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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住み慣れた木造住宅をリノベーションで環境を改善する間取りと性能向上の計画、暮らしを見直しつつ人生設計の中に安全性と安心感、そして程よく暮らしを包み込むイメージの世界観。

2025年03月27日 | リフォーム・リノベーション

木造住宅

リノベーションがもたらす

暮らしの悦び。

※ご自宅のリノベーション工事を進めながらのイメージ打ち合わせ・愛犬も一緒に

 

和モダンの調和と

日々の潤いをご提案。

 

今回も暮らし方提案の中で

大幅な間取りの変更と

構造の再検討、

そして様々な

暮らしの要素を

昇華するリノベーション。

 

奈良には数十年、

時には百年以上も前に建てられた

木造住宅が

数多く残されています。

 

そんな歴史を重ねた家々は、

当時の大工職人による

丁寧な手仕事や

厳選された木材の魅力を、

今なお宿し続けています。

 

一方で、

耐震性や断熱性能、

設備の老朽化など、

現代の暮らし方や

快適性には

やや物足りない部分を

抱えていることも事実です。

 

古きよき内容を残し

新しく機能的で

過ごしやすくなる環境創出に

リノベーションという選択肢があります。

 

今回はそんな木造住宅

リノベーション途中での打ち合わせ。

 

古き良き趣を大切にしつつ、

暮らしの環境を

改善していくという

考え方です。

 

木の温もりと歴史を紡ぐ

リノベーションという選択。

 

木造住宅のリノベーションは、

単に建物をつくり変える

行為だけを意味しません。

※リノベーションの設計・間取りプランに応じて解体施工中・この場所はセカンドリビングになる計画

 

※セカンドリビングのイメージパース図

   間取り変更の際構造的に抜けない柱部分はデザインに盛り込んで再活用

 

住まいに受け継がれてきた歴史や、

そこに息づく文化、

住まい手ご家族の想いなど、

目に見えない財産を

丁寧に掬い取り、

それらを活かしながら、

新しい暮らしの在り方を

模索するプロセスでもあります。

 

もともと日本の建築文化には、

四季の移ろいを受け止め、

柔軟に形を変えながら

住み継いでいくという

伝統がありました。

 

木造住宅をリノベーションで

再生させるという選択肢は、

まさにその考え方を

現代に受け継ぐ

試みとも言えます。

 

木がもたらす

自然の恵み木という素材は、

年月を重ねることで

風合いが深まり、

独特のぬくもりを

醸し出すようになります。

 

触れたときの優しい肌触り、

季節や時間帯で微妙に変わる香り、

光の加減によって

表情を変える木目の美しさ。

 

こうした要素は、

無機質な空間にはない

豊かさを

住まい手にもたらしてくれます。

 

リノベーションによって

古い梁や柱を

磨き上げた空間に身を置けば、

まるで家そのものが

語りかけてくるかのような、

不思議な親密感を

覚えるかと思います。

 

暮らしに合わせた

間取りの

再構築で得られる心地よさ。

 

既存の木造住宅は、

その構造や間取りに

昔ながらの風習や

生活様式が反映されています。

※広縁と和室四間取のスペースは床の間や仏間を残し一部は座面畳エリアとして面影を残し

   集まる場としての庭の環境と連動する大広間計画に

  

続きの和室が多い家もあれば、

土間を中心に

家族が集う仕組みをもった

家もあります。

 

それらをただ「現代風に変える」のではなく、

いまの暮らし方と

結びつけながら生かすことが

リノベーションの持ち味と言えます。

 

家族の生活動線を整える

現代の暮らしでは、

家事動線の効率化や、

プライバシーを確保しつつ

家族のコミュニケーションを

取りやすくする間取りが

求められることが多いです。

 

例えば、

古い住宅によくある

廊下が多くて

部屋が細かく区切られている

レイアウトを、

LDKを大きくまとめながら

必要に応じて

別用途、

和室や書斎を配置する形へと

再構築する。

 

そうした工夫が可能になります。

 

既存の構造上どうしても

残さなければならない

柱や壁をうまく取り込み、

意匠として見せることで、

古さと新しさが

調和する上質な

住空間が生まれます。

 

和モダンがもたらす

落ち着きと洗練。

 

和モダンという言葉でも

様々な状態が想像できますが、

日本の伝統的な

要素(畳、塗り壁、木組みなど)と、

シンプルかつ機能性を

重視する現代デザインが

融合したスタイルを指します。

 

木造住宅を

リノベーションする際、

もともとある和の要素を

部分的に残しながら、

モダンなキッチンや空調設備、

照明計画を取り入れることで、

落ち着きと

洗練の同居する

心地よい空間が実現することも出来ます。

 

機能面の向上が

暮らしをさらに豊かにする。

見た目の美しさや

空間の広がりだけが

リノベーションの

成果ではありません。

 

住まいの性能を

向上させることは、

日々の快適性を

大きく左右する重要な

ポイントとなります。

 

耐震補強と安心感。

日本は地震が多い国です。

 

木造住宅は

地震に対してしなやかに

揺れを吸収しやすい

利点がある一方、

築年数によっては

筋交いや金物の補強が

不十分であるケースもあります。

 

リノベーションの過程で

構造を見直し、

必要な補強を施すことで、

この家ならば

安心して住み続けられる

という安心感を得ることができます。

 

断熱改修と室内環境の向上。

古い木造住宅では、

断熱性の低さや

隙間風に悩まされがちです。

 

断熱材をしっかりと入れ替えたり、

窓サッシを

高性能なものに

交換したりすることで、

冬場の底冷えや

夏の蒸し暑さを

大幅に軽減できます。

 

これは、

光熱費の削減だけでなく、

室内の温度変化を緩やかにし、

ヒートショックなどの

健康リスクを下げる効果も

期待できます。

 

設備の刷新で

生活の質を高める。

 

築年数の古い家の

水回り設備

キッチン、浴室、洗面、トイレなどは、

現代の生活スタイルに

そぐわないことが

多いものです。

 

リノベーションを機に、

設備のアップグレードを行うことで、

毎日の家事がぐっと楽になり、

ゆったりとした

バスタイムや

清潔感のある衛生環境を

享受できるようになります。

 

住まい手さんとの対話が生み出す

“人生を映す住まい”。

 

暮らしている建物を

リノベーションするという事。

 

新築と大きく異なるのは、

住まい手さんが

そこで積み重ねてきた

時間や思い出を内包している

という点です。

 

既存の木造住宅には、

住まい手が暮らしの中で

培ってきた家族の物語、

遠い昔の大工や職人が残した

仕事の痕跡など、

計り知れない価値が宿っています。

 

そこに手を加え、

新たな暮らしのカタチを

計画するためには、

住まい手と設計者との

じっくりとした対話が

欠かせません。

 

暮らしを共有する

打ち合わせの時間。

 

住まいの計画を進める際、

住まい手の方々は

「どのように一日を過ごしているか」

「どんな時間帯を大切にしているか」

「将来的にどんな空間が必要になるか」などを、

設計者に率直に

お話しくださいます。

 

その中で

「朝日を感じながら食事を取りたい」

「休日は子どもやペットとリビングで遊びたい」といった

イメージを一緒に具体化し、

図面やパース、

サンプルなどを使いながら

検討していきます。

 

このプロセスを経ることで、

住まい手さんの

ライフスタイルや価値観に合った

間取りや動線、

素材の組み合わせが

見つかります。

 

小さなご要望であっても

一つずつ丁寧に形にしていくと、

最終的には

住まい手の人生観を

映すかのような

住空間が完成している。

 

それが注文住宅で生み出す効能の

素晴らしさだと考えています。

 

日常を豊かに彩る

和モダンの陰影と素材感。

 

日本の住まいの魅力は、

四季の移ろいを

柔らかに受け止める

空間設計にもあります。

 

木造住宅を

リノベーションすることで、

その特性を活かしながら、

心身ともに

リラックスできる住まいを

手に入れることが

可能になります。

 

陰影を楽しむ照明計画。

障子や格子戸を通して

こぼれ落ちる光、

間接照明が作り出す陰影は、

日本の伝統家屋の

美意識を象徴する

要素のひとつです。

 

リノベーション後の

和モダン空間でも、

あえて光と影のコントラストを

活用しながら

落ち着きを演出するのが

好まれます。

 

夕暮れどきに照明を点灯すると、

木の梁や柱、

塗り壁のテクスチャが浮かび上がり、

まるで懐かしさと

新しさが同居するような

特別な時間を育むのです。

 

素材がもたらす調和。

リノベーションによって

取り入れる素材は、

フローリングや塗り壁、

和紙、畳など、

多種多様です。

 

これらの素材がもつ質感は、

人間の感覚に優しく、

時間が経つほどに

味わいが増していくように

検討を施します。

 

モダンなキッチンや

家具を組み合わせても

不思議と馴染むのは、

木や土、紙といった素材が持つ

“普遍的な調和力”の

おかげかもしれません。

 

リノベーションが導く

“心の安らぎ”という価値。

 

現代の住宅は、

利便性や最新設備を

追求する傾向が強い一方で、

自然とのつながりや

家族とのふれあいを

感じられる空間が

失われがちでもあります。

 

木造住宅のリノベーションで

得られる大きな恩恵は、

そうした“温かみ”や

“安らぎ”をもう一度、

住まいの中心に据えることが

できる点にあるかと思います。

 

調和を意識した窓の配置。

昔の家づくりには、

風の抜け道や

光の入り方を

巧みに取り入れる知恵が

詰まっています。

 

リノベーションによって

窓の位置や大きさを見直すことで、

朝の柔らかな日差しや

心地よい風が家の中を巡り、

季節の変化を

肌で感じられる

空間が生まれます。

 

カーテンや障子を開け放つと、

庭の緑や近隣の風景とつながる

広がりを楽しむことができ、

「家にいながら自然を感じる」

という贅沢を味わえる

環境づくりも大事だと

考えています。

 

家族のつながりを深める

空間づくり・・・・・。

 

現代の暮らしの中では、

家族がそれぞれ

自室にこもりがちという

課題も聞かれます。

 

広々としたLDKを中心に据え、

そこに畳スペースや

読書コーナーなどを設けたり

自由に部屋を

仕切りことが出来れば、

家族は思い思いの

過ごし方をしながらも、

常に互いの気配を

感じられる

温かな関係が保たれます。

 

長い年月を経て磨かれた

木の梁や柱が、

家族の暮らしを

どっしりと支え続ける。

 

そんな情景を想像するだけで

心安らぐ事柄もあるかと思います。

 

住まいに寄り添う

設計の姿勢が育む新たな物語。

 

住宅のリノベーションを

成功に導くためには、

設計者や施工者の視点と、

住まい手の想いが

真摯に交わることが欠かせません。

 

既存の構造を活かしながら

理想の暮らしを描くプロセスには、

数多くの検討事項や

試行錯誤が伴います。

 

しかし、

その分だけ完成した空間には

愛着が深まり、

“自分たちの物語を紡ぐ家”としての

輝きが増します。

 

対話の中で生まれる創造性。

打ち合わせや

現地調査を重ねる中で、

住まい手さんの何気ない一言が

新たなアイデアに

つながることがあります。

 

例えば「昔の欄間(らんま)が好きで、

残したいけど使い道が分からない

というお話をきっかけに、

アクセントとして

玄関ホールに飾ってみたり、

小上がりスペースの仕切りに

再利用したり

何気なく残されていた建具が、

リノベーション後の象徴的な

存在となることもあります。

 

そうした創意工夫の積み重ねが、

唯一無二の家づくりへと

結実していきます。

 

古き良き家を

未来へ継ぐリノベーションの意義。

木造住宅(木の家)の

リノベーションは、

古さを“欠点”と捉えるのではなく、

“資産”として捉える

発想から始まります。

 

先人たちが培ってきた

建築文化の温もりを受け継ぎながら、

現代の生活を豊かにするために

必要な補強や改修を施す。

 

その行為は、

単に家が生まれ変わるだけでなく、

住まい手さんの人生や

地域の風景をも

彩る大きな力を持っています。

 

和モダンの空間で、

家族や大切な人達とともに

四季を感じ、

日々の営みを楽しむ。

 

そうした穏やかで深い喜びが、

住まいの選択には

詰まっているものだと思います。

 

家は単なるハードウェアではなく、

暮らしを育む「場」として

欠かせない存在。

 

日本の住宅文化には、

古い建物を活かしながら

暮らしを柔軟に変化させ、

自然や季節と調和して

生きる知恵が

伝承されてきました。

 

木造住宅のリノベーションは、

その伝統を

令和の時代に繋げる

選択肢のひとつです。

 

続きはまた工事中の

打ち合わせで

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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暮らしをよりよくするために検討するマンションリノベという選択肢から、間取りや暮らしの希望を考えながら中古マンション購入前に知っておきたい住戸リノベーションのためのポイントをいろいろと。

2025年03月26日 | リフォーム・リノベーション

中古住宅を購入して

リノベーションというケースは

数多くありますが、

中古マンションの住戸を手に入れて、

※マンション新築当時の資料を参考にリノベーションの為の現場視察準備・視察物件は「RC造・ラーメン構造」

 

自分らしく洗練された空間へと

望まれる方も

多くいらっしゃいます。

 

とはいえ、

リノベーションの可能性や、

どの程度思い通りに

間取りを変えられるのかなど、

物件選びの段階で

迷われることも

あるのではないでしょうか。

 

マンションや戸建ての引っ越しなどで

インテリアコーディネートや

家具購入同行のご相談も

多いですが、

同様に

マンションの購入前から

お声がけいただければ、

リノベーションに適しているか、

現地にてご

一緒に検証することも可能です。

 

まずはご自身で

「どこを見れば良いのか」の

目安をつかんでいただければ、

物件探しの不安も

いくらか解消されるかと思います。

 

そういったご相談も多い事から

中古マンションを購入する際に

注意しておきたいポイントを、

少しまとめてみました。

 

リノベーションを視野に入れて

マンション(共同住宅)の

中古物件を探される方へ、

参考になれば幸いです。

 

〇壁が取り払えるかどうかの確認

まず大切なのは、

希望する間取りが

再現できるかどうかの

見極めです。

 

マンションでは、「壁式構造」と

呼ばれる方式の場合、

構造上取り除くことのできない壁が

住戸となる「室内」の「個室間仕切壁」

住戸内の間取り壁に

存在する可能性があります。

 

団地のような比較的古い

集合住宅に多く見られますが、

近年のマンションでも

室内の一部が

構造壁になっているケースは

珍しくありません。

※住戸と住戸間の壁は当然のことながら必ず構造用の壁です。

 

 

たとえば、

リビングと隣室を

ひと続きの

広々とした空間にしたいと

考えていらっしゃる場合、

その間の壁が

撤去可能かどうかを

チェックすることは

最優先事項です。

 

もし取り払えない壁が

残るとしても、

あえてその壁を

見せるデザインとして

逆手に取る方法も考えられます。

 

構造上仕方ない制限を、

インテリアの特徴として

生かすのも、

魅力的なアイデアにもなり得ます。

 

〇浴室・トイレの位置は大きく変えづらい

一方で、

水回りのレイアウト変更には、

相応の制約があります。

 

とりわけ浴室は

排水勾配を

確保しなければならないため、

大幅な位置変更を行うと、

段差が多くなったり、

構造上の荷重が増えたり

コストが上昇したりする

全体を巻き込むような

リスクがあります。

 

基本的には、

現在の浴室位置を

活かしたプランを想定しながら、

リノベーションの可否を

検討するのがおすすめです。

 

トイレも同様です。

排水ルートに無理が生じると、

最近の「エコ仕様」も重なり

排水管が詰まりやすくなる

原因になり得ます。

 

少しのずれなら

移動できるケースもありますが、

やはり構造や配管の

条件次第です。

 

理想を追い求めるあまり、

過度に配管の

移動距離をとろうとすると、

思わぬコスト増と

使い始めてからの不具合を

招くこともあります。

 

水回りの位置は、

慎重に検討することが重要です。

 

〇床の構造を確認する

フワフワする

フローリングには要注意。

 

もう一つ見落としがちなのは、

床の構造です。

マンション(共同住宅)では、

下階への騒音を軽減するために

「置床・二重床構造」を

採用している場合もあれば、

構造体としての

コンクリートスラブの上に

直接クッション材付の

フローリングを貼る

「直床構造」を

採用している場合もあります。

 

後者の「直床構造」では、

クッション性のある

フワフワしたフローリングを

使用しなければならない

というケースが多いのですが、

この踏み心地が

好みに合うかどうかは

人それぞれです。

 

また、

床の遮音性能の関係で

リノベーション時に

施工上の制限がかかり、

水回りの移動が

難しくなる場合もあります。

 

こうした点を知っておくだけで、

暮らしやすい空間づくりの

可能性が広がるはずです。

 

今回のblogでは、

特に重要と考える3つの視点から

ポイントを

説明いたしました。

 

実際のところ、

建物の構造や築年数、

管理組合の規約などによって

制約は多種多様です。

 

ですから、

ここでご紹介したポイントは

あくまでも

最初のセルフチェックとして

お役立ていただければと思います。

 

どのマンションでも

同じように

改装(リノベーション)が

できるわけではなく、

物件ごとに異なる制約が

存在します。

 

とはいえ、

そうした制約をうまく生かし、

建築家のアイデアを

加えることで、

唯一無二の住まいへ

昇華できるのも

中古マンションリノベーションの

大きな魅力です。

 

やまぐち建築設計室では、

・中古マンション購入前の物件同行

・展現地診断・構造確認

・ライフスタイルに合わせたデザイン提案

を通じて、

心地よい暮らしをご提案しています。

 

長く暮らしても

飽きのこないデザインが欲しい。

 

家族構成の変化にも

対応できる間取りにしたい。

 

防音や安全面も含めて

ストレスフリーな住まいを

考えたいなど、

ご要望がございましたら、

ぜひおご相談ください。

 

培ってきた経験値と

建築家&生活者の視点で、

おしゃれさと実用性を兼ね備えた

上質な中古マンションリノベーションを

叶えるお手伝いをいたします。

 

中古マンションの

物件探し段階から

お手伝いが可能ですので、

どうぞ気軽にご相談ください。

 

皆さまの理想を形にする、

お手伝いをさせていただければ

幸いです。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
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奈良で考える古民家再生と地域性を向上させる場所の魅力設計提案、伝統美と現代の快適性を融合させる古民家の活用と地域の味わいを暮らしの価値を底上げする手段と目的のデザイン設計。

2025年03月12日 | リフォーム・リノベーション

古民家リノベーションは

なぜ注目されるのか・・・・・。

※味わいのある古民家を活用して暮らしや環境の付加価値を味わう過ごし方提案

 

奈良県には、

歴史的に価値の高い

古民家が数多く点在しています。

 

もともとは

寺社や仏閣の建築技術が

発展した地域であるため、

周辺の町や村にも

伝統的な木造建築が

豊富に残されてきました。

 

こうした背景により、

近年では

古民家リノベーションも多くなり、

観光客向けの

宿泊施設(旅館・民泊・ゲストルーム)や

飲食店、

地域住民向けの住宅リフォームとしても

改めて注目が高まっています。

 

また、

行政からの補助金や、

伝統的建築を

保全するための支援策も

充実しており、

奈良県ならではの

魅力と融合した

新しい暮らし方を

実現できるのが大きな特徴です。

 

一方で、

単なるリフォームと異なり、

古民家特有の構造や

素材を活かしつつ、

現代のライフスタイルに

合わせる必要があるため、

専門的な知識や

スキルが求められます。

例えば、

現行の耐震基準を満たすための

耐震補強や、

高齢化社会や少子化の進行に伴う

住環境の多様化への対応など、

考慮すべき点が

多岐にわたります。

 

そうした難しさがある反面、

自分だけの

オリジナリティあふれる

空間づくりが可能であり、

かつ持続可能な街づくりに

貢献できるメリットも・・・・・。

 

単に建物を改装するだけではなく、

地域の特性や

歴史的価値を活かすための

重要なポイントを踏まえながら、

なぜ古民家という存在が

注目を浴びているのかを

少し・・・・・。

 

歴史的価値を

活かしながら住める。

 

古民家は、

長い歴史を経てきた建物も多く、

そこには先人たちの

知恵や技術が詰まっています。

 

特に奈良県のように

寺社仏閣が多い地域では、

伝統建築技術と

美意識が密接に結び付いており、

構造体である骨組みの梁(はり)や

柱などの木材に

貴重な意匠が施されている

場合もあります。

 

こうした部分を

大切にしながら

リノベーションを行うことで、

単なる住宅リフォームでは

得る事の出来ない

格別な雰囲気を

味わうことができます。

 

さらに、

観光資源としても

高いポテンシャルをもつため、

地域のコミュニティ形成や

まちづくりに貢献する

というケースも

少なくありません。

 

旅行者が「古き良き日本の住まい」を

体験できる

ゲストハウスとして改装する事例や、

町屋を活用したカフェや蕎麦店、

フレンチレストランや

雑貨店・・・美容室など、

奈良県の古都らしさを

感じられる施設として

活用される場合も多いです。

 

その結果、

地域経済の活性化にも

きく寄与します。

 

自然素材の温かみと快適性。

古民家リノベーションの

大きな特長のひとつは、

自然素材を活かした

快適性です。

 

木造の梁や柱だけでなく、

土壁や漆喰壁など、

昔ながらの素材を

組み合わせた住宅は

実は調湿効果が高く、

現代の住まいにはない

温かみを得られます。

 

湿度の高い日本では、

こうした伝統素材が

意外に過ごしやすい

環境を生み出してくれるため、

一年を通して

快適に暮らせることも

メリットといえます。

 

※現代的な建材も活用しつつ

法整備に関連した計画と工事が大事。

 

また、

内部空間は仕切りが少ない場合が多く、

大空間を

確保しやすいのも魅力です。

※構造計算や耐震の基準について考慮が必要。

 

現代の住宅では

得難い開放感を味わえるほか、

吹き抜けを活かした

設計や大きな窓を設けるなど、

自分好みの

ライフスタイルに合わせた

間取り変更も可能となります。

※ほとんどの場合、

新築同様に手続きが必要です。

 

こうした構造上の

メリットを最大限に活用すれば、

古材を再利用しながらも

十分に現代的な居住性を確保できます。

 

補助金制度や自治体支援が充実。

奈良県をはじめ、

多くの自治体が

空き家や古民家リノベーション、

住宅リフォームに対する

補助金や助成制度を

用意しています。

 

特に空き家バンク制度などを

活用すると、

取得費用の一部が軽減されたり、

耐震補強や断熱改修などの

工事費の補助が

受けられる場合もあります。

 

こうした制度を

上手に組み合わせることで、

費用面での負担を軽減しつつ、

質の高いリノベーションを

実現できるケースもあります。

 

また、

自治体によっては

専門の相談窓口を

設けていることもあり、

伝統建築を扱う職人や

建築士との

マッチングサポートが

受けられる場合もあります。

 

古民家リノベーションに

必要な手続きや

不動産の紹介など、

ワンストップで

サポートしてくれる体制を

整えている地域もああります。

 

古民家には、

既存の建材や構造を活かすからこそ

実現できる

自由度の高さがあります。

 

新築住宅にはない歴史の味わいや、

梁や柱に残る風合いを

そのままにしつつ、

キッチンや浴室などの

水回りを最新設備に

交換するなど、

現代的な快適性との

両立が可能です。

 

カフェ風の内装や

和モダンテイストなど、

既存の雰囲気を

活用しつつ

自由度の高いデザインを

楽しめる場合もあります

 

また、

梁を露出させたり

土間を再現したりすることで、

より個性的な

住環境を構築できるほか、

家具や照明の配置次第で

多彩なインテリア表現が

可能です。

 

既存の木材を上手に

再活用すれば、

コスト削減につながる場合もあります。

※構造材としての担保確認は必要です。

 

こうした自由度の高さは、

オーダーメイド感覚で

住宅をつくり上げたい

人にとって

大きなメリットにもなります。

 

考慮すべきデメリット・・・・・。

一方で、

メリットだけでなく

古民家リノベーション特有の

デメリットも存在します。

 

耐震性や断熱性の問題

古民家は築年数が

非常に長いものが多く、

現行の建築基準法に

則った耐震性を

もっていないケースが大半です。

 

そのため、

先にも書きましたが

リノベーションの際には

必ず耐震補強を

検討する必要があります。

 

耐震補強の工事は

費用がかさむ傾向があり、

予算管理において

大きなウエイトを

占めることになります。

 

しかし、

こうした投資を怠ると

安全面でのリスクが

高まりますので、

長期的視点から計画することが

重要です。

 

さらに、

昔ながらの土壁や単層ガラスの窓では

現代的な断熱性能を確保しにくく、

夏は暑く冬は寒いという

問題も生じますし

令和7年4月からの

小規模で

一般的な住宅であっても

「省エネ義務化」が

一つのポイントとなります。

 

断熱材の追加施工や

複層ガラス・トリプルガラスの

導入などによって

ある程度は改善できるものの、

新築と同等の

快適性を得るためには、

ある程度の予算

設計の工夫が不可欠となります。

 

リフォーム費用が

想定以上に膨らむケースがあるため、

事前にしっかりと確認を。

 

シロアリや老朽化のリスク。

木造建築である古民家では、

シロアリ被害や

腐朽による老朽化が

進んでいる場合があります。

 

長期間空き家のままだった物件ほど

被害が大きいケースが多く、

いざ工事を始めてみると

柱や梁が予想以上に

傷んでいることも

少なくありません。

 

修繕費が増大するだけでなく、

場合によっては

基礎から組み直す必要も

出てくるため、

プロジェクト全体の

スケジュールや予算が

圧迫されることがあるのです。

 

また、

過去の改装履歴が

不透明な物件の場合、

どのタイミングで

どの部分を修繕したかが分からず、

想定外の追加工事が

必要になるリスクもあります。

 

購入前の調査や

専門家による診断を入念に行い、

物件の状態を正確に

把握しておくことが大切です。

 

間取りや構造の制約。

古民家リノベーションでは、

伝統的な構造を

可能な限り活かすことが

前提となります。

 

特に構造、骨組みである

柱や梁は建物の耐久性を

支える重要な要素であり、

これらを迂闊に

撤去したり

大幅に変更したりすることは

避けなければなりません。

 

また、奈良県には

文化財指定区域や

景観保護区域が多く存在し、

改築・リフォームや

リノベーションに際して

行政の許可や追加的な手続きが

煩雑になる場合もあります。

 

これらの制約があることで、

理想とする空間づくりに

時間や費用がかかることも

想定しておくことが重要です。

 

しっかりと地域のルールや

条例を踏まえたプランを

練り上げることが求められます。

 

工期や費用の予測が難しい。

事前に調査を行ったとしても

新築や一般的なリフォームと異なり、

古民家リノベーションは

予期せぬ問題が

発生しやすいのが実状です。

 

解体してみないと

分からない部分が多いため、

工期が大幅に延びることがあり、

その結果、

工事費用も膨張しやすくなります。

 

たとえば、

土間の下に想定外の

空洞や埋設物が見つかったり、

過去の改装で

見えないところに

不適切な

補強がされていたりすると、

その都度修正や

追加工事が必要になるのです。

 

また、

職人技や専門知識が

必要な個所が多いため、

地元の大工や伝統建築に精通した

建築士・建築家の

スケジュールによって

工期が左右される場合もあります。

 

適切な人材を

確保できないまま

無理に工事を進めると、

品質が低下するリスクが

高まります。

 

不確定要素に備えて、

スケジュールに余裕を持ち、

予算にも一定のバッファ(余裕)を

設定しておく必要があります。

 

費用目安と補助金。

古民家リノベーションの費用は、

一概には言えませんが、

構造補強や断熱改修、

設備更新などを含むと、

一般的なリフォームよりも

高くなる傾向があります。

 

中古の古民家を

購入してから改装する場合、

物件取得費と

リノベーション費用を合算すると、

新築一戸建ての購入と同等か、

それ以上となるケースも珍しくありません。

 

一方で、

奈良県では空き家の

有効活用や伝統建築の

保全を目的として、

様々な補助金制度や

支援策が用意されています。

 

たとえば、

耐震化やバリアフリー化、

太陽光発電などの

エコリフォームへの補助、

あるいは景観を保全するための

費用補助など、

複数の制度を

併用できる可能性もあります。

※所得制限が有るケースも

 

物件選びは慎重に・・・・・。

立地条件や周辺環境、

文化財保護区域の指定など、

物件によっては

思わぬ制約や改修コストが

かかる場合があります。

 

現地調査をしっかり行い、

検討する事が重要です。

 

奈良県で古民家リノベーションを

検討する方へのアドバイス。

 

物件探し。

空き家バンクや

地元の不動産会社はもちろん、

空き家バンク等も活用してみるように。

WEB上の広域サイトよりも

地元の情報が重要です・・・・・。

 

プロへの相談。

各分野の専門家の意見を

総合的に取り入れることが理想です。

特に耐震診断や

劣化状況の調査は必須となります。

 

コミュニティとの関わり。

地域住民との交流や行事への参加は、

奈良県の特色ある文化や

歴史をより深く理解するうえで

大きな糧になります。

 

リノベーション後に

地域に根付いた暮らしを送るためにも、

早い段階から

コミュニティに関わっておくことをお勧めします。

 

デザインの方向性。

伝統的な意匠を残しながらも、

家具や照明で

現代風の要素を取り入れるなど、

バランスの取れた設計を

心がけると

個性的な住まいが完成します。

 

古民家リノベーションは

決して一様ではなく、

多様なアプローチが

可能なところに醍醐味があります。

 

歴史と伝統が息づく古民家を再生し、

現代のライフスタイルに合わせて

アップデートする作業は、

決して簡単ではありません。

 

耐震補強や断熱改修など、

安全と快適性を

確保するための工事には

高い専門性が必要ですし、

シロアリ被害や老朽化など、

予測不能なトラブルが

発生するリスクも存在します。

 

それでもなお、

古民家リノベーションならではの

魅力は大きく、

既存の梁や柱を活かした

温かみのある空間は、

住む人や訪れる人の

心を和ませてくれます。

 

特に奈良県では、

古都の歴史的背景や豊かな自然、

数多くの伝統行事などと相まって、

唯一無二の住環境や

商業空間を実現できる

可能性が広がっています。

 

奈良県の多彩な魅力と、

古い建物が持つ時代を超えた

ぬくもりを融合させることで、

生まれ変わった古民家は

新しい価値を宿します。

 

単なる住居や店舗という枠を超え、

地域活性化の担い手となる

プロジェクトに育つこともあります。

 

伝統と現代技術を組み合わせる

醍醐味を味わいながら、

世界に一つだけの

居住空間や商業施設を

創造できるチャンスが、

古民家には存在してます。

 

歴史を感じる梁と柱、

自然素材の優しい風合い等

そこにしかない価値を見つけ出し

価値を底上げして、

あなただけの理想の暮らしや

仕事の場所を

実現してみてはいかがでしょうか。

 

歴史と伝統を大切にしながら

快適な住空間を手に入れる

一助となれば幸いです。

 

blogを読んでいる方々が

古民家や空き家を活用して

豊かで魅力あふれる暮らしや

事業を実現できますように。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする建築設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計・維持管理のご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
------------‐-----------------------------

 

 

 

 

 

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暮らしの原点と家族の未来を紡ぐリノベーションの計画デザイン設計、耐震・断熱性能と動線計画を活かした空間づくりのプロセスで住まい手さんご夫婦との空間イメージと暮らしの環境デザインの打ち合わせ

2025年02月05日 | リフォーム・リノベーション

 

住まいのリノベーションについて

ご相談をいただいている

住まい手さんご夫婦と打ち合わせ。

※住まい手さんご夫婦とのリノベーション計画の打ち合わせ

 

現在のお住まいを

視察させていただいた際の

写真と暮らしの方向性を検討する

素材のカタログも一緒に見ながら

暮らしの質感も・・・・・。

 

「暮らしの原点を見つめ直す」

それは家族の未来を思い描く、

かけがえのないプロセスです。

 

今回のアトリエでの

打ち合わせは、

まさにその一端。

 

日々の生活をより美しく、

より快適に、

そしてより自分たちに

フィットした空間へと変えていく

リノベーションには、

多くの可能性と

喜びが詰まっています。

 

住まいのリノベーションを

検討するとき、

そこには新築同様に

暮らしへの思いが存在します。

 

打ち合わせの際

実際に現在の暮らしの環境を

意識しながら

「次はこんな空間にしてみたい」

「この素材感が好き」といった

具体的なイメージを共有すると、

よりリアルな未来の暮らしが

見えてくるものです。

 

今回も事前にご家族で話し合いながら

記入していただく

生活チェックシートの内容を含めて

暮らしの現状を

意識しながらの打ち合わせの時間。

 

暮らしの原点を考える

リノベーションの

方向性をいろいろと相談中です。

 

おしゃれなデザイン

というだけはなくて

暮らしの価値観と

ライフスタイルを大切に。

 

現場の環境を

いろいろと整理整頓しながら

ご夫婦にとって

自分たちの暮らしを

ことん見つめ直す

貴重な時間。

 

その空間づくりの

アイデアやデザインコンセプトは、

住まい手さんの

希望を大切にしながら、

耐震・断熱性能や

動線計画などの

専門知識をミックスして、

世界に一つだけの

住まい手さんにとっての

リノベーションプランを

創り上げていきたいと思っています。

 

暮らしの趣をまずは紐解きながら

整え方の整理整頓を。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
やまぐち建築設計室
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
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住まいと暮らしの快適性と環境を上質に変化させるリフォーム・リノベーションの価値基準、家事動線が変わる後悔しないキッチンリフォームの間取り変更、暮らしと家事に馴染む機能の調和提案

2025年02月04日 | リフォーム・リノベーション

毎日の暮らしを

美しくデザインする

キッチン周辺や家事動線を考えて

リフォームで後悔しないための

間取り変更の意味・・・・・。

※ホテルライクをイメージした変則的なⅡ型キッチンレイアウト・キッチンハウス展示事例

 

キッチンは、

日々の食卓を支え、

家族の時間を育む

大切な空間です。

 

使い勝手はもちろん、

家全体との調和を図りながら

快適性を高めるには、

間取りとレイアウトが

大きく影響します。

 

キッチンの選択肢にも

いろいろあるのですが

大切なのは家事動線と

キッチンでの作業内容

そして間取りとの価値融合。

 

そういった意味でも

代表的なキッチンレイアウトの特徴と、

リフォームやリノベーションにおける

留意点を少し書いてみたいと思います。

※よくお問い合わせをいただく変則的なペニンシュラ型レイアウトでのキッチン事例

※よくお問い合わせをいただく変則的なペニンシュラ型レイアウトでのキッチン事例

 

キッチンについての「お問合せ」で

blogやInstagramなどを通じて

ご相談をいただく事もありますので

ぜひ、

リフォーム計画等の

参考になさってください。

 

キッチンレイアウトの基本形──6つのプラン

  1. Ⅰ型キッチン

シンク・コンロ・作業スペースが

一直線に並ぶ、

最もシンプルなレイアウトです。

 

限られた面積でも導入しやすく、

動線が単純で

扱いやすいのが利点。

 

一方で、

横長のため端から端まで

移動が必要になり、

調理時の癖や使い方によっては

家事の作業効率が

下がる場合があります。

 

また、

オープンに見せる設計の場合は

手元や調理器具が

視界に入りやすく、

空間の見せ方にも独自目線が必要です。

  1. Ⅱ型キッチン

Ⅰ型キッチンを

2列に配置したスタイルで、

シンクとコンロを

分けることで

作業スペースを広く

確保できます。

 

調理器具が多いご家庭でも

ゆとりを感じられ、

複数人での

作業もしやすい点が魅力。

 

ただし、

左右のスペースに分割するため、

リビングやダイニングの広さに

影響が出ることがあります。

 

振り向き動作が増えるため、

背後のスペース確保にも

注意が必要です。

 

  1. L型キッチン

シンクとコンロが

L字に配置されるレイアウトで、

Ⅰ型よりも

キッチンでの作業動線となる

ワークトライアングルを

コンパクトにまとめやすいのが

特徴です。

 

※ワークトライアングルとは、

キッチンでシンク、冷蔵庫、

コンロを結ぶ作業動線のことを指します。

この三つの機器が

バランスの取れた距離で配置されていると、

効率的に作業を進めることが

できるとされています。

 

L字配置の場合

複数人での同時調理も

比較的スムーズに行えます。

 

ただし、

L字の内角部分が

デッドスペースになりやすいので、

収納や作業台の配置に

工夫が求められます。

※システムキッチンの

商品によっては

デッドスペース部分を

改善したタイプも

発売されています。

 

また、

設置にはある程度の

キッチンスペースが

必要になります。

 

  1. U型キッチン

シンク・コンロ・作業台を

U字に囲むレイアウトで、

作業や収納スペースを

豊富に確保できるのが

最大のメリット。

 

料理が趣味の方や

本格的にキッチンを

使いこなしたい方に理想的です。

 

一方でキッチン空間そのものを

広く取る必要があり、

U字の角に

デッドスペースが

生まれやすい点が

課題となります。

 

  1. アイランド型キッチン

独立したカウンターを

中心に据えたレイアウトです。

 

開放的でデザイン性も高く、

ダイニング・リビングとの

一体感を演出しやすいのが魅力。

 

しかし、

シンクとコンロが分散しやすく、

作業動線が

長くなりがちです。

 

また、

空間に余裕がないと

導入が難しい場合もあります。

 

  1. ペニンシュラ型キッチン

アイランド型キッチンの一部を

壁面に接続したような

イメージのキッチンスタイルです。

 

完全に独立していない分、

比較的コンパクトなスペースでも

導入可能で、

リビング側への

開放感も得やすいのが

メリット。

 

ただし、

カウンターが壁と接するため、

アイランド型ほどの

フレキシビリティや

視覚的開放感は抑えられます。

 

後悔しないキッチン間取り変更のポイント

  1. 適切なキッチンサイズを見極める

キッチンの間口(横幅)や高さは、

使い勝手と快適性を

左右する重要な要素です。

 

間口は各メーカー商品によりますが

数センチ単位で選べる製品が多く、

冷蔵庫や食器棚との

兼ね合いを考慮して

決めるようにすると

スッキリとした空間になります。

 

作業台となる

カウンター高さは、

もっとも頻繁にキッチンに立つ方の

身長とリーチに合わせるのが

望ましく、

一般的には80cmから5cm刻みが主流です。

 

JIS規格で推奨される

「身長÷2+5cm」をカウンター高さの

目安にすると、

長時間の作業でも

疲れにくいと言われています。

※実際には作業や姿勢によって変わるので

参考程度です。

 

  1. 水回り全体の動線を意識する

キッチンは暮らしの中心にもなる

スペースだけに、

洗濯機・浴室・トイレなどの

水回り設備とも

近接配置が理想的です。

 

これにより

家事全般の動きが

スムーズになるだけでなく、

配管の延長工事を

最小限に抑えられ、

リフォームやリノベーション時の

費用の削減にもつながります。

 

水回りを分散してしまうと、

家事効率も下がり、

コストも意図せずに

増える事があります。

 

  1. 冷蔵庫の位置関係を再確認する

キッチンの使いやすさを

左右する要素として、

シンク・コンロ・冷蔵庫の

配置が挙げられます。

先にも書いたように

これらを結ぶ三角形を

「ワークトライアングル」と呼び、

動線が長すぎず、

かつ交錯しない

位置関係に

調整することが大切です。

 

冷蔵庫から

食材を取り出して洗い、

調理・盛り付けを行う

そういった流れに

無理が生じないよう、

通路幅や移動時の動きを

ご自身でも

十分に理解する事が大切です。

 

自分らしい暮らしにあわせた

キッチンのスタイルを

プランニングする事。

 

キッチンレイアウトは

ご家庭のライフスタイルや

空間条件によって、

最適解が異なります。

 

料理を楽しむのか、

時短を重視するのか、

家族で同時に利用するのかなど、

日常のシーンを

想像しながら

間取りと暮らし方に

融合するレイアウトを

検討する事が大切です。

 

さらに、

キッチンのみならず

水回り全般の

配置やサイズ・高さにも

目を配り、

生活動線をトータルで

イメージすることが、

後悔のないリフォーム・リノベーションを

実現する鍵となります。

 

ポイントを意識したうえで、

ご自身やご家族の過ごし方と

無理なく融合する

キッチンスペースをイメージしてください。

 

きっと毎日の暮らしを

さらに心地よく、

豊かなものにしてくれると思います。

 

過ごし方を意識した暮らしを

丁寧に思い描いてみませんか?

リフォームやリノベーションは

設備の更新ではなくて

新築と同じく

暮らしの環境を

よりよくするための選択肢です。

 

丁寧に質の良い

暮らしの環境を考えてみませんか?。

生活環境に

ゆとりを考えた

間取りと動線設計を大切に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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中古住宅と暮らしの価値を高めるリフォーム・リノベーションの持つ意味の提案、断熱性・耐震性・雨漏り対策を考慮しつつ暮らしの効能を意識した住まいの再構築と選択肢の判断を。

2024年12月22日 | リフォーム・リノベーション

中古住宅を買って、

リフォーム・リノベーションする際の

注意点。

※リノベーションにより古民家を暮らしやすく安全面と健康面に配慮した住まいに提案

 

リフォームやリノベーションを

依頼する会社は色々あり、

工事予算や

要望内容によって

依頼する業者も

変わるかと思います。

 

価格だけではなくて

どのような価値があり

どのような結果を

もたらすのか?。

 

相談する業者によっても

結果は大きく変わります。

 

木造の一戸建て住宅でも

2025年4月からは

法改正で新制度にもなり

リフォーム・リノベーションで

今までは

法令順守のうえで

許可不要だったものも

建築確認申請の対象になります。

 

勿論以前からの

リフォームや

リノベーションの制度も

一部許可不要だっただけで

法律に基づいて

制度や基準を守った

工事や間取り計画

必要だった訳ですが

「好き勝手」している

ケースが多そうです・・・・・。

 

中古住宅を購入された方へ

古い住宅は

新築住宅と比べて、

多くの異なる部分があります。

 

それが原因で

価格が比較的安くなる一方、

快適な生活を送るためには、

購入後、入居前に

一定の改修が必要となります。

 

しかし、

改修には当然ながら

費用が発生します。

 

水回りも綺麗にしたいし、

使い勝っても変えたい。

リノベーション費用は

どれだけあっても

足りない感じがします。

 

僕が提案する

リノベーションの設計は、

それぞれの

ご家庭の価値観も考慮しながら

暮らしやすさを

重視しています。

 

しかし、

それよりも先に、

必ず行うべき

改修点を考えています。

 

それは、

家の長寿命化に直結しますし

安全面や

ご家族の健康にも

関連する内容だからです。

 

何でもやりすぎは

よくありませんので

バランスを考えたうえでの

方針としています。

 

特に重視するポイントは

次通りです。

  1. 断熱性の向上
  2. 気密性の向上
  3. 2階ベランダ・テラスの雨漏り対策
  4. 雨漏りの改修
  5. 構造の問題

まずはこれらの点を改修、

または向上させることを

お勧めしています。

1.断熱性を上げる

まず目的を

明確にするために

先に説明を・・・・・。

断熱性を向上させるためには、

単に高性能の

断熱材を設置するだけが

解決策ではありません。

 

別の重要な要素が存在します。

 

それは、

空気の移動を制限する

ということです。

 

簡単な例ですと、「隙間風」です。

なぜなら、

空気は熱を伴って

移動する性質があるからです。

 

そのため、

この空気の自由な移動を

抑制することが

重要となります。

これが「気密性」と

呼ばれるものです。

古い家は、

床が直接地面に

接しているため、

床下を通る冷気が

室内を冷やす

一因となります。

 

この問題を

解決するための

効果的な手段について。

  1. まず、床下の隙間を閉じ、間仕切りから冷気が上がってくるのを防ぎます。
  2. 次に、高性能な断熱材で床下全体を覆い尽くします。

これらの対策で、

床下が冷えるのを抑制し、

室内の快適性が

大幅に向上します。

  • 外壁の断熱
  1. a) 外断熱:外断熱工法は、外壁の外側から断熱材で包む方法です。柱やその間にある壁全体を覆います。特に土壁で構築された外壁の場合、壁内部に断熱材を入れることが難しいため、この外断熱工法が効果的です。施工も比較的容易なため、お勧めの方法です。
  2. b) 内断熱:内断熱は、外壁の壁内に断熱材を充填する方法です。しかし、土壁の場合、断熱材を入れるための空間が存在しないため、室内側に断熱材を設置します。その結果、壁が内側に向かって突き出る形となります。
  • 屋根・天井の断熱

古い中古住宅では

屋根や天井に

断熱材が

設置されていないケースは

意外と多いです。

 

適切な厚さと性能の

断熱材を

新たに敷き込むことにより、

室温を快適な状態に

保つことが可能となります。

  • 開口部の改修について

窓(サッシ)の断熱性能は

非常に重要で、

可能な限り

高性能なサッシに

交換することを

お勧めします。

 

ただし、

既存のサッシを

交換する際には、

それなりの費用が

発生します。

 

サッシ周辺の外壁部分を

一部切り取り、

サッシを取り外した後、

外部と内部の補修が

必要となりますから。

 

冬場、

ストーブなど

室内で作られた

熱の大部分は、

ガラス部分を通じて

外に逃げてしまいます。

皆さんも

窓際で暑さや寒さを感じる事

ありませんか?。

 

そのガラス部分を

高断熱ガラス等の

性能が良いものに

交換することにより、

冬季の寒さ対策に効果的で、

費用対効果が

大きく上昇します。

 

特に古いサッシの場合は、

交換が最適な選択です。

 

また、

小さな窓については、

インナーサッシ(後付けの内窓)を

設置することも有効です。

 

ただし、

頻繁に出入りをする場所や

開け閉めのするのでは、

2枚建てのサッシを

開け閉めする必要があり、

日常生活では

少々面倒かもしれません。

 

2.隙間を閉じる(気密性能の向上)

  • 屋根裏は隙間が多い

屋根裏は蜂の巣ができたり

奈良県だどコウモリやイタチ、

猫が出入りできるほど

隙間が多い部分です。

 

また、

室内で温められた空気が

高い屋根裏から

外に抜けてしまい、

室内の空気が

冷えてしまう

象もあります。

 

これを防ぐため、

気密性をある程度

向上させる目的で、

屋根裏の外壁面にある隙間を

埋める工事を行う事も多くあります。

※必要な隙間はきちんと設けます。

  • 壁や窓の隙間

特に古民家に多く見られます。

建物が傾いていると

柱の上下に隙間が生じ、

その隙間から

外の風景が

見えることもあります。

 

これらの隙間を

無くすためには、

建物の傾斜を修正し、

冷気の侵入を防ぐことが重要です。

しかし、

柱の歪み(傾斜)や

沈下を本格的に補修すると、

既存の建具や外壁も

修理する必要が出てきます。

  • 床下から間仕切りの中を通って入る冷気

 

3. 2階のベランダ・テラス

  • 家の傷みの大きな原因

2階のベランダ・テラスは、

改修時に解体すると

大抵雨漏りにより

階下が損傷していることが

見られます。

 

ボルトは錆びて緩み、

内壁や断熱材が

カビが生えたり

落下してしまっていることが

多くあります。

 

本来、

露出した2階ベランダや

テラスに施されている防水は、

紫外線や風雨にさらされ、

長期間にわたって

保持できるものでは

ありません。

 

10年以上経過していれば、

メンテナンスが必要で

防水の再施工が

必要と考えるべきです。

  • 軒・庇を伸ばすか雨よけの屋根を架ける

直射日光と

雨風にさらされる

ベランダやテラスは

防水が難しいので、

軒や庇を伸ばす、

または雨よけの屋根を

設置することで、

直接雨が降り注ぐことや

直射日光の影響を

軽減することが可能です。

 

ベランダ・テラスを

増築する場合は、

階下の梁の補強、

建物全体のバランス、

屋根や壁の接続部からの

雨漏り等、

建物構造全体を考慮した

プランニングが必要です。

 

施工が適切でないと、

そこからも

雨漏りを引き起こす

可能性があるため、

増築は慎重に行うべきです。

  • 下屋根にして洗濯物干場を屋内につくる

ベランダやテラスに

新たに下屋根を

設けることで、

洗濯物を屋根下で

干せる場所を

計画する事もできます。

 

これにより、

雨天時でも洗濯物が

干せるとともに、

雨漏りの心配も解消されます。

 

4.雨漏りの改修

  • 過去何度も雨漏りの補修をしている家は、雨漏りが常習化している家

何度も雨漏りが発生する家は、

その根本的な問題が

解決されていない

可能性が高いです。

 

そのような場合、

専門家に依頼して原因を調査し、

根本的な雨漏りを

防止するための

対策を取る事が重要です。

 

一時的な応急処置は、

あくまで業者の

営業活動に過ぎません。

 

雨流入防止の材料を

いろいろな場所に

大量に塗りつけて

雨水を防ぐような

短期的な対策を推奨する業者は

避けるべきです。

  • 屋根の葺き替えも視野に入れる

屋根材が劣化している場合、

この機会に屋根の「葺き替え」を

検討することも一つの考え方です。

 

費用はかかりますが、

新しい屋根材は

耐久性が高く、

根本的な

雨漏り対策にも効果的です。

 

ただし、

大きな古民家などでは、

屋根の葺き替えだけで

数百万円の

費用がかかることもあります。

 

必ず見積もりを取って

工事の内容と効能を

確認するように。

  • 漏水場所の原因は、雨漏り部分の上部ではないことがある

雨漏りの原因は、

必ずしも漏水部分の

真上ではないことがあります。

 

特に風の強い場所に

建つ家では、

外壁に当たった雨水が

壁を伝って上昇し、

軒下や屋根の

上部隙間から

室内に入ることがあります。

  • 屋根の上に乗っているものは降ろす方がいい

古くなり使われていない

太陽熱温水器などは

屋根の上にありませんか?

放置すると、

屋根を傷め、

雨漏りを引き起こすだけでなく、

落下による事故を

引き起こす事もあります。

 

使われていない温水器は、

そのタイミングで

撤去するほうがよいかと思います。

 

撤去の機会を逸すると、

後々機器類だけではなくて

構造的なトラブルの

原因となるかも知れません。

 

5.構造の問題

建物の耐震性を向

上させる改修を

検討することも重要です。

  • 間取りの変更や柱の撤去は勝手にしない

DIYによる間取りの変更や、

柱が邪魔だと感じての

無計画な撤去は避けるべきです。

その柱が

どのような力を受けて

どのようなささえ方をしているのか

いるのかをしっかり確認し、

撤去しても問題ないか、

また補強が必要かどうかを

判断する必要があります。

 

壁や柱を撤去することで

耐震性が大きく低下するため、

必ず補強や

変更後の構造計画を

同時に考慮する事が重要です。

 

このような判断は

構造を考慮できる専門家と

相談した上で行ってください。

  • 既存部分の安全性や耐震性はあるかどうか

古い家はほとんど

確実に耐震性が低いです。

耐震診断を実施すれば、

よくわかると思います。

 

建物単体ではなくて

土地の状態や敷地の安全性も含めて

そのまま住む場合も

リフォームやリノベーションする場合も

事前に建物の状態を確認し、

必要な場合は

敷地の安全性の確保も含めて

耐震補強工事等を

行うことを推奨します。

  • 2000年より前の木造住宅は、基本的に耐震補強が必要

一般的には、

1981年5月までの建築物(旧耐震)は

耐震補強が

必要と言われていますが、

2000年以前に建てられた

木造建物は

現行の法規制以前のものであり、

基本的には

耐震補強が必要となるケースが

多いです。

※法改正後はまた基準も変わります。

 

古い建物であれば、

木造の平屋を除いて

ほとんど確実に

耐震補強が必要です。

 

  • 大きな地震が来た際、倒壊してしまうと住む場所を失う事を知る

地震が発生したときに

建物が倒壊すると、

自分たちの住む場所を

失ってしまいます。

 

大切な家が一瞬で廃墟と化し、

命からがら逃げ出し

一時的に避難所に行くとしても、

帰るべき家はもうありません。

 

設計の際に

耐震性を高めることを話すと、

大きな地震まで

耐えられれば良いという

考えになりがちですが、

倒壊せずに耐えてくれれば、

手を入れる事は必要ですが

再び住むことができるという点を

考える必要があります。

 

地震が起きたときにわかる、

費用対効果が

分かりにくい改修予算ですが、

大きな地震があった後、

倒壊せずに

しっかり立っている

自宅を見ると

その価値がわかります。

※定期的な維持管理とメンテナンスが前提条件です。

 

中古住宅を購入して

リノベーションを行う場合、

既存の建物の

劣化具合や痛みが

今後の安全性や快適さに

大いに関わるため、

これらを正確に

評価することが重要です。

 

今回、特に重要だと思われる点

提案しましたが、

もちろん他にも

基礎や床下の状態、

シロアリの存在、

水回りの土台の劣化など、

チェックすべき項目は多数あります。

 

そのため、

具体的な改修ポイントを

絞ることが重要です。

古い住宅の耐久性は、

建設時の施工会社の考え方や

技術により、

また、

以前の住人の

メンテナンス状況により

大きく変わります。

 

業者選びにあたっては、

建物の状態を調査・理解せずに

予算に合わせた

見積もりを出す業者ではなく、

建物をしっかり調査し、

必要な部分を修繕し、

予算を考慮しつつも

法令を遵守するのは

当たり前ですが

本当に手直しや補強が必要な部分を

正直に考慮して

意見を出してくれる

そして快適な空間づくりも

提示してくれる

業者を選ぶことが重要です。

 

新築でもそうですが

その先にある暮らしの目的を

どのように考えるのかで

選択肢も内容も大きく変わります。

 

安全面からも

暮らしのここちからも

丁寧に住まいを考えてみませんか?。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
やまぐち建築設計室
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
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やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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暮らしの趣を丁寧に考えつつ安心して暮らすことが出来る環境をつくりだすリノベーション・リフォームに中古物件から考える住む行為を見直す事で見えてくる未来像を考えてみませんか?

2024年11月16日 | リフォーム・リノベーション

住まい造りについていろいろと。

安全に暮らせることが

何よりも大事・・・・・。

※リノベーション・解体をして骨組みを補強しながら間取りと窓や仕組みを新たに計画

 

新築でもそうですが

特にリフォームやリノベーションを

考える際に。

 

安全な暮らしを考える時に

様々な考え方や

現実問題に

直面すると思います。

 

手掛けさせていただく

リフォームやリノベーションは、

新築と同様に

意匠性(見た目の仕上がりの良さ)にも

拘りを持っていますが、

意匠性(デザイン)が

最優先とは考えていません。

 

オシャレだったり

格好良いだけで

住んでから

すぐにダメになってしまうような

暮らしの環境を

提案する訳ではありません。

 

勿論「安易な価格」計算もしません。

 

人が住むにあたって

何よりも大事なことは、

安心して

暮らしていける

安全性の確保。

 

そして、

夏は涼しくて、

冬は暖かく暮らせる

住宅性能と設備、

美的特徴を指す意匠性は、

安全性と快適性が

確保できて

ようやく検討できるので、

修繕箇所が多い

築80年以上の古民家などは、

安全を確保するための

修繕と快適に過ごすため設備に

費用が掛かり気味になる事もあります。

 

物件選びのポイント

中古物件を探すときに、

最も注意するポイントは

建物の築年月日です。

1981年以降に

建築された物件は

「新耐震物件」と言われておりますが、

実際には基準的に考えると

それは2000年、

比較的現在の法律にも適合し、

耐震強度が

確保されているであろう

物件ですので、

雨漏りなどで傷んでいない限り、

余計な補修や

補強工事などに関しては

安全性の担保も

比較保障され、

安全に住むことが

出来る確率も高くなります。

 

※実際には調査を行います。

 

それ以前の物件、

いわゆる「旧耐震物件」の場合は、

耐震補強を施す必要がある他、

建物がシンプルに古いので

経年劣化が進んで

傷んだ状態を

補修するためのコストが

膨らんでしまいがちです。

 

もうひとつの選択肢。

新築戸建・マンションに変わる

もうひとつの選択肢として、

中古物件リノベーションが

注目を浴びる理由。

 

人気エリア、

住みたい場所に住みやすい。

通勤に便利な地域、

人気の学校区、

実家から近いなど

エリアを選ぶ理由は多様です。

 

人気のあるエリアで

新築となると

物件数が限られますが、

中古住宅も含めれば

広い選択肢の中から

物件を選べて有利です。

※計画内容によっては解体して更地により

新築となるするケースもあります

 

予算を抑えて暮らす。

日本の不動産は

古いほどに建物の価値が低く、

土地のみの価格に近い金額で

購入という運びが多いです。

 

ただ、

古過ぎると改修に

予想以上の費用が

掛かってしまうため、

ちょうど良い塩梅で

物件を目利きすることが出来れば、

新築では

予算的に叶わなかったことも、

建物の特徴や基準によっては

叶えられるかもしれません。

 

リフォームやリノベーション、

中古物件の

質的な向上を

多角的に考えて

暮らしに馴染むように。

 

中古物件を

購入するに当たっての

お悩みとして多いのが、
・建物の状態が大丈夫なのか?
・どんなプランが出来るのか?
・自分がやりたいことが出来るのか?
・物件費用と工事の費用のバランスはどうすればいい?

このようなお悩みはよく

ホームページの

お問合せからもいただきます。

 

何に基準をもって

家造りや暮らしを考えるのかでも

大きく選択肢が

変わるところです。

 

どのような暮らしを意識して

住まいや住み方を

考えるべきなのか?。

 

家造りはご自身や

ご家族の価値観を

一旦見直す機会にもなります。

 

人生の趣を意識するように

暮らしを考えてみませんか?。

 

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リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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リフォームやリノベーションを計画するべきなのか、建て替えた方が良いのか悩む事もあると思いますが現地の状態、ご自身の考え方によってもその選択肢は変わります、先ずは状態の整理整頓が大事。

2024年10月20日 | リフォーム・リノベーション

リフォームやリノベーションを

考えるケースと

建て替えに迷う事もあるかと思います。

※築約80年の古民家・リノベーションを施した事例

 

実際に現地の状態と

暮らし全体を含む

ライフプランからも、

迷った時の判断基準にも

色々な考え方があります。

※築約80年の古民家・リノベーションを施した事例

 

住宅を建ててから数年、

数十年と年月が経過していくと、

多くの方が

建物の維持管理の

悩みに直面いたします。

 

はじめのうちは

小規模なメンテナンスや

部分的なリフォームで

対応できることも多いですが、

30年を経過する頃には

ライフスタイルの変化もあって、

大規模なリフォームや

建物自体の

建て替えを検討される方も

出てこられます。

 

勿論実家を再活用して

Uターンを考えるケースも

あるかと思います。

 

よく相談をいただくのは

リフォーム(リノベーション)と

建て替えのどちらを

選択すべきか?。

というお悩みです。

 

実際に問合せも

多い内容なので

リフォームと建て替えの選択に

迷ったときの判断基準、

築年数による選択肢の違いも

少し書いてみようかと思います。

 

リフォームと建て替えの違い

住まいの建て替えと

リフォームは

既存の住宅を改善するための

代表的な選択肢ですが、

その違いについて。

 

住まいのリフォーム

リノベーションとは、

老朽化した建物を

新築に近い状態に戻したり、

現状に修繕や改修を行って、

建物の機能や

美観を向上させることを指します。

 

老朽化した外装の修繕、

使い勝手や

ライフスタイルの

変化に合わせた

間取りや設備の改修、

古くなった内装の改善等が

主な項目です。

 

大規模な改修を行って

建物の機能性やデザインを

根本的に見直し、

用途や価値を向上させる、

リノベーションは

住みやすさを向上させるという

意味合いが強いです。

 

建て替えとは、

既存の建物を

完全に解体して更地にした後、

新しい住宅を

建築することを指します。

 

基礎や柱などの

構造躯体を含めて

家全体を解体し、

更地にしてから

全く新しい建物を

建てることになります。

 

ゼロから全く新しい建物を

自由に設計することが

可能ですが、

法律上の制約や法の改正により、

新たな基準に従うと

以前よりも狭い建物しか

建てられなかったり、

建物の配置を見直す必要が出てきたり、

最悪の場合は

建て替え自体ができない場合も

ありますので注意が必要です。

 

建て替えと比較して、

ある意味では

費用を抑えながら

住まいを改装できる点が

リフォームのメリットです。

 

建築躯体(骨組)や基礎は

基本的に残したままの

工事となるため、

状態によっては

駆体や基礎も活かして

工事を行うことができます。

 

愛着のある家を活かせる

長年住み続けてきた家には

少なからず

思い出や愛着があるかと思います。

 

リフォーム・リノベーションを

選択することで、

外観や雰囲気を

維持したまま

現代的な機能や

要望を追加できるという

融合のデザインも

考えることが出来ます。

過去と未来の調和を

実現したいとお考えの場合は

メリットとなる可能性も

高い選択肢です

 

リフォーム・リノベ-ションは

基本的に

躯体(骨組み)や基礎を

活かして行うことになるため、

計画の内容によっては

間取りの変更や

デザインに限界があります。

 

家を支える柱や壁の

存在している状況によっては

取り壊すことができないため、

思い通りの間取りや

広さを実現できない

場合があります。

 

大規模な間取り変更や

自由な設計を求める場合は、

それなりの費用も必要ですし

対応が難しく、

建て替えが必要になることがあります。

 

根本的な解決について、

建物が老朽化していたり、

構造的な問題がある場合、

リフォームやリノベーションでは

完全な解決ができない

というケースもあります。

 

例えば、

基礎や耐震性に

問題がある建物は、

部分的な改修では

十分な安全性を

確保できないことがあります。

 

問題によっては

大規模リフォームを行うよりも、

建て替えた方が

結果的に安価で

長持ちする場合もあります。

 

予期せぬ追加費用が

発生するという事。

リフォーム・リノベーションでは、

工事中に予期せぬ問題が

発覚することがあります。

 

勿論、事前にどこまで解体して

調査を行うことが出来るのか?

という事にもよりますが、

壁を取り壊した際に

シロアリ被害や腐食が見つかることや、

配管や配線が

想定以上に老朽化している場合、

事前の調査段階で確認できない範囲で

修繕が必要となり、

当初の見積もりよりも

コストが増加するリスクがあります。

 

工事が進むにつれて発生する

予期せぬ追加費用は、

予算を超えてしまう原因となり得ます。

※事前に予備費を計算しておくことがポイントです。

 

計画の内容によりますが、

現在の間取りに大きな不満がなく、

大規模な変更を必要としない方。

予算に限りがあり、

少しでも予算を抑えたい方。

現在の家に愛着があり、

昔ながらの雰囲気を大切にしたい方。

 

それぞれにあるリノベーションや

リフォームの理由はどうですか?。

 

 

建て替えのメリット・デメリット

住まいを建て替えされる場合の

メリットとデメリット。

 

ゼロから住宅を設計・建築できる

建て替えでは

既存建物の配置や

間取りに制約されることがなく、

白紙の状態から

間取りやデザイン、

素材選びができることが

大きなメリットです。

 

もともと住んでいた土地での

建て替えなので、

既存建物での問題を

考慮しながら

周辺環境や生活スタイルに

最適なプランを考える事になります。

 

選択によっては

最新の耐震・断熱性能に対応できる

 

建て替えにより

最新の耐震基準に準拠した

住宅を建てることができるため、

地震災害に対する

安全性が高まります。

 

また、

近年では省エネや断熱性能の向上が

重要視されており、

新築では特に最新の状態を取り入れた

居住環境を実現することが可能です。

 

将来的なメンテナンスの減少も

建て替え(新築)の際には有効な内容です。

 

建て替えのデメリット。

建て替えは、

基礎を含む家全体での

解体費用と

新築費用が必要となるため、

リフォームよりも

高額になるのが一般的です。

※費用については状況により逆転現象もあります。

 

家の解体費用も少し前と比較して

値上がりしています。

新築費用に加えてこの解体費用が

リフォーム・リノベーションよりも

多く必要になってきます。

※アスベスト調査や産業廃棄物処分場への費用を含む

 

建て替えは、

解体作業から始まり、

設計・申請・施工・検査までの

プロセスが、

リフォーム・リノベーションに比べて

長くなり、

早くて半年から1年、

通常は1年~2年程度の期間がかかります。

※建物の構造や立地条件によっては3~4年

 

その間の仮住まいの

家賃が発生したり、

現在の住まいから仮住まい、

仮住まいから新居へと

2回分の引っ越し費用も必要です。

※大規模なリノベーションの場合も同様

 

マンスリー賃貸以外は

半年~1年程度の短期間の契約に

対応していない場合も多く、

仮住まい探しが難航するか、

通常よりも高い価格で仮住まいする事もあります。


法律上の制約

建築基準法や都市計画法の

規制が細かく適用されるため、

場合によっては

以前と同じ規模や配置で

建物を建てられないことがあります。

 

特に、

容積率や建ぺい率、

接道義務などの規制により、

以前よりも小さな建物しか

建てられなかったり、

最悪の場合は

建て替え自体が

不可能な場合もあります。

 

建物が老朽化して、

建物基礎や地盤から

耐震性や安全性に不安がある方。

ライフスタイルの変化などに伴い、

大幅な間取りの変更が必要な方。

建物の建っている土地に問題があり、

根本的な改善が必要な方。

家族構成が変化して、

多世帯住宅を検討されている方に関しては

建て替えのほうが良いかと思います。

 

築年数によるリフォームと建て替えの選び方

リフォームか建て替えかを判断する際、

特に重要なのが

築年数と耐震基準です。

 

築30年の場合

築30年以下の建物は

キチンと設計されていれば

建物の構造部分も

しっかりしている事が多いため、

構造的な問題がない場合は

リフォーム・リノベーションを

選択することが良いかと思います。

 

屋根や外壁、

雨樋など外回りの修繕も

併せて行うことが、

建物の寿命を伸ばす上で

有効的です。

 

また断熱性能に

不安がある場合は

断熱リフォームも

効果的だと考えられます。

 

リノベーションでも対応が難しい

状態の場合は、

建て替えを検討することも必要です。

 

築40年以上の建物は、

1981年以前の「旧耐震基準」で

建てられていることが多いため、

耐震性が不十分で

大地震における倒壊リスクが

高くなります。

 

また、

建物の老朽化も

だいぶ進んでいる可能性が

高い時期となるため、

よほどしっかりと

定期的にメンテナンスされた

住宅でない場合は、

大規模なリノベーションや

建て替えを

検討することが合理的です。

 

内容としては耐震リフォーム、

断熱リフォームに加えて

外回りの修繕や水回り設備の刷新も

欠かせないため、

ほぼ新築並みの費用を

考えた方が良いかと思います。

また2025年4月からの

法改正により手続きも変わりますから

早めの準備で

情報を正確に把握しておかないと

引っ越し時期や予算に関して

難しい判断をしないといけない事に

なるかもしれません。

 

既存の建物の新築時が

子育ての最中だった方の場合は

家族構成やライフスタイルも

大きく変化している事も

重なる時期になるため、

大幅な間取り変更が

必要な場合は

迷わず建て替えを

検討されることも大事かと思います。


築50年の場合

築50年以上経過している建物は、

ほとんどが旧耐震基準で

建てられているため、

過去に大規模なリフォームが

行われている場合や、

建物に歴史的な価値や

愛着がある場合を除いて、

建て替えを視野に入れる方が

よいかもしれません。

 

リフォーム・リノベーションを

行う場合は

維持管理やメンテナンス費用も

考慮しながら

慎重に検討されることを

おすすめいたします。

 

リフォームと建て替えの判断基準、

築年数に応じた考え方、

リフォームか建て替えかでお悩みの際は、

まずは「現状の建物の状態」を

把握する事が重要です。

 

自分たちの暮らしのイメージと

過ごし方に対して

どのような計画がよいのか?。

 

考える為の判断材料の

整理整頓は大切です。

 

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面影を残しつつ新しく暮らしの環境をデザインする古民家リノベーション・リフォームから生まれる暮らしの味わいを心地よく、住む場所の価値と質を向上する家造り。

2024年08月11日 | リフォーム・リノベーション

面影を残す

リノベーションでの味わい。

リフォームやリノベーションの

価値基準にもよりますが

構造となる骨組みの柱や梁、

基礎などの構造部分を

できる限り生かしながら

耐震上の安全性を補いながら、

床下や天井や

壁体内の断熱性能と気密を高め、

内部は驚くほど

新たな姿に生まれ変わる事。

ご家族代々住み継がれてきた

古い家の面影を残すのも

また良いものだと思います。

 

特に古き良き和室に必ずあった

欄間や障子は、

今や同じものを買い求めることが

難しかった

新たに作ろうとすると

大変に高額になったりと、

とても貴重な存在です。

 

また、

経年変化によって生まれた

飴色の色彩も独特の風情があります。

 

新たな家となる空間にも

リフォームやリノベーションだからこそ

生まれる味わいを

考えてみることも暮らしの価値向上に。

深い味わいと

心地よい古民家空間を

暮らしの味わいに。

 

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建築確認・検査・審査省略制度の対象範囲が変わります、リノベーションやリフォームでも詳細な打ち合わせと工事中の変更の有無によって住まい手さんの入居時期との関係性も。

2024年02月08日 | リフォーム・リノベーション

リフォームやリノベーションの事、

建築基準法等、

法律に基づいて考慮していて

手続き不要だった内容にも

来年の4月から建築基準法が改正され、

今までやっていた

リノベーションが

手続き不要ではなくなる

ケースもあります。

 

建築の設計実務者界隈では

話題になっていますが、

実際にリノベーションを検討している

エンドユーザーさん(住まい手さん)にとっては、

全然知らない情報かもしれません。

 

工事業者さん、

リフォーム業者さんも

知らないケースもありますね。

 

勿論、構造やリフォームする内容

地域によって以前からも

手続きは必要でしたが

以前手続き不要だった

工事内容でのリフォームも、

2025年度からは

詳細を検討して

確認申請が必要になります。

 

まずは状況整理が先決です。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

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リノベーション、大体どれくらいのお値段で出来ますかというご相談も寄せられます、いつも営業トークではなくて本音でお話しをさせていただいています。

2023年11月23日 | リフォーム・リノベーション

 

リノベーション(リフォーム)って、

だいたいどれくらいのお値段でできますか?

というご相談もよく寄せられます。

※リノベーション案件での解体現場・解体工事で再度精密に現場を調査する事は重要

 

※床下調査をした際に不審だった部分も解体して調査して、このような状態を改善します(新しく基礎をつくる)

 

※リノベーション工事で基礎補強と土台補強・構造補強を含めたリフォーム

 

実際に僕のアトリエにも

新築に限らず、

リフォーム・リノベーションでの

ご相談に来られる方々も

多くいらっしゃいます。

 

※解体工事・解体調査前の和室の状態

 

※家全体のリノベーション計画なので細部まで解体時に調整と調査

 

※和室部分全体のリノベーションの完成状況・家全体のデザインと性能共に改善

 

様々な事情から

「リフォーム・リノベーション」を

皆さん検討されています。

※玄関ホール部分の解体工事・調査前の状態

 

※解体調査後の補強工事・柱や梁・筋交いといった骨組みの補強中の様子

 

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

 

暑さや寒さに関して改善を考えておられたり

設備機器類、キッチンやトイレ、洗面、

バスルームなどの老朽化、

建物の安全や構造の不安、

そもそも家族構成が変わり

住み方が変化している、

使い勝手が悪く感じるようになった等、

そのライフスタイルの変化や

建て物の経年経過・・・・・etc。

※建物外壁・外周部も補強のため解体して構造補強を施す工事・外観の仕上げも一新

 

実際に「したいこと」と

「するべきこと」によって

金額は幅広く変わるという事。

 

※既存DK+廊下+廊下奥のトイレ・浴室・階段等の位置を変えて間取りを一新する計画で現場調査と補強計画

 

※解体後の耐震補強工事+断熱材等の入れ替えで温熱環境・省エネ・リフォームも同時展開

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

ひとくちにリノベーション(リフォーム)

といっても、

どこからどこまでするか?

それによって金額は大きく変わります。

 

例えば、仮にトイレのリフォームを例にとっても

便器だけの設備的な交換

最近は節水型も多いので排水経路も

リフォームする

床や壁も含めて空間を一新。

断熱や遮熱を考えて

窓も入替またはリフォーム用窓の増設

逆に壁を増やして

耐震というように、

希望内容や行うべき工事内容が異なれば、

単純に「トイレ」といっても

金額も10万円台〜100万円台までと

値段も大きく変わってくるので、

一概に言えません。

※トイレスペースのリノベーション・配管ルートからも位置変更

 

僕の経験談からいえば、

節水型のトイレに入れ替える場合、

排水状態の確認や

排水パイプのルートや傾斜の確認、

見直しは「マスト」です。

 

節水ですから・・・・・。

節水型の便器内では流れても

排水ルートで流れずに

「場合によっては」という事もありますから。

 

節水は良い事ですが

トイレの使用時も

便器掃除の際も

流す回数は逆に増える事もありますよ。

余談ですが、

実際に節水型トイレを使用したり

トイレ掃除をすると

よくわかると思います・・・・・。

 

少し話しはそれましたが、

話をもとも戻すと、

同じ間取りであっても使う

「材料・素材・建材・設備・仕上げ」で

価格は変わります。

車のグレード等とよく似ています。

同じ車種でもその車種のグレードによって

価格も性能も車内の仕上げも

異なりますよね。

 

家全体のリフォーム予算によって

見た目はキレイな家に「新築そっくり」に

という場合もあれば、

本来の「リフォーム」や「リノベーション」を

行おうとする「手段」と「目的」を考えて

現在の内装や外装を解体をして

断熱や耐震などの性能もアップしたい

となれば、使う材料や設備、

窓の入れ替え箇所などによって

考え方も価格も・・・・工事期間も

変わるという事です。

 

いずれにしても、

見た目だけの

リノベーション(リフォーム)を行うのは、

後々余計に

費用がかかってしまうケースが多いです。

 

せっかく「リノベーション」や

「リフォーム」の

機会があり

改善を行うのですから、

しっかり今の状態を見据えて

「今」と「この先」を見越して

リノベーション(リフォーム)することを

おすすめします。

 

そのためには、

契約の為ではなくて

正直に内容について話し、

親身になって相談にのってくれる

不動産会社だったり

工事を行う事の出来る

適正な工務店を見つけることが大事です。

 

皆さんの仕事と同じように

不動産会社や工務店にも

得意・不得意がありますから。

 

正直でありつつ、

価格だけにとらわれずに、

しっかり現地を見たうえで

内容を説明してくれるような

価値観の共有も出来て

営業トークではなく「本当の事」を

話してくれる

「よい店」「よい会社」を見極めて、

後悔のないリノベーション(リフォーム)を

してください。

 

皆・・・「話すことが異なる」ので

判断を迷うとは思いますが

「結婚の決め手」のような状態を

想像すると

分かりやすいかもしれません。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

ホームページContact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■
  建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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最近ご相談の多い内容で 「空き家活用」について お問い合わせを受ける事もあります。リフォームやリノベーション・古民家活用でセカンドステージや週末住宅、遊び場計画も一つの価値観です。

2023年10月09日 | リフォーム・リノベーション

最近ご相談の多い内容で

「空き家活用」について

お問い合わせを受ける事もあります。

 

先々週も、古民家を活用しての

自分たちにとっての

休日の「遊び場」を

つくりたいというご相談案件が

入っていたり

事業活用したいとの

ご相談をいただいたり。

 

※古民家リノベーション・リフォームで生まれ変わった空間

 

そういう事もあり、

空き家の活用に

お困りの方へ・・・・・。

 

※古民家リノベーション・リフォームで生まれ変わった空間

 

大切にしてきた

実家や住まいもそうですが

空き家を活用したいけど

どうしたらいいか分からない。

 

そんなご相談が

徐々に増えつつあります。

 

※古民家リノベーション・リフォームで生まれ変わった空間

 

古民家活用もそうなのですが

日本の心地良い美がある空間を

テーマとして、

手間をかけた手仕事や

地域の美しさを

継承することも

大切に考えています。

 

先代からの思いを受け継ぎ、

空き家に再び生命を吹き込み

地域の魅力を活性化

する事も丁寧に提案しています。

 

用途は宿泊施設や

ギャラリー

週末住宅なども含め

飲食店や地域交流の場としてもそうですが

最近は「遊び場」としても

ご相談をいただくケースもあります。

 

勿論例えばですが「商店」や「事業活用」も

一つの考え方ですし

週末にのんびりする「セカンドハウス」や

「趣味を満喫する別宅」も

空き屋利用の価値観の一つです。

 

空き家を再活用したい

というご希望をお持ちの方は

お気軽にご相談ください。

 

古民家を中心に

中古住宅の再活用も

拠点活用の手法になります。

 

自然が豊かな場所も魅力だと思います。

対応地域

奈良市/生駒市/大和郡山市/天理市/宇陀市/桜井市/橿原市/大和高田市/香芝市/葛城市/御所市/五條市
生駒郡[平群町/斑鳩町/三郷町/安堵町] 北葛城郡[王寺町/河合町/上牧町/広陵町] 磯城群[川西町/三宅町/田原本町]
山辺郡[山添村] 高市郡[明日香村/高取町] 宇陀郡[曽爾村/御杖村] 吉野郡[大淀町/下市町/吉野町/川上村]

※奈良県外の場合もご相談ください。大阪・三重・京都・和歌山など、奈良県近郊も実績があります。
大阪府[枚方市/池田市/門真市/箕面市/松原市/堺市/八尾市/羽曳野市/富田林市/河内長野市/太子町/河南町/千早赤坂村/和泉市]
三重県[名張市/伊賀市]
京都府[精華町/木津川市]
和歌山県[橋本市/かつらぎ町/紀の川市/岩出市/新宮市/熊野市]
兵庫県[神戸市/西宮市/芦屋市/尼崎市]

 

 

空き家や古民家をご活用したい方は、

HPのお問合わせまたは、

DMにてご連絡ください。

 

いただいた情報には、

順次ご連絡をさせていただきます。

 

「和の心地良い美がある暮らし」をテーマに

フルリノベーション設計の提案。

 

ご提案するプランは

和の暮らしに長く親しまれてきた

素材や知恵を

大切にしています。

 

丹念な設計と

職人による手仕事により、

お客様や利用者様が

日々の生活の中で

特別な時間を味わい

暮らす事で

栄養を補えることができるような

空間設計を基本に。

 

新築、建替え、リフォーム
設計・建築相談
暮らしのインテリア
間取りの相談等
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Contact お問合わせ
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ご連絡ください。

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暮らしを豊かに環境を上質に変化させるリノベーション・リフォームに大切な性能の向上とデザインの向上という両輪の考え方、どちらも大切な意味を持っています。

2023年09月24日 | リフォーム・リノベーション

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※住まわれていた家屋をリノベーション・既存建物一部解体リノベーション

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※和室2間+縁側(広縁)を取り込みLDKとして庭も改修工事を施したリノベーション事例(性能向上も含むリノベ)

 

家造りの選択肢に新築や建て替えは勿論ですが

実家リフォームや中古住宅リフォーム

また・・・現在、

住んでいらっしゃる住まいの

リフォームやリノベーション等の選択肢があります。

※中古住宅購入時のDK+廊下・水回り周辺

 

※リノベーション解体中

 

※リノベーション完成後のLDK(元DK+廊下+水回り)

 

リノベーションやリフォームを行うならば

出来る限り暮らしやすい状態を

つくりたいと思いますよね。

 

しかし、デザイン性を重視しすぎると、

暮らしに対する良い環境、

快適な生活が送れなくなることもあります。

 

なので、デザイン性を重視しながら

リノベーション・リフォームを行う上で

気を付けたい点について少し。

 

まずはリノベーションや

リフォームの魅力についてご紹介します。

 

誰しもこんな家に住みたい

といった理想を

持っていることだと思います。

 

リノベーションでは、

新築のそれと同様に

空間全体のデザインはもちろん、

壁紙や水道の蛇口の形一つまで、

こだわりたいところを

全てデザインできます。

 

リノベーションでは

このような細部までこだわれるため、

理想的な家をカタチに出来ると思います。

 

コストを抑えられる

リノベーションは

中古物件を購入して、

理想の住まいを実現していくため、

新築を購入するよりも

費用を抑えられるケースも多くあります。

 

理想的の住まいを

実現しやすくなるうえに

コストを抑えられることは

大きな魅力だといえます。

 

ですが、

理想的なデザイン重視の

リノベーションで

気を付けたい点が存在します。

 

それは「機能性」を同時に考えた

デザインを施さないと

生活動線が不便になったり、

構造部分に手が回らなくなったり、

素材の特徴を

生かせなかったりしてしまいます。

 

特に、構造部分や設備の劣化や

洗濯を後回しにしてしまうと、

水漏れが生じることや

断熱性が不十分な家に

なってしまうこともあるため

注意が必要です。

 

デザイン性ももちろん重要ですが、

機能性を考慮しなければ、

どれだけデザインが良く

素敵な家であっても、

それぞれの価値観にとって

快適には暮らせませんから。

 

リノベーションする際には、

間取りの機能性や構造部分、

素材の特徴を考慮して、

機能性にも優れた家の目標を定める事が重要。

 

そして開放的な場所ばかり求めすぎると

本来必要な収納スペースが

足りないという事態にもなります。

 

空間デザインを優先する際に、

収納スペースを削ってしまうと

物があふれる家になってしまう

可能性がありますから。

 

希望の間取りや設備を取り入れるために、

収納スペースは

後回しになってしまいやすいですが、

生活の快適さや

普段いる場所に

どのような空間を広げるべきか?

家のきれいさを維持するためにも、

収納スペースは

自分たちにとっての最適解で

確保するように。

 

リノベーションを行う際は、

デザイン性も重要なのは勿論ですが、

住まい手である自分達が

快適に生活するために

価値観に応じた

機能性や収納スペースの確保が必要です。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
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家造りにも様々な選択肢とアプローチが存在します、例えば中古住宅を選択肢に物件探しをする場合の事、建築家目線だからわかる事もあります、理想的な暮らしを考える中古住宅。

2023年08月26日 | リフォーム・リノベーション

※リノベーション工事前・中古住宅購入時の外観

※リノベーション後外観

最近「問い合わせ」にて

中古物件のご相談が増えましたので

このブログ「blog」でも

そのことについて触れたいと思います。

 

中古の家は、

沢山あり様々な検討要素もありますから

探すのが難しいかと思います。

 

新築の注文住宅とは購入までの流れが異なります。

〇希望条件を決める

〇購入予算を決める

〇物件の情報を収集する。

〇内覧する申し込みをする。

〇ローンの事前審査を受ける。

〇売買契約をするローンを契約する。

〇残金の決済し引き渡しを受ける。

というのが簡単な流れです。

 

まずは、条件を決める事。

家族構成や通勤・通学の距離などのほかにも、

将来を見越して考えることが大切です。

エリア、物件タイプ、間取り、

価格、資金計画のバランスをとることが重要です。

絶対に譲れない条件と

妥協点を意識して、

予算の範囲内で叶う希望を

リストアップするように。

 

購入予算を決める事。

即金の場合もあるでしょうし

住宅ローンを

利用する事も有ると思います。

 

即金の場合は

その後中古住宅の購入後に必要になる

家具や生活のための準備

手を加えたい範囲を考えておく範囲も

十分に検討が必要です。

 

住宅ローンを利用する場合は

毎月の返済が無理なくできる金額を

設定する必要があります。

 

中古物件の購入は、

住宅ローンの融資額が低いことが一般的です。

物件の情報を収集する実際に、

リストアップした条件をもとに

物件を探し始めます。

探す方法は、以下の手段が一般的です。

〇インターネット検索

〇不動産会社

〇新聞広告

〇情報誌

〇知人の紹介等。

まずは、インターネットの物件情報で

相場感を知ることから

始めるのが良いかと思います。

 

いきなり不動産会社に行くのは、

おすすめしません。

相場観がない状態で不動産会社に行くと、

物件の価値がわからないため

判断の良し悪しがつかないためです。

 

情報収集する際の、インターネットと

不動産会社のメリット・デメリットは

以下のとおりです。

 

〇インターネットの場合でのメリット

時間と場所を選ばない

利便性・膨大な情報量 

〇インターネットの場合でのデメリット

未公開の情報に対応できない

情報にタイムラグがある

 

〇不動産会社窓口の場合でのメリット

希望に沿った情報が得られやすい

情報の鮮度がよい

 

〇デメリット

複数の店舗に行くのが大変

比較的契約を急かされる

 

ほかにも色々とあるのですが

ひと先ずはそれ位のところで。

担当者への質問が具体的になり、

より条件のよい物件に出会える確率も

高くなります。

 

建物を実際に見学(内覧)をすると、

ネットや紙媒体ではわからなかった

詳細を見ることが出来ます。

 

ただし・・・実際に内覧すると、

見えることに集中してしまい

大事なことを見落としがちです。

 

事前にメモしておくことをお勧めします。

 

具体的なチェックポイントは、

建物のみに限ると

以下のとおりです。

 

窓の位置・間取り・内装・水回り・床の歪み

基礎や外壁

気になることは、

同行する担当者に質問した方が良いです。

担当者の対応を見れば、

仲介業者の質がわかります。

 

購入したい物件が見つかったら、

売主に買う意思を伝える「申し込み」を行います。

正式な契約ではありません。

申し込みは、

物件を購入する優先順位を示すものです。

 

購入する意思を明確にするため、

金額や条件をはっきりさせ

口頭ではなく書面で行います。

最初に申し込んだ人が、

その物件の購入を優先されます。

仲介業者によっては、

申込金が必要になる場合があります。

 

次に ローンの事前審査を受ける。

物件の購入に

住宅ローンを組む場合は、

事前に金融機関の

審査を受ける必要があります。

 

購入時に審査がとおらないと、

お金を用意できないため

事前に行います。

 

審査対象は以下のとおりです。

 

信用情報・返済能力・物件の価値・収入

勤続年数・健康状態など。

 

事前審査と本審査を通過すると、

融資が受けられるので

売買契約が結ぶことになります。

住宅ローンの選び方については、

各金融機関により資料が異なるので

窓口となってくれる不動産会社に

問い合わせする事がよいです。

 

色々な状況を加味して

複数の中から選択肢を出してくれると思います。

 

実際に購入する際に重要なのが

売買契約となります。

 

住宅ローンの事前審査を無事に通過したら、

購入前の重要事項説明を受けることになります

 

即金の場合も同じく

購入前には事前の説明として

重要事項説明という時間があります。

仲介業者は、

購入物件の契約前に

重要事項を宅地建物取引士が説明する義務があります。

物件そのものの説明や法律的内容についてです。

引越しが多い1〜3月は金融機関の繁忙期で、

審査に時間がかかるので

注意したほうが良いです。

 

引き渡しに立ち会う人は

売主

買主

仲介業者

融資を受ける金融機関の担当者

司法書士となります。

 

同席した司法書士が、

登記に必要な書類を作成します。

 

プロに相談すれば、

より詳しい中古物件購入の流れを

教えてもらえます。

中古住宅を買うまでの流れだけでなく、

住宅ローンや返済シミュレーションも

一緒に行ってもらえます。

 

少し見方を変えて

中古の家を買う前に確認すべき事柄。

中古住宅は、

物件価格が新築より安く、

選択肢が多いのが魅力です。

 

しかし、物件選びを間違えると

設備の老朽化や修繕で

多額の費用がかかります。

庭などについても同じです。

買ってから後悔しないために、

しっかりチェックしておくように。

 

例えばですが

物件が売られた理由や

耐震基準、住宅周辺の環境について、

建築基準法による状況等。

 

転勤や家族構成の変化、

一般的な老朽化によるものであれば

問題ありません。

 

売却理由が、

以下のような場合であれば

注意が必要です。

 

事件・事故ご近所トラブル

住宅・地盤などの欠陥・・・・・。

不動産仲介業者に聞くと、

教えてくれるはずです。

 

売られた住宅に住む人が、

心理的に不安や不快を感じる理由は、

法律で告知する義務があるので

積極的に確認すべきです。

 

耐震基準耐震基準は、

地震が起きたとき

住宅が損傷しにくい耐震性を示した基準です。

1981年に改正され、

新耐震基準の家は

震度6〜7の地震でも出来る限り

安全性を確保できるようなつくりになっています。

 

大きな地震を経験するたびに、

基準が厳しくなっていくんです。

基準に満たないときは、

住宅の基礎や壁・柱などの補強工事を実施して

クリアするケースもあります。

 

住宅周辺住むうえで、

生活環境は重要な要素です。

 

住宅を購入すれば、

周辺の環境が悪くても

住み続けなければなりません。

購入する前に、

物件の周辺をチェックを済ますように。

生活時間帯・治安・駅や学校へのアクセス

日用品の買い物場所・緊急時の避難場所

公共建物や施設・病院や診療所

悪臭や騒音

人によってはお墓や高圧線・焼却炉などの有無。

救急車や消防車両が入れるのか?

最近ではファザードマップも簡単に閲覧できるので

それらも参考に。

 

時間帯を変えて複数回行くと、

違った状況を確認できます。

天気の状態、平日や週末によっても

現地の状態も変わりますから。

 

建築基準法の事など。

中古物件の中には、

売主がリフォームや増築した物件があります。

費用が抑えられるからといって、

リフォーム済みの物件を

契約する際には注意が必要です。

 

違法建築だと、

場合によっては

融資が受けられないこともあります。

 

建築物には、

敷地面積に対する床や建物の面積

高さなどが建築基準法で決められています。

仲介業者に、

建築確認の有無や検査済証があるか、

何か対策はあるのかを必ず確認するように。

 

中古の家を買うときの注意点で

中古物件は理想の家が安く買える反面、

トラブルが多いのも事実です。

 

中古物件を買うときの注意点をもう少し・・・・・。

購入予算の注意点。

内覧時の注意点

売買契約に関する注意点。

購入予算の注意点中古物件は、

新築よりも安くマイホームが買えるため

予算を低く設定しがちです。

諸費用も考慮して予算を決めることが重要です。

 

住宅の購入には、

家の価格以外にも

不動産登記費用や仲介手数料などの諸費用や、

忘れがちな引越し代などがあります。

 

建物や設備が古く、

リフォームや買い替えなどがあると

費用が増えます。

 

元々リフォームや

リノベーションを見込んでいる場合でも

中古物件は新築よりも諸費用が多くかかります。

予算を超えてしまわないように、

物件以外の費用を算出しておくように。

 

 

良い意味で理解が深まれば、

物件探しの質が上がり理想の

マイホームを手に入れる事が出来るようになります。

※中古住宅購入時の玄関ホール

 

※リノベーションを施した玄関ホール+間取り・各部屋への動線整理

 

※中古住宅購入時のDKの状態

 

※現場解体リノベーション工事の最中

 

※DKをリノベーション後のLDK・構造補強を行い間取りを拡張

 

じっくりと予習して

適切な窓口を選択してみてください。

※中古住宅購入時の和室8畳+縁側

 

※リノベーションを施した和室8畳+縁側

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
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お問い合わせフォームから
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もとある暮らしの空間を残しつつ新しい暮らしの選択肢としてリノベーションの設計デザインで環境を整えて暮らしと時間の豊かを手に入れるように。

2023年08月01日 | リフォーム・リノベーション

よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。

マイホーム(注文住宅)の計画をする際に

色々と気になる事もあるかと思います。

 

リフォームやリノベーションのこと。

※一階全体でのリノベーション計画・こちらのエリアは元和室4間続きと縁側(広縁)部分を解体+補強

 

僕が考えるリフォームや

リノベーションとは

家に暮らしを合わせるのではなく、

暮らしに家を合わせる事。

※和室と縁側(広縁)を優雅なLD空間に・庭も風景としてリフォーム

 

程よく融合する距離感。

 

計画を練る際に

大切にしていることは

住まい手さんの「ライフスタイル」です。

※解体途中の様子・和室4間+縁側(広縁)+廊下+階段+LDK部分

 

「子供とどう関わっていくのか」

「家族で大切にしている時間は何か」

「5年後、10年後、どんなライフスタイルが理想か」

ということです。

 

暮らし方は千差万別です。

※和室部分の名残を活用して間接照明で欄間を間接照明に活用・壁の裏側は和室2間を旅館のように有効活用+階段をリビング階段とし延長距離のあるLDK空間へリフォーム

 

だからこそ、

しっかり想いを共有することが

大切だと考えています。

 

おしゃれな雰囲気だけど、

なんか暮らしにくいよね。

となってしまっては、

元も子もありませんから・・・・・。

 

家造りの際に僕は行う事は、

まず話を聴くところから始まります。

※キッチンから眺めるダイニングエリアとリビングエリアを緩く仕切るリビングアクセス階段(もともとは分断された階段室・廊下だった部分をLDKに取り込む間取りデザインに)

 

住まい手さんの

暮らしはどんなものなのか?。

将来的にどんな風に生活が変わっていくのか?。

現在何に困っているのか?

不自由な状態はあるのかないのか?

 

掘り下げて拡張して

ロジカルにもラテラルにも

聴き込んでいきます。

 

少し書いていただく「現状把握」のような

所謂「問診票」のような

「暮らしのアンケート」も

そういった意味で書いていただき

家族の中で共通点があるのかないのか?

考え方の差の有無など言葉からと文字から、

そして・・・・今まで住まい手さんが

家造りの計画し始めて

考えたり話したりしたことのない内容まで。

 

そうして見つけた

住まい手さんご家族にとっての

「暮らし」を空間というカタチにしていくのが、

住まいの設計というか

暮らしを設計する

建築家としての仕事です。

 

そして新築ではなくて

リフォームやリノベーションという選択肢。

 

自分の好みに合わせて洋服を選び、

好きな食べ物を食べているのに、

衣食住の「住」だけは

我慢して暮らしている。

 

そうはならないように・・・・・・。

 

今ある家を良さを引き継ぎながら

しっかりリノベーションしても

新築の注文住宅よりも

良い空間・家族に馴染む

空間になる事も

設計の創出による工夫や技術。

 

さらにリノベーションでは、

自分たちの暮らし方に合わせて、

自分たちのセンスを加えながら、

どんどん空間価値を

上げていくことが可能です。

 

無理をせず、

こだわりの住まいを実現する魅力です。

 

大切なのは全体の計画。

 

リフォームする事、

新築する事を目的として

考えるのか

それともリフォームや新築を

行った結果で

どのような暮らしや時間を

得ることが出来るか?

という事をイメージするように。

 

そうする事で自分らしい暮らしが実現します。

 

意味のある時間の最大値と適正化を

暮らしの中にデザインしてみませんか?

 

暮らしをもっと自分らしく。

 

◻︎住宅相談など各種お問い合わせは

ホームペ―ジ(WEB)問合わせより

受け付けております。

 

※すでにご予約が入っている日時がありますが

ご希望の日時がございましたら

ホームページ(WEB)問合わせ又は

インスタグラムのDMよりご連絡下さい。
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