質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す
暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※対面式キッチンのあるLDKに設けたカウンター横の収納スペース
心地よく日常を暮らす空間。
住まいはそんな場所で
ある事によって、
過ごし方の質も
気持ちの余裕も変化します。
※対面式のI型キッチンの横に設けたパントリー兼収納スペース(写真奥側)
視界に入る部分が
気持ちよく感じる為には
一般的には「すっきりしている事」が
望ましいかも知れません。
※趣味室として設けたロフトスペース(コレクション陳列収納)
※趣味室として設けたロフトスペース(コレクション陳列収納)
そういう事で考えると
心地よく住まいを感じるには
「片付け」が必ず連動してくると
考えた方が良いかと思います。
暮らしの環境と整理整頓のしやすさ。
そして、
その話をする際に、
モノと人の関係軸として
片付け上手な人
片付けの下手な人の違いも
関連が重要となってきます。
付けが下手な人の特徴としては
全てが当てはまる訳ではありませんが
要らないものを捨てられない・・・・。
というところ。
「いつか使うかも」とか
「思い出が有り捨てられない」などの
様々な思いが重なり
捨てる勇気が出せないでいます。
片付け場所がシンプルではなく
複雑になっているという事も
間取り上の難点
だったりする事も有ります。
物が整理されないまま
あちこちにあるので、
一見片付ているようにみえても
なかなか探せなかったり、
同じ物が
いくつも出てくる事も
よくあるかと思います。
使い終わったものが
そのままになっている。
使い終わった時に
直ぐに元に戻せばいいのに
「後から戻そう」とか
「またすぐ使うし」とか
理由を付けてそのままに
なってしまっている事もあるのでは?
片付け上手といっても
実は整理整頓の仕方にも
種類が沢山有り
サイズで区分する場合
使い勝手で区分する場合
物の出し入れの頻度で区分する場合等
様々な区分が存在していて
多くはその区分の仕方と
実際に運用している
区分の仕方が繋がっていない事が
多いかと思います。
一方で、
片付け上手な人は、
まず物を見直すことから
始めています。
また、空間の有効利用を考え、
自分が使いやすい、
動きやすい空間をイメージしています。
よく整理収納のお話しにも
出ていますが
基本的には
まず3つに分類する事・・・・・。
片付けたいモノを全部出して、
「今使っている」
「今使っていないから処分」
「使っていないけど処分に迷う」の
3つに分けます。
使っていないけど処分に迷う」モノは、
「迷う」という判断が
できていると考えます。
袋や箱にひとまとめにして、
目につく場所に置いておきます。
すぐには捨てられなくても、
「なくても困らない」と気付けると、
ある程度は
処分することが出来ます。
そして「今使っている」と判断したモノだけを、
もとの収納場所に収めていきます。
特によく使っているモノを、
一番手の届きやすい場所に
収めておきます。
使用頻度の低いモノは、
高い位置や収納場所の
奥の方でも問題ありません。
ものを循環させる事としては
「使ったら戻す」と
「ひとつ買ったらひとつ減らす」
という2つのやるべきことがあります。
「使ったら戻す」については、
当たり前といえば
当たり前なのですが、
モノを出して使い終わったら、
元の場所に戻すという作業です。
「ひとつ買ったらひとつ減らす」は、
買物の前に処分するモノを決めておいて、
新旧を交換させるつもりで、
家の中のモノの
総量を増やさないようにすることです。
不用品の処分は、
決してむずかしいことではなくて
自分にとって
家族の暮らしにとって
不必要なものを手放すことで、
空間にも余裕が生まれて
「片付け」が段々と
簡単になっていきますから。
多くのモノを
一度に解決しようとせずに
段階を踏む事が大切。
暮らしの空間に余裕が生まれる事で
解決出来る問題も
いろいろとあるかと思いますよ。
家づくりの新築やリフォーム
だけではなくて
模様替えや空間の使い勝手を
整理整頓する事で
日常を見直してみませんか?
過ごす場所の状態が
良い意味で変化する事により
生まれる効能も大きいですよ。
家時間での過ごし方も
上質な空間に。
住まい手さん自身の
現状把握という時間。
暮らしの環境は「それ」で
良い意味で大きく変わりますよ。
暮らしの現状を見直しはながら
実情を冷静に見つめる為の
事前の検証の時間を丁寧に。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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