広島で、スノーボーダー7人が遭難した事件があった。幸い7人は島根側で廃校になった校舎で2晩過ごして救出された。
それについては、またマスコミに叩かれている。
たしかに、遭難状況は、あまりに山をなめている。装備もよく考えず、道を外して滑ったのだから。コンパスも活用せず、携帯電話が通じると思ったなんて……。ただ、私は幸運にも廃校にたどり着いてからの動きは、なかなかよかったと評価してしまった。
焚き火で暖を取るのは普通としても、手持ちの食べ物を7人で分けて食べ(カロリーメイトを湯に溶かして飲むとか)、熊笹を火に炙ってからお茶にするなどは、杣人の知恵も混ざっている。また雪の間は、たとえ道があっても動かなかったこともよい。
そこそこアウトドアの知識があるメンバーがいたのだろう。一歩間違えれば大量遭難だっただけに、ほんのわずかな知識も救われる。
私も、人のこと言えないのだけど、昔はよく道のない山の中を歩いて、迷った。予定していたのとは、全然別のところに出てしまうこともあったぁ裏山と言ってもバカにできない。でも、そんな経験は、いつか活かせるよ。
でも、遭難後の対応がいくらよくても、
スキー場関係者なのにあの軽装で、ルールを守らず、
っていうところが、それから、もう若者とはいい難い
大人なのに、っていうところが、やはり甘いと、
厳しい見方かもしれませんが思ってしまいます。
命に関わることだもの。
それと、焚き火するために破壊した廃校舎は、どうなるんだろうな。
十分身にしみていると思います。
写真しか見ていないけれど、皆神妙そうだったし。
関東で雪山遭難した方も、山を甘く見ていた。もう山はやめます。とコメントされていて、
そこまで、恐ろしかったのだなあと、頭のどこかが凍りつきそうでした。
次は失敗しません、なんて言って。
そうでなくては、山男の資格はない。
私は、鹿男だから(笑)。
海の捜索には、お金が掛からないそうです。しかし、山の捜索には、その費用も莫大なものになるそうです。
ですから、私は、山で遭難したら大変なんだと思っています。
それでも山には、魅力があるんですね。
遭難して非難されても、また山に登る、そんな山男は減っているのでしょうか……。
登山にも保険があるけど、入ってから登る人は少ないでしょうね。スノーボーダーが入っているとは思えないし。
非難されたからやめるんじゃなくて、
心底怖いと思ったのでしょう。
死ぬと、思ったら、死にたくなくて、
その前にやりたいことややらなくちゃいけないことが
たくさん思い出されたのでしょう。
そうならないと、気づけない、
本当にやりたいことやらなくちゃいけないことって
あるような気がします。
気づいてても、明日も明後日も生きてると思うから
時間が出来たら、いつか、って思っちゃうんだけどね。
手足の指を失っても、いや足一本失っても、また挑戦する猛者がいます。おそらく、その人にとっては、本当にやりたいことが山登りなんでしょう。はた迷惑だけど(^^;)。
私は、卒業しましたよ。