも閉められている」

ということは、

家の中から外が

全然見えないということでもあります。

 

となると、

窓を沢山つくったとしても、

全く開放感がない家に

なってしまいます。

 

つまり、

明るくて開放感溢れる住まいとは真逆の、

薄暗くて閉塞感溢れる住まいに

なってしまうということです。

 

勿論カーテンを開けたままでも大丈夫

であれば問題ないですし

レースだったり別のトリートメントを

活用する場合もあります。

 

ですので、

の数や大きさと明るさや開放感は、

必ずしも比例しないということ

を覚えておいてください。

 

カーテンが開けられなくなるということは、

窓が開けられなくなる

ということでもあります。

 

となると、

せっかく風の通りを計算して、

窓をつくったとしても、

絵に描いた餅のように

なってしまいます。

 

そもそも開けられない訳ですからね。

 

ですので、

風通しのいい家にしたいのであれば、

もそもカーテンがいらないように

窓の設計をすればいい

という訳です。

 

カーテンだって汚れます。

カーテンレールの上にも

ホコリが溜まります。

カーテンを付ければ

掃除や洗濯の手間が増えます。

 

また、カーテンを閉めっぱなしにしていると、

ホコリも溜まりますし、

サッシやガラスなどの

結露にも気付きにくく、

知らない間に

カビが発生してしまっていた

なんてこともあり得ます。

 

という理由から、

カーテン類の無い家の計画にも

様々な理由が存在します。

 

家全体にカーテンを設置しようと思うと、

規模や窓のサイズ、

カーテンの相場にもよりますが

採寸、設置等も含めて

80万円~100万円ほどの費用が目安です。

 

少し大きな家になると

150万円~180万円程が目安です。

 

また、

風通しを良くするために、

無駄に沢山の窓をつくってしまえば、

窓代にも費用が掛かります。

 

カーテンありきで

間取りを考えてしまうのも

考えるべきです。

 

間取りと共に

カーテン類には

どのような意図を持たせるのか?

という事を意識するもの大切です。

 

カーテンを設置しなくていい家にするということは、

外から中が見えない家に

するということなのですが、

こうすることで、

プライバシーに優れた住まいになり、

より心豊かな暮らしを

送ることが出来るようになります。

 

少し想像してみてください・・・・・。

朝から自然の光が

たっぷりと注ぐキッチン。

風と光を感じながら

家族で朝食を食べている光景。

 

気候がいい時期、

心おきなく一日中窓を開けていられる

清々しい休日。

 

ご近所の目を気にすることなく、

ゴロゴロしていられる気持ちいいリビング。

 

こういったイメージも含めて

暮らしを実現することが、

自分たちの暮らしにとってどうなのか?

というところ。

 

家造りのイメージで

そういった分部も随分変わります。

 

このような住まいと暮らしを

そして安心して過ごせる家を

一つの価値観として

暮らし方をご提案できればと思います。

 

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なぜ家を建てるのかという根本的なところも大切に、家を建てる事が目的なのか?それとも暮らしを考えたら家が必要となるのか?暮らしの意味を考えて住まいを考えると生活は楽しくなる。

2024年07月22日 | 家 住まい 間取り プラン

住まい造りの事色々と。

 

趣味を住まいに取り入れるのは、

とても楽しいことですね。

※釣り竿やリール、釣り道具をコレクションとして収納する部屋・道具の手入れや釣りの話もこの部屋で楽しむように

ただ生活するための

場所というだけでなくて、

暮らしの近くに

趣味があると

もっと毎日を楽しむことができますね。

 

車が好きな方はガレージのある家に、

音楽が好きな方は

気兼ねなく音楽を楽しめる住まいを。

 

絵が好きな方には

アトリエのある家等、

嗜好やライフスタイルを

存分に楽しむためのスペースづくりも

暮らしの充実につながります。

 

時間を忘れて

好きなことに没頭できるような

心地良い空間、

機能的な空間を考えてみませんか?。

 

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片づけのしやすい家の提案設計、暮らしを元に物の総量とサイズ、使い場所を割り出して適所に収納計画を、中でもリビングやダイニングスペースは物が溢れる場所なので適切に間取りとイメージを。

2024年07月22日 | 収納・片付け・暮らし・インテリア

 

生活の質と

リビングの居心地を変える収納計画。

 

※LDK空間にクローゼット扉と引き戸を用いた壁面収納を計画した家室内空間事例・一部棚を見せる飾り収納を提案

 

間取りを活かした

スマートなアイデアで

暮らしは変わります。

 

新築やリノベーションを計画中の方々、

特に収納と機能性を

重視する意識の高い皆様にとって、

リビングの収納スペースは

非常に重要な要素です。

 

美観と機能性を兼ね備えた間取りは、

ただ快適なだけでなく、

日々の生活を

よりスムーズで効率的なものに

変えてくれます。

 

暮らしをキチンと紐解き

丁寧に考えた家のプランは、

実装可能な創造的アイデアで、

より充実した

生活空間の効能を期待できます。

 

リビング収納のある間取りが

もたらす暮らしのメリット。

 

リビング(LDK)に

収納スペースを

設けることのメリットは

多岐にわたります。

 

リビング収納の魅力。

室内をスッキリ見せる事。

収納力が増すことで、

リビングは常に整理整頓された状態を

保ちやすくなります。

 

扉付きの収納は、

予期せぬ来客があった際にも

素早く片付けを可能にし、

生活感を隠して

スッキリとした空間を維持できます。

 

スペースを有効活用できる。

リビングのスペースを

最大限に活用するため、

見せる収納を取り入れることで、

室内をよりおしゃれで

魅力的なものに変えられます。

 

インテリアや小物を上手に配置し、

見た目にも美しい

リビング空間を作り出せます。

 

片付けがスムーズになる。

収納スペースが

適切にレイアウトされていると、

物の定位置を決めやすく、

結果として

片付けも効率的に行えます。

 

家事の負担を軽減し、

毎日の生活をより快適にできます。

 

特に子供のおもちゃの片付けも、

家族みんなで

協力しやすい環境を作れます。

 

災害時の安心感。

リビング収納は

安全性の面でも

大きなメリットをもたらします。

 

壁や天井に固定された収納は、

地震のような災害時に

倒れにくく、

家族の安全を守る

そんな要素となり得ます。

 

リビング収納を

取り入れる際の

具体的なアイデアを。

 

壁面収納。

壁一面を利用した収納は、

空間を有効に活用しつつ、

デザイン性も考慮できる選択肢です。

 

テレビボードとの組み合わせで、

統一感のあるデザインを

実現できます。

 

造作クローゼット。

オーダーメイドで作る

造作クローゼットは、

空間を最大限に活用し、

高い収納力を実現します。

 

部屋のデザインに溶け込みやすく、

圧迫感を感じさせません。

 

リビング階段下の利用。

リビング階段下の

デッドスペースを活用すれば、

見た目にもスマートな

大型収納が実現します。

場合によってはワークスペースと収納を

組み合わせる事もあります。

 

階段の形状を活用した

デザインも可能です。

 

小上がりの収納。

空間の接続部分に

小上がりを設けることで、

隠れた収納スペースを

作り出せます。

 

アクセスしやすい位置に

引き出しや扉を設けることで、

使い勝手も向上します。

 

テレビ裏のウォークイン収納。

合えて余白空間をつくる事で

テレビの裏側に

隠れたスペースを設け、

大容量のウォークイン収納を

実現できます。

 

部屋のデザインを損なわずに、

収納や掃除等の機能性を

高められます。

 

ニッチ収納の活用。

壁の中にニッチを作ることで、

スペースを有効活用しながらも、

部屋を広々と使えます。

 

小物のディスプレイや

書籍の収納に適しています。

 

リビングの収納スペースは、

美観と機能性を兼ね備え、

日常生活をより

豊かで快適なものに

変える要素です。

 

リビング空間を

最大限に活かし

それぞれの家族にとって

居心地がよくなる

住まいとなるように。

 

新築やリノベーション・リフォームの

計画にあたっては、

収納物の量やサイズ、

収納場所と

使用場所を含めて考える事で

収納計画も使い勝手

最適化できます。

 

現実的な暮らしの中身を

どう認識するべきかで

暮らしの質も変わりますから。

 

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家の耐震等の地震対策も重要なのですが、もしもの揺れに対して日常的に備えるという事、家の間取りの際にも注意していますが地震の際の逃げ道の確保や道路と家の関係性のように把握するべき準備。

2024年07月21日 | 耐震強度地盤地耐力調査

家の地震対策、

もしもの「揺れ」対して

日常的に備えるという事。

 

 

みなさんは

ご自宅の地震対策を

行っていますか?。

 

いつ大きな地震が起こっても

おかしくありません。

実際に今年の一月には

地震対策についてのご相談を

色々いただきました。

※私の過去設計案件では無く新規に耐震等についてのご相談の方々です。

 

「地震がきたらどうしよう」と、

不安を抱える人が多かったです。

 

だからこそ地震が起こっても

対応できるよう、

日頃から対策をとっておくことが

大切です。

 

大切なご家族の命を守るために、

日ごろからできる

地震対策という観点からも

少し書いてみたいと思います。

 

もしもの時の「揺れ」に備えるには

何をやっておくべきなのか、

地震が起こった時に

慌てなくて済むように。

 

はじめの地震対策としては

事前に家族で

話し合っておくことも大切です。

 

そもそも、

地震が起こったときに、

家族全員が家にいるとは限りませんよね。

 

家族全員揃っていたとしても、

それぞれが冷静に

行動できるのかどうかもわかりません。

 

だからこそ

日ごろから地震について

しっかりと話し合っておき、

どういう行動を取ればいいのかを

イメージしておくように。

 

ある意味頭で考える

というよりも

とっさの行動として

身体にそれらを

染み込ませておくことも重要です 。

 

例えばですが

話し合っておくべき内容として

〇 外出している時の集合場所や安否確認をどうするか
〇 自宅にいる時地震が起こったらどうやって逃げるか、その経路はどうするか
〇 防災グッズは何をどこに置いておくか
〇 家の中の安全な場所と危険な場所はどこか
〇 小さなお子さんや介助が必要な家族がいる場合、避難をどうするか
〇 地震が起こった時の役割分担(例:非常持ち出し袋は誰が持って行くか等)

最低限これらについて

しっかりと話し合っておき、

もしものための準備をしておいてください。

 

地震が起きた時に取るべき行動。

 

では、

実際に自宅にいる時

地震が起きたとき、

どう行動すればいいのでしょうか?。

 

地震が起きたらまず火を消すべき

とも言われますが、

本当のところはどうなのでしょうか?。

 

例えば都市ガス会社では、

基準の震度以上の地震を察知したとき、

自動的にガスの供給を

ストップするように対策しています。

 

とはいえ

揺れた瞬間止まるわけではないため、

火を使っている場合は

大変危険です。

 

まずはキッチンなど火から離れ、

安全を確保するように。

 

そうすれば、

二次災害を防ぐことができるからです。

 

大切なのは安全を確保する事。

 

火の近く・窓ガラスの近くなど、

危険な場所の近くにいる場合は

身の安全を最優先してください。

※窓ガラスが割れる事を想定して

スリッパなどを活用する事も重要です。

 

家族と話し合いをしたり、

地震が起きたときの

咄嗟の行動を準備しておくだけでも

※日頃からの意識は重要

地震が起きたときに

身を守れる可能性は

ぐんとあがります。

 

それに加えて

家の中の地震対策を行っておけば、

大きな被害を防ぐことも。

 

今住んでいる家の状態を確認して

危険と思われる箇所の対策も

忘れないように。

 

自然災害等に対して絶対はありません。

ですが安全性を確保する方法は

色々と存在します。

 

家の状態や家が建っている土地の事

電柱や植え込み等敷地の状態や

近隣の状態。

ブロック塀の事もあります。

 

安全確保をどのように考えるべきなのか?

家の新築や性能リノベーションや

耐震補強も重要なのですが

先ずは現状での安全の確保を大切に。

 

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開業を考えてテナントなどを使い物販、飲食、事務所等様々な業種がありますが開業の準備前にテナント選定について大切な事前の準備、不動産屋さんにも事前確認は重要です。

2024年07月21日 | 設計の事デザインの事

もともと事務所や

物販店が入っていたテナントで

飲食店を開業しようと考えている場合、

用途変更の手続きが

必要になるケースがあります。

※テナント案件での事例・商品ディスプレイ付き事務所事例

 

時々ですが、

インスタグラムを通じて

テナント案件でご相談を

いただく事もありますので

今回はテナントの用途変更についての

お話しを少し。

 

用途変更とは何か?。

なぜ必要なのか?。

どんなときにどんな流れで行うのか?。

用途変更手続きをしないとどうなるのか? 。

という点について

詳しくは立地条件(用途地域を含む)や

開業予定の業種等

個別案件で随分変わるので

ここでは少し要約して簡単に。

 

テナントを借りる際に注意が必要な

用途変更とは?。

 

テナントを借りて商売を始める際、

用途変更の手続きが

必要となるケースがあるので

注意が必要です。

 

用途変更とは、

建物の新築時に申請している

建物の使い道を

変えるための行政手続きのこと。

 

新築時には「事務所」「物販店舗」「飲食店舗」など、

その建物の用途を行政へ申請しています。

 

申請している用途と

違う目的で使用する場合は、

用途変更の申請手続きを

出さなくてはいけません。

 

たとえば決まったスタッフしか

出入りしない「事務所」と、

不特定多数のお客さんが出入りし、

厨房で調理をする「飲食店舗」では、

建物の安全基準が異なります。

 

法令その他で定められている

用途ごとの安全基準に

合わせる必要があるからです。

 

用途変更が必要となるのは

下記の2つの条件を満たした場合です。

 

〇用途を特殊建築物に変更する場合。

〇用途を変更する面積が200㎡を超える場合。

 

特殊建築物とは、

建築基準法第二条二項で

定められた

飲食店や百貨店、ホテル、映画館、倉庫、

物販店など。

 

事務所は含まれません。

 

また、

建築基準法上定められている

同じような業種「類似用途相互間」の変更には

用途変更は不要です。

 

用途変更が必要なケース例としては

300㎡の事務所を飲食店に変更する等

400㎡の飲食店を物販店に変更する等

 

用途変更が不要なケース例

150㎡の事務所をカフェに変更する

400㎡のレストランを居酒屋へ変更する

 

※それぞれ事前に特定行政庁や各種消防や

該当法令に関する行政への確認が必要です。

 

テナントの用途変更が

どんな流れでどのくらい費用がかかるのか?。

 

テナントの用途変更手続きは

自分で行うことはできず、

建築士・建築家へ依頼することになります。

 

「建築士・建築家なんて探せない」という方は、

もしも店舗の内装工事業者が

予め決まっている場合は相談し、

建築士・建築家を紹介してもらうと

良いかと思います。

※業者間で業務提携している場合もあるかと思います。

 

用途変更を行うには、

必要書類を揃えて

用途変更申請書を申請する必要があります。

 

用途変更に必要な書類は

検査済証(または建築確認書)のほか、

設計図面、付近見取図などです。

 

また用途変更申請時には、

建物が「既存不適格」に該当しないかも

チェックが必要です。

 

既存不適格とは?。

新築時には法律の基準を満たしていたが、

その後の法令の改正によって、

現在の法令を満たしていない状態の

建物のことです。

 

法令にっては法令順守期限付き

というケースもありますが

改めて計画や工事を行う際には

現在の法律に適合させる必要があります。

 

用途変更にかかる費用は、

イコール建築士・建築家への

依頼費用と立て替え金等です。

 

規模や難易度により異なりますし、

事前の調査や

復元する図面

行政対応や立会などによっても変わります。

 

開業に際して

用途変更が必要な場合には、

用途変更申請にかかる時間と費用も

開業のフローチャートに予定しておくことが

オープンまで円滑に進める為には重要です。

 

テナントの用途変更での注意点は?。

申請しないとどうなるのか?。

 

用途変更が必要な

条件をチェックして

うちは用途変更は不要だなと思っても、

全く何もしないのはちょっと危険です。

 

例えば150㎡の事務所を

飲食店にする場合。

 

200㎡以下なので

用途変更申請は不要ですが、

事務所と飲食店では

求められる建物の設備基準が異なります。

 

建物の構造や消防設備、

非常口などが

飲食店としての安全基準を

満たしているかどうか確認し、

満たしていないなら

法律に合わせる必要があります。

※管轄消防署へ防火対象物使用開始届等

消防署・予防課等の現場立会確認も

 

用途変更申請が不要だとしても、

事実として用途を変更するなら、

一度建築士・建築家へ

調査を依頼もらうことをおすすめします。

 

また、

用途変更申請が必要なのに

申請を怠った場合は、

建築基準法違反となり

罰則があります。

一度それぞれの内容をご自身でも

調べてみてください。

 

事故やトラブルが発生してからでは

遅いですからね。

 

 

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家と暮らしを丁寧に過ごし方が変わると暮らしに対する意識も変化します、暮らしの環境を整える事で変化する家造りの価値を丁寧に考えてみませんか。

2024年07月20日 | 和モダン 思想

 

家と暮らしを丁寧に。

 

 

住まい造りから

夢を語る時には

だれもがこれまでの価値観から

住まい造りをイメージします。

 

けれど、

未来の暮らしは

想像以上に

もっと広がっています。

想像を超えて

求めていたのはこれなんだ

と思う事の出来る感動、

夢はそこに生まれます。

 

だから家造りでは

家の事を考えるだけではなくて

暮らしの奥深さを

イメージする「意識」が大切。

 

もっと豊かに

もっと美しく

心地よく生きる

人生の可能性をデザインする提案。

 

緻密な手仕事から生まれる「魅力」と、

空間と美しい照明、

家具に至るまで

空間に意識を持つ「デザイン」。

 

毎日の生活の中で

「人生は美しい」

そう思う事の出来る暮らしを

意識してみませんか?

 

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間取りの構成要素と暮らし方のバランスを考えて部屋の家具や窓、扉や家電の位置関係を意識する事は大切です、過ごし方をイメージしながら丁寧に構成要素を設計する事。

2024年07月20日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

窓やドア、

扉の位置と家具のレイアウト。

ドアの位置を少しずらしたり

扉の開き勝手を考える事は重要。

 

同時に家具レイアウトとのバランスも、

出入り口近くの

照明スイッチの位置関係もありますし

何より出入りのしやすさと

収納や家具の置場が変わるという事。

 

家具の配置と間取りの関係性。

 

家具のレイアウトを考える時は

造り付けの収納は勿論

室内の扉の開閉方向や位置もポイントとなります。

 

例えば、

壁から壁まで本棚を置きたいけれど

そのままではドアが開閉できなくなる

といった事態にならないように。

 

家具のサイズと

室内(部屋)を移動するという位置関係。

 

法律上の検討要素もある

窓も同じです。

採光や通風

風景の眺め等を考えるべき窓も

サイズを大きく取りすぎると

窓下や窓付近に置きたくなる家具類を

置けなくなる事態にもなります。

 

家のプランニング段階で

どれだけ暮らしの要素を盛り込み

生活の基準や価値観と結び付けて

間取り等を練ることが出来るのか?

によってその差は歴然です。

 

家のプランニング段階で

家具を含めた検討が出来る事で

暮らしが始まってからの質は

随分変わります。

 

勿論それは照明のスイッチ類や

コンセント類も同じです。

 

どこに家電を置くのか?

充電式なのか電源が必要な家電なのか?

 

家造りを考える際は

そういった暮らし全般に関係する要素を

どれだけ反映し

まとめる事が出来るのかによって

間取りとしての「ゆとり」も

生活のしやすさも変化します。

 

暮らし全般の要素を丁寧に。

 

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家造りと暮らし、睡眠の環境づくり、窓の選択肢も環境づくりには大切、予めベッドなどの配置も計画時には盛り込みながら音や光の影響もイメージしながら。

2024年07月19日 | 家 住まい 間取り プラン

部屋と窓の関係性、

特に寝室についての窓の配置。

※ホテルライクをイメージした寝室デザインプランCG・窓との距離感に余白と壁全体を覆うカーテンプラン

 

 

快適で暮らしやすい家づくりが

したいとお考えの方の中には、

窓の配置を心配な方も

いらっしゃるのではないでしょうか?。

 

リビングやダイニングスペースもそうですが

特に寝室の環境は

睡眠に影響を及ぼすため、

寝室の窓には

考慮すべきポイントが

いくつかあります。

 

なぜ寝室の窓の配置が重要なのか?。

寝室の窓のタイプや

配置の決め方について

少し書いてみたいと思います。

 

寝室は日々の活動の疲れを癒し、

質の高い睡眠を促すための空間です。

 

そのため、

皆さんも経験があるように

窓の検討次第で

良し悪しが変わる事も多くあります。

 

他の居住空間と異なり、

寝室に求められる

要素や配慮事項が異なるため、

実はベッドの位置関係も含めて

慎重な選定が必要です。

 

まず、

寝室は明るさよりも

落ち着きのある暗さが

求められる空間です。

 

昼間においては

ある程度の明るさが

望ましいこともありますが、

基本的には

寝るための空間であるため、

眩しい光や過度な

輝きは避けるべきです。

 

これには近隣の道路事情や

街灯等も含め

近くにどのような建物があるのかも

重要な要素となります。

 

大きな窓や過剰な窓の数は、

就寝時に光の過剰な取り込みを

招く可能性があります。

 

また、

窓の位置や大きさによっては

外気の影響を受けやすく、

寒さや暑さが

睡眠に悪影響を

及ぼす可能性があります。

 

これを避けるためには、

外気の影響を

最小限にする窓の配置や

断熱性の高い窓を

選択することが重要です。

 

さらに、

寝室の窓の選び方では、

プライバシーの確保や

外部からの目線や

音の遮断も考慮する必要があります。

これは寝室全体の考え方で

間取り上の性質も検討が重要です。

 

寝室はプライベートな

活動が行われるため、

適切な窓の性能を選ぶことが重要で

快適で安全な選択が必要です。

 

窓のタイプや配置によっても

防犯やプライバシー、

快適な睡眠環境を考慮できるように。

 

寝室に適切な窓タイプ。

間取りの位置関係的な内容もありますが

不法侵入のリスクを考慮し

防犯性の高い窓を、

窓の大きさや高さを工夫して

防犯対策を施すという考え方も

昨今は重要になっています。

 

また、

外からの視線を避けるために、

型板ガラスと呼ばれるもので

窓の内側、外側が

丸見えにならない窓も有効です。

 

視線位置を考えたうえで

部屋の高い位置に設けた窓でも、

プライバシーを確保できます。

 

窓を設置する位置。

ベッドの配置と窓の位置を調和させ、

採光が睡眠に

影響しないように工夫を。

 

ヘッドボードの近くに

大きな窓を避け、

寝室の冷気や朝日の眩しさに注意します。

※窓の内側に開閉用の扉を検討する場合もあります。

 

外の音に敏感な場合、

通りに面した窓の設置は慎重に。

 

場合によっては壁面を伝ってくる

ガス給湯器等の音も

視野にするべき場合もあります。

 

寝室に適切な窓の数。

換気が必要なら2つの窓を設け、

採光が主な目的なら1つでも十分です。

 

窓の数よりも大きさを重視し、

寝室のレイアウトに合わせて

配置すると良いです。

 

大きな窓への対策。

大きな窓を希望する場合は、

防犯、寒さ対策、

遮音対策を考慮して

適切な対策を講じるように。

 

場合によっては

極端にサイズの大きなカーテンを

壁全体を覆うように計画する事も

寝室の最適化の一つの手法です。

 

強化ガラスや

断熱性のあるガラスを選び、

機能性を活かす事も

心理面に大きな安心を生み出します。

 

先ずはこれらのポイントを考慮して

寝室の窓を検討する事で、

安心で快適な空間を

実現する事に繋がります。

 

寝室は日々の活動の疲れを癒し、

質の高い睡眠を促すための空間です。

 

そのため、

寝室の窓の選び方は特に重要です。

勿論その他の素材も

バランスよく検討する事で

総合的に自分たちにとって

眠りやすい環境を整えるように。

 

過ごしやすい寝室に

適切な窓のタイプ、

設置する位置、

窓の数について考えることで、

安心して深い眠りにつくことも

暮らしの空間としての価値創出です。

 

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日本全国各地都道府県での一流店を紹介するブランド雑誌 Japan Brand Collection 2024 奈良版に掲載されました。

2024年07月18日 | 掲載誌、雑誌、専門書籍

Japan Brand Collection 2024

日本の一流店図鑑

ジャパン・ブランド・コレクション2024[奈良編]、

県内30社のセレクト

唯一無二の建築設計という

カテゴリーにて

やまぐち建築設計室も

選出・掲載頂きました。

2024年7月16日発売(大型書店、Amazon等)

ジャパンブランドコレクションは、

日本の各都道府県を代表する

一流店をご紹介するブランドガイドブックです。

 

やまぐち建築設計室は

暮らしを考え

過ごしやすさの意味を問い掛ける建築家として、

こだわりの皆様に「愛される建築」を

ご提案して参りました。

 

住宅、店舗、事務所、

医院建築等ジャンルを問わず

ご相談頂けますと幸いです。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

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2世帯住宅を考えるという事多世帯での暮らしで考えるべき過ごし方や生活環境と将来的な変化をどこまで計画に含むべきなのかをイメージしながら暮らしの方向性を考えるように。

2024年07月17日 | 2世帯住宅

僕自身が設計監理を行ってきた住宅の

2~3割が2世帯住宅や3世帯住宅です。

また僕自身も約25年程前に

親世帯と暮らす為の2世帯住宅を建てました。

今回は二世帯・三世帯での暮らしと同居について

少し書いてみたいと思います。

2世帯住宅という名前は

商品価値のネーミングとして

つくられたものですが、

もともと日本の伝統的な住まい方は

空間を共有した状態で

母屋や離れなども含めての

2世帯、3世帯住宅でした。

しかし、若い世代の意識の変化や

社会環境の変化といった

さまざまな要因により核家族化が進み、

これが一般的な住まい方として

定着したのも確かです。

都市への人口集中や

バブル前にこの核家族化の傾向や

住まいに対する考え方に

変化が出てきたのではないかと

言われていますが、

再度ここ最近2世帯住宅のニーズが

非常に高まったように思います。

 

企画段階での家族の関係性。

戸建て住宅にあっても、

そこに住む人の中での

意見や趣向の違いはありますが、

多くの場合、夫婦間でも

意見の違いは生じます。

 

しかしこれが異なる世帯同士となると、

家づくりに加わる方の人数は増え、

親子関係とはいえども異なる世代であり、

異なる生活スタイルや

意見を持たれた方が加わることになりますし、

費用の負担に関連することも

重なりますので

皆の意見を集約させて、

方向性を定めるのは極端に難しくなってきます。

家族の皆さんが家づくりに対して

基本的に同じ方向性を

見いだしている場合には

スムーズに家づくりが進みます。

しかし家族の中のひとりだけが

特に主導権を持っていて、

他の人と意見が異なったり、

他の人があまり口をはさめないような場合、

或いは家族の中でひとりだけが

自分の意見を言う場が

少ない場合等は

家づくりがスムーズに運ばなくなったり

場合によっては

家ができた後になってから

もめてしまう大きな要因になります。

家族の関係や性格、

希望する家や暮らしのスタイルは、

自分たちが一番よく知っている。

このような思い込みが、

時として大きな失敗に

つながる場合があります。

当事者ゆえに見えないこと、

言えないことも多いものです。

夫婦間での生活でもそうではありませんか?。

 

せっかくの2世帯住宅が、

以下のようにならない為にも、

信頼できる設計者に

お互いの家族像を見直してもらい、

2世帯間の適正な距離の提案を

受けることが

2世帯住宅の成功の

大きな鍵のひとつになるといえます。

 

建築の知識と共に、

2世帯住宅の計画を

何度も経験している設計者が

家の基本的な計画段階(企画段階)から

話に加わることは、

失敗しない家づくりに

非常に有効なものと考えます。

 

例えばですが親世帯の例として

■全般 

・子世帯にまかせて家をつくったが、

前の家の方が住みやすい

・同居したら孫のめんどうは祖母の役目?。

・もう少し静かに暮らしたい 

・茶の間の上に孫のピアノがあり、

テレビの音が聞こえない

■ほとんど同居型・部分分離型 

・両世帯共用のリビングにしたら

親世帯の居場所がなくなってしまった

・両世帯共用のキッチンにしたら、

食事の好みが合わないので

小さくても自分たち用のキッチンをつくれば良かった

・両世帯共用の浴室にしたら、

ゆっくり長湯ができなくなってしまった 

・玄関を共有したのは良かったけれど、

郵便の仕分けは親の係?

■完全分離型 

・子世帯への行き来が不便  

・それぞれのスペースが

予想以上に狭苦しい

 

子世帯の例

■全般

・設計の打ち合わせは両世帯一緒、

遠慮から自分の意見を言えず、

希望の家にならなかった 

・親の希望での2世帯住宅、

メンテナンス費用や税金まで

子世帯が負担することになってしまった 

・木造2階建ての2階を子世帯に

階下の親世帯への音や振動が気になってしかたがない   

・親世帯の寝室の上に子供部屋をつくってしまった

・吹き抜け越しに親世帯のたばこの煙が

上がってきてつらい

■ほとんど同居型・部分分離型 

・お風呂を共有。

子供は早く入れたいのに、

入る順番で遠慮してしまう

・同居型としたものの、

日常の生活リズムのズレから、

家事の時間が倍増してしまった

■完全分離型 

・完全分離型にしたのに、

親が何かと子世帯に顔を出して困る 

・完全分離型にしたのは良いけれど、

親世帯に行く用事のたびに

玄関から外に出なければならない。

それぞれの意見や希望をまとめること。

単世帯の住宅でもそうですが、

住まいをつくるにあたっては、

敷地条件やコスト、

工期などさまざま制約の中で

考える必要がありますが、

これらをふまえながら、

家づくりの基本的な方向性を決めることは、

計画にあたっての第1段階です。

 

この第1段階を明確にせずに、

いきなり具体的な計画

進めることは是非避けるべきものと

考えています。

また、これは非常に重要なことですが、

お互いの世帯の行き来や

それぞれの世帯に対する

干渉といった面において、

それぞれが節度を持てるか否か?

義理とか経済性だけで

住まいの計画を進める」いうことは、

計画の開始段階において

最も注意すべきことと考えます。

仮に玄関を含めて

完全に分離された家にしても、

生活上の過度の干渉の有無といったことは、

建築的な配慮だけでは

解決のできない場合があります。

住まいが生活上の

ストレスになってしまうこのような事だけは、

何としても避けなければならないことです。

建築計画前述した

第1段階(企画)においても、

ある程度は建築計画を

考慮する必要がありますが、

2世帯住宅への方向性が定まれば、

いよいよ具体的な建築計画を

検討することになります。

そこで、

2世帯住宅の基本構成について、

「ほとんど同居型」、

「部分分離型」、「分離型」という

タイプ別に

そのメリット、デメリットを少し。

 

2世帯住宅の基本構成。

分離型から同居型まで

2世帯住宅は大きく分けて、

一般に次の3つのタイプとなります。

 
<完全同居型>

それぞれの世帯の寝室を除き、

玄関、LDKをはじめ浴室、

トイレ等ほとんどを共有するタイプです

<ほどほど同居型>

寝室やLDKはそれぞれ分離、

玄関をはじめとして浴室、

トイレ等を共有するタイプです

LDKの一部を共有としたり、

トイレも分離する等、

様々なパターンがあります

<分離型>

玄関を除きすべてを分離するタイプ。

完全分離型>

玄関も含み完全に内部空間で

行き来が出来ないタイプ。

法律上も長屋又は重層長屋扱いとなります。

タイプ別のメリットデメリット

<完全同居型>

■メリット・お互いの世帯の

相互理解が欠かせないものながら、

ひとつ屋根の下で大家族ならではの

良さを共有できます。

狭い床面積でも建築可能で、

比較的に家全体を

ゆったりと計画することが可能です。

特に建築コストのかかる

水廻りが共有されるため、

全体の工事費を抑えやすい。

■デメリット

お互いの世帯の意識のズレから、

我慢して住む家となる可能性があります。

→メリットも大きいものながら、

お互いの家族がそれぞれの生活を

尊重できなければ成立しにくいものです。

昔ながらの「家族はひとつ」という考え方は、

現代では通用しにくいものです。

寝室以外にも各世帯の

プライベートな部分を用意するとか、

庭越しに距離をおける

場所を用意する等による工夫をすると、

解決できることも多いものです。

<ほどほど同居型>

■メリット2世帯の間の協議により、

共有する部分と分離する部分とを

合理的に分けることができます。

■デメリット2世帯の間の合意を

得やすいことから、

比較的デメリットは少ないと考えられます。

しかし同居型に比べると、

広い床面積が必要となり、

建築費もかなり多く必要となります。

<分離型>

■メリット・2世帯それぞれの

生活スタイルや趣味を

最も尊重できるものです。

区分登記が可能となり、

住宅ローンや税金面で有利となります。

■デメリット

2軒分の床面積が必要となり、

敷地や予算が潤沢な必要があります。

これを無理にしてしまうと、

かえって各世帯が狭く、

住みづらいものとなってしまいます。

完全分離型

■メリット・世帯間の行き来が

内部構造的に出来ない為

互いの干渉が少なくなります。

間取り構成や計画性によっては

賃貸が可能です。

■デメリット・住宅ローンを活用する場合、

計画内容について

金融機関窓口と将来的な利用方法を含めて

検討が必要です。

左右分離型か

上下分離型かによって

リスクと工事資金面が大きく異なります。

2世帯住宅の計画あたっては、

単世帯とは異なり、

名義やローン、税金対策といったことも、

あらかじめ知識として

お持ち頂くことをお勧めします。

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家の間取りを考える前に間取りの根本的な意識を考えるように、暮らしやすさや生活のしやすさを空間の雰囲気や壁の距離感から立体的に価値を探しながら過ごし方を反映するように付加価値から設計するように

2024年07月15日 | 家 住まい 間取り プラン

家の間取りを考える前に

間取り とは?。

注文住宅や

分譲住宅・建売、

そして売り建ての住宅、

ハウスメーカーの住宅において、

よく間取りという言葉が使われています。

間取り(まどり、英: house plan)は、

主として住宅における

部屋の配置のこと、

およびそれを決めることをいいます。

 

今日では、

間取りという言葉を

平面図または平面計画という意味で

用いることが多くなっています。

 

つまり建築物の設計段階において、

その建築物内部の部屋や

区画の配置を計画する行為もいい、

これは「平面計画」「ゾーニング」とも

呼びます。

 

つまり間取りという言葉は、

計画や設計行為、

そしてその結果としての平面図(プラン)、

をも意味している事が多いです。

 

間取り = 住宅ではないという事。

 

間取り図は住宅情報の本とか

不動産屋さんのチラシとかには

必ず載っているので、

多くの人が

見慣れているものなのだと思います。

 

WEBでは延床面積や建物の階数、

部屋数、玄関の方位といった

条件を入れれば、

敷地の間口や奥行ごとに

いくつもの間取り図が出てくるよう

便利なサイトがいくつもあります。

 

すでに建物の構成の大枠が

決まっている

ハウスメーカーの家や

マンションにおいては、

間取り図はある一定程度の

参考にはなるはずです。

 

だから戸建て住宅を

ゼロから考えて建てようとしている時も、

間取り図をもとに判断したり、

人によっては自分らしい家をと思い、

自ら間取り図を考えようとしたりする人も

中にはいるのだろうと思います。

 

今では間取りの検討が

簡単にできるソフトとかアプリも

存在しています。

※使用に関しては実体的に危険であっても自己責任です。

 

そういう僕自身も

建築士(建築家)としての修業時代は、

設計を間取り(プラン)から

考えていたような時もありましたけど、

建築士(建築家)として独立して

様々な住宅を設計した今だから

理解できるのは間取りから

住宅(建物)考え始めるのも、

間取りだけで住宅(建物)を判断したりするのも、

実際には間違いだろうという事。

 

間取り =設計でもない。

 

どうも間取りというと、

ある形と大きさの平面形の中での、

各部屋の陣取りゲームというか、

パズルのような扱いがされているような気がします。

 

設計はパズルのようなゲームではなく、

むしろゲームのテーマ(構成)や

ルール自体を決めること。

 

各部屋の広さのバランスも良く、

廊下の長さも最適解であり、

そういった合理的な間取りが出来たとしても、

その状態が住まい手にとって住みやすいのか?

暮らしやすいのか?

そこに合理性以外の意味、

こういった暮らしと魅力を持った

過ごし方の出来る場所、

という建物全体としての

大きなテーマや構成の意味が無ければ、

その人や家族(住まい手)にとって

暮らしを考えた魅力的な家にはならないなと。

 

実際、

住まい手さんの理想だけを詰め込んだ家は

暮しと歯車がかみ合わず

暮らし始めると

理想と現実のギャップにより

生活や家事が困難になる

というケースがほとんどなので

そういう意味で間取り以外にも

暮らしや生活環境といった

情報整理は重要です。

勿論価値観から紐解きつつですが。

 

こういった家で

どのような暮らしが生まれるのか?。

それを決めることが設計なのだと思います。

 

寸法という暮らしの空間に関する数値も

参考にしつつも

その家族にとっての

パーソナルスペースという

感覚も設計に反映しつつ。

 

誤解を恐れずに言えば、

「間取り」だけでは

暮らしの趣も状態も

視野が狭くなってしまうという事。

 

大きな構成それ自体が

そのままプランであるような

状態が大切だと考えています。

 

間取り (プラン) は

結果として生じるもの。

 

基本設計時は

構成ルールを見つけることだと

考えています。

 

その構成ルールを導き出す根拠は、

住まい手の価値観や生活観

予算、敷地周辺の環境、

構造形式など。

 

そこに存在が見える

構成ルールの結果として

生じるプランに無理があるなら、

構成ルールの適用の仕方を

微調整するか、

もしくは別の構成ルールを探す。

 

そういったかたちで

いくつもの案を作成し比較検討をして、

提案に絞り込んでいく。

 

プラン(間取り)から設計を

始めることはしません。

 

プランは大きな構成ルールの

結果として生じるものであって、

その逆ではないと

考えているので。

 

間取り からの解放。

ネットで見られる間取り図の多くは、

やたら壁で区切って

空間を細分化している印象があります。

 

例えば1FがLDKだとすれば、

2Fは廊下に面して

2つの子供部屋と主寝室が並んでいて、

ドア一枚だけでそれぞれの個室が

他の空間と完全に縁が切れている、

そんな間取り図が多い気がします。

 

それは、

他人同士が暮らしている

アパートのような感じがして、

家族が暮らす住宅としては

似つかわしくないのではとも

思ってしまいます。

 

むしろ間取り図からは離れて、

そういったところから考え始めるのが

本当の設計だと思います。

 

これから家を建てたいと考えられている方は、

一度間取りからは

解放された方がいいように思います。

 

自分たち家族にとって

どんな家がいいのか、

どんな家にするべきなのか、

漠然としたものでもいいから、

暮らしや生活環境について

そういった自分たちならではの思いから

家づくりを考え始めた方が、

そして後悔のない

価値のある家づくりが

できるのではと思います。

 

そういった住まい手の

漠然とした思いや生活とか、

住む人の心理や

価値観といった目には見えないものを、

寸法と線によってカタチとして整え、

提案する事によって

新しい暮らしが生まれるという

建築家の思考です。

 

心地よい暮らしのイメージを丁寧に。

 

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キッチンの選択肢で変化する間取りと暮らしと空間の使い勝手、家事動線や暮らしの趣を考えながらもキッチンそのものの形態とレイアウトの関係性で変化する家と部屋のイメージ。

2024年07月14日 | 住まいの水まわり住宅機器

キッチンの選択肢で変化する

間取りと暮らしと空間の使い勝手。

※建材設備メーカーPanasonicショールーム大阪・キッチン空間展示(I型・アイランドキッチン)

 

スマートなキッチンスペース。

I型キッチンのレイアウトで引き出す

シンプルな魅力。

 

新築やリノベーションの際に、

限られたスペースを

有効活用したいと

お考えの方も多いかと思います。

 

特にキッチンは、

毎日使う大切な空間だからこそ、

機能性とデザイン性を

兼ね備えたレイアウトを

実現したいものです。

 

そういった意味では

採用するキッチンの型により

キッチン周辺の空間構成も

随分変わります。

 

シンプルな場所の魅力を

考えたうえで

I型キッチンの基本的な特徴や

メリット・デメリットを

少し書いてみたいと思います。

 

I型キッチンの基本。

I型キッチンとは、

コンロ、シンク、調理スペースが

一直線上に配置された

キッチンのことを指します。

 

その姿が、

まるでアルファベットの

「I」のように見えることから、

この名称で呼ばれています。

 

日本の住宅事情を考慮すると、

限られたスペースを

有効活用できるI型キッチンは

非常に合理的な選択肢と言えます。

 

I型キッチンが日本で普及した背景には、

以下のようなメリットが挙げられます。

 

空間効率の良さ。

I型キッチンは、

他のタイプと比べて

コンパクトに設置できるため、

比較的狭い住宅でも

導入しやすいという

大きな利点があります。

 

限られたスペースを

無駄なく活用できるので、

スマートなキッチン環境を

実現する事が可能になります。

 

コスト面。

シンプルな形状ゆえに、

I型キッチンは

他のタイプよりも

比較的リーズナブルな価格で

設置が可能になる事が多いです。

 

予算に限りがある場合でも、

質の高いキッチン環境を

手に入れやすいかと思います。

 

キッチンを使う際の家事動線の短さ。

I型キッチンは

一直線上に調理スペースが並んでいるため、

移動距離が短くて済む

というメリットもあります。

 

効率的に家事を進められるので、

忙しい家事時間を

過ごしていっる方には

メリットも多いかと思います。

 

ただし、

I型キッチンにはデメリットもあります。

 

例えば、

横幅が狭すぎると

作業スペースが窮屈になってしまうことや、

逆に横幅を広くしすぎると

動線が悪くなってしまう等です。

 

自分の調理スタイルに合わせて、

適切な幅を

設定することが大切です。

 

I型キッチンの実例から学ぶ

適したレイアウト。

 

I型キッチンは、

壁付けと対面式の

どちらのレイアウトでも

設置可能です。

 

それぞれの間取りの特徴を理解し、

自分のライフスタイルに適した

内容を吟味してみてください。

 

壁付けレイアウト。

壁付けI型キッチンは、

壁に面してキッチンを設置するため、

スペースを効率的に使用できます。

 

また、

壁の方を向いて

調理に集中できるので、

料理に没頭したい方にはおすすめです。

 

ただし、

リビング等との一体感は薄れるため、

家族とのコミュニケーションは

取りづらくなります。

 

対面式レイアウト。

対面式I型キッチンは、

リビングやダイニングに向かって

調理ができるので、

家族との会話を楽しみながら

料理が可能になります。

 

オープンな雰囲気を演出でき、

こどもの様子を見守りながら

家事を進められるのも魅力です。

 

ただし、

壁付けと比べると

広めのスペースが必要になります。

 

アイランド型レイアウト。

LDK等の空間を

一体的な空間とする際に

島のようにキッチンを

壁から離してI型のキッチンを

配置するプランです。

 

開放的で洗練された印象を与え、

キッチンを中心とした

コミュニケーションが

生まれやすくなります。

 

ただし、

十分な広さの確保が必須なので、

部屋の広さと

バランスを考える事が重要です。

 

I型キッチンは、

コンパクトながらも

効率的で洗練された印象を与える

キッチンレイアウトです。

 

空間効率の良さやコストの低さ、

動線の短さなどのメリットがある一方で、

横幅の設定には注意が必要です。

 

自分のライフスタイルや

住環境を考えながら、

最適なI型キッチンのレイアウトを

選ぶことが大切です。

 

大切な暮らしの質を

キッチンのレイアウトからも吟味するように。

 

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リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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すまいの設計と暮らしのデザインを丁寧に、過ごし方と生活環境を考える間取りとインテリアの計画、家具と建築空間の広さ、間隔、寸法という環境づくりの考え方。

2024年07月13日 | 暮らしの事イロイロ

ダイニング空間のスタイルと

各種寸法について。

※シンプルな空間にLDKを一体化して暮らしを凝縮しつつ余白をデザインした空間事例

 

ダイニングルームにも

いろいろなスタイルがあり、

ダイニングテーブルを買いたいけど、

適切な寸法はどのくらいでしょうか?。

等、時々家具購入について

インテリアコーディネートとして

模様替えのご相談をいただく事もあります。

※シンプルな空間にLDKを一体化して暮らしを凝縮しつつ余白をデザインした空間事例

 

そういったご相談事も

ホームページのお問合せや

InstagramのDMを通じて

ご連絡をいただく事も多いので、

ダイニング空間のスタイルと

各種寸法について

少し書いてみたいと思います。

※シンプルな空間にLDKを一体化して暮らしを凝縮しつつ余白をデザインした空間事例

 

ダイニング空間は

食事をする場所と同時に、

家族の団らんの場所にもなる

大切な空間です。

 

住む人のライフスタイルに合わせて

スタイルを選んだり、

使いやすい寸法にすることで

居心地の良さも変わってくるから、

しっかりと考えていただきたいところです。

 

各室の計画と寸法。

ダイニングの計画について。

 

ダイニングルームは

基本的に食事を行うための空間ですが、

居住者のライフスタイルによって

キッチンやリビングとの

空間と繋がったり

離れたりという関係性を持ちます。

※アイランドキッチンの配置でLDKを一体的に開放感ある空間として提案した事例

 

特にキッチンとは

配膳や食器の片付けなどの

作業を行うことなどからも

強い結びつきがあり、

この結びつきパターンは

大きく3つの分類できます。

 

オープンタイプ。

ダイニングとキッチンの間に仕切りがなく

一つの空間となっているタイプです。

 

キッチンとダイニングが

完全に同じ部屋、

一体の空間となるため、

コミュニケーションが取りやすい

という特長があります。

 

また、仕切りのある空間と比べると

広く開放的に感じられるため、

近年はアイランドキッチンや

ペニンシュラキッチンを中心に

採用するケースも多くあります。

 

ペニンシュラキッチンのある

オープンタイプの間取り。

※ペニンシュラキッチンで空間の使い勝手と開放感を提案の設計事例

ペニンシュラとは「半島」を

意味する言葉で、

四方が壁に接していない

アイランドキッチンを

片側だけ壁に付けたもの。

 

見た目はとってもオシャレで

開放感もありますが、

オープンであるが故に

キッチンがよく見える状態となるため、

日頃からの整理整頓や

清掃を心がける必要があります。

 

またキッチンの匂いも

ダイニング空間に

流れてしまうのもデメリットです。

※換気計画や換気扇の能力と

部屋容積によってもて結果は変わります。

 

生活感が出ても

大丈夫なケースと

そうでは無いケースもあるので

全体の計画性が

大切になります。

 

セミオープン (セミクローズド)タイプ。

完全なオープンキッチンとせずに

キッチンキャビネットやハッチ、

カウンター等で仕切る

又は家具などで適度に

仕切ったイメージです。

※対面式キッチンでI型を活用し腰壁とカウンターでLD+K間取りとしてデザインした事例

 

オープンタイプに比べると

開放感は劣るものの、

それでも十分に

コミュニケーションをとりやすいことや、

開放しすぎていたキッチンを

適度に隠すことで

手元等を見せないようにできる

メリットがあります。

 

デメリットは、

オープンタイプと同じように

キッチンの匂いが

ダイニング空間に流れてしまうことが

挙げられますが、

窓や可動間仕切りなどを

設けることで防ぐことができます。

 

セミオープンタイプでは、

キッチンから直接配膳して

そのまま食事が取れる

「キッチンカウンター」を

設けたスタイルも使い勝手の良さを

発揮する事もあります。

 

キッチンで立っている人と

カウンターに座っている人との

アイレベル(視線の高さ)の差が

大きくなるから、

ハイスツールを使ったり、

床の高さを変えたりして

アイレベルを近づけることがあります。

 

クローズドタイプ。

キッチンが個室となっていて、

ダイニングとは

完全別室となっているタイプです。

※パントリ―を横にリビングスペースダイニングスペース(LD)をキッチンから分離した間取り事例

 

調理に集中できたり、

匂いがリビングに流れづらい、

生活感が出やすい部分を

隠せるなどのメリットがあります。

 

デメリットは、

子どもの様子が見られず、

ダイニングやリビングにいる家族と

コミュニケーションがとりづらい

という点になりますので、

現在ではそれぞれの

良い点を組み合わせつつ

住まい手さんの価値観を汲み取り

セミオープン (セミクローズド)タイプも

選択肢として提案させていただく

事もあります。

 

ダイニング空間に関わる

各部寸法の目安。

※ダイニングテーブルとイス壁に囲まれる寸法

食事に要する

1人あたりの最低寸法。

ダイニングテーブルに座って

食事を摂るときは、

あまりに狭いと身体を動かしづらく、

快適な生活を送ることが

出来ません。

 

食事に要する1人あたりの

最低寸法は、

幅600mm前後、

奥行き350〜400mm前後が

目安となります。

 

これが2人なら「×2」、

4人なら「×4」をすることで、

最低寸法が求められます。

 

この寸法値はあくまで

最低寸法。

 

実際はこれより大きなサイズを

選ぶことで

快適さは向上しますし、

食事の際、

食器類の並べ方や

食事のスタイルにより

変化しますのでご注意を。

 

また円テーブルを使用する場合は、

2人で600mm(60センチ)、

4人で900mm(90センチ)

といった目安はありますが、

1人で使用する場合でも

直径はあまり

小さくすることはできません。

 

2人で使うにしても

直径90センチは欲しいところ。

 

一般的に販売されている

円形(ラウンド)テーブルも

直径90センチ〜120センチが主流です。

 

テーブルと背後の壁との距離。

テーブルに着席、

離席するために

最低限必要な

テーブルと背後の壁との距離は60センチで、

スムーズな動作で行う場合は

80センチ〜90センチは

欲しいところです。

 

また車椅子を使って

テーブルを使用する際は、

最低95センチは必要となります。

 

テーブルに着席している人の

背後を通過するためには、

椅子に座った人の

奥行き40センチ〜50センチ

+通路スペース60センチ以上は必要。

 

物を持って

背後を通過するときは75センチ程度の

通路スペースを

確保するとよいかと思います。

 

ダイニングテーブルの寸法や形は、

部屋・間取りの通路が

狭くなりすぎないよう、

小さ過ぎないように、

バランスを取って選ぶことが

大切なんです。

 

テーブルの高さ。

ダイニングテーブルの高さは、

概ね70センチ以上が一般的。

 

近年では75センチ前後の高さも見られ、

海外では身長差も含めて

室内で靴を履くことから

800センチほどの高さの

ダイニングテーブルも多く存在します。

 

ダイニングテーブルの

天板の高さから差尺(さじゃく)を

引くことによって、

座りやすい高さの

椅子を選ぶことが出来ます。

 

差尺とはテーブルの天板から

椅子の座面までの寸法のこと。

 

皆さんも色々と経験があると思います。

椅子自体は座りやすいけど

テーブルを使う際には

なんだか使いにくくなってしまう事。

 

それ身長とイスの座面、

テーブルの高さのバランスが悪く

姿勢が悪くなってしまう事によって

起こる現象です。

※家具インテリアショールームをご案内

 

そういったところ、

家を新築する際、

リフォームする際の打ち合わせでは

プランや設計に入る段階で

事前にキチンと実感していただくように

家具ショールームやインテリアショップへ

ご案内させていただく理由です。

 

和室用の

脚が短いテーブル座卓(ざたく)を

使用するときは、

腰を下ろした状態や

正座にもしっくりくる30センチ〜350センチ前後の

高さのものが多いです。

 

リビングで使われるテーブルは

400mm前後のものが多く、

座卓はそれより

全体的に低いという事。

 

家具のレイアウトや

新築、リフォームなどでの

部屋サイズの最適性

またはわからないことや

分かりにくい事があれば、

インテリアや片付け整理収納も含めて

暮らし全般についての

ご相談をお受けしておりますので

ホームページの

お問い合わせよりご連絡ください。

 

暮らし全体を丁寧にと思います。

 

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