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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家づくりで失敗しないための全体計画、資金計画、土地選び、建築のバランスを考えた工程の意識を、住む環境で人生が変わりますから考えておきたい「人生設計」に付随する家造り。

2024年11月30日 | 家づくりアドバイス

家づくりでよくある失敗。

 

 

土地探しから家造りの場合に

建築の計画を視野に入れずに

先に土地を購入してしまって

昨今の物価高騰もあり

建物にあてる予算が足らず

予定していた家を

建てることが出来ない・・・・・。

 

そんな事態にならないように

家造りでは

総額との割合を

注意する事が大切です。

 

土地価格には

表記されていない事が多いですが、

不動産会社の

取引の手数料や

土地の売買に関する諸費用、

土地そのものを

使える状態にするための費用や

土地取得後の

税金関係や地域による

額面の差など、

様々な見えない

「不動産」だけではない

費用面にも注意が必要です。

 

勿論本来の目的である

「建築計画」にも

土地の状態や地域によって

法律上の制限も異なりますから

「計画」には「土地」と

「家」と「庭」と「資金」を

連動させることが重要です。

 

土地探しから始める場合には

土地を先に買わない。

 

家を建てるためには

土地を買わないと・・・・・

先走ってしまうと

大失敗します。

 

家づくりの順番は、

まずは資金計画です。

 

普段スーパー等で

買い物する際に、

財布に幾らお金があるかどうか

把握していないと

買い物はできません。


買いたいものを

カゴに入れていって

レジでお金が足りない

なんて経験したくないですよね。

 

土地の購入も同じです。

 

建てたい家にかかる費用を

概算でも把握してから、

予算の中で残ったお金で

土地を検討する。

 

土地を先に買ってしまう人は、

土地が無くなってしまうことを

不安視する方が多いです。

 

しかし、

実際に不動産会社に

土地の買付証明を出す際に

大きな違いが出ます。

 

既に資金計画済みで

住宅ローンの目途も立って

準備が整っている人と、

資金計画をせず

住宅ローンも通るかどうか

定かではない人が

同時にいた場合

不動産会社は

準備が整っている人を優先します。

 

不動産屋会社の立場では、

支払い能力が証明されて

滞りなく払える人が優先です。

 

なので、

まずは資金計画を行うように。

 

土地のエリアに

こだわりを持つ方は多いです。

ある程度の「こだわりは必要」で、

職場の通勤や

親の実家との距離などは

問題ありません。

しかし

子供の為だけに

駅チカの土地を選ぶ事は

オススメしません。

 

駅チカの土地は皆が欲しがるため、

単価が高い上に

物件も限られています。

 

その場合は、

実際のところ一戸建てよりも

マンションを考えた方が

よいかも知れません。


勿論、

移動に便利な場所を

選ぶことは大事です。

 

そのうえで、

子供の為の期間を

リアルに考える事も重要です。

 

現金の方も

住宅ローンの方も

資金計画は色々ですが、

駅以外の要素も含めて

家族の変化と

家に住む期間の事も

長期的視野で

考える事が重要です。

 

一生住む家なのに、

数年間の為だけに

立地を選ぶことが

本当に求めているものか

考えておくこと。

 

子供のことを考えるのは

大切なことです。

 

過去の話しですが、

子育て住宅の専門店に

ご相談に行かれていた

住まい手さんも

いらっしゃいました。

 

子育て中の親からすると、

すごく魅力的だと思います。

 

延々と子供の為の

家づくりをしましょうと

アプローチされたようですが、

でも住むのは「家族」です。

 

自分たちの趣味を楽しんだり

思い描く家で

新しい生活を

楽しみたいといったご意見は

反映出来ない家に

なったそうです。

 

その住まい手さんは

たった3年で

その家の「リノベーションしたい」との

ホームページをご覧になり

僕のもとへご相談に来られました。


子供のことを考えていない

悪い親なのではないかと

悩んだりもしたそうです。

 

子供だけではなく、

住む人、

ご家族の意見を大切に

考えることで

「家」もよりよくなりますから、

考え方のふり幅は重要です。

誰が暮らす家なのか?

という「本分」を

紐解く事が大切です。

 

計画に対してのバランス。

広すぎる土地は要検討・・・・・。


広い土地は羨ましいけれど

外構費用も

考える必要があります。

 

新築の家なのに

外構に手が付けれていない姿を

よく目にします。

 

余分な範囲は

すべて外構費になって

予算オーバーのもとに

なりかねません。

 

土地の形状等にもよりますが、

最近は外構費も「材料価格」で

予算がどんどん

必要になっています。

 

広い土地では、

外構費だけで700万以上に

跳ね上がることもあります。

 

本当にどのように

暮らすことが最適なのかを

土地と家のバランスを

イメージしながら

考えてみてください。

 

高低差のある土地の検討。

道路からフラットで

段差のない土地は、

外構費でも

少し余裕が生まれます。

 

しかし段差が大きくなると

道路と土地の高低差を

解消したり

段差対策の為の工事が

必要になったり、

通常よりも高い場所に

建築資材を積むために

荷揚げ作業が必要となります。

 

高低差のある土地は

比較的安価ですが、

その分外構費が割高になります。

 

また、

足腰が弱くなったときに

階段が負担にならないか等も

考える必要があります。

 

良い土地は様々。

エリアと予算を絞って

良い土地が見つかるまで

何年も待つ方がいますが、

平均的に条件の良い土地は

皆が欲しがっている土地です。

 

勿論価格も高めです。

 

何年も待っている間に

資材の価格高騰や、

住宅ローンの金利が

高くなっていきます。

価格の価値も変わっていきます。

 

土地だけを見るのではなくて、

少し先の生活全般を

イメージして、

家族間でこれだけは

譲れない条件を決めてください。

 

学校の通学路や、

スーパーとコンビニまでの

距離など。

 

土地に点数をつけて比較し、

自分たちの

ライフプランにあった

土地の目標値を

考える事も重要です。

 

理想から考える事も

重要ですが

許せる範囲を

決めることが大切です。

 

よく家を建てるのは

いつがいいのか?

という事を

聞かれることがありますが、

家が必要になったタイミングが

それですよ。

という風に

お返事をさせていただいています。


待てば待つほど

物価や金利が

下がっていくような

ご時世ではありません。

 

自分たちの意思で

タイミングをつかんでください。

 

ハザードマップを確認する。

最近はゲリラ豪雨や

川の氾濫など、

自然災害が多発しています。

開発許可では奈良県の場合、

土地面積が1000㎡基準で

個人の住宅であっても

「貯水池」が必要ですし

土地面積が500㎡を基準にして

開発許可の対象になります。

※色々な土地仕様制限による工事が必要。

※但し、条件によっては更地判定が可能。

 

周辺状況については

家の周りはもちろん、

子供の通学路などは

必ずチェックしたほうが

良いです。


生活エリアが

自然災害に対して

強いのか弱いのか、

避難所がどこにあるのか、

避難所のルート等。

しっかり確認しておくべきです。

 

土地を見に行く。

紙媒体やGoogleMapなどで

土地を見て決めてしまう方が

いらっしゃいます。

 

しかし環境は

実際に見てみないと

わかりません。

現場が大事ということ。

 

土地の周辺環境は

なかなか分からないものです。

雰囲気を確認するために、

平日と休日の

昼夜等天候の事も含めて

「条件の良い時間帯」だけではなく

「観察」するように

実際に何度か

見に行ったほうが良いです。

 

昼夜の雰囲気は

結構変わります。

 

昼はとても良いけれど、

夜は街灯が少なくて危ない等。

静かなところ、

賑やかなところ。

 

どういった雰囲気が

好みかは人によりますが、

事前にある程度は

「意識」しておくことを

オススメします。

 

家造りの際には

実際に土地視察を

行っていますが、

ご希望していただければ

一緒に土地を見に行きます。

 

その場でざっくりとした

外構の費用感などの

会話をさせていただいたり、

住まい手さんの

気づいていない

「建築」と「造成」を

視野に入れた

考え方の工夫も

お話しをします。

 

不動産会社は

土地を売るための

目線ですが、

僕自身は

土地がどこであろうと

家と暮らしを

着地に据えた目線です。

 

予算も暮らしも

実情を考えて、

暮らしの着地点に

どの程度あった土地なのか

大切にと思います。

 

住まいの新築・リフォーム
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自宅にウッドデッキのある暮らしで生活の習慣も休日の過ごし方もいろいろな拡張性を生み出します、メリットとデメリットを踏まえて間取りと共に生活環境を整える考え方に含む暮らしの提案。

2024年11月27日 | 設計の事デザインの事

ウッドデッキのある家

を計画する際に

考えておくべき情報整理。

※ウッドデッキのある家ビルトインガレージの家外観

 

家づくりを考える際、

多くの人が「ウッドデッキ」の設置を

検討します。

※リビングから続くウッドデッキと芝生の広い庭をアウトドア空間として楽しむ暮らし

 

実際にホームページの

お問合せからも

庭や家のリフォーム計画を通じて

ウッドデッキ計画の

ご質問等を

新規でいただ事も多いです。

※天然木を「R加工」して二段式の階段をベンチにも出来る工夫

 

オシャレな暮らしの

イメージや

見た目の良さ、

アウトドアスペースとしての

活用など、

魅力がたっぷりですが、

実際には設置後の

メンテナンスや使い勝手

コスト面の

事前考慮も重要です。

※リビング側からウッドデッキの間はストリップ階段で視界を調整し憩いの場になる工夫を提案

 

※夜は風景としても楽しむエリアになるように設計

 

今回のblogでは、

「ウッドデッキ」を

取り入れた

暮らしの魅力や

デメリット、

設置の際に

注意すべきポイントを

少し書いてみたいと思います。

※平屋の数寄屋の家にも濡れ縁では無くウッドデッキとして提案(但し人工木デッキ)

 

ウッドデッキの魅力。

ウッドデッキは

BBQスペースとしても最適で、

外観の美しさもそうですが

使い勝手の良いスペースに

計画する事で

機能性もよりよくなります。

※風景を楽しむ場所でありリビングからの繋がりを意識したレイアウトと実用的な使えるカタチ提案

 

以下で少し、

ウッドデッキを

設置することで得られる

具体的なメリットを。

※LDKから近い位置関係にウッドデッキをつくる事で身近に使える配置関係に

 

家族で過ごす

第二のリビングスペース。

ウッドデッキは、

リビングからつながる事で

アウトドアリビングとして

活用できます。

※LDK・キッチンからも移動しやすい事でブランチスペースやBBQの際にも活用しやすい位置関係に

 

休日のブランチを楽しんだり、

子どもが遊ぶ

スペースにしたり、

ペットのくつろぎの場にも

最適です。

※ハンモックやアウトドア家具も重要なアイテムです。

家全体の雰囲気とデザイン性。

ナチュラルな木材は、

家の外観を

演出します。

※裏庭に面する一面に計画したウッドデッキスペース・植樹スペースを兼ねるエリア

 

ウッドデッキがあるだけで、

家全体が一段と

魅力的にも見えます。

※裏庭全体を楽しむスペースとして計画する際に連動するウッドデッキスペース

 

庭との調和も取りやすく、

四季折々の風景を

楽しめます。

※LDK空間とつながるウッドデッキスペースは庭への出入りや庭の鑑賞スペースになる位置付け

 

家の価値を高める

ウッドデッキを設置することで、

家の付加価値が

向上します。

 

特に、

中古住宅市場では

「ウッドデッキ付き」という

条件が

バイヤーにとって

魅力的に映ることもあります。

 

簡単なDIYでアレンジ可能

ウッドデッキは、

家具や植物を置くだけで

簡単に雰囲気を

変えることも出来ます。

 

ライトアップや

パーゴラの設置で、

夜の時間も活用できます。

 

グランピングスペースの

一部にもなりますし

計画性や間取りとの

相性にもよりますが

過ごす場所としての

快適性もよくなります。

 

ウッドデッキのデメリット。

ウッドデッキには

魅力がたくさんありますが、

慎重に検討すべき

デメリットも存在します。

 

設置後に

後悔しないために・・・・・。

 

メンテナンスが必要。

木材は定期的な

手入れが欠かせません。

 

塗装や防腐処理を怠ると、

腐食の原因になります。

 

特に雨や湿気の多い

地域では、

年に一度か二度の

メンテナンスを

行う必要があります。

 

設置コストが高い。

ウッドデッキの設置には

材料費と

施工費がかかります。

 

さらに、

高品質な木材を選ぶ場合や

広いスペースを

確保する場合は

コストがさらに上昇します。

 

天候の影響を受けやすい。

直射日光や

雨にさらされる

ウッドデッキは、

木材が反りやすいという

特性があります。

 

そのため、

日よけや屋根の設置も

最初の段階から

検討する必要があります。

 

長期的な耐久性の問題。

天然木材は

耐久性が心配です。

 

年数が経つと、

シロアリ被害や

腐食が発生するという

リスクがあります。

 

そのため、

メンテナンスの頻度を

見越した

設計が求められます。

 

ウッドデッキ設置のポイント。

素材選びがカギ。

ウッドデッキの素材には、

天然木材

※ウリン、セランガンバツなど

そして人工木材(樹脂デッキ)が

あります。

 

天然木材は

自然な質感が魅力ですが、

人工木材は

耐久性やメンテナンスの

容易さで優れています。

 

設置場所の検討。

ウッドデッキを

どこに設置するかも

重要です。

 

日当たりや

風通しの良さを考慮し、

家族のライフスタイルや

土地の特徴を加味した

配置を計画する事が

重要です。

 

ウッドデッキのある暮らしを

楽しむアイデア。

 

ガーデニングスペースに。

鉢植えや

プランターを並べて、

緑豊かな空間を

演出する事も

室内からの眺めや

外観を含む眺望にも

プラスの要因になりますし

簡易的ですが

花や野菜を育てる

楽しみが加わります。

 

家族のBBQスペース。

ウッドデッキは、

アウトドアクッキングにも

ぴったりのスペースです。

 

専用のグリルを

設置すれば、

家族や友人と

気軽にBBQを楽しめます。

 

テレワークスペースにも最適。

ウッドデッキに

屋外用のテーブルと

椅子、日よけや

落ち着くことが出来る

目隠しを置けば、

屋外でも読書や仕事ができます。

 

リフレッシュ効果が期待でき、

生産性もアップしやすくなる

という統計DATAも

存在します。

 

ウッドデッキの設置は、

暮らしの空間において

快適なアウトドアライフを

提供する

素晴らしい方法です。

 

ただし、

素材選びやメンテナンス、

コスト面の考慮が

必要です。

 

この記事で紹介した

メリット・デメリットや

設置のポイントを

参考にしながら

家造りについて

理想的な

ウッドデッキライフを

実現できるようにと思います。

 

日常をよりよく楽しむ

週末住宅のような暮らしに

ウッドデッキのある

環境デザイン提案。

 

皆さんは

暮らしの目的に

何を意識しますか?。

 

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和室のある暮らしが叶える癒しと機能美に過ごし方の提案と自由度のある間取り、家族の時間を豊かにする現代的な住宅の間取りにも和室や畳コーナーの存在が暮らしの効能をよりよくつくりだします。

2024年11月24日 | 家 住まい 間取り プラン

 

和室のある暮らし。

 

癒しと機能を両立する

家づくりの提案に

座面自由さと

視線の変化が生み出す

暮らしの効能。

生活の変化に対して

実は柔軟に対応する

空間としての

価値を持つ和室。

 

家づくりの計画を進める中で、

リビングやキッチンの

デザインに

時間を割くケースは

多いかと思いますが、

「和室」について

真剣に考えたことは

ありますか?。


現代の住宅で

和室を採用することは、

一見すると

時代遅れに

思えるかもしれません。

 

しかし、

実は和室は

暮らしに安らぎと

利便性をもたらし、

計画次第で

家族のライフスタイルや

環境変化にも

柔軟に対応する

空間になります。

 

設計のご相談で

お問合せをいただき

家造りを通じて

住まい手さんの

暮らしを考える際に

「和室」が

暮らしの悩みを

解決する事も多くあります。

 

そういう事も踏まえて、

和室の魅力や

その多様な活用方法、

さらに現代の家づくりに

和室を取り入れる

工夫を少し

書いてみたいと思います。

 

和室は単なる

「和風インテリア」ではなく、

住まいの価値を高める

鍵となる空間です。

 

家族の時間を

大切にしながら

喜怒哀楽を

意識した家づくりを

考えるならば、

最後まで

お読みいただければと

思います。

 

和室がもたらす

「心地よさ」と「つながり」

 

和室の最大の魅力は、

「心と体が安らぐ空間」である

和の要素が

存分に詰まっていることです。

障子を通して

差し込む優しい光、

そして自然素材が持つ

調湿作用。

 

こうした要素が合わさり、

和室は一日を終えた家族が

心からリラックスできる

場所ともなります。

 

特に現代の住宅では、

リビングや

ダイニングの一角に

和室や和コーナーを設ける

スタイルが

多くなったかと

思いますが

個室化した和室も

リビングや動線と

どのようにつなぐのか、

間取りの構成でも

その存在価値は

変わります。

家族が日常的に

使える場所として、

リラックスしながらも

一緒に過ごせたり

距離を置いたり、

使い方によって

和室が別用途へと

臨機応変に

変化したりする

空間となります。

 

子どもが畳の部屋で遊び、

大人は昼寝を楽しんだり

和の風情を持った

趣味を楽しんだり

静かに写経をしたりする。

 

そんな和室は

家族の過ごし方に

自由を与える

場にもなります。

 

多機能性が生まれる

和室の使い方も重要です。

 

和室はその柔軟性も

大きな魅力です。

 

必要に応じて

用途を変えられるため、

家の中で

限られたスペースを

最大限に活用できます。

例えば

ゲストルームとして。

お客様が訪れたとき、

布団を敷くだけで

即席の寝室に変化します。

 

使わないときは

障子や襖を閉じれば、

空間を無駄にせず

日常生活に溶け込みます。

 

在宅ワークスペースとして。

最近では、

テレワーク・リモートワークの

需要が増えています。

 

和室は、

静かで集中しやすい

仕事場として最適です。

 

必要に応じて

机を出したり、

畳に座って

リラックスしながら

仕事をすることもできます。

 

キッズスペースとして。

畳は柔らかく

安全性も高いので、

小さな子供がいる

家庭にもおすすめです。

リビングの一角に

和室・和コーナーを設ければ、

少し気分を変える時にも

役立ちます。

 

現代の住宅と

調和するデザイン。

 

和室をつくると、

家全体のデザインが

古臭くなるのでは?

と心配される方も

いるかもしれません。

 

しかし、

和室は現代建築とも

十分に調和する

デザインが可能です。

例えば、

縁なし畳・琉球畳を

使用することで

スタイリッシュな

空間に仕上げたり、

床の間を壁収納として

デザインするなど、

伝統とモダンを

融合させた

アプローチも考え方の一つです。

 

また、

自然素材の持つ

温もりは

モダンインテリアとの

相性が良く、

家全体の雰囲気を

和モダンに高めます。

さらに、

畳の部分を

部分的に上げ床にする

「畳リビング」や

逆にリビングの中心に

畳を敷く

「家具が少なくなる仕掛け」

としてのデザインも

暮らしの自由度を

高めるには

有効です。

 

段差を活かして

収納スペースをつくり、

機能性を高めながら

家族の集まる場所として

活用する事も

片付けしやすい家の工夫。

 

持続可能な家づくりにも貢献。

本格的な和室に

使用される自然素材は、

環境に優しいという

メリットもあります。

 

畳のイグサは

再生可能な素材であり、

使い終わった後も

土に還る

エコな選択肢です。

 

また、

調湿機能によって

エアコンや除湿機の

使用頻度を下げる効果も

期待できます。

 

こうした点から、

和室は

持続可能な家づくりの

観点でも

注目されています。

 

和室は、

日本の伝統的

美しさと

機能性を兼ね備えた

空間です。

 

家族の過ごし方や

価値観を

整理しながら

心地よく暮らせる

家をつくるうえで、

和室は非常に有用な

選択肢となります。

 

旅館のような

和の風情を楽しむ事も

家時間を上質にします。

 

風情ある

モダンな住宅デザインと

調和させることで、

見た目にも

実用性にも

優れた家づくりが

可能です。

 

家づくりに

和室を取り入れることで、

暮らしにどんな変化が

訪れるか

想像してみてください。

 

和室が生み出す

過ごし方のアレンジは

毎日を豊かに

してくれると思います。

 

和室のある間取りで

質の良い暮らしと

過ごし方の柔軟性を。

 

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暮らしに配慮した間取りと設計の考え方に窓とウインドートリートメント、そして壁付けエアコンの設置という実用面とイメージ面の考え方を整理整頓するには最初の段階で詳細に。

2024年11月24日 | 暮らしの事イロイロ

住まい造りの際、

家の新築だけではなく

リフォームや

リノベーションの場合でも

重要なのですが

エアコンの位置にご注意ください。

※カーテンレールよりも上に取り付けが出来るように天井高さと窓の高さを間取り計画段階から調整する事は重要。

 

 

室内の設置場所もそうですが

室外機の置き場所も。

 

間取りだけを

重視すると、

外観が置き去りに

なります。

 

その結果、

玄関の真横に

エアコンの室外機を

置かないといけなくなったり、

2階の部屋の

エアコン室外機を

屋根に置かないと

いけなくなったりします。

※外観を整えるために

予め室外機置場を

計画するケースもあります。

 

場合によっては、

室外機をどうするか?

問題の完璧な答えは

難しいと思っています。

 

外観を優先して、

見えない位置に

室外機を持って行くために

配管を通していく

隠蔽配管をすることもあります。

※天井カセット型はほぼそうですが。

 

住宅であっても

最近は全館空調や

床下エアコンという

施工法も出てきています。

※上記はメンテナンスと

維持費も考慮重要です。

 

家の状態や暮らし方からは

状態によっては

なかなか快適なので

それらも検討してみても

いいと思います。

 

それはそれで

またいろいろな

問題もあるのですが。

 

ということで、

大枠のプランを決めながら

「専用コンセント」や

「汎用コンセント」のこともあるので

ほぼ同時に考えていますが、

エアコンの位置は

そういう意味でも

外側・内側共に重要なので

その都度確認しつつ。

 

エアコン室外機の

場所によっては

お隣さんへ

迷惑がかからないか?

駐車スペースや、

外構プランにも

影響してくるので。

 

エアコン計画あ

窓際の

ウインドートリートメント類、

カーテンやブラインド、

ロールスクリーンにも注意。

 

意外と盲点なのが、

カーテン類です。

 

カーテンは家ができてから

考えればいいと

お思いではないですか?。

 

特にリビングの窓は

大きかったり、

メインの部屋になりがちなので

カーテンも

こだわりたい方も

多いと思います。

 

エアコンの位置によっては、

カーテンレールと

干渉することがあります。

 

ですから

全体像も思考にいれつつ

細部もしっかりと

意識しておくことは重要です。

 

窓際の使い勝手と

部屋の冷暖房効率も考えながら。

 

暮らしの中に必要な要素

どれだけ考えておくべきなのか?

というのは

家造りの際に

整理整頓しておくことは

大切です。

 

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和風住宅・数寄屋の家、自然と調和する美と機能を備えた理想の住まい設計に和の工夫を繊細に設計した情緒と佇まいを楽しむ暮らし、奈良県の気候風土を活用しつつ和を味わう暮らしの提案。

2024年11月23日 | 家 住まい 間取り プラン

和風住宅・数寄屋の家を考える。

繊細な美と

豊かな暮らしを叶える住まいのカタチ。

「和風住宅」という言葉を

耳にしたとき、

多くの人が思い浮かべるのは、

静けさの中に漂う

洗練された美や、

自然と調和する

落ち着いた空間という

イメージが多いかと思います。

その中でも特に「数寄屋造り」は、

茶室建築を起源とする

日本建築の粋を極めた

風情を持った

住まいのカタチです。

細部にまで趣向が凝らされ、

現代でも

その美しさと

実用性から

多くの人々を魅了しています。

今回のblogでは

奈良県の立地条件や

地域性からも

和風の住宅でのご要望も多く

設計実例の

「もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家」や

「おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家」

についてのお問合せも多いので

和風住宅の中でも特に

「数寄屋の家」に焦点を当て、

その魅力や設計の工夫、

そして

暮らしに与える影響について

書いてみたいと思います。

 

 

 

家造りを始めたいけれど、

和風のスタイルを取り入れたい

という方や、

和の美を日常に取り入れたい

と考えている方にとっては

役立つ情報になるかと思います。

和風住宅と数寄屋の家の違い

まずは、

数寄屋造りが持つ

独特の特徴を理解するために、

一般的な和風住宅との違いを。

 

和風住宅の概要。

和風住宅は、

日本の伝統的な

建築スタイルを基盤とした

家屋全般を指します。

 

畳や襖、

障子といった

内装材を取り入れつつ、

現代のライフスタイルに合わせた

モダンな要素が

融合しているものも

多いです。

 

庭園とのつながりを重視し、

木材や自然素材を

多用する事も多いです。

数寄屋の家の特徴

 

一方、数寄屋造りは

諸説ありますが

「茶の湯」の精神を取り入れた

建築様式で、

茶室建築を取り入れて

発展した建築様式ともいえます。

そういう意味もあって

以下のような特徴があります。

非対称性と自然素材の活用

随所に自然の風合いを

活かした設計が施され、

どこか未完成の美、

侘び寂びを感じられます。

ディテール(詳細)

建具や造作の細部にまで

美意識が込められており、

手作業で仕上げられる事も多く

手仕事の温かみがあります。

空間の広がりと景観。

庭や自然と一体化するような

設計が重視され、

窓からの眺めや

外とのつながりが強調されます。

 

数寄屋の家に込められた

美学と設計のポイント。

数寄屋の家の魅力を

さらに深掘りする事で

その設計には、

現代の住まい手にとっても

多くのヒントが隠されています。

 

自然との調和。

数寄屋の家では、

建物そのものが

風景の一部となるような

デザインが重視されます。

 

庭園や坪庭を

取り込むことはもちろん、

窓の配置や

軒の深さまでが

自然を感じるために

考えられています。

 

室内から望む庭に

四季折々の植物を配置することで、

和の風情を意識した

季節の移ろいを

楽しむことができます。

 

素材の選び方。

数寄屋造りには、

木材や竹、

和紙といった

自然素材が欠かせません。

 

これらの素材は、

経年変化による

美しさも楽しむことができ、

住む人の暮らしと

時と共に馴染んでいきます。

 

無垢材の床や、

和紙の障子を取り入れるだけで、

空間全体が

柔らかな光に包まれます。

 

機能美と間取りの工夫。

数寄屋の家では、

見た目の美しさだけでなく、

実用性や

住み心地も追求されます。

 

畳敷きの空間を

柔軟に活用できるように

設けられた襖や、

収納スペースを工夫した

臨機応変な

使い勝手のある設計が

挙げられます。

 

また、

固定化しない部屋の使い勝手が

古風な縁側の設計にも宿り、

現代のライフスタイルにも

意外に馴染むことができます。

 

数寄屋の家での暮らしの魅力。

 

数寄屋の家は、

自然素材と

開放感のある設計が相まって、

忙しい日常の中で

静けさや癒しを

感じられる空間となりやすく、

忙しい現代人にとって

大きな価値があります。

 

文化を感じる日々。

数寄屋造りは、

日本の伝統文化を

継承するスタイルでもあります。

 

茶道や生け花といった

和の趣味を楽しむ暮らし

としても最適です。

 

たとえば、

小さな茶室を計画したり

温泉宿のような部屋のつながりも

一つの考え方で、

自分だけの「リトリート」空間を

持つことも可能です。

※リトリートとは

日常から離れて心身をいやす為の活動や

その場所を指す言葉です。

 

資産価値の高さ

数寄屋造りの家は、

その美しさと耐久性から、

資産価値が

高いと言われています。

 

丁寧につくられた家は、

住む人に愛されるだけでなく、

次世代へ受け継ぐ

価値ある住まいとしても

魅力的です。

 

数寄屋の家で和の

豊かな暮らしを味わうという事。

 

数寄屋の家は、

単なるありふれた

部屋割のある家ではなく、

和の美と和の機能、

そして和の心地よさを

兼ね備えた

特別な空間です。

 

自然との調和を大切にし、

細部にまで

和の繊細美と

心を配った設計は、

日々の暮らしに

繊細な空気感から生まれる

暮らしの豊かさを

もたらします。

 

和の情緒を感じながらも

現代的な快適さを持つ家に

住みたいと考えているなら、

数寄屋造りは

理想的な選択肢だと思います。

 

暮らしの情緒を

数寄屋の繊細な空間美から

味わってみませんか?。

 

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Webメディア「すまいリング」にてインタビュー記事が掲載されました。

2024年11月22日 | 掲載誌、雑誌、専門書籍

Webメディア 「すまいリング」にて

インタビュー記事が掲載されています。

住まい造りと暮らしについて

少し語らせていただきました。

ARCHITECT 建築家インタビュー

URL

https://www.kenzai-navi.com/spacedesign/page99/

 

もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家

 
 
について記しています。
 
 
他にも多くの建築家が
インタビューに答えています。
 
一読の価値があると思います。
 
建築に対する想いを知り
地域に根付いた
いい建築家さんと
出会える場にもなると思います。
 
 

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(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事、暮らし方の趣を間取りと仕上げに反映した暮らしの空間も徐々に見えるようになってきたところ、仕上げの感度を差し色も意識しながら。

2024年11月21日 | (仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家

(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事。

現場では建物を覆っていた

仮設足場と養生シートが外れた状態で

建物の外観が見える状態に。

※外部仮設足場と養生シートが外された状態

 

※提案途中での外観イメージCG

 

今回の間取り設計プランでは

東西方向の「奥行き」がポイントで

建物外壁は少し幅を利かせて

前後に半屋外スペースを計画して

軒先と軒の出(屋根)の効能も使いながら

日差し調整や視線の向きなど

風景をどのように取り込むのかも含めて

道路側からの見え方にも

和の手法をいろいろと活用しています。

 

まだ「外構」庭の雰囲気が

可視化されていませんから

そのあたりが完成すると

建物そのものの見え方も変わります。

※和室部分内装デザインを造作中・吊押し入れ

 

内部も仕上げの下地が

徐々に出来上がり

部屋としての広さも

しっかり認識できるようになっています。

 

住まい手さんにも現場にお越しいただき

そのあたりの完成具合も

ご確認いただいたところです。

※和室と繋がる空間に設計している地窓周辺

 

窓の範囲も色々な仕掛けの中で

限定的な視界に

仕上げているところもあり、

例えばこの廊下突き当りの「地窓」。

 

座っている際にも

立っている際にも

ある程度の視界を限定することで

風景に対する見え方を

調整しています。

 

床から繋がるようなイメージ

外側にはウッドデッキが

取りつくのですが

そのもうひとつ外側には

和の風情を

外にも内にも感じる事の出来る

格子をデザインしています。

 

その格子越しの風景が

今回のポイント。

 

夜になると

灯りが漏れることにより

和の趣も一段と

味わい深くなります。

 

間取り上、

そういったエリアと

シンプルモダンを楽しむエリアを

家の中でも区分していて

雰囲気の切り替えも

暮らしの中でできるような

仕上がりになります。

※工事中のLDK部分・天井の中間エリアに段差を設けています

 

リビングは極力装飾を無くして

シンプルをよりよく味わうように

仕上がる予定。

※厚みを極力薄くした窓台(厚み7ミリ)

 

窓際の「額縁」も厳選して

住まい手さんとの打ち合わせの中で

最終的に室内扉でも

提案採用している

神谷コーポレーションの「ライン窓台」を。

 

見える厚みが7ミリなので

薄さの効能により

より空間がシンプルに感じられます。

 

一つの「モノ」ではなくて

いろいろな建材・素材・仕上げの

集合体が空間として認識されるので

照明や扉も同様です。

※各部屋の仕上げ壁紙提案

 

でも「差し色」的なポイントも

ある意味で「フォーカルポイント」となるように

いろいろ仕掛けの工夫も

空間の仕上げには盛り込んでいます。

 

手段と目的というところで

着地するとこにどのような

設計の工夫を施すのかで

印象はガラリと変わります。

 

実は、最初の方に書いていた

和室や縁側エリアの

和を際立たせる範囲同様に

もう一カ所「和」を艶めくような

イメージで仕上げる空間があります。

 

その仕上げについては

またの機会に。

 

暮らしの趣にも

いろいろなセクションが

存在することで

趣の変化を楽しむのも

味わいだと思いますよ。

 

暮らしの喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間設計も

注文住宅の魅力だと思います。

 

暮らしの時間を

丁寧に考えてみませんか?。

 

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奈良の冬をもっと暖かく。薪ストーブがうみだす癒しの空間と郊外の多い奈良の住宅事情を考えながら移住も含めて自然と調和した暮らしで、家族と過ごす至福の時間を手に入れませんか?。

2024年11月20日 | 薪ストーブ

 

奈良の冬時間をより有意義に。

 

※家の外観の一部にもなる薪ストーブの煙突

 

薪ストーブがうみだす

癒しの空間と

自然と調和した暮らしで、

家族と過ごす

至福の時間を

手に入れませんか?。

※薪ストーブの揺らめく炎と静かな音が流れるリビング空間

 

薪ストーブのある暮らし・・・・・。

奈良の自然と共に暮らす

心地よい家造りの提案。

 

古都奈良、

豊かな自然に囲まれた

奈良の郊外で

四季折々の

美しい風景を眺めながら

暮らすことは、

一つの憧れの

生活スタイルにも

なるのかも知れません。

 

そんな式の中でも

インテリアとしての

効能もありますが

冬の期間

特に寒い冬、

冷え込む夜に

心地よい薪のはぜる音を

聞きながら、

揺らめく炎を眺める時間は、

どこか特別な

ぬくもりを感じさせます。

 

そんな生活を

叶えてくれるのが、

薪ストーブのある暮らし。

 

薪ストーブは

ただ暖を取るだけでなく、

自然と調和した

エコな暮らしを実現しつつも

家族の時間や

空間デザインにも

新しい魅力を加えます。

 

奈良県特有の

自然や家造りの背景を

踏まえつつ、

薪ストーブの導入メリット、

設置時のポイント、

そして生活を豊かにする

活用方法について

少し書いてみたいと思います。

 

奈良県の郊外などで

考える家造りに

薪ストーブの魅力を。

 

奈良の冬に最適な暖房性能。

 

奈良県は、

夏の湿気と

冬の寒さが特徴の一つです。

 

特に冬場は、

盆地特有の冷え込みが厳しく、

効率的で心地よい

暖房が求められます。

 

薪ストーブが発する

輻射熱は、

空気を乾燥させることなく、

部屋全体を

包み込むような

自然なぬくもりを

もたらします。

 

また、

薪ストーブは

エアコンやガス暖房とは違い、

じんわりとした

暖かさで体を芯から

温めてくれるのが特徴です。

 

薪がはぜる音や

炎の揺らぎには、

視覚的・聴覚的な癒し効果があり、

リラックスした空間を

つくり出します。

 

具体例ですが

奈良県宇陀市郊外に

新居を新築されたNさんは、

薪ストーブを設置したことで

冬の寒さが厳しい朝でも

家全体が暖かく、

静かな時間を

薪ストーブのある空間で

家族で過ごす際の雰囲気が

気に入っていて

薪ストーブが調理に使える事で

コミュニケーションも

料理の種類も変わった・・・との事。

 

冬がより快適になるという事。

 

奈良の自然と共に暮らすエコな選択肢。

薪ストーブに使用する薪は、

再生可能な資源です。

 

奈良県は広大な

森林地帯を有しており、

地元で調達した

薪を利用することで、

地域の森林整備にも

貢献できます。

 

特に、

間伐材や伐採後に

利用されない

木材を活用することは、

森林資源を

有効に使うことにつながり、

環境への配慮が可能です。

 

さらに、

薪ストーブを利用することで、

家で使う冬の熱源という意味での

ガスや電気の使用量を

抑えることができます。

 

このエコな暮らしは、

次世代に持続可能な

生活スタイルを伝える上でも

重要な意味を持っています。

 

ポイント: 近隣の林業組合や

薪専門店で

地元産の薪を購入することで、

コストを抑えながら

地域経済を支えることも可能です。

 

参考情報: 森林組合連合会や

奈良地元の販売店でも、

薪ストーブ向けの

薪販売や森林保全活動を

積極的に行っており、

薪の調達先として

利用しやすい環境が整っています。

 

奈良の家造りで

薪ストーブを導入する際の

ポイントにもなります。

 

間取り上の設置場所選定。

リフォームやリノベーションの場合

奈良の住宅は、

伝統的な日本家屋の

特徴を活かした造りが多い一方で、

最近ではモダンなデザインを

取り入れた新築も

増えています。

 

薪ストーブを設置する際には、

建物の構造や設計に合わせた

工夫が必要です。

 

煙突の設計:

スムーズに煙を排出するため、

煙突はまっすぐに

立ち上がる設計が理想です。

※構造の内容によってはL型も可能です。

 

耐火対策: 設置場所には

耐火レンガやタイルを敷き、

火災や炭化のリスクを

抑える工夫が必要です。

 

また、

薪を扱うスペースには

十分な広さを確保が重要です。

 

初期費用とメンテナンス

薪ストーブの導入には

薪ストーブ本体と付属品、

薪ストーブ設置場所周辺の

熱対策下地工事、

仕上げ工事など

初期費用がかかりますが、

長期的には

暖房費の節約や

家全体の付加価値向上に

つながります。

 

費用の目安: 薪ストーブメーカーの

シリーズにもよりますが

本体価格と煙突の設置費用を含めて

80万円~130万円程度が目安です。

 

部屋の広さなどにより

薪ストーブの

設置すべきサイズも変わりますので

その辺りはご相談ください。

 

また、

薪の調達費用は

年間5万円~8万円ほどが

目安ですが

毎年の入手経路を

どのようにするのかによって

こちらも価格が変わります。

※部屋の大きさや使用頻度によって薪の量も変わります。

 

メンテナンス: 煙突の掃除や

耐久部品の点検を

年に一度行うことで、

安全で快適な使用が可能です。

 

地元の専門業者に

依頼することで、

安心して

メンテナンスが行えます。

 

薪ストーブを活用した

奈良ならではの暮らし・・・・・。

 

自然を取り入れた空間デザイン

薪ストーブを設置することで、

室内に自然を感じる

インテリアデザインが実現します。

 

木製家具や

畳を組み合わせた和モダンな空間や、

観葉植物を配置して

グリーンと調和させたリビングは、

奈良の伝統と現代の

ライフスタイルを融合させた

空間にもなります。

 

アイデア例: 薪置き場を

デザインの一部として活用し、

専用のギアアイテムとしての

薪ラックやカゴを使用することで、

見せる収納スペースとしても

楽しめます。

 

家族との時間を深める・・・・・。

薪を割ったり、

火を焚いたりする作業は、

家族で一緒に行うことで

コミュニケーションの

時間にもなります。

勿論一人で静かに過ごす際も。

 

奈良の自然豊かな環境やを活かし、

家族で薪ストーブを中心とした

半アウトドア体験を

楽しむこともできます。

 

薪ストーブは、

奈良の自然に溶け込みながら

快適でエコな生活を

送るための選択肢にもなります。

 

心地よい温もりやデザイン性、

地域とのつながりを

感じられる暮らしは、

ただの暖房器具以上の価値を

もたらしてくれるかと思います。

 

奈良県の郊外で

家造りを検討しているのであれば、

薪ストーブのある暮らしも

検討してみてください。

 

そのあたたかな炎と

静かな風景が、

特別な時間を

照らしてくれると思います。

 

丁寧な暮らしのシーンに

薪ストーブのある暮らしを

考えてみませんか?。

 

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暮らしの空間構成に部屋の天井高さや広さだけではなくて家具のレイアウトと目的を踏まえた暮らし方の設計と提案、ソフト面とハード面を意識した融合のバランスを建築家の提案として丁寧に。

2024年11月20日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

ローソファ=Low Sofaは、

座面が低く、

床に近いソファ。

※YAMADA×IDC大塚家具・大阪南港ショールーム


床に近いと、

足を伸ばしやすく、

全般的に

くつろぎやすい姿勢になります。

 

床に近いことによる効能もあり

例えば和室のような

座面感覚で考える

天井の高さの差を感じたり

窓の外に見える風景に差を感じたり

普段の「アイレベル」視点の位置が

随分変わります。

 

家に安心を足して、

暮らしを少しゆるめたい。

 

そんなシーンを思い浮かべる際に

家の間取りや機能ばかりではなくて

そういった「家具類」からの恩恵も

肌感覚にもよりそうような

暮らしの意識を

ご提案しています。

 

間取りと空間を考えた

過ごしやすさの提案に

家具も踏まえたイメージも丁寧に。

 

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ガレージハウス・ビルトインガレージのある家の暮らしに一工夫、生活の場としてガレージを取り込んだ暮らしの計画で多種多様な暮らしのシーンも生まれます、車を停めるだけではないガレージの存在。

2024年11月18日 | 家づくりアドバイス

暮らしも趣味も

満足度が上がるような

マルチスペースとなる

住まいの空間。

※半屋外空間で楽しむビルトンガレージのある家

 

車を持たない

ご家庭では

ガレージは不要と

思われてしまうかもしれませんが、

ガレージハウスでの暮らしを

楽しめるのは

車好きだけではありません。

※夜間の風景

 

屋内と屋外の

中間のようなひらけた

プライベートスペースができるため、

例えば、

テントを張って

バーベキューをするなど、

家に居ながらにして

アウトドア気分が味わえたり、

アトリエとして

絵画制作やD.I.Y.など

クリエイティブな趣味に

没頭する空間として

楽しんだりすることができます。

※玄関周辺の通り土間空間は

自転車置き場や季節の良い期間には

日常を過ごす空間にも変化する多用途空間に

 

ビルトインガレージ

インナーガレージと

呼ばれる空間は

完全に室内として

計画することも出来ますし

半屋外のように

「外と繋がる場所」として

設計する事も可能です。

※完全に電動シャッターによって区切ることが出来るビルトインガレージのある家

 

※夜間の外観風景

 

※ビルトインガレージの上部空間には

アウトドアギアを収納できる趣味室のような隠れ部屋提案(小屋裏倉庫)

 

間取り構成によっては

第二のリビングとして

家族とのくつろぎの時間を

さらに豊かなものにする

スペースにしても

最適化することが出来ます。

 

ガレージを

ガレージとしてだけではなくて

過ごし場所の付加価値空間として

捉えてみる事で

生活の快適性や

過ごし方の質向上にも

多目的な空間の存在は

大きいと思います。

 

過ごし方を柔軟に考えた

ガレージ空間を

考えてみませんか?。

 

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住まいと暮らしを考える時に同居のカタチとして二世帯住宅を考える際にそれぞれの暮らしの価値観と将来設計に工夫を考えつつ同居での多様性を意識した住宅設計を考える設計事務所の提案。

2024年11月17日 | 2世帯住宅

二世帯住宅の

様々なライフスタイルの融合と

分離の距離感提案の設計。

※比較的小規模な二世帯住宅(完全分離型)の提案設計事例

 

それぞれの暮らし方に

二世帯住宅として

同居を考える際に

分離するべき範囲での

間取りの違い・・・・・。

 

完全分離型で叶える

プライバシーに配慮した

二世帯住宅。

 

よくご相談をいただく

二世帯住宅。

 

ひとつ屋根の下で

子世帯と親世帯が

共に暮らすこのスタイルは、

元々の同居のスタイルですが、

核家族化が進み

社会情勢も変化していましたが

原点回帰ではありませんが

再び同居スタイルが見直されている

という状況でもあります。

 

増加する共働き世帯の

家事や育児の負担軽減や、

益々高騰する

土地や住宅価格の費用分担

そして直近では

全国に存在する問題でしたが

顕著化した「空き家問題」などでの

利点も多く、

今の時代に「その考え方」は

ちょうど良いのかも知れません。

 

そんな中、

二世帯住宅に興味はあるが、

同居に対する不安を感じたり、

プライバシーを

重視されたいと考える方に

お勧めなのが「完全分離型」の

二世帯住宅です。

 

しかしながら

完全分離型二世帯住宅にも

メリットとデメリットが

存在しています。

 

完全分離型の二世帯住宅とは、

一つの家の中に

親世帯と子世帯が

それぞれ完全に独立した

生活空間を持つ

住宅タイプの事です。

 

家を縦に半分に分けたり、

1階と2階で水平に分けるなどして、

それぞれの世帯の

生活空間を完全に分離し、

各世帯が個別の玄関、

キッチン、

バスルームなどを持つことで、

プライバシーを保ちながら

気兼ねなく生活できる事が

大きな特徴です。

 

同居には抵抗があるが

親や子世帯と助け合って

生活したいと

お考えの方には、

ある意味で

理想的な住環境と言えます。

 

完全分離型以外の二世帯住宅の種類

二世帯住宅には

大きく分けて3つのタイプがあり、

前述の「完全分離型」以外にも

「同居型」の二世帯住宅と

「一部共用型」の

二世帯住宅が間取りとして

考えられます。


同居型の二世帯住宅は、

2つの世帯が

生活空間を

概ね共有する住宅タイプです。

 

リビングやキッチン、

バスルームなどの

共用部分が多いため、

世帯間の距離感が近く、

よりお互いに助け合いながら

生活することができます。

 

キッチンやバスルームなどの

水回り設備を

共有することから、

新築時の住宅設備にかける費用を

抑えることができ、

他の二世帯住宅タイプと

比較すると

費用を抑えて

実現することが可能です。


完全分離型と

同居型の中間に位置するのが

一部共用型の

二世帯住宅です。

 

共有部分と独立部分を

組み合わせたような

住宅の間取りタイプで、

分けたい空間や

設備はそれぞれの世帯に

個別に設け、

それ以外は共有したような

住まいを設計することで

一定のプライバシーを保ちながら

効率良く生活する事ができます。

 

すべての空間や設備を

2箇所ずつ設けることが無いため、

完全分離型の

二世帯住宅と比較して

新築時のコストや

暮らし始めてからの

水道ガス電気など

光熱費などを

抑えることができます。

 

二世帯住宅3タイプの

メリットとデメリット。

 

異なる特徴を持つ

3タイプの二世帯住宅ですが、

生活スタイルや

住まわれる方の

方向性によって

向き不向きが変わってきます。

 

完全分離型の二世帯住宅のメリット

各世帯が

完全に独立した

生活空間を持つため、

それぞれのプライバシーを

しっかりと保った上で、

お互いの生活リズムを

崩すこと無く

生活できる事が

大きなメリットです。

 

例えばキッチンを

共有している場合は

食事の時間を合わせたり、

お風呂を共有している場合は

入る時間を

常に気にする事もあります。

 

また、

玄関やリビングを

共有している場合は

来客を招く際に予定を

調整する必要も出てきますが、

完全分離型であれば

各空間や設備が

それぞれ用意されているので、

お互いにそういった意味で

気を遣う必要がありません。

 

普段は気兼ねなく生活しつつも、

力を借りたい時は

すぐに駆けつけられる事が

完全分離型二世帯住宅の

大きなメリットと言えます。

 

しかし、

すべての空間や

設備がそれぞれの世帯に必要となり、

同居型や一部共用型の

二世帯住宅と比較すると

家のサイズも大きくなる

傾向にあるため、

建築費用や

住宅設備にかかる費用が

多くなる事が

大きなデメリットと言えます。

 

また、

完全に分かれているので

どちらかといえば「お隣さん」のような

暮らし方であり

関係性によっては

両世帯のつながりや

コミュニケーションが

希薄になることも気になる点です。

 

お互いのプライバシーを

重視したい方、

お互いの生活リズムを

尊重したい方には

おススメの間取りタイプかと思います。

 

同居型二世帯住宅のメリット。

共同で生活することで

世帯間での

コミュニケーションが増え、

近い距離感で

お互いに助け合いながら

生活できる点が

同居型二世帯住宅の

大きなメリットと言えます。

 

特に子育て中の

共働き世帯や、

介護が必要な世帯にとっては、

必要な時に

直ぐに手を貸せる

同居型の二世帯住宅は

最適な住環境と言えます。

 

また、

共有部分が多いため

比較的コンパクトに

住まいを設計でき、

他の二世帯同居タイプと

比較して

建築費用を抑えられる点も

同居型二世帯住宅の

利点です。

 

同居型の二世帯住宅では、

生活空間を共有するため、

お互いの生活に

干渉しやすく、

プライバシーが

制限されることがあります。

 

また、

世帯間で生活リズムが異なると、

お風呂やキッチンの

使用時間が重なり、

思うように使えないことが

ストレスになる場合もあります。

 

家族と一緒に過ごす時間を

大切にしたい方、

建築費用をできるだけ

抑えたい方にとっては

生活バランスの工夫次第で

よりよい選択肢となる

二世帯住宅の計画となります。

 

一部共用型のメリット

プライバシーを

ある程度確保しつつ、

日々顔を合わせて

コミュニケーションを取れる

バランスの良い

半同居生活が実現できます。

 

生活スタイルが異なるため、

あえて使用する時間帯の

かぶらないキッチンや

お風呂などを

共有部分にして

その他は分離させるなど

プランの段階で

比較的自由に決められるため、

二世帯住宅での

間取りの自由度が

比較的高いのが特徴です。

 

また、

完全分離型と比較して、

建設コストや

水道ガス電気の

光熱費のランニングコストを

抑えやすくなります。

 

共有と独立の

バランスを取るため、

間取り設計が

どちらかといえば

複雑になることがあります。

 

また、

共有部分での使い方に対する

考え方や

設備が壊れた際に

ルールを決めておくことが

重要です。

 

家族との交流を持ちつつ、

適度なプライバシーを確保したい方、

建築費用と

生活費のバランスを取りたい方には

おススメの二世帯住宅スタイルです。

 

完全分離型

二世帯住宅の建築費用

完全分離型の二世帯住宅は、

一般的な単世帯住宅や

その他の二世帯住宅と比べて

建築面積、床面積(建物規模)が

大きくなることが多く、

それぞれに

個別の水回り設備なども

必要となるため、

建設コストは

高くなる傾向にあります。

 

同居型二世帯住宅の

一般的な相場が3000万〜4000万、

一部共用型二世帯住宅が

3,500万円〜4,500万円なのに対して、

完全分離型二世帯住宅の相場は

約4,500万円〜6,000万円程度です。


具体的な費用は、

建てる土地の状態や

建物の規模や仕様、

選択する設備の

グレードなどによっても

変動しますが、

一般的にはこのような範囲内での

予算を考慮する必要があります。

 

完全分離型の

二世帯住宅の間取り計画。

完全分離型二世帯住宅は、

主な建て方に

居住空間を家の

上下で分ける

「上下分離型」

左右で分ける

「左右分離型」の

2つのパターンがあります。

 

次に

上下分離型、

左右分離型、

それぞれの特徴と、

完全分離型二世帯住宅における

メリットやデメリットについて

少し書いてみたいと思います。

「上下分離型」は、

各世帯の居住スペースを

家の上下階に分けた

二世帯住宅のスタイルです。

一階と二階で分離するという事です。

 

生活がすべて

ワンフロアで完結するため、

スムーズな生活動線を

確保できる点や、

縦に空間を利用するため

どちらかといえば

広い敷地を必要とせず、

土地の利用効率が

良い点などが特徴です。

 

1階を親世帯の

居住スペースにすれば

階段の上り下りも無く、

外出もしやすくなる為、

親世帯の生活負担を

軽減することができます。

 

ただし、

上階の生活音や振動が

下階に伝わりやすいという

デメリットがあるため、

建材や設備により

振動や音を抑制したり

間取りの工夫として

寝室の上には

子供部屋を

設けない様にするなど、

間取り設計に関する

工夫や配慮が必要となります。

 

左右分離型は、

親世帯と子世帯が

左右に隣接して住む

二世帯住宅のスタイルです。

 

このスタイルは、

上下分離型と比べて

生活音や振動の問題が少なく、

よりプライバシーに

配慮した暮らしが叶うという

メリットがあります。


ただし、

左右に分かれて

各世帯の生活空間を

配置するには

必然的に各世帯に

階段が必要となるなど、

一階の床面積が

大きくなりやすく

比較的広い土地も必要となるため、

建築総予算が高くなる

という傾向にあります。

 

※間取りの計画性で

上下左右の世帯バランスを

調整する事も設計段階での工夫です。

 

比較的両世帯とも

上下階の移動が必要となるため、

親世帯が高齢の場合には

日々の移動が負担となりますから

ホームエレベータ―を

設置するなどの

配慮が必要となります。

 

 

完全分離型の二世帯住宅で

後悔する例と対策。

 例えばですが予算オーバー

完全分離型の

二世帯住宅は

通常の住まいと比較して

必要な部屋数や

水回りをはじめとする

住宅設備の数が多くなり、

予め必要なスペースや

設備をしっかりと

拾い出しておかないと

後から追加費用が上乗せされて、

結果的に

予算オーバーに

なってしまうことに

なるかもしれません。

 

予め各世帯の

必要な部屋数や広さ、

住宅設備を明確にした上で、

詳細な見積りを

しっかりと

確認しておくことを

お勧めいたします。


例えばですが

暮らす人数が増えるという事。

住まわれる人数が

必然的に多くなる

二世帯住宅では、

打ち合わせが

煩雑になりがちで

必要な要件整理の不足にならないように

気を付ける必要性があります。

※単世帯でも同じです。

 

実際に生活してみると

生活空間の配置や

動線が不便で

使い勝手が

悪い住まいに

なってしまわないように。

 

そのような事態を

防ぐためにも

計画にはゆとりを持って

時間と密度を調整し、

各世帯の間取りや

動線の確認を行うなど、

設計段階での

十分な打ち合わせを

入念に行うように

心がけたほうが

充実度は増します。

 

今一緒に

暮らしていないのならば、

可能な範囲内で

一旦一緒に暮らして

デメリットを

体感していただく事を

お勧めしています。


例えばですがプライバシーの欠如

生活リズムの異なる世帯が

同じ家で生活する

二世帯住宅では、

壁の厚みや

防音対策への配慮を

怠ってしまうと

互いのプライバシーが

保たれずに

生活に支障を

きたしてしまうことも

あります。

 

間取りや居室の配置を

慎重に行うことはもちろん、

壁や床への

防音対策にも配慮した

計画性が重要となります。


メンテンナスの負担

一般住宅と比較して、

完全分離型の

二世帯住宅は

各世帯にそれぞれ

独立した居室や

設備を設けることで、

住まいの維持管理の

手間とコストが

増大してしまうことがあります。

 

この負担を軽減するために、

メンテナンスのしやすさを

考慮した素材や設備を

選ぶことが

重要となります。

 

二世帯住宅の特徴や

配慮の範囲について

少し書いてみました。

 

二世帯住宅は

各世帯のプライバシーや

ライフスタイルを

尊重しつつも

互いが助け合いながら

暮らすことのできる

現代社会にフィットした

住まいのカタチだと思います。

 

一方で、

二世帯住宅ならではの

問題点や注意点も

多々ありますので、

二世帯住宅での暮らし、

または同居に近い

暮らし方を考えている際には

そういったところの配分にも

検討の意識を

持っていただければと

思います。

 

暮らしの事を丁寧に意識した

住まいの設計と

充実度の生まれる住まいづくり。

 

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暮らしの趣を丁寧に暮らす環境を設計する前に「知る」事柄と「共感」するという前提条件の整理から紐解く家造りの価値基準、過ごし方をどのように意識して大切な生活環境を立案・設計するべきなのか?。

2024年11月16日 | 暮らしの事イロイロ

暮らしの提案と

住まい造りにおいて

大切にしていること。

※住まい手さんの「ひととなり」から紐解いた暮らしの間取りと付加価値空間の一例

 

家づくりのスタートとして

大切にしていることは、

お互いを知るという事です。

 

休日は何をしているか、

好きな時間の過ごし方、

大切にしているもの、

趣味のこと。

 

勿論、

聞かせていただくだけではなく、

僕自身の事、

自分自身が住む家で

住まい造りにおいて

発注先選定での失敗や

工事中に失敗した事など

沢山話します。

 

どんな内容であっても、

一言一言に

その人があらわれていて、

その言葉の内側にあるものを

感じ取れるように

心掛けています。

 

そうしてお互いを知り、

価値観が通じると

相乗効果のように作用して

よりよい暮らしに関する

共通認識も生まれます。

 

共感と共創。

 

これが素晴らしい暮らしと

住まいをつくるために

大切なことだと

考えています。

 

家というよりは

暮らしを考えて

デザインする事を念頭に。

 

住まい手である家族や

暮らしに対して

暮らしの事柄を

整理整頓しながら

住まいというカタチを

意識していきます。

 

決して他と同じような

住まいではなく、

もちろん決まりきった

パターンもない、

その土地と環境、

暮らしぶりに関して

全くのオリジナルです。

 

洋服でいう

オーダーメイド同様に。

 

会話を重ねつつも

一つ一つを紐解きながら

丁寧に考えていく。

 

それは

建築家自身もそうですが

住まい手さんにとっても、

とても労力のかかることです。

 

ですが、

この過程こそが

「暮らしをつくる」ということに

他なりません。

 

よく結果が全てだ

ということもあるかと

思いますが

その過程において「過ごし方」が

より昇華される

結果が生まれます。

 

ここをきちんと

踏まえることによって、

住まいへの理解が生まれ、

この先の暮らし方に

価値が生まれるのだと

考えています。

 

暮らしをカタチにする

その「過程」を丁寧に考える。

 

この意識を最も大切に。

 

暮らしを楽しむという事

近づくように。

 

ほんの少しでも

いいと思います。


心に余裕をもち、

家族との時間を大切にする。

暮らしの楽しさとは、

何気ない話、

何気ない日常にあると思います。


少しの余裕によって

拡張する毎日が

少しでも楽しく、

よりよく暮らしが変わる。


あたらしい生活が

かけがえのない

毎日となるように。

 

毎日が楽しい事ばかりでは

ないとは思います。

 

それぞれの暮らしの中にある

喜怒哀楽。

 

仕事や家庭の中、

自分自身の意識下での事柄。

 

様々なシーンで

いろいろな喜怒哀楽の

感情も生まれると思います。

 

家族だからいつも一緒

という訳でもなく

そういう時きもあれば、

一人で静かに

過ごしたい時もありますよね。

 

そういった

程よい距離感で

それぞれの時間、

それぞれの考え方で

家族としてのバランスを取りながら

寄り添って暮らせる

住まいであるようにと

考えています。

 

土地で感じとる。

光が入る、風が通る。

景色がよい場所、

居心地の良い場所。

気候風土、地域性。

豊かな暮らしをつくるには、

家とともに

土地も大切な要素となります。

豊かさは外にあるという事。

自然、空気、

光と風を吟味して、

いかに中に取り込むか。

この塩梅で、

住まいの豊かさは

決まってくるといっても

過言ではありません。

 

勿論人工的に生み出す事の出来る

程よい環境計画も大事ですが

そういった「そこにある環境」も

良い意味で

暮らしに取り入れるように。

 

日向ぼっこして、

そこで寝てみると

いろんなことがわかります。

目に見えるもの、

感じるもの。


家というカタチを

つくるだけではなく、

土地の内容、

敷地の環境を掘り下げて

暮らしのカタチを

よりよく考えています。

 

 

風景になじむように。

家とは暮らしを営む場所

であるとともに、

風景の一部とも成り得ます。

その豊かな風景をつくるには、

家の計画で切り離されがちな

外構・造園工事を、

ある程度は設計段階から

一体に計画し、

硬い素材でつくられた

建築の輪郭を

和らげてあげることが

大切なのだと思います。

 

また丁寧に考えられた

植栽や塀は、

外との程よい距離感を生み、

守られている安心感を

与えてくれると思います。

 

暮らしにおける

様々なシーンを

どのように思い浮かべ考えますか?

 

想像する暮らしのシーンを

どれだけ丁寧に

カタチにするべきなのかを

意識してみませんか?。

 

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暮らしの趣を丁寧に考えつつ安心して暮らすことが出来る環境をつくりだすリノベーション・リフォームに中古物件から考える住む行為を見直す事で見えてくる未来像を考えてみませんか?

2024年11月16日 | リフォーム・リノベーション

住まい造りについていろいろと。

安全に暮らせることが

何よりも大事・・・・・。

※リノベーション・解体をして骨組みを補強しながら間取りと窓や仕組みを新たに計画

 

新築でもそうですが

特にリフォームやリノベーションを

考える際に。

 

安全な暮らしを考える時に

様々な考え方や

現実問題に

直面すると思います。

 

手掛けさせていただく

リフォームやリノベーションは、

新築と同様に

意匠性(見た目の仕上がりの良さ)にも

拘りを持っていますが、

意匠性(デザイン)が

最優先とは考えていません。

 

オシャレだったり

格好良いだけで

住んでから

すぐにダメになってしまうような

暮らしの環境を

提案する訳ではありません。

 

勿論「安易な価格」計算もしません。

 

人が住むにあたって

何よりも大事なことは、

安心して

暮らしていける

安全性の確保。

 

そして、

夏は涼しくて、

冬は暖かく暮らせる

住宅性能と設備、

美的特徴を指す意匠性は、

安全性と快適性が

確保できて

ようやく検討できるので、

修繕箇所が多い

築80年以上の古民家などは、

安全を確保するための

修繕と快適に過ごすため設備に

費用が掛かり気味になる事もあります。

 

物件選びのポイント

中古物件を探すときに、

最も注意するポイントは

建物の築年月日です。

1981年以降に

建築された物件は

「新耐震物件」と言われておりますが、

実際には基準的に考えると

それは2000年、

比較的現在の法律にも適合し、

耐震強度が

確保されているであろう

物件ですので、

雨漏りなどで傷んでいない限り、

余計な補修や

補強工事などに関しては

安全性の担保も

比較保障され、

安全に住むことが

出来る確率も高くなります。

 

※実際には調査を行います。

 

それ以前の物件、

いわゆる「旧耐震物件」の場合は、

耐震補強を施す必要がある他、

建物がシンプルに古いので

経年劣化が進んで

傷んだ状態を

補修するためのコストが

膨らんでしまいがちです。

 

もうひとつの選択肢。

新築戸建・マンションに変わる

もうひとつの選択肢として、

中古物件リノベーションが

注目を浴びる理由。

 

人気エリア、

住みたい場所に住みやすい。

通勤に便利な地域、

人気の学校区、

実家から近いなど

エリアを選ぶ理由は多様です。

 

人気のあるエリアで

新築となると

物件数が限られますが、

中古住宅も含めれば

広い選択肢の中から

物件を選べて有利です。

※計画内容によっては解体して更地により

新築となるするケースもあります

 

予算を抑えて暮らす。

日本の不動産は

古いほどに建物の価値が低く、

土地のみの価格に近い金額で

購入という運びが多いです。

 

ただ、

古過ぎると改修に

予想以上の費用が

掛かってしまうため、

ちょうど良い塩梅で

物件を目利きすることが出来れば、

新築では

予算的に叶わなかったことも、

建物の特徴や基準によっては

叶えられるかもしれません。

 

リフォームやリノベーション、

中古物件の

質的な向上を

多角的に考えて

暮らしに馴染むように。

 

中古物件を

購入するに当たっての

お悩みとして多いのが、
・建物の状態が大丈夫なのか?
・どんなプランが出来るのか?
・自分がやりたいことが出来るのか?
・物件費用と工事の費用のバランスはどうすればいい?

このようなお悩みはよく

ホームページの

お問合せからもいただきます。

 

何に基準をもって

家造りや暮らしを考えるのかでも

大きく選択肢が

変わるところです。

 

どのような暮らしを意識して

住まいや住み方を

考えるべきなのか?。

 

家造りはご自身や

ご家族の価値観を

一旦見直す機会にもなります。

 

人生の趣を意識するように

暮らしを考えてみませんか?。

 

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暮らしの幅と家時間の環境を上質にデザインする暮らしの設計、アウトドアリビングや半屋外の環境をよりよく、週末住宅やリゾート、別荘のような暮らしのシーンを間取りと家具の工夫から。

2024年11月15日 | 設計の事デザインの事

高級住宅・モダンな家を

考える前に

知っておきたい

プラスの効能を生み出す

暮らしの趣について。

※アウトドア家具のある暮らしの提案

 

屋外家具の魅力とメリット

ベランダやバルコニー、

手入れ次第で

自宅リゾートにという考え方。

 

「家具は屋内に置くもの」という

固定観念にとらわれずに

家の外にも

目を向けてみること。

 

旅行先のホテルで、

プールサイドのソファに

寝ころんで

過ごしたことが

あったりしませんか?。

 

あのソファなどは

屋外家具と呼ばれるものです。

 

屋外家具の歴史は古く、

最近では

巣ごもりや

家時間の充実などにより

自宅で過ごすという

提案の中に

アウトドア家具も

種類が豊富になりました。

 

自宅の屋外設備を

家具でグレードアップして、

リゾート風にすることも

比較的可能になりました。

 

屋外家具の素材の特徴

雨、風、

紫外線にさらされるため、

屋外家具は

ダメージを受けやすい

環境にあります。

 

屋内での使用を

想定された家具を

ただ外においてしまえば、

金属は雨で錆び、

木材は腐り、

樹脂は分解されて

時間とともに

ボロボロになってしまいます。

 

屋外家具に

よく用いられる

アルミ素材は、

アルマイトという方法で

「アルミを守る」錆びを作ります。

 

リーズナブルで

一定の強度がある鉄も、

屋外家具に用いられますが、

錆に弱いため

対策が必要です。

 

木製の家具に

採用されるのは

ボートにも使われる

チーク材が多く、

樹脂製品に関しては

紫外線対策を

施されたものが

販売されています。

 

屋外家具のメリット1
「特別な時間を過ごせる」

ダイニングキッチンで

食べるのもいいですが、

開放感のある外で

食事をするの

環境や間取りプランによっては

いいものです。

 

レストランやカフェでも、

テラス席のほうを

好まれる方もいます。

 

屋外用家具を

ベランダやバルコニーに設置し、

ワインを傾ければ、

特別な時間を楽しめるのです。

 

単調になりがちな

生活の中に、

青空の下で食事をしたり、

談笑をしたりするのは

贅沢な楽しみ方だと思います。

 

地域によっては

天気のいい夜に

外でお酒を飲みながら

星空を見る楽しみ方もできます。

 

屋外家具のメリット2
「部屋に広がりが生まれる」

リビングのすぐ隣に

屋外家具を設けるだけで

空間が広がります。

 

実際に屋外家具と

屋内を仕切っている

掃き出し窓(テラス窓)を開ければ

設計次第で

ひとつの空間になる事も可能です。

 

掃出し窓を閉めていても、

カーテンを閉めなければ

視覚的な広がりを

感じることが出来ますから。

 

屋外まで部屋が

つながっているような

感覚になるのも魅力です。

 

リビングと庭、

つながった空間が生まれれば、

屋内にいながら

更に開放感が生まれます。

 

屋外家具のメリット3
「狭い部屋でも家具を置けばスペースは広がる」

ベランダやバルコニーに

室外家具を設置すれば、

その分、

室内にスペースが

生まれます。

 

ベランダやバルコニーを

有効活用したいという

ニーズにも最大限

応える事が可能になります。

 

室内に仕事デスクを

設置したいけれど、

十分なスペースがないという

ケースでも

そういった

中と外の関係性を

考慮する事で

室内と室外の程よさを

生み出すことが

出来るようになります。

 

リモートワークの場合

ある意味

外の空気を感じながら

自宅で仕事をするのも、

気分転換になるものです。

 

屋外家具のブランド

屋外家具にも

世界的に評価されている

ブランドがあります。

 

屋外家具選びの

ご参考にしてみてください。

DEDON(デドン)

ドイツ北部の

リュネブルクに

本社を置く企業です。

 

革新的な素材と

芸術的なセブの

クラフトマンシップや

世界的なデザイナーが

融合して

作り出されているのが特徴で

屋外家具に革命をもたらした

という評価を得ています。

 

デドンファイバーという

高密度ポリエチレンは

紫外線に強く、

屋外の厳しい環境への

耐久力がある素材です。

 

ドイツの自社工場で生産し、

色調やテクスチャーや

触感にもこだわり、

高級感あふれる

屋外家具を生み出しています。

 

TRIBU(トリビュ)

トリュビュは

ベルギーの屋外家具ブランドで

創業して約50年の

歴史を誇ります。

 

屋外家具ブランドで

初のミラノサローネに

出店した

屋外家具ブランドです。

 

屋外家具も

室内の延長線上という

考え方を持ち、

モダンで洗練された

製品を作り出しています。

 

快適性を確保しながら、

シンプル、

ナチュラル、

ミニマルという

デザイン性も魅力です。

 

屋外使用でも

耐えられる素材にこだわり、

世界中から

トップクラスの

品質のものを探していますが、

新素材の開発にも

取り組んでいます。

 

FERMOB(フェルモブ)

ルーツは

19世紀ともいわれる

フランスの

金属製屋外家具メーカーです。

 

24色のバラエティ豊かな

カラーリングから

選択できます。

 

シーズンごとに

花や果実から

錆のような無機的な

カラーのデザインを

発表しているのが

魅力です。

 

チェアやテーブルなど、

華やかにもできますし、

アクセントとしても

差し色で使えます。

 

金属の多様性を

活かしたデザイン性も

評価が高くて、

細い線と

装飾性の高さも特長です。

 

TUUCI(トゥウチ)

アメリカマイアミに

本社がある

プレミアムパラソルブランドです。

 

トゥウチの特長は

スタイリッシュなデザインで

オリジナリティが

溢れているところにあります。

 

ですが1番の魅力は

高い品質です。

 

フレームや天幕も

耐久性に優れた素材や

構造になっており、

パーツの交換もできる

柔軟性があります。

 

短期ではなく

長期使用に耐えられる

パラソルです。

 

ARFLEX JAPAN RODA
アレフレックスジャパンロダ

ロダは1990年に

イタリア北部の

ヴァレーゼで生まれた

アウトドア家具ブランドです。

 

2004年に

ロドルフォ・ドルドーニが

メインデザイナーになり、

室内と屋外の融合と

生活空間を表現する

IN and OUTを考え出しました。

 

色調はシーンを選ばず、

厳しい環境でも

耐えられる機能性が誇ります。

 

アウトドア家具ブランドらしい、

耐久性と

劣化しづらい家具は

長期的な使用にも

耐えられるのです。

 

NICHIESU DEDON
(ニチエス デドン)

1990年ドイツで生まれた

アウトドアリビングブランド。

 

ブランドのテーマに

裸足のラグジュアリーの実現を

掲げています。

 

ラグジュアリー空間は

繊細でユニークな

アイディアにより

数々の製品

生み出してきました。

 

ポリエチレンファイバーや

アルミのボディと、

フィリピンの職人による

手編みのロープ材の

仕上げが特長です。

 

品のある

カラーコーディネートも

ポイントで、

リゾート感あふれる

アウトドア家具を

提供しています。

 

Cassina FENC-E NATURE
カッシーナ フェンスネイチャー

 

カッシーナの

アウトドア家具でも、

フェンスネイチャーソファーは

リゾート感あふれる

ソファです。

 

自然と調和しつつも、

高級感を演出してくれます。

 

チーク材の

ソファの座り心地の快適さや、

2段階調整ができる

バックレストなど、

機能性の高さも

ポイントです。

 

同シリーズの

チーク天板の

ローテーブルとの

組み合わせで

よりリゾート感が増します。

 

モダンでラグジュアリーな

雰囲気を作りたいなら

選択肢に入れたい

ソファのひとつです。

 

屋外家具の歴史

屋外家具の歴史は古くて、

1860年頃の印象派の画家、

マネの音楽会の作品にも、

外に置かれた椅子に

多くの人が座る光景が

描かれています。

 

椅子は曲木で装飾的ですが、

可能にしたのは

産業革命による

蒸気と鉄です。

 

19世紀末には、

フランスのフェルモブ社の

前身である企業が

カタログを出しています。

 

様々な事情により

屋外家具の歴史は

一旦ストップしますが

再度、

先端素材開発は活発化して、

アルミとプラスチックが誕生し

鉄より軽くて強いアルミは、

戦後、建材や家電製品や

自動車などに

採用されるようになりました。

 

リーズナブルな価格で

大量生産できる技術が発展し、

屋外家具での利用も広まります。

 

パイプとアルマイト技術により、

錆びにくく

軽くて運びやすくなったことは

屋外家具にも

よい影響を与えました。

 

現代的な

プラスチックの屋外家具も、

インジェクション成型、

ブロー成型、

押出成型と、

多種多様な加工法を採用でき、

デザイナーの表現を

反映しやすい点、

比較的安価で

大量生産できて

メンテナンスも楽な点から

屋外家具の素材として

主流となっています。

 

ただ、

普及しすぎたことで

チープ・人工的という

イメージにつながり、

人気はチーク材、

金属フレームに

樹脂技術を活かした

職人による

編みファニチャーと

主流は移っています。

 

様々な歴史的な背景もありますが

暮らしの近い距離感に

アウトドア家具は

存在するようになっています。

 

間取りや建物の配置プランを

計画する前に

暮らし方のイメージとして

屋外家具

アウトドアファニチャーを

暮らしの空間に取り入れて

過ごす場所の価値と

暮らしの趣を

高めてみませんか?。

 

家具から居心地も環境も

らしの趣を丁寧に。

 

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やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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暮らしの環境を整えるインテリアとカラーコーディネートの提案打ち合わせ、過ごし方の環境や趣を間取り構成の中に組み込むインテリア、色の効能を考え過ごす環境を家造りの中に融合する設計事務所とつくる家。

2024年11月14日 | 設計の事デザインの事

過ごし方のイメージを丁寧に。

 

※住まい手さんとのインテリアコーディネート・壁紙選定提案の打ち合わせ

 

部屋の壁紙の選び方

色や柄の特徴、

部屋別に考える基準を

持つことは大切です。

 

新築やリフォームもそうですが

今住んでいる部屋の

雰囲気をガラリと変えたいなら、

家具と一緒に

壁紙を変える事も考え方の一つです。

 

家具などもそうですが

見える範囲の風景が変わる事は

大きな状況変化ですから。

 

そして室内の壁仕上げや

壁紙選びは、

部屋のイメージを

大きく左右する重要な要素です。

 

ですが、

色や柄、素材など種類が多く、

どれを選んだら良いかを

迷ってしまう方も

多いかと思います。

 

僕は新築やリフォーム

リノベーション等

家造りのご相談いただいた際には

暮らしのイメージと共に

そのあたりの選択肢に対しての

ご提案もさせていただく

「インテリアコーディネート」も

行うようにしています。

 

家造りには

空間の魅力も重要です。

 

そういった意味で

「模様替え」等で

ご相談をホームページから

いただく事もありますので、

壁紙(クロス)選びについて

今回のblogでは

少しだけ考え方の工夫などを

書いてみたいと思います。

 

部屋のインテリアにこだわりたい、

壁紙選びに

迷っている方の

参考になればと思います。

 

壁紙だけではなくて

床の仕上げや

その他のインテリア要素にも

配慮してください。

 

1: 色の特徴

壁紙の色は、

部屋の雰囲気を大きく左右します。

暖色系、寒色系、中間色など、

色の持つイメージを理解することで、

理想の空間作りに近づけます。

 

・ 暖色系
暖色系は、

赤やオレンジ、

黄色など、

太陽の色を連想させる色です。

部屋に温かみと活力を与え、

明るく開放的な空間を演出します。

リビングやダイニングなど、

人が集まる空間におすすめです。

 

・寒色系
寒色系は、青や緑、

紫など、

海や空の色を連想させる色です。

部屋に落ち着きと

リラックス効果を与え、

集中力を高める効果も

期待できます。

寝室や書斎など、

静かで落ち着きたい空間に

おすすめです。

 

・中間色
中間色は、

暖色系と寒色系の

両方の特徴を持つ色です。

例えば、

緑は青と黄色の混合色、

紫は赤と青の混合色です。

中間色は、

暖色系と寒色系の

バランスを取りながら、

部屋に個性的な

アクセントを

加えることができます。

 

2: 柄の特徴

壁紙の柄は、

部屋の雰囲気を

ガラリと変える効果があります。

シンプルな無地から、

個性的な柄まで、

様々なデザインがあります。

 

・ストライプ柄

ストライプ柄は、

縦縞や横縞の模様です。

縦縞は部屋を高く見せ、

横縞は部屋を広く

見せる効果があります。

モダンでスタイリッシュな

空間を演出したい方には

おすすめです。

 

・柄
花柄など柄のはっきりしたものは、

いる意味可愛らしさや

華やかさを演出するのに最適です。

部屋に優しい雰囲気を与え、

空間を演出できます。

スキを集めたい空間(部屋)など、

スキに囲まれて

リラックスできる空間に

おすすめです。

 

・チェック柄

チェック柄は、

カジュアルで可愛らしい

印象を与えます。

様々なカラーバリエーションがあり、

部屋の雰囲気に合わせて

選ぶことができます。

子供部屋やリビングなど、

比較的明るく楽しい

空間を味わいたい場合に

おすすめです。

 

3: 模様の特徴

壁紙の模様は、

部屋に立体感や

奥行きを与える効果が

あります。

凹凸のあるエンボス加工や、

光沢のある素材など、

様々なバリエーションがあります。

 

・エンボス加工

壁紙に凹凸をつける加工です。

部屋に立体感や奥行きを与え、

同時に模様によっては

高級感も演出できます。

リビングやダイニングなど、

比較的広い空間や

壁の一部にアクセントをつけたい

という空間におすすめです。

 

・光沢のある素材

部屋に華やかさを与えます。

光を反射するため、

部屋を明るく見せる

効果もあります。

リビングや玄関など、

華やかな印象にしたい

空間におすすめです。

 

部屋別に考える壁紙(クロス)

壁紙選びは、

部屋の用途や

雰囲気に合わせて

選ぶことが重要です。

 

リビング、寝室、子供部屋など、

部屋別に考える壁紙の選び方にも

イメージする事は大切です。

 

リビングは、

家族が集まる空間であり、

くつろぎと温かさを

演出することが

大切なケースが多いです。

 

そう言う意味では、

暖色系の色や、

ナチュラルテイストの柄が

おすすめです。


また、

アクセントクロスとして、

一部に個性的な柄や

色を取り入れるのも

良いかと思います。

壁紙(クロス)以外の材利用を

組み合わせる事も

部屋のイメージづくりで

最適化出来るように。

 

空間構成の目的や

方向性にもよりますが

ベージュや薄いグリーンなど、

暖色系の色。

 

木目調やレンガ調など、

ナチュラルテイストの柄

 

アクセントクロスとして、

差し色や個性的な柄

 

コーディネート例としては

ベージュの壁紙に、

木目調のアクセントクロスを

組み合わせる

 

薄いグリーンの壁紙に、

柄のアクセントクロスを

組み合わせる

等も個性的になります。

 

寝室は、

リラックスして

眠れる空間であることが

大切です。

そのため、

寒色系の色や、

落ち着いた柄がおすすめです。

また、

睡眠の質を高めるために、

遮光性の高い壁紙を

選ぶのも良いかと思います。

 

一例としては

ブルーやグレーなど、

寒色系の色。

ストライプ柄や幾何学模様など、

落ち着いた柄

遮光性の高い壁紙

 

コーディネート例としては

ブルーの壁紙に、

白いレースのカーテンを

組み合わせる

グレーの壁紙に、

木製の家具を組み合わせる

 

子供部屋は、

子供が楽しく過ごせる

空間であることが大切です。

そのため、

明るく楽しい色や、

子供向けの柄がおすすめですが

子供が成長しても飽きない、

シンプルなデザインを

選ぶのも良いかと思います。

成長の過程で

模様替え

プチリフォームとして

壁紙を貼り変えたり

素材を変えたりすることも

考え方の一つです。

比較的明るい色。

動物柄やキャラクター柄など、

子供向けの柄。

 

シンプルな無地に

家具などで

バリエーションを

調整する(成長の過程を考える)

 

壁紙選びは、

部屋の雰囲気を

大きく左右する

重要な要素です。

 

家の新築やリフォーム

リノベーションでもそうですが

暮らし方のイメージを

変化させたり

暮らしの環境を

思い切って変えるという意味で

部屋の壁紙を変えたり

インテリアのコーディネートを

見直してみませんか?。

 

居心地も環境も

らしの趣を丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
やまぐち建築設計室
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気軽にご連絡ください。
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