奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

注文住宅新築計画の途中、暮らしの趣をイメージしながら配置と名前をデザインするという事、自由度を持つ暮らしの空間提案を程よい距離感で楽しむことが出来る住まいの間取りとカタチ

2024年04月28日 | 和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家

 

 

奈良県橿原市内で建て替えによる
新築計画中の住まいの事。
 
 

※構造要素と共に暮らし方のイメージを具現化する打ち合わせの途中
 
 
橿原市○○町の家から
コンセプトが具体化して
和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家
へ家の(仮称)も命名。
 

 

※玄関に入った際に視界に入る間取りの空間構成、障壁となる少しせり出した壁と

   飾り棚のあるスペースには意識を向ける意味があります
 
 
住まい手さんとの打ち合わせを進めながら
イメージの共有と
暮らし方について色々な相談中。
 

※木造二階建ての骨組みもビジュアル化して意匠設計とは別に

  構造・耐震面での壁や骨組みの意味をご説明
 
 
現在の暮らしの環境と
今後変わっていく過ごし方を
共有させていただきながら
暮らし始めた後の事を
どこまでの範囲で掘り下げて
家というカタチにしておくべきなのか?
 
 

※まだ外構(エクステリア)は決まっていませんが外観と窓から見える風景と

   家の佇まいを意識しながら駐車スペースと玄関の動線、窓の外側のイメージ化
 
 
決めつけすぎない「隙間」を
余白というデザインで
家の外観にも
室内として
間取りの中に組み込んでいます。
 
 

※駐車スペース・駐車場と玄関までの移動経路(動線)を出来るだけ直線的に考えて

   トランクからの荷物の出し入れも実は回遊動線がある配置と間取り提案
 
 
兼ねる要素を
デザインするという事。
 
部屋名や配置・レイアウトには
いろいろな行動制限が
自然に掛ると思います。
皆さんも思い当たる事ありませんか?
 
部屋名を決める、
位置を決めると
その用途、その位置関係に縛られて
使う事が前提になります。
 
勿論それは考えがあって設計するので
そうする時もありますし
そうしない時もあります。
 
名前と位置関係をどのようにデザインするべきなのか?。
それは毎回の課題でもあります。
 
今回の住まいでは、
勿論・・・部屋名は付きますが
行動を制限しない空間となるように
自由な使い勝手を設計しています。
 
人の可動領域を部屋の中で
どのようにイメージするべきなのか?
それは家族の生活によって様々です。
 
一つ一つの要素を汲み取りながら
ミニマム化していますが
フリー空間のように変化していく間取りとして
ご提案しています。
 
吹抜けのある空間もそうです。
広さを求めた吹抜けではなくて光の要素と外部の環境が室内に
程よく降り注ぐような設計での計算。
 
実は隙間のような吹抜けで
ダイニングスペースで座るとき、
畳の間で寝転ぶ際に「程よさ」を持つ吹抜けのボリュームと
窓を通じて室内の壁・天井の空間構成と一緒になり
視界に入る風景を切り取る意識。
 
室内で過ごすときも
どのような風景が窓の外側に広がるのかで
居心地は変化します。
 
皆さんも、今窓の外に広がる風景はどのようになっていますか?
家だけの事ではなくて
暮らし始めて見える窓の外の風景も意識しながら
間取りと空間構成を暮らしと共に
丁寧にと思います。
 
暮らしの意識を大切に。
 
 
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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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