奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

間取りと暮らしに収納の関係性をデザインするように、ファミリークローゼットのある暮らし、階段近くや玄関近く、水回りの洗面脱衣室近く等、計画する位置関係で使い勝手も変わります。

2023年11月29日 | 設計の事デザインの事

 

注文住宅で考える

ファミリークローゼットのある暮らし。

※ハンガーパイプをメインにしたファミリークローゼット

 

注文住宅で

ファミリークローゼットを

計画する間取り計画。

※棚をメインにしたファミリークローゼット

 

家族で共有できる

ファミリークローゼットが一つあると、

生活動線が楽になる、

より便利に生活できるなど

多くのメリットがあります。

 

しかし、

そのメリットを生かすためには、

目的に合わせた配置やm取りを

知っておくことが大切です。

 

ファミリークローゼットとは何か、

メリットやおすすめの間取り、

注意点について。

 

ファミリークローゼットとは、

家族の衣服などを

全員分まとめて収納できる

クローゼットの事です。

 

家事を行う際などの

間取りと家事作業をよくするために

採用する場合があります。

 

洗濯物を全てまとめて片付けられる、

外のホコリや菌を

持ち込ませないなどの

メリットがあります。

 

家族の動線や設置目的によって

どのように配置されるかは

大きく変わります。

 

ファミリークローゼットの

メリットとして

近年人気が高まっている

ファミリークローゼットですが、

なぜファミリークローゼットを

採用するケースが多いのか?。

 

洗濯動線が改善されるという事。

ファミリークローゼットがあると、

洗濯物を一つの部屋で収納できるため、

洗濯動線の改善に効果的です。

 

ファミリークローゼットがない場合、

家族の部屋ごとに

洗濯物を収納することになり、

手間がかかります。

 

ファミリークローゼットがあれば、

家族の洗濯物を

まとめて全て収納できるため、

手間がかかりにくくなります。

 

整理整頓しやすくなる。

ファミリークローゼットは

家族の多くのものを収納できます。

 

服だけではなく、

コートやカバン、

帽子など、

外出用のものを

まとめて収納することで、

ものがスッキリと

片付きやすくなる点がメリットです。

 

玄関のそばに配置すると、

外から帰って

すぐ片付ける習慣にもつながり、

物が散らかりにくくなります。

 

外の汚れや菌を

部屋に持ち込みにくくなる。

 

玄関の近くに

ファミリークローゼットを設置すると、

外の汚れや菌を

部屋に持ち込みにくくなります。

 

外から帰ってきたらまず、

コートや帽子など

外で着たものを脱ぎ、

そのままリビングに入れば

菌や汚れを持ち込みません。

 

玄関の近くに洗面や浴室を設置すると、

より衛生的な状態を

保てるようになります。

 

間取りによっては

スペースの節約になる。

ファミリークローゼットがあると、

家族の個室ごとの

クローゼットをなくせたり、

クローゼットを小さくできたりします。

 

部屋を広くできるため、

逆にスペースの節約になる事もあります。

 

ファミリークローゼットは

いくつかの配置パターンがあります。

 

目的に合わせて適切に配置することで、

よりファミリークローゼットを

有効活用できるようになります。

 

廊下からつながるように

配置するケースは

特に階段のそばにあると、

家族が共有して使いやすく、

洗濯物の片付けや

整理整頓もしやすくなります。

 

また、洗濯物などが多いご家庭では

脱衣室近くに1~2畳脱衣室の近くに

ファミリークローゼットを配置すると

便利になる事も多いです。

 

クローゼットに普段着る

洋服を入れておくと

朝の着替えがしやすく、

帰ってきてからも

お風呂に入って

すぐ着替えられるため、

比較的動線に無駄がありません。

 

玄関のそばに配置するケースであれば、

シューズクロークにつなげて

配置することができ、

外出で使う小物などもまとめて

収納できます。

 

また、外の汚れを中に持ち込まずに

済むため、

家の中をきれいな状態で

維持するのにも効果的です。

 

ファミリークローゼットを

設置する時には、

間取りのコツがあります。

 

配置する目的を明確にする事。

ファミリークローゼットは

設置する目的によって

配置が大きく変わります。

 

そのため、

目的を十分に考えずに

間取りを決めてしまうと

失敗しやすくなります。

 

大まかに分けると収納を重視するか、

実際の使い方を重視するかで

配置するべき場所が変わります。

 

なぜファミリークローゼットを

計画したいのか、

どのように使っていきたいのかを

シミュレーションした上で

間取りを検討する事が重要です。

 

リビングや和室の近くには

配置しない方が良いです。

 

来客が多い家の場合、

リビングや和室など、

お客様がいる部屋の近くに

ファミリークローゼットを配置すると、

使いにくさを感じる場合があります。

 

ファミリークローゼットは、

目的に応じて適切な

配置が変わるため、

設置を検討する場合は

家族で目的をよく確認し、

配置を考えることが大切です。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

住まいの新築・リフォーム

整理収納・模様替え等

ご相談・ご面談・ご依頼等

■やまぐち建築設計室■

ホームページContact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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デザインという行為が住まい造りの中でどのような意味を持つのか?単純にカタチをデザインするという訳はなくて過ごし方や趣、その空間で過ごす時間の感じ方がどのような意味をもつのか?。

2023年11月28日 | 設計の事デザインの事

 

例えばですが

デザインという言葉を聞いて

何を連想しますか?

※中庭と吹抜けを挟んだ暮らしの環境とデザインをご提案した内観イメージCGの事例

 

外見の美しさや

カッコよさなど

見た目に関わる事が多いかと思います。

ですけど。

デザイナーの佐藤卓さんの

デザインとは物事の間を繋ぐもの

という言葉に触れて

考え方が深くなった時がありました。

 

例えば、

手紙を書くときに

自分の気持ちが

より伝わるように

文字の大きさや改行の仕方などを

考えることも

デザインであると佐藤さんは言います。

 

手紙を書いた人の気持ちと

手紙を受け取る人との間に入って

それらを繋げるための

デザインということだと思うんです。

 

このblogもそういった意味では

デザインの一つで、

住まいや暮らしづくりに対する想いと

このblogを読んでくださっている方との

間を繋いでくれる

「デザイン」なのだと思います。

 

デザインが単純に

形のことを言うのではない

ということが分かると、

僕が続けている設計とは

何と何を繋ぐものなのか

深く考えることが出来ます。

 

家を設計する行為ですが

それはその先にある

暮らしそのもに繋がるデザインに。

 

「家と家族」、「家族と家族」、

「庭と家族」、「街と家族」、

「気候と家族」 ・・・・・。

 

人や暮らしの数だけ

その「こたえ」は存在していて、

その家族や家が建つ土地の条件などで

変多くの物事が変わってくるものだと思います。

 

暮らしの環境がどのようにつながり

家族の未来が良い方向へと

満たされていくのか?

漠然と、

でもそれぞれに「豊かな住まい」を考えて

深い意味で暮らしの在り処を

どのように考えるべきなのかという事を

デザインの趣として考えています。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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インテリアの提案と暮らしのコーディネートデザインも住まいを設計する際に大切な建築家の仕事の一部、住まいと暮らしの空間構成と間取りそして広さと使い勝手のバランス提案。

2023年11月27日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

 

 

使い易い一枚板テーブルのある暮らし。

※一枚板のテーブル検討にIDCショールーム南港へご案内中

 

毎日使うものは

良いものを選びたい、

というのはある意味

当然の心理だと思います。

※一枚板テーブル用脚のセレクト

 

「良いもの」の定義は

その人それぞれの感性によっても

分かれることだと思います。

※ショールーム内の一枚板セレクトコーナー

 

そして世間で「良いもの」と

されているものは

比較的長く愛されてきたもの

という見方もできます。

 

長く愛されてきた

という理由を探ると

そこに共通するのは「使い易い」

ということの存在があります。

 

使い易いという定義と感覚。

 

「使い易い」を定義する場合、

それがどのような分類に

属するものかで

多少変わってきます。

 

例えば家電であれば操作性、

ファッションであれば

TPOを選ばない、

日用品であれば

手に馴染む・使用時に違和感がない

というところ。

 

そこで家具において「使い易い」を

定義した際には

過度な重量を感じない

扉や引き出しの位置

数が適切で開閉も容易

といった実用面から

自身の住まいに合っている

住み替えがあったとしても

どのような空間にも合うと、

いくつかの要素から

語ることができると思います。

 

そのうえで「使い易い」という

いわば感覚的なものに

由来する表現は

これは使い易い

これは使いにくいと

厳格に線引きされるものではなく、

その人の事情や感性において

使い易いと感じていれば

それで良いという側面はあります。

 

同時に、

仮に使いにくいものでも

その不便を楽しむ、

例えばアナログなものを

愛好するといった

人もいるという多様性こそが、

様々な楽しみ方を

生むことになっていることも

忘れてはいけないと思います。

 

人生観と同じです

好きな車やバイク

好みのファッションや料理等。

 

勿論・・・家造りも一緒です。

 

そして一枚板テーブルも

使い易いものを選ぶ。

 

無垢材でつくられる「無垢材家具」は

そのカテゴリーごとに「無垢材〇〇」と

名前が変わります。

 

テーブルであれば「無垢材テーブル」です。

 

その無垢材テーブルの中でも

際存在感を放つのが

「一枚板テーブル」と言えるかと思います。

 

樹齢約100年、

もしくはそれ以上の年月を生きた

大木の表情を余すことなく表現する

一枚板天板。

 

その天板でつくるテーブルは、

どのような天板を使用するか、

それを選ぶことができる

「楽しみ」を持っています。

 

どのような天板を選ぶのかで、

そのテーブルを使用する場の

雰囲気も大きく変わります。

 

また、その天板選びは

様々な観点で行われるはずです。

 

憧れの樹種がある、

絶対にこの杢が入っている

ものでなければ、

といったこだわりから

サイズなどの実用面や

価格を第一に考える人もいます。

 

同時に覚えておいてほしいのは、

今選んでいるものは

飾ってあるのを

見て楽しむものではなく、

実際の食事や作業、

つまり毎日の暮らしで

使うためのものだという事です。

 

貴重な一点ものである

一枚板天板でも

それは変わりません。

 

そこにはやはり「使い易さ」は

欠かせないはずです。

 

実際のスペースとの

バランスが使い易さを生むという事。

 

では実際に使い易さを

ふまえたうえでの

一枚板天板選びは

何を重要視するべきなのか。

 

第一にサイズが

空間に対して適正か?

使用する際に狭く感じないか?

 

一枚板テーブルに限らず、

ダイニングテーブルは

空間に対して

ある程度のスペースは

必ず占有します。

 

そこで大きすぎるものは

周囲の回遊や椅子の出し引きを

不便にし、

それは「使いにくいもの」と

なると思います。

 

そのうえで実際に使用する際に

狭く感じないものを

選ぶ必要があり、

そのバランスの取り方は

家具販売店などで

客観的に全体像を確認しながら

選定する事で失敗も少なくなります。

 

軽視してはいけない「奥行き」。

 

狭く感じない=快適に過ごす事ができる、

あるいは食事や作業の際に

窮屈感がない、

という観点が「使い易い」に

繋がるので

一枚板天板を選ぶ際には

「奥行き」を軽視しないように。

 

一枚板天板はこの「奥行き」の点で

一般的なテーブルよりも「細い」ものが多いです。

 

これは一枚板天板が

高樹齢の大木からしか

確保できないという事情によるもので、

一枚板天板の奥行きは

そのまま木の太さといっても

良いものです。

 

もちろん、

その樹種によっては

細い樹径にしかならないものも

あるのですが、

樹齢が高くなれば

太い木になるなかで、

そのような高樹齢のものは

特に人気樹種ほど

少なくなっている現状はあります。

 

だからといって、

あまりに奥行きが細い天板を選ぶと、

実際の作業や

食事の際のスペースが

確保できないことや、

対面した人との

距離が近すぎて落ち着かない、

といったこともありえます。

 

対面した際に

確保しておきたい

互いのスペースは80cm程度と

言われており、

できれば最低でも

その程度の奥行きのある

天板を選びたいところです。

 

一枚板天板は、

木のそのままの形を

テーブルにするものであり、

皆さんも知っているように、

木には様々な形状があります。

 

真っ直ぐ空に向かって

伸びているもの

ばかりではありません。

 

それこそ真横に向かって

伸びていくものや

幹が二股に分かれるもの、

波打つような樹形も

穏やかなものから

大きく激しいものまで

様々です。

 

一枚板天板は、

それらの特徴的な形状や

自然が生み出した

有機的な曲線の連続、

不均等性こそが

その大きな魅力です。

 

それらが芸術性を持って

人々を魅了するわけですが、

同時にあまりに

特徴的な形状は

使い易さを損ないます。

 

空間に対しても

悪い意味での存在感が増幅し、

全体の雰囲気を

ちぐはぐにしてしまう

可能性もありえます。

 

その形状が魅力的な

一枚板天板であっても、

できる限り

直線に近い形状のものを

選ぶことが

本当の意味で使い易いもの

となりえるはずです。

 

繰り返しになりますが、

使い易いという感覚は

人によっても異なり、

その使いにくさや不便さを

楽しむことを

良しとする人もいます。

 

枚板テーブルにするための

一枚板天板選びには

空間とのバランスも

生活の習慣も関係してきます。

ですが、

使い易いものを選ぶことが出来れば、

その愛着はさらに高まり、

毎日の食事や作業もより

楽しくなると思いますよ。

 

過ごし方と空間

そしてインテリアの

要素のバランスを大切に。

 

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思想から考えて設計するデザインの着地点、和モダンのイメージを悟りの窓や吉野窓から拡張しつつ心の在り処のような空間を風景と佇まいのデザインとして住まいの設計に。

2023年11月27日 | 和モダン 思想

 

風景や空間、

そして庭を切り取る空間の存在。

 

※門屋・塀を含んだ和モダンの佇まいをイメージした数寄屋の家提案

 

建築設計、特に住宅の設計に携わる際には

人を考え建物を考え、

どういった空間にする事が

最適な状態となるのか?

モノゴトを決める際、

何を入れて何を入れないべきかを

特に意識するようにしています。

※モダンな印象を障子のイメージでデザインしたステンドグラスでの丸窓

 

庭や風景、

そして佇まいをを

どのように空間へ入れるか、

思考に多くの時間をさきます。

 

窓そのものの存在が

見え方や感じ方を変えるからです。

 

窓のカタチやサイズで

その壁自体の印象も

空間もイメージも変わります。

 

勿論それだけではなくて

段説や遮熱の性能も

掃除の方法も

維持管理も・・・・・etc。

 

素材や材料、

ひとつひとつに意味があり

選定や提案にも意味があります。

 

皆さんも

素敵な空間があると

ついつい目がいってしまいませんか?

 

cafeや美術館のエントランス等

窓の印象で風景の見え方や感じ方

印象が変わりますよね。

※中庭を望む玄関先に悟りの窓をイメージした丸窓を設計

 

庭や気持ちの存在を

どのようにカタチへ反映するべきか、

窓への意識も大切にしています。

 

小さなスペースでも

庭の開放感と明るさに

眺めを進めてみようという

気持ちになる事はありませんか?。

※階段と余白の間に吉野窓をイメージした丸窓を設計

 

勿論それは家の中、

室内空間でも同じ。

 

室内の絞られた空間と

外の対比で

見え方も様々に変化します。

 

空間でどのような視線で

その窓を意識するのか?

 

空間での過ごし方に丁度良い

そんな窓や景色の意味が

大切だと考えていますよ。

 

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ホテルライクな暮らしの空間をつくりだすように、日常的に過ごす場所でありながら非日常を深く味わうインテリアと空間構成の設計とデザイン。

2023年11月26日 | 設計の事デザインの事

 

ホテルライクな暮らし

というご相談を

お受けする事もよくあります。

 

ホテルのような暮らしの空間。

カッシーナ・イクスシー大阪店Cassina ixc. Osaka shop・2F COORDINATED  ROOM 

 

ホテルという場所は

基本的に

いつもの家とは異なる

「非日常」を感じる場所です。

 

それを感じる要素は、

例えば単純に家ではない場所、

地元から遠く離れた土地

であるという点にもありますが、

よほどのスイートルーム

などでなければ、

必要なものしか置かれておらず、

決して散らかっていないという

部分にもあります。

 

それはつまるところ

生活感の無さに繋がります。

 

住まいにおける

いわゆる生活感とは、

大きく分けて

暮らしを営むためのものが

目に見える部分に

露出されているという事と

家具や内装などの

部屋を構成するものが

煩雑化しているという

2点から生まれます。

 

自宅は日々の暮らしの

あれこれを営むための

空間であり、

長く住むほどに

傷みは出てくるものです。

 

自宅で生活感を

完全に排除するという

事ではなくて、

ホテルのような空間を

ということは

生活感を排除することに繋がり、

それが「上質な空間」を

味わうことが出来ます。

 

整理整頓の極意は「隠すこと」。

 

ホテルの部屋は

基本的に整理整頓が

行き届いています。

 

それはホテルの

各サービスの人たちの

働きによるものですが、

それこそが

「生活感を感じさせない」ための

重要な要素です。

 

今あるものを

あらかた処分すれば、

一時の(あるいはしばらく後も)

整理整頓は容易です。

 

しかし、ホテルで過ごす

数日間と違って

住まいはずっとそこで

暮らす場所です。

 

日頃からの意識が無ければ

いずれまた必要・不必要問わず、

ついつい物を買い

室内に物は増えていきます。

 

そこで大事なのが「隠すこと」。

 

具体的には

扉付き・引き出し付きの

収納を取り入れ、

そこに散らかりがちなものを

入れておくことです。

 

ホテルでは

生活感のあるものは

全て収納家具の中に

整理された状態で

配置されています。

 

扉や引出は

木製のものが多く選ばれており、

中の収納物が

見えない仕様に

なっていることで

「非日常感」を演出している

そういう面があります。

 

扉のないオープンシェルフや

ガラス扉の収納は飾る事。

 

眺めることの楽しみを

生み出す反面、

雑多な印象にもなりがちで、

もしその収納方法を

選ぶなら「あえて余白を作る」、

つまり配置物の間隔を空ける、

何も置かない部分を

作るといった点に

工夫を凝らすことを

お勧めします。

 

生活感を感じない、

という印象を受ける空間というのは

総じて余白が多く、

つまりものが少ない空間です。

 

自宅での生活感をできる限り

抑えるためには

収納家具はガラスではなく

木製の扉や引出がある

収納家具を取り入れ、

基本的にものが露出されていない、

いつも隠れている状態を

心掛けてみる事もひとつです。

 

適切な配置と

シンメトリーを意識する。

 

また、適切な位置に

適切な大きさの家具が

十分な余白を持って

配置されているかという点も

重要です。

 

ホテルでは壁に沿うように、

特に収納家具やデスクは

奥行や高さを揃えて

設置することで

すっきりとした印象の

空間作りを行っています。

 

つまり、

家具の配置も

ポイントのひとつとなります。

 

家具同士があまりに近い、

あるいは高さや奥行きが

それぞれに凸凹していると

それだけで部屋全体が

散らかった印象に

なりやすくなります。

 

それはそのまま「生活感」に

直結します。

 

特に収納家具の奥行は

なるべく揃えたうえで、

直線的に配置する事が

ポイントです。

 

高さについても

手前から奥に高くなっていく、

あるいは低くなっていくという

規則性を持たせると

スッキリ見えやすくなります。

 

また、

家具を配置する際には

「シンメトリー」の配置を

意識すると

ホテルのイメージに近づきます。

 

シンメトリーとは

左右対称のことで

空間に安定感を与えてくれる

効果があります。

 

例えば収納家具であれば、

テレビボードを中心として

他のもの(リビングボードなど)を

左右シンメトリーに配置する、

というのはよく使われる

インテリアテクニックのひとつです。

 

シンメトリー配置は

家具の配置だけでなく、

飾り棚の飾りや

アートを飾る際にも

意識して行うと

空間が洗練された印象になります。

 

使用する素材や

色味は統一させ、

質にもこだわる。

 

ホテルのインテリアは

素材や色味などに

統一感を出すことで

その場に落ち着いた

印象を与えています。

 

同様に自宅であっても

インテリアに統一感を持たせる事で

ホテルのような空

間をつくりだすことが可能です。

 

コツは部屋全体の

色数を抑えること。

 

そうすることで

全体がスッキリとした

印象になります。

 

それ以外にも

「方法」や「デザイン」はあります。

 

具体的にご相談くだされば

それはまたその際に。

 

自宅というリラックスできる場所に

ホテルのような非日常感を演出し、

その両面で

空間を楽しむことができれば

暮らしの質は間違いなく

向上します。

 

暮らしには

沢山のものが常にそばにあり、

非日常の演出は

難しく思えてしまいますが

選ぶ家具や空間配置の仕方

そしてそれぞれの家庭の

価値観や癖を片付け等の

仕組みで取り入れること。

 

それにより「ホテルライク」は

より現実的になります。

 

暮らしの事、

毎日の過ごし方を

それぞれの価値観で

心地よく過ごしてみませんか?

 

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住宅設計を考える際は住まい手さんの普段の掃除の仕方や暮らしについての意見も参考に色々と考えを派生させますが綺麗をキープする事により暮らしも心地よくなります。

2023年11月25日 | 収納・片付け・暮らし・インテリア

住宅設計を考える際には

住まい手さんの普段の掃除の仕方や

暮らしについての意見も

参考にさせていただきながら

色々と考えを派生させますが

綺麗をキープする事により

暮らしも心地よくなります。

※和モダンの家・廊下の飾り棚下に「地袋」収納スペースを配置

家のキレイをキープする。

理想やこだわりを

たくさん詰め込んだ家。

誰もが「この状態をキープ」と

思うのではないでしょうか?

でも実際には、

仕事や育児、家事等に追われ

バタバタと日々が過ぎ、

ふと家の中を見渡すと

気に入って新調したソファは

洗濯物置き場と化し、

お気に入りの雑貨を並べた棚には

ホコリがふわふわという事も有るかもしれません。

勿論、ダスキンやお掃除代行などの業者さんに

定期的に依頼されている方も

いらっしゃいます。

掃除の事を事前に考えたり

間取りだけではなくて

自分自身の生活を見つめて

家造りを考えておくだけで

随分とその差は生まれます。

片付けやすさ、

掃除のしやすさという

家造りの観点。

そもそも家はなぜ

「汚れていく」「乱れていく」のか?

答えはとてもシンプルで、

「掃除や片付けができていないから」なんです。

では「掃除ができていない原因」は

何だと思いますか?

勿論皆さん「忙しく」されていると

思いますし、

平日や休日の過ごし方で

時間の限界もあると思います。

だけど、

掃除や片付けの事にも意識をもって

思い立ったときに

すぐに掃除がスタートできる

環境をつくっておく

という事も大切だと思います。

これには「20秒以内」に

掃除がスタートできる環境が理想という

具体的な数値をもとにしています。

一つの指標としてですが・・・・・。

掃除を始める時に、

床や机の上にあるモノを

移動させる作業、

手前にあるものを一度出してから、

掃除機やワイパーなどを取り出す、

しつこいカビに効くと聞いて買った

強力洗剤の使用方法を読む、

掃除をいつするか、

今日1日のスケジュールを考える等

そういうことを考えているうちに、

「今日はもういいか」と

みるみるやる気がなくなってしまう。

きっと、誰もが一度は

経験があるのではないでしょうか?。

逆に、思い立った時に(20秒以内)

サッと掃除ができる

そんな環境があればどうでしょうか?

面倒と感じるよりも前に

行動ができれば、

掃除はできるようになる確率は上がります。

勿論、個人差はありますが

思い立ったときに

すぐに掃除がスタートできる環境で、

生活は必ず変化します。

ちなみに、この「20秒」という数値には、

人間学を元にした理由があり

人間は着手までに

20秒以上掛る事は

あと回しにする習性があるのだとか。

習慣化させたいことは

20秒以内に着手できる環境づくりで、

やめたい習慣は

20秒以上かかるようにする

環境づくりをしておけば、

ある程度

どちらも無理なく習慣化できるそうです。

ただし、行動には感情が伴うので

そこはきちんと整理整頓と

原理原則論も重要です。

モノを減らすという事。

モノの持ちすぎは、

掃除の「天敵」となります。

不要なモノにも容赦なくホコリはたまり、

不要なモノがあるために

掃除の効率は下がります。

何より、

不要なものがある日常に慣れてしまうと、

掃除のモチベーションが

あがりにくくなります。

久しぶりに改めて見ると

「これ・・・必要?」と感じるものや、

当たり前にそこにあり続け

疑問にも思っていなかったが

そういえば全く使っていない等、

多かれ少なかれ

あるのではないですか?。

引っ越しや大掃除

勿論家の新築やリフォームの機会は

リセットするべき

モノを減らす良い機会にもなります。

冷静に、

今と未来の自分に必要なモノかどうか、

見渡してみてください。

本当に必要なものであり

好きなものに囲まれた空間は、

きっと「この状態をキープしたい」という

モチベーションにつながります。

モノの指定席を決める。

よく聞く話しかも知れませんが

掃除前or掃除をしながら、

出ているモノたちを

戻さなければなりませんが、

戻す場所が決まっていなければ、

その度に作業が止まります。

せっかく掃除に着手できていても、

作業が止まると、

また面倒な気持ちが

沸いてきてしまいます。

あまり何も考えなくても

すぐにもとに戻せることは、

掃除を快適に進めるための

ポイントにもなります。

掃除用品の置き場所を見直す。

※掃除のしやすい床材の選定と提案・掃除道具類・備品の収納もしやすい収納付き手洗い

掃除機、クイックルワイパー、

激落ちくんなど

いくつか掃除グッズが

ご家庭にあると思います。

※取付パーツを極力少なくし掃除のしやすい素材仕上げのシステムバスの提案

それらは、

掃除をする動線上に

配置されていますか?

「汚れてきたな」と気づいた時に、

目の前にシートがあれば

サッと手に取って拭けますが、

わざわざシートを保管している場所まで

取りにいかないといけないと

「まだ大丈夫か」と流してしまいがちになります。

まずは、汚れに気づくことが多い場所を考えて、

その近くに掃除用品を

置いてみてください。

この段階ではまだ

掃除用品の収納方法は

気にしなくても大丈夫です。

気づいた時に目の前に掃除用品がある快適さ

を味わうことを優先してください。

ワンアクションで

掃除ができる環境だと気づいた時に

その場で掃除する事が

当たり前になってくると、

家全体の汚れ自体が

軽くなってきます。

汚れが軽いので、

強力な洗剤は必要なくなり、

掃除をする時間も

徐々に短縮されていきます。

※掃除を行いやすい環境をデザインした和風の玄関

特に「水回り」「玄関」は

気が付いたときにすぐに

拭ける、掃ける、捨てられる

という動線があると、

視覚的にも「いつもきれい」と感じやすく、

「掃除ができている」という

実感・満足度も高くなります。

また汚れにくい

素材や仕上げを考える事も大切ですし

逆に「汚れに気付きやすい」という考え方で

仕上げを考えるケースもあります。

間取りと一緒で

掃除や片付けの習慣化にも

答えはひとつではありませんから。

予防掃除が出来る環境づくり。

予防掃除とは、

汚れそうな場所にあらかじめ

予防策を施しておき、

掃除の手間と労力を軽減する方法です。

例えば、

換気扇用のフィルターなんかも

予防掃除の一つです。

逆に失敗例で多いのが

キッチンマット。

※キッチンマットを置かずに清潔な状態をキープする環境

床を守るためのマットですが、

マット自体を清潔に保つために

数日に1度洗濯をする事になりますし、

また、それなりにサイズ感があるので、

洗うとなかなか乾かない

仕方なく、

数枚所持することになるが、

保管場所がとてもかさばる。

この場合、

マットを無くせばよいかもしれません。

マットが無ければ、

洗濯の手間がなくなりますし

床に飛んだ水や油などは

その都度サッと拭くようにすれば

いつでもキレイな状態の床にも近づきます。

色々な便利グッズの情報を

目にするとつい「便利」と

期待してしまいますが、

一度自分の生活サイクルや

性格に合っているか、

導入前に考えるように

してみてください。

出来るところから

無理なく実践してみて

自分の掃除方法にあうかどうか

考えてみてください。

勿論、家の新築やリフォームの際には

片付けや掃除の事を

どのように考えるのかで

その後が変わりますから。

ご相談・ご質問・ご依頼は

ホームページContact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■
  建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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家造り、間取りの計画と密接な関係のある家事動線と洗濯物の扱い方、例えば物干しに関しての家事作業をどのように家造りの中で捉えるのかによって暮らし時間も変わります。

2023年11月25日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

家で過ごすことを考えた時に

家事をどのように考えるのかによって

間取りや部屋の位置関係にも

色々と繋がる部分があります。

※Rinnai 乾太くんカタログより抜粋

 

特に洗濯などの時間を

どうい考えるのかによっては

洗濯脱衣室をメインの洗濯場とするべきなのか

それとも部屋干し部屋や

家事室を考えるべきなのか

色々な間取りプランの方向性が

存在します。

 

家づくりを検討されている方のなかには、

現住居の動線が不便、

家事に費やす時間が長いなどの

家事ストレスを抱えている方も

いらっしゃるかと思います。

 

家事ストレスは

間取りで解消することもできますが、

設備を入れ替えることで

解消することもできます。

 

負担の大きいと感じる

家事の一つ「洗濯」に関連する事。

 

例えばですが設備機器での

ガス衣類乾燥機。

 

ガス衣類乾燥機とは

共働きで洗濯をするタイミングが

限られている方や、

家族が多かったり

スポーツをしていたり

着替えが多く必要だったりで

1日に何度も洗濯をする必要がある方などは、

洗濯にストレスを

感じているのでは?。

 

一連の洗濯作業の中でも

特に負担の大きい作業が「乾かす」です。

 

洗濯機から離れたところに

物干し場がある場合、

洗った後の脱水した状態でも

濡れて重い洗濯物を運ぶのは重労働で、

干す作業も手間がかかります。

 

最近では花粉やPM2.5などを気にして、

室内干しや洗濯乾燥機で

洗濯から乾燥までを

完結されている方もいらっしゃいますが、

この場合、

室内干しだと生乾きの臭いが気になったり、

洗濯乾燥機だと

乾くまでに時間がかかり、

1日の洗濯回数が限られるため、

不便さを感じている方も多いと思います。

 

また防犯の事や突然のゲリラ豪雨等も

環境の変化によって、

最近では衣類乾燥機の設置を

検討要素に入れる事も増えています。

 

特にガスを使用して

洗濯物を乾燥させる「ガス衣類乾燥機」はパワーがあり、

5㎏の洗濯物だと約1時間弱で済むなど、

電気式に比べて約1/3の時間で

すばやく乾かすことができ、

加えて洗濯機と乾燥機が分かれているため、

洗う・乾かすが同時並行で行え、

物干し場への移動や

洗濯物を干す・取り入れる作業が

省けることで

家事の時短化につながるなどの

メリットが多く、

家造りの打ち合わせの際には

基本的に「会話」の中「対話」の中に

盛り込ませていただくようにしています。

 

ガス衣類乾燥機の特長としては

家事時間を大幅短縮が出来るという事。

 

先にも書きました、

仕分け洗濯をされる場合や

1日の洗濯量が多いとき、

洗濯機と乾燥機が独立していると

洗濯機が2回目の洗濯をしている間に、

乾燥機で1回目の乾燥を行えて効率的です。

 

また、ガス式は

電気式よりも短時間で

乾かすことができるため、

家事時間を大幅短縮できます。

 

仕上がりが気になる臭いについても、

ガスならではのパワフルな温風で

乾燥しながら生乾き臭の元となる

菌の発生を抑制するため、

気になる方が少ないのも事実です。

 

手間を掛けずに

ふっくらやわらかな

気持ち良い仕上がりになる

というメリットもあります。

 

物干し場が小スペースになるということ。

 

衣類乾燥機を上手く活用できると、

間取りの中で

物干しスペースを

それほど大きく取る必要がなくなるため、

その分リビングを広くしたり、

ユーティリティや収納にゆとりを持たせたり、

間取りにもメリットが生まれます。

 

毎日の洗濯で

ストレスを感じている方、

家事動線で悩まれている方は

そういう部分にも目を向けて

家造りを検討すると

意外に解決する事も増えるかと思います。

 

ガス衣類乾燥機を

検討される場合の注意点。

 

ガス衣類乾燥機はガス機器のため、

設置には専用のガス栓や

排湿のためのパイプを設けるなどの

工事が必要となります。

 

設置条件を満たさない場合は

設置ができないため、

家を建てた後からですと

設置が難しい場合もありますので、

ガス衣類乾燥機を設置する

予定があるようでしたら、

新築時に設置するか、

将来的に設置できるように

計画されることをおすすめします。

 

間取りの工夫と暮らし方の工夫に

ソフト面とハード面からの

アプローチは大切だと思います。

 

暮らすことを考えて

そういう意識を大切に

家造りを楽しんでください。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

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気軽にご連絡ください。

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暮らしの事を考えつつ家造りの主体となる土地(敷地)を考えるように、どのような場所で住まい造りを考えるのかによって外構(庭)も家もそうですが計画の内容が随分変わりますから。

2023年11月25日 | 暮らしの事イロイロ

 

建て物(家)を建てる際に

道路や隣地と

高低差のある土地を

購入検討するときの注意点にも

色々な考え方があります。

※奈良県高市郡で計画した高低差のある土地での住まい事例

 

奈良県はある意味平坦地が少なく

またそういった平坦地は

比較的人口が集中しています。

※奈良県吉野郡の高低差のある住宅地での平屋の計画

 

様々な価値観を考えて

山が近いエリアや

自分多にとって価値ある場所で

平坦地以外の土地を探されている方は、

隣地や敷地内で

高低差のある土地を多く見かけませんか?

 

また、土地情報を検索した際、

隣地や道路と高低差のある土地は

周辺の平坦な土地よりも

安く売りに出されているのを

目にしたことはありませんか?。

 

僕のアトリエにも

土地探しの件で色々ご相談をいただく際に

お話させていただいている内容の一部を

少し書いてみたいと思います。

 

奈良県で家造りを考えて

土地を探されている方の

参考になれば幸いです。

 

この「高低差のある土地」を

検討する上での注意点や検討方法について。

 

ここでお伝えする内容の「高低差のある土地」とは、

隣地または敷地内に

概ね2.0mに近い

高低差がある土地としてお話しします。

 

高低差のある土地を

検討する上でのポイント。

 

高低差のある土地を検討する際、

主に2つの

大事なポイントがあります。

 

不動産会社だけでなく、

建築関係会社にも

候補地について相談する。

 

建築会社に土地を見てもらい、

資金計画をして総額を把握する。

 

高低差のある土地は

周囲よりも比較的

高い位置にあることで

眺望や採光に優れているメリットがあり、

何より周囲の概ね平坦な土地に比べて

土地販売の「坪単価」が

安く設定されていることが多く、

価格的メリットが大きいように見えます。

 

しかし、

価格的メリットというのは、

一般的な住宅計画で考えた場合は

計画総額で見ると

ほとんど無いことが多いのです。

 

その理由は、

土地価格は基本的に

相場で決まっています。

 

概ね平坦な土地に比べて

安価な高低差のある土地では、

建物や外構で

余分に工事費用が掛かる場合が多くあります。

 

そのため、

結果的に「概ね平坦な土地」と「高低差のある土地」の総額には

大きな差がないという

場合があります。

 

想定される工事費用。

例えば、

道路よりも高い土地で

計画する場合、

土地に起因して

次のような工事が

必要になるかもしれません。

 

駐車場を計画する際、

土地と道路の高さを揃えるための

土を処分する費用。

 

高低差で重機や材料の搬入が難しい場合は、

重機を吊り上げる費用。

 

給排水の配管が

長くなる場合に発生する

配管延長費用。

 

給排水を上げるための

ポンプが必要な場合に発生する

ポンプ取付工事費用。

 

土を止めるための工事費用。

 

上記のように

高低差があることによって、

さまざまな費用が

掛かってくることが予想されるため、

土地の販売価格は

その分安くなっていることが多いです。

 

そのため、

総額の資金計画を見て、

土地を購入するかどうかを

判断されることをおすすめします。

 

もちろん、

その現状のまま上手に工夫して

土地を活用するプランも考えれば

価格を考えたメリットもありますし

価値観によっては「立体感を楽しめる家」も

設計は可能です。

 

また、2mを超えるような

崖や擁壁などがある場合は、

行政の指定で

土が崩れないようにするための

擁壁工事費用や、

崖が崩れた場合でも

建物が潰れないよう、

構造的に補強する工事費用などが

必要となる可能性があります。

 

※がけ地条例等

 

このような場合は、

工事の種類によっては

費用が数百万円単位となったり、

高さや条件によっては

建物の計画に密接な関係があるので、

比較的高額になることが

予想されますので注意が必要です。

 

これらを回避するには

行政指導が発生しない

安全な位置まで

建物を崖から離すなどの

検討を行う必要があります。

 

高低差のある土地を

購入したいときはどうするべきか?。

 

このような土地にかかる費用を

皆さま自身で調べ、

資金計画に反映することや

建物を検討することは難しく、

不動産会社でも

建築計画と付随して

詳しく教えていただけるところは

少ないと思われます。

 

そのため、

高低差のある土地の購入を

検討される場合は、

家づくりの観点から

事前相談されることをおすすめします。

 

土地探しで高さ2.0m~ご自身の身長程度や

それ以上の「高低差のある土地」の購入を

検討される際は、

行政指導による内容にも

地域で様々な内容の違いもあり

工事の計画等で

不透明な部分も増えてくることがあります。

 

最終的な建築計画の検討を視野に

土地の特徴を考えておくことが大切です。

 

そういった意味での

計画性を意識して

家造りの参考になれば幸いです。

 

暮らすことを考えて

そういう意識を大切に

家造りを楽しんでください。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

ホームページContact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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間取りとプランと生活環境をデザインする住宅設計の事色々と、ライフスタイルを考えながら毎日の暮らしの充実度をどのようにデザインするべきか?先ずは家族の価値観の整理が大切です。

2023年11月24日 | 家 住まい 間取り プラン

 

注文住宅間取りの事を色々と。

※LDK空間を含んだ提案用間取りイメージ図事例

 

間取りは、

考えるべきポイントがいくつかあり、

より満足度が高くなるように

毎回様々な内容を掘り下げながら

提案のカタチをイメージしています。

 

大切なのは

家族の希望を洗い出す事。

 

家族一人一人の

意見がありますよね。

 

暮らす内容において、

何を優先するべきか、

優先順位はどのくらいかを

きちんと考える必要があります。

 

対立する場合は

主に利用する人の意見を

重視するという考え方も重要です。

 

それを「みえる化」する為に

僕のアトリエでは「住まい造りのチェックシート」を

お渡しして

実際に朝起きてから夜寝るまで

休日の時、平日の時、

そして過ごし方から価値観・趣味等

家と関係ある事から

直接関係の無い事まで

色々「家族」や「ご夫婦」、

「パートナー」と話し合いながら

書いていただくようにしています。

 

家族の希望を

洗い出すことは重要ですが、

家族の意見が

全て一致するとは限りません。

そいうところを

キチンと情報として整理整頓する為です。

 

間取りの検討に入る前に、

家族でいろいろな

話し合いの場を持つこと。

そのうえで重要な内容として、

先ずは動線を考える事。

 

家に帰ったら

どのような動きをするのか、

家事をどのような手順でするのか。

 

それを考えた上で、

イメージしながら間取りを見ると、

家事や生活の内容で

気付くことが

色々見えてくると思いますよ。

 

動線は複数あるため、

優先度の高い動線から

考えることが大切です。

 

各家庭の生活により

様々な動線が存在しますが、

大まかに分けると、

以下のものがあります。

 

家事動線

生活動線

通勤動線

衛生動線

来客動線

 

家事動線と生活動線の

優先順位は高いですが、

それ以外にも、

来客が多い場合は

来客動線も意識するように。

 

来客時に家族の移動が

自由にできなくなる恐れもあるため、

そのようなことがないよう

配慮する必要があります。

 

玄関の位置を決める。

 

玄関は間取りを決める上で、

重要な要素。

どのような道路に

面しているのかを確認し、

道路や駐車スペース

駐輪場所から玄関までの

動線も考慮します。

 

玄関はウォークスルー型の

シューズクロークや

生活習慣や持ち物を見直すことで

土間収納が必要なケースもあるため、

その場合は

玄関を広めに設計する

必要があります。

 

土地や周辺の環境を考える。

土地や周辺の環境も

間取りを考えるポイント。

 

外から目につきやすい部分は

大きめの窓は避けるなど、

中庭や目隠しを考えたり

プライバシーや日当たり

方角などは

間取りに影響を与えます。

 

車通りが多い道路に面している場合は、

騒音対策も検討要素です。

 

日当たりがよい場所を

リビングにするべきか、

方位や周辺環境によっては

べつの角度が良いのか?

周辺状況とあわせて

普段よく使う場所の事を

よく考えることが重要で

中庭化も考え方の視野に・・・。

 

ざっくりと分けられる要素としては、

「LDK」「水回り」「玄関」

「和室」「移動空間」「収納」「その他」などです。

 

これらの要素をざっくりと配置してみると、

間取りの具体的なイメージが

考えやすくなります。

 

採光や風通しを意識する。

 

採光と風通しは

部屋の快適性に影響する部分です。

 

全ての部屋がそうですが

特にリビングのような

快適性が重要視される部屋は

特にこれらの点が重要になります。

 

生活空間ではない水回りと呼ばれる

洗面脱衣・浴室・トイレ

家事室や部屋干しスペースなどは、

他の部屋で過ごしている状態と

連動を考えて

位置を模索する事が大切です。

 

将来の変化を考える。

 

間取りは現在だけではなく、

将来のことも考える事が大切。

 

5年後、10年後、

子どもが独立して出ていったらどうするか、

老後の介護はどうするのか、

あらかじめ考えておくと、

今後のことがスムーズです。

 

家具の配置も決めておく。

家具を部屋に

レイアウトする為に「窓」や「ドア」、

「壁の位置関係」は重要です。

 

家具を置くことで「変化する空間構成」を

意識しておくこと。

新居で家具を使う際の事をイメージして、

どこに何を配置するか、

決めながら間取りを見る事が大切です。

 

そのうえでサイズを決めつつ

寸法を図り、

コンセントや扉などと

干渉しないように注意します。

 

間取りでの注意点。

吹き抜けやリビング階段は要注意です。

吹き抜けやリビング階段は、

部屋が開放的になり、

おしゃれな印象があります。

 

しかし、

吹抜けを介して

声や音がよく聞こえます。

 

これはメリットと

感じる場合もありますし

逆に時間帯等によっては

デメリットに感じる事もあります。

 

設計者とよく話し合い、

吹抜けやリビング階段の

手段と目的のバランスを

確認する事が重要です。

 

収納の量と間取りでの配置。

収納の量や配置も

ヒアリングや

事実確認の不足によっては

失敗しやすいところだと思います。

 

収納は何をどこに置くのか、

どのくらいのスペースが必要なのか、

窓や明かりはどうするのかなど、

あらかじめ決めておかなければ、

思わぬ失敗が起こります。

 

設計のセオリーではなくて

家族や片付けの実情を

よく判断できる設計者と

プランについて話す事が

重要だと思いますよ。

 

コンセントの数。

間取りで失敗する可能性の高い事、

最後にコンセントの数と配置。

 

図面上で見れば十分に見えても、

実際には不十分だという

ケースは珍しくないと思います。

 

コンセントの数が足りていない場合は、

延長コードが多く必要になり、

見栄えが悪くなりますし、

歩く際に危険です。

 

また電気の容量についても

安全ではありません。

 

コンセントの位置は

図面に落とし込むと同時に、

コンセントが必要な家電は

どこに置くべきか

ある程度決めておき、

実際に現場での工事の際に

「リアルなサイズ感」で

もう一度確認する事が大切。

 

間取りで考えるべきポイントを

「生活者」として考える事の出来る

そんな設計者と出会う事が重要です。

 

暮らすとはどういうことなのか?

そういう意識を大切に

家造りを楽しんでください。

 

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助言で変わる土地の価値と探し方、土地探しからの家造り計画の場合に、土地だけを見るのではなくて、どのような住まいの計画が可能で、土地の魅力をどのように引き出すのか?という事も考えつつ。

2023年11月24日 | 設計の事デザインの事

注文住宅・マイホーム・住宅設計

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

気に入った土地があるが、

決心できずにいる状態との事。

 

同時にそれは・・・場所によって受ける「法的な制限」や

物理的な制限、インフラ(ライフライン)の違いによる

出来る事、出来ない事の違いを考えるという事。

 

場所だけからは見えない「制限」を

整理する時間は大事です。

 

本当にこの土地で希望すべき建物が

建てられるのか心配になり

ご連絡を頂きました・・・・・。

 

土地探しからのご相談とは、

不動産会社とは別の設計者の立場から、

候補にあがっている土地について

助言させていただき、

計画のお手伝いをさせていただく事であったり、

土地探しそのものをアドバイスさせていただきながら

一緒に土地を探すという事です。

 

 

土地はすべての「もと」になる場所です。

不安になるのは当然です。

それを吟味、解消するために、

都市計画や周辺事情に対しての法規制のチェック、

暮らしとのバランス、

価値観とのバランス、

生活の可能性、

簡単なボリュームチェック・・・・etc。

 

実は土地を扱う「不動産」の業者さんは、

そういった建築の考えるべき部分は「白紙」の思考がほとんど。

だから逆に僕たちが

土地の資質について状況を加味して

質問したりすると「フリーズ」する事もしばしば。

 

大切な事が色々とあるんです。

 

実際に、現在建築工事中の案件では

先に土地を購入されて「水道が引けない」「排水が流せない」

「電気が引き込めない」という状態なのに、

それの説明が不十分で

土地を購入された方も居ましたから・・・・・。

 

 

そういう事もあるので

事前の相談は大事ですよ。

 

建築の視点と不動産の視点は異なりますから。

建築家としても、設計のプロとしても

色々な側面からの視野で、

その形や階数、面積を算出し、

土地購入前に暮らしのイメージを

相談しながらつかんでいただきます。

 

そうする事で、土地購入後に

道路斜線、北側斜線、建ぺい率、容積率

インフラ「ライフライン」整備の不備などの

家が建ちにくい、又は・・・・・。

当初考えていた土地利用が出来ない。

といったような失敗もなくせますから。

 

他にも、周辺環境から、

注意が必要な個所を建築側の視点で

事前の情報整理からチェックしますよ。

 

 

光の入り方や風通し、

隣接建物や災害などのリスクについても。

想像の域が全く異なるという事での質の違い。

 

建築的視点での不動産視点ではない「バックアップ」。

また、道路の状況や敷地の形状によっては、

工事費が割高になる事があります。

 

逆に変形地などでも、

計画の工夫をすれば

希望に近い住みやすい建物を

計画することも可能な場合があり、

そのような土地を割安で

購入できることもありますよ。

 

土地と建物の費用バランスや、

ある程度の工事費の予想ができるので、

資金計画も立てやすくなります。

 

 

土地探しのご相談、お気軽にご相談くださいね。

家づくりのご参考まで・・・・・。

 

暮らしを丁寧に考えてみませんか?

質の違いを丁寧に検討して

デザインする事で

過ごし方も随分異なりますよ。

 

間取りと生活環境で変わる「モノゴト」を

丁寧に考えながら

住まいの設計と暮らしのカタチを

考えてみませんか?。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

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リノベーション、大体どれくらいのお値段で出来ますかというご相談も寄せられます、いつも営業トークではなくて本音でお話しをさせていただいています。

2023年11月23日 | リフォーム・リノベーション

 

リノベーション(リフォーム)って、

だいたいどれくらいのお値段でできますか?

というご相談もよく寄せられます。

※リノベーション案件での解体現場・解体工事で再度精密に現場を調査する事は重要

 

※床下調査をした際に不審だった部分も解体して調査して、このような状態を改善します(新しく基礎をつくる)

 

※リノベーション工事で基礎補強と土台補強・構造補強を含めたリフォーム

 

実際に僕のアトリエにも

新築に限らず、

リフォーム・リノベーションでの

ご相談に来られる方々も

多くいらっしゃいます。

 

※解体工事・解体調査前の和室の状態

 

※家全体のリノベーション計画なので細部まで解体時に調整と調査

 

※和室部分全体のリノベーションの完成状況・家全体のデザインと性能共に改善

 

様々な事情から

「リフォーム・リノベーション」を

皆さん検討されています。

※玄関ホール部分の解体工事・調査前の状態

 

※解体調査後の補強工事・柱や梁・筋交いといった骨組みの補強中の様子

 

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

 

暑さや寒さに関して改善を考えておられたり

設備機器類、キッチンやトイレ、洗面、

バスルームなどの老朽化、

建物の安全や構造の不安、

そもそも家族構成が変わり

住み方が変化している、

使い勝手が悪く感じるようになった等、

そのライフスタイルの変化や

建て物の経年経過・・・・・etc。

※建物外壁・外周部も補強のため解体して構造補強を施す工事・外観の仕上げも一新

 

実際に「したいこと」と

「するべきこと」によって

金額は幅広く変わるという事。

 

※既存DK+廊下+廊下奥のトイレ・浴室・階段等の位置を変えて間取りを一新する計画で現場調査と補強計画

 

※解体後の耐震補強工事+断熱材等の入れ替えで温熱環境・省エネ・リフォームも同時展開

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

ひとくちにリノベーション(リフォーム)

といっても、

どこからどこまでするか?

それによって金額は大きく変わります。

 

例えば、仮にトイレのリフォームを例にとっても

便器だけの設備的な交換

最近は節水型も多いので排水経路も

リフォームする

床や壁も含めて空間を一新。

断熱や遮熱を考えて

窓も入替またはリフォーム用窓の増設

逆に壁を増やして

耐震というように、

希望内容や行うべき工事内容が異なれば、

単純に「トイレ」といっても

金額も10万円台〜100万円台までと

値段も大きく変わってくるので、

一概に言えません。

※トイレスペースのリノベーション・配管ルートからも位置変更

 

僕の経験談からいえば、

節水型のトイレに入れ替える場合、

排水状態の確認や

排水パイプのルートや傾斜の確認、

見直しは「マスト」です。

 

節水ですから・・・・・。

節水型の便器内では流れても

排水ルートで流れずに

「場合によっては」という事もありますから。

 

節水は良い事ですが

トイレの使用時も

便器掃除の際も

流す回数は逆に増える事もありますよ。

余談ですが、

実際に節水型トイレを使用したり

トイレ掃除をすると

よくわかると思います・・・・・。

 

少し話しはそれましたが、

話をもとも戻すと、

同じ間取りであっても使う

「材料・素材・建材・設備・仕上げ」で

価格は変わります。

車のグレード等とよく似ています。

同じ車種でもその車種のグレードによって

価格も性能も車内の仕上げも

異なりますよね。

 

家全体のリフォーム予算によって

見た目はキレイな家に「新築そっくり」に

という場合もあれば、

本来の「リフォーム」や「リノベーション」を

行おうとする「手段」と「目的」を考えて

現在の内装や外装を解体をして

断熱や耐震などの性能もアップしたい

となれば、使う材料や設備、

窓の入れ替え箇所などによって

考え方も価格も・・・・工事期間も

変わるという事です。

 

いずれにしても、

見た目だけの

リノベーション(リフォーム)を行うのは、

後々余計に

費用がかかってしまうケースが多いです。

 

せっかく「リノベーション」や

「リフォーム」の

機会があり

改善を行うのですから、

しっかり今の状態を見据えて

「今」と「この先」を見越して

リノベーション(リフォーム)することを

おすすめします。

 

そのためには、

契約の為ではなくて

正直に内容について話し、

親身になって相談にのってくれる

不動産会社だったり

工事を行う事の出来る

適正な工務店を見つけることが大事です。

 

皆さんの仕事と同じように

不動産会社や工務店にも

得意・不得意がありますから。

 

正直でありつつ、

価格だけにとらわれずに、

しっかり現地を見たうえで

内容を説明してくれるような

価値観の共有も出来て

営業トークではなく「本当の事」を

話してくれる

「よい店」「よい会社」を見極めて、

後悔のないリノベーション(リフォーム)を

してください。

 

皆・・・「話すことが異なる」ので

判断を迷うとは思いますが

「結婚の決め手」のような状態を

想像すると

分かりやすいかもしれません。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

ホームページContact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■
  建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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セカンドリビングのある暮らしでもっと充実した家時間を考える、使い方や変化に対応する間取りの在り方として柔軟なリビングスペースをデザインする事で家時間の充実度も。

2023年11月23日 | 家 住まい 間取り プラン

 

セカンドリビングのある暮らしで

もっと充実した家時間を考える。

※平屋の住まいで廊下を挟んでメインLDK+セカンドDK+セカンドLDを設けた間取り提案事例

 

セカンドリビングを

間取りの計画に

取り入れた暮らしのカタチ。

 

ふたつめのリビングがある住まいでは、

どのような暮らしが叶うのか。

 

セカンドリビングを導入する事で

変化する暮らしの時間、

部屋の利用シーンを

イメージしてみませんか?。

 

住宅の間取りといえば、

3LDKや4LDKなど、

ひとつのリビングとダイニングキッチン、

あとは複数の個室という

構造になっているものが

多いと思います。

 

間取りの工夫次第ですが、

ふたつめのリビングとなる

セカンドリビングという考え方を

取り入れる事で

間取りの拡張性も暮らしも随分変わります。

 

それぞれの暮らしの可能性にあわせて、

完全に仕切られた

異なる空間として考えても良いですし、

LDKの一部を区切って

活用するコーナー的な

セカンド空間でも良いと思います。

 

セカンドリビングの使い方として、

平屋の場合でも2階建て以上の

戸建てにおける「くつろぎ空間」の

役割で考えることも出来ます。

 

二世帯住宅でも同様で、

メインのリビングの使う時間や

使い方にあわせて過ごし、

セカンドリビングではまた異なる

使い勝手や時間帯で使う。

 

また、バルコニーやテラスに

セカンドリビングを設ければ、

アウトドアリビングも兼ねた空間として

活用することもできます。

 

セカンドリビングの利用シーンと

使い方アイデアにも色々あって、

誰かの趣味の部屋から、

ひとりになりたい時に

のんびり過ごせる空間、

子どもの遊び場にホームシアターまで、

活用方法は

多用途のフリールームのような部屋のイメージが

良いのかもしれません。

 

アウトドアを活用した

セカンドリビングを計画するなら

バルコニーやベランダを

広いホールと連動して活用する事も一つの方法。

 

建物を建てる土地の条件によっては

開放的な風景を眺めながら

過ごすことも出来ます。

 

屋外のセカンドリビングと聞くと、

雨や風の日に使いにくそうと

感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

屋根付きルーフバルコニーの計画や

間取りの工夫でインナーテラスのような

囲まれた、外だけど中のような空間に

デザインする事で

天候や気候にも左右されにくく

年中利用する事も可能になります。

 

セカンドリビングが

特別な時間を過ごせる空間になれば、

家で日常とは異なる過ごし方で

家時間を楽しむ事も・・・・・。

 

考え方次第で

セカンドリビングが

生活を充実させるための

カギを握っているのかも知れません。

 

セカンドリビングは、

その形状にも決まったルールはありません。

 

室内でも屋外でも、

空間の雰囲気も、

広さも、その使い方すら自由です。

 

家族団らんの時間を過ごしたり、

趣味時間を満喫したり、

来客時の応接として活用したり、

様々シーンで家族全員でもひとりでも、

来客のためにも使えるセカンドリビング。

 

フレキシブルな空間活用を

愉しんで暮らしてみませんか?

ご相談・ご質問・ご依頼は

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気軽にご連絡ください。

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建築家や設計事務所に住まい造りを依頼すると家の価格が高くなるというのは本当でしょうか?というご相談をホームページの「お問合わせ」からいただきましたので・・・・・。

2023年11月23日 | 暮らしの事イロイロ

建築家や建築設計事務所に

住まい造りを依頼すると高くなる

というのは本当なのでしょうか?

※スタディなどをご紹介しながら・・・・・。

 

というご質問を先日

ホームページからいただきました。

色々と迷われているようでしたので

面談にて実情をお話しさせていただいたのですが

「ご相談者さん」の了承をいただいたので

ここでも少し書いてみたいと思います。

 

基本的にハウスメーカーさんや工務店さんに

直接依頼しても

どこかで設計は行われていて

外注の場合もありますし

内業だけど、

外注費やその人の給料、

あとは名目を変えたり

工事費用の中へ

わかりにくいように

全ての項目に数パーセント上乗せしていますから。

 

皆さんの会社でも、

皆さんの仕事でも事実

割引はあっても、

働いて「無料」ってありませんよね。

 

 月々のお給料はどこから出ているのでしょうか?。

売り上げと利益はどうですか?

粗利益って考えてみると・・・・・。

 

「具体的に項目」に記載があっても

安く見積もってその他の工事項目に薄く金額を入れていますよ。

 

逆に設計やデザインを生業にしている

設計事務所は素直にその金額が出ますから

高く思われる方もいらっしゃるかもしれませんし

その費用の価値が何なのか?

という認識のところの差なのかもしれません。

 

話をもとに戻すと

ある側面では作品性を追い求める

設計事務所の場合は、

確かに割高傾向があると思います。

 

ケースにもよりますが

アトリエ系と呼ばれる設計事務所は、

作品性を重視する場合があるので、

建具にせよ、

住宅設備にせよ、

別注や特注を多用しがちになります。

 

別注すれば、

美しく仕上がるから

又は使い勝手が平均よりも良くなるから

と言う理由もありますが、

その反面、

工場の生産ラインを外れた製品は

原価も変わりますし

高価にならざるを得ない部分がある事は否めません。

 

だからといって、

既製品をそのまま使うばかりでは、

単なる建材の寄せ集めた状態で

注文住宅というよりは

建売住宅・分譲住宅と同じ状態を

サイズや間取りを変えている状態

となってしまうかもしれません。

 

単に安ければ

何でもよいという事でもないですよね。

 

必要な事柄が価値観の中で

どのような価格帯でおさまるべきなのか?

 

住まい手さんの価値観を掘り下げて

本当に必要な事柄に

どのようにデザインを施して

丁寧な手間をかけるのべきなのか?

 

設計の手間が

かかる事になる事も多いですが、

そういった意味での

出来る限り「既製品を上手に利用した仕様」で

プランと間取り、

そして設計図面を描く方法が非常に有効です。

 

これによってコストダウンしつつ、

別注に近い納まりとデザインを

つくり出す事も可能です。

 

オリジナルで制作したものでも

創意工夫で図面を描き、

設備の図面や金物の選定までを設計して

内容を精査した発注を行う事。

 

誠実な仕事とデザインを問う事で

その不安も

解消すると思いますよ。

 

過去の住まい手さんのお話を

聞かせてもらう事も

その一つの方法だと思います。

 

予算感や良い事も悪いことも含めて

お願いしたいと思えるのかどうかが

重要ですよ。

 

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■やまぐち建築設計室■
  建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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郊外の贅沢とゆとりの空間を味わう薪ストーブのある暮らし、インテリアとしても満喫しつつこれからの時期は炎の揺らめきと薪の燃えるさりげない「音色」にうっとりとしながら寛ぐ暮らし。

2023年11月22日 | 薪ストーブ

薪ストーブのある暮らし。

※LDK+畳コーナー+土間空間に薪ストーブのある暮らし提案事例

※LDK+畳コーナー+土間空間に薪ストーブのある暮らし提案事例


過ごし方のシーンに
静かな炎の揺らめきと
薪が燃えている風情を愉しむ暮らし。

※LDK+畳コーナー+土間空間に薪ストーブのある暮らし提案事例

過ごし方のシーンが
薪ストーブによって
上質に変化した
家族の時間。

暮らしの心地に
薪ストーブのあるシーンを
考えてみませんか?。

Living with a wood stove.
For scenes of how to spend your time
With the flickering of a quiet flame
A life where you can enjoy the atmosphere of burning wood.

A scene of how to spend your time
Improved quality with wood burning stove
family time.

For the comfort of living
A scene with a wood stove
Would you like to think about it? .
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■やまぐち建築設計室■
  建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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注文住宅を建てる際に考える事を前もって考える時間と検討する時間の密度を丁寧に、過ごし方と日常を意識したオーダーメードという選択肢での家造りと設計デザインのカンファレンスと満足度の提案。

2023年11月22日 | 和モダン 思想

 

注文住宅・マイホーム計画の事を色々と。

※和モダン住宅・もてなしの家外観

 

ホームページからの「お問い合わせ」にも色々。

※和モダン住宅・もてなしの家外観

 

何事にも「知る事」で変わる

価値観がありますよね。

※和モダン住宅・もてなしの家外観・軒下空間

 

※和モダン住宅・もてなしの家外観・中庭空間

 

最初の段階では、

分譲住宅や建売住宅と

注文住宅(売建を含む)はどんなところが

違うのですか?

 

と「お問い合わせ」をいただく事があります。

 

僕に限った話しではないかと思いますけど

注文住宅で家づくりを考える為には、

ご相談者さん(住まい手さん)と一緒に決めていくことが、

大まかにまずは3つの事があります。

 

それは、資金、間取り、仕様について。

 

でも・・・見えない部分も含めて

それらを含めて「暮らし方」という

総括なんです実は・・・。

 

では、資金、間取り、仕様とは、

どんなことかというと

 

「1.資金」については、

家づくりを「いくら?」で行うのか、

ということです。

 

今回は・・・資金の部分を

クローズアップして。

 

例えば「7500万円の家づくり」と言っても、

家そのものを7500万円で建てたいのか、

庭や玄関まわりの整備(外構工事)も含めて

7500万円なのかによって、

家づくりの資金計画は

大きく変わってきますよね。

 

例えば、土地を買うところから含めて

7500万円だったりすると、

家づくりにかけられる金額は、

土地を既にお持ちの方と比べると

大きく異なりますよね。

 

更に引っ越しや家具の購入費用まで入れての

7500万円なのか?

家の保険は?

土地(地盤)の調査や改良工事にかかる金額は?

その他税金などは?

などなど、ご相談の段階での予算が、

どこまでを考えられていらっしゃるのかによって

僕たちがご提案する家づくりの内容は

変わってきます。

 

建売住宅や売り建て住宅では、

保険費用や引越費用などは別にしても、

「この家は全部で○○円」といったように

決まっているところも多いです。

 

最近では地域での差はありますが、

振り切って1億円超え(億邸)の

分譲住宅も

多くなってきていますから・・・・・。

 

拘りの部分が

逆に提案されている空間のように。

 

普段の買い物をするのに

近い感覚なので、

イメージしやすいかも知れませんよね。

金額は普段の買いものとは

大きく異なってきますが・・・・・。

 

これに対して注文住宅では、

相談者さんご希望を考えながら

勿論希望としては「見えていない」けど

大事な部分、

必要となる部分に合わせて

家づくりをすることができるので、

そのお客様11人(ご家族)によって

金額は変わってくるのです。

 

オーダーメイドという考え方です。

 

フルオーダーもあれば

ハーフオーダーもそこには存在します。

 

例えば同じような家でも、

庭に水盤やデッキをつくって、

広い庭をガーテンテラスとして

過ごす時間を楽しみたい。

 

休日には大好きな趣味に

没頭する為の趣味室が欲しい。

 

好きなお酒を存分に雰囲気よく

味わうために

特別な時間を過ごす

のような部屋が欲しい。

 

車を眺める為の

ガラス張りのインナーガレージが欲しい。

和モダン住宅・もてなしの家玄関ホール

 

玄関ホールで応接ができるような

多目的な空間が欲しい。

和モダン住宅・もてなしの家広縁

 

縁側で和の趣を

存分に楽しみたい・・・・・。

 

光や風を取り入れる為に、

窓の形や大きさ、

デザインとしての趣などのアイデアが欲しい・・・・。

和モダン住宅・もてなしの家和室

 

そういった方では

金額が異なってきますよね。

 

注文住宅は建売住宅・分譲住宅とは違い、

自由度がある分、

金額もその都度上下して解りにくいといった、

お声も多く聞きます。

 

そういう部分も含めて「事例」や「体験」を

出来る限り初期の相談の段階で僕は

「ご案内」させていただいています。

和モダン住宅・もてなしの家LDK+L(プラスリビング)

 

 

和モダン住宅・もてなしの家+L(プラスリビング)

 

期間をとり、

そういった部分を体験、

経験することで

見えていなかった部分が見えて

可視化されていくことで

家づくりについて説明を聞くよりも

理解も予測も深まるという事。

※和モダン住宅・もてなしの家外観・夜景

 

そんな時間を体験、

経験してみませんか?

※和モダン住宅・もてなしの家外観・中庭夜景

 

家づくりを考える時間の大切な価値を

充実した時間として。

 

知る事で変化する「満足」と「価値観」も含み

住まいをつくり出す時間の中で

暮らしの事、丁寧に考えてみませんか?。

 

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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