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事は一気にややこしくなってきました。
皆の思い、目的が複雑に絡み合って、誤解なんぞもあるもんだから、ノクドゥじゃないけど、この先どう動けばよいのか、分からない状況です。
ドンジュは、ノクドゥが役人として宮中に入ることが可能になったことで、焦りました。
どうやって自分は王のそばに行けば良いのか・・・。
家族なら、宮中に入ることが出来るとノクドゥは言いましたが、それに乗るのは、あまりにも身勝手だとドンジュは思いました。
そんな時、宮中で下働きをしている女性から、王が夜お忍びで外に出ることがあると言う話を聞きました。
チャンスだと思いました。
宮中に入らなくても、復讐することは出来るかもしれないと。
ノクドゥは、王が見知った役人だったと分かり、衝撃を受けました。
光海君は、ノクドゥのそんな動揺を面白そうに見ています。ちょっとした手品の種明かしのような面白さを感じていたのでしょう。
改めて光海君に呼ばれたノクドゥ。
緊張して言葉が出ません。父なのだろうかと信じられない気持ちもあったでしょう。
そんなノクドゥが、光海君には本当に好ましく思えました。
ノクドゥたちの家に突然ユルムがやって来ました。
ファン先生とヨン・グンは冷たい態度を取りますが、ユルムはお構いなしです。
動じてないのは、エンドゥだけです。
駆け戻って来たノクドゥは、何のつもりだとユルムに詰め寄りました。
謀反を訴え出る事も出来るとノクドゥは言いましたが、いいのか?とユルム。
同志にはお前の兄もいるぞとね。自分の意思で加わったんだと。
にらみ合ってる所に、ドンジュが戻って来ました。
2人を分け合い、ノクドゥの手を取りました。
それを見て、ユルムの心は一気に冷えてしまったようです。
一太刀浴びせようとしたのを、ノクドゥが防ぎました。
「ドンジュはついてこい。」
それまでの態度と違います。
もう、待っても心を得ることは出来ないと気付いたのです。ならば、傍にいさせるだけでも・・・とね。
敵討ちをすることがドンジュの心の支えだったのに、今はノクドゥの存在が支えとなっていると察したのです。
勿論、ノクドゥは拒否。
でも、ドンジュは従いました。
自分がそうすることが、皆を守る術だと思ったのです。
どうせ自分はじきに死ぬだろうから・・・。
ノクドゥは見送る事しか出来ませんでした。
ホ・ユンは先王の教旨を燃やしました。もう意味の無い物です。
長い間志を一つにしてきた仲間は皆、ユルムに従ってしまいました。
でも、ユルムを王にしてはならないという思いは、ますます彼の心の中で強くなっていました。
で、決心したのです。ユルムの謀反を直訴しようと。
後の事をチルソンに託し、一人王宮に向かい、まず、王妃に謁見を求めました。
王妃の胸には、20年前に死んだ我が子と共に埋めてほしいとホ・ユンに頼んだのと同じノリゲが飾られていました。
それを見たホ・ユン。王妃がまだ我が子を忘れられないでいることを知りました。
ホ・ユンに飾りの片方を託したのは、もう片方を自分の胸に飾るためだったと王妃は言いました。
最期は安らかでしたか?と、王妃が聞きました。
ホ・ユンは、今こそ息子が生きていると打ち明ける時だと思ったのかもしれません。
ところが、その瞬間、光海君が現れたのです。
言えずじまいとなってしまいました。
光海君は命令に背いて王宮に来た理由を問いました。
王様を守るためだと答えました。
「逆謀を計るものがいます。綾陽君です。」
はっきり告げました。
捕まえて逆謀の罪で死刑にしてください・・・と。
ところが、光海君の反応はホ・ユンが想像していたモノとは違いました。
なんと、先回りして、ユルムが既に光海君に手を打っていたのです。
王の息子が生きている事、それを証明するのはチョン・ユンジョの息子ファンテだということ。ホ・ユンも知っている事だと。
そして、ホ・ユンから、事実を光海君に明かしたら逆謀の罪を着せると脅されていると。
怯え涙しながらの迫真の演技に、光海君はまんまと騙されてしまったのです。
ユルムはホ・ユンがこう出る筈だと言う予測の上、先手を打ったってことです。
頭良いわ~
光海君は、これまでホ・ユンに疑念を持つことが時々ありました。
でも、その度に長い間一番親しい友であるホ・ユンを疑ってはならないと自分に言い聞かせて来たのです。信じたくありませんでした。
だから、ユルムの言う通り、目の前でユルムの逆謀罪を告げるのを見て、大きなショック、大きな失望感を感じていました。
やられた・・・とホ・ユンもショックを受けました。
それでも、ユルムの反逆を必死に訴えました。自分を信じてくれと。
ドンジュは、お忍びで外に出る王を狙おうと決めました。
と言う事は、死ぬ覚悟をしなくてはいけないと言う事です。
ノクドゥに会いたくなったのでしょう。役所の前でうろうろ・・・。
タイミング良く、ノクドゥが現れました。
会いたいくせに、いざ会ったら憎まれ口をたたいてしまうドンジュです。
ホ・ユンの屋敷に光海君の命令で兵が送られました。
チョン・ユンジョを密かに捉えろとの命令でした。
ノクドゥも同行しました。まさか、父を捕らえようとしているとは思いもよりません。
が、行先を知って、気づきました。父が危ないと。
チルソンはホ・ユンからこういう時のために指示が与えられていました。
何としてもチョン・ユンジョを守れと。
ノクドゥはチルソンを上手く官軍から守りつつ、父を逃がしました。
チルソンは、ノクドゥの懐に何かを入れました。
「そなたの出自を証明するモノだそうだ。」
チョン・ユンジョが刺されました。
でも、危ないところに飛び込んできたのは、キム・スク。
彼女は、ユルムの話を信じることが出来なかったのです。だから、ホ・ユンの話も聞いてみないといけないと、出かけてきたところだったのです。
ラッキーでした。
宮中に戻ったノクドゥ、上司が光海君に次第を報告しに行くのにそっとついて行きました。
ホ・ユンの屋敷で部下は焼け残った文書を押収していました。それは、先王の教旨でした。
ホ・ユンが覚悟の上、燃やしたものでした。
光海君は一目でそれが何か分かりました。ユンジョもこの教旨について知っていると思いました。
だから、命令を出したのです。
「チョン・ユンジョを捜して捕らえろ。てこずるなら殺しても構わぬ。」
聞いてるノクドゥ、ショックでした。
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