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ペク社長は、被害者の父親と言う悲劇の主人公ではありません。
昔、子供を大勢監禁して奴隷のように扱っていた過去があるようです。
それには、地元の警察官すら関わっていたので、子供たちは脱走しても逃げきるのは至難の業でした。
チョン・マンチュンは、事件の日のことを話しました。
被害者を脅したのは事実だが、逃げて車に乗り込んだのが最後だったと。
被害者は、その車で行ってしまったとね。
そして、その車の運転手は、ソンジュンだったと。
その発言で、法廷内は大混乱となりました。
裁判長のソンフンも、思いもよらない展開に動揺を見せました。
ウンギは、“リュ・ソンジュン刑事”という人物を知っている事に気が付きました。
つい先日、保護対象のユナという高校生を補導したのが、リュ・ソンジュン刑事だったからです。
ソンジュンが証人として呼ばれました。
ソンジュンは、勿論否定しました。
その上で、チョン・マンチュンが捕まえた自分の事を恨んでいると証言しました。
防犯カメラ映像だけじゃなく、状況証拠も含め、チョン・マンチュンの犯罪に違いないとソンジュンは主張しました。
それでも、チョン・マンチュンは、ペク社長の娘を殺したのは自分ではなく、ソンジュンだと主張し続けました。
陪審員の判決が出ました。
満場一致で、チョン・マンチュンを有罪だと断定しました。
それを聞いたチョン・マンチュンは、自分が朝鮮族だから差別されるんだと抗議しました。
そして、裁判長ソンフンも判決を言い渡しました。
「被告チョン・マンチュンに無期懲役を言い渡す。」
法廷の殆どの人が満足気でした。
ソンフンが判決理由を述べている時、チョン・マンチュンは、傍にいる弁護士の万年筆を掴むと、弁護士に突き立てました。
取り押さえようとした係官を振り払い、チョン・マンチュンは裁判長ソンフンの元に駆け寄り、ソンフンの胸倉を掴み、万年筆を振り上げました。
ソンフンは、一切怯むことなく、チョン・マンチュンの目を見ながら判決理由を述べ続けました。
ソンジュンが取り押さえ、何とかその場が収まりました。
「裁判長、陪審員、覚えておけ。お前たちが死ぬのは今日の行いが原因だ。」
そう言って睨みつけ、チョン・マンチュンは連れていかれました。
この間、ペク社長は、一切身動きせず、状況を見つめ続けていました。
初めての陪審員をやり終えた面々は、やはり疲れました。
で、皆で食事に行くことに。
和食店を営むチャールズの店に行くことになりました。
陪審員の時は、番号で呼ばれていたので、自己紹介をしました。
9人様々な職業、様々な環境にいると分かりました。
ソンフンがソンジュンに聞きました。
「お前が殺したのか?」
冗談を言わないソンフンです。ソンジュンは冗談で返すことは出来ませんでした。
ソンフンは、チョン・マンチュンの言葉に動揺したと、正直に言いました。
そうなった理由を考えてみろと、ソンジュンに言いました。
「俺を信用できないから。」
と、ソンジュン。
僕の願いはただ一つだ・・・とソンジュン。
「被告席には座るな。」
分かった・・・とソンジュンは答えました。
チョン・マンチュンが護送中の車から脱走しました。
護送車が事故を起こしたのです。オートバイが突っ込んで来たようです。
どうも、チョン・マンチュンにはあらかじめ知らされていたようで・・・。
ソンジュンは、チョン・マンチュンが法廷で言った最後の言葉を思い出しました。
ソンフンが危ないと思いました。
で、連絡を入れました。今日は家を出るなと。
しかし、その時、ソンフンは裁判所に来ていたのです。
そこで、ソンフンは気づきました。
陪審員の名簿が破り取られていることに。
チョン・マンチュンが法廷で暴れた時、書記官の机にあった名簿を破り取って行ったようです。
ソンジュンは、陪審員全員にチョン・マンチュンが脱走したとメールで一斉に連絡しました。
身の安全に努めてくれと。
読んだウンギは、慌てて自宅に戻りました。
彼女の家は、屋根部屋。
最近、ドアの鍵が壊れていて、大家さんに修理を依頼していたのですが、帰宅してみると直っていません。
家に入った時、ソンフンから無事を確認する電話が入りました。
大丈夫だと答えたウンギ。
しかし、既にチョン・マンチュンは室内にいたのです
チョン・マンチュンはウンギを人質に立てこもりました。
ウンギにナイフを突きつけ、1時間以内に自分の判決を無効にしろと要求。
交渉役が来ましたが、拉致があきません。
ソンジュンが1人裏側から屋上に侵入し、チョン・マンチュンと格闘になりました。
ソンジュンがチョン・マンチュンの足を撃ち、何とか制圧できそうになったところで、一瞬油断した隙に、マンチュンによってソンジュンは刺されてしまいました。
が、警察がなだれ込み、人質事件は解決しました。
チョン・マンチュンは怪我の手当のために入院。
しかし、当然警官が常に見張っています。
なのに、ペク社長が病室に医者のフリをして侵入。
チョン・マンチュンに薬物を注射して殺そうとしました。
チョン・マンチュンは、必死に言いました。
金を貰って言うとおりにしただけだ、拉致したフリだけでいいと言われたと。
そして、証拠があると。
その人物との通話を録音してあるんだとか。
「チョン・ユンジェと名乗った。」
ペク社長、その名前に記憶があるようです。
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