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ジョンギョンとジュニョンが一緒にタクシーに乗っていたのは、ソン教授の元に向かうためでした。
ジョンギョンとの練習中に、ソン教授からジョンギョンにお怒りの電話が入ったのです。
ジウォンにジョンギョンがレッスンしたことについてです。弟子のくせに、才能ある愛弟子ジウォンを奪おうとしているのかと。
多分、ソン教授はジョンギョンがレッスンしたことを大ごとにするつもりは最初無かったのでしょう。勿論、腹が立ったのは事実でしたが。
しかし、指導者会でイ教授からそれを指摘されたのです。皆の前で。
イ教授は、偶然ジョンギョンとジウォンがレッスン室に向かうのを目撃していたのです。ジウォンはコンクールでソン教授ではなくジョンギョンの教えの通りに弾いたと報告しているのも耳にしていました。それで1位を取れたと。
で、ソン教授に嫌味を言われた時、仕返しのようにそれを暴露したってわけ。
プライドをずたずたにされたソン教授は、ジョンギョンを破門にすると言い放ったのです。自分の力だけで教授になれると思ったのねと。
ジョンギョンは人からこんな風に怒りをぶつけられるのは初めてだったのでしょう。
ジウォンを奪おうなんて、全く考えていませんでしたから。
おろおろとソン教授の元に向かおうとするのを、放っておけなかったんですね、ジュニョンは。
結局、ソン教授の機嫌は直りませんでした。
ジョンギョンは説明しようとしましたが、受け入れては貰えませんでした。
昔の自分とジウォンを重ね合わせたとジョンギョンが言いました。しかし、ソン教授は言ったのです。
ジウォンとジョンギョンは違うと。ジウォンの方が才能は上だと言う意味ですね。
ジョンギョンは今、頼れるのはジュニョンしかいないと思いました。
もう少しも未練は無いのかと問いました。
毎年誕生日に「トロイメライ」を贈るだけで告白しなかったのは何故かと、ヒョノのためかと。
ジュニョンは思い切って言いました。
「君の所から貰ったお金やピアノのためで、一度も君を必要としたことはない。恩恵を受けすぎて、君を避けようにも・・・。」
だから、君が僕を解放してくれ・・・と。もうこれ以上何も受け取りたくない・・・と。
すると、ジョンギョンが敢えて言ったのです。
さっきジュニョン父から連絡があって、お金を送った・・・と。
母の店を担保にした借金のことです。あれほどジュニョンが悩んだ事です。意に沿わない仕事を入れても、お金を得ようとした事です。
ジュニョンには自分が、そして自分にはジュニョンが必要なんだとジョンギョンは言いました。ジュニョンがどんな偉そうなことを言っても、現実はこうなんだと言う事ですね。
ジュニョンは更に惨めな気持ちになったでしょう。
一刻も早くこの家を出て行きたいと言うように、バタバタと片づけをして出て行きました。
これをナ理事長が聞いていました。
ナ理事長、孫の想いを知らなかったの
ナ理事長は、ジュニョンに幸せになってほしくて援助してきたつもりでした。
しかし、ジュニョンは一度も幸せな気持ちでピアノを弾いたことは無いとジョンギョンは言いました。援助に縛られて来たんだと。
「私を癒してくれたのは、ハルモ二でも父でもなく、ピアノを弾くジュニョンだった。才能もヒョノも失った今、ジュニョンまで失いたくない。」
ジュニョンは母に泣きながら怒りをぶつけました。
母は、夫から借金返済のめどがついたと連絡を受け、すっかり上機嫌になっていたところに、ジュニョンの怒りです。ショックでした。
こんな息子を見た事無かったでしょう。
今の僕はピアノを弾いても全然幸せじゃない・・・と、ジュニョンは泣きました。
ソンアはイ教授が自分を総務としか思っていなかったということで、大きなショックを受けていました。
ジュニョンに会いたいと思いました。
そんな時、2人の姿を見たのです。ジュニョンは嘘をついてジョンギョンと一緒にいたと思い込んでしまいまいた。突き放された気分だったでしょう。
ソンア、音楽学部に入った時は、こんな未来が待っているとは思っていなかったでしょう。
大好きなバイオリンが学べる、それだけで幸せだったのですが。
ジュニョンもソンアもお互いの悩み、苦しみを決して表には出しませんでした。
いえ、出さない様に努力していました。
しかし、ソンアはもう我慢の限界に近づいていたのです。
昨夜、ジュニョンがジョンギョンと一緒のところを見たと言いました。大丈夫じゃない・・・と。以前のソンアだったら、言わないで済ませたでしょうね。
ジュニョンは事情を説明しました。でも、ジョンギョンから父がお金を受け取ったことは言えませんでした。
大丈夫だと自分でも思っていたけど、大丈夫じゃない・・・とソンア。ジョンギョンとの事が気になると。
ごめん・・・とジュニョンは謝りました。
もう心配しなくていい、伴奏は断るから・・・と。
イ教授から、ソンアは総務に過ぎないと聞かされたチャチーム長。
あまりにも人を傷つける言葉に、チャチーム長は唖然としました。
言うに事欠いて、ジュニョンは自分の面倒を見てくれるソンアのような妻を選んで素晴らしいなんて言いましたよ。
チャチーム長が口を挟もうとしたとき、ナ理事長がきっぱり言いました。
「ジュニョンはそんな理由で恋人を選ぶような子じゃありません。」
素晴らしい 流石です、ナ理事長
ソンアは救われた気分だったでしょう。
ナ理事長はジュニョンに言いました。
自分は多くの過ちを犯してきて、たくさんの人を傷つけて来た・・・と。
財団を守るために、ジョンギョンの相手には財団を守れる人を・・・と考えていたと。その意味でジュニョンを援助してきたことを謝りました。
今回、ジョンギョンの想いを知り、ジュニョンに傍にいてやってほしいと頼みました。財団の事を抜きで・・・と言う意味でしょうか。
しかし、ジュニョンはキッパリと断りました。
「すみません。僕の気持ちは整理がつきました。」
あなたがブラームスを弾く日も近いわね・・・とナ理事長が言いました。
ジュニョンは、初めて自分の気持ちを理解してもらえたと思ったようです。
チャチーム長は、ソンアをフォローしました。
言いたいことを口に出せる人が羨ましいと、ソンアは言いました。何でも言えたら、自分を守れるからと。簡単に傷つけられることもないだろうからと。
ジュニョンはソンアに言いました。
ジョンギョンに楽譜を返すと。今日が会うのは最後だと。
楽譜を返されたジョンギョンが理由を聞いても、ジュニョンは話しませんでした。
そして、お金は返すと言いました。
「君とはもう会わない。」
・・・ジュニョンに、本当に迷いはないの本当に、ジョンギョンには好意は抱いていなかったの
そうは思えないけどね。
偶然、ソンアとヒョノが会いました。
一緒にトッポッキを食べました。
ジュニョンの傍にソンアがいてくれて、本当に良かったと思ってる・・・とヒョノ。
人生って分からないモノですねとヒョノ。
帰国した時は、好きなチェロで仕事をして、愛する人と家庭を築く事が夢だったのに、難しい事だった・・・と。今までは努力した分報われて来たけど、そう言うわけには行かないと知った・・・と。
ソンアは、ヒョノにもそう言う事があると、気づきました。自分だけではないと。
自分が今まで勇気を出したのは、二つだけだったとソンアは思いました。
バイオリンを続けると決めた事、ジュニョンに告白したこと。どちらも大好きだから・・・。
何度傷ついても好きでいられると思っていました。
それは自分の思い上がりだったかもしれないと、今、ソンアは思い始めていました。
そして、もう一つ勇気を出すことに決めました。
イ教授に、楽団の仕事を辞めると申し出たのです。
辞めさせてくれ・・・ではなく、結論を告げました。辞めると。
あっけにとられるイ教授に背を向けました。
ジュニョンはパク課長に仕事はないかと問い合わせました。
こんな事初めてですから、パク課長は喜びました。
ソンアはジュニョンにも気持ちを伝えようと思ったようです。
夕方、会う約束をしました。
待っているとジュニョンから連絡が入りました。
が、遅れて待ち合わせ場所に行くと、ジュニョンの姿は無く・・・。
急用ができたとメールが入っていました。
ジュニョンの家に向かうと、ジョンギョンがエントランスから出てくるのとバッタリ。
もう会わないと言った筈なのに・・・とソンアは思いました。
そして、ジョンギョンに対して似つかわしくないキツイ口調で言いました。
「こんな夜に訪ねたら、誤解されますよ。いくら友達でも。ここにはもう来ないでください。」
実は大きな問題が起こったのです。
ジュニョンが弾いた「トロイメライ」が、ユ教授の演奏としてサイトにアップされていたのを、ジョンギョンが見つけて連絡してきたのです。盗作
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