森林ジャーナリストの裏ブログ

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土倉庄三郎の誕生日

2007-04-11 11:57:05 | 林業・林産業

最近、改めて土倉庄三郎について調べ始めたが、視点を変えて明治時代の林業に目を向けている。

そこでわかってきたのは、明治時代というのは、日本にとって、まだ資本の蓄積ができていない時期だということだ。資本主義社会を形成するには不可欠な社会資本が十分になかったのだ。
その中で、当時の日本国では米とともに林業(木材)というのは最大の資本だったことに気づいた。つまり当時の政府は、林業こそ国の基幹産業として位置づけていたのだ。もしかしたら日本は、林業立国をめざす選択肢もあったのかもしれない。

明治時代の国内総生産高(GDP)に対する木材産出額がどれくらいだったか調べる方法はないだろうか。どこかに資料あると思うんだけどなあ。
また、この時代の木材価格も知りたい。それが現在の価値に比して、どれほどのものだったか。明治時代が、木材価格の高騰時期だったことは間違いなさそうなんだが……。

こうした資料探すの、苦手なんだよなあ。

おそらく、それが土倉庄三郎の財産形成にも影響があるはずだ。

と、まあ、そんなことを考えながら土倉関係の資料を引っくり返していると、なんと庄三郎の誕生日が、天保11年(1840)4月10日であることに気づいた。おおお、今日ではないか(現時点では昨日)。167年目である。

ちょっぴり感動した(笑)。


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