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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

平屋でかなえる上質で心地よい暮らしの提案、住まいの設計を考える際に大切な過ごし方の根本的な背景を丁寧に、過ごす空間で変化する心地と人生観も住まい造りには大切な要素、暮らしと心地の美学と本質を丁寧に。

2025年04月10日 | 設計の事デザインの事

平屋で叶える

小さな家の暮らし。

※山小屋と古い駅舎をイメージに住まい手さんの価値観を羽根井下平屋の住まい過去提案事例

 

 

心地よさと

機能美を兼ね備えた

住まいとは。

 

都市部の喧騒を離れ、

自然との距離を

近づける暮らし方として、

「小さな平屋」も

選択肢の一つかと思います。

 

近年は平屋に対する

多様な価値に気付き始めた人も多く

二階建て住まいを

平屋にリノベーションを施す

というケースもあります。

 

勿論最初から「平屋の新築」で

計画するプランも。

 

限られた空間の中に、

家族のぬくもりや

自分らしさを凝縮しながら、

開放的で豊かな暮らしを

実現する。

 

平屋住宅の

最大の魅力を考えるように。

 

しかし、

コンパクトな平屋住宅には、

夢だけでなく、

計画段階からの

慎重な検討も欠かせません。

 

平屋ならではの魅力と

現実的な課題、

そして快適な住まいを

築くための

建築家目線の工夫やヒントを、

わかりやすく

書いてみたいと思います。

 

平屋という選択がもたらす、

心豊かな暮らし。

 

「平屋」と聞くと、

どこか懐かしさと

落ち着きを感じる方も

多いのではないでしょうか。

 

階段のないフラットな構造は、

子育て中のご家族から

シニア世代まで、

幅広いライフステージに

対応できる柔軟性を持ちます。

 

必要なものだけに囲まれて暮らす

というシンプルで

本質的なライフスタイルを

体現する住まいにも

寄り添うカタチに近くなります。

 

広さよりも

心地よさを重視し、

自然との一体感を味わいながら、

日々の営みを

大切に育む暮らし。

 

限られた面積を

最大限に活かす、

間取りの設計。

 

平屋においては特に、

設計の質が

暮らしの質に直結します。

 

例えば、

廊下の面積を極力減らし、

その分LDK

リビング・ダイニング・キッチンに

ゆとりを持たせることで、

空間に広がりと

明るさを与えることができます。

 

また、

天井高の工夫や

勾配天井の採用も、

視覚的な開放感をもたらす

テクニックの一つです。

 

限られた床面積の中でも、

上下方向、

または左右の水平方向に

空間の余白を設けることで、

圧迫感のない

快適な居住空間が

実現します。

 

家具と収納の融合が、

暮らしの美しさを整える。

 

平屋に限らず、

住宅で重要となるのが

収納計画です。

 

特に平屋は

ワンフロアで完結するため、

「隠す収納」と

「見せる収納」のバランスが、

暮らしの整え方に

大きく影響します。

 

壁面収納や造作棚、

床下収納などを取り入れ、

デッドスペースを

資産に変える工夫が

必要です。

 

また、

ベンチ一体型の収納、

昇降可能な吊り戸棚、

可動式パントリーなど、

空間と一体化した

収納家具の導入により、

生活感を抑えつつ、

美しいインテリアを

保つことが可能です。

 

光と風が織りなす、

自然との共生空間。

 

平屋を豊かにする上で

欠かせないのが、

外側とのつながりです。

 

開口部(窓)を

効果的に配置し、

太陽光や風、風景等

を室内に取り込む設計は、

持続可能な暮らしを支えます。

 

方位を考えて計画する窓、

高窓(ハイサイドライト)等を

設けることで、

1日を通じて安定した

採光が得られ、

風の通り道も

確保できます。

 

さらに、

軒の深さを調整すれば、

夏の強い日差しを遮り、

冬は暖かな陽射しを

取り込みつつも

風景を操る視界を

楽しむことが出来るようになります。

 

プライバシーを確保しながらも、

閉塞感を抱かせない設計は、

設計のプロセスの中に

暮らしをどう盛り込むのかで

随分変わります。

 

外と内が繋がる、

もう一つの暮らしの舞台。

 

平屋となる事で

環境の考え方の中に

「余白」をどのように設計するのかにも

心地よさの差が生まれます。

 

ベランダやウッドデッキ、

そしてちょっとした

庭のスペースを設けることで、

内と外がシームレスにつながる

「第二のリビング」が生まれます。

 

晴れた日には

朝食を外で楽しんだり、

夕暮れ時に家族で星を眺めたり。

 

季節の移ろいを

心と肌で感じることで、

住まいそのものが

“暮らしの舞台”へと

変わっていきます。

 

コストを抑えつつ、

美しく建てる工夫・・・・・。

コンパクトな平屋は、

一見コストが安く

済むように思われがちですが、

建材や仕様によっては

二階建てよりも多く

費用がかかることもあります。

 

そのためには、

「コストのかけどころ」と

「省くところ」の

メリハリが重要です。

 

屋根や基礎部分などの

構造はシンプルに、

内装は自然素材を取り入れて

上質感を演出するなど、

限られた予算でも

「豊かさ」を感じられる設計は

十分に可能です。

 

また、

地場の工務店や

プレカット住宅メーカーと

連携することで、

費用対効果の高い住まいが

実現しやすくなります。

 

変化を受け入れる、

柔軟性ある住まいづくり。

住まいは

暮らしの変化に

柔軟に対応できることも

大切です。

 

家族構成の変化や

在宅勤務の増加、

趣味のスペースの拡張など、

「将来の拡張性」を意識した

設計にしておくことで、

長く愛される家になります。

 

可動式の間仕切りや

フレキシブルな空間の配置は、

数年後の暮らしの変化に

しっかりと対応できます。

 

平屋がもたらす、

シンプルで豊かな日々。

 

平屋での暮らしは、

住空間に制限があるからこそ、

「本当に大切なもの」に

気づかせてくれます。

 

間取り、光、風、素材、収納

その一つ一つにこだわり、

設計の美意識を

重ねることで、

限られた面積の中にも、

無限の豊かさが宿ります。

 

家は単なる建築物ではなく、

生き方そのものを

映す鏡です。

 

平屋で、

自分らしく、

自然と調和した

シンプルな暮らしを

始めてみては

いかがでしょうか。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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家事と育児を両立しながら過ごす子育て世代夫婦のための住まいの新築計画、和モダン住宅と北欧モダンのイメージを楽しみつつ家族と自分の時間を大切にする心地よい間取りと暮らし方を。

2025年04月07日 | 設計の事デザインの事

間取りと

暮らしのつながりを

心地よく。

イメージ平面図と鳥観図を見ながら生活動線と暮らしの趣を打ち合わせ

 

和モダン住宅の構成で叶える、

子育て世代の

“ちょうどいい暮らし”

 

「家を建てようか」

その言葉の裏には、

数えきれない

日々の小さな

積み重ねがあります。

 

子育ての真っ最中

時間に追われながらも、

少しでも家族との

時間を大切にしたい。

 

家事と育児を両立しながら、

夫婦それぞれの

「自分の時間」も持ちたい。

 

そんな中での

「家を建てる」という選択は、

ただのマイホーム新築では

ありません。

 

それは、

家族としての暮らしを

どう築いていきたいか

という問いかけ

そのものです。

 

間取りのなかに重ねる

暮らしのプランと

リアルな生活への思い。

 

いつもそういう

シーンから

見えてくるのは

暮らしやすさとは何か。

家族のつながりを

どう育むべきか・・・。

という本質的なテーマ。

 

間取りがどのように

「子育て」や

「家族の時間」に

影響するかを

掘り下げるように。

 

ちょうどいい距離感がつくる

家族のつながり。

 

リビングは広く取りたい。

でも開放しすぎると

単調になるかもしれない。

 

広い空間もほしいけど、

床に物を置いたりして

生活感は

出したくない。

 

そんなご相談内容も

踏まえながら

“つながり”と“独立性”を

両立した間取り提案。

 

外観は建築予定地が

風致地区や歴史的風土保全区域

計画保全等の対象地

という事もあり

規制内容に沿った

瓦屋根の和風住宅となりますが、

和モダンの美意識を

持ちながら

室内空間は

ジャパンディな解釈で

心地よさを。

 

たとえば

リビングと畳の間には、

あえて視界を調整する

スクリーンの役目を持つ

格子を。

 

陰翳礼讃のように

明るさと暗がりと

空間に濃淡の意識を

デザインしながら、

開ければ

広々とした

一体感が生まれるように。

 

このゆるやかな

視界の仕切りが、

空間を良い意味で

家族の気配を感じながらも、

それぞれが

自分のことに

集中できる距離感を

生み出してくれます。

 

和モダンと北欧モダンが

程よい距離感で

融合する

ジャパンディな揺らめき。

 

素材感──床、壁、

窓越しの光、

格子などの

緩衝帯による

視界や要素の調整が

空間に落ち着きと

品を加え、

家全体に

“静かな安心感”が

生まれます。

 

子どもの「育ち」と

「暮らし」が

自然につながる設計。

 

小さな子どもがいる

家庭にとって、

家の中の“動線と導線”は

とても重要。

たとえば…

・朝の支度がスムーズにできる洗面→クローゼット動線

・キッチンから子どもの様子が見える対面型設計

・お昼寝や遊びにも使える畳スペースのある和室

 

これらはすべて、

「親の安心」と

「子どもの自立」の

バランスを考えた結果です。

 

「おもちゃはここ」

「着替えはここ」

子どもも自分で動ける工夫

 

収納の位置や使い方も、

ただ“しまう場所”

としてではなく、

暮らしを育てる仕組み

として設計。

 

リビングの収納には、

子どもの手が届く高さに

カゴを設けて、

「自分でお片付け」が

自然に身につくような

間取りの工夫も検討中。

 

教育は住まいから始まる

という言葉の通り、

子どもの成長を

空間が後押しするような

設計が理想だなと

子育て環境の中には

そんな考え方も。

 

子育て中の

夫婦に限った

話ではありませんが、

家族でいる時間

ふたりでいる時間と

ひとりでいる時間の

すべて大事だと

いつも考えています。

 

リビングもそうですが

「読書スペース」や

「ワークスペース」も

そういう考え方を

反映させています。

 

リビングの一角に、

ちょっとした

造作カウンターを設けて、

読書や趣味の

時間が取れるように。

 

一方で、

パブリックなゾーンには

専用のミニ書斎を

配置したり。

 

日中は家族で過ごす

空間であったり、

場合によっては

家事室やワークルームに

変化して

夜はちょっと

一人の時間を持つ場所に。

 

和モダンと融合する

北欧デザインの

インテリア空間と

程よい静けさの中で、

自分の時間を

静かに楽しむことが出来る

空間があるという事、

そして

家族の好みの環境あるという事が

家にいる時間を

豊かにします。

 

家事ラク動線

×

収納設計

暮らしの余白が生まれる家。

 

毎日忙しい

子育て世代だからこそ、

家事をしやすい

間取りの設計は重要です。

 

間取り提案の中には

時短と快適を

同時に叶える

動線設計も中心に考えます。

 

玄関→土間収納→パントリー→キッチン

買い物から帰ってきたあと、

そのまま荷物を持って

パントリーに直行できる

「裏動線」を確保。

 

大事なのは

家の中だけではなくて

玄関の外から続く

駐車スペースも。

 

洗濯→干す→しまうを

単純な動線で

完結するように。

 

洗面脱衣室の隣に

室内干しスペースと

ファミリークローゼットを

設けることで、

洗濯物を置く場所を

動線や導線の中に

取り入れる。

 

これだけで、

毎日の家事ストレスが

ぐっと減ります。

 

和モダンの思想が

与えてくれる「整う暮らし」。

 

和モダンって、

ちょっと敷居が高そうと

思われるかも

しれません。

 

でも、

実は和モダンの考え方を

取り入れた住宅は、

子育て世代にも

“暮らしを整える力”を

与えてくれる

スタイルにも

つながります。

・木や紙、自然素材の持つ温かみと安心感

・視線を遮る“引き算の美学”で落ち着いた空間演出

・「余白」を生かした間取りで、心にも余裕が生まれる

 

モノがあふれがちな

現代の暮らしの中で、

和モダンの空気感は

“整える習慣”を

育ててくれます。

 

“将来の変化”に

対応できる

フレキシブルな間取り。

子どもが大きくなったら?
ライフスタイルが変わったら?

そんな“未来の変化”にも

対応できるよう、

伸びしろのある設計を

意識しています。

・子ども部屋は将来的な変化も視野に

・将来のライフスタイルの変化を視野に転用可能な構成に

・収納やコンセントの位置も、柔軟に対応できるよう工夫

 

家族構成や

働き方が変わっても、

柔軟に家が

対応できるように。

 

それが

末永く暮らすことが出来る家。

 

間取りは、

家族の“生き方”を表す

設計図です。


暮らしやすさとは、

生活がスムーズに

流れることだけでは

ありません。

 

心のゆとり、

家族の会話、

子どもの成長を受け止める

柔らかさ。

他にも色々とありますが

それらが合わさって、

「心地よい暮らし」につながります。

 

子育て真っ只中の

生活環境だからこそ、

忙しさに埋もれず、

「自分たちの暮らし」を

丁寧に見つめてほしい。

 

そしてその第一歩として、

「どんな間取りがいいか」ではなく、
「どんな暮らしがしたいか」を、

まず話してみてください。

 

家という環境づくりは、

その対話から生まれる“かたち”を、

住まいの空間として

一緒につくっていきます。

 

家造りを主としている

建築家は、

家を設計しているのではなく、

そのご家族の

未来を紡いでいるのだと

考えています。

 

暮らしのつながり、

生活の流れ、

そして心の豊かさ。

 

それぞれの

「暮らしやすさ」が

重なったとき、

本当に心地よい空間が

生まれます。

 

ご自身の“暮らしのカタチ”を

探してみませんか?

資料請求や

ご相談はいつでも気軽に。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
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車寄せとビルトインガレージ、暮らし方で計画する外構設計と建築設計、機能性と美意識を両立させるモダンな考え方の住まい提案、車寄せのある家の魅力と高級感と機能性を両立させる設計

2025年04月01日 | 設計の事デザインの事

「車寄せのある家」の魅力。

高級感と機能性を両立させる

車と家と暮らしのつながり。

※車寄せとビルトインガレージを融合させたモダンな住まいの提案事例

 

ガレージというお話ではなくて

暮らしの実情を加味しつつ

家の外側の間取りとして

「車寄せのある家」の魅力提案を。

 

注意点、

そしてビルトインガレージとの

違いについても

少し書いてみたいと思います。

 

車寄せと

ビルトインガレージの違い。

 

定義の違い。

車寄せ(カーポートエントランス)

玄関前や裏口などに設けられた

屋根付きの停車スペース。

 

あくまで

「乗り降りのための空間」であり、

車を長時間駐車することを

目的としていません。

 

住まいの“迎賓空間”としての

性格が強いのが

特徴です。

 

ビルトインガレージ

インナーガレージ。

 

建物の内部、

または1階部分に

車を収容する構造。

 

車を格納・保管するための

空間であり、

完全に屋内化するケースもあり、

風雨・盗難

日差しから

車を守る機能があります。

 

目的とライフスタイルへの違い。

車寄せは“人を迎える

動線の快適さ”を

追求するもの。

 

ビルトインガレージは

“考え方にもよりますが

車を守る”ことに

特化しています。

項目

車寄せ

ビルトインガレージ

玄関への動線

スムーズ・外から直接アプローチ可能

室内動線を計画的に取る必要あり

おもてなしの印象

高級感・迎賓的

閉鎖的・プライベートな印象

設計の自由度

外構・植栽と一体でデザイン可能

建物の構造に大きく関与する

コスト

屋根・舗装程度

建物内部の構造補強含めて高額になる場合が多い

車の保護性能

雨・日差しは避けられるが半屋外

完全に保護可能

使い勝手

乗り降り時に便利

雨の日でも玄関まで完全に濡れずに移動可能

 

【建築家の見解】

どちらが“上”という

ことではありません。

 

車を主役にした暮らし」

なのか

「人を主役にした暮らし」か。

この違い

設計の起点になります。

 

車好きで

メンテナンスも

趣味の一環という方には

ビルトインガレージ。

 

来客も多く、

荷物の持ち運びも

比較的多いという場合には

日々の快適さや

おもてなしを

重視する意味で

車寄せが適しています。

 

車寄せの魅力とメリット

ビルトインガレージも

間取りの設計次第ですが

雨の日でも快適な動線。

 

車寄せがあれば、

雨の日でも

濡れることなく

移動が簡単なケースが多いです。

 

特に小さな子供や

高齢者がいる家庭では、

雨天時の負担を

軽減できるのは

大きなメリットです。

 

高級感とデザイン性の向上。

車寄せは、

住まいの外観に

高級感と風格を与えます。

 

アプローチのデザイン次第で、

個性を際立たせることも

可能です。

 

来客時のホスピタリティ向上。

雨や日差しを気にせず、

スムーズに玄関まで

案内できる車寄せは、

来客に対しても

安心感を与える空間です。

 

プライバシーの確保。

道路からの視線を

遮る緩衝空間となり、

敷地の使い方次第では

通行人から

室内を守る役割も

果たします。

 

注意すべきデメリットと

設計ポイント。

1. 土地面積の確保

車寄せには、

車が一時停車し、

乗り降りしやすい

スペースが必要です。

最低でも5~7mの

間隔(間口)を

確保したいところ。

 

変形地や狭小地では

設置が難しい

場合もあります。

 

2. 建築コストの上昇

一般的なカーポートに比べ、

構造や仕上げの

自由度が高い分

コストも上昇します。

 

素材や構造により

400~500万円の

追加が

発生するケースもあります。

 

3. メンテナンスの必要性

屋根や構造が

風雨や紫外線にさらされるため、

定期的な点検や

補修が必要です。

 

耐久性のある素材選びと、

排水や清掃性を

考慮した設計が

求められます。

 

4. デザインとの一体感

車寄せだけが浮かないよう、

建物全体の

デザインと一体で

設計することが

不可欠です。

 

アプローチ、

外構、照明計画まで含めて

調和させることが

完成度を高めます。

 

5. 近隣への配慮

車寄せが道路に面する場合、

通行人や近隣住民への

配慮も必要です。

 

敷地内で完結できる設計と、

必要に応じた説明や

許可取りを行うと

トラブルを防げます。

 

奈良という土地がもたらす

設計の自由度。

奈良の自然・歴史的景観と、

ゆとりある敷地条件は、

車寄せを生かした

家づくりにも

非常に向いています。

 

和モダンの外構や、

植栽との相性を活かすことで、

昼夜を問わず

美しい迎賓空間を

演出できます。

 

車寄せとビルトインガレージ、

それぞれに

明確な特性があります。

 

大切なのは、

ご家族、ご夫婦の

車と共にする生活と

ライフスタイルと

敷地条件に合った選択を

行う事。

 

車寄せのある家は、

住まいに「迎える文化」と

「暮らしの余白」を

もたらします。

 

奈良という地で、

より豊かで

洗練された暮らしを

実現したい

ご夫婦にとって、

車寄せのある家は、

ひとつの理想的な

暮らしに近づく

最適解かも知れません

 

ご相談や計画についての

希望があれば、

ぜひ気軽に

お問い合わせください。

 

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引き戸のある暮らし空間を美しくつなぐ現代住宅における建築美と機能性のベストバランス、過ごし方と空間をデザインする扉と間取りの関係性を丁寧に設計する意識的な空間提案。

2025年03月24日 | 設計の事デザインの事

住まいの計画の際に

間取りと共に考える

出入口の扉についていろいろと。

※障子をモチーフにした格子の引き戸でナチュラル和モダンな空間を提案

 

大きく分類して

開き戸と引き戸がありますが

出入りの事を考えて

引き戸のご提案を

させていただく事も多くあります。

※和を意識しつつ障子をモダンにアレンジした引き戸で空間を仕切る提案事例

 

住まいの扉は、

空間の印象を大きく左右する

要素の一つ。

※和をモチーフにしつつアーバンスタイルを取り入れて提案した空間を仕切る構成デザイン

 

なかでも引き戸は、

日本家屋の歴史のなかで

培われた伝統と機能性を兼ね備え、

大きな利点は、

開閉時にデッドスペースが

ほとんど生じない点。

※襖のイメージをモダンにアーバンスタイルのホテルライクをモチーフに提案

 

開き戸の場合、

扉を手前や奥へ動かすための

空きが必要となり、

その部分に

家具や小物を置くと

通行の妨げになります。

 

弊方のアトリエに

お越しいただいた際には

そういう部分も「体験」を

していただく事で

状況をご提案するケースもあります。

 

車いすを利用する際にも、

開き戸は

動線が狭まりがちです。

 

その点、

引き戸なら

扉が横に滑るような

可動域となりますから、

開閉に要するスペースを

意識せずに済み、

部屋移動の動線も動作も

全体をより広く使えます。

 

さらに引き戸は、

換気や通風、

荷物の搬入など

用途に応じて少しだけ開けたり、

全開にしたりと

柔軟に調整できるのも特長です。

 

夏場は風を上手に通し、

大型の家具を運ぶ場合には

引き戸をめいっぱい

開放すれば、

室内外をスムーズにつなげます。

 

ただし床にレールを

設けるタイプの引き戸は、

戸を引く際の音が

就寝時に気になることや、

レールにほこりが

溜まりやすいといった

注意点があります。

 

天井にレールを埋め込む

「吊り戸」にすれば

床がフラットとなり、

掃除が容易なうえ

開閉音も軽減可能です。

 

ただし気密性はやや低下し、

防音や断熱を

重視したい場所では

注意を要します。

 

建具(扉)の選定では、

デザインや

素材の検討も大切・・・・・。

 

和の趣を深めるなら、

木の温かみだったり

格子、障子を活かしたような

引き戸が似合います。

 

モダンな住まいには、

ガラスやアルミのフレームを

採用すれば、

空間を洗練された印象に

仕立てることで

全体のバランスもよくなります。

 

仕上げ材の種類や

色柄は豊富ですので、

周囲のインテリアと

調和させながら

個性を表現することも可能です。

 

一方、

引き戸は開き戸よりも

密閉性が劣る場合があります。

 

冬場の隙間風や

音漏れが気になるなら、

戸先にパッキンを入れる、

二重引き戸を用いるなどの

対策を講じることが

有効です・・・・・・。

 

断熱や防音の

性能を高めたいときには、

金物や工法を

検討するように。

 

さらに、

バリアフリーや

動線計画との連動も。

 

家庭用の車いすを

スムーズに通したいなら、

レールをなくしたり

広めの有効開口を

確保したりといった

配慮が必要です。

 

総じて引き戸には、

空間を有効活用できる一方で、

気密性や防音性が

課題となり得る

要素があるといえます。

 

だからこそ、

住まいの断熱性能、

掃除の手間、

ご家族の暮らし方、

そしてインテリアの方向性などを

総合的に判断して、

間取りと暮らしに最適な

扉の開閉方法とデザインを

選択する事が重要となります。

 

吊り戸、床レール式、

パッキン付きなど、

組み合わせは

多岐にわたりますので、

状況を判断して

それぞれの暮らしに応じた

最適解を見つけることが出来るように。

 

引き戸がもたらす

開放感や穏やかな情緒は、

日本の住まいに深く根づいた

魅力でありながら、

現代の住宅でも

多彩な表情を生み出せます。

 

広々とした

一体感を楽しみたいときには

引き戸や引き違い戸、

引き込み戸を開放し、

落ち着きが欲しいときには

戸を閉めてしっかり仕切る。

和室の障子や襖のある暮らし。

 

この柔軟性こそが、

引き戸で生み出すことが出来る

大きな魅力といえます。

 

ただし、

どのような扉であれ、

住まい全体のコンセプトや

ライフスタイルに合わなければ

本来の価値を発揮しません。

 

それぞれのご家庭での

環境の違いで、

安全性や掃除のしやすさを

重視する必要がありますし、

楽器を演奏したり

映画や音楽を

存分に楽しみたい部屋などでは

換気扇や窓、壁、天井から床も含めた

防音性能が不可欠です。

 

素材や仕様をひとつ変えるだけでも、

快適性や意匠性は

大きく変化します。

 

引き戸の魅力を

最大限に引き出すには、

こうした細部への配慮が

鍵となります。

 

最終的には、

扉が担う役割を

丁寧に見極めることが大切です。

 

部屋同士を柔らかくつなぎ、

日常の動線をストレスなく

導く引き戸は、

暮らしの質を大きく向上させます。

 

とはいえ、

気密性や断熱性を

重要視する空間や、

音漏れを避けたい場面では、

開き戸との使い分けも

必要となります。

 

こうした判断を経てこそ、

住まいの個性や居心地が高められ、

長く愛される住空間へと

昇華されていきます。

 

建築家としては、

これらの要素を総合的に検討しながら、

皆様の理想を形にする

お手伝いをいたしたく思います。

 

引き戸の奥深さを

味わいながら、

より豊かな暮らしを

考えてみませんか。

 

こうした検討を重ねてこそ、

住まいの隅々にまで

意匠と機能を使い勝手を

行き届かせることができます。

 

戸のレールひとつ、

素材の選択ひとつで、

日常の快適性や掃除の手間、

さらには室内環境までが

大きく変わるものです。

 

ライフスタイルの

移り変わりを踏まえ、

将来的なリフォームや

増改築にも

柔軟に対応できる選択も、

長い目で見たときの

真の豊かさを育むのではないでしょうか。

 

建築家として申し上げるならば、

扉とは単なる

開閉の手段ではなく、

空間を演出し、

暮らしを導く大切な要素です。

 

引き戸の特長を

十分に活かすには、

素材や金物の選択はもちろん、

家族構成や

日々の習慣といった

細やかな点まで

見つめることが肝要です。

 

そういう視点で

住まいも暮らしも

より一層豊かに・・・・・。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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建築家が読み解く身体寸法から導く“差尺”ד前後位置”のバランスの提案、わずかな高さと配置の違いが、ダイニングチェアを驚くほど快適に変える空間設計時の家具提案、ゆとりと美しさを実現する際に考える事。

2025年03月17日 | 設計の事デザインの事

ダイニングチェアの高さと

位置関係で変化す

座り心地と居心地の差・・・・・。

※建築計画前に事前に家具レイアウを検討する為に家具ショールームにてデザインの方向性を吟味

 

建築的視点で導く、

快適性と

美しさの両立がある

日常の提案。

 

日々の生活で、

ダイニングテーブルに

向かう時間は

意外と長いものかも知れません。

 

建築設計の際に意識する

人体寸法との調和を

家具とのバランスにも

取り入れるだけで

テーブルとイス周りは

格段に快適になります。

 

「差尺」や

「前後位置」という概念を

建築的な見地から・・・・・。

 

座る人の動きと

使いやすさ

空間の美しさを兼ねるヒントを

少し書いてみたいと

思います。

 

差尺(さじゃく)とは?

空間を生かす

イスとテーブルの高さ差の事です。

 

27~30cmが理想的。

人間工学と

空間計画の交差点的な数値。

 

ダイニングチェアの

座面高と

テーブル天板高の

関係を示す寸法差が

「差尺(さじゃく)」です。

 

一般的に 27~30センチが

望ましいとされ、

これは足回りや

膝周りのゆとりを

確保するうえで

重要な値となります。

 

建築設計では、

建築を輪切りにした

断面図という図面で

家具を配置しながら

この寸法を検討し、

快適性を

最適化することが多いです。

 

勿論人それぞれの人体寸法と

感覚という概念もありますので

椅子への座り心地と

テーブルとの寸法値を

数値だけではなくて

感覚で味わっていただくように

家の間取りとプラン提示前に

家具ショールームに

ご案内させていただいています。

 

建築的な計算式で

割り出す「差尺」・・・・・。

 

さらに厳密に

設計を行う際には、

以下の計算式を。

差尺 = ((身長 × 0.55) ÷ 3) - (2~3センチ)

・身長 × 0.55 … 建築的に想定する “座高” の近似値

・座高 ÷ 3 … 太もも回り・下肢のスペースを意識した目安

・最後の2~3センチは “空間のゆとり” を考慮した分

例えば 身長160cm の場合は、

(160 × 0.55) = 88cm(座高)

88 ÷ 3 ≒ 29.3cm

29.3 - 2~3cm ≒ 26.3~27.3cm

となり、

27センチ前後の差尺 が

数値上では最適といえます。

 

人間工学の視点を活かして、

負担の少ない座り心地を。

 

イスの最適な「前後位置」とは?

テーブルの端と

イスの先端を揃える・・・・・。

 

合わせの美学で導く

快適な居住感。

 

平面図(プラン)で見た際、

テーブルの先端と

イスの先端が

ちょうど揃う位置が

最も座りやすいとされています。

 

飲食店などの実施設計でも、

配膳の動線確保と

座り心地の両立を

図ることは

設計を行い際の

建築家の大切な役割。

 

しかし固定式のイスでは

調整ができず、

不快な間隔に

感じることもあるため、

事前の入念な

レイアウト検討が不可欠です。

 

レイアウトの落とし穴に注意

計画段階で

家具の具体的配置や

人体のサイズ感、

そして人それぞれの

可動領域を想定せずに

図面を描いてしまうと、

完成後に「イスを引きにくい」

「歩行動線が取りづらい」などの

不具合が生じやすいもの。

 

そこで、

“実際の使用シーンを想定した

断面・平面の両面検討が重要です。

 

イスを引いた状態でも、

周囲とのクリアランス(余白)が

十分確保できるか、

収納や開口部の扉と

干渉しないかなどを・・・・・。

 

使いやすい

ダイニングチェア選びと

レイアウトのコツ。

差尺(27~30cm)を基準に考える

・テーブル天板高をベースに、

差尺を考慮した座面高を選定。

・身長や利用シーンに合わせ、

計算式で割り出すと

さらに精度が上がる。

 

・平面上で“先端を合わせる”配置を意識する

・テーブルとイスの先端が

揃うように配置することで、

最適な距離感を確保。

・周囲の家具や設備、

動線との兼ね合いも

同時に検証する。

 

余白スペース(クリアランス)の確保

・イスを引いた状態での動線や、

他の家具との距離を

図面上でシミュレートする。

・ミリ単位の修正が

空間全体の印象や使い勝手を

大きく左右する。

 

現物での確認

・ショールームや家具店に出向き、

テーブルとイスをセットで試座。

・可能であれば、

自宅の平面寸法と

比較的近い条件で置いてみる。

 

 

数センチの違いが生む、

豊かな空間と満足感・・・・・。

 

建築家がプランを描く際には、

「差尺」や「前後位置」といった

微妙な寸法関係に、

人間工学も持ち込んで

設計を行います。

 

日常的に長く過ごす場所こそ、

こうした細部にこだわることで

大きな快適性と

満足感を手にすることが

できるもだと思います。

 

数センチを見直すだけで、

暮らしはもっと上質に。

家具が単に「道具」ではなくて、

空間を構成する

建築要素として捉えるならば、

必ずダイニング空間の居心地が

格段に向上します。

 

人の感度は様々な状況下で変化します。

その空間での居心地や

暮らしやすさが

日常に良い意味での結果を

生み出すように。

 

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暮らしの意識と時間を丁寧に。

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暮らしの趣を考える天井高さの設計デザイン提案、暮らしやすさや心地良さを考えつつ開放感・落ち着き・省エネ、いろいろな側面がある空間の構成要素に天井の効能を。

2025年02月26日 | 設計の事デザインの事

住宅設計の勘所にも

いろいろな要素があります。

人それぞれの暮らしやすさや

心地よさの定義が異なるように

空間の定義にも様々な観点があります。

※吹抜けと低い天井を組み合わせたLDKイメージ提案事例図

 

天井を低くしたり高くしたり

どのような天井高さを検討するのか、

計画するべきなかという事でも

快適な空間づくりの工夫についても

大きく暮らしを変化させる

要素が存在しています。

 

天井の高さを

どのように決めるのか・・・。

※吹抜けは計画せずに2200㎜の天井高さと2350㎜の天井高さを組み合わせた折り上げ天井のイメージ提案事例

 

家づくりを考える際、

天井は高いほうが開放的で良い

と思う方も

多いかもしれません。

 

しかし、

すべての空間で

天井を高くするのが

最適とは限りません。

 

空間の用途や

心理的な快適性を考えると、

えて天井を

低めに計画することで

落ち着きのある住まいが

実現できることもあります。

 

天井を低めに計画する

メリットや、

圧迫感を感じさせない工夫を

少し書いてみたいと思います。

 

住宅における天井高さの基本。

日本の建築基準法では、

居室の天井高さは

最低2100mm(2.1m)以上と

定められています。

※小屋裏等(居室)に該当しない場合は2100未満で問題はありません。

一般的な住宅では、

以下のような

天井高さが

採用されることが多いです。

 

2100mm(最低基準)は

コンパクトな設計向き


2300mm~2400mm(一般的)は

標準的な住宅で多い高さ。

 

2600mm以上(高天井)は

比較的広い家や意図的に天井高さを

確保したい場合。

開放感があるが、

掃除面や照明計画、

設備計画に

イレギュラーが起こる事も

想定が大切。

 

この中でも多いのは、

できるだけ高くしたほうが良い

とおい意見ですが、

実は天井を

低く計画することには

多くのメリットがあります。

※個人差によるパーソナルエリアの意識も考慮しておく必要性があります

 

天井を低く計画するメリットとは?。

 落ち着きと

安心感のある空間をつくる。

 

広々とした空間は

開放感がある一方で、

理的には

落ち着かないと

感じることもあります。

 

例えば、

広い空間というよりは

こたつの隅と部屋の隅は

安心感があるという経験はありませんか?

 

これは、

人間が適度な囲まれ感を

求める傾向があるためです。

 

住宅でも、

リビングや寝室などの

リラックス空間では、

天井を低めに

計画することで「包まれる」ような

安心感を得られる

場合があります。

 

省エネ&コスト削減につながる。

天井を低くすると、

家全体の「階高(かいだか)」も抑えられます。

階高が低くなることで、

以下のようなメリットが

生まれます。

 

室内の体積が減る事で

冷暖房効率が向上し、

光熱費を節約・・・・・。

 

外壁や断熱材の使用量が減る事で

建築コストが

削減できる・・・・。

 

階段の段数が減ることで

上り下りが楽になる。

 

天井の高さを調整することは

以外にも

そういう意味で

ライフプランにも関係します。

 

外観のバランスが良くなる。

建物全体の

バランスを考えたとき、

各部屋の天井が高すぎると

縦長のプロポーションになり、

不安定な印象を

与えることがあります。

 

逆に、

横の広がりを意識した

デザインのほうが

美しく、

落ち着いた印象に

なることが多いです。

 

圧迫感を

感じさせない工夫・・・・・。

部屋の天井高さの

変化を活用する。

 

すべての空間の天井を

低くするのではなく、

部屋の中に

部分的にでも

吹き抜けをつくることで、

開放感と落ち着きを

両立できます。

 

例えば、

リビングは天井を低めにして、

その先に

吹き抜けを設けることで、

視線が自然と抜けるため、

実際の天井高さ以上の

広がりを感じることが

できます。

 

照明の配置を工夫する。

天井が低いと感じる

原因のひとつに、

天井の存在が

強調される

照明配置があります。

 

そのため、

以下のような工夫をすると、

天井の低さを

意識しにくくなります。

 

ペンダントライトを

低めに設置。

天井の高さを気にさせない。

 

間接照明を活用 。

壁を照らすことで

奥行きを演出。

 

壁付け照明を採用。

天井に光源を

つけないことで

圧迫感を軽減。

 

窓の配置を工夫する。

天井高さと

同じくらい重要なのが、

窓の配置とサイズです。

 

例えば、

天井いっぱいまでの

掃き出し窓(テラス窓)を

採用すると、

目線が外へ抜け、

空間が広く感じられます。

 

また、

窓の上に「垂れ壁(たれかべ)」を

つくらないことで、

壁と天井の境目

意識しにくくなり、

開放感が生まれるという

効果もあります。

※ハイドアの効能もそういったところです。

 

天井の高さは

空間ごとに調整するのがベスト。

住宅全体で

一律に天井を高くするのではなく、

空間の用途や目的に応じて

高さを調整することが重要です。

 

例えば・・・・・。

リビング→適度に抑えつつ、

ソファの高さを吟味し

一部を吹き抜けにして開放感を演出。


寝室→低めの天井で

包まれるような落ち着きを演出。


キッチン→家具や設備の高さに合わせ、

無駄なスペースをなくす。

 

廊下や玄関→天井を低くすることで

メリハリをつけ、

リビングをより広く感じさせる。

 

このように、

天井高さのバランスを

調整することで、

快適な住空間が実現できます。

 

天井を低めに計画する

メリットとデメリットを意識して

ご自身の生活にとしては、

どちらのほうが

より魅力的な暮らしになるのか?。

 

天井は高いほうがいい

という固定観念にとらわれず、

空間ごとに

適した高さを選ぶことで、

より快適で心地よい

住まいを実現することに近づきます。

 

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座のある落ち着いた住まいのカタチ提案、高さと直線を巧みに活かす空間設計が導く視線を感じるリビングと心身ともにリラックスできる可変性のある空間づくりで家族を包み込むゆったりとした時間の魅力提案。

2025年02月11日 | 設計の事デザインの事

家族の笑顔が育まれる

座のある住まい・・・・・。

※風景を眺める場所、話す場所、テレビを見る場所、読書をする場所などシーンによって位置を変える事の出来るソファレイアウト提案

 

家で過ごす事を考えた時に

大切にしたい

「落ち着ける居場所」の存在。

 

人は誰しも、

「ほっと安らげる場所」を

求めるかと思います。


家族と一緒にリビングで

くつろぐ方もいれば、

書斎で読書や

音楽に没頭する方も・・・・。

 

そんな

自分だけの居場所が

日々の疲れを癒し、

明日へのエネルギーを

養ってくれます。

 

この「落ち着ける居場所」を

間取り設計の中心に据え、

自然と家族が集い、

笑顔が生まれながらも

人生の喜怒哀楽に

そっと寄り添えるような

住まいの空間づくり。

 

座を見直すという事

家族の団欒と

癒しを生む設計のある空間に。

 

家族団欒を育む「座」の存在。

家族が自然と集まる

リビングスペースには、

暮らす人がそれぞれに

腰を落ち着けられる

「座」という空間要素が不可欠です。

 

例えば

畳コーナーに

腰を下ろしてゆっくりくつろぐ。

 

夫婦で晩酌を楽しんだ後、

ソファでうたた寝する。

 

子どもたちが

宿題や読書をするベンチ。

 

家事の合間に落ち着いて

リラックスできる

「ヌック・ヌーク」のような場所。

 

こうした場所があると、

日常のふとした瞬間に

会話が生まれ、

家族の時間も深まります。

 

個人の趣味を満たす「座」。

一方で、

自分の世界に

没頭したいときには

書斎や趣味部屋など、

プライベートな

空間が求められます。

 

落ち着いて

作業ができるデスクや椅子、

好きな音楽を

ゆっくり聴ける環境など、

ライフスタイルに合わせた

「座」を整えることで、

日常の満足度は大きく変わります。

 

高さと直線がもたらす空間の広がり。

開放感だけが

正解ではない理由・・・・・。

 

天井が高い=開放的、

天井が低い=落ち着く

というイメージが

あるかもしれませんが

単純に天井が

高いのか低いのか

ではなくそこにある要素の

「心地よさ」を重視します。

 

必要に応じて天井高を抑え、

落ち着きを演出する。

 

吹き抜けや勾配天井を活用し、

視線が伸びる

快適な空間を演出する。

 

奈良という地域でも

中南和や北部

奥吉野と呼ばれる地域など

環境や地域性は県内でも

様々です。

 

奈良の風土や

ご家族が持っている

暮らしの価値観を考えて、

バランスよく

空間の高さを

コントロールすることが

重要です。

 

視線の抜けを計算した

窓の配置。

 

人が室内にいるとき、

どんな動線で歩き、

どんな景色を楽しむのか。

 

窓の大きさや

位置を工夫して

視線を抜くことで、

天井が低めでも

不思議と広がりを感じられます。

 

たとえば、

腰を下ろした先の窓から

緑豊かな庭が

見えるように計画するだけで、

落ち着きと

開放感を

同時に味わうことが

可能になります。

 

見える線を減らし、

直線化する工夫する設計。

 

室内や家具の「線」を

極力減らすと、

雑多な印象がなくなり、

すっきりとした空間に

仕上がります。

 

ここに直線的な要素を

活かすことで、

視覚的に奥行きを

感じやすくなり、

落ち着きと広がりの

両立が叶います。

 

外観デザインと

落ち着きのある佇まい。

 

室内の天井高を

コントロールすることは、

建物の外観にも

大きく影響します。

 

高さを抑えることで、

周囲の景観に溶け込みながらも、

どっしりと落ち着いた

佇まいを演出できます。

 

奈良の街並みは、

地域にもよりますが

どちらかといえば

歴史ある建物や

豊かな自然が魅力だったりします。

 

マイナス面が多くても

場所の魅力をつくりだし

プラスに変化させて

そこに寄り添う

住宅を設計することは、

暮らす意識には

大切なことだと考えています。

 

家具が叶える暮らしの質向上。

造作家具で「座」を計画する。

 

「座」の快適性を

最大限に引き出すために、

オリジナルの

ソファやベンチ、

テーブル、

収納家具などを

造作することがあります。

 

空間や動線に合わせた

寸法設計・・・・・。

 

素材の質感や色味を吟味し、

ンテリアと統一感を持たせる。

 

座り心地や

使い勝手を追求した

ディテールの調整・・・・・。

これらの手間が、

暮らしをより豊かにしてくれます。

 

ご家族のライフスタイルに

合わせた

カスタマイズ。

 

ご家族の人数構成や趣味、

日々の過ごし方によって

必要な家具は異なります。

 

造作家具なら、

収納量や使う頻度、

座り方など、

細部までヒアリングした上で

最適化できるのが

大きな魅力です。

 

奈良の風土や

街並みに馴染む

家づくりを考えながら、

家族がほっと落ち着ける

「座」のある住まいを

実現してみませんか?。

 

暮らしを紐解く事で

住まいの「居場所」と「座」を

間取りの中心に据えた

暮らしやすさのある

空間づくりを丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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理想をデザインする情報が詰まったショールーム。豊富な素材を実際に見て触れる事でカタログやウェブ上だけでは得られない情報を、旧サンワカンパニー・ミラタップショールームにて住まい手さんをご案内。

2025年02月08日 | 設計の事デザインの事

ホテルライクな高級感と

オシャレで実用性のある

モダンな暮らしの

両立を考えながら・・・・・。

※ミラタップ大阪ショールームキッチン周辺空間展示

 

住宅の間取りもそうですが

内観や暮らしの空間が

自分たちにとって

どうなのか?。

 

それは家づくりの大きなテーマです。

特に雰囲気に関しては

居心地にも直結しますし、

使い勝手の良さと

快適性を同時に実現できる

アイテムは重要です。

※ミラタップ大阪ショールーム

 

建材設備メーカーのミラタップは、

そうした需要に

応えるための

建材や設備

豊富にそろえています。

 

重厚感のある扉や

洗練された水まわり、

洗面化粧台など、

細部まで計算された

プロダクトを

多数ラインアップしており、

手入れのしやすさや

耐久性といった実用面も

考慮されており、

長く使える

ラグジュアリーを

追求するのにも

程よいブランドといえます。

※ミラタップ大阪ショールーム陳列展示

 

今回はインテリアの要素を含んで

新築計画中の

住まい手さんを

素材と商品の吟味で

ショールームに

ご案内させていただきました。

 

豊富なカラーバリエーションと

質感表現・・・・・。

 

インテリアの

空間演出において重要なのが、

色味や質感の選択です。

 

たとえば

キッチンや洗面化粧台の

扉一つをとっても、

艶あり・マット・木目調

メタリック調など、

仕上げによって

雰囲気は大きく変わります。

※住まい手さんにカラーサンプルをご覧いただきながらの打ち合わせ

 

ショールームでは、

こうした多様なパネルサンプルを

実際に手に取りながら

比較検討できるため、

WEB上での画質の違い、

想像だけでは得られない

“本物の質感”を

体感できます。

 

また、

壁材や床材に関しても、

素材感の異なる

タイルや天然石調、

セラミックパネルなどを

数多く展示。

※インテリア建材関連展示スペース

 

単なる色や柄だけでなく、

凹凸感や光の反射率など、

リアルなインテリアシーンを

イメージしやすいよう

工夫されているのが

魅力です。

 

イメージの共有・整理

 

初めてショールームを訪れた際に、

ぜひ行ってほしいのが

「ご自身の理想イメージの整理」です。

 

ショールームの

見学の際に

いろいろな材料集めとして

実際にご覧いただく事を

目的にしていますから、

その場で決めるのではなくて

先ずは準備段階として

「知る時間・興味を持つ時間」を

大切に。

 

家造りの空間にも

ホテルライクやモダン、

自然的要素のある空間、

和風イメージや

ナチュラルモダン等

様々な方向性がありますが

どんな雰囲気で

暮らしをイメージするのか?。


たとえば、

モダンな都会派ホテルなのか、

リゾートホテルなのか。

 

あるいは、

伝統的なクラシカルテイストを

好むのか。

 

これだけでも

選ぶ素材の方向性が

大きく変わります。

 

機能面で外せない条件は?。


掃除のしやすさや

収納力、耐久性など、

暮らしの利便性に

直結する条件を

洗い出すことで、

ショールームでの

比較検討が

よりスムーズになります。

 

予算と優先順位・・・・・。

憧れの設備や建材を

すべて取り入れると、

うしても予算は

跳ね上がりがちです。

 

そのためにも

自分たちがどうしても

こだわりたい部分はどこなのか?

それを明確にしておくことが

重要になります。

 

キッチンに最新の

タッチレス水栓や

美しい人造大理石の

天板を採用したいのか、

あるいはバスルームを

ワンランク上の

ラグジュアリー空間に

仕上げたいのか・・・・・。

 

それらの優先順位を

整理することで、

最終的に結論を出す段階で

ショールームでも

的確な選択を

しやすくなります。

 

ショールームで見学する

建材や商品群・・・・・。

 

実物スケールによる

空間イメージ。

 

それぞれ様々な

ショールームがありますが、

空間でコーディネートされている

コーナーでは、

展示されているキッチンや

収納、浴室設備などが

実寸に近い形で

コーディネートされています。

 

たとえば、

キッチンに立ったときに

感じる広さや通路の幅、

収納の高さなど、

カタログやウェブで

見るだけではわからない

リアルなスケール感を

体験できます。

※キッチン空間展示

 

キッチンコーナー。

調理台やシンクの高さ、

天板の素材、

扉の取っ手の大きさや

配置など、

家事動線をイメージしながら

確認できる貴重なスポット。

 

バス・サニタリーコーナー。

浴室の広さ、

浴槽の質感、

洗面化粧台の高さや照明など、

実際に生活する上での

使用感を体験できる。

※インテリアパーツの空間展示

 

豊富なサンプル類・・・・・。

ショールームには

壁一面にわたって、

床材・壁材・扉の面材などが

並ぶサンプルボードコーナーが

あります。

 

一枚一枚手に取り、

見比べることで、

色の微妙な違いや

感の差を

じっくりと吟味できるのが

魅力です。

 

明の当て方で異なる表情を確認。

ショールーム内の

照明環境で

チェックする際には、

スポットライトや間接照明、

自然光をイメージした照明など、

さまざまな角度から

見てみるのがおすすめです。

 

昼と夜で色の見え方が

変わる建材もあるため、

相談しながら

複数の光源下で

確認すると安心です。

 

ショールームには、

建材・設備が

豊富に揃えられていますので

耐久性やメンテナンス性、

施工方法の特徴など、

パンフレット、カタログや

WEB事例には

載っていない

細かな情報を

実際にサンプルを

手にすることで

つかむ事の出来る情報もあります。

 

予算やデザインの

方向性から見る

最適な組み合わせ・・・・・。

 

この扉素材なら

床材はどの色が合うのか?。

 

耐久性を重視するなら

タイルのグレードは

どれが良いか?

など、

細かい疑問を

少しずつですが

ショールームでは解決できるため、

家づくりの素材集めにも

不明点がかなり軽減されます。

 

ショールームを

最大限活用するための回り方。

 

まずは全体を見て回り、

イメージを膨らませる。

 

いきなり細部を検証するのではなく、

ざっと全体を回って

「どんな設備や素材があるか」

「どんなテイストの展示が多いか」を

把握するのがおすすめです。

 

ショールーム内でも

気になるエリアを

チェックすること。

 

キッチンに目が行くのか、

浴室や洗面台を重点的に見たいのか、

あるいは収納システムに

興味があるのか、

人によって優先したい

エリアは異なります。

 

最初の一周で全体像を掴み、

その後で重点エリアを

じっくり見学する流れだと

住まい手さん自身も

内容を把握しやすくなります。

 

サンプルを手に取り、

比較検討を繰り返す・・・・・。

 

床材や扉材、

カウンター素材などの

サンプルボードが充実しているのが

ミラタップ大阪ショールームの

魅力でもあるのですが。

 

色のバリエーションで迷ったら。

複数のサンプルを

並べて見比べると、

意外と違いがハッキリわかったり

逆にあまり気にならなく

なったりすることもあります。

 

好みの順番を決めておけば、

後での検討もスムーズです。

 

空間づくりのポイント・・・・・。

マテリアル・カラーの統一感

空間をつくる際には、

“統一感”が非常に重要です。

 

素材選びを統一するのか、

色のトーンを揃えるのか、

あるいはデザインの

テイストをまとめるのか。

 

ミラタップショールームには

幅広いバリエーションがあるため、

一定のコンセプトに沿って

組み合わせることで、

ワンランク上の

洗練された空間を

演出できます。

 

ダークトーン×メタリックの上質感

黒や濃いグレーの扉に

メタリックハンドルを

組み合わせ、

床は木目がシックな

タイルを合わせるなど、

重厚感のある組み合わせは

高級ホテルの

ラウンジを連想させます。

 

ホワイトベース×ウッドカラーの温もり感。

一方で、

白を基調として

木目のアクセントを加えると、

程よい柔らかさを伴った

ホテルライクテイストになります。

 

清潔感やゆったりとした

安らぎを感じやすいのも

特徴です。

 

照明計画による演出・・・・・。

いくら高級感のある

素材を選んでも、

照明計画が上手くいかないと、

その魅力を存分に

発揮することはできません。

※インテリア建材関連展示スペース

 

照明は、

インテリアの影の主役といっても

過言ではない要素です。

 

間接照明で

コントラストをつける。

空間全体でもそうですが、

壁や天井を

デザイン的に工夫したり、

キッチンカウンターの下部に

間接照明を取り入れると、

素材の陰影が

美しく際立ちます。

 

高級感のある素材の表面が

ライトの加減で艶やかに見え、

ホテルのような

落ち着きと非日常感を

醸し出します。

 

調光機能を活用・・・・・。

朝は明るめの光で

アクティブに行動し、

夜は少し暗めのトーンで

リラックスできるように

調光機能を

採用するのもおすすめです。

 

リビングや寝室はもちろん、

キッチンにも

調光の工夫を施せば、

料理の際の集中力アップや

ダイニングの

雰囲気づくりにも

効果的です。

 

機能面を支える

テクノロジー・・・・・。

 

ホテルライクと聞くと

“美観”ばかり

注目されがちですが、

選択するべき設備や素材は

住まい手さんにとって

必要な機能性も重要です。

 

建材や素材、

設備ショールームでの

体験や経験が

住まい手さん自身の

暮らしのベースを

イメージしやすくするという事。

 

ホテルライクで

オシャレモダンに限らず

住宅を実現したい方にとって、

SNSやWEB上の

情報だけではなくて

ご自身で体験する時間は

理想をカタチにする為の

情報が詰まった

宝庫といえます。

 

豊富なカラーバリエーションや

素材感を実際に

見て触れることで、

カタログやウェブ上だけでは

得られない

確信を得ることも

出来ます。

 

予算配分や機能性、

メンテナンス面といった

多角的な視点を

踏まえたうえで、

満足度の高い家づくりへと

つなげることができます。

 

僕自身が建築家として

強く思うのは、

家づくりは

人生の大きなプロジェクトである

と同時に、

日々を楽しみ、

暮らしの未来を

豊かにする創造的な行為

でもあるということ。

 

家造りの過程で

得る事の出来る

本当の意味での体感や体験の時間は、

住まい手さん自身の

家づくりの大きな

原動力となるはずです。

 

そこで得たリアルな体感や、

イメージによって、

現実と理想を融合した

暮らしの空間は

ますます具体的

かつ

現実的なものになるかと

思ます・・・・・。

 

家づくりの過程の中で

大切な物事を選択する時間。

 

一気に間取りに進まずに

「要素を整理整頓する時間」として

前段階は重要ですから。

 

暮らしを丁寧に考える時間として

間取り検討前に

ショールームでの

イメージ吟味の時間も大切に。

 

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リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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住まい造りに大切な暮らしの空間と過ごし方の趣に色彩心理×素材×機能性を意識しつつ壁紙・クロスで空間が劇的に変わるという事、過ごし方の価値観からインテリアコーディネートの効能提案設計。

2025年01月31日 | 設計の事デザインの事

部屋全体の仕上がりと

過ごし方をイメージして

壁紙を選ぶということ。

※インテリアイメージ提案CG事例・設計+インテリアコーディネートイメージ提案

 

間取りや広さ、

そして家具の配置は同じでも、

壁紙・クロスの素材感や

色・模様の選び方によって、

部屋で過ごすときの

心地よさやインテリアとしての

魅力は大きく変わります。

 

壁紙というのは

表面的な装飾要素だけでなく、

暮らしのムードや

空気感そのものを

決定づける重要な存在です。

 

家づくりを計画中の方や、

部屋のリノベーションや

模様替えを考えている方にとって、

「壁紙でどのように部屋を仕上げられるか?」

は大きなテーマと言えるかと思まます。

 

別途、ホームページをご覧になられた方から

インテリアのご相談を

受ける事も多いので

参考に

壁紙・クロス選びのポイントを

トータルな空間デザインと

色彩心理”の観点から

少し書いてみたいと思います。

 

日々の暮らしを

イメージしながら

部屋の雰囲気を

どのように仕上げていくか、

その具体的な

アプローチをご検討ください。

 

家具や家電、照明、

そして家族の

ライフスタイルや趣味との

統合的な調和を考えながら

壁紙を選ぶことで、

住まいの個性を際立たせ、

日々の暮らしを

より豊かに味わうことが出来ます。

 

色や質感の組み合わせがもたらす

奥深い魅力を丁寧に・・・・・。

 

壁紙を選ぶ意味と重要性、

壁紙の役割は「見た目」だけではない。

壁紙(クロス)は、

部屋の印象を

左右する大きな要素として

知られています。

 

一見すると

「色や柄を決めるだけ」のように

思えますが、

実は壁紙の役割は

それ以上に多岐にわたります。

 

たとえば、

遮音性や断熱性を

高める効果のある

機能性クロスもあれば、

汚れや傷に強い素材を使った

メンテナンス性に配慮したもの、

あるいは湿度調整が

期待できるような

素材を使ったものなど、

機能面でも実は

多様な選択肢が存在します。

 

さらにデザイン面においても、

壁紙は

部屋の雰囲気を左右する

最大のファクターです。

 

床材や天井材、

家具、カーテンなどと比較しても、

「視界に入る面積」が

最も大きい場合がほとんど。

 

そのため、

壁紙がもたらす色彩や

テクスチャの影響は計り知れません。

 

心が落ち着くかどうか、

部屋が広く見えるかどうか、

部屋に入った瞬間に

「どのような気持ちになるのか」

そういった感覚の多くは

壁紙の質感や色彩が

主導しています。

 

快適な住空間をつくるうえでの

「壁紙・クロス選び」の要点。

空間のバランスを考える・・・・・。

 

壁紙単体で見ると

素敵に思えても、

実際の部屋に貼ったときに

床材やカーテン、

家具などとのバランスが

崩れてしまうことがあります。

 

部屋全体を俯瞰し、

トータルコーディネートを

念頭に置いた色や柄、

素材感を選ぶことが大切です。

 

ライフスタイルを考慮する。

小さなお子さんや

ペットがいる家庭では、

汚れの程度や

掃除のしやすさも重要です。

 

家族構成や趣味、

部屋の使い方を踏まえて、

最適な機能や

耐久性のあるクロスを

選定する事が大切です。

 

色彩心理を理解する。

室内の色には

心理的効果があります。

 

落ち着きを求める空間には

寒色系や中性色系を、

元気で明るい

雰囲気をつくりたい空間には

暖色系を選ぶなど、

色彩の持つ作用を活かすと、

部屋が見違えるように

居心地のよい空間に仕上がります。

 

実際にサンプルを取り寄せる

施工例を見る・・・・・。

 

カタログやWebの

画像だけで判断すると、

実際の色味や

質感にギャップが

生まれやすいものです。

 

サンプルを取り寄せたり

ショールームに足を運んだりして、

実物を確認することが重要です。

その際には外からの光の影響や

床の色反射、

照明の影響も視野に・・・。

 

壁紙の素材感と色

模様がもたらす空間演出。

素材感の重要性。

 

壁紙には紙、

ビニール、布、不織布、

珪藻土クロスなど、

さまざまな素材があります。

 

素材が異なると、

手触りだけでなく

光の反射率や

質感が大きく変わるため、

部屋の雰囲気が

大きく左右されます。

 

たとえばビニールクロスは

リーズナブルで耐久性に優れ、

水拭きなどの

メンテナンスもしやすいため、

一般的な住宅では

最もポピュラー。

 

一方、

織物クロスや和紙クロスは、

独特の風合いや

高級感を演出でき、

和モダンやナチュラルテイストの空間に。

 

ビニールクロス:コストを抑えつつ

豊富なデザインが選べる。

キッチンや水まわりに使いやすい。

 

織物クロス(布クロス)

高級感や重厚感があり、

クラシカルにもモダンにも対応。

 

紙クロス:自然素材ゆえの温かみや、

エコロジー志向の方からの

人気が高い。

 

不織布クロス:下地の影響を

受けにくく、

施工がしやすい。

 

珪藻土・漆喰系クロス

調湿機能や

消臭機能が期待でき、

自然素材テイストの

部屋づくりに最適。

 

素材を選ぶ際は、

デザイン性やコストだけでなく、

部屋での過ごし方や

求める機能性も

考え合わせることも重要です。

 

色が与える

心理効果と空間への影響。

 

色には大きく分けて

4つの系統があります。

「暖色系」

「寒色系」

「中性色系」

「無彩色系」です。

 

暖色系(赤・オレンジ・黄など)

活気やエネルギーを与える色。

空間を狭く感じさせる

効果があるため、

広いリビングや

ダイニングのアクセントカラーに

取り入れると

視覚的に落ち着いた広さを

確保しながらも

元気な雰囲気を演出できます。

 

逆に寝室や書斎など

落ち着きを重視する空間には

使い方に配慮が必要。

 

寒色系(青・緑・紫など)。

クールダウンさせ、

落ち着きや

リラックス効果をもたらす色。

 

空間を広く感じさせる

傾向があります。

 

例えば寝室や書斎に

寒色系を使うと

集中力や睡眠の質向上に

寄与するケースが多い一方、

全面的に暗い寒色を使うと

部屋が冷たく

寂しい印象になるため、

照明やアクセント小物で

バランスを取ることが大事です。

 

中性色系(緑・紫)。

暖色・寒色両方の要素を

併せ持つ色で、

穏やかでバランスの良い

空間演出に向いています。

 

グリーンやラベンダーを

さりげなく取り入れることで

ナチュラルで

落ち着いた雰囲気を

つくる事ができます。

 

無彩色系(白・グレー・黒など)。

他の色を引き立てつつ、

洗練されたモダンな

印象を与えやすいグループです。

 

白は清潔感と開放感、

グレーは都会的で

クールな洗練感、

黒は高級感と

重厚感を演出します。

 

無彩色系は

合わせる家具や小物の色を

選ばない反面、

単調になりがちなため、

アクセントカラーの

配置など

デザインの工夫が必要となります。

 

柄・模様がもたらすテイストの変化。

壁紙には無地のほか、

ストライプやフラワーパターン、

ジオメトリック柄、

ボタニカル柄、

ダマスク柄など

多種多様な模様があります。

 

柄を活かすことで

一気に部屋に対して

アクセントを

加えることができますが、

取り入れ方には

暮らし方による配慮が必要です。

 

ストライプ柄。

縦ストライプなら

天井が高く感じられ、

横ストライプなら

奥行きや広がりを感じさせるなど、

部屋の寸法感に影響を与えます。

 

フラワー柄・ボタニカル柄。

優しく華やかな印象になり、

フェミニンなテイストを

取り入れやすい。

 

ただし大柄過ぎると

空間が狭く感じたり、

子どもっぽく見えすぎる

リスクもあります。

 

ジオメトリック柄。

幾何学模様による

シャープさやモダンさを演出。

シンプルなモノトーン配色で

大人っぽくまとめると

スタイリッシュな空間となります。

 

ダマスク柄:クラシカルかつ

高級感のある模様。

リビングや寝室の

アクセントウォールとしても

人気が高い柄です。

 

模様の選択次第で

部屋全体のテーマが

ガラリと変化しますので、

家具や照明と合わせた

「統一感ある世界観」を意識するように。

 

トーン(明度・彩度)を使い分ける

色自体が同じでも、

明度や彩度が違えば

印象はまるで変わります。

 

光沢のある

明度高めのクロスは部屋を広く、

軽やかに見せますし、

彩度が低く深みのある色は

空間を引き締めて

落ち着きや重厚感をプラスします。

  • 明度が高い色:開放的・軽快・清潔感
  • 明度が低い色:落ち着き・高級感・重厚感
  • 彩度が高い色:元気・若々しさ・明快なイメージ
  • 彩度が低い色:シック・大人っぽさ・抑制された上品さ

部屋のテイストや目的に合わせて、

トーンをコントロールすることで

過ごしやすさも印象も

充実しやすくなります。

 

家具や床材の色合いに

統一感を持たせるために、

まずは大きな面積を占める

床・壁・天井のトーンを揃えた上で、

アクセントや小物で

トーンの異なる色を差し込むと、

一気に空間が上質に変化します。

 

家具や照明とのトータルコーディネート

家具との色合わせ

壁紙選びをするときに

見落としがちなのが、

家具との「色合わせ」。

 

壁の色と床の色、

そして大型家具、

ソファ、ダイニングテーブル、

収納家具などの色味がバラバラだと、

どんなに素敵な色や模様の

クロスを選んでも

部屋がちぐはぐに見えてしまいます。

 

統一感のあるベースカラー。

部屋全体で

3色程度のカラーパレットを設定し、

壁や床、家具、

小物などの色をそれに

沿わせるとまとまりやすくなります。

 

素材感の連動:木材の質感や

ファブリックのトーンなど、

素材感でも統一感を持たせると

洗練された印象に。

 

照明との相乗効果。

照明の色温度

(電球色・昼白色・昼光色など)や

照度(明るさ)も、

壁紙の色を「どのように見せるか」に

大きく影響します。

 

たとえば電球色の

照明下では黄みが強調されるため、

ベージュ系やブラウン系の壁紙は

より温かみのある雰囲気に。

 

逆に昼白色のクールな照明では

青みや白みが強調されるので、

グレー系や寒色系の壁紙が

クリーンで洗練された印象を

引き出せます。

 

いずれもスポットライトや

間接照明と組み合わせることで、

壁紙の凹凸や素材感を

ドラマチックに演出することも

可能です。

 

特に木目や

石目の別素材仕上げと

組み合わせる事で、

光と影のコントラストが生み出す

表情が魅力的に変化します。

 

照明の配置にもこだわると

より充実した深みのある

空間が完成します。

 

壁紙の素材感や色、

模様は、部屋の「雰囲気」や

「過ごしやすさ」を

ダイレクトに左右する

非常に重要な要素です。

 

間取りが同じでも、

壁紙選びによって

暮らしの心地や

生活シーンの魅力は

大きく変わってきます。

 

暖色系・寒色系・中性色系

無彩色系など色の特徴を考えて、

部屋の用途やライフスタイル、

照明条件に合わせて

最適なカラーや素材感を選ぶことが

ポイントです。

 

そして家具やカーテン、

床材との

トータルコーディネートを

意識することで、

より完成度の高い

心地よさが充実する

空間を演出できます。

 

家づくりを予定している方はもちろん、

既にお住まいの住まい手にとっても、

壁紙の張り替えや

部分的な貼り替えは

大きな気分転換になります。

 

ぜひ、

部屋の仕上がりをイメージしながら、

素材感や色・模様を

検討してみてください。

 

それぞれの暮らしに

過ごしやすさのある空間を

考えた時に

室内の基礎空間は

インテリアの基盤であり、

上手に選ぶと

家具や雑貨がもっと生きてくる

ということです。

 

壁紙選びは「単に好みの色を選ぶ」のではなく、

空間の使い方や目的をイメージし、

家具や床・照明などと

バランスを取りながら

最適なトーンや質感、

機能を選び取る行為です。

 

そのポイントをイメージすることで、

部屋はただ過ごすだけの

場所ではなく、

その状況に応じて

心からリラックスし、

豊かな気持ちになる空間へと

仕上がります。

ぜひこの機会に、

壁紙・クロスを通じて

空間全体のデザインをイメージして、

暮らしの味わいを

より深く楽しんでみてください。

 

暮らしの趣を

イメージする時間を大切に。

 

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和風モダンの家に旅館のような風情と味わいを楽しむ和の美学と現代の暮らしが調和する広縁のある家づくり、風景のある暮らし、心地よさと機能美の空間設計に広縁の効能提案。

2025年01月15日 | 設計の事デザインの事

通路以上の価値を持つ

「広縁」のある暮らし、

美しき日本の家づくり・・・・・。

 

※中庭に面するように設計を施した間取り提案の広縁・縁側

 

かつて日本の住まいにおいて

「広縁」は、

庭と家を緩やかに繋ぐ、

極めて美しい

緩衝空間として

愛されてきました。

※夜になると灯りが漏れる事で生まれる味わいある空間に

 

それは単なる通路ではなく、

外の自然を感じながら

内なる心を癒す場。

※越前和紙を採用してデザインした障子と融合する静かな気品を持つ空間としての広縁の設計

 

日々の生活に

深い潤いをもたらす

知恵の結晶ともいえる

空間です。

※四季を通じて変化する中庭を味わう空間設計を施した広縁デザインの事例

 

現代の住宅においても、

この「広縁」の概念は

新たな息吹を吹き込まれ、

多機能かつ洗練された

ライフスタイルを支える場へと

昇華しています。

 

伝統的な美意識と

現代的な実用性を

兼ね備えた

広縁の魅力を深く掘り下げ

住まいの間取りを考える事で、

暮しに余白を持った潤いも

生まれるようになります。

 

広縁の普遍的な価値・・・・・。

広縁は、

単に家の内部と外部を

分ける役割を超えて、

「人」と「暮らし」「庭」を繋ぐ

象徴的な空間です。

 

この場所に立てば、

風や光、

草木の息吹が感じられ、

四季の移ろいが

家の一部として

溶け込んでいきます。

 

広縁のデザインには、

視覚的な美しさだけでなく、

心地よさと

静謐さをもたらすための

意匠が込められています。

 

たとえば、

天然木の床材が放つ

温もりや、

障子から差し込む

柔らかな光、

そして風景を楽しむように

庭との情景を設計する

窓の配置が、

心を和ませるリズムを

生み出します。

 

建築的視点・・・・・。

天井材には

杉や竹などの

自然素材を使用し、

天井高を少し抑えることで

心地よい「包まれる感覚」を創出。

 

壁には開閉を意識した状態を

計画する事で、

広縁全体に陰影が生まれ、

空間に深みを与える。

 

大開口部の窓を設けることで、

外部との一体感を強調しつつ、

快適性を維持。

 

現代の広縁の用途・・・・・。

リトリートスペースとしての

広縁の存在価値。

 

広縁は、

家の中で特に

自分だけの静寂を

楽しむ場としても最適です。

 

和室もそうですが

リビングや寝室の延長として

設計することで、

まるで小さな書斎や

読書スペースのような

使い方が可能です。

 

視界の先には、

手入れの行き届いた

庭や坪庭が広がり、

心を静めるひと時を味わう事も。

 

 家族のための多目的空間。

家族が集い、

絆を深める場所として

広縁に機能性

を持たせることも可能です。

 

昼間は子供たちの遊び場、

夜は家族揃って

日常とは異なる

食事のスペースや

星空を眺める場所として、

家族の記憶が

紡がれる場となります。

 

ホームオフィスとしての

新たな活用・・・・・。

リモートワークが

般化した現代では、

広縁を

ワークスペースとして

活用する事も一考です。

 

自然光を活かしつつ

適度に静かな環境が、

効率的でストレスの少ない

仕事空間を提供します。

 

広縁の設計における

重要なポイント・・・・・。

広縁を取り入れる際は、

以下の設計上のポイントを

考慮することで、

空間の魅力を

最大限に引き出すことが

可能です。

 

採光と断熱の両立。

広縁の大きな窓は、

明るい日差しを取り込む一方で、

夏場の熱気や

冬場の冷気を防ぐ

工夫が必要です。

 

Low-Eガラスや

環境との融合をよく考えた

パッシブ設計での

庇の活用、

環境との距離感等を

採用することで、

快適性を維持しながら

デザイン性も損ないません。

 

素材選びのこだわり・・・・・。

床材にはヒノキや杉などの

超仕上げを使用することで、

空間全体が木の香りに

包まれます。

 

また、

畳や和紙を

一部に取り入れることで、

座面を楽しむように

和モダンのテイストを

強調することができます。

 

屋外との一体感・・・・・。

庭との連続性を意識し、

植栽計画や

石畳の配置に

配慮することで、

広縁から眺める風景が

一枚の絵画のように

美しく仕上がります。

 

特にモミジやツツジのような

季節感を演出する植栽は、

広縁との相性が抜群です。

 

広縁がもたらす

生活の質の向上・・・・・。

 

広縁を持つ家での暮らしは、

単なる便利さを超え、

生活そのものに「品格」を

与えます。

 

この空間が生む時間の余白は、

忙しい日常の中に

心の安らぎをもたらします。

 

朝日の中で過ごす時間は

一日の活力を生み、

夕暮れ時には

穏やかな気持ちに

心が癒されるような・・・・・。

 

また、広縁は

住まい手のライフスタイルを

反映する空間

としての価値も持ちます。

 

趣味の場として、

あるいは自然と向き合う場として、

住む人の生き方そのものが

現れるようになります。

 

広縁は、

ただの空間以上の「体験」を

提供する場所です。

 

自然とともに

暮らしを楽しむ

日本の美学を

現代の住まいに

取り入れることで、

日常生活に

潤いと喜びをもたらします。

 

そして何より、

その存在が

間取りの工夫として

家全体に静けさと

優美さを宿し、

住まう人々の心を

豊かにしてくれる

付加価値の生まれる空間に

日々変化してくれるようになります。

 

もしあなたが

家づくりを考えているなら、

広縁を通じて

暮らしの本質的な美しさに

触れてみませんか?。

 

その選択は、

人生において

和をモダンに楽しむことにより

最も優雅な

環境となるかも知れません。

 

暮らしの環境に余白の生まれる

和の作法を身近に

そして

暮らしの趣を丁寧に。

 

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ナチュラルテイストな和モダン×ペニンシュラ型キッチンが叶える上質な暮らし、自然と調和するLDK設計の間取りとデザイン提案で心地よい空間を実現する住まいづくり。

2025年01月12日 | 設計の事デザインの事

和モダンの温かみと

ペニンシュラ型キッチンの

利便性が織りなす

心地よいLDK・・・・・。

家族が自然と集まり、

季節を感じる生活の提案基準。

今回の画像に

表現されている

LDK空間は、

和モダンを基調とした

優しいデザインと、

実用性を兼ね備えた

ペニンシュラ型キッチンが魅力の

住宅設計となっています。

 

このスタイルは、

伝統と現代性を

絶妙に融合させ、

住まい手さんの日常を

上質なものへと

引き上げるものです。

 

具体的なデザイン要素と

暮らしの魅力を丁寧に。

和モダンデザインの魅力。

木材の温もりと

柔らかな光が生む

癒しの空間・・・・・。

 

今回の住まいのLDKでは、

木材をふんだんに使用した

見せる為の化粧梁(けしょうはり)や

フローリング

そしてセレクトした家具が

空間全体に

温かみを与えています。

 

特に天井の梁は、

視覚的なアクセント

であると同時に、

空間に「和」の要素を

強調しています。

 

さらに、

外の庭を望む

大きな窓や障子風の扉が、

自然とのつながりを

感じさせ、

四季折々の風景を

楽しむことができます。

また、

ペンダントライトや

天井照明が、

柔らかい光を

空間に拡散させることで、

リラックスした時間を

提供します。

この「光の演出」が、

居住者にとっての

心地よい暮らしを

実現しています。

ペニンシュラ型キッチンの

利便性・・・・・。

 

アイランド型キッチンを

片方壁付けする

シンプルなカタチと

機能性の両立。

 

ペニンシュラ型キッチンは、

アイランド型キッチン同様に

調理をしながら

ビングやダイニングで

過ごす家族と

自然なコミュニケーションを

取ることができるのが

最大の特徴です。

 

今回のデザインでは、

キッチンが開放的でありながら、

リビング・ダイニングと

「ゆるやかに区切られている」ため、

視覚的にも居心地の良い

仕切りが保たれています。

 

キッチンカウンターの

白い天板は清潔感を醸し出し、

収納はミニマルな

デザインで

生活感を隠す工夫が

施されています。

 

さらに、

ダイニングテーブルと

動線的には

横移動で近接しているため、

料理を運ぶ手間も省け、

スムーズな家事動線が

確保されています。

 

庭を活かした「余白」の設計。

外の景色とつながる

贅沢な空間づくり・・・・・。

 

この住まいのLDKで

もう一つのポイントは、

外部の庭とつながる大きな窓です。

 

この設計は、

室内に「余白」を生むと同時に、

視覚的な広がりを

提供しています。

 

庭の景色を楽しみながら

食事をしたり、

ソファでくつろぎながら

季節の移り変わりを

感じたりすることができ、

暮らしの空間が

人工的ではありつつも「自然の一部」

であることを

実感させてくれます。

また、

庭には伝統的な

石灯籠や緑を配置して、

外からの眺めも

和とモダンの雰囲気を

引き立てています。

 

ダイニングスペースで叶える

心地よい暮らし・・・・・。

 

家族とゲストを

つなぐ場の設計。

ダイニングテーブルは、

家族が集まる中心として

重要な役割を果たします。

 

今回のデザインでは、

広々としたテーブルを配置して

家族やゲストと共に

パーティールームとしても

食事や会話を楽しむ時間を

存分に味わうことができる

設計です。

 

窓から見える庭の景色が

食卓を彩り、

日々の生活に

特別な時間をもたらします。

 

テーブルと椅子の選択も、

統一感のある

ベージュトーンで揃え、

空間全体の調和が

感じられる

仕上がりになっています。

 

伝統と現代を

融合させた設計思想・・・・・。

 

和モダンLDKが

もたらす

新しいライフスタイル。

 

和モダンスタイルのLDKは、

現代的な利便性と

伝統的な美しさを

兼ね備えています。

 

この空間では、

家族がともに過ごす時間の

豊かさを感じられるとともに、

外の自然を身近に感じながら、

日常生活に

癒しを取り入れることができます。

 

さらに、

ペニンシュラ型キッチンと

ダイニングの配置は、

家事やコミュニケーションの

効率を高め、

家族間のつながりを

強化する

理想的な間取りとなっています。

 

心地よさと効率が融合した

LDK空間。

 

今回のLDKは、

和モダンの要素と

ペニンシュラ型キッチンの

機能美が融合したデザインです。

 

家族のつながりを深める

空間設計や、

外の景色を取り込む「余白」のある

設計思想が、

住まい手さんの価値観にとって

上質な日々を提供します。

 

これから家づくりを

計画している方で、

そのような価値観を

お持ちの方には

ぜひこのような

和モダン×ペニンシュラ型キッチンの魅力を

体感していただきたいです。

 

暮らしの趣を丁寧に。

 

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ラグジュアリーと機能美を兼ね備えたMolteni&CのキッチンブランドDadaが叶えるホテルライクな暮らし、高級感と快適性で日常を特別な空間に変えるデザイナーズ住宅設計デザインが生み出す暮らしの魅力

2025年01月09日 | 設計の事デザインの事

ホテルライクな

暮らしの趣に

Molteni&Cキッチンブランド

「Dada」が添える

特別な暮らしの空間。

※Molteni&C 大阪ショールーム

 

日常を特別に変える

住まいの提案。

※アーバンスタイルなホテルライクをイメージしたLDK空間提案CG事例

 

そんなコンセプトを

実現するために必要なのは、

住まい手さんの

暮らしの価値観に紐づけた

デザイン性と

機能性を兼ね備えた空間です。

※Molteni&C ショールームLDK空間展示

 

Molteni&Cの

キッチンブランド「Dada」は、

暮らしを

ホテルライクに

アップグレードするための

ギアとして

理想的なキッチンの

選択肢。

※Molteni&C ショールームLDK空間展示

 

スタイリッシュな

デザインと

高品質な素材、

そして計算され尽くした

機能性が融合することで、

家族やゲストとの時間を

インテリアと機能性からも

優雅に演出します。

※Molteni&C ショールームLDK空間展示

 

Molteni&Cブランドを

意識した

空間美から生まれる

ホテルライクな暮らしの提案。

※ショールーム展示事例

 

キッチンを中心に、

暮らしの魅力をイメージする提案。

 

Molteni&C「Dada」のデザイン美学

Molteni&Cのキッチンブランドは、

シンプルながら

洗練された美しさが

最大の特徴です。

 

黒を基調とした

モダンなデザインや、

光と影を巧みに操る

間接照明は、

空間全体に

エレガンスな強みをもたらします。

 

使用されている素材は、

イタリアブランドらしい

上質さが際立ち、

大理石、

ステンレススチール、

ウッドといった

高級素材が

組み合わされています。

 

アイランド型キッチンや、

壁一面の収納が備わった

ミニマルな機能美の設計は、

視覚的な広がりを

演出しながらも

機能的・・・・・。

 

写真のように、

大理石のカウンタートップと

ブラックの収納が

一体となったデザインは、

高級感が漂い、

まさにホテルの

ラグジュアリースイートを

思わせます。

 

機能性と使いやすさの追求。

デザインの美しさだけでなく、

Dadaキッチンは

機能性の高さでも

定評があります。

 

調理器具や

食器を美しく

収納するための

スマートな引き出し、

空間に組み込む

一体化されたインテリアは

効率的で

快適な調理環境だけではなくて

ラグジュアリーな

生活空間を提供します。

 

ハイライト機能。

隠し収納で

整った見た目を保つ。

 

IHクッキングヒーターや

オーブンを

ビルトインで設置。

オーダーメイド可能な

キャビネットシステムで、

個々のライフスタイルに

合わせて設計が可能です。

 

このようなキッチンは、

料理をする時間そのものを

贅沢で快適な

ひとときに変えてくれる

空間の機能的な

アイテムとなります。

 

暮らしを豊かにする

インテリア性の融合・・・・・。

Molteni&C・Dadaのキッチンは、

単なる調理スペースという

作業場のイメージではありません。

 

勿論調理する為のキッチンですから

家事空間としての機能性を持ちつつ

リビングルームや

ダイニングルームと

シームレスに融合し、空

間全体を一つの美しい

アートのように仕上げる

力を持っています。

※BAROS等のオーダーメイドキッチンの場合も同様に。

 

オープンプランのリビングインテリアと

調和するデザインにより、

日常に特別を生み出し

家族やゲストとの

有意義な時間を演出します。

 

ホテルライクの実現。

シンプルながらも

豊かなテクスチャと

モノトーンの配色が、

まるで高級ホテルの

ラウンジのような雰囲気を

醸し出します。

 

洗練された

ライフスタイルの象徴・・・・・。

 

空間と一体化する

キッチンを導入することで、

生活空間が格段に

スタイリッシュになります。

 

資産価値の向上。

高品質な設備は、

住宅全体の価値を高める

要因となります。

 

個性とオーダーメイドの実現。

カスタムオプションにより、

デザインの自由度が高く、

理想のキッチンを

形にすることができます。

 

キッチンは単なる

調理スペースではなく、

LDKとして

一体化した空間でつながることにより

家族やゲストが集う

「心の中心」にもなります。

 

Molteni&Cのインテリア性能と

機能性の融合を意識して

Dadaキッチンを採用することで、

ホテルライクな優雅さと、

日常生活の快適さを

両立させる

ラグジュアリーな

モダン空間として

住まいを

手に入れることができます。

 

日常を特別にするその一歩を、

Molteni&Cのインテリアと

Dadaブランドの

融合性と機能性から

総合的に

ホテルライクを

考え始めてみませんか?。

 

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限られた空間を最大限に活用する暮らしの空間と間取り、ライフスタイルを意識した暮らしの提案に階段下デザインで理想の住まいを実現するようデッドスペースを魅力的に階段下空間を活用した暮らしの工夫

2025年01月07日 | 設計の事デザインの事

階段下空間を活かした

オシャレで暮らしやすい

住まいの提案。

※シンプルモダンのLDKと一体化した階段下空間

 

階段下空間に

新たな価値を見出す・・・・・。

 

現代の家づくりでは、

限られた空間を

いかに有効活用するかが

重要な課題というケースもあります。

※リビングアクセス階段の箱型を利用して下部にLDKとつながる階段下コーナーを間取りに組み込んだ事例

 

その中でも「階段下空間」は、

つい見過ごされがちな場所。

トイレや収納にと考える事も

多いかと思います。

 

ですが考え方によって

その階段下のスペースには

大きな可能性が

秘められています。

 

特に、

階段下を日常的な

生活空間や、

趣味や作業の場として

活用することで、

家全体の利便性と

デザイン性を

大きく向上させることが

できます。

※LDK・ダイニングテーブルの背面に配置した階段下ワークスペースの事例

 

階段下の空間を

オシャレで実用的な

「ワークスペース」にすることで

変化する間取りの効能。

 

このような設計は、

シンプルモダンなデザインや

空間の連続性には

そぐわないと思われるかも

知れませんが

実はデザインの考え方で

スッキリとした空間の繋がりを

生み出すことも可能です。

 

上記は一例ですが、

家族それぞれの

ライフスタイルに

フィットする

柔軟な設計の工夫で

暮らしの質を向上する

最適解の空間ををご提案しています。

 

階段下空間活用のメリット、

スペースの最大活用・・・・・。

 

通常デッドスペースとして

見られがちな階段下も、

クリエイティブな発想として

日常の生活空間に

変えることで、

限られた床面積を

効率的に利用できます。

 

デザイン性の向上・・・・・。

シンプルでモダンな

インテリアと

階段下を融合させることで、

視覚的にも美しい空間を

つくり出す事も可能です。

 

ライフスタイルに適応。

リモートワークの普及により、

コンパクトな

ホームオフィスや

家族共用の作業スペースとして

階段下空間を活用するケースも

存在します。

 

階段下を活用した

ワークスペースの実例。

機能性を重視した

ワークスペース・・・・・。

 

階段下をワークスペースに

活用する場合、

天井の高さを考慮した

デザインが鍵になります。

 

低い部分には収納棚を設置し、

使いやすい作業デスクを

配置することで、

効率的な空間利用が

可能となります。

 

さらに、

壁付けの照明や

アクセントとして

植物やアートを配置すれば、

作業環境が快適になります。

 

デスク下には

引き出し式の

収納ボックスなどを配置。

 

壁にはインターフォンや

スイッチ類、コンセントを

使い勝手にあわせて

まとめて設置。

 

家族共有の

ミニワークスペース。

 

家族みんなが使える

共有スペースとして

階段下を活用するアイデアも

ライフスタイルの変化に

対応できるように。

 

例えば、

子どもの宿題スペースや

趣味の裁縫、

家事作業、

模型作り、

読書等

いろいろな作業スペースとして

使用することを想定することで、

リビングやダイニングの

スペースを

圧迫することなく、

作業場所を確保できます。

 

コンパクトな椅子と

デスクを配置し、

簡単な作業用に特化。

 

壁掛けの収納棚や

ホワイトボードを設置して

家族で共有も可能になります。

 

デザインのポイントと注意点。

照明と採光・・・・・。

階段下は暗くなりがちなので、

間接照明や

スポットライトを取り入れて

明るい空間を計画することが

大切です。

 

また、

壁や天井の色は

明るいトーンを選ぶことで、

視覚的にも

広がりを感じられます。

 

収納スペースとの融合。

ワークスペースと

収納を組み合わせることで、

無駄のない空間設計が

可能になります。

 

デスク周辺には

書類やステーショナリー(文房具)を

しまえる引き出しや

ラックを設置するのが

おすすめです。

 

空間の一体感・・・・・。

階段下をコーナーとして

考える際のデザインは、

家全体のインテリアと

調和することが重要です。

 

例えば、

リビングやダイニングの

デザインに合わせた

木材やカラーを選ぶことで、

一体感のある仕上がりになり、

くぼみがあることで広さを感じる

フォーカルポイントに

なることもあります。

※フォーカルポイントとはインテリア用語で

視線の集中する場所

 

階段下空間で

暮らしをもっと豊かに・・・・・。

階段下の空間活用は、

住まいと暮らしの時間を

さらに快適で

魅力的なものに変える

可能性を秘めています。

 

日常の暮らしの中で、

ちょっとした

工夫を加えることで生まれる

新たな価値を

ぜひ体験してください。

 

家づくりで

新築やリフォーム

リノベーションを検討する際に

自分たちの暮らし時間を考えて

そのような空間の

優位性がどうなのか、

理想的な暮らしの効能が

生まれるのかを

意識しながら

階段下空間の可能性を最大限に活かし、

暮らしに新しい風を

取り入れてみては

いかがでしょうか?。

 

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格子の美学、和モダンを纏う外観デザインと心地よい空間の創造 日本建築の伝統を受け継ぎながら現代のライフスタイルに調和する格子。その美しさは深みと洗練をもたらし内と外を絶妙に繋ぐ。

2025年01月06日 | 設計の事デザインの事

格子のある外観と

格子がつくりだす趣のある

和の設えの空間。

※和風の外観表情を豊かに醸し出す格子の採用提案事例

 

 

 

 

 

※数寄屋を意識した瓦屋根の和風住宅に格子の提案事例

 

日本の住まいにおいて

「格子」は

長い歴史を持つ

デザイン要素です。

※夜間には格子から漏れる灯りが住まいの外観に異なる表情を生み出します。

 

その繊細でありながら

力強い存在感は、

和の美意識を語るうえで

欠かせません。

 

格子はただ外観を

美しく整えるだけではなく、

光や風を巧みに取り入れる

機能性も

兼ね備えています。

 

伝統的な和の要素を

取り入れながらも、

モダンな住宅に

調和させた「格子デザイン」を

検討する事もあります。

※タイル張りのモダンな外観に沿うアルミ素材格子での外観デザイン提案事例

 

※夜になると格子から漏れる灯りで繊細な表情を生み出します。

 

実際にこれまで

多くの格子を

暮らしの趣に

取り入れた住宅を

手がけてきました。

 

「格子のある外観」と

「格子が生み出す和の設え」をテーマに、

その魅力ある住まいについて

採用のポイントを。

 

格子の外観が生み出す

美しさと機能性・・・・・。

※ハーフビルトインガレージの家に通り土間の存在感を調整した格子のある家設計事例

 

格子を外観に

取り入れることで

得られる最大の魅力は、

その美しさと

機能性の両立です。

※夜になると格子の部分も含めた土間の存在が外観に奥行きのある佇まいを生み出します

 

格子は建物の外観に陰影を与え、

平面的になりがちな

デザインに

奥行きを持たせます。

 

また、格子との「間」を

設計する事で

視線を適度に遮りながらも

光や風を通すという、

暮しの空間に

快適な環境を

提供する特徴があります。

 

たとえば、

奈良県の気候では

夏場の強い日差しを和らげつつ、

屋根や庇を活用する事で

窓を開けて

涼しい風を室内に

取り込むことが

可能になります。

※中庭を介するリビング空間は外構の距離感を変化させ開放感を生み出します。

 

リビングに面する

窓の外に格子を配置して

中庭化することで、

外からの視線を

遮りながらも

庭の緑を感じられる

工夫を施すことも可能になります。

 

また、

夜間には格子越しに

室内の照明が

柔らかく外に広がり、

幻想的な雰囲気を

生み出します。

 

格子がつくる

和の設えの空間・・・・・。

 

格子は、

屋内空間にも

大きな影響を与えます。

 

たとえば、

障子や襖に用いられる

組子細工は、

格子の美しさを

最小単位で

表現したものです。

 

格子によって仕切られた空間は、

完全に遮るのではなく、

程よく視線を通すことで

空間に広がりと

つながりを感じさせます。

 

これにより、

住まい全体が

開放感を保ちながらも

プライバシーを確保できます。

※中庭を設けて一階から二階までを覆い隠す壁に格子をデザインした事例

 

※目隠しの役目と表情を彩りつつも採光や陰影、距離感をつくりだす格子の存在価値

※目隠しの役目と表情を彩りつつも採光や陰影、距離感をつくりだす格子の存在価値

 

※目隠しの役目と表情を彩りつつも採光や陰影、距離感をつくりだす格子の存在価値

 

格子を使った中庭デザイン

中庭を囲む形で

格子を取り入れると、

昼間は庭に注ぐ自然光を

室内に柔らかく届け、

夜には中庭の

ライトアップや

漏れる灯りを楽しむ

スクリーンの役割を果たします。

 

木製を意識した

格子を用いることで、

自然素材の暖かみを

取り入れつつ、

和の趣を存分に感じさせる

空間を生み出すことが出来ます。

 

格子デザインを

成功させるためのポイント。

 

格子を取り入れる際には、

最低でも

以下のポイントを

意識する事が大切です。

 

●素材選び。

木材を用いた格子の場合は、

伝統的な

和の雰囲気を強調します。

 

一方で、

アルミ製やスチール製の格子は

メンテナンスが容易で

モダンな印象を与えます。

 

●配置の工夫。

格子の幅や

間隔を工夫することで、

外からの視線の遮断具合や

光の通り方を調整できます。

 

玄関周りに格子を用いる場合は、

サイズもそうですが

特に間隔を調整して

プライバシーを確保するのが

おすすめです。

 

●色使い。

周囲の景観や

建物の外壁の色に合わせて

格子の色を選ぶことで、

全体の調和を

保つことができます。

 

特に、

ナチュラルな木目調や

金属質な素材感、

黒塗りの格子は

和モダンのテイストにも

彩りを添えます

 

格子は、

単なる装飾ではなく、

光と影を操り、

空間に深みと機能性を

もたらす重要な要素です。

 

和の趣を大切にしながら

現代のライフスタイルに

適応させたデザインは、

住まいに豊かさと

心地よさを与えます。

 

格子を活かした設計を活用して、

住まいに独特の心地良さと

味わいをご提案しています。

 

格子を取り入れた

和モダンな住まいを一考するのも

暮らしの奥深さを生み出す

付加価値のデザインです。

 

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薪ストーブが紡ぐ豊かで緩やかな暮らしの空間、家族の時間と空間デザインを変える、炎のある住まいの魅力提案、インテリアであり実用的な暖房器具、そして調理器具としての万能性の採用。

2024年12月26日 | 設計の事デザインの事

薪ストーブのある暮らし。

 

郊外でゆとりある暮らしを

楽しむ過ごし方に

過ごす緩やかな時間を楽しむ

付加価値時間を

味わうということ・・・・・。

※アンテークな空間を楽しむ暮らしの構成に薪ストーブの存在価値・モダンな空間にも対応は可能です

 

薪ストーブのある空間で

過ごす体感は、

ただの暖房機器を超えた

体験時間です。

 

炎の揺らめきを

眺めるひととき、

薪をくべる音、

薪の香り・・・・・。

 

薪ストーブは、

現代の忙しい生活に

“癒し”や“ぬくもり”を提供し、

暮らしの価値を

一段と高めます。

 

特に家づくりを

検討中の方にとって、

薪ストーブを取り入れることは

ライフスタイル

そのものをデザインする

選択肢となります。

 

薪ストーブの魅力を深掘りし、

その付加価値を見つける事で

日々の暮らしと同時に

空間の充実度と

過ごし方の変化も

味わうことが出来ます。

 

新しい家での暮らしを

計画する際に、

薪ストーブに

どのような効能があるのかを

じっくりと

考えてみませんか?。

 

薪ストーブのある暮らしが

もたらす豊かさ。

 

視覚・聴覚・嗅覚を

刺激する心地よさ。

 

薪ストーブの

魅力のひとつに、

炎の揺らめきがあります。

 

心を落ち着ける

オレンジ色の光、

薪が燃える

パチパチという音、

そして自然の香りが

広がる室内。

 

これらは

「五感で楽しむ暖房」として、

単なる機能を超えた

リラクゼーション効果を

提供します。

 

リビングや

ダイニングに

薪ストーブを設置することで、

家族が自然と

集まりたくなる空間が

生まれます。

 

人はやはり

本能的に

心地居場所に

移動しますよね。

 

家族の時間と

コミュニティの醸成・・・・・。

 

薪をくべる作業や、

薪の管理は

手間がかかるように

思われがちですが、

そのプロセスが

家族や仲間との

共同作業の場になります。

 

「薪割りを一緒にする」

「火を囲みながら話す」

というアナログな時間が、

現代では逆に新鮮で、

家の中での行動も考え方も

よい意味で少し変わります。

 

大切な時間を深める

きっかけにもなります。

 

静かな空間で

炎の揺らめき

味わいながら過ごす時間を

楽しんでみませんか?。

 

家づくりで

薪ストーブを選ぶ際の

ポイント。

 

薪ストーブの種類と特徴。

薪ストーブには大きく分けて、

以下の種類があります。

 

鋳鉄製ストーブ: 蓄熱性が高く、

長時間暖かさを保つ。

クラシカルなデザインが魅力。

 

鋼板製ストーブ: 熱伝導性が良く、

短時間で室内を

暖めるのに適している。

モダンなデザインが特徴。

 

ペレットストーブ: 燃料に

木質ペレットを使うタイプで、

薪ストーブよりも

手軽に操作可能。

 

適切な設置場所の検討。

薪ストーブは

部屋全体を暖める

熱源であるため、

リビングや吹き抜け空間など、

家の中心的な位置に

設置するのがおすすめです。

 

また、

煙突の設計も重要で、

建物の構造や

高さを考慮して

配置する事が重要です。

 

 

また薪の調達や

煙突掃除といったことも

重要ですので、

長期的な計画を

考慮しておくことが大切です。

 

薪ストーブのある暮らしを

さらに楽しむ工夫。

 

薪ストーブを活用した調理。

薪ストーブは暖房だけでなく、

調理器具としても

活躍します。

 

ピザを焼いたり、

煮込み料理を作ったり、

アウトドア感覚を

日常生活に

取り入れることも可能です。

 

最近では薪ストーブ専用の

調理器具も多く販売されており、

料理好きの方々には

たまらない魅力にもなっています。

 

薪ストーブをインテリアとして楽しむ

薪ストーブは

そのデザイン性も重要なポイント。

 

シンプルなモダンデザインや

クラシカルな

欧州風のものまで

選択肢が豊富です。

 

薪棚や周囲の壁を

暮らしのイメージと重ねることで

空間全体の趣も楽しむ事ができます。

 

周辺環境との調和。

薪ストーブは、

庭やウッドデッキなどの

アウトドア空間との

相性も抜群です。

 

外での薪割り作業や、

ストーブを囲む

外部スペースを活用して、

内と外をつなぐ

暮らしのデザインが

可能になります。

 

薪ストーブは

「暮らしのデザイン」に

深く関わります。

 

そういう意味でも

薪ストーブは、

単なる暖房器具を超えて、

暮らし全体に

“豊かさ”をもたらす

存在です。

 

単なる暖房器具という

位置づけではなくて

その炎が作り出す空間は、

人々の心を癒し、

家族や仲間のつながりを強め

人の本能にも語り掛けます。

 

空間の構成要素は

暮らしの中に溶け込み

癒しの役割を果たします。

 

家づくりを計画中の方で、

そこに価値を

イメージ出来る場合は

ぜひ薪ストーブを

選択肢に入れてみてください。

 

新しい家での暮らしに

「ぬくもり」と

「特別な時間」を添える

薪ストーブの存在。

 

選ぶ価値は十分にあります。

 

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