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森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

溶岩ドーム

2011-02-06 00:12:00 | 時事ネタ

まず、写真を見ていただきたい。

生駒山の奈良側である。尾根筋にある、ぽこっと飛び出した山、これはなんだかわかるだろうか。宝山寺の般若窟と呼ばれる岩山だ。この岩山の一角はオーバーハングした岩壁になっており、その下に役の行者や弘法大師がこもって修行したと伝えられる。

実は、これこそ溶岩ドームであり、生駒山が火山であった証拠だ。つまり、太古の昔、地中にたまった溶岩が、盛り上がった痕跡である。

実は、霧島連峰の新燃岳が噴火して、溶岩ドームを成長させて、今後崩壊したら火砕流が発生するかもしれないというニュースを聞いて、生駒にも溶岩ドームがあるんだぞ、と記すつもりで用意した。

が、なんと急に気象庁は「あれは溶岩ドームではない」と言い出した。たしかに、まだ火口からはみ出すほど盛り上がっていない。あくまで火口内の盛り上がりなのである。そこで、単に「溶岩」と表現することにした、と発表している。

ちぇっ。これで用意した写真の意味はなくなった。しょうがないから、ここで公開しておくよ。


人体の不思議展

2010-12-11 02:25:37 | 時事ネタ

偶然、京都で「人体の不思議展」をやっていることを知った。

本物の人体を特殊な樹脂で保存したもので、生きていたままの状態で解剖されて展示されている。

実は、先日読んだ本で、この展覧会について触れてあって(その本は7、8年前の執筆なのだけど)、ちょっと興味を持ったのだ。記事では、生命倫理にまで踏み込んで、こうした展示が許されるのか、当の献体本人の(展示する)許可を取っていたのか疑問を呈しているのだが、逆に見たくなっていた(~_~;)。そこに、京都展開催という情報に触れたら、実際はいかなるものか知りたくなる。

そして、ちょうど京都に行く用事があったのだから、なんとか時間をやり繰りして見に行ったわけである。

場所は「みやこめっせ」だが、地下展示室なのに、表にたいした案内もなくて、ひっそり……と思ったら、会場は意外や客は多かった。

どんな人が見に行くのかも興味があった。医学系でなけれはオタク系か? とか想像していたら、これまた意外にも家族連れとかカップルとか。フツーの客だ。ただ一人客もわりといた。私もだけど。

さて、展示は……やはりえぐいものであった。

私は、最初うちこそ人体をモノそのものに見ていたのだが、だんだん展示されている人々の人生について考えちゃったよ。 男が多いものの女もあるし、胎児だって展示されている。脳が輪切りされたかと思うと、皮膚を一枚ずつ剥がしたり、筋肉を開いて骨見せたり。

あくまで展示は「人体のアート&サイエンス」として、医学的な説明をしているんだけど、やっぱり見せ物だろうなあ。


11月7日のアクセス数

2010-11-08 23:30:18 | 時事ネタ

11月7日、つまり昨日のアクセス数が半端ではない。

閲覧数1882、訪問者数1526。新記録である。gooブログ順位も181位だ。悔しいが、表ブログでさえ、ここまで行ったことはないように記憶する。(こちらのブログは、裏ブログであることをお忘れなきよう。)

 

前日まで1日200を越える程度だったのだから、凄い伸び。(ろくに更新していないし、内容もかつてとは全然違うのに、200アクセスあることも不思議だが。)

なんでや。

どうやら「りぐぱる」で検索して辿りついたらしい。というのも、TBSテレビ「夢の扉」という番組で、りぐぱるが紹介されたらしい。なんたって、5年前の記事である。それが、今頃ヒットするなんて、ほかにりぐぱるについて書かれたサイトがないのだろう。(実際に検索してみたら、ほとんどこのテレビ番組を見た感想を書いたブログしか出てこなかった。)

こんなことでアクセス数が上がるなんて、過去の遺産の効用か(笑)。ぜひ、そのまま表ブログも覗いてほしい。


お祭のノウハウ

2010-08-14 10:09:21 | 時事ネタ
地元の祭。どんどこまつりに、かつての学童保育保護者が出店している。

もともとは、私の時代に、足りない「延長保育」の費用を捻出するために始めたのだが、今や金銭的な目的でなく、楽しみの場となった。メニューは、例年フライドポテト。私も最後に少し揚げた。暑い油の風で、あっと言う間に汗だくになる。


実際訪れてみると、かつてのメンバーばかりで、現役というか、新しい保護者はほぼいない。みんなOBなのだ。だから、その場も同窓会みたいなノリ。ただ、以前は小学生だった子供たちが中高生、あるいは大学生、社会人になって手伝ってくれている。男が揚げて、それをすばやくスパイスにまぶし、紙コップに詰めて販売。流れるような仕組み。それがまたよく売れる。
かつては、仕入れの量を悩み、販売に悩み、さらにチャンスロスを減らしつつ売り切るための値下げのタイミングに悩み、いろいろ苦労して販売したものだが、もはやなれた動きになっている。
だから、私も裏でビールを飲むばかり(~_~;)。そして、昔はどうだった、とよもやま話をするばかり。みんな年を食って、それなりのオバさんオジさんになっているのだが、それが同窓会的でもある。


それにしても感動したのは、最後の片づけだ。
誰も指示することなく、慣れた手つきで皆さん、会場や道具などを始末する。
たとえば、大鍋に3つもある熱いままの揚げ油をどのようにしたら、片づけられるか知っているか? まず冷まさないといけない。そのためには氷の塊を入れるのだ。そして、新聞紙に吸収させる……のは、なかなか大変なので、用意されたボロに染み込ませる。その際の滴りをどのように処理するか、さらに食器の油の拭い方……等々、すごいノウハウを駆使する。
さらにゴミのまとめ方、棄て方、会場の片づけ方。

いやあ、不真面目な私は、ほとんど覚えていないのだけど、毎年やっているメンバーは身につけているんですね。あれよあれよという間に会場は片づけられた。みんな自分で判断して、やるべきことをやる。
こうしたノウハウは、マニュアル化するのは不可能だろうけど、すごい財産だと思う。

ちなみに私は、オロオロして、ほとんど働いていまへん……。

早川紀代秀

2009-07-18 10:42:17 | 時事ネタ

昨日、オウム真理教事件の被告、早川紀代秀に最高裁が上告棄却、事実上の死刑が確定した。

実は、早川氏とは若干の関わりがある。私がペエペエの記者だった頃、彼に取材しているのだ。と言っても、オウム真理教とはまったく関係なく、彼の転職経験談であった。

彼は、神戸大学農学部出身。ゼネコンに勤めたが、その後世論調査などをするリサーチ研究所に転職している。その話題を聞き書きしたのだが、結構楽しかった。もともと同じ農学部出身で、別業界に進んだという共通点もあったからである。

ゼネコン就職は教授の斡旋だったという。農学部と言っても緑地など都市計画論を専門に選んでいたから違和感はないのだが、ニュータウン建設も緑地を主体とする発想をするから、よく上司とぶつかったという。

ただ学生時代から心理学や世論形成に興味があって、本当はそちらの分野に進みたかったのだが、世論調査をする会社なんてあるとは知らなくて、勧められるまま建設業界に進んだそうだ。

が、ある時求人広告で世論調査を請け負う会社の存在を知ってから、どんどん期待が膨らんで、とうとう転職した……といった話をしてくれた。(もっとも、逮捕後の記事によると、ゼネコンで公金横領がばれて首になったんだ、とある)
取材以外にも、かなり雑談をした。私も、結構しゃべったかな。取材時、ちょうど徹夜明けで、無精髭が生えていたのが記憶にある。

心理学・精神世界に興味を持っていた点は、後にヨガにはまり、やがてオウム真理教に足を踏み入れるきっかけになったこととつながる。が、当時は極めて気さくな人で、私も転職を考えていたから(^^;)、興味深かった。だから私も覚えているのだ。

「やっぱり給料は安くて。同窓会に出て、大手にそのまま勤めている同期と会うと、そんなにもらっているのか、とショックだったよ」

そんな会話が印象に残る。

その人が、とうとう死刑囚。ちょっと感慨深い。彼の犯罪行為をどうこう言うわけではないが、人間は何かと流されやすく、どこでどんな行動を取るようになるか、本人もわからない。

 

軽くて、くだらない話をご希望の皆さん、今回は重かったでしょ(笑)。


モンゴルの至宝展

2008-08-23 11:34:27 | 時事ネタ

21日に、大阪の大丸ミュージアムで開いている「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」に行く。

入ってすぐに気づいたのだが、これはモンゴルと名打っているが、実は内モンゴル、つまり中国領の博物館との提携で実現した展覧会だった。だから、民族名はほとんど漢字(匈奴、鮮卑、突厥など)で、しかもチンギス・ハーンを謳っているわりには征服王朝の色合いが薄い。う~ん。

それはともかく、展示しているのは金属製品も多いのだが、これらはどこで作っていたのだろう。モンゴルと言えば草原の民で、年中草原をウマで駆けめぐっているイメージがあるが、それなりの工芸品を生産しようと思ったら工房も必要だし、金属なら精錬過程もなくてはならない。彼らは定住していたのではないのか。それとも、生産はみんな征服した異民族にやらせていたのか。それではモンゴルの至宝になるのか……なんて考えてしまった。

モンゴルを草原のイメージだけで捉えてはいけない。ちゃんと町があり、定住者が商工業、それに農業もやっていたに違いない。もしかしたら数ある湖で漁をするモンゴル人もいたかもしれない。

……ここに入る前に見た「スカイ・クロラ」(HPの生駒通信参照)の世界でも、古くさいレシプロ軍事機を生産する未来の工場を想像してしまったが、社会の奥行きを考えることなくして目の前の事象の本質がつかめないのではないか。


学生のレポート

2008-05-28 12:31:17 | 時事ネタ

表ブログに書いたが、先日、奈良大学で講義をした。学生のほか一般人も参加しているが、学生はレポートを提出しなければならない。

 

そして私は、そのレポートを受け取って目を通した。いや、なかなか面白い。現代の若者の意識を知ることができるし、割り箸に対して思っていたこと、今回の講義で思ったこと、そして吉野林業についても記されていた。

非常に参考になったのだが、一言だけ、書かせてくれ(^^;)

 

それは、誤字が多いということだ。いやはや、驚く字が登場するよ。間伐は干ばつになっていたり、丸太が丸田だったり。専門用語だけでなく、一般の言葉づかいでも誤字が多い。直筆だけに目立つのよ。
彼らはパソコンなり携帯で文字を打っているから漢字も変換で探すのだろうが、こうした、その場で書くレポートは難しいのかもしれないなあ。私も、すっかり漢字を忘れたところもある。気をつけよう。自戒も込めて。


雪の町

2008-02-13 00:19:07 | 時事ネタ

写真は、ある山村の雪景色…ではなく、私の仕事場からの風景。意外と山深い? いえ、駅から徒歩4分なんですが。

と言っても、もう雪は溶けてしまったが、数日前にはあっと言う間に雪に埋もれた。深さ10㎝はあったか。思わず、スノーブーツを引っ張りだして、外を歩き回ってきた(^o^)。娘には無視されたけど。

意外と駅前は人が多い。馴染みのカフェに入ると、この日は結構客が多いという。雪で足止めになった人がいたのかもしれない。

町のそこここに目立ったのが雪ダルマだった。みんな、せっせと作ったらしい。たまたま駅前で知り合いの女性に出会ったが、「初めて雪だるま作った!」と喜んでいた(笑)。


雪山遭難

2008-02-06 23:10:56 | 時事ネタ

広島で、スノーボーダー7人が遭難した事件があった。幸い7人は島根側で廃校になった校舎で2晩過ごして救出された。

それについては、またマスコミに叩かれている。

 

たしかに、遭難状況は、あまりに山をなめている。装備もよく考えず、道を外して滑ったのだから。コンパスも活用せず、携帯電話が通じると思ったなんて……。ただ、私は幸運にも廃校にたどり着いてからの動きは、なかなかよかったと評価してしまった。
焚き火で暖を取るのは普通としても、手持ちの食べ物を7人で分けて食べ(カロリーメイトを湯に溶かして飲むとか)、熊笹を火に炙ってからお茶にするなどは、杣人の知恵も混ざっている。また雪の間は、たとえ道があっても動かなかったこともよい。

 

そこそこアウトドアの知識があるメンバーがいたのだろう。一歩間違えれば大量遭難だっただけに、ほんのわずかな知識も救われる。
私も、人のこと言えないのだけど、昔はよく道のない山の中を歩いて、迷った。予定していたのとは、全然別のところに出てしまうこともあったぁ裏山と言ってもバカにできない。でも、そんな経験は、いつか活かせるよ。


神戸がイノシシなら奈良はシカ!

2008-02-03 17:31:25 | 時事ネタ

先に、神戸で見かけたイノシシの侵入を防ぐための門の看板を紹介したが、奈良にもあった。

もちろんターゲットはイノシシではなく、シカ!

 「鹿が入り植木を荒らしますので、トビラをさせていただきます」と書いてある。

 

これは奈良公園周辺の甘味処、つまり喫茶店のようなものだが、住宅街の中にある。そこにもシカも寄ってくるからねえ。本当にムシャムシャ庭木を食べる被害が少なくない。そこでお店はオープンしているのに門を閉めざるを得ないのだ。

 

シカは、人を見ると寄ってくる。イノシシと違って怖くないが、人が鹿せんべいなどを持っていないことがわかると、さっさと去る。その点はドライ?である。もっとも、たまには写真を取る間はじっとしていたり、顔を触らせてくれるシカもいる。ただ気の荒いシカもいるので注意は必要だ。

 

今日は朝起きると雪。生駒は真っ白だ。きっと奈良公園も雪が積もって、そこに鹿の群が走る幻想的な風景が見られたら…と期待して出かけたが、なんと奈良市は雪が半溶け状態。雪も雨に変わっている。飛火野にも、神のシカはいなかったよ…。

 


神戸のイノシシ

2008-01-24 00:42:23 | 時事ネタ

神戸で割り箸についての講演会に行ってきた。

 

それに関しては表ブログを読んでいただきたいが、その会場である。

阪急六甲駅のすぐ近くにある。この駅は、特急も停まる、そこそこ大きな駅だ。駅前も阪急沿線らしい山の手らしき雰囲気。会場には、駅から徒歩3分以内に着くが、表門より先に裏門の前を通った。そこにあったのが、写真の張り紙。よく読んでください。「イノシシが入ってきます!!」。

 

そう、ここにもイノシシが出るのだ。そして下手すると、敷地内に侵入してくるのだ。今や駅前の横断歩道を渡るイノシシもいるという。

実際は、イラストのように可愛くないけどね。鹿男よりも怖い。それにしても張り紙しながら、この門は開けっ放しだった。知らないよ。


鹿男あをによし

2008-01-18 11:47:07 | 時事ネタ

昨夜、フジテレビのドラマ「鹿男あをによし」を見た。

玉木宏扮する不運男が、意に反して女子校の講師になってしまい、奈良に赴任するところから始まる。漫画原作だそうだが、今後の展開はどうなるのかよくわからない。でも奈良が舞台と聞いたら見なくてはなりませんねえ。どこでロケしたのか、結構わかるから楽しい(^o^)。

 

かなり不思議なドラマである。まあストーリーは別として、随所に出てくる奈良の町の風景はよい。何気ない背景にも、古都の風情が滲み出ている。美しいところを選んで撮った、美しく撮ろうとしたことが伝わってくる。また鹿が街に溶け込んでいた。朱雀門に大仏に若草山。1日で回るにはちときついだろうけど。

 

ただ女子校は怖いな、と思った(^^;)。
若いころは女子大で勤めたら楽しいだろうと夢想したこともあるが、やがて、何かあるとすぐにセクハラだと訴えられそうな気がして、絶対勤めないぞ(誰も誘ってくれないよ)と思った。いまや、女子学生自体が怖い(^^;)。

 

実は、私も若いころ、意に反して男子高校に勤めたことがある。正確に言えば、取材のために通ったというべきだろうが、一応教壇にも立った。業務命令だったのだ。もともと教職が希望でもないのに生徒と向き合う日々は、結構戸惑った。新鮮ではあるが、あの年頃を相手にするのは大変である。それで開き直り、教科書を無視した常識はずれの授業をやったためか、わりと生徒には人気があったよ(^o^)。

 

ただ、それが通用したのも男子校、それも底辺校だったからだろう。授業内容についてはクレームが来ないのだ。ほかの教師もこちらの授業に無関心だった。
それでも通勤中の電車で、他校の女子学生を何気なく眺めていたらさっそく生徒に目つきがイヤらしかったと指摘されるし、タバコ吸った悪たれを注意するのも大変だし。
それでも男同士で、当時は年も近かったから、乗り越えられたのである。

 

今となっては楽しかった思い出しか浮かばないけどね。


サンシンでモーツァルト

2007-12-12 16:33:45 | 時事ネタ

忘年会があった。20年来の友人の開く会で、久しぶりの参加。

参加者は、職業が学者に文学者(詩人・俳人)、、牧師やらフォトグラファーなどマスコミやらゴタゴタである。ちなみに大和系のほか奄美系と朝鮮系。

私も最初は、某大学の準教授と限界集落やグローバリズムについて議論したり、某大学博士課程の院生と日本のエスノマイノリティについて語り合っていたのだが、徐々に酒も回り(笑)、話題は昔話やら大言壮語。

なかには詩の朗読(自作に加えて、宮沢賢治に西条八十、そして朝鮮詩も含む)を行うものや、聖書の説教、サンシン(蛇皮線)の演奏……と広がっていく。とうとうサンシンの伴奏でモーツァルトを斉唱する才人も現れた。なんだかジャズ・セッションのようでもあったけど。

ま、私も聖書を暗唱するかと思えば、割り箸論を振りかざすやら、好き放題。

ただ印象としては、古参メンバーは20年間でみんな老いたなあ、ということか。今回は年頃の女性もいなかった(^^;)し、外からはオヤジの集まり(それも団塊の世代が多い)がおだを上げているようにしか見えなかったかも。


無料マンガ誌

2007-04-22 13:28:32 | 時事ネタ

私の手元に、マンガ誌「コミック・ガンボ」がある。
と言っても、知っている人は首都圏以外では少ないだろう。というのも、この雑誌、東京で無料配布しているのだ。私は、この前の訪問時に、どこの地下鉄駅前だったか忘れたが受け取った。

無料と聞いて軽んじてはいけない。約220頁あり、吉田ひろゆき、江川達也ほか有名漫画家も連載している。一般の有料マンガ誌と遜色ない

なぜ無料なのかといえば、広告収入があるから。フリーペーパーと同じである。それにしても、雑誌まで完全無料で、街頭配布(人件費かかるだろうな)とは恐れ入る。

もともと雑誌は、通常でも6割7割が広告費で賄われているが、マンガに対して読者が支払う対価よりも、広告の方が価値があることを示している。いわば価値観の転換が起きていると言えるかもしれない。
マンガも、作品としての質よりも、広告を消費者に届けるツールとしての価値が求められているのだろうか。お金を出して買わせるには、作品の人気・質が重要だが、無料となると、質より配布力の方が重視されているような気がする。

そういえば、今日は統一地方選挙投票日。わが町でも市議会選挙がある。ちょっとスキャンダルで全国のニュースを賑わせてしまったが、そのため議員個人の資質よりもイメージ優先になりそうだ。これも能力よりイメージだ。

木材も、商品としての機能よりも、イメージの方が大切な時代が来るかもしれない。

ちなみに私は、「コミック・チャージ」に清原なつのが連載している筒井康隆の「家族八景」が読みたい…。