赤道の男 DVD-BOX 2 | |
クリエーター情報なし | |
ポニーキャニオン |
レビュー一覧は、こちらから。
ソヌは、ジウォンを追いかけましたが、ジウォンは、そのまま行ってしまいました。
どうしても、ソヌの気持ちが理解できなかったのです。
ソヌは一生懸命想いを伝えようとしました。ジウォン、自分だけ待ってて、自分だけ苦しんだ・・・と思い込んでいたのです。
でも、それはソヌも同じだった・・・と分かりました。
そして、自分の中に、ソヌとの思い出がしっかりと残って、想いも残ってることを確認出来たようです。
ソヌの気持ちを受け入れました。
ジウォンは、ソヌの残して行った荷物を、渡しました。その中に、スミ父からの手紙もあったのです。
ソヌ父が自殺ではなく、チン会長とジャンイル父の共謀だ・・・と書いた、匿名の手紙です。
ソヌは、すぐに思い出したようです。事件直後、スミ父が、知る筈の無い、自分と父との約束の事を口走っていたからです。
口実を設けてスミ父の字を確かめ、95%の確率でその手紙の差出人がスミ父だという結果を得たのです。
ところで、スミとスミ父は、陳述書の件で、証言を求められていました。
小心者のスミ父は、夢枕にソヌ父が立ち、ソヌを救ってほしい・・・なんて言うのを聞いてうなされたりします。
検事の前に出たら、全てを証言してしまいそうで、怖いわけです。
そんな父に、スミは助言しました。
そして、検察に赴いたスミ父は、ソヌ父の死は、自殺ではなく、他殺だと思われる・・・という証言をしたのです。ただ、犯人に心当たりは無い・・・と言いました。
それを、担当検事は疑わしげな表情でみていました。おどおどしてるもんね、スミ父。
そして、スミもいよいよ出頭しました。
ジャンイルは、不安でなりません。スミなら、本当の事を証言することもあり得る・・・と思ってますもんね。
でも、意外な事をスミが言いましたよ。
他殺だと思う・・・と言った後で、事件前日、ソヌ父が元気の無い様子でロープを買ってるのを目撃した・・・なんて言いだしたんです
勿論、嘘です。
取調室の前室でその様子を見ていたジャンイルは、いったい何の事だ・・・という表情です。
徐々に、スミの気持ちが伝わって来たようです。
自分を哀れに思ってのことだ・・・と。愛情も勿論あるでしょうし。
嬉しそうじゃありませんでした、ジャンイル。
どちらかと言うと、いっそう絶望したような、気力が萎えたような、そんな力無い表情でした。
スミの方が泣きたい表情です。
報われない想いに苛立ち、愛する人の犯罪を目撃してしまったことの絶望感、それを告発しようと言う気持ちもあった筈なのに、結局庇うような嘘をついてしまった自分への憐れみ・・・。
とにかく、この証言で、事件は昔と同じ結論を出すことになりそうです。
チン会長の周辺を探っても、チン会長に有利な証言しか出て来ませんしね。これは、勿論、チン会長側が、手を打っていたんです。ジャンイルからの指示かしら?
ジャンイル、流石にほっとしています。
そこに、ソヌが訪ねて来ました。
で、いきなりジャンイルに問いました。
「俺の父を殺したのは、お前の父親か?」
ジャンイル、背を向けてる時でよかったね。そうじゃなきゃ、その言葉を聞いた時の衝撃の表情を見られずに済ませることはなかなか出来なかったでしょうからね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます