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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住まいと間取りの提案の中に暮らしの価値観に応じた過ごし方の設計、建築家が提案する空間美と機能性を両立したゲーミングルーム設計|色彩計画・動線・排熱設計まで美しく快適な空間を創る技術。

2025年04月15日 | 暮らしの事イロイロ

建築家の視点で考える、

理想的ゲーミングルームの設計。

 

ゲーミングルームは

「現代の書斎」的用途を

持っているという事。

 

近年、

ゲームは単なる娯楽の域を超えて、

ライフスタイルや

自己表現の一部として

注目されていますし

職業としての「プロゲーマー」も。

それに伴い、

ゲームを楽しむための

専用空間「ゲーミングルーム」もまた、

住宅設計における

ひとつの重要な

コンテンツと

なりつつあります。

 

設計における目的は、

単に機能的な

空間をつくることにとどまらず、

ユーザーの個性や

美意識を反映させた、

没入感と快適性が

共存する「私だけの空間」を

つくりあげることです。

 

建築やインテリアデザインの

観点を交えながら、

洗練された

ゲーミングルームを

構築するための

実践的かつ美的な

アプローチを

少し書いてみたいと思います。

 

カラーパレットの選定。

空間設計の出発点・・・・・。

ゲーミングルーム設計における

第一歩は、

コンセプトとなる色の決定です。

僕はゲーミングルーム以外でも

「DEN」と呼ばれる空間を

間取りに提案することも

よくあります。

 

明るい「DEN」の場合もありますし

少し薄暗い「DEN」の場合も。

それぞれの暮らしの時間や

過ごしやすさを

汲み取りながら

提案させていただくのですが

ゲーミングルームも同じです。

 

色彩計画は

空間全体の印象を

決定づける要素であり、

インテリア選び、

照明計画、

家具配置にまで

影響を与えます。

 

例えば、「紫」を

テーマカラーに据える場合、

一口に紫といっても

赤みのある紫(マゼンタ寄り)と

青みのある紫(バイオレット寄り)では、

空間が醸し出す雰囲気が

大きく異なります。

 

赤紫系には

温かみと情熱、

青紫系には

冷静さと近未来感が

宿ります。

 

この色調に応じて

照明やインテリアを

調和させていくのが、

美しい空間づくりの

鍵となります。

 

同系色で統一された空間美。

空間に一貫性を

持たせるには、

「同系色」でまとめるという

配色戦略が

非常に効果的です。

 

インテリアや

アクセサリーの色調を

統一することで、

視覚的ノイズが少なくなり、

落ち着きと

洗練を感じさせる

空間になります。

 

紫を基調とした部屋において、

赤紫寄りの光源を

使用する場合は、

インテリアには

赤やピンクを含んだ

温かみのある配色を

選ぶと良いかと思います。

 

一方、

青紫寄りの空間には、

寒色系のアイテムを用いて、

クールで未来的な

印象を持たせることが

できます。

 

この色彩コーディネートの妙は、

まるで絵画のように、

空間全体を

一つの作品として

構築する発想にも似ています。

 

モノトーンの応用 。

照明と調和する

無彩色の力・・・・・。

 

空間に

色を取り入れることが

難しい、

または既存の家具との

調和を図りたい場合は、

モノトーンのインテリアを

積極的に取り入れるのが

おすすめです。

 

白や黒といった無彩色は、

どのような照明色とも

調和しやすく、

空間全体に

統一感と洗練された

印象を与えます。

 

また、

照明による反射や

吸収といった

視覚効果を活用することで、

空間に奥行きや

コントラストを

加えることができます。

 

たとえば、

紫の照明下で

白い家具は

淡いラベンダーに染まり、

黒い家具は

深い紫を帯びたように

映ります。

 

これは偶発的な演出ではなく、

建築における

「光と影の設計」に通じる

繊細な表現です。

 

配線設計と動線の美学。

実用性と視覚の調和・・・・・。

 

ゲーミングルームにおいて

見落とされがちな

課題のひとつが

「配線整理」です。

 

大量のゲーム機器、

モニター、

周辺機器を使用するため

配線が露出すると

せっかくの空間が

雑然としてしまいます。

 

これに対し、

ケーブルトレーや

配線収納に優れた

デスクを活用することで、

視覚的ノイズを

最小限に抑えることができます。

 

特に

配線整理機能が

備わった家具は

デザイン性と

実用性の両立を

叶えてくれます。

 

また、

使用頻度の高い機器は

手の届く範囲に、

稼働の少ない機器は

視界の外に配置するなど、

モニターや機器類周辺の

動線計画も重要です。

 

これは建築設計における

「ゾーニング」にも

通じる考えであり、

機能美を高めるうえで

欠かせない要素といえます。

 

CPU排熱設計。

空間機能を高める

テクニカルポイント・・・・・。

 

デザインに

注目が集まりがちな

ゲーミングルームですが、

機器の性能

十分に発揮するための

「熱処理」も

重要な要素です。

 

特に高性能な

ゲーミングPCは発熱量が多く、

排熱効率が低いと

処理速度の低下や

機器故障の

原因にもなりかねません。

 

この課題に対しては、

ソコン用吊り下げラックや

メッシュ構造の

ラックを活用することで、

空気の流れを妨げず

効率的な排熱が

可能になります。

 

さらに、

清掃性の高い構造は

埃の蓄積を防ぎ、

長期的な機器保護にも

繋がります。

 

これはまさに、

建築における

「メンテナンス性」への

配慮であり、

美しい空間を長く保つためには

不可欠な視点です。

 

インテリアの選び方。

空間の統一感と余白を意識。

 

ゲーミングルームでは、

「装飾」よりも「設計の質」が

求められます。

 

インテリアは

過剰に装飾的なものよりも、

機能性を重視しつつ、

空間全体に

余白をもたらすものが

理想です。

 

扉のない

スチールラックを用いて、

空間に抜け感を演出したり

木質のアイテムは

あえて排除し、

無機質な素材感を

基調とすることで、

クールでモダンな

印象に仕上げる事も

選択肢です。

 

また、

植物を取り入れる際は、

その鉢や器の色にも配慮を。

インテリアの

カラーリングと調和するように、

白や黒、

またはテーマカラーの

延長線上にある

色味を選ぶことで、

空間全体の

世界観を損なうことなく、

自然のやわらかさを

加えることができます。

 

テーマカラー別の具体例

 紫・白の空間設計術・・・・・。

 

紫をメインにした空間。

紫をテーマにする場合、

デスクには

白を用いて光を反射させ、

空間全体に

淡い紫の

ニュアンスをもたらします。

 

チェアやケーブルトレーには

赤をさし色として

加えることで、

赤紫系の世界観を

より濃密に演出します。

 

紫には

神秘性と

高貴さが宿るため、

照明の色温度や

照射方向まで

計算することで、

その魅力が最大限に

引き立てられます。

 

白を基調にした空間。

一方、

白をベースとした

ゲーミングルームでは、

黒をアクセントに

用いることで

空間に引き締めと

緊張感を与えます。

 

白一色では

単調に見えがちな空間も、

黒を効果的に

取り入れることで、

スタイリッシュ

かつ

現代的な印象に

昇華されます。

 

インテリアや照明は

白に彩度を加えたような色調

アイスグレー、

ホワイトピンク等

選ぶことで、

柔らかくも

洗練された空間が

実現します。

 

 自分だけの

「小さな建築」をつくる感覚で。

ゲーミングルームとは、

単なる趣味の場では

ありません。

 

日々のストレスから解放され、

創造力を

自由に解き放つための

「現代の書斎」であり、

「個人的な建築空間」です。

 

美しいゲーミングルームは、

ただの機能性だけでは

成り立ちません。

 

色彩、動線、視覚的調和、

そして空間全体に流れる

雰囲気までもが

計算されたとき、

初めて本物の

没入空間が完成します。

 

自宅やセカンドハウスに

自分だけの

理想のゲーミングルームを

つくり上げることで、

日常に彩りと

充実感を加えてみては

いかがでしょうか?

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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暮らし始めて数年後も「建ててよかった」と思える家づくり、子育て世代が描く“これからの暮らし”と日常の心地良さと過ごし方、間取りだけではなくて建築家と考える暮らしそのものを設計する住まい造りの付加価値。

2025年04月11日 | 暮らしの事イロイロ

暮らしからはじまる

家づくり。

「どんな家」より

「どう暮らすか」を考える。

 

家づくりを本格的に

考え始めるとき、

つい気になってしまうのは

「おしゃれな外観」や

「広いリビング」

「収納たっぷりのキッチン」など、

目に見える部分かもしれません。

 

でも本当に大切なのは、

家族でどんなふうに

暮らしていきたいかを

しっかり描いておくことだと、

考えています。

 

たとえば椅子が

基本的には「座る」ことを

前提にデザインされるように、

家もまた「暮らす人」を

中心に考える

必要があります。

 

家づくりは「暮らし方」から始める。

住宅に使う

素材や外観のデザイン、

性能や設備は

確かに大事な要素です。

 

でもそれらは

あくまでも"手段"であり、

"目的"ではありません。

 

・子供がのびのび遊び、

 安心して過ごせる家にしたい

・共働きの生活に合った動線と

 家事ラクな間取りがほしい

・将来的に子どもが

 巣立ったあとの暮らしも

 見据えておきたい

・休日は家族でのんびり

 過ごせる場所がほしい

 

そんなご家族の“想い”を、

最初から上手に

言葉にできる方は

多くありません。

 

だからこそ、

アンケートシートでも

ヒアリングでも、

先ずは

「理想の家」ではなく

「理想の毎日」について、

じっくりお話をうかがっています。

 

設計の出発点は「理想の一日」。

家づくりにおいて

間取りや機能性も大切ですが、

まずは

「どんな一日を過ごしたいか」という

視点で考えることが、

平日や週末でも

様々な違いがありますし

本当に暮らしやすい

日常を思い浮かべる事、

見直す事は

住まいづくりへの

第一歩になります。

 

朝の準備はできるだけスムーズに

リビングでは家族が

自然と集まれるように。

夜は静かに

自分の時間を楽しみたい――。

 

 

そんな“毎日の積み重ね”こそが、

住まいの設計にとって

最も重要なヒントとなります。

 

子育てと共働きに

フィットする住まいの工夫。

 

子どもたちは

あっという間に

大きくなっていきます。

 

今は子ども部屋が必要でも、

10年後には

夫婦だけの暮らしに

戻るかもしれません。

 

だからこそ、

設計では“今だけ”を考えるのではなく、

少し先の未来まで

見据えた可変性を

大切にしています。

 

子ども部屋は将来的に

書斎や趣味部屋としても

活用できるように。

 

洗濯動線や収納の工夫で、

日々の家事ストレスを

軽減できるように。


リビングには

家族が自然と集まれるような

心地よさを。

 

住まいは、

完成したその日が

ゴールではなく、

家族とともに

変化し続ける“暮らしの器です。

 

変化する家族構成に寄り添う、

可変性のある間取り。

 

将来の変化も

見据えた

間取りを考えておくことで、

住まいは比較的長く

快適な場所であり続けます。

 

子どもの成長、

在宅ワークのニーズ、

夫婦の時間。

環境の変化や

ライフステージの変化に

柔軟に対応できる

“余白のある設計”が、

家の価値を高めてくれます。

 

実家との距離感も

大切にした家づくり。

 

どんな土地に住むのか。

ご実家との距離や

通勤のしやすさ、

子育てのしやすい

周辺環境など、

住まい造りの際に

考えるべきことは

たくさんあります。

 

でもまず大切なのは、

自分たちにとっての、

暮らしやすい家とは?

という課題を整理すること。

 

朝の支度はどうスムーズにしたいか、

帰宅後はどんなふうに

くつろぎたいか、

子どもが成長したら

どんな関わり方をしたいか――。

 

その一つひとつが、

家のかたちをつくる

ヒントになります。

 

僕は基本的に

“暮らしの設計者”として

伴走します。

 

間取りや設備の話だけでなく、

「家族の時間」や

「毎日の動き方」まで含めて

一緒に考えていきます。

 

言葉にしづらいご希望も、

会話の中から

少しずつ輪郭を描いていく。

 

そんな家づくりの時間を

ご一緒できればと

思っています。

 

数年後にも、

あのとき建ててよかった

と思える家を。

 

実家の近くで

新しい暮らしを

考え始めること。

 

今の自分たちらしい家を

考えながら

過ごし方を意識して

程よく馴染む家のカタチを

考えてみませんか?。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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眠れない夜が眠れる夜に変わる寝室設計、心と体を整える間取りと快眠がつくる豊かな暮らし、建築家だからこそ提案が可能になる空間デザインと家具設計とインテリア提案から融合する眠りを考える寝室の心地よさ。

2025年04月06日 | 暮らしの事イロイロ

暮らしの奥深さと

心地よい安らぎを

生み出す寝室の考え方と、

※それぞれの暮らしや過ごし方睡眠の意識によって寝室の在り方は異なります。

 

 

睡眠という

人の暮らしにおける

本質的な価値。

 

本当に心地よい家って、

どんな家なのか?。

 

毎日の暮らしを

包みこむ住宅には、

間取りの工夫や

デザイン性だけでなく、

人がどう休まり、

どう生きるのか?

という視点が

欠かせません。

 

中でも、

人生の約3分の1を過ごす

寝室は、

ただ寝るだけの場所ではなく、

心と身体をリセットし、

次の一日を

健やかに迎えるための

再生の空間

という考え方も大事です。

 

実際に、

昨今の社会情勢も

影響してなのか

「家と睡眠」についての

ご相談をいただく事も多く

睡眠の改善についても

実際に「家造り」を通じて

ご相談いただいています。

 

そういった経緯もありますので、

間取り設計から考える

暮らしの流れと

寝室の役割、

そして睡眠がもたらす

暮らしの付加価値について、

建築・デザイン・ウェルネスの

観点から

少し深掘りして

建築家の観点から

ご相談の「さわり」だけ

書いてみたいと

思います。

 

おしゃれで心地よく、

そして機能的。

 

現実の暮らしを

考えつつ

そんな理想の

住まいづくりのヒントを。

 

暮らしと間取りの関係性

一日の流れを

デザインする。

 

家の快適性は、

目に見える

デザインだけでなく、

日常の流れに

フィットしているかどうかに

大きく左右されます。

 

たとえば

朝起きてから出勤

通学までの

モーニングルート。

 

仕事や外出から

帰宅して

リラックスする

イブニングルート。

 

この「生活動線」を

スムーズにするために、

寝室の位置は

重要なカギになります。

 

リビングの隣に配置するか、

階を分けて

完全に独立させるべきなのか。

 

そこに住む

家族のライフスタイルを

読み解き、

敷地周辺の環境からも

設計に落とし込む観点が

生活の要となります。

 

「寝室」はデザインする空間

寝室をデザインする際に

大切なのは、

「眠るための機能」と

「癒しの演出」のバランスです。

 

遮音性: 外からの騒音、

家の中の生活音を

いかに考えるべきなのか?。

 

断熱材や壁材選び、

天井の状態から

扉の構造に工夫が必要です。

 

照明設計。

 調光できる間接照明を

取り入れると、

自然に副交感神経が

優位になり、

入眠がスムーズに。

 

香りと空気。

換気性能と

アロマディフューザーの

設置も視野に、

心のリセットという効能。

 

寝具の選定。

マットレスや枕は

一人一人違って当然です。

 

個々の体型や

睡眠姿勢を考慮した

パーソナライズド選びが

睡眠の質を左右します。

 

睡眠の質が

暮らし全体の価値を変える。

 

睡眠は大切と

よく言われますが、

実は高品質な睡眠が

暮らしの“すべて”を

底上げすることが、

近年の研究で

明らかになっています。

 

例えば、

国立精神・神経医療研究センターの

報告によれば、

良質な睡眠は

ストレス耐性・記憶力

創造力・集中力に

強く影響を与えます。

 

また、

風邪や感染症の予防にも

深く関わる「免疫力」を

支えているのも、

まさに毎晩の睡眠。

 

睡眠の質が向上すると、

以下のような変化が

起こります。

 

朝の目覚めがスッキリし、

1日を快活にスタートできる。

 

仕事や家事の

パフォーマンスが向上。

 

心の余裕が生まれ、

家庭内の

コミュニケーションも

穏やかに。

 

いい眠りが、

いい暮らしをうみだすという事。

 

デザイナーズ住宅における

寝室の工夫。

 

オシャレで機能的な

住まいを求める方々には、

「無駄のない美しさ」が

響きます。

 

寝室でもその意識を

取り入れることで、

心からリラックスできる

空間に。

 

設計のポイントとしては

好みもありますが

自然素材の使用

(無垢材・漆喰・珪藻土など)

呼吸する素材が空気を整え、

調湿作用も期待できる

 

窓の配置と

視線の抜け感。

朝日を感じる窓の設置や、

隣家との視線を交わす工夫。

 

収納と壁面設計の一体化。

ベッド周りに

収納を集約することで、

部屋全体の印象が

スッキリとします。

 

ベッド配置と動線の美学。

出入りのしやすさや、

目線の向きにまで

こだわることで

安らぎが増すように。

 

テクノロジー×睡眠。

未来のスマート寝室・・・。

 

最新のテクノロジーも、

睡眠の質向上に

大きく貢献しています。

 

具体的には

睡眠の深さを記録して

可視化するスマートベッド(例:Sleep Number 360)

 

照明・音・温度を

時間に応じて

自動調整する

スマート照明(例:Philips Hue)

 

睡眠リズムにあわせた

目覚ましアプリ(例:Sleep Cycle)

 

こうしたテクノロジーと

建築が融合した

「スマート寝室」は、

次世代の住宅の

新たな価値を

生み出す可能性もあります。

 

「ただの寝室」から、

「暮らしを整える空間」へ。

寝室という空間は、

単なる“寝る場所”ではなく、

暮らしの質を

引き上げるための

最もパーソナルな

スペースです。

 

生活環境によって

夫婦一緒の部屋にする場合も

逆に夫婦別々の

部屋にする場合、

半分融合させた寝室にする場合と

いろいろな家族の関係性や

望むべき状態も大切です。

 

家づくりを考えるとき、

リビングやキッチンに

目が向きがちですが、

本当に暮らしやすい

家をつくるには、

「自分と家族がどう休まるか」

「心地よく目覚められるか」

という視点を持つことが

大切です。

 

快適な寝室設計は、

人生の質を変える。

そう言っても

過言ではありません。

 

リビングだけ寝室だけ

という視野で

書いている訳ではなくて

暮らしの環境に関して

考えるべき要素を

キチンと考えることが大切

という意味で

最適解となる暮らしに、

もう一歩近づくために

ぜひ寝室の意味も

よく考えてみてください。

 

睡眠の環境を

暮らしの本質から丁寧に。

 

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住まいの新築やリノベーション・リフォームをキッカケに自宅のバスルームをホテルライクに、ユニットバス(システムバスルーム)でも叶う上質で癒しの空間づくり。

2025年03月13日 | 暮らしの事イロイロ

自宅のバスルーム(浴室)で叶える

ホテルライクな寛ぎ空間。

※Panasonicシステムバスルーム・Lクラスシリーズカタログより

 

バスルームは、

日々の疲れを癒やすための

大切な空間でありながら、

実は選択肢によっては

上質なホテルのような

非日常感を演出できる

場所でもあります・・・・・。

※Panasonicシステムバスルーム・Lクラスシリーズカタログより

 

ユニットバス(システムバス)でも

実践できる

ホテルライクな

バスルームづくりのポイントを

少し書いてみたいと思います。

 

入口ドアで上質感を高める。

ドアタイプの選択

折れ戸や引き戸よりも

ドアタイプがおすすめです。

見た目のスマートさはもちろん、

溝が少なく

掃除の手間を省きやすいのが

大きな魅力です。

 

カラー選び・・・・・。

落ち着きと高級感を演出、

ダークトーンを選択する事で

意識しやすいホテルライクに。

ブラック・グレー・ブラウンなど

深みのある色合い、

壁や浴槽の外側に

ダークカラーを取り入れると、

落ち着いた雰囲気が際立ち、

ホテルのような空間に

仕上がります。

 

実用性とデザインを両立。

浴槽内部は白にし、

外側をダークカラーにすることで、

肌の状態を確認しやすい

機能性も損なわずに演出が可能です。

 

照明計画・・・・・。

生活感を抑え、

優雅に照らす。

 

ダウンライト&間接照明

壁付け照明から卒業して

天井埋め込み型の

照明器具を選択することで、

すっきりした空間になります。

 

調光機能で

リラックス効果を高める。

光量を調節できる

間接照明を取り入れれば、

湯船に浸かりながらの

瞑想タイムもより心地よいものに。

 

水栓:上質感はディテールから。

メタル調への

グレードアップも検討。

 

プラスチックから

変更するだけでも

劇的に雰囲気がアップします。

シルバーやブラックなどの

質感を選ぶと、

一気に洗練された印象になります。

 

オーバーヘッドシャワーで

ホテルらしさを追求・・・・・。

上方から降り注ぐシャワーは、

リゾートホテルのような

特別感を生み出します。

 

鏡の選び方・・・・・。

空間を広げるデザイン、

横長全面ミラー採用で

視覚的広がりを。

 

標準の縦長ミラーとは

一線を画す開放感で

壁を大きく覆う横長ミラーは、

浴室全体を広く感じさせるだけでなく、

高級感もぐんと高めます。

 

思い切って鏡なしの選択肢。

「鏡は使わない」

「掃除が面倒」という方は、

ミラーなしの

シンプルな空間づくりも一案です。

 

内装へのこだわり。

モノトーンな壁と

アクセントパネル・・・・・。

 

仕上げで高級感を

大幅アップさせることも。

アクセントパネルとの組み合わせ。

ワンポイントに

石目調や濃い色味を取り入れれば、

よりラグジュアリーな

雰囲気が演出できます。

 

予算に余裕があれば全面タイルも。

ユニットバス特有の既成感を抑え、

ぐっと“本物志向”の

空間に仕上がります。

 

小物選びと

メンテナンスのポイント。

統一感のあるバスグッズ・・・・・。

 

シンプル&スタイリッシュな

デザインで揃える。

シャンプーや

ソープディスペンサーを

整然と並べると、

それだけでホテルのような雰囲気に。

 

香りの演出も重要・・・・・。

アロマオイルや

バスソルトを

上手に利用することで、

気分転換にも大いに役立ちます。

 

こまめな掃除で

美観をキープするように。

水滴や石鹸カスなどは

その都度ふき取り、

清潔感を保つことが

ホテルライクの秘訣です。

 

理想の“ホテルライク”な

バスルームを実現するために。

 

たとえユニットバスであっても、

入口ドアやカラーリング、

照明や水栓など、

随所にこだわることで

高級ホテルのような

上質空間を生み出すことは

十分可能です。

 

さらに、

選び抜いた小物の演出と

こまめな掃除が加われば、

日々の入浴タイムが

格別な癒しの時間となります。

 

バスルームをはじめ

住空間全般の

リフォームや設計・デザインでは

もっと洗練された空間づくりがしたい

日々の家事や

手入れをラクにしたい・・・・・。

といった内容は

気になるところだと思います。

 

暮らしの充実度を

様々な角度から考えると

バスルームでの癒しは

暮らし全般に

大きな影響があると思います。

 

きめ細やかに

考えてみませんか?。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする建築設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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先を見据えた家づくり、将来のホームエレベーター計画で老後も家族も快適に暮らすバリアフリーの考え方にリスクを最小化し将来の負担も軽減するように、柔軟に暮らすための家づくりの工夫。

2025年02月27日 | 暮らしの事イロイロ

なぜ住まい造りの際に

将来的なホームエレベーター設置を

考えるべきなのか?。

※1階・2階の主要な移動空間に馴染むよう間取り計画を施したホームエレベターのある家

 

今後の生活の先の事を

どこまで考えておくのかという

選択肢も

家造りの際には

時間軸に対する大切な検討要素です。

 

高齢化やライフステージの

変化をどこまで

考えておくべきなのは

家を建てるタイミングと

生涯設計にもよります。

※移動の中心となるホールや寝室に繋がる間取りで計画したホームエレベーターのある家

 

高齢になっても

自宅で快適に暮らしたい。

 

両親を引き取って

同居する可能性や、

将来車椅子を使う必要性などに

柔軟に対応したい。

 

出産後のベビーカー移動や

荷物の上げ下ろしなど、

意外と若い世代にも便利という視点。

 

後からの改修(リフォーム)を

どこまで意識しておくのか。

 

必要になったら

後付けすればいいやと

考えていると、

構造補強や設備系の

配線・配管の見直しで

大がかりなリフォームが必要になります。

 

新築・大規模リフォーム時に、

あらかじめ

エレベーター設置を想定しておくと、

後の工事を最小限に抑えられるという事。

 

資産価値の向上・・・・・。

ユニバーサルデザインや

バリアフリー設計は、

将来的な売却時や

賃貸運用でも評価が高いものです。

 

その場合は

「高齢者でも住みやすい住宅」

「介護に適した物件」として魅力的に映る。

 

住まいの新築で

計画段階にホームエレベーターを

設置する事が

難しい場合は

エレベーター後付けを

見据えた設計・施工(工事)が

ポイントです。

 

実際に「今はまだ必要ないかも」と

思う方でも、

将来的には

必要になるかもしれないと

想定しておくべき具体的な対策を。

 

間取り計画・・・・・。

エレベーターシャフトを想定する。

エレベーターが移動する

上下方向のシャフト予定地を

縦方向に確保し、

上下階をスムーズに

結ぶことができる位置に。

 

将来的に廊下や収納スペースを、

エレベータースペースに

転用できるデザインに。

 

設置後の家具レイアウトや

動線もシミュレーションしておく。

 

子ども部屋が

不要になる頃には

ここをエレベーターになど、

将来変化する

ライフステージを考えて

間取りを柔軟に

プランニングする事。

 

構造補強・・・・・。

荷重や振動に耐えられる設計。

エレベーター設置には

柱・梁などの

構造体の補強が不可欠。

不要になった下地材は

金物固定にしておけば、

後々の解体も簡単です。

 

将来的に取り付ける

可能性を

間取りの動線計画と共に

イメージしておく。

 

大がかりな

補強工事をしなくて済むよう、

少しの費用をかけてでも

新築時に

下準備するのが

おすすめです。

 

電気配線:専用回路の確保。

ホームエレベーター

専用の電源回路や

制御装置スペースを

確保しておく。

 

照明・コンセントを

単独回路にしておけば、

転用がスムーズです。

簡単に見直せるように

配線ルートを

あらかじめ分かりやすく整理しておく。

 

エレベーター用の配線を

どこに通すべきか?。

配電盤の容量は足りるかなど、

後付けでも改修が

単純化できるように

先回りして考える・・・・・。

 

遮音対策:モーター音の軽減。

稼働時に出る音の伝播を抑えるため、

隣接する部屋に

繊維系断熱材などを

充填しておく。

 

防振ゴムの設置スペースや

補強も検討し、

音の問題が起きにくい

設計を目指す。

 

運転中の音は

意外と気になるものです。

 

とくに寝室が近い位置に

エレベーター用の

シャフトを設置する場合は

遮音性を念入りに。

 

実は将来的というはなしではなくて

少し先を考えた場合でも

ホームエレベータの存在で

1階と2階の使い方にも

家事動線という考え方では

良い意味での効能もあります。

 

生活動線が劇的に向上。

重い荷物や買い物袋なども

上下階に楽に移動が出来る。

 

介護が必要になった場合の

移動負担軽減が大きい。

 

車椅子やベビーカーを

スムーズに移動でき、

家族や来客にも優しい。

 

住み続けられる安心感・・・・・。

高齢者になっても

無理なく住み慣れた家で

暮らしやすくなる。

 

寝室は二階にしかないから

階段が大変・・・・・。

という負担を軽減。

 

将来的に住み替えを

検討する必要が減り、

長期的な精神的安定に

将来の選択肢を広げる

少し先を見越した

家づくりが鍵です。

 

まだホームエレベーターなんて

早いかな

と感じている方でも、

今から準備しておくことで

将来がぐっとラクになります。

 

介護や老後はもちろん、

育児世代にとっても

意外なほど便利な

バリアフリー設備です。

 

間取り計画や

構造補強を事前に行い、

後付け工事を最小限に・・・・・。

電気配線や遮音対策など、

細部まで見落とさない設計が重要。

 

将来的に家を手放す

可能性がある場合でも、

資産価値向上につながる・・・・・。

 

 

生活の質を変化させる

空間要素にも

ホームエレベーターを

採用する事もあります。

 

今の暮らしだけでなく

10年後・20年後の

姿を想像してみてください。

 

将来的な

ホームエレベーター設置を

見越した家づくりは、

未来の自分や家族への

最高のギフトになるはずです。

 

建てた家は、

「あとから急に変えよう」

としても簡単ではありません。

 

少し先の未来を

イメージした家づくりこそが、

大きな安心と

快適性をもたらしてくれます。

 

特に2階建てや3階建ての住宅を

計画されている場合、

ホームエレベーターは、

将来的なバリアフリー対策として

年々需要が高まっています。

 

迷っている方は、

ぜひ一度検討してみては

いかがでしょうか?。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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暮らしを格上げる上質な住まいの提案設計、注文住宅や分譲マンション、賃貸住宅、さまざまな暮らしの環境を紐解きながらも活かせる間取り配置×家具選びで動線の満足度や暮らしやすさの設計提案。

2025年02月25日 | 暮らしの事イロイロ

昨日書かせていただいた

間取りと家具の続きを

書いてみたいと思います。

部屋に対してどのような

家具の配置を考えるのかで

いろいろな差が出ます・・・・・・。

考え方として

使い勝手はそれぞれの家庭で

ライフスタイルの違いにより様々ですが

どのような意図をもって

家具をレイアウトするのかが重要です。

リビング・ダイニングの家具配置。

リビングやダイニングは

家族の中心となる空間です。

具体的なレイアウト、

配置のポイントを・・・・・。

 

自分の家庭に合った

取り入れ方を考えてみてください。

〇対面ソファレイアウトで

 コミュニケーション重視。

 

家族の会話が弾む

レイアウトとして人気なのが、

ソファを対面に配置する方法です。

 

中央にローテーブルを置き、

その両脇にソファや

アームチェアを

向かい合わせに配置することで、

自然と向かい合って

話しやすい空間が生まれます。

ただし、

部屋に対して

面積(広さ)を必要とするため、

ある程度広いリビングが条件となります。

 

〇L字ソファで省スペースを有効活用。

部屋の隅を活用できる

L字型のソファは、

壁に沿って配置することで

動線を遮らずに済み、

狭めのリビングでも

くつろぎスペースを

確保しやすい利点があります。

L字ソファの一部を

オットマンとして独立させれば、

来客時にはスツール代わりになり、

普段は足を伸ばして

リラックスしたり、

テーブルの代わりに

トレイを置いたりと

多用途に使えます。

 

ダイニングテーブルの選び方とレイアウト。

ダイニングテーブルは

家族の人数や

ライフスタイルに合わせて

形状・サイズを選ぶのが

鉄則です。

 

円形テーブルは

家族の一体感を高める反面、

壁際に寄せにくいという

デメリットがあります。

 

一方、

長方形のテーブルは

壁際に配置しやすいため、

部屋のスペースを

有効活用しやすい利点があります。

 

限られたダイニングスペースであれば、

伸長式のテーブルを選んで

普段はコンパクトに、

来客時や人数が多いときだけ

大きくするという方法も

検討してみるのも良いかと思います。

寝室の家具配置とリラクゼーション。

寝室は一日の疲れを

癒やすための場所。

 

心地よい眠りを確保するには、

間取り上の部屋の位置もそうですが

ベッドや収納家具を

どのように配置するかが重要です。

 

寝室では視線や日当たり、

照明の使い方なども含め、

総合的にレイアウトを

考えると

質の高い休息が得られます。

 

ベッドの配置と風通し。

ベッドは部屋の中央に置くと

通路スペースが少なくなるので、

一般的には

壁際に寄せることが

多いかと思いますが、

窓やエアコンの位置を考えて

風の通り道を

邪魔しないように

心がけるのがポイントです。

 

さらに、

窓からの日差しが強い場合は

カーテンやブラインドで

コントロールしながら、

朝日を適度に取り入れて

気持ちよく目覚められる

工夫をすると良いかと思います。

 

ナイトテーブルや照明の配置。

ベッド脇に置く

ナイトテーブルは、

スマートフォンや時計、

読みかけの本などが置けるため、

寝室の整理整頓に役立ちます。

 

また、

照明をベッドの手が届く位置に

設けるかどうかも重要です。

 

夜中にトイレに起きるときなど、

最低限の明かりが

確保できるよう、

ベッドサイドライトや

フットライトなどを

配置しておけば安全で便利。

 

衣類収納とウォークインクローゼット。

寝室にクローゼットがある場合、

その扉の開け閉めを

想定した家具配置が必要です。

 

扉や引き戸がぶつかる場所に

ベッドやドレッサーを

置いてしまうと

不便を感じる原因になります。

 

ウォークインクローゼットが

ある場合は

部屋が狭いと

感じるかもしれませんが、

その分衣類収納がまとめて行え、

寝室に余計なタンスなどを

置かなくて済むため、

結果的に空間を

広く使うことができます。

 

ワークスペース・子ども部屋の

家具選び・・・・・。

 

リモートワークや

在宅勤務が一般化し、

さらに子どもの

オンライン学習が増えつつある

現代では、

ワークスペースや

子ども部屋のレイアウトも

大きなテーマになっています。

※子供の成長と進学・就職などのタイミングも視野に

 

集中できる環境を整えるには、

机や椅子などの

家具選びが鍵を握ります。

 

ワークスペースのポイント。

在宅勤務を行う人にとって、

デスク周りの快適性は

生産性に直結します。

 

適切なデスクの高さや

椅子の座面高さ、

背もたれ角度などは

人によって異なるため、

可能であれば

高さ調整が可能なデスクや

椅子を選ぶことをお勧めします。

 

仕事場と同じようなスタイルが良いのか

それとは別のスタイルの方が

落ち着いて

仕事をしやすいのかも

よく吟味する事が重要です。

 

照明やコンセントの位置も

あらかじめ検討し、

パソコンや周辺機器の配線が

スムーズにできるように

計画することが大切です。

 

子ども部屋の成長対応家具。

子どもは

成長とともに

必要とする家具や

使い方が変わっていきます。

 

小さい頃は

遊びスペースを

広く取る必要がありますが、

中高生になれば

学習机や本棚、

タブレットなど

端末の扱えるスペースが

主役になるかと思います。

 

長く使える学習机や

高さ調節ができる家具、

可動式のラックなど、

ライフステージの変化に

柔軟に対応できる

アイテムを選ぶことで、

将来的に部屋の模様替えが

しやすくなります。

 

防音とプライバシーの確保。

家族で暮らす家では、

ワークスペースや

子ども部屋をリビングの近くに

設けることも多いですが、

集中力を必要とする場合には

騒音対策も考慮したいものです。

 

パーテーションや

収納棚を配置して

音を少しでも遮断したり、

防音カーテンを

導入したりすることで、

勉強や仕事に集中しやすい

空間が作れます。

 

間仕切り家具で

ゾーニングを行えば、

オープンすぎず

閉鎖的すぎない

絶妙なバランスを

保つことも可能です。

 

和室・客間の活用アイデア。

近年は和室を設けない

住宅も増えていますが、

和室や畳スペースがある場合は、

その独特の落ち着きや

多機能性を活かす方法を

検討してみることも・・・・・。

 

客間や子どもの遊び場、

家族のリラクゼーションスペースなど、

さまざまな使い方が考えられます。

 

座卓と座椅子で雰囲気を演出。

和室を本格的に活用するなら、

座卓と座椅子を

用意するのも一つの手です。

 

来客時には

そこでお茶を振る舞ったり、

床に座ってくつろぐ

感覚を楽しんだりと、

洋室にはない魅力があります。

 

ただし、

普段はテーブルとして

使わない場合、

折りたたみ式の

座卓を選ぶなどして

スペースを確保しやすくする

工夫があると便利です。

 

掘りごたつや畳コーナー。

リビングの一角に

掘りごたつを備え付けたり、

畳コーナーを

設けたりするケースもありまます。

 

掘りごたつがあると

冬場は特に重宝しますし、

畳コーナーは

小さな子どもが

昼寝をしたり

遊んだりするのにも便利です。

 

バリアフリーの床で

段差をつくらないケースもありますが

段差を活かして

下部収納を作るなど、

和室ならではの

収納テクニックも

活用できる場合があります。

 

襖や障子でメリハリを。

和室の仕切りには

襖や障子が使われることが

多いですが、

これらは閉めれば

独立した空間になり、

開ければ広い空間と

つながるという

柔軟性を持ち合わせています。

※洋室でも活用する場合もあります。

 

来客時には個室として使い、

普段は障子を開け放して

リビングと一体化するなど、

空間の使い方を

変化させやすいのも

大きなメリットです。

 

家具選びとインテリアスタイルの調和。

機能性ばかりを

追求して家具を選んでしまうと、

家全体の

インテリアスタイルに

統一感がなくなってしまいます。

 

見た目と使い勝手、

両方を満たすためには、

素材やデザインの

方向性をある程度絞り込みながら

選ぶことが大切です。

 

ナチュラル系・北欧系インテリア。

明るい色合いの

木材やファブリックを用いる

ナチュラル系・北欧系インテリアは、

日本の住環境とも相性が良く、

シンプルで飽きにくいのが

特徴です。

 

ホワイトやベージュ、

グレーなどの淡いトーンを

ベースにすると、

空間が広く

清潔感のある印象になります。

 

そこに木のぬくもりを

感じさせる家具を

アクセントとして取り入れると、

温かみのある雰囲気に仕上がります。

 

モダン・シックなインテリア。

ダークカラーや

メタリック素材を使った

モダンなインテリアは、

スタイリッシュで

洗練された印象を与えます。

 

一方で、

スペースが狭いと

暗い色は圧迫感を

与えるリスクもあるため、

バランスが重要です。

 

黒やダークブラウンの家具を

配置する場合、

壁や床は明るめの色を選んで

コントラストを意識すると、

空間に立体感が生まれます。

 

ミックススタイルや

古民家風アレンジ・・・・・。

 

最近では和洋折衷の

ミックススタイルや、

あえて古材や

アンティーク家具を

取り入れるスタイルもあります。

 

古民家風の雰囲気を

生かしたいなら、

自然素材の家具や

和の小物をプラスし、

照明に和紙を使うなどして

雰囲気を統一すると

統合感が出やすいです。

 

家具は間取りや

部屋のレイアウトを左右する

重要なアイテムですが、

同時にランニングコストや

メンテナンス性も無視できません。

 

素材別メンテナンスのコツ。

木製家具:定期的に

オイルやワックスを塗り込むことで、

表面の傷を防ぎ、

艶と耐久性を維持できます。

 

湿気の多い場所では

カビや反りに気を付け、

直射日光が当たる場所では

退色に注意が必要です。

 

布張りソファ・椅子。

カバーを取り外して

洗えるタイプを選ぶと、

清潔さを保ちやすく便利です。

 

撥水加工を施した

ファブリックだと、

飲み物をこぼしたときなどの

ダメージが最小限で済みます。

 

革製ソファ・椅子。

革用クリーナーや

保湿オイルで定期的に手入れすれば、

経年変化を楽しみながら

長く使えますが、

乾燥や直射日光による

ひび割れに注意が必要です。

 

家具の選び方や

配置の仕方によって、

部屋は広くも狭くも見え、

生活動線が

スムーズになるかどうか、

収納力が確保できるかどうか、

そして家族がゆったりと

くつろげるかどうかが

大きく左右されます。

 

これは単に「部屋の広さ」や

「数値」といったものだけではない

暮らしの質に

直結する大きな要素です。

 

暮らし方を最優先にする。

家具を選ぶときは

自分や家族が

どんな暮らしをしたいのかを考え、

そのビジョンに合った

家具を探すことが大切です。

 

見た目の好みや

流行りだけに流されることなく、

機能性やメンテナンス性、

長期的なコストパフォーマンスも

考慮すると環境はよりよくなります。

 

間取りの特性を理解する。

どこに収納があり、

どこに通路や扉があるのか。

 

リビングや寝室が

どの位置に配置されているか。

 

そういった間取りの

特徴を把握し、

視線や動線を妨げない

家具のレイアウトを

目指すことが重要です。

 

多機能家具や

サステナビリティも視野に入れる。

 

特に狭い空間や

都市部の住居では、

一つの家具で

複数の役割を担える

多機能家具を取り入れると

格段に暮らしやすさが

上がります。

 

また、

環境に配慮した

素材を使った家具や、

長寿命の家具を選ぶことで、

家計にも地球にも優しい

暮らしを実現できます。

 

家で暮らすという

行為そのものを、

日々どのように楽しみ、

どう快適にするのかは、

ご自身の生き方・価値観

そのものを映し出す

鏡でもあります。

 

「家具」と聞くと

地味なテーマに

思われがちですが、

その奥には

暮らしをより豊かにするための

大きな可能性が

秘められています・・・・・。

 

家具の配置と間取りの関係性

そして暮らしの趣を踏まえて、

自分の暮らしに合った

家具配置や

選び方を見つけてみてください。

 

日常のちょっとした

不便や不満を解消し、

家族が出来る限り

笑顔で過ごせる

空間づくりにつながるはずです。

 

僕が家の間取り提案や

設計作業前に

住まい手さんを

家具やインテリアショップ

その他のメーカーショールームへ

ご案内する意図は

そういうところにもあります。

 

実際に、賃貸、分譲マンションなどへの

引っ越しの際に

家具についてのご相談を

お問合せからいただく事も

内容が多岐にわたります。

 

注文住宅の間取りを考える場合、

あるいは賃貸や

既存住宅のリフォームを

検討している場合は、

早い段階から

家具選びや

配置プランを意識しておくと、

家づくりや

インテリアコーディネートが

最適解に近づきやすくなります。

 

限られた空間のなかでも

暮らしの質を

高めるチャンスはたくさんあります。

 

今ある空間をどう活かすか、

これからの間取りを

どう考えていくのか、

ぜひ考えを深めてみてください。

 

家づくりは

人生の大きな

ターニングポイントであると同時に、

家具選びと配置次第で、

日常の程よさも

何倍にも

膨らませることができますから。

 

皆さんの住まいづくりや模様替え、

インテリアが

より充実したものと

なりますように。

 

やまぐち建築設計室は
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暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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暮らしを格上げる上質な住まいの提案設計、注文住宅やマンション(共同住宅)、テラスハウス(長屋)にも活かせる間取り配置×家具選びでそれぞれの家庭で暮らしやすい動線・広さ演出・収納術を考えるように。

2025年02月24日 | 暮らしの事イロイロ

注文住宅による家づくりでも

共同住宅(マンション)での新居でも、

間取りは私たちの暮らし方を

大きく左右する重要な要素です。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにてインテリアセレクトの打ち合わせ

 

その間取りと深い関係にあるのが、

実は家具の選択と配置。

 

家具のサイズやデザイン、

配置の仕方一つで

部屋の使い勝手も居心地も、

さらには広さの感じ方までもが

驚くほど変化します。

※リビングの使い勝手とインテリア性、広さの印象をイメージして空間を広く感じる工夫をご提案

 

生活をスムーズにし、

空間を最大限に活かして

快適な暮らしを実現するためには、

家具を選び、

どこにどう置くのかという

視点が欠かせません。

「家具選びと配置」によって

どのように空間の機能性と

心地よさを高め、

さらには広さの感覚まで

コントロールできるのか?。

 

リビング、ダイニング、寝室、

子ども部屋、和室など、

さまざまな部屋における

家具レイアウトの工夫例や、

収納や多機能家具の選択によって

得られるメリット、

また具体的な統計データや

研究結果も今回は参考に。

 

家具選びや住まいのレイアウトを

検討している方はもちろん、

今住んでいる部屋を

もっと快適にしたい、

あるいはリフォームや

模様替えを検討中の方にも

参考になる内容です。

 

僕が普段からの住まいの設計前に

考えて住まい手さんにも

ご提案させていただいている内容なので

現実的なお話です。

 

家具と間取りの深い関係が腑に落ち、

空間づくりが

より分かりやすくなるかと

思います。

 

家具選びと間取りの基本。

家づくりやリフォーム時に

見落としがちな

家具選びと

間取りの基本的な

考え方の整理を。

 

間取りとは、

単に部屋数や部屋の広さを

決めるだけではありません。

 

人の動きである

線をどのように確保するか、

どこに収納を配置するか、

どの部屋がどのように使われるのか、

といった暮らしの全体像を

具体化していくことです。

 

家具はその間取りの上に

置かれ、

実際の使い勝手を

左右する重要なアイテムです。

 

暮らし方に合わせた家具選び。

国土交通省が

公表している「住宅市場動向調査」では、

一戸建て・マンション問わず、

多くの人が収納不足や

動線の不便さを感じているという

結果が報告されています。

 

家具は大きければ

良いというものでも、

小さければ良い

というものでもなく、

自分たちの生活スタイルを

考慮して選ぶことが大切です。

 

たとえば、

家族構成が多い場合は

ダイニングテーブルを大きめにして

団らんの場を重視する一方で、

狭い空間であれば

ダイニングテーブルを

折りたたみ式にして

スペースを有効活用するなどの

工夫が必要になります。

 

家具のスケール感とレイアウト。

間取り図上では、

部屋の広さは数字で示されますが、

実際に人が暮らし、

家具が配置されると

「感じる広さ」は大きく変わります。

 

ソファやテーブル、

ベッドなどが配置されると、

一気に部屋が狭く見えることも。

 

たとえば、

天井まである大きな本棚を置いた場合、

天井の高さを強調する効果が

期待できる一方で、

視界を遮ってしまうという

デメリットもあります。

 

こうしたスケール感の

バランスを考慮しながら

家具の配置をすると、

同じ広さでもずいぶんと

印象が変わりますから。

 

生活動線の確保。

家具を配置するときに

最も重要なのが「生活動線」です。

 

人が通るために必要なスペースは

最低でも60cm以上、

できれば80〜90cm程度を

確保するとゆったり通れると

言われています。

※実際に住宅の場合は

住む人の移動の仕方や体格などの

個人差を精査します。

 

なので動線がスムーズだと、

日常生活のストレスが

大幅に軽減されます。

 

逆に動線が歪だったり狭かったりすると、

何か取ろうとするときに

家具を迂回しなければならなかったり、

すれ違いが

窮屈になったりして

居心地の悪さを感じる原因になります。

 

家具配置がもたらす空間の印象。

間取りの広さそのものは

変えられなくても、

家具配置の工夫によって

視覚的な奥行きや広がりを

演出することができます。

 

広がりを感じる配置と

圧迫感を与える配置の違いは大きく、

同じ7帖や10帖の部屋でも

印象がまったく異なるケースも

珍しくありません。

 

視線の抜けを意識する。

家具の背の高さや

配置方向を工夫することで、

視線が部屋の奥へと抜ける

レイアウトが可能になります。

 

たとえば、

リビングに大きなソファを置く場合、

入口から見てソファの背面が

視線を遮らない位置に配置すると

奥行きを感じやすくなります。

 

逆に部屋の真ん中に

背の高い家具を置くと、

それだけで視線が中断され、

部屋の奥行きが感じられなくなります。

 

「抜け感」と「囲まれ感」の使い分け。

部屋を広く見せるには

「抜け感」が大切ですが、

快適性を高めるには場合によっては

「囲まれ感」も必要です。

 

たとえば、

リビングの一角に

小さなラウンジチェアや

パーテーションを使って

半個室のような空間をつくると、

そこだけ落ち着ける

カフェ的な雰囲気が生まれます。

 

一方で、

家族みんなでくつろぐ

大きなスペースは

できるだけ視線を通して、

開放的に演出するのが

良いかと思います。

 

部屋全体を開放するだけが

正解ではありません。

 

カラーコーディネートと素材感。

配置だけでなく、

家具の色や素材が

空間に与える影響も。

明るい色や光を

反射しやすい素材の家具は

空間を広く見せ、

ダークカラーやマットな素材は

落ち着きや高級感を演出します。

 

視線が行き止まりにならないように、

床や壁とのコントラストも

意識する事大切です。

 

白やベージュなど淡い色の床材なら、

家具に少し濃い色を取り入れることで

家具の形が際立ち、

空間のメリハリが生まれます。

 

家具と動線設計—効率的な暮らしを叶えるコツ

スムーズな動線は、

生活のストレスを

低減するためにも

非常に重要な要素です。

 

たとえば、

家事動線を短縮する配置にすると

家事負担が軽減し、

家族が自然と協力し合えるような

レイアウトにもつながります。

 

「動線の確保」や

「家具と通路の関係性」を深く。

家事動線の短縮・・・・・・。

 

厚生労働省の調査によると、

共働き世帯が増えていることに伴い

家事時間を如何に減らすかが

家づくりの大きな

課題となっています。

 

キッチンからダイニング、

リビングへの移動が

スムーズになるように

家具を配置すれば、

調理や食卓の準備などの

日常作業がスピードアップします。

 

たとえばダイニングテーブルの脇に

カウンターやサイドボードを置くと、

配膳や片付けの動線が短くなり、

家事効率が向上しやすくなります。

 

部屋間の移動動線と家具配置。

部屋と部屋をつなぐ

廊下や引き戸の位置に注目し、

通行に支障をきたす配置を

避けることも大切です。

 

マンションなどでは、

限られたスペースを

最大限に活かすために

家具を壁際に寄せがちですが、

扉の開閉を妨げるほど近くに置くと、

扉を開け閉めするたびに

ストレスを感じることになります。

 

扉や引き戸の動作範囲を考慮して、

家具の設置場所やサイズを。

 

一時置きスペースの確保。

動線だけでなく、

「一時置きスペース」を

確保できる家具を配置すると

暮らしがより快適になります。

 

たとえば玄関に収納ベンチを置けば、

座って靴を履けるだけでなく、

荷物を一時的に

置く場所としても便利です。

 

洗濯物をたたむスペースが

欲しい場合は、

洗面室やランドリールームのそばに

カウンターを設けたり、

折りたたみテーブルを

壁に付けたりするのも

良い方法だと思います。

 

多機能家具とスモールスペースの活用。

部屋が十分に広い場合は

家具をゆったり配置しても

問題ないかもしれませんが、

都市部のマンションなどでは

スペースに限りがあることが多いもので

そんなときに活躍するのが

「多機能家具」です。

 

収納機能を備えた

ベッドやソファベッド、

折りたたみ式のテーブルなど、

1つの家具で

複数の役割を果たしてくれる

アイテムを上手に選ぶことで、

狭い空間でも

快適な暮らしが実現できます。

 

収納機能付きベッド。

ベッド下に引き出しが付いている

タイプの収納付きベッドは、

衣類やリネン類などを

しまう場所として有用です。

 

特にワンルームや1LDKなどでは、

クローゼットが小さかったり

収納スペースが

限られていたりすること

よくあります。

 

ベッド下のスペースを

有効活用することで、

衣類の整理だけでなく

季節用品や趣味のアイテムなども

収納できるため、

空間がすっきりとします。

 

折りたたみ式テーブルやデスク。

ダイニングテーブルはもちろん、

ワークスペース用の

デスクも折りたたみ式を選ぶことで、

使わないときに

コンパクトに畳んで

部屋を広く使うことができます。

 

リモートワークの普及に伴い、

仕事用スペースを

確保する必要がある方は

増えていますが、

常にデスクを置くのは

場所を取るという

ジレンマがあります。

 

壁に取り付けられる

折りたたみデスクを使えば、

必要なときにだけ展開し、

作業しないときは

スマートに片付けられます。

 

家具の軽量化・キャスター付きのメリット。

スモールスペースでは、

状況に応じて

家具のレイアウトを

頻繁に変えることが想定されます。

 

そこで役立つのが

キャスター付きの

収納家具やスツールなど。

簡単に移動できるので、

来客時にはスツールを

ダイニングに持ってきたり、

掃除の際には家具を

サッと動かせたりと、

フレキシブルに空間を使い分けられます。

 

家具が重いと、

模様替えをするたびに

大変な労力がかかり、

結果的に部屋の使い方が固定化しがちです。

収納の重要性と選び方。

家具配置と同じくらい

重要なのが「収納」の計画です。

 

収納家具をどう選び、

どこに配置するかは、

部屋の美観や使い勝手だけでなく、

片付けへのモチベーションにも

直結します。

 

家族が使いやすく、

スッキリ片づく収納計画を

立てることで、

部屋の快適度は格段にアップします。

 

収納計画は間取りと同時に考える。

新築やリフォームの段階から、

収納スペースの確保を

念入りに考えることが理想です。

 

とはいえ、

すでに完成している間取りや

賃貸物件でも、

収納家具の工夫次第で

快適度は大きく向上します。

 

クローゼットが少ない

狭い場合でも、

壁面収納やオープンラックを

効果的に使うことで、

意外と多くの荷物を整理することが可能です。

 

視界に入る収納・入らない収納の使い分け。

見せる収納と隠す収納を使い分けると、

空間の演出に変化が生まれます。

 

たとえば、

お気に入りの食器や雑貨は

飾るように収納して

インテリアの一部に取り入れる一方で、

生活感のある日用品や

細々したものは扉付きの収納に

隠すといった方法です。

 

全てを見せる収納にすると

視覚的に雑多になりがちですし、

逆に全てを隠す収納にすると

個性がなくなりますから、

バランスを意識することが大切です。

 

収納量と出し入れのしやすさ。

「たくさん収納できる」だけでなく

「取り出しやすい」ことも重要です。

 

家族が日常的に使うものが

取りにくい場所にあると、

結局使わなくなったり

片付けが疎かになったりする

ケースは多いです。

 

特にキッチンやリビングなど、

使用頻度の高いものをしまう収納は

動線上にあることが

望ましいかと思います。

たとえば、

大きめのリビング収納を

テレビボードと一体化させることで、

リモコンや雑誌、

書類などをサッと片づけられ、

リビングを常にスッキリ保ちやすくなります。

 

まだまだ書きたいことは色々あるのですが

今回のblogでは

ここまでにしておきます。

続きは次回に・・・・・。

 

もしこれから

注文住宅の間取りを考える場合、

あるいは賃貸や

既存住宅のリフォームを

検討している場合は、

早い段階から

家具選びや配置プランを

意識しておくと、

情報整理にもキチンと考えがおよび

家づくりや

インテリアコーディネートが

最適解に近づきやすくなります。

 

限られた空間のなかでも

暮らしの質を

グッと高めるチャンスは

たくさんあります。

 

今ある空間をどう活かすか、

これからの間取りを

どう計画していくか、

ぜひ考えを深めてみてください。

 

家づくりは

人生の大きなプロジェクトであると同時に、

家具選びと配置次第で、

日常の程よさも

何倍にも膨らませることが

できますから。

 

皆さんの住まいづくりや

模様替え、

インテリアが

より充実したものになりますように。

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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二世帯住宅を計画するべきなのか別の解決策を考えた暮らしよいのか心の土台を再構築して生活の在り方と心の部分を提案する話しを、住まいと家造りと人間関係、気持ちをよりよく考える暮らしのヒアリングを。

2025年02月22日 | 暮らしの事イロイロ

心が変われば

人生が変わる・・・・・。

 

二世帯住宅を希望されている方と

暮らしを紐解きながら

大切な事柄を

話しをしていたのですが

「人生七変化」

心が変われば 態度が変わる

態度が変われば 行動が変わる

行動がかわれば 習慣が変わる

習慣がかわれば 人格が変わる

人格が変われば 運命が変わる

運命が変われば 人生が変わる

 

例えばですが

物事が思い通りに進まない

うまく行かない、

そんな時に

こんな事を考えていませんか?

 

「あの人が変わらなければ自分は変われない・・・」

「環境を変えてもらはないと自分は変われない・・・」

では、

「あの人が変われば本当に自分が変われるのでしょうか?」

「環境が変われば自分が変われるのでしょうか?」

もしかして、

一時はその問題から

解決されるかもしれませんが、

再び同じ状況が起こります。

 

何故なら、

原因の一部は

自分にもあるからです。

 

なので、

原因の根本である

自分が変わらない限り

その状況は

永遠と変わることがないという事です。

 

考え方を変えると

「他人と過去は変えられない」

「自分と未来は変えられる」

なので、自分が変わって

未来を変えるほうが

環境も良くなりますし

住まいの考え方も

全く変わりますよねという話を

それぞれの立場でいろいろと

談笑の時間でした。

 

自分を変えることは、

心を変えること、

心が変われば人生がかわる。

 

ではどうすうれば

「心を変えることができるのか?」

 

残念ながら

「心の変え方」に

正しい答えはありません。

 

心理学者の3大巨頭である、

フロイトもアドラーも「人間の心」

について探求しましたが、

誰もがひとつの

答えとして導きだせていません。

 

それは、

ひとりひとりの心は、

ひとつひとつ違うからです。

 

「オンリーワン」の心だからです。

 

なので、

知ってそうで知らない

オンリーワンの心を

理解することが

一番大切なのではないでしょうか。

 

二世帯住宅を計画する事が

よいケースもあれば

逆に悪いケースもあります。

 

そこはご家族をヒアリングしながら

僕からも正直な計画の方向性や

二世帯同居の「在り方」を

お話させていただくようにしています。

 

そういう意味で

「心」を知るために、

毎日を振り返り、

嬉しかったこと、楽しかったこと、感動したこと。

悔しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと。

人生の中で日々起こる出来事に、

どのように感じて

どう行動するのかを

「自分の心」を見つめてみる時間を

大切にと思うんです。

 

自分の心が求めてい

る本当のことを見る事が出来れば、

心は自然と変わり、

人生が色々な意味で

変わっていくのだと思います。

 

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

アメリカ心理学者 ウイリアム・ジェームズ

 

そんな会話というか

ヒアリングを今朝からは色々と。

その人にとっての

暮らしを紐解く前の大事な時間です。

 

本当に二世帯住宅が良いのか

同居を考えるのか

若しくはまた別の解決策を

考える方がよいのか?。

 

あなたの毎日がもっと豊かに、

もっと自由になる場所を

形にしてみませんか?。

 

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暮らしと人生観を丁寧に、オーダーメイドで叶える注文建築というスタンスでの暮らしの提案、未来像を丁寧に紐解きながら今ある暮らしのスタンスを整理整頓する住まいづくりの価値観提案。

2025年02月19日 | 暮らしの事イロイロ

カタチにとらわれない、

本来の心地よさを・・・・・。

※家造りの相談中、趣味嗜好にあわせて色々な素材感のイメージ検討

 

家造りや建築計画のスケジュール、

本当に最初の入り口の部分で

考える事。

 

家造りや事業所(お店・ショップ・事務所)等の

ご相談をいただく際に

大切にしてる考え方。

 

例えば料理の味つけ。

人によって

好みが変わるように、

家づくりや

リノベーションの「心地よさ」も

本当に十人十色です。

 

たとえばカレーひとつ取っても、

具材についてもそうだし

甘口派の方もいれば、

中辛から

本格的な

スパイスを効かせた

辛口派の方もいます。

 

同じレシピに見えても、

各家庭によっても

お店によっても

人それぞれの

好みやスタンスで

出来上がりも

まったく違ってきますよね。

 

家づくりも

まさにそれと同じです。

 

ルールのない

家づくりや店づくり・・・・・。

 

建築の法律によるルールや

都市計画による

公的なルールなどはありますが

家づくりや

お店づくりに、

マニュアル通りの

正解はありません。

 

物件探しだけでも、

すぐに決める方もいれば、

一年以上悩まれる方も

いらっしゃいます。

 

それほど、

住まいや空間に対する

理想や考え方は

多種多様です。

 

だからこそ、

その人のペースや

価値観を

しっかり整理整頓しなければ

本当の「心地よさ」を

考える事は出来ません。

 

勿論住まい手「ご本人」にも

理解できていない事は

いういろありますから・・・・・。

 

会話と現在の

暮らしのなかに見える

本当の答え。

 

コミュニケーションを

大切に。

 

堅苦しいヒアリングだけでなく、

旅行の話や

ご家族との

休日の過ごし方など、

家づくりとは

一見関係なさそうな

話題も大切。

 

そうした何気ない会話からこそ、

その方ならではの

ライフスタイルや

「実はこんなことが好きだった」という

想いが浮かび上がってきます。

 

心地よい空間から始まる、

心豊かな暮らし・・・・・。

 

注文住宅での設計の役割は、

住まい手さんや

家族のなかにあるイメージを

汲み取り、

オーダーメイドで

カタチにすることです。

 

完成した空間は、

それぞれの生き方や

思いを反映した

世界にただひとつのもの。

 

自分らしい空間で

暮らすほどに、

日々の暮らしがより充実し、

居心地の良さを

実感していただけます。

 

パーソナライズされたプラン。

住まい手さん、

ご家族の個性や価値観を

共有しながら、

最適化された住まいとなるように。

 

コミュニケーションの重視。

丁寧なヒアリングを通じて、

「本当の暮らし」をじっくりと。

 

長く愛せる空間づくり。

素材や動線にもこだわり、

完成後もシンプルに

心地よく過ごせる設計提案を。

 

心地よさへの取り組みは

ライフスタイル提案・・・・・・。

 

明確なイメージがない方にも、

こんな暮らしも

楽しいかもしれない

という新しい視点をお伝えし、

将来像を描き起こすように。

 

空間デザインの最適化。

家具や照明、内装と

生活を含めてトータルで

暮らしのコーディネート。

 

雰囲気を大切にしながら、

一体感のある空間を

生み出すように。


完成後の暮らしの変化に合わせて、

将来的な

リノベーションや

模様替えなどの「過程」、

よりよく過ごすことが出来る

心地よい住まいを程よく最適化。

 

すべての方に「これが正解」といえる

家づくりはありません。

 

だからこそ、

じっくりと価値観を重ねながら、

一人ひとり異なる

心地よさを見つけ出す

プロセスを大切にしています。

 

新しい家づくりやリノベーション、

店舗計画や

ご自身の商売等をお考えなら、

先ずは今を見直す時間

確保する事が大切です。

 

あなたの毎日がもっと豊かに、

もっと自由になる場所を

形にしてみませんか?。

 

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人生の喜怒哀楽に寄り添いながら毎日の暮らしの時間を有意義に心地よく過ごす注文住宅の収納計画提案、長く愛せる上質な空間づくりと成長する暮らしの空間デザイン設計。

2025年02月09日 | 暮らしの事イロイロ

家の中心ともいえるリビングは、

家族が集まり、くつろぎ、

そして時には来客時の

お客様をもてなす特別な空間です。

※LDK内観イメージデザイン設計提案の実例

 

一日の中でも

多くの時間を過ごす場所だけに

「なんとなくモノが溢れがち」

「テーブルの上が散らかってしまう」という

お悩みを抱えている方も

少なくありません。

日常的に暮らしのメインとなる部屋には、

不思議と物が

集まりやすくなるものです。

 

リビングこそ「スッキリとした空間」でありたいと思うのは、

多くの方が共通して抱く

理想かと思います。

 

実際に設計のご依頼をいただく際にも

現在のお住まいで

リビングやその他の部屋での

「散らかり」具合について

悩んでいる旨をお聞きする事も

多いです。

 

家づくりと暮らしの環境づくりに携わる

設計者としての視点から、

リビングにおける収納計画の重要性と、

後悔しないための

ポイントについて

少し書いてみたいと思います。

リビング収納については、

見た目を美しく保つだけでなく、

家事効率のアップや

家族のコミュニケーションを

育むきっかけづくりにも深く関わります。

 

さらに収納の設計一つで、

子供の片付け習慣が育ったり、

人生のステージごとに

必要な機能が得られたりと、

思わぬほど多くのメリットが

生まれるものです。

 

住宅の方向性は「仕来り」から

「自分らしい暮らしを叶える」という

方向へ大きくシフトしており、

細部にいたるまで暮らしに関する

よい意味でのこだわりを

反映した暮らしが

人生を良い方向に導くと思います。

 

家づくりにおいては、

性能やデザインばかりに

目が行きがちかも

知れませんが、

勿論それらも大切にしながら

それぞれの家庭にとっての

暮らしやすさを

快適に保つための収納プランは、

想像以上に重要な役割を担っています。

 

まずは「なぜリビング収納が大切か」

という理由を紐解きながら

リビング収納をデザインする

メリットや押さえるべきポイントを、

そのうえで後悔しないための

工夫をベースに、

実際の家づくりで

気をつけるべきコツを・・・・・・。

 

リビング収納への

意識を高めていただき、

暮らしのメインとなる部屋が

スッキリし続ける住まいを

実現するヒントを

見つけていただければ幸いです。

 

なぜリビングに収納が

必要なのか?

リビングは家族の生活が集約される場所。

 

リビング(LDK)は多くの場合

家の中で最も家族が集まる空間であり、

テレビやソファ、

子どものおもちゃや読書スペースなど、

さまざまなアクティビティが

同時に行われます。

 

さらには、

学校や仕事帰りのカバン置き場になったり、

郵便物やチラシ、

スマートフォンや

リモコンなどのアイテムが

一時的に滞留しやすい

場所でもあります。

 

その結果、

他の部屋よりも圧倒的に

物が増えて整理しにくい状態に

なりがちになります。

 

生活の質とリビング収納

リビングが散らかっていると、

家族全員がリラックスできる時間や

スペースが減少し、

ストレスを感じやすく

なってしまうかもしれません。

 

逆に言えば、

リビングの収納を適切に整備しておけば、

いつでもサッと片づけられる環境になり、

急な来客があっても慌てなくて済む、

心地よい暮らしが手に入ります。

 

家事や育児に忙しい方にとっては、

視界に余計なモノが少ない分、

疲れにくくなる

心理的効果も期待できます。

※子育て中は散らかったものを片付けしやすい工夫を盛り込む

 

空間演出と収納。

収納と聞くと、

“見せない収納”に意識が向きがちですが、

家具や収納そのものを

インテリアの一部として

美しく“見せる収納”の手法を

取り入れることで、

リビングを一段と

洗練された印象に

仕上げることもできます。

 

アート作品やお気に入りの雑貨を

ディスプレイできる

オープンシェルフや、

ガラス扉を採用した

飾り棚などがその代表例です。

 

こうした工夫を

デザイン段階でしっかり組み込んでおくと、

収納が実用性だけでなく、

インテリアの魅力向上にも役立ちます。

 

家族のコミュニケーションが

生まれる収納計画。

家づくりにおいて、

収納とコミュニケーションが

結びつくイメージは

あまりないかもしれません。

 

しかし、

リビング周りで日常的に

使うモノの定位置が

決まっているだけで、

「どこにしまうか」

「どこから出すか」といった

家族同士の小さなやりとりが

スムーズになります。

 

子どもが自分のものを

自発的に片付けるきっかけとなったり、

夫婦間での「これはどこに置いた?」

といったコミュニケーションストレスも

最小限に抑えられたりと、

暮らしの質を

一段階高めるポイントにもなるのです。

 

リビング収納のメリットを深掘り。

スッキリとした空間を保ちやすい。

 

リビングに設置した収納スペースは、

散らかりがちなアイテムの

収まる場所として常に機能します。

 

収納があるだけでなく、

そこに「生活動線に沿った使いやすさ」が

確保されていれば、

家族みんなが

自然と片付けをするようになります。

 

とくにお子様にとっては、

「しまう場所がわかりやすい」

「手が届きやすい」という条件が揃うと、

おもちゃや絵本を

自分で片付ける習慣に

つながりやすいです。

 

収納設計の段階から

「誰がどのように使うか」を意識しておくと、

スッキリとした空間を

保つハードルが

一気に下がります。

 

インテリアのグレードアップ。

家づくりを考えるとき、

多くの方が重視するのは

空間のデザイン性だったりします。

 

無垢材の温もりを

感じるリビングや、

スタイリッシュな

モダンインテリア、

高級感を漂わせる

シックなテイストなど、

理想的なイメージを

お持ちではないでしょうか。

 

リビング収納は、

その空間づくりを

ワンランクアップさせる

重要な要素でもあります。

 

たとえば、

オープンシェルフに

観葉植物やお気に入りの

オブジェを飾り、

アクセントクロスを

背景にすることで

ディスプレイのような

雰囲気を演出すれば、

リビング全体が

洗練されて見えます。

 

モノの定位置が定まり、

探す手間が減る。

スマホの充電ケーブルが見つからない

TVのリモコンがどこに行ったかわからない

など、

日常的に起こりがちな

小さなストレス。

 

こうしたトラブルは、

意外なほど家族の時間を奪い、

イライラの原因となります。

場合によっては

口げんかになったりしませんか?

 

リビングに収納を設け、

細かいアイテムごとに

定位置を決めておくと、

家族全員が「ここにあればいいんだ」と

自然に覚え、

物探しに割く時間が

激減するのです。

 

時間と心に

ゆとりをもたらしてくれる点は、

リビング収納の大きな利点です。

 

子どもの成長や

ライフステージに対応しやすい。

リビング収納は、

子育て世代だけでなく、

子どもが独立した後の

夫婦二人の生活や、

将来親との

同居を考えているケースなど、

ライフステージの変化に合わせても

融通が効きやすいのが

特徴です。

 

可動式の棚板や

引き出しを採用することで、

収納内部を簡単に

レイアウトの変更を

できるようにしておくと、

モノの量や用途が変わっても

柔軟に対応可能です。

 

こうした設計の自由度は、

注文住宅ならではの

メリットと言えます。

 

具体的な収納計画のアイデア。

オープン収納と

クローズド収納のバランス。

 

リビング収納を設計するうえで

悩ましいのが、

「見せる収納(オープン)」にするか、

「隠す収納(クローズド)」にするか、

という問題です。

 

オープン収納には

開放感やディスプレイの

楽しさがある一方で、

常に整理整頓を求められる

側面があります。

 

クローズド収納は、

一度扉を閉めてしまえ

中が見えないので、

多少の散らかりは

目立ちませんが、

扉を開けるという

アクションが増える分、

取り出しづらさを

感じる場合も。

 

そこで、

それぞれの特徴を理解した上で、

オープンとクローズドを

使い分けることが大切です。

 

たとえば、

リビングの一角に

扉付きの収納をまとめて配置し、

日常的に使う頻度が

高いモノだけをオープン棚に置くなど、

メリハリをつけると良いかと思います。

「人に見せたい部分」

「生活感を隠したい部分」を

はっきりさせることで

機能性とデザイン性を両立できます。

 

壁面収納で空間を有効活用。

限られた床面積を

有効に使いたい場合や、

余計な家具を

増やしたくない場合は、

壁面収納を検討する事がよいかと思います。

壁一面を収納として造作することで、

圧倒的な収納力を確保すると同時に、

部屋の広さを損なうことなく

スッキリとまとめられます。

 

可動棚を採用すれば、

収納するアイテムの

高さに合わせて

レイアウトを変更できるため、

暮らしの変化にも

柔軟に対応できます。

 

TVボード周りにまとめる。

現時点では

リビングの中心的存在といえば

まだテレビが多いかもしれません。

 

今後はその重要性も

デバイスが変化する事で

関連性も変わってきますが

テレビ周辺は

リモコンやDVDやゲーム機器、

充電コードなど

小物が集まりがちです。

 

この周辺を

カスタマイズした

造作収納にするのもおすすめです。

 

テレビの背面や

サイドを利用して

棚を設けたり、

デッドスペースを有効活用して

配線を隠す空間を作るなど、

見た目も美しく

整理がしやすくなります。

 

また、

家電を収納するスペースに

通気孔や配線用の穴を設置しておけば、

熱こもりや

コードのごちゃつきも

最小限に抑えられるので、

見栄えと機能の両立が可能です。

 

階段下を活用する。

注文住宅において、

階段下はよいスペースとなります。

 

多くの場合、

階段下にはある程度の

空間が生じますが、

そのままでは

デッドスペースになりがち。

 

ここをリビング側から

アクセスできる収納にしておけば、

普段使わない

季節物や大きめの荷物を

すっきり収めることが可能です。

 

空間を無駄なく使えるだけでなく、

リビングに圧迫感を与えず

収納力を増やせるという

メリットがあります。

 

キッチン・ダイニングとの

つながりを意識する。

リビングとダイニングや

キッチンがつながる

LDKスタイルが

多くの家庭で採用されています。

 

LDK空間全体を

俯瞰して収納プランを考えると、

動線がシンプルになり

家事効率がアップします。

 

たとえば、

キッチン近くには

食器やストック品を収納し、

ダイニング周辺には

こまごました

家事や作業に必要なものを置き、

リビング部分には

くつろぎに必要なものを

集約するといった形です。

 

スペース全体を

「どのエリアで何をするか」を

明確にゾーニングすることが、

整理整頓の継続につながります。

 

後悔しないように、

リビング収納設計の工夫。

生活動線を意識すること

まず大事なのは

「誰がどのように使うか」

「どのルートで移動するか」という

生活動線を把握することです。

 

たとえば、

お子様が幼稚園や学校から

帰宅してリビングに入る動線、

夫や妻が仕事から帰ってきて

くつろぐまでの流れなど、

家族一人ひとりの行動を

具体的にイメージしてみてください。

 

そのうえで、

頻繁に使うモノは動線上に

近い収納へ、

あまり使わないモノや

季節物は少し離れた場所へと

割り振ると、

ムリなく使いやすい

リビング収納が生まれます。

 

生活動線が重なる場所に

大きな家具や扉があると、

開閉のたびに人の移動を邪魔したり、

物を取り出す際に

ストレスを感じやすくなることもあるので、

注意が必要です。

設計の初期段階から

動線を意識して

扉の検討も重要です。

 

ただし、

後悔しないリビング収納を

実現するには、

以下の5つの秘訣が重要になります。

  1. 【生活動線を意識する】
  2. 【要望の優先順位を決める】
  3. 【資金計画をしっかり立てる】
  4. 【流行に左右されない設計にする】
  5. 【将来の家族の変化に対応できる設計にする】

これらのポイントを抑え、

オープン収納と

クローズド収納を上手く組み合わせれば、

飽きの来ない快適な

リビングを手に入れることができます。

 

さらに、

壁面収納や造作家具、

階段下の活用など、

さまざまなアイデアを取り入れることで、

収納力とデザイン性を

両立させることも

夢ではありません。

 

何よりも大切なのは、

今だけでなくて

未来の暮らしも見据えた

柔軟な視点で

プランニングすることです。

 

ご家族にとって、

これから先の暮らしがより豊かに、

そして長く愛せる家となるように。

 

「スッキリとした空間で日常を楽しむ」

リビング収納計画が持つ意味として

収納が整うだけでも、

随分と暮らしの環境が

変化して

家族の笑顔が増えたり、

見た目によるストレスも軽減され、

不要な苛立ちも少なくなり、

一人で過ごす時間

夫婦二人の時間

親子の時間が

より快適になるはずです。

 

勿論人生には

喜怒哀楽という

様々な気持ちのシーンが

存在します。

 

毎日が必ず楽しいだけ

ではありませんが

家がそっと人生の喜怒哀楽に

寄り添うように、

そして、

家づくりの過程で生まれる

たくさんのワクワク感を

味わいながら、

ご自分たちだけの

理想の暮らしを

形にしていただければ幸いです。

 

理想と現実が

程よく溶け込んだ

住まいと収納計画が、

末永く

心地よい暮らしを

育む場所となりますようにと

願っています。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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土間収納、玄関収納のある暮らしで叶える快適さとデザイン性を両立した家づくり間取りとプランの秘訣、収納の魅力を最大限に、暮らしに応じて家事効率も格段に上がるように収納計画で暮らしが変わる。

2025年02月06日 | 暮らしの事イロイロ

家づくりの計画を始めると、

玄関はなるべくスッキリさせたい、

ベビーカーや

ウトドア用品を置く場所が

足りない等、

玄関収納や

土間収納の必要性を

改めて感じる方は

多いのではないでしょうか?。

※玄関横に扉で隠せるように設けた収納土間兼玄関クロークスペースの設計提案事例(ホール土間として計画)

 

実際に間取りプラン

打合せの際にも

そういった悩みも

話には出ますし、

よくDMでも

ご相談をいただくことがあります。

 

そういったご相談も

SNSでいただく事も多いので

土間収納等の件について

少し書いてみたいと思います。

 

土間収納のある暮らしの

イメージが

グッと具体的になり、

失敗しない

収納計画のポイントも

理解できるはずですので、

ぜひ家づくりや

リフォームの参考に

してみてください。

玄関回りの収納不足が

暮らしのストレスに・・・・・。

 

玄関が散らかっていると、

家全体が片付いていない

印象になりがち。

 

靴や子どもの道具、

アウトドア用品が

あふれて入りきらない・・・・・。

 

こういった

プチストレスを

解消するために、

土間収納や玄関収納が

比較的支持を集めています。

 

 

ですが何でもかんでもSNSの内容を

鵜呑みにしてしまっては

暮らしとのバランスが

崩れてしまいます。

 

ご自身や家族の環境や

暮らしに対する軸に

沿っているのかどうかが

重要です。

 

土間収納が暮らしを変えるメリット

収納力アップで

玄関をスッキリできる。

 

大容量の土間収納や

玄関収納があれば、

ベビーカーや

ゴルフバッグ、

アウトドアグッズなどの

大きな荷物もまとめて

収納できます。

 

玄関が物であふれず、

比較的常にスッキリとした

印象を保てます。

 

室内への汚れ

湿気の侵入をブロック出来る。


土や泥がついた靴、

濡れたレインコートなどを

そのまま玄関脇へ置き、

室内には持ち込まない・・・・・。

 

これが土間収納の

大きな利点。

 

外と内の中間領域として

機能することで、

掃除や手間も

軽減しやすくなります。

 

生活動線がスムーズになる。

 

玄関から

土間収納を経由して

キッチンやリビングへ

アクセスする

ウォークスルータイプ

間取りを調整すれば、

買い物帰りの重い荷物や、

子どもが泥だらけで

帰ってきた際の

室内での移動が

劇的に改善します。

 

失敗しない土間収納を

作るための事前準備・・・・・。

 

収納したい物を

リストアップすること。

 

失敗の原因として

もっとも多いのが、

何をどれだけ

収納するのかを

明確に出来ない場合かと思います。

 

サイズ感・使用頻度が違う

アイテムを

同じように詰め込もうとすると、

あとで「入らない」

「取り出しにくい」という

トラブルが発生します。

 

毎日使う靴や傘、

通勤カバン。

週末に使う自転車、

アウトドアグッズ。

年数回だけ出番のある

季節モノやイベントグッズ。

 

参考ですが

上記のように、

利用頻度や大きさ

重さを踏まえて

事前にリストを作り、

優先度を考えておくことで

随分計画性が変わります。

 

土間収納の広さと

間取りタイプの検討・・・・・。

 

土間収納を

どの程度の広さにするかは、

家族構成やライフスタイル、

趣味によって

大きく左右されます。

 

一般的には1~2畳が

目安かと思いますが、

アウトドアやDIYが趣味

靴のコレクションも多い方は

少なくても

3畳以上のスペースを

確保することもあります。

 

ウォークインタイプ・・・・。

玄関ホールの隣に

収納空間を設け、

扉を開けて直接入る形式。

 

外からの目線を遮りつつ、

かさばる荷物を

しっかり隠せるのが

特徴です。

 

ウォークスルータイプ。

土間収納を

通り抜けることで

玄関から別の部屋

(キッチンやリビング)へ

移動できる間取り。

 

生活動線をスムーズにしたい方、

荷物を整理してから

室内に入りたい方には

最適かと思います。

 

可動棚とフックで

柔軟性を高める・・・・・。

 

土間収納は、

靴だけでなく傘やコート、

スポーツ用品など、

サイズや形が異なるアイテムを

収めるスペースとして活用する

場合もあります。

 

そのため、

可動棚やハンガーパイプ、

フックなどを取り入れ、

あとからレイアウトを

自由に変更できるように

計画しておくと

ライフスタイルの変化時にも

対応が出来て便利です。

 

重い物は下に、

軽い物は上に・・・・・・。

頻繁に使う物ほど

取り出しやすい位置に。

こうした原則をもとに

間取りと暮らしに融合して

収納計画を立案しておけば、

使い勝手のよい

収納空間を

実現しやすくなります。

 

土間収納で失敗しないように。

収納容量が足りない・・・・・。

ゴルフバッグを

入れようとしたら

高さがギリギリ。

ベビーカーを収納したいのに

奥行きが足りない等、

実寸を甘く見積もってしまうと

後悔に繋がります。

 

対策として・・・・・。

 

収納対象のサイズを測る

幅・奥行き・高さを

メジャーで実際に計測し、

プラン段階で反映させる。

※僕が随時ブログで伝えてる家具や家電の考え方と同じです。

 

通路幅に余裕を持たせる。

扉を開けたり

荷物を持ち運んだりする

人の動作を考慮し、

最低でも60cm以上

ベビーカーや

車椅子を通すなら75cm以上の

通路幅を確保すること。

 

湿気やカビが発生するという事。

土間は外気との温度差が大きく、

湿気を溜め込みやすい場所です。

 

換気設備や小窓がないと

カビや悪臭の原因になります。

対策・・・・・。

換気扇と窓で空気を循環。

自然換気・機械換気の

両方を取り入れる。

 

断熱材・防湿対策。

壁や床に断熱材を施工し、

結露を予防。

 

除湿剤や防カビ剤の常備。

シーズンごとに取り替え、

定期的に風通しを。

 

手入れ・掃除の手間がかかる。

土間収納は

泥や砂がたまりやすいため、

定期的な掃除が欠かせません。

 

仕上げ材を考慮しておくこと。

対策・・・・・。

掃除しやすい床材を選ぶ。

タイルやモルタル仕上げ、

水掃除が出来るように

防水対策と排水口を設けるなど。

スリッパやサンダルを常備。

靴を脱がずに土間で作業できるようにする。

 

水洗い可能な構造。

ホースをつないで

洗えるようにすると

格段に土間の掃除が楽になります。

 

玄関やリビングが狭く感じる。

土間収納にスペースを

割きすぎてしまうと、

玄関ホールや

リビングの広さを圧迫します。

 

対策・・・・・。

プラン全体のバランスを考慮。

LDKや玄関ホールの広さ、

居室数との兼ね合いを重視。

 

視線をコントロールする。

透過性のある

パーテーションや

格子戸を使い、

閉塞感を軽減する計画。

 

オープンと

クローズドのメリハリ。

 

敢えてオープンな

土間スペースを設け、

圧迫感を軽減する手法もあります。

 

デザインやプライバシーの問題。

玄関収納が丸見えだと、

ごちゃつきや

生活感が

来客時に気になる

ということもあります。

 

対策・・・・・。

扉やロールスクリーンで目隠し。

必要に応じて

サッと隠すことができる。

 

玄関との段差や

仕切りを工夫・・・・・。

 

土間収納部分だけ

視線をカットし、

玄関を見栄え良く保つ。

 

照明や色使いを工夫。

収納内部も

デザインの一部と考え、

アクセント照明や

統一感のある

カラーリングを取り入れる。

 

湿気対策と

メンテナンスを

徹底する・・・・。

 

奈良の気候と土間収納。

奈良は夏は蒸し暑く、

冬は冷え込みが厳しいため、

外と室内の温度差が

大きくなりやすい地域です。

※奈良県は北部、北東部、中南部、南部でも相当異なります。

 

玄関や土間で発生する

結露とカビを防ぐには、

適切な断熱・換気設計が不可欠。

 

換気扇・小窓・通気口のフル活用。

機械換気×自然換気の

ハイブリッド計画・・・・・。

 

気候に合わせて

必要な量の空気を

入れ替えられるように。

 

ドア下に通気のための隙間。

空気の流れをつくり、

湿気がこもるのを防ぐ。

 

仕上げ材と収納材の選び方。

吸放湿性の高い壁材。

珪藻土や漆喰など、

自然素材を活用・・・・・。

 

防湿加工された棚板・扉。

木材や合板でも、

防湿・防カビ処理を

施したものを選ぶ。

 

耐水性・防汚性に優れた床材。

モルタル、タイル、

洗い出し仕上げなどを採用。

 

日々のメンテナンスがカギ。

除湿剤や防カビ剤を

定期的に交換・・・・・。

 

ドアや窓を時々開放して換気。

泥やホコリを見つけたら

こまめに掃き掃除。

 

こうした日常の

ンテナンスを

習慣づけることで、

土間収納の清潔感と

機能性を

長く保ちやすくなります。

 

デザイン性と使い勝手を

両立させるコツ。

 

見せる収納なのか

隠す収納なのかを選ぶ・・・・・。

 

土間収納には大きく

「オープンスタイル」と

「クローズドスタイル」の

2パターンがあります。

 

どちらが良いかは

ライフスタイルや美意識次第です。

 

オープンスタイル。

アイアンラックや

木製棚で見せる収納。

 

アウトドアグッズや

DIY道具をインテリアの

一部として飾り、

個性を演出できます。

 

クローズドスタイル。

引き戸やロールスクリーンで

サッと目隠しをする。

 

突然の来客にも対応しやすく、

生活感を出したくない方に

おすすめです。

 

照明とコンセントの配置で

使いやすさも・・・・。

 

足元や壁面を照らす間接照明。

夜間に荷物を

取り出すときも

明るく見やすいように。

 

動作センサー式ライト。

両手がふさがっていても、

自動で照明が点くので便利です。

 

コンセントの設置。

電動自転車の充電や

掃除機の使用、

靴乾燥機など

想定用途を明確にしておくことで

部屋の柔軟性も変わります。

 

素材や色で

玄関との一体感を演出。

 

土間収納だけが

浮いた印象にならないよう、

床材や壁材の色味

質感を玄関ホールと

統一すると

全体的に落ち着いた

雰囲気に仕上がります。

 

土間収納の活用としては・・・・・。

ペットのケアスペースを兼ねた

土間収納。

愛犬や猫の足を洗える

小さな洗い場や、

ペットシートや

餌のストックをまとめて

収納できる棚を設置。

 

泥が室内に入りにくく、

ペット飼育と衛生管理が

ぐっと楽になります。

 

ガーデニング&DIYの作業コーナー。

庭いじりやDIYが趣味の方には、

土間収納内に

作業台を置いておくの

がおすすめです。

 

園芸道具や

工具をすぐ取り出せるので、

家事や他の作業の合間にも

サッと趣味を楽しめます。

 

季節ものやスポーツ用品の収納。

キャンプ用品、

クリスマスツリー、

夏祭りの浴衣セットなど、

年に数回しか登場しない

アイテムを

一ヶ所にまとめて管理ができます。

室内収納を圧迫することなく、

次の出番まで

出し入れもスムーズです。

 

子どもの遊び場、

汚れ対策スペース・・・・・。

外で遊んだあと、

スポーツや部活の後、

汚れのついたままの

靴や服をそのまま

室内へ持ち込まず、

土間収納で洗って

着替えられる環境を整えれば、

リビングの汚れが激減します。

 

そのような環境下での家庭では

非常に重宝します。

※将来の環境変化も視野に。

 

土間収納がもたらす快適な未来。

土間収納や玄関収納は、

単に荷物を多くしまうスペース

ではありません。

 

外の汚れや湿気を

コントロールし、

室内をいつでも清潔に保つ。

 

ベビーカーや

アウトドア用品など、

大型の荷物をスマートに

管理ができる。

 

玄関まわりをスッキリ見せ、

おしゃれなインテリア演出も可能。

 

これらのメリットを

最大限に引き出すためには、

「何を収納したいか」

「どのぐらいの広さが必要か」

「どのように換気・防湿対策を行うか」

などをしっかり

検討することが大切です。

 

とくに奈良のように

四季ごとの気温差や

湿度変化が大きい地域では、

断熱・換気などの

要素を盛り込んだ

設計が不可欠。

 

日常のちょっとした

ストレスを解消しつつ、

家の中の衛生環境や

デザイン性を高める意味でも、

土間収納の導入は

非常におすすめです。

 

ライフスタイルと

将来の変化を見越しながら、

機能美と居心地の良さを

両立させる家づくり・・・・・。

 

玄関まわりが整えば、

家族みんなの毎日がもっと

快適になると思います。

 

ぜひ、

土間収納や玄関収納の

可能性を

この機会にご検討ください。

 

家づくりを進める中で

実際にどの程度の

スペースが必要なのか分からない。

 

湿気や断熱の対策は

どうすればいいのか?

など、

疑問や不安も

出てくるかと思います。

 

玄関収納や

土間収納の計画を含めた

暮らしの

トータルプランニングは

生活の状態を見直す事から

始まります。

 

先ずは暮らしの中身を

紐解く事から

丁寧に家族と話し合い

理想と現実のギャップを

確認する事が重要です。

 

暮らしの現実を精査したうえで

最適解をどのように

見つけるべきなのか?。

 

家造りを機会に

暮らしの中身を

丁寧に紐解いてみませんか?。

 

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台所から始まる「丁寧な暮らし」食空間を再考し、キッチンを憩いの場と作業の場を融合して地域と暮らしの恵みを活かすそれぞれの住まい手、家族にとって程よさを持った家づくりのデザイン提案の根底に。

2025年01月26日 | 暮らしの事イロイロ

住まい造りについていろいろと

現代台所の考察。

※和をモダンに程よく詰め込んだ生活空間の提案設計CG

 

進化しているようですが

退化する現代の台所事情・・・・・。

 

アトリエでも

古い本を整理したり

カタログを整理したりすることも

多いのですが

いろいろな時代背景を持った

資料も置いてあります。

 

その時代その時代の

新しい住宅の写真が

掲載された資料です。

 

中にはずいぶん古いものもあって、

ついつい片付け途中でも

開いて見てしまいます。

 

古いといっても

20〜30年程度ですが、

新しいものと見比べていると、

日本の住空間は

地域性や個性を失い

あるいみで

画一化している気がします。

 

そして特に気になったのは、

キッチン周辺への

「こだわり」のようなものまで

「退化」してきたように

思える事です。

 

長い間

設計やデザイン

暮らしの提案と

あたらしく住まいを設ける際の

お手伝いをしてきて、

多くの家庭で

台所へのこだわりは

「最後の砦」であるかのような

場面がありました。

 

その家それぞれの

「食べることの作法」みたいなものが

ある訳です。

 

しかし、

最近になればなるほど

そういった「雰囲気」を

感じるものが

減りつつあるのです。

 

専業主婦家庭は

いまや少数派であり、

女性の社会進出・共働き家庭

標準になってきた

影響もあるのかもしれません。

 

台所に立つのも

夫婦ともに同様の頻度になり、

台所に対する嗜好も

場合によっては

平均化されているのかもしれません。

 

振り返ってみれば

「台所の進化」は

太古の時代からの

「火の使い方の進化」とも言えます。

 

ある研究者が

地球上の広範囲の台所のルーツに繋がる

資料を収集したところ、

地球の赤道と

北極の中間

(北緯40度前後、日本では秋田県あたり)で

火の文化が二分されていたそうです。

 

北緯40度あたりから

北方は季節による

昼夜の差が大きくなります。

 

寒くて暗い冬を凌ぐには

灯りと暖房の両方が必要です。

 

大きな火を囲み、

暖をとりながら

調理もするというスタイルが

基本になりました。

 

大きな住居でも

納屋や畜舎を除く

住まい部分は一室同然で、

火の勢いを妨げないよう

鍋を高いところから吊るし、

火加減は鍋と火の距離を変えて

調節していました。

 

キャンプの焚き火の要領です。

 

そういう成り立ちから、

北の国の台所は

単なる調理場ではなく

家族の空間なのです。

 

キッチン(Kitchen)は元来

「火を使うところ」を表す言葉で、

ヨーロッパのダイニングルームは

ディナーをとる

部屋だったのだそうです。

 

主に大人の交際に

使われるかしこまった場所であり、

そこには子供は

加わらないのが普通でした。

 

古くから

狩猟民族が住んでいた

北の国では、

食べ物が得られたときは

まず保存食

ハム・ソーセージ・チーズ・ジャム

ビン詰め野菜などに加工し、

余った部分から

日常の食事にまわす習慣が

できました。

 

1日2食は火を使わない食事

(コールドミール)で、

多くの地域では

昼食のみ火を使った

温かい食事を作って

テーブルを囲んだのだそうです。

 

現在でもコールドミールの

習慣は広く残されています。

 

南の地域では

年間を通じて

気温・昼夜の差は

少なくなります。

 

冬季の暖房も

部分的な使用で間に合うので、

火は調理の際にだけ

使うスタイルになります。

 

また、

熱が効率よく伝わるように

台の上で小さな火を焚きました。

 

高温多湿の南の地域では

食料は豊富ですが

食べ物の傷みも早いので、

食べる直前に調理する

習慣になっていきます。

 

南の地域では

調理のために

火を焚くところが台所であり、

くつろぐ場所とは別に

屋外や別棟として

発達してきました。

 

北の地域は

火の場所中心ですが、

南の地域、

特に日本では

食事は常に温かいことが

原則でしたので、

水を使う流しのほうが

中心になってきました。

 

油を使う揚げものや炒めものは、

小さな火で都度食事を作る

南の地域で発展してきた

調理方法です。

 

北の国の「キッチン」は

家族の場ですが、

南の国の「台所」は

作業場の正確が強かったのです。

 

保存食中心であった

ヨーロッパ地域に対して、

四季の食材が豊富である

日本では

季節ごとに料理や食器の

組合せも多様に発展してきました。

 

それ故に、

世界の人から特別に評価され

「ユネスコ無形文化遺産」に

登録されました。

 

日本の家庭の食器棚が

片付かないのも、

そう考えると

やむを得ないのかもしれません。

 

システムキッチンよりも、

そのような時代のほうが

長かったのですから。

 

「台所」が「Kitchen」になった頃。

 

「Kitchen」輸入の前後

日本の「台所」が「Kitchen」になったのは

いつの事だったのでしょうか?。

 

そのきっかけは、

やはり戦後の日本住宅公団の

新しい集合住宅団地の

住戸モデルの

打ち出しです。

 

公団はその住戸バリエーションのタイプを

2DKとか3DKといった

nDK(n=個室の数)という

表記で表すようになりました。

 

これは後にnLDKとなって

現在でも住宅の

間取りタイプを表す主流です。

 

この頃から「台所」は

Dではなく「Kitchen」のKに

なったというのが

有力な説です。

 

先に述べたように日本では、

主食の米は各家庭の台所で

原材料から都度調理します。

 

いっぽう西欧北国型の

都市部の「キッチン」では

簡単な料理が中心です。

 

主食材のパンは

ベーカリー(パン屋)で焼いていますし、

畜産品はほとんどが

保存加工品を買ってきます。

 

生鮮食品を初めから

調理する比率が少ないのです。

 

日本では、

季節の新鮮な食材の行き来や

下ごしらえが頻繁なので、

「台所」は開放的で

外と繋がった形態で

発展してきたのですが、

「Kitchen」になってから

異文化と混ざりあったのです。

 

そして、

産業構造の変化と

人口の増加・集中によって

新しく効率的な住宅が

量産される中で

今日に至っているという訳です。

 

西欧の「Kitchen」が

日本に紹介され始めた頃、

大きな調理机(パスタなど小麦粉をこねる粉台)も

備えられていました。

 

しかし、

狭い集合住宅には

導入しにくい面もあり、

I型のセットキッチン→システムキッチンが

定番となっていきました。

 

当時はまだまだ

専業主婦が圧倒的主流の時代でしたが、

早くも泥付き野菜や

まるごとの魚などの下ごしらえには

不向きのスタイルになっていた訳です。

 

保存食加工品中心の食生活は、

新しい住宅の台所が

先行する形で拡がっていきましたから。

 

それまでの日本の台所が

バラバラ配置でだだっ広かったのは、

一度に大量の保存食加工を

するためです。

 

漬物をつけるのに

まる1日かかっても、

それで1ヶ月は

食べることができました。

 

味噌づくりに

3日3晩かかったとしても、

それを3年食べれた訳です。

 

工業化を進め

先進国の仲間入りを目指す

日本の社会の中で

食事を作る場所は、

1年の計で能率を求める「台所」から、

その日の都度の

能率を求める「Kitchen」へ

変革されていきました。

 

そういう背景から、

現在のキッチンの

原型ができあがっていった訳です。

 

「食べる」ということには

極力労力を割かず、

家の外で働いて

現金収入を最大化するための

スタイルです。

 

現代のキッチンは、

言わば勤労家族のための

キッチンなのです。

 

そういう意味ではたして

キッチンは進化しているのでしょうか?。

あたらしい台所観。

ある著名な料理家は、

意外にも小さくて狭い

普通のキッチンで

料理をしておられるそうです。

 

なぜかというと

「私は家庭料理を作っている以上は、

日本の狭いキッチンで生み出すしかないんです。

私が広いキッチンを持ってしまうと、

今の日本の家庭料理の

現状に合わなくなってくるんです」との談です。

 

立派なプロ意識の現れですが、

さみしい気もします。

 

持ち家も含め、

生活の中で理想のキッチンに

向かえる指標に

成長するよう願いたいと思います。

 

「需給ギャップ」が

「暮らしのあり方を見つめるキッカケ」をうむという事。

 

意外と外国人のキッチンは、

先進国においても

一生懸命自分でカスタマイズしています。

 

使う人や作る料理に応じて、

つくり込んでいるのです。

 

多様なルーツの市民が

存在するという

事情もあるのかもしれません。

 

日本の場合、

戦後の復興や単一民族であること、

メーカーによる供給の

寡占化といった

事情も手伝って

極端に画一化しすぎているようです。

 

季節・食材・料理・食器が

多様なのにもかかわらずです。

 

日本通の外国人からは、

このことについて

「どうしてなのか???」と

よく尋ねられます。

 

歴史と現在が合わない民族が、

大変奇妙に見えるのだそうです。

 

選択肢は色々とある事は

よい事ですが

本質から考えた際に暮らしにとって

キッチンがどうあるべきなのか?

「選択肢の設定そのものが違っている」

とならないように、

家造りの際には

様々な観点から「台所」を

考える事で

暮らしの豊かさが

よりよくなるようにと思います。

 

丁寧に暮らす余白を台所周辺から

家全体の過ごし方に。

 

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平屋の家の魅力、メリット・デメリットを考えつつも、土地選びの基準や建築コストを抑える考え方も、暮らしの理想を意識しながら暮らし方の現実も再構築する住まいの設計提案。

2024年12月23日 | 暮らしの事イロイロ

平屋の家、

これからの住まい方を

考えるということ。

※二階建ての開放感を活用したビルトインガレージ付きの平屋の家イメージ提案CG実例

 

「平屋の家」に関しての

ご相談の比率が増えています。

※山小屋・駅舎をモチーフにしたミニマムライフを楽しむ平屋の家イメージ提案CG実例

 

その背景には、

少子高齢化や

ライフスタイル

生活の変化、

さらには環境問題への

意識の高まりがあります。

 

広がりのある一層の空間で、

家族とのつながりを

重視するという

考え方もありますが

将来的なライフスタイルの変化や

日常を真剣に考えた結果

というケースも。

 

そういった意味でも

平屋建てが

見直されています。

 

では、

平屋にはどのような

メリットがあり、

どのような

課題があるのでしょうか?。

 

平屋の魅力・・・・・。

シンプルで機能的な空間設計

平屋の最大の魅力は、

すべての空間が

1階に収まることです。

 

階段を

必要としないため、

移動がスムーズで、

子どもから高齢者まで

どの世代にも

活用しやすくなります。

※ホームエレベーターを採用しない場合

 

人の移動が関連する

動線の良さ・・・・・。

生活動線や

家事動線が短く、

日々の生活が

効率的に行えることが

ポイント。

 

例えばですが、

キッチン、リビング、

寝室をコンパクトに

配置することで、

日常的な家事の負担を

大幅に軽減できます。

 

広がりを感じる空間。

平屋では、

吹き抜けや大きな窓を

取り入れることで、

視覚的な広がりを

意識しやすくなります。

 

また、

庭と一体化した

空間設計により、

四季の移ろいを

庭と近い距離感で

意識できる暮らしが

実現します。

 

平屋の課題と

その解決法・・・・・。

 

一方で、

平屋には土地面積や

コストなど、

克服すべき課題も

存在します。

 

しかし、

計画の工夫次第で

これらの問題を

解消することができます。

 

(1) 土地面積の確保が必要

平屋は1階建てのため、

同じ床面積を

確保するには

敷地が広いことが必要です。

 

郊外や地方の土地の場合は

比較的広い土地を

選定する事が可能です。

 

特に奈良県で計画の場合は

その地域を絞る際には

いろいろなアドバイスが

可能です。

※地域性と生活環境を考える事。

 

(2) 建築コストが高くなる?。

平屋建ての場合、

屋根や基礎の

面積が広がるため、

建築コストが

2階建てよりも

高くなる場合があります。

 

しかし、

シンプルな間取りや

素材の選択肢で、

コストを効率化できます。

 

平屋の特徴を活用して

部屋の仕切りを少なくする、

床暖房などの

一体型設備を導入する

窓の位置とサイズを絞る、

そうことで、

シンプルながら

機能的な空間をつくる。

 

平屋に向く人、

向かない人・・・・・。

 

平屋が向いている

ケースとしては、

子育て世帯(階段の危険がない)

 

高齢者や

将来を見据えた

バリアフリー住宅を求める人。

 

広い土地を確保できる

郊外や地方での

暮らしを考える人。

 

平屋が向かない場合。

都市部での

土地コストが高い場合。

 

スペースを

最大限に活用したい人

※2階建ての方が床面積を増やしやすい

 

平屋を建てる前に

考えるべきこと・・・・・。

 

地域の気候に合った設計。

平屋は

屋根面積が広いため、

断熱や防水対策が

重要です。

 

例えば、

暑い地域では

庇を長くして

日差しを遮るデザインが

効果的です。

 

将来のライフスタイルの

変化を想定する。


家族構成の変化や

趣味の空間確保など、

可変性を持たせる設計を

心掛けることが大切です。

 

「平屋の家」がもたらす暮らし。

環境への配慮。

平屋はエネルギー効率が良く、

屋根を活用した

太陽光発電の設置が

二階建てよりも

容易です。

 

また、

自然素材や

パッシブデザインを

家造りに

取り入れることで、

よりサステナブルな

住まいを目指せます。

 

心地よい暮らしの追求。

無駄のないシンプルな空間が、

ミニマリスト的な

ライフスタイルにも

マッチします。

 

庭と一体化した

デザインにより、

自然との調和を

より近くに

感じられる点も

魅力です。

 

平屋で理想の住まいと

暮らしを手に入れる・・・・・。

 

平屋は、

機能性とデザイン性を

兼ね備えた、

これからの時代に

マッチした住まい方と

言えます。

 

家族のつながりや

自然との調和を

重視する方にとって、

平屋は理想的な

選択肢の一つです。

 

自分達にちょうどいい

「平屋の家」で、

心地よい暮らしを

始めてみませんか?

 

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暮らしをデザインする建築家、オシャレだけではなくて機能的でありつつも暮らしやすくて心地よい時間を過ごすことが出来るようマンションインテリア提案や物件同行での過ごし方提案。

2024年12月19日 | 暮らしの事イロイロ

マンション部屋探しと

暮らし方デザインの提案と

インテリアコーディネート。

※分譲マンション購入での家具・照明・カーテン類インテリアコーディネートのご相談

 

分譲マンションの場合でも

賃貸マンションの場合でも

リノベーションだけではなくて

マンションの部屋探しや

インテリアコーディネートに関する

ご相談もいただくことが

増えています。

 

もともと新生活に備えての

2月~4月頃には「部屋同行」も

多かったのですが、

ただ住むための場所ではなく、

「暮らしをデザインする空間」として

マンションの住戸(部屋)を

捉える方が増えていますので

環境を変えるという意味での

ご相談です。

 

新築マンションを選ぶ際に

インテリアや収納計画から

日々の家事動線までを

一緒に考えることは、

暮らしの質を大きく左右します。

 

「デザイン」で日常を美しく、

そして暮らしを向上させる

マンション住戸の

インテリアコーディネートの

提案について。

 

オシャレだけではなくて

それぞれの「人に合った」

暮らしやすい

空間づくりを目指す

ヒントを探している方には

参考になるかと思います。

 

理想のマンション選びを

サポートする視点。

 

マンション選びにおいて

重要なのは、

部屋そのものだけでなく

「ライフスタイルとの一致」です。

 

例えば以下のポイントを

意識することで、

より自分らしい

空間づくりが可能になります。

 

部屋の広さと

用途のバランス・・・・・。

必要な家具を

置いた際の

空間の余裕はどのくらいなのか。

 

特にリビングとダイニングは、

家族構成や

来客の有無によって

最適な広さが変わります。

 

窓の位置や採光・・・・・。

明るさは

インテリア全体の

雰囲気を決定付けます。

 

窓からの自然光を

どれくらい採用するべきか

明るさのトーンを

どれくらいで計画するべきか。

 

そういう部分も考えながら

最大限活用できる

レイアウトを考えるように。

 

収納力・・・・・。

日々の生活感を隠せる

収納スペースがあるかどうかも

重要です。

 

ウォークインクローゼットや

備え付けの棚があると、

部屋をすっきりと

保つことが出来ます。

 

近隣環境・・・・・。

静かな環境や交通の便、

スーパーや学校などの

距離感も含めて検討すると、

日々の暮らしが見えやすくなります。

 

暮らしやすさを考えた

インテリアデザインのアイデア。

 

リビング:機能と美しさを

両立させるレイアウト。

 

リビングは

部屋の「顔」となる

空間です。

 

特に以下のポイントを意識すると、

快適性を保ちながら

おしゃれな雰囲気が生まれます。

 

カラーを取り入れる。

ソファやラグ、

クッションに

統一感のある

アクセントカラーを採用。

 

ベージュやグレーをベースに、

深いブルーや

グリーンをプラスすることで

洗練された印象に。

 

動線を意識した家具配置。

マンション住戸も

一戸建て住宅と同じように

テレビボードや

ソファの配置は、

家族やゲストが

スムーズに移動できるよう

計画します。

 

特に、

床面積(部屋の広さ)の3分の1は

通路として

確保するのがポイント。

 

多目的家具で空間を有効活用。

収納付きの

コーヒーテーブルや、

折りたためる

サイドテーブルを選ぶことで、

機能性と共に

家具レイアウトにおける

空間の構成がよくなります。

 

ダイニング:温もりと

開放感を感じる空間。

 

丸型テーブルで

優雅さを演出するのも手法。

 

限られたスペースでも、

丸型テーブルを

採用することで

広さの認識を変化させて

動線を確保しつつ、

開放的な雰囲気を

つくりだすることが出来ます。

 

さらに、

ペンダントライトを

テーブルの中心に吊るすと、

空間全体が柔らかな印象になります。

 

家具にナチュラル素材を活用。

木材やリネン、

コットンといった

自然素材を取り入れると、

ダイニングが

落ち着きのある空間となります。

 

たとえば、

木製のチェアや

リネンのテーブルクロスを選ぶと、

やわらかい雰囲としての

居心地が

格段に良くなります。

 

寝室:リラックスを

促す配色と機能性・・・・・。

 

柔らかなトーンで統一する。

ベッドリネンやカーテンは、

ホワイト、クリーム、

パステルトーンで揃えると

心地よい眠りを

サポートしやすくなります。

 

間接照明で雰囲気を演出。

ベッドサイドランプや

置型のフロアライトを使って、

暖色系の間接照明を

取り入れます。

 

そうする事で

夜のリラックスタイムが

より深く充実します。

 

収納付きベッドで

機能性をアップさせる。

 

狭い部屋だったとしても、

引き出し付き

ベッドフレームを選べば

衣類や寝具を収納できます。

 

これにより、

部屋の見た目がすっきりし、

掃除も比較的簡単になります。

 

「自分らしい暮らし」を

インテリアでデザインするという事。

 

マンション(共同住宅)は

室内が仕上がっている状態ですから

リノベーションする場合は別ですが

そうでは無い場合は

その部屋の間取りから

仕上げまでの状態を

活用しながら

空間を変化させることになります。

 

普段住んでいる場所でも

模様替えで気分が変わりますよね。

家具レイアウト一つで

カーテンやブラインドなどの

ウインドートリートメントひとつで

雰囲気が変わります。

 

そういう意味でも

マンション住戸(部屋)の

インテリアコーディネートは、

暮らしの質を

向上させるための

ステップとなるケースもあります。

 

限られた空間を

最大限に活用して、

心地よさと美しさ

そして暮らしの充実度を高める事で、

毎日の生活が

より豊かになります。

 

次の部屋探しや

新築分譲マンションの購入、

インテリア計画の際には、

ぜひ今回の提案を

参考にしてください。

 

それぞれの暮らしを紐解き

生活を考える

建築家ならではの視点で、

あなただけの「暮らし」を

デザインする

お手伝いができれば幸いです。

 

部屋のコーディネートで

暮らしの充実度を

程よく味わう暮らしの提案。

 

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理想の家づくりを叶えるための第一歩、注文住宅の新築の為の土地探し、住みたいエリアの選定から資金計画、不動産会社との連携までを一連して暮らしの着地点をイメージするように。

2024年12月18日 | 暮らしの事イロイロ

家造りを計画する際に

土地から探すというケースも

あります。

 

 

新しい暮らしを

想像しながら

考えておくべきことも

いろいろとあります。

 

自分達だけの

理想の家を建てたいと

願う方々にとって、

注文住宅の建築は

夢の実現への大きな一歩です。

 

しかし、

その夢を現実に変えるためには、

家単体ではなくて

土地の条件や

ロケーション等も欠かせません。

 

理想的な家を建てるためには、

土地の選定、資金計画などが

欠かせません。

 

見えている条件と

見えていない条件で、

いざ家造りの際には

様々な差が生まれます。

 

注文住宅だからこそ

できることも

沢山ありますが

逆に土地選びの際に

着地点が見えないと

注文住宅の良さが

活かせないケースも

あります。

 

暮らしを考えたうえで

土地を考える

という内容を含めて

少し土地選びについて

書いてみたいと思います。

 

住みたいエリアの選定。

注文住宅の土地探しの第一歩は、

住みたいエリアの

選定から始まります。

 

通勤や通学の利便性、

住み慣れた環境か

新天地かといった要素を考慮し、

エリアを絞り込むことが

重要です。

 

エリアが決まらなければ、

不動産会社に依頼することも難しく、

土地探しは進まないでしょうし、

実際に不動産会社に

声を掛けても

「エリアが広すぎる」

「条件がアバウトすぎる」と

出直してきてくださいと

言われる事もあります。

 

土地も縁がないと

なかなか巡りあえませんが

「目標値」が大事です。

 

細かく絞りすぎる事も

よくないのですが

逆にアバウトすぎるのも

よくありません。

 

地域や状況を見越して

適切な範囲設定、

条件設定が大切です。

 

そのうえで自分達の

ライフスタイルに合った

エリア選びが、

理想の家づくりへの第一歩です。

 

資金計画の立案。

土地探しには、

しっかりとした

資金計画が不可欠です。

 

予算を決めておくことで、

不動産会社に

具体的な要望を

伝えやすくなります。

 

漠然とした予算では、

土地購入費が

全体の予算を圧迫し、

計画していた家が

建てられない事態に

陥る恐れがあります。

 

資金計画を明確にし、

ある程度予算内で

最適な土地を見つることが

大事です。

 

不動産仲介手数料など、

土地価格には

明記されていない

手続き費用も必要になりますので。

 

不動産会社との連携。

資金計画が整っていれば、

不動産会社も

具体的な予算に基づいて

土地を提案できます。

※不動産会社にもよります。

 

準備が不十分だと、

予算を超える土地を案内され、

または条件違いの

土地購入を勧められ

建物の建築費や外構(庭)に

予算を回せなくなる

リスクがあります。

※それ以外に収得による税金等も必要になります。

 

自分好みの家を建てるためには、

不動産会社と協力し、

全体予算を見越した

理想の土地を見つけることが

重要です。

 

注文住宅におすすめの土地の

ポイント。

 

シンプルな建物が建てやすい土地。

注文住宅に適した土地は、

シンプルな建物が

建てやすいことが重要です。

 

四角形に近い直線

直角の構造を持つ

建物が建てやすい土地を

選ぶことで、

間取りの自由度が高まり、

建築費も抑えられます。

 

シンプルな建物に適した

土地選びがポイントです。

 

インフラ整備の状況。

注文住宅の土地選びでは、

水道、電気、ガスなどの

インフラ整備が重要です。

 

敷地内や前面道路に

インフラが整っている

土地を選ぶことで、

接続工事の費用を

抑えることが出来ます。

 

インフラが不十分な土地では、

追加の費用が発生し、

総建築費が増加する

可能性がありますし、

そもそも新規で

上下水道、

電気のための電柱の新設など

数百万単位で

必要になる事もあります。

※過去に事前に土地購入をされてご相談に来られた方で

不運な状態もありました。

 

自然災害のリスク

土地選びでは、

自然災害のリスクも

考慮する必要があります。

 

地震などに対しては

建物単体の「構造」のみではなくて

土地の地盤の硬さ、

水害に対しては

水上・水下が重要です。

 

どちらにしても

災害リスクが低い土地を

選ぶことが大切です。

 

理想の家を建てるためには、

土地の選定、

資金計画、

不動産会社との

協力が欠かせません。

 

土地探しの際は、

住みたいエリアの選定、

資金計画の立案、

不動産会社との連携を

念頭に置き、

シンプルな建物が

建てやすい土地、

インフラ整備の状況、

自然災害の

過去事例等も紐解き

状況を意識する事が重要です。

 

暮らしの環境を土地探しから

十分に考えるように。

 

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