奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

素材の吟味と検討は暮しの印象や暮らし方を変化させます、良い意味で暮らしを上質にする検討と提案のデザイン設計、暮らしの心地を丁寧に考えつつ馴染む仕上げの意味。

2023年08月27日 | 素材・建材・打ち合わせ・検討

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

※壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ

 

室内の壁を仕上げる素材として

珪藻土の選択肢もありますが

それを選択すべきかそうではないか?

全てにおいて適切な素材

という訳ではないので

仕上げの吟味は大切・・・・・。

 

珪藻土壁のメリットデメリットについても

色々あるかと思います。

 

場所や雰囲気、

メンテナンスの事など

それぞれ優先順位が皆さん一緒

という訳ではありませんから。

※二階・階段ホール壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ

 

どんな暮らしで

どのような空間を望み

どのように住んでいくのかによって

その選択は様々です。

※二階・階段ホールから続くエレベーターホールまで壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ

 

様々な価値観や暮らしを設計してきて

分かる特徴や

インテリアの印象を大きく左右する部屋の内壁。

 

新築やリフォームの際、

自然素材の塗り壁が気になる・・・という方も

多いのではないかと思います。

※二階・階段ホールから続く廊下壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ

 

珪藻土壁って実際どうなのか?。

普段の掃除は?。

自分で補修は出来るのか?。

 

内装の半分以上を珪藻土壁にし事例ですが

提案前にも住まい手さんに

良し悪しの判断として

メリット・デメリットをお伝えしたうえでの採用の中身。

 

珪藻土壁にして良かった事としては

調湿効果は壁紙やタイルのそれとはずいぶん異なります。

 

吸水性にも優れ、

バスマットとしても使う事の出来るタイプも存在していますが

人気がある珪藻土には、「調湿」の効果があります。

 

珪藻土に開いた小さな穴が、

呼吸するように

余分な水分を出し入れして

比較的快適な湿度を保ってくれます。

 

梅雨のシーズンもどちらかといえば

湿度によるベタつきとは無縁です。

 

消臭もしっかりしていて

珪藻土には部屋の嫌なにおいを吸着する効果もあります。

 

ペットが居る家でも、来客からは

「犬のにおいがしない」といわれることもあったり。

 

インテリア性にも魅力があり

塗る際に職人さんの技量にもよりますが

様々な模様のパターンも可能です。

 

そして日差しや照明の反射が柔らかな珪藻土壁は、

部屋を壁紙や和紙、石やタイル、木製壁とはまた異なった

優しい印象にしてくれます。

 

カラーバリエーションが豊富なので、

部屋ごとの印象操作での塗り分けや、

アクセントウォールを作ることも可能。

 

淡い色での櫛引き仕上げも魅力的です。

 

このような遊びが出来るのも、

塗り壁の面白さです。

 

デメリットとしては

汚れやキズに弱いこと

水拭きが出来ない事など

珪藻土壁は水分を吸収しやすいため、

汚れても気軽に水拭きが出来ません。

 

手垢や鉛筆などの軽い汚れ、

物がぶつかった時のこすれ跡などは、

消しゴムやメラミンスポンジでのお手入れが有効ですが、

範囲が広いとなかなかの重労働となります。

 

また、時間の経った汚れやシミも落としにくく、

少しずつ濃くなっていくスイッチ周りの手垢汚れなどは、

気付いた時には手遅れになります。

 

そして・・・トイレや洗面などの壁は要注意です。

おそらく「消臭効果」を期待して、

採用する場合もあるかと思いますが

洗剤なども含めて

飛び散りがありますから

壁等に飛沫のシミは残ります。

なのでそれらは年々濃くなって行きますから

配慮が必要となります。

 

どこでも「珪藻土」が良いわけではありませんから。

選択や提案にも意味があります。

※珪藻土壁を採用しているWC(トイレ)飛び散りを警戒して使用範囲を構成

 

そういった場所では

水拭きなどしやすい素材で腰壁などを造り、

上方のみ珪藻土にするべきです。

 

そして最大の注意点はキズがつきやすい事。

珪藻土壁は予想以上に簡単に

キズがついてしまいます。

物を少しあてたり当たったり

ぶつけて出来たこすれキズや、

ペットの引っかきキズなど、

大小様々なキズがそのまま残ります。

 

掃除ロボットなどとはまた別に

コーナー部位等に

掃除機をぶつけてしまったりすると

大きく削れてしまうことがあるので、

掃除や大きな荷物などを運ぶ時は要注意となります。

 

日頃のメンテナンスに

少し手間のかかる珪藻土ですが、

自分で塗り直しが出来るという大きなメリットがあります。

 

ローラーで手軽に塗れる

ペイントタイプの珪藻土材の倍は

DIYでも補修が可能です。

 

珪藻土壁の家に

デメリットを感じる場面もありますが、

珪藻土ならではの機能や

独特の質感は何よりの魅力となります。

 

素材や空間との付き合い方も吟味すれば、

ご自身にとっては

メリットの方が上回るという事も多いと思います。

自然素材・珪藻土に限らず

どのような理由でどのような暮らしを求めて

その素材を吟味するのか?。

 

便利や簡単も大切ですが

家を持つ目的と意味を考えながら

素材を検討する事をお勧めします。

 

勿論・・・家造りや暮らしを考える際に

行っている「僕からの提案」も

そういう意味を持っていますから。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家造りにも様々な選択肢とアプローチが存在します、例えば中古住宅を選択肢に物件探しをする場合の事、建築家目線だからわかる事もあります、理想的な暮らしを考える中古住宅。

2023年08月26日 | リフォーム・リノベーション

※リノベーション工事前・中古住宅購入時の外観

※リノベーション後外観

最近「問い合わせ」にて

中古物件のご相談が増えましたので

このブログ「blog」でも

そのことについて触れたいと思います。

 

中古の家は、

沢山あり様々な検討要素もありますから

探すのが難しいかと思います。

 

新築の注文住宅とは購入までの流れが異なります。

〇希望条件を決める

〇購入予算を決める

〇物件の情報を収集する。

〇内覧する申し込みをする。

〇ローンの事前審査を受ける。

〇売買契約をするローンを契約する。

〇残金の決済し引き渡しを受ける。

というのが簡単な流れです。

 

まずは、条件を決める事。

家族構成や通勤・通学の距離などのほかにも、

将来を見越して考えることが大切です。

エリア、物件タイプ、間取り、

価格、資金計画のバランスをとることが重要です。

絶対に譲れない条件と

妥協点を意識して、

予算の範囲内で叶う希望を

リストアップするように。

 

購入予算を決める事。

即金の場合もあるでしょうし

住宅ローンを

利用する事も有ると思います。

 

即金の場合は

その後中古住宅の購入後に必要になる

家具や生活のための準備

手を加えたい範囲を考えておく範囲も

十分に検討が必要です。

 

住宅ローンを利用する場合は

毎月の返済が無理なくできる金額を

設定する必要があります。

 

中古物件の購入は、

住宅ローンの融資額が低いことが一般的です。

物件の情報を収集する実際に、

リストアップした条件をもとに

物件を探し始めます。

探す方法は、以下の手段が一般的です。

〇インターネット検索

〇不動産会社

〇新聞広告

〇情報誌

〇知人の紹介等。

まずは、インターネットの物件情報で

相場感を知ることから

始めるのが良いかと思います。

 

いきなり不動産会社に行くのは、

おすすめしません。

相場観がない状態で不動産会社に行くと、

物件の価値がわからないため

判断の良し悪しがつかないためです。

 

情報収集する際の、インターネットと

不動産会社のメリット・デメリットは

以下のとおりです。

 

〇インターネットの場合でのメリット

時間と場所を選ばない

利便性・膨大な情報量 

〇インターネットの場合でのデメリット

未公開の情報に対応できない

情報にタイムラグがある

 

〇不動産会社窓口の場合でのメリット

希望に沿った情報が得られやすい

情報の鮮度がよい

 

〇デメリット

複数の店舗に行くのが大変

比較的契約を急かされる

 

ほかにも色々とあるのですが

ひと先ずはそれ位のところで。

担当者への質問が具体的になり、

より条件のよい物件に出会える確率も

高くなります。

 

建物を実際に見学(内覧)をすると、

ネットや紙媒体ではわからなかった

詳細を見ることが出来ます。

 

ただし・・・実際に内覧すると、

見えることに集中してしまい

大事なことを見落としがちです。

 

事前にメモしておくことをお勧めします。

 

具体的なチェックポイントは、

建物のみに限ると

以下のとおりです。

 

窓の位置・間取り・内装・水回り・床の歪み

基礎や外壁

気になることは、

同行する担当者に質問した方が良いです。

担当者の対応を見れば、

仲介業者の質がわかります。

 

購入したい物件が見つかったら、

売主に買う意思を伝える「申し込み」を行います。

正式な契約ではありません。

申し込みは、

物件を購入する優先順位を示すものです。

 

購入する意思を明確にするため、

金額や条件をはっきりさせ

口頭ではなく書面で行います。

最初に申し込んだ人が、

その物件の購入を優先されます。

仲介業者によっては、

申込金が必要になる場合があります。

 

次に ローンの事前審査を受ける。

物件の購入に

住宅ローンを組む場合は、

事前に金融機関の

審査を受ける必要があります。

 

購入時に審査がとおらないと、

お金を用意できないため

事前に行います。

 

審査対象は以下のとおりです。

 

信用情報・返済能力・物件の価値・収入

勤続年数・健康状態など。

 

事前審査と本審査を通過すると、

融資が受けられるので

売買契約が結ぶことになります。

住宅ローンの選び方については、

各金融機関により資料が異なるので

窓口となってくれる不動産会社に

問い合わせする事がよいです。

 

色々な状況を加味して

複数の中から選択肢を出してくれると思います。

 

実際に購入する際に重要なのが

売買契約となります。

 

住宅ローンの事前審査を無事に通過したら、

購入前の重要事項説明を受けることになります

 

即金の場合も同じく

購入前には事前の説明として

重要事項説明という時間があります。

仲介業者は、

購入物件の契約前に

重要事項を宅地建物取引士が説明する義務があります。

物件そのものの説明や法律的内容についてです。

引越しが多い1〜3月は金融機関の繁忙期で、

審査に時間がかかるので

注意したほうが良いです。

 

引き渡しに立ち会う人は

売主

買主

仲介業者

融資を受ける金融機関の担当者

司法書士となります。

 

同席した司法書士が、

登記に必要な書類を作成します。

 

プロに相談すれば、

より詳しい中古物件購入の流れを

教えてもらえます。

中古住宅を買うまでの流れだけでなく、

住宅ローンや返済シミュレーションも

一緒に行ってもらえます。

 

少し見方を変えて

中古の家を買う前に確認すべき事柄。

中古住宅は、

物件価格が新築より安く、

選択肢が多いのが魅力です。

 

しかし、物件選びを間違えると

設備の老朽化や修繕で

多額の費用がかかります。

庭などについても同じです。

買ってから後悔しないために、

しっかりチェックしておくように。

 

例えばですが

物件が売られた理由や

耐震基準、住宅周辺の環境について、

建築基準法による状況等。

 

転勤や家族構成の変化、

一般的な老朽化によるものであれば

問題ありません。

 

売却理由が、

以下のような場合であれば

注意が必要です。

 

事件・事故ご近所トラブル

住宅・地盤などの欠陥・・・・・。

不動産仲介業者に聞くと、

教えてくれるはずです。

 

売られた住宅に住む人が、

心理的に不安や不快を感じる理由は、

法律で告知する義務があるので

積極的に確認すべきです。

 

耐震基準耐震基準は、

地震が起きたとき

住宅が損傷しにくい耐震性を示した基準です。

1981年に改正され、

新耐震基準の家は

震度6〜7の地震でも出来る限り

安全性を確保できるようなつくりになっています。

 

大きな地震を経験するたびに、

基準が厳しくなっていくんです。

基準に満たないときは、

住宅の基礎や壁・柱などの補強工事を実施して

クリアするケースもあります。

 

住宅周辺住むうえで、

生活環境は重要な要素です。

 

住宅を購入すれば、

周辺の環境が悪くても

住み続けなければなりません。

購入する前に、

物件の周辺をチェックを済ますように。

生活時間帯・治安・駅や学校へのアクセス

日用品の買い物場所・緊急時の避難場所

公共建物や施設・病院や診療所

悪臭や騒音

人によってはお墓や高圧線・焼却炉などの有無。

救急車や消防車両が入れるのか?

最近ではファザードマップも簡単に閲覧できるので

それらも参考に。

 

時間帯を変えて複数回行くと、

違った状況を確認できます。

天気の状態、平日や週末によっても

現地の状態も変わりますから。

 

建築基準法の事など。

中古物件の中には、

売主がリフォームや増築した物件があります。

費用が抑えられるからといって、

リフォーム済みの物件を

契約する際には注意が必要です。

 

違法建築だと、

場合によっては

融資が受けられないこともあります。

 

建築物には、

敷地面積に対する床や建物の面積

高さなどが建築基準法で決められています。

仲介業者に、

建築確認の有無や検査済証があるか、

何か対策はあるのかを必ず確認するように。

 

中古の家を買うときの注意点で

中古物件は理想の家が安く買える反面、

トラブルが多いのも事実です。

 

中古物件を買うときの注意点をもう少し・・・・・。

購入予算の注意点。

内覧時の注意点

売買契約に関する注意点。

購入予算の注意点中古物件は、

新築よりも安くマイホームが買えるため

予算を低く設定しがちです。

諸費用も考慮して予算を決めることが重要です。

 

住宅の購入には、

家の価格以外にも

不動産登記費用や仲介手数料などの諸費用や、

忘れがちな引越し代などがあります。

 

建物や設備が古く、

リフォームや買い替えなどがあると

費用が増えます。

 

元々リフォームや

リノベーションを見込んでいる場合でも

中古物件は新築よりも諸費用が多くかかります。

予算を超えてしまわないように、

物件以外の費用を算出しておくように。

 

 

良い意味で理解が深まれば、

物件探しの質が上がり理想の

マイホームを手に入れる事が出来るようになります。

※中古住宅購入時の玄関ホール

 

※リノベーションを施した玄関ホール+間取り・各部屋への動線整理

 

※中古住宅購入時のDKの状態

 

※現場解体リノベーション工事の最中

 

※DKをリノベーション後のLDK・構造補強を行い間取りを拡張

 

じっくりと予習して

適切な窓口を選択してみてください。

※中古住宅購入時の和室8畳+縁側

 

※リノベーションを施した和室8畳+縁側

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
---------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
---------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玄関や玄関ホールに寛ぐ場所の付加価値が存在する暮らし、過ごし方のシーンを家のどのような場所に設計するべきかをその都度デザインに盛り込んでいます、間取りと共に多様性のデザイン提案。

2023年08月26日 | 家 住まい 間取り プラン

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

玄関に一枚板の造作ベンチを配置した設計デザイン事例玄関ベンチのある暮らし。

 

場所の持つ意味を整理していくなかで

玄関や玄関ホール等ベンチや椅子があると

良いと思える暮らしのカタチも存在します。

 

便利なだけでなくて

暮らしや空間・・・居心地に作用する

椅子やベンチ腰を掛けるシーンのある暮らし。

 

12帖の玄関ホールに応接を兼ねてテーブルセット・椅子を配置した設計デザイン事例・テーブルセットは既製品

 

玄関ベンチや玄関ホールに

椅子や応接セットを取り入れている

おしゃれな家を

雑誌などで見たことが

ある方もおられるかもしれません。

 

ただ単純に「オシャレ」ではなくて

それがいかに暮らしや時間に対して作用するのか?

 

ベンチや椅子がある事で生まれる効能を

暮らしや空間と連動して

考えることが大事。

 

玄関は「家の顔」とも言えますので、

どんな玄関ベンチを選ぶか?

というのは非常に重要になってきます。

 

そんな玄関ベンチや椅子について・・・・・。

 

メリット

ベンチに座って靴を履けるのが最大の魅力。

特にブーツや靴紐のある靴をはく時には便利。

ベンチに収納をプラスすると使いやすさも向上します。

玄関や玄関ホールが部屋のようになります。

風景を眺めたり、

部屋の延長として使う場の一面を持つことが出来ます。

 

デメリット

玄関にある程度の広さが必要。

角が尖っていたりすると

小さい子供が怪我をしたりするので配慮が必要。

 

玄関にベンチを置く方法としましては、

造作でベンチを作る(ベンチの高さ・素材まで自由に。収納も兼ねて作ると他にはない玄関に)

 

既製品のベンチを置く

(設置後でも自由に動かしてレイアウトを変えることができます。玄関だけでなく別の場所で使うこともできます。)

 

造作の場合は好みにつくれますし、

置型のベンチの場合は手軽に動かせるというのが

大きな特徴です。

 

どんな玄関ベンチ・椅子を設置するのかで

玄関の雰囲気はグッと変わりますし使い方も変化します。

 

ぜひ間取りと連動して

その場所にどのような価値が生まれて多様化していくのか?

というところを含んで

玄関ベンチ・椅子を検討してみてください。

 

暮らしの場をどのような意図で考えるべきか?

 

単純に用途や部屋を当てはめていき

余った無駄な空間というわけではなく、

豊かさの度合いが上がる余白を内包した住宅。

 

そんな住宅を考える事で

家はもっと「自由を持つ空間」に良い意味で変化すると思いますよ。

 

場所を決めつけない

フレキシブルな空間の存在価値は

暮らしを豊かにする「ゆとり」に。

 

暮らしが豊かに感じる方法は

家族の数だけ最適解が存在します。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二世帯住宅についてのご相談や問い合わせが少し増えているので簡単に「2世帯住宅」の間取りの方向性について書いてみたいと思います。その計画やデザインのカタチは単世帯の暮らしとは異なりますから。

2023年08月24日 | 2世帯住宅

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※提案時の外観デザインCG(上下分離の二世帯住宅事例)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

二世帯住宅を計画するという事・・・・・同居のカタチ。

※上下分離の二世帯住宅実例・提案時の間取り鳥瞰図(二階子世帯)

 

※上下分離の二世帯住宅実例・提案時の間取り鳥瞰図(一階親世帯)

 

 

二世帯住宅って

気を遣う・・・生活を干渉される・・・など

マイナスなイメージがある方も多いかもしれません。

 

果たして本当なのか?

 

二世帯住宅はコストの負担が小さくて済んだり、

生活をカバーし合えたりと

メリットも多いものです。

 

勿論それぞれの生活環境を

どのように考えるべきなのか?

打ち合わせにしても

計画にしても

過ごす時間そのものを考えても

単世帯のそれとはまったく異なります。

 

最近よく「二世帯住宅」についての

問い合わせもあるので

少し二世帯住宅について書いてみようと思います。

 

二世帯住宅の種類からメリット・デメリットを

 

完全分離スタイルの二世帯住宅

玄関やキッチンなどすべて個別に用意する間取りのこと。

2階の上下で住み分けたり、

敷地(建物)の左右で住み分けたりできます。

すべてが2つ必要になるので、

建築コストや広い土地が必要になります。

 

部分共有スタイルの二世帯住宅。

玄関やお風呂など、

一部を共有する間取りのこと。

 

キッチンやリビングを分けると

お互いのプライバシーが確保できます。

 

完全同居スタイルの二世帯住宅

寝室以外は全て共有する間取りのこと。

プライバシーは少なく、

より密接になります。

 

いわゆるサザエさん一家のようなスタイルです。

 

次に・・・二世帯住宅のメリットについて少し。

子育て・介護など

生活を手助けしてもらいやすいという事。

 

子供の急な発熱も、

親世帯に預けることができれば、

子も親も安心です。

 

経済的負担が少なくなるケースも多い。

共有できる箇所は一つにまとめるなどすれば

建築コストを削減できます。

また、固定資産税や光熱費なども

抑えることができます。

 

家に誰かがいるという安心感。

そばに身内がいるという安心感は

何事にも変え難いものです。

お互いの変化や成長を間近で感じることができるので、

何かあってもすぐに対応できます。

 

次に逆の意味になりますが

二世帯住宅のデメリットについて・・・・・。

 

生活習慣の違いに

ストレスを感じることも。

 

どうしても親世帯と子世帯の

生活リズムは異なる事もあると思います。

 

就寝したいのにドタバタうるさい・・・など

ストレスを感じることが出てきます。

 

単世帯とは異なる計画性の中で

防音性や遮音性の高い素材を使用し、

間取りを工夫をして

生活音をできるだけ響かせないような対策が必要です。

 

気軽に友人などの来客を

呼びにくいという事もあります。

 

友人を気軽に呼んで

おしゃべりを楽しみたい方には、

ルーフバルコニーを設置してみるのも良いかと思います。

 

屋内外に分かれているので

音が伝わりにくいです。

 

売却が難しいこともあるという事。

 

単世帯よりも

もっと踏み込んで家族の要望などが反映されるので、

どうしても中古の二世帯住宅では

不便だと感じる方が多く

なかなか買い手が見つからないということもあります。

 

光熱費や相続で揉める場合もある。

 

一般的には光熱費や水道代を

折半して支払うことが多いのですが、

どちらかの世帯が不公平に感じてしまうことがあります。

 

そうならないためにも、

お金周りのことは曖昧にせず、

住む前にルールをきちんと決めておくことが大切です。

 

将来には相続もどうするのかなども、

前もって決めておくようにすると良いです。

 

本当の親子であっても、

暮らしや考え方に相違があるのは当然のことです。

そこに義理の関係も重なります。

どちらの子世帯と住むのか?

どちらの親世帯と住むのかによっても

そういった内容は大きく変わります。

 

今後どのような暮らしがしたいか、

どんな要望があるか、

曖昧でなくしっかりと話し合って

ルールを決めておくことが重要です。

 

二世帯住宅には単世帯住宅とは異なる

設計や間取り、計画性が大切になってきます。

 

意味をよく考えて

暮らしを紐解くことを大切に。

※二世帯住宅リーフレット

 

二世帯住宅の計画用に

簡単なリーフレットもありますので

問い合わせをいただいた際には

二世帯住宅計画の注意点などの話しと共に

ご覧いただいたりしています。

 

事例のお話しにも

皆さん興味を持って質問等もされますので

ご興味のある方は「お問い合わせ」から

面談希望でご連絡ください。

 

暮らしが豊かに感じる方法は

家族の数だけ最適解が存在します。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮らしを紐解く住宅設計の在り方・・・先日記者の方から取材いただいた件、奈良新聞・経済面にて紹介されました「トップに聞く」家造りと設計の根底にある思い・暮らしの懐の深さをデザインする意味。

2023年08月23日 | 掲載誌、雑誌、専門書籍

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

 

※新聞経済面「トップに聞く」にて掲載されました

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

先日、奈良新聞社の記者さんから取材を受け

暮らしを考える事について

お話しをさせていただ内容が

8月22日の朝刊、

経済面にて掲載されました。

 

家を建てる事が目的なのか?。

それとも・・・・・そうではなくて

家を建てる事によって生まれる

新しい何かを考えるのか?。

 

手段と目的の関係性。

 

家造りにおいても

大切だと考えています。

 

暮らしを丁寧に考える時間の提案を

大切にしています。

 

住まいの新築やリフォーム

模様替えから古民家活用・空き家活用

家具のセレクトやレイアウトまで

暮らしに関するご相談をお受けしています。

 

ご相談・ご質問は

オフィシャルホームページの

お問合わせフォームから

必要事項をご記入の上送信してください。

 

気軽にご連絡をいただければと思います。

暮らしを丁寧に考える事で

得る事の出来る未来像

過ごし方で良い意味変化する日常を

イメージするように。

 

----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間取りの提案に大切な暮らしの環境デザイン設計・・・日常的な暮らしのイメージを見直しつつ大切な生活環境を生み出すために、家造りの際に考えるべき移動と行動の心理。

2023年08月23日 | 家 住まい 間取り プラン

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※住宅設計過程での間取り提案イメージCG実例(1階)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※住宅設計過程での間取り提案イメージCG実例(2階)

 

「動線」が良いと住まいは過ごしやすくなる。

 

人や物が移動するときの経路のことを

「動線(どうせん)」といいます。

 

小売店などでは

お客さまが移動する経路(客動線)を考えて

売場設計を行いますが、

この動線の良しあしは売り上げにも影響する重要なものです。

 

そして住まいの設計においても

動線は重要です。

 

間取りという言葉で単純に表現しますが

実際には各家庭や家のサイズ

土地(敷地)のカタチや道路の向き

様々な要因で変化しますし

家族の生活スタイル(ライフスタイル)にも

大きく影響します。

 

住みやすさの基準にもなりますから。

 

住まいの動線には、炊事や洗濯、掃除などの「家事動線」、

トイレやお風呂に行くための「衛生動線」、

お客さまが移動する「来客動線」など

大きく分別すると3つあります。

 

これら種類が違う動線をなるべく交わらないようにすることや、

よく行き来する動線は

短くすることが暮らしやすさのポイントにもつながります。

 

例えば玄関から客間に行く動線上に

浴室などを配置することは、

家族のプライバシーを考えると

避けたいところです。

 

また料理をしながら洗濯をする方には、

キッチンの近くに

洗濯機などを配置して

家事動線を短くすると家事がスムーズに進みます。

 

トイレも寝室などから離れ過ぎているのは不便なものです。

 

プラン作成時には、

家族でそれぞれの生活のスタイルを

見直しながら

暮らしの環境を整えるように

便利だけではない「動き」をイメージする事が大切。

 

表面的な事だけではなくて

日常的な生活に密着した部分の事柄を

丁寧に紐解くことが重要。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知っておきたい「色選び」のコツと暮らしのイメージ、色の効能を考慮しつつ過ごし方のイメージや雰囲気を大切に考えるデザイン設計の提案と色見本検討の時間に考える事。

2023年08月22日 | 素材・建材・打ち合わせ・検討

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※カラー見本帳から提案してピックアップした塗装色のサンプルを取り寄せて実際に現場で色検討の様子

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

知っておきたい「色選び」のコツ。

システムキッチンに洗面化粧台、

玄関扉や外壁など、

住まいにはたくさんの「色」が使われています。

 

家づくりではこれらの色選びをすることになるのですが、

色にはそれぞれが持つ特徴があります。

 

例えば「赤」は交感神経を

活発にするため暖かく感じ、

反対に「青」は副交感神経を刺激するので

体温を下げる効果があるといわれています。

 

雰囲気で気分が変化する事ありますよね。

カラーリングの意味は

家づくりでは大きな構成要素となります。

 

疲れた目や体にやさしい色もあれば

なんとなく時間を長く感じる色も

気分をあげるような色も存在します・・・・・。

 

色の効能は今ここで挙げた以外にも

さまざまあり、

人間の目で見分けることができるものは

約700万色あります。

 

だけど・・・私たちは

これだけの色を区別する色名を持っていません。

 

そのため家づくりでは、

サンプルを見て

照明や自然光による光の反射や

周囲の色による認識の違いを

豪慮して色選びをすることが

多くなります。

 

ここで知っておきたいのが「面積効果」というものです。

これは同じ色でも面積が大きくなると

明るい色はいっそう明るい色に、

逆に暗い色はいっそう暗い色に見えるという

現象のことをいいます。

 

サンプルで選んだ色と

実際に完成したときの色が違って見える

原因のひとつでもあります。

 

配色も含めて

色の持つ意味を家造りの際には

改めて認識する事が大切です。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狭小地や土地選定等の関係で条件にも色々な差が生まれますが、暮らしのイメージを大切にデザインのカタチを設計する工夫の提案、例えば窓や部屋構成を立体的に工夫するデザイン。

2023年08月21日 | 設計の事デザインの事

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※二階リビング(LDK)にスキップフロア(段差)を盛り込み広さ認識の拡張デザインを組み込んだプラン提案CG(ホームエレベーター組み込み済み)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

家づくりでは、

しばしば「理想と現実のギャップ」に

悩まされる事もあると思います。

 

夢がどんどん膨らむ一方で、

予算や資金調達、

土地の広さや立地条件、

法律や条例の壁や地域環境や風土といった

シビアな現実問題が立ちはだかります。

 

たとえば明るく開放的なリビングを希望しても、

敷地は狭いし、周囲の家も迫っているから無理だろうな

とあきらめてしまったり。

 

けれどフルオーダーメイドである

本来の「注文住宅」としての家づくりの良いところは、

プラン作成の工夫と

アイデア次第でそれらを吟味したうえで

理想と現実を加味したうえで

最適解の「我が家」に近づける事が可能です。

 

敷地が狭く隣近所が近いなら、

半地下エリアを計画したり

2階や3階に日常使う「リビング」・・LDKを計画する事

中庭を設けて壁で隔てつつも「光井戸」のような状態を

間取りに取り込み屋外からの採光をデザインしたり。

 

そういった間取りの工夫と

建物での暮らし方デザインで

近隣からの視線を遮ることができ、

そうすることによって日当たりの悪さもクリアできます。

 

リビングに少し広めのベランダを計画すれば、

居心地の良いアウトドア空間も確保できます。

 

ただし、

玄関が1階にあると訪問者の対応が面倒で、

高齢になったとき階段の上り下りが心配になるといった

デメリットも考えられます。

 

となれば玄関を2階にしたり、

将来を見据えてホームエレベーターや

階段昇降機が設置できるスペースを

確保しておくといった選択肢も見えてきます。

 

家づくりにはさまざまな

メリット・デメリットが存在します。

 

だけどその中で、

できるだけ理想的なマイホーム(我が家)に近づけるには、

何を優先するのか?

デメリット部分の対策をどうするか?

といった発想で家づくりに取り組むことが大切です。

 

デメリットだと思っていたことが、

工夫とアイデアで「我が家」の個性になることはよくあります。

 

あきらめる前に、

検討の幅と深さを少し広げてみる事は

大切かと思います。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間取りとプランと暮らし方に楽器を愉しむ時間・特に多いのが「ピアノ」を愉しむ家、窓や壁、音の伝わり方も大事ですし過ごし方と連動するピアノを愉しむ時間をどのように設計するべきか?

2023年08月20日 | 家 住まい 間取り プラン

 

家造りの要望や希望の中にピアノの置き場所の事。

 

近くにあった方が良いのか

それとも特別な場所を間取りの中に

用意するべきなのか?

 

※LDK空間・小上がりスペースの「アルコーブ」にピアノスペース提案の事例

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

注文住宅を建てたら、

子どものピアノ練習のために

ピアノを置きたい。

※二階リビングのピアノレイアウト事例(廊下兼用室内)

 

自分の趣味でピアノを置きたいと

お考えの方もいらっしゃるかと思います。

 

過去にはバイオリンをご家族で愉しまれている

住まい手さんもおられて

半地下の音楽室を計画した事もあります。

 

音楽が家の中心にある暮らし・・・・・。

そこまでいかながくても

少し近い距離に楽器を愉しむ空間という位置づけ。

 

注文住宅にピアノを置く場合、

どこに置くのがベストか気になりますよね。

 

ピアノの置き場所。

 

ピアノのキャスターに

インシュレーターを付ける・・・・・。

 

ピアノのキャスター部分に取り付けるものです。

 

底面がクッションになっているので、

ピアノから床に伝わる振動を

抑える防音効果があります。

 

ピアノの下に防音マットを敷く事も。

ピアノの脚から伝わる振動に

効果的なのが防音マットです。

 

厚さの目安は23センチ程ですが、

厚ければ厚いほど防音効果は高まります。

 

工事の必要がなく、

ホームセンター等でも購入は可能です。

そしてピアノの裏に防音パネルを貼る。

 

ピアノを壁にぴったりくっつけて配置した場合、

振動が壁にダイレクトに伝わってしまい、

壁の外に音が漏れやすくなります。

 

その対策として、

ピアノの背面部分に

防音パネルを取り付ける方法があります。

 

クッションの厚さによっては

かなりの防音効果になるものもあります。

 

少しの事ですが

そういう対策をイメージしながら

家の事とピアノの事を考える時間も大切に。

 

ピアノを置く場所のおすすめ・・・・・。

 

リビングに置くことで

あるピアノの使用率が高くなります。

 

その理由はリビングで過ごす時間は長いため、

そして環境を優先する事が多いので

時間があるからちょっとピアノを弾こう

という気持ちにもなりやすい為です。

 

結果として、

自然とピアノに触れる機会が増えます。

 

子供部屋も選択肢です。

他人を気にせず、

趣味として考えているならば

思う存分ピアノを弾ける環境を作れます。

 

過去には電子ドラムを愉しむ子供部屋も

計画した事例もあります。

※子供部屋に設けた電子ドラムスペース

 

少しピアノに話しを戻します。

ピアノを始めたばかりだと、

誰かに自分の演奏を聴かれるのが

気になってしまいます。

 

子どもがピアノを弾く場合は、

自分の部屋にピアノがあると

ある意味気分が楽な状態で練習にも集中できます。

 

間取り上、隣地周辺等も考慮しつつ

子供室の意味を解きほぐす事も大切に。

 

防音室という考え方。

ご近所さんを気にせずピアノを弾きたい

夜間に練習したいなど、

音漏れを気にせず練習したい場合は

防音室の設置がおすすめです。

 

防音室は壁や床に空気の層を設けたり

質量を調整したり

吸音と反射を計画的にすることで

音の聞こえ方も変化します。

 

音楽・・・・楽器を愉しむための

本格的な空間。

 

音漏れを防ぎつつ、

集中してピアノを演奏できます。

 

ただし、防音室の設置には

費用がかかるのでよく検討してから導入する事。

 

ある程度完成度を高くする為は

壁だけではなくて

換気扇や通気のルート、

室内出入口となる扉等にも

特別な配慮が必要になりますから。

 

ピアノを置く場所は

リビング・子供部屋・防音室等が

基本的な考え方となります。

 

防音室はコストがかかるため、

一般的にはやはり「リビング」が多いかと思います。

 

隣の部屋や下の階等、

音が伝わる事の意味も配慮にとらえ

防音対策を間取りと共に

その周辺への計画性・・・・・。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

似て非なる現場監理と現場管理・実際に工事が行われる現場にて非常に重要となるそれぞれの「管理と監理の違い」設計と机上でのデザインが現場が始まる事で現実とリアルを住まい手さんにも体感体験での経過の差。

2023年08月20日 | 家づくりアドバイス

家を建てる為の現場での

作業工程に大切な二つの管理と監理。

※現場工事中の様子(設計監理事例)

 

※当初計画時の外観イメージ提案CG

 

※イメージがある程度固定化した状態での外観イメージデザイン提案CG

 

※実際に完成した和風高級住宅の庭と門屋・車庫棟を含む外観

 

※現場工事時の現場管理+現場監理

 

※現場棟上げ後の住まい手さんとの談笑の一部

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※現場工事中の様子

※現場工事打(現場管理+現場監理)合わせ中の様子

 

※現場での住まい手さんを招いての打ち合わせの様子

 

※現場工事打(現場管理+現場監理)合わせ中の様子

 

監理とは何でしょう。

建築士法という法律においては、

その者の責任において、

工事を設計図書と照合し、

それが設計図書の通りに実施されているかいないかを

確認することをいうと記されています。

 

監理とよく似ていて間違い易いのに管理があります。

 

管理とは、工事管理者が、

設計図書を元に直接専門業者に指示をして、

完成へ向けて工事の進行の指揮をとる業務、

いわゆる工事監督(現場代理人)さんの仕事です。

※現場仮設事務所での住まい手さんを交えての管理+監理での打ち合わせ

   工事が進むにつれて打ち合わせの情報量がどんどん増えてきます

※住まい手さんを現場に招いての現場管理+現場監理+打ち合わせ

 

同じような言葉ですが、

実は全く違います。

 

ではその違いとは何でしょう?

それは発注者(雇用者)が違うこと。

※打ち合わせの回数を重ねるごとに様々な要因が連動してくる現場監理打ち合わせ

 住まい手さんを現場仮設事務所に招いての打ち合わせ

※現場管理+現場監理の際に住まい手さんを招いての塗壁仕上げの打ち合わせ

 

※現場にて住まい手さんを交えての壁紙候補の確認作業等

 

※打ち合わせの回数を重ねるごとに様々な要因が連動してくる現場監理打ち合わせ

 住まい手さんを現場仮設事務所に招いての打ち合わせ

 

但し設計者が全て監理者と言う事ではありません。

同じ設計者であっても、

その発注者が施工会社(工事会社)なら、

その人はどういう立場の方かが分かりますよね。

 

原則として、

住まい手の代理人として現場で確認するのが

工事監理者。

 

工事会社の代理人として

現場を進行するのが現場管理者(現場監督さん)なのです。

 

この違いは・・大きくはないですか?

 

本来工事監理者は

住まい手の代理人でないといけないのです。

 

それに実は工事監理者の大きな仕事は

もう一つあります。

 

法律等に書かれていませんが、

大切なことですから覚えていてください。

 

住まい手(クライアント)の想いを

施工会社にちゃんと伝えることです。

 

設計図に書かれていることは

住まい手の想いや考え方の

全てではありません。

 

工事の内容や仕上げ等を伝えるツールです。

 

だけどそれは「受け取り側」によって

様々な解釈がなされます・・・・。

同じ図面であっても

同じ資料であっても

受け取り側によって解釈が異なります。

 

皆さんの日常生活や仕事でも

そんなことはありませんか?

 

全員一致する事のある解釈もあれば、

仕事の流れやそれぞれの担当部署での理解度の違い。

 

同じように・・・設計図は

住まい手の考え方が100%ではないのです。

 

住まい手さんが

このように暮らしたい。

という想いは、

実際に打ち合わせをした

設計者や建築家(建築士)でしか

分からないことがあります。

 

実際に打ち合わせした

設計者が全ての図面を作成し、

監理すればなんら問題ないことですが、

そんな設計事務所はほとんどありません。

 

設計図を作成する設計者と

打ち合わせする設計者、

そして現場監理する設計者が異なれば、

出来上がる家は

住まい手の想い願っていた住まいになるでしょうか。

 

実際そうならないケースはどこでもあることです。

 

直接住まい手と心を開いて深い部分から細かなっ分まで

話し合って決めていった設計者が、

設計図を描き、

現場を監理することが大切なのです。

 

設計図を基に住まい手の想いを施工会社に伝えること。

 

これが上手く伝わると、

設計図の方法より良い方法も

現場から出ることがあります。

 

住まい手の想いが大切ならば、

その選択もまた可となるのです。

 

現場での住まい手さんが参加して行う

打ち合わせも同じです。

 

単に出席するだけではなくて

キチンと話しを隅々まで聞く事。

 

分からない点は相談したり

質問したりしながら

住まい手さん自身の中でも整理整頓する事。

 

そいった時間を丁寧に考えて

現場監理と現場管理が行われる事が重要。

 

設計事務所が入った工事は、

場合によって設計図が100%で

進むことが多くあります。

 

色々と最初に決めたことが100%である前提ですね。

 

施工会社も住まい手の想いは

設計図に全て入っていると

理解するのが当然ですよ。

 

設計図からの変更は

一切聞かないとなればそれは当たり前です。

 

でも図面ではOKであっても

現場でリアルな状態になるまで

住まい手さんには判断できな事柄や

未知数な範囲は多々存在します。

 

一歩立ち止まって

現場のリアルを認識して

そこから始まる「打ち合わせ」が

本当に大切なんです。

 

そのうえで・・・・家造りの入り口である

間取りの打ち合わせの際に考えていた内容や

考慮していた内容と現時点での

時間軸による心境の変化や

リアルサイズを知る事で

見えてくる内容をどこまで「加味」することが可能なのか?

 

どんどん増えてくる

住まい手さんが理解しなくてはいけない

情報量をどのように整理整頓していくのか?

 

これも設計と監理+管理によって異なります。

 

ここまで読めばその意味は

ある程度分かっていただけるかと思います。

 

設計図を基に、

施工会社(工事会社)へ住まい手の想いも

キチンと伝えたうえで意見交換の時間をとり

工事施工者の意見も踏まえて

情報整理を繰り返し

内容を昇華しながら

工事を進めれば、

結果的に適正価格で

満足できる住まいになってくるのです。

 

※但し意匠も含めて構造や設備などは、

 専門家の範囲であることが多く、

    設計者側の意思が大きく反映されます。

 

上記の内容は、

住まい手の「暮らし方について」の事とご理解ください。

 

現場は毎日・・・日々動いています。

 

現場を見に行けば、

大変詳しい現場監理が可能です。

 

しかし現実には、

毎日現場を見に行くことはなかなか出来ません。

 

もし行くというならば

大変な費用負担を住まい手さんにお願いすることになります。

 

遠い現場なら尚更です。

 

では、毎日行かねば手抜きの工事になるものなのか、

と言いますと

そうではありません・・・・・。

 

現場は各工程ごとに

チェックポイントもありますし

情報交換のタイミングや質疑応答も

キチンと出来る・・・・できて当たり前と聞こえてきそうですが

事実、このあたりも工務店・建設会社(施工会社)の資質により

差が大きいところ。

 

そもそも設計と監理を行う立場で

適切な施工者を選定するのも

仕事の一部ですから。

 

3社・5社見積もりと呼ばれる

見積もりの勝負ではなくて

適切にその目的の住まいを完成できる

ノウハウと得意不得意分野

そして精度等・・・「ひととなり」と「社風」も含めて

施工会社選定の意味が存在していますから。

 

値段が安くても良い家は完成できますが

その価格の意味にも

キチンと内容が盛り込まれているのか

適切な職人さんが現場作業に従事してくれるのかどうか?

図面をキチンと読み込むことが出来るのか?

読み込んだうえで

意見交換が出来るのかどうか?

皆さんの周囲

日常の仕事でも様々な「レベル」が存在していますよね。

 

価格と価値の状態

それと同様です・・・・・。

 

家造りは建築や土木・造園等の作業ではありますが

それだけでは無いという事です。

 

家造りの過程で

骨格である棟上げ(上棟)を済ませると、

現場は作業が徐々に増え始めますし

確認事項も日々増してきます。

 

情報量が増える事で

住まい手さんの時間も

随分現場に掛けていただく事になりますが

何が大切なのかを十分見て

感じていただく事を旨としています。

 

この時間をキチンと体験しておかないと

家の完成度に大きく差が生まれます。

 

その理由は「体験」すると

きっとご理解いただけると思います。

 

現場から派生する事が

住み心地とご自身の家造りの意味に直結する事。

現場が設計時間のリアルである事。

 

現場を大切に考える設計者の現場監理と

施工者の現場管理に体験と体感の現場打合せの質。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家造り計画の際に大切な土地探しの事色々と建築計画と連動しながら候補地の選定を行う事が重要・住まい造りの根本的内容から紐解く事をしておかないと未来像が変わってしまいますから。

2023年08月19日 | 家づくりアドバイス

家を建てる為の土地探しで失敗しないように。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

土地探しや家を建てる為の土地選定は

大切な一歩です。

これは本当に家の基本や暮らしが

良くも悪くも変わるほど大切・・・・・。

※土地開発造成地における現場での建物事前検討

 各土地・各地域によって土地に対する規制・建物に対する規制が異なります

 

注文住宅を建てる際は、

どうしても建物のデザインや建物の予算など、

建物に関連した内容に目がいきがちです。

 

当然ながら、

建物のことについて考えることは大切ですが、

注文住宅を建築する際は、

土地に関連した内容も十分に

考慮しておくことが大切。

 

注文住宅における

土地探しのポイントや

土地の購入にかかる諸費用にも

少し触れておいたほうが良いかと思いますので

そのあたりも・・・・・。

 

僕のもとへご相談に来られる方の中には

土地を先に買ってしまっている人も

いらっしゃいます。

 

でもいざ・・・プランの前に

土地の情報を確認したり

各関連行政に情報確認に出向くと

色々ふき出てくる問題も沢山あったりします。

 

そもそも計画できないケースも

過去には2案件ありましたし

情報を連動して考えておかないと

土地探しの落とし穴にハマるケースも数多くあります。

 

建築の法律や都市計画の法律などと合わせて

土地の法律だけではない範囲まで

繊細に考慮するようにしておかないと

建物のサイズだけではなくて

外観や屋根のカタチ・素材まで

影響が及ぶことがありますから。

 

そのうえで・・・・・。

1つ目は、

土地探しはなるべく早く進めることです。

 

「土地を探してから、建物の予算を決める」

という流れで進める場合、

予算の関係上、

その土地に合った住宅を

建てられない場合があります。

 

そのため、「建物の予算を決めてから、土地の予算を決める」

という流れで進める方が、

スムーズに工事を進められる可能性があります。

 

そのような流れで進める場合は、

できるだけ早めに土地探しを始めることが大切です。

 

2つ目は、

土地の条件にこだわりすぎないことです。

 

当然ながら、

土地の条件にこだわりを持つことは大切ですが、

あまりにもこだわりすぎてしまうと、

条件に合った土地を見つけられない場合があります。

 

また、

条件に合う土地が見つからない場合でも、

建築方法でカバーできることも

把握しておくことが重要です。

 

3つ目は、

用語の意味をある程度把握しておくことです。

 

注文住宅の建築や土地探しを進める際は、

専門的な用語に触れる頻度が多くなります。

 

その際、意味の分からない用語を

理解しないまま作業を進めていると、

後々トラブルにつながる可能性があります。

 

そのため、

意味の分からない用語に遭遇した際は、

土地探しの際に僕たちが関わる事で

建築計画にも支障が出ないように

事前に配慮が出来る事は沢山あります。

 

それに対して

土地を購入する際にかかる費用の事も。

 

仲介手数料仲介手数料

土地を仲介してくれた

不動産会社に支払う費用を指します。

 

仲介手数料は、

買取価格×3%6万円が上限として設定されています。

 

売買契約書の印紙代印紙代は、

売買契約書を交わす際に発生する

印紙税を指します。

 

あとは主なところで登記費用。


登記費用とは、

土地の所有権の移転を証明する

移転登記手続きにかかる費用を指します。

 

また上記の費用に加えて、

土地代や地盤調査、

場合によっては

土地の「境界線確定」費用も必要なケースもあります。

 

目に見える範囲の土地情報と

目には見えない内容の土地情報の整理整頓。

 

これに要する時間の内容を

計画するスケジュールに盛り込みつつ

どのような費用がかかるのかを

事前に把握しておくように・・・・・。

 

土地探しでは、

なるべく早めに始めること

条件にこだわりすぎないこと

意味が分からない用語の意味は確認しておくこと等が大切です。

 

また、想定外の予算がかさまないように、

事前に土地購入にかかる

諸費用を把握しておくように。

 

土地探しからのサポートも

建築家の重要な仕事の本分です。

 

土地を購入した後のとろこまで

計画に盛り込み内容を

調整する事。

 

大切な住まいの事

土地探しの段階から適切なイメージは重要。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮らしを丁寧に感じる心地よさと価値観を紐解くデザイン設計の提案を丁寧に、間取りとしてだけではなくて暮らしの価値観を紐解く空間デザインと居心地の意味を深く丁寧に。

2023年08月17日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※空間イメージ提案の実例(LDK)

 

※住まい手さんの暮らしの価値観に紐づけて実際に内装デザイン+家具提案を行い仕上がったLDK空間

※トーンを抑えた状態での夜のLDK空間(LED照明は調光調色式で色も変化させます)

 

新築の場合でも

リフォーム・リノベーションの場合でも

室内空間のイメージは

暮らしの心地や過ごしやすさに

直結する事になります。

 

※空間イメージ提案の実例(LDK)

 

※住まい手さんの暮らしの価値観に紐づけて実際に内装デザイン+家具提案を行い仕上がったLDK空間

 

単純い「オシャレ」とか「高級感がある」ではなくて

自分達家族、また自分の価値観や

過ごしやすさ、

暮らしの趣に対してどうなのか?

というところが大切・・・・・。

 

※旅館のようなイメージでと当初からイメージを共有して完成した玄関+玄関ホール(坪庭のある玄関)

 

どのようなデザインに

どのような特徴があるのか?

実際には天井・壁・床・窓・扉・照明・見える景色等

様々な要素が連動して

空間のイメージが出来上がります。

※内観・内装と同じく夜の外観と窓から見える風景にも和の佇まいの意識が生まれるデザインと照明計画を施しています

 

そういうイメージについて、

どのような部分に気をつければ良いのか分

からない方も多いかと思います。

 

内装のイメージで使い勝手やメンテナンスも意識して

後悔しないための方法や、

おすすめのデザインを

僕が住まい手さんの価値観に対して

設計提案やデザイン提案を行う際、

どんな部分配慮しているのか?

少しだけ書いてみたいと思います。

 

配色に気をつけるという事・・・・・・。

 

色の構成・・・配色は

部屋全体の印象に大きく影響を与えます。

 

明るく考えるのか

モノトーンを意識するのか

少し陰翳を愉しむ空間にするのか

様々な暮らしのスタイルがありますが

光の反射と家具などの趣も連動させながら、

理想のテイストや統一感を意識して

配色を決めることがポイントです。

 

素材を意識して材料を選ぶという事。

 

配色と同様に

部屋の印象を大きく左右するものが

素材感です。

 

温もりを感じられる

ナチュラルテイストや

スタイリッシュで洗練されたイメージを与える

モダンテイストなど、

実現したい内装に合う素材感を持つ材料を

選定し提案するようにしています。

 

照明の組み合わせを意識する事。

 

内装の中でも後回しにしがちな照明ですが、

照明は部屋にイメージを生み出す

大切な要素です。

 

一つの部屋に一つの照明にするのではなく、

場所ごとに複数の照明を組み合わせ

直接光や間接光を使い分ける事で、

意図を持たせた空間演出に仕上がります。

 

後悔しない空間の心地よさを生み出すためには

配色、素材、照明の組み合わせが重要です。

 

勿論「空間比率」も同様に。

 

様々な要素が連動して

立体となり空間が生まれます。

 

光の入り方や風景の見え方も

窓のサイズや

位置関係も全て居心地に繋がる要素。

 

そういった意味でも

家具や家電類と同様に

カーテン類やブラインドといった

ウインドートリートメントと

窓の相性も大切に・・・・・。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮らしの空間を日常的なリゾートにアーバンスタイルでのリゾートホテルライクな水回りの趣を設計デザインする事で過ごし方の彩とイメージも程よく上質に。

2023年08月16日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※設計デザインを手掛けたアーバンリゾートスタイルイメージでのホテルライクなトイレ空間

 

ホテルライクなトイレ空間

暮らしのイメージを大切にする

デザインの在り方を丁寧に。

 

※手洗いカウンターはオリジナル設計による造作・ミラーはLED照明とデジタル時計を組み込んだデザイナーズ仕様

 

リビングや寝室等の

居室となる空間と同じように

水回り空間での居心地をより良く。

 

空間の趣は過ごし方に彩りを添えますから。

 

※壁紙・フロアタイル・モザイクタイル・珪藻土タイル等を組み合わせ空間の表情にオリジナリティーを提案

 

今回はアーバンスタイルな

ホテルライクイメージでの提案のカタチが

このように完成・・・・・。

 

グレージュモダンを基調に

白い便器も周辺の色の影響で

グレーに変化する事を見越しての提案。

※計画初期時の空間イメージ提案デザインCG・設計を詳細化して一部クロス貼り・珪藻土タイルを変更

※デザイン後の打ち合わせ内容と変更内容の提案事項等々CGにて書き込みながらの打ち合わせ

 

タイルや壁紙、床材も含めて

それぞれの素材が生み出す特徴を

素材感をデザイン提案に込めて

空間としての表情と趣を設計しています。

 

同じ空間であっても

選択する素材や質感により

それは全く別物になりますから・・・・・。

 

大切な素材選定は

設計の付加価値です。

 

光は周辺の色を反射して

その空間美を生み出します。

 

そういうところまで

提案の中に組み込み

デザインを暮らしの一部として

毎回空間デザインと

過ごす空間の付加価値提案に

取り込んでいます。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過ごし方のイメージを大切に、間取りだけではなくて生活観や価値観を暮らしと共に丁寧にイメージして共通感覚を設計デザインで表現する提案のカタチ。

2023年08月15日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※打ち合わせプラン提案時の外観イメージ図

※実際に完成した住まいの外観

 

暮らしをデザインする。

住み手の暮らしが現れる間取り

設計打合せの時に、

住まい手さんの今の暮らし方を聞くようにしています。

 

※打ち合わせプラン提案時の外観イメージ図

※実際に完成した住まいの外観

※実際に完成した住まいの外観・床付近に設けた地窓はオープンガレージスペースの外灯の役目も兼ねています。

 

一人暮らしの場合もありますし

二人暮らし、三人暮らし・・・それ以上の場合も。

 

色々な家庭環境があって

暮らしぶりも常識も思いも様々。

 

自分たちが日常普通に行っている「暮らし」が

どういう状況なのか・・・・・。

 

事例の暮らしについてのコンセプトは

郊外だけどアーバンなモダンを取り入れた暮らし。

 

夫婦間での家事分担や洗濯物の干し方、

収納の仕方、

休日の過ごし方や

食事する時の家族の集まり具合、

仕事や趣味・・・好きなものや

好きな映画なども話していて聞くこともあります。

 

その時間は設計者である僕と

住まい手である「相談者」さんの

関係を築く為に必要でもあるけれど、

より深く住まい手さんの持っている常識と

生活観、暮らしの文化と意識を知り、

今後を想像することが、

家を設計する上でとても大切だと思っているのです。

 

新築の場合もリノベーションも

制約のある限られた空間の中で

気持ち良く暮らすことが出来る家を

設計することになります。

 

その為には本質的に住まい手さんが持っている

暮らしの常識を知り

必要としている場所を読み解き、

プランに落とし込む必要があります。

 

その常識や持っている価値観によって

提案のアプローチも異なります。

 

それぞれで洋室の数も違うし、

土間収納の使い方も

キッチンからの景色も全く違ってきます。

 

限られたスペースの中でも

壁の仕切り方、

場所の使い方によって

過ごし方を操作する内容が変わるからです。

 

より深く相手を理解して

イメージを共有する。

 

細かなディテールや使用する材料は

どちらかといえば

どう暮らすのか?

どのような雰囲気の空間とするべきか?

で変わるので提案によることが多いし、

家の中のイメージは

設計者だけで一人歩きしてはいけないと考えています。

 

その場所で暮らす人との対話を経て、

デザインした空間で

暮らすイメージを共有することは

完成品を売らない僕たちにとっては

必要不可欠な時間です。

 

打合せの中で3Dパースやスケッチ、

模型を使用することがありますが、

正解はありません。

 

現場で素材一つが変われば

雰囲気も性能も変化するので

常時・・・全体像を意識する事が大切なので。

 

洋服のインナーとアウターもそれぞれ変わる事で

全体の印象も雰囲気も変わりますよね。

 

料理も・・・同じ料理だけど

盛る器やテーブルセッティングによって

見た目雰囲気や気分も変化しますよね。

 

それらと同じことです、

机上とイメージと現場とリアルのバランス。

 

取れる手段を選べたらと

思考を深めながらも

ロジカルにラテラルに・・・・・。

 

全てを理解するのは難しいと思います。

言葉や文字も表現の一部ですが

受け取るタイミングや状態により

良くも悪くも補正がかかるので

いつも話す内容と連動して試行錯誤しています。

 

しっかりと対話をして、

家族レベルに繋がることで

本人さえも気付いていなかった暮らし方を

デザインできると本気で信じています。

 

頂いた縁に対して良い意味を還元できるように。

 

丁寧のカタチも意味も

繋がり方も

もう少し考えてみたいとも思います。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もとある暮らしの空間を残しつつ新しい暮らしの選択肢としてリノベーションの設計デザインで環境を整えて暮らしと時間の豊かを手に入れるように。

2023年08月01日 | リフォーム・リノベーション

よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。

マイホーム(注文住宅)の計画をする際に

色々と気になる事もあるかと思います。

 

リフォームやリノベーションのこと。

※一階全体でのリノベーション計画・こちらのエリアは元和室4間続きと縁側(広縁)部分を解体+補強

 

僕が考えるリフォームや

リノベーションとは

家に暮らしを合わせるのではなく、

暮らしに家を合わせる事。

※和室と縁側(広縁)を優雅なLD空間に・庭も風景としてリフォーム

 

程よく融合する距離感。

 

計画を練る際に

大切にしていることは

住まい手さんの「ライフスタイル」です。

※解体途中の様子・和室4間+縁側(広縁)+廊下+階段+LDK部分

 

「子供とどう関わっていくのか」

「家族で大切にしている時間は何か」

「5年後、10年後、どんなライフスタイルが理想か」

ということです。

 

暮らし方は千差万別です。

※和室部分の名残を活用して間接照明で欄間を間接照明に活用・壁の裏側は和室2間を旅館のように有効活用+階段をリビング階段とし延長距離のあるLDK空間へリフォーム

 

だからこそ、

しっかり想いを共有することが

大切だと考えています。

 

おしゃれな雰囲気だけど、

なんか暮らしにくいよね。

となってしまっては、

元も子もありませんから・・・・・。

 

家造りの際に僕は行う事は、

まず話を聴くところから始まります。

※キッチンから眺めるダイニングエリアとリビングエリアを緩く仕切るリビングアクセス階段(もともとは分断された階段室・廊下だった部分をLDKに取り込む間取りデザインに)

 

住まい手さんの

暮らしはどんなものなのか?。

将来的にどんな風に生活が変わっていくのか?。

現在何に困っているのか?

不自由な状態はあるのかないのか?

 

掘り下げて拡張して

ロジカルにもラテラルにも

聴き込んでいきます。

 

少し書いていただく「現状把握」のような

所謂「問診票」のような

「暮らしのアンケート」も

そういった意味で書いていただき

家族の中で共通点があるのかないのか?

考え方の差の有無など言葉からと文字から、

そして・・・・今まで住まい手さんが

家造りの計画し始めて

考えたり話したりしたことのない内容まで。

 

そうして見つけた

住まい手さんご家族にとっての

「暮らし」を空間というカタチにしていくのが、

住まいの設計というか

暮らしを設計する

建築家としての仕事です。

 

そして新築ではなくて

リフォームやリノベーションという選択肢。

 

自分の好みに合わせて洋服を選び、

好きな食べ物を食べているのに、

衣食住の「住」だけは

我慢して暮らしている。

 

そうはならないように・・・・・・。

 

今ある家を良さを引き継ぎながら

しっかりリノベーションしても

新築の注文住宅よりも

良い空間・家族に馴染む

空間になる事も

設計の創出による工夫や技術。

 

さらにリノベーションでは、

自分たちの暮らし方に合わせて、

自分たちのセンスを加えながら、

どんどん空間価値を

上げていくことが可能です。

 

無理をせず、

こだわりの住まいを実現する魅力です。

 

大切なのは全体の計画。

 

リフォームする事、

新築する事を目的として

考えるのか

それともリフォームや新築を

行った結果で

どのような暮らしや時間を

得ることが出来るか?

という事をイメージするように。

 

そうする事で自分らしい暮らしが実現します。

 

意味のある時間の最大値と適正化を

暮らしの中にデザインしてみませんか?

 

暮らしをもっと自分らしく。

 

◻︎住宅相談など各種お問い合わせは

ホームペ―ジ(WEB)問合わせより

受け付けております。

 

※すでにご予約が入っている日時がありますが

ご希望の日時がございましたら

ホームページ(WEB)問合わせ又は

インスタグラムのDMよりご連絡下さい。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする