奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

間取りと片付けと整理整頓、間取りに対する意識面・生活環境と暮らしの文化、整理整頓をデザイン設計する際に大事なのは理想や憧れ、そして現在の暮らしの環境と現実での生活環境の見直し。

2024年01月22日 | 家 住まい 間取り プラン

 

住まい造りの事色々と。

注文住宅での

新築やリフォームの際、

悩む事も沢山あると思います。

 

※外観検討CG

 

家の片づけ空間は

屋内の部屋部分もそうですし、

家全体で考えると

屋外空間での

収納整理スペースも大事。

ガレージ周辺や、

庭の掃除道具なども

集約させたり分散させたり

土間、玄関収納と

連動させたり・・・・etc。

 

ガレージの位置も

出入りだけではなくて

収納と生活動線を

意識しておく事も大切。

 

つまりは暮らしの

空間全体でのバランスの質。

 

 

※間取り検討鳥瞰図CG

 

 

家の間取り、平面的計画と

リンクさせて設計デザインに

反映させるべき事。

 

収納、片づけ、整理整頓と

スッキリした場所、

LDKや生活空間の

心地よさと生活習慣。

 

収納力だけではない部分での

整理整頓

掃除等をしやすい家の

間取りと設計デザイン・・・・。

ひとそれぞれの「生活の基準」と「癖」。

 

※間取り検討鳥瞰図CG

 

 

憧れや理想だけではなくて、

現在の暮らしと

生活内容の整理整頓から。

 

理想と現実の

ギャップを間取りの中に

落とし込みつつ

整理整頓をデザインする事は

暮らしやすさと

収納の充実化された住まいに

近づきますからね・・・・・。

 

玄関周辺に

ファミリークローゼットを

考えたり、

LDKにモノが溢れないように

片付け空間を隣接させたり、

人の往来の場所に

収納を計画したり

寝室や個室だけに

収納を集約したり

各家邸の生活と

暮らしの文化から

考えるべき

間取りと片づけの関連性・・・・・。

 

キッチン近くの

パントリーや

各居室(個室)からの

共通の収納部屋等。

 

 

※間取り検討鳥瞰図CG

 

住まいと暮らしの

空間をシンプルに

使い勝手よく考えると、

毎日の暮らしも

シンプル化

されていきますよね。

 

モノを片づける

整理する意識。

それだけで掃除が

楽になりますから・・・・・。

 

例えば・・・・・。

不要品の処分、

整理整頓、 収納、

片付け、掃除という流れ。

 

 

掃除が大変なのは

片付けができていないから。

 

片付けが大変なのは

収納ができていないから。

 

収納が大変なのは

整理整頓が

できていないから。

 

整理整頓が

大変なのは

不要品の処分が

済んでいないから・・・・。

 

 

つまり、

片付けや掃除は、

整理整頓から

スタートするという事。

 

整理整頓ができていれば

モノを収納するのはラク。

収納ができていれば

散らかったモノを

片付けるのもラク。

片付けができていれば

余計なモノが床や

テーブルにないので、

掃除もラクですよね・・・・・。

 

 

整理整頓された家は、

なかなか散らかりません。

なぜなら

片付けるのがラクだから。

 

そういう意識を持つことも

大事ですけどね・・・・・。

 

整理整頓を極めれば、

床やテーブルに

余計なモノがなくなるので、

掃除もラクになります。

 

では、究極の

整理整頓とは何でしょう。

 

それは、

使うモノを使う場所に

使いやすく置くこと。

美しく見せることより、

使いやすくすることが大事。

極論ですが・・・・・。

 

毎日使うフライパンが、

押入れの中にあったら

面倒ですよね。

 

リビングのテレビのリモコンが、

キッチンの食器棚にあったら

面倒ですよね。

 

使う場所から

だいぶ遠いイメージですから。

 

ですが、

ここまでではなくても、

生活をしていて面倒だな、

と思う行動があると思います。

 

そこにはきっと、

随分と無駄な

動きの誘導があるのです。

 

例えば、

封筒を切るためのハサミ。

 

郵便物を開けたり

置いたりする

場所の近くにありますか?。

 

ゴミ箱も近くにあると

不要な手紙をすぐに

捨てられます。

 

他には、ゴミ袋のストック。

これは、

ゴミ箱の底に入れておくと

便利ですね。

 

とにかく、

使う場所の近くに

置くということが基本です。

 

 

全てのモノを手を

伸ばすだけで

届く距離に置ければ、

これだけで

生活がグンとラクになりますが、

その辺りは

現実的なモノゴトも考えつつ。

 

 

よく使う調味料の位置、

ゴミ箱の場所、

よく読む本の場所などを、

本当にここでいいのかと

問い掛けながら

間取りのバランスを考える様に。

使いやすい場所を

人の動き、人の行動に合わせて

見つけるように。

そして行動心理と

普段からの癖も

リンクさせながら・・・・・。

 

間取りを整理する際には

日常生活、

現在の暮らしを先ず「思い出し」、

何が困っていて、

どんな行動をしていて

結果・・・・何が

起こっているのかを

整理整頓するところから

家づくりの計画を練る事が

大切ですからね。

 

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模様替えや増改築について

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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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間取りと暮らし、過ごし方の価値が充実するように、注文住宅の新築やリフォーム、家造りの検討時に大切な暮らしについて考える事を丁寧に、暮らしの意味をカタチに。

2024年01月22日 | 家 住まい 間取り プラン

 

住まい造りの事色々と。

注文住宅での

新築やリフォームの際、

悩む事も沢山あると思います。

※住まい造り前に行うアンケートの一例

 

最初に思い浮かぶ

大きな枠組みとしては

間取りで後悔したくない。

 

という方も多いのでは?。

間取りで後悔しないために

ある程度ご家族でも

考えておいた方が良い事。

 

勿論、どのような「つくり手」の窓口に

依頼するのか?

によっても随分異なりますが

参考までに・・・・・。

 

注文住宅で家を建てる醍醐味は、

法律から逸脱しない内容であれば

自由に間取りを

決められることです。

 

しかし、

自由に間取りを決めらることで、

新たな後悔がうまれてしまう

という可能性があります。

 

後悔が生まれる原因としては、

1,どんな暮らしがしたいのかが

  明確でない場合

2,施主側(住まい手)・建築会社側(つくり手)の

  知識不足 

3,意思疎通がうまくできない

等があります。

 

どんな家にするべきなのか?

明確でない問題への対応案として

まずは書き出してみる事。

どんな家にしたいか?

なんの為に家を建てるのか?

ということに主眼をおいて、

理想の家のイメージや

現時点で困っている事

条件等を紙に

書き出してみてください。

 

理想の家のイメージの例として

 

○LDKを中心に家族が近くに感じられる家

○家事動線が短く、

家事がしやすい家

○バリアフリーで

○将来も住み心地が良い家

 

条件の例としては

○予算は○○○○万円、

○デザインを重視する、

○性能は大事

○断熱は○○

○坪数は○○坪程度、

○平屋、

○部屋は3LDK、

○趣味の部屋は○○帖程度は欲しい、

○和室の有無、

○収納の得意不得意

等、思いつくことで構いません

その次に、

家族で話し合いながら

お互いで大事なところは何か

認識を共有させる。

ここは、かなり重要なところです。

 

自分にとって

一番大事なところでも

家族にとっては

大事ではないかもしれない。

 

また反対に、

自分がどうでもいいと

思っていたとしても家

族にとっては、

大事なことかもしれない。

 

家族や夫婦で

お互いに認識が

共有できていなければ、

結果的には、

どんな暮らしがしたいのか

考えていない人と一緒です。

 

施主側(住まい手)・つくり手(建築会社等)の

知識不足。

 

最初は誰しも

間取りの知識は持っていません。

まずは、情報収集も大切です。

このブログ記事を

読んでいるということは、

既にあなたは、

情報収集ができている人

なのかもしれません。

 

つくりて側に

建築の知識や

建てる技術が備わっていても、

生活や暮らし、

趣味や家庭事情等に対する

知識や理解力がなければ

家造りはうまくいきません。

 

キッチンを普段から

実際に使わない設計者や

間取りの担当者に

建築計画論だけで

キッチンやLDKを考えてもらうのは

かなり危険です。

 

洗濯や家事、

家での暮らしも同じです。

 

建築とは体験に偏るものです。

家の掃除や片付け、

ゴミ出し等をしない人が

キチンとした暮らしを

整える事が出来るのかどうかは

疑問ですよね。

 

建築のプロが

家や暮らしのプロとは限りません。

 

最後に住宅会社や

建築会社等と

意思疎通がうまくできない問題。

 

これはリテラシーの問題で

皆さんも

それぞれご自身の

仕事をされていて

上司や同僚、

部下や取引先、

日常生活でも様々なタイミングで

そんな場面に直面していませんか?

 

いくら話し合っても

意思疎通が出来ない場合

普段皆さんはどうしていますか?

勿論社内の場合や

取引上のケースでも

担当者を変えてもらったり

色々と良好な関係で

取引が出来るように

試行錯誤しますよね。

 

家造りも同じですよ。

 

最良の家造りの

パートナーと出会えるように

価値観や

距離感の話しは重要です。

 

暮らしの事を

きちんと話し合える

住まいづくりのパートナーを

見つけてください。

 

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