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ジェファに斬られ、倒れたワル。
ウンボが助け起こそうとすると、ワルが呟きました。時を稼いだんだ、すぐに助けが来る・・・と。
その通り、ギョンが兵と共にやって来ました。
ジェファはウンボの首に剣を突きつけ、道を開けるよう言いました。
ギョンは、仕方なく、そう命じました。
そして、尾行するよう、部下に指示しました。
でも、その尾行は、すぐにジェファの知るところとなり、あっという間に殺されてしまいました。だから、アジトは分からずじまいです。
ジェファは、ホン・ギホの元に行きました。
一緒に来るよう言いました。アジトの場所を知ってるからです。
従わなければ、この場で殺すと言いましたが、ホン・ギホは同行するのを断りました。
そして、殺されてしまったのです。
アジトに連れて行かれたウンボとワル。
ヨンジは、すぐさま、ウンボに会いました。
ウンボは、ここでヨンジに会うとは思ってもみませんでした。
ギョンへの想いは純粋だと思っていましたから、まさか、謀叛に加わるとは想像もしていなかったのです。
ヨンジは、縛られているウンボに、勝ち誇ったように聞きました。
どんな気分?地獄に落ちて死にたい気持ちになる筈・・・と。
でもね、苦労知らずのヨンジとは違います。これくらいの苦労など、ウンボにはどーってことなかったと思いますよ、あたしゃ。
あなたも父親同様、欲にまみれてるとウンボが言いました。
身分を偽って王妃になろうとしたあなたと何が違うと、ヨンジ。
「それでも私は逃げずに自白した。あなたは卑怯よ。だからこそ、哀れだわ。」
哀れみを抱かれることは、プライドの高いヨンジには耐えられないでしょう。
激高して、小刀をウンボに突きつけました。
でもウンボ、一切動じません。
ヨンジの手を取り、もっと自分の首に近づけ、言いました。
「殺しなさいそれでもあなたは報われない」
そこに、左議政が戻って来ました。
やめなさい・・・と静かに言いました。
ウンボはギョンを呼び出す囮だからと。終わったら好きなようにすればいいからと。
ウンボは左議政の言葉で自分を拉致した目的が、やはりギョンにあると分かりました。
ワルの傷はかなり深いものでした。
ウンボは治療したいと要求。薬をもらい、自ら手当をしました。
一方、ギョンは尾行が失敗に終わったと知り、アジトを突き止める方法を探っていました。
ウンボを一時拉致したことに女官が関わっていると気付き、その女官を追いました。
すると、ソンイから何度か呼び出されていたと判明。
そこからはあっという間に、ソンイの関りが明らかになりました。
もう、いくらソンイが弁明しても、遅かったですね。ギョンが聞き入れることはありませんでした。
いい気味だわ
ジェファはウンボに計画を話しました。
ウンボを助けに来たギョンをウンボの目の前で殺すつもりだと。
「私の味方になりなさい。それがあなたの生き残る術だ。ワルも助ける。」
そんなに王位や権力が欲しいのですかと、ウンボ。
「私は、イ・ギョン、あいつが嫌いだ。欲しい物を全て持っている。私は必ず王になる。そしてあなたを手に入れる。」
それは野望に過ぎません・・・とウンボ。
「私は絶対に大君の女にはなりません。私は既に王様の女です。」
流石にこの言葉は、ジェファを打ちのめしました。
「叶わないなら、あなたの命だけでももらいます。」
ジェファの目に涙がたまっていました。
キム氏たちは、報告を今か今かと待っていました。
ところが、失敗したと言うじゃありませんか。
がっくりしました。
でも、ウンボを拉致したと聞き、まだ終わったわけじゃないと考えました。囮とされたウンボを救いに行くであろう王がそこで殺される可能性もあるからです。
ギョンの元に、ジェファからの手紙が届きました。
指定した場所に一人で来いというものです。
そうでなければ、人質は殺すと。
ホン・ギホの死も知らされました。
打つ手が無いとギョンは苦悩しました。
ウンボは、ギョンからもらった小刀を持っていることを思い出しました。お守りだと言っていたあれです。
それで、縛られていたワルと自分の縄を切りました。
食事を運んできたヨンジの侍女を捕らえて縛り、服を取り替えました。
ウンボは、侍女に成りすまして倉庫を出ました。
そして、一目散に駆け出しました。
これまた見事な走りです、チン・セヨンさん
ギョンは都巫女を呼びました。
そして、再度予知夢を見られるようにしてほしいと言いました。
「あの娘に危険が迫る度、何度も夢に救われた。」
可能ではあるが、危険だと都巫女は言いました。
追い払った夢を呼び戻せば、死ぬこともありうると。
それでも、ギョンは躊躇なく命じました。
「施せ。王命だ。」
余談ですが。最近、時代劇で王様が度々“王命だ”と言うセリフを言うことに気が付きました。
以前より、多くなったのか、或いは、私が気づくのが最近だったせいなのかは不明です。
ただ、“王命だ”と言うセリフ、結構じ~ん・・・と来るシーンで使われることが多いのは確か。このシーンも、そうでした。
そして、祈祷を受け、ギョンは予知夢を見たのです。
ウンボがジェファや左議政の前で殺されようとしているシーンでした。
アジトらしき場所の後方の山に見覚えがありました。
以前、先王と祭祀を行った場所でした。
ギョンはそのふもとにアジトがあると判断。夜襲をかける決断をしました。
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