まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ブラームスは好きですか?』3話まで

2021-12-03 22:52:10 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ソンアは、ジュニョンのCDを自分用にも買っていました。

それに、サインを・・・とジュニョンに差し出しました。これは言い訳だったかもしれません。

ファンなら喜んで・・・とジュニョン。笑顔になりました。

とりたてて特別な事ではなく、普通の話をしました。

ジュニョンは、初めて外国のコンクールに出た時の話をしました。参加者が何度かの予選で少しずつ振り落とされて行くと、泊っているホテルで聞こえるピアノの練習音が少しずつ小さくなっていきます。

ファイナルの後、授賞式を終えて部屋に戻ると、本当に静かだった・・・と言いました。朝までは確かに音が聞こえていたのに。

あの静寂が強烈で忘れられません・・・とジュニョンは言いました。

ソンアは、ジュニョンの孤独が沁みて来ました。

 

ジュニョンに急遽代役の話が来ました。

市響のピアニストが、体調不良で公演に出演不可能となってしまったのです。

連絡を取ろうとしたチャチーム長なんですが、電話に出ません。

ソンアに心当たりを探してほしいとチャチーム長が言いました。

ソンアは書店やCDショップを回りましたが、いません。

で、ふと思い出しました。

書店以外に行くのは、王宮だと言っていたのを。

いました

 

しかし、ジュニョンは断りました。

演奏会で弾いた事が無いブラームスの曲だったからだとチャチーム長は言いました。

スン・ジミンが代役を引き受けることになりました。

今大注目のジミンゆえ、噂が出た瞬間、チケットは完売となりました。

パク課長は、ジミンで良かった・・・なんて、酷いことを言いました。このところ、パク課長は、ジュニョンはピークを過ぎたとしきりに口にしています。

チャチーム長は、その度に気分を害しています。

 

ソンアはジュニョンやジョンギョン、ヒョノを見ていて気付いていました。

ジュニョンがブラームスを好きじゃないと言ったこともありましたし。

ブラームスとジュニョンの立場が被るということに。

ソンアはただ、3人を・・・ジュニョンを静かに見つめるだけでした。

 

この市響の公演会のチケットを2枚母が取ってくれました。

ソンアは嬉しくて、早速ミンソンを誘おうとしました。

ところが、ミンソンは都合が悪いと即、断りました。声が変です。明らかに何かあったと思われました。

で、ドンユンを誘いました。

 

公演会の席は、なんと、ジュニョンとジョンギョンの隣。

前の席の客がジュニョンとジミンを比べて話しているのを聞いたジョンギョンが、敢えてここに当の本人ジュニョンがいると言わんばかりに名前を呼んだりするので、ジュニョンは余計に苛立ってしまいました。

雰囲気がぎすぎすしていたところにソンアがやって来たので、ジュニョンはほっとしたようです。

それを見てジョンギョンは更に気分を害していました。

ドンユンは最後まで姿を見せませんでした。

 

公演後の舞台を、ソンアは舞台袖から見つめました。

いつかはその舞台に立ちたいと思い続けているけど、なかなかその道は遠そうです。

 

ドンユンの工房の1階にあるレストランで、皆で食事をすることになりました。

トイレに立ったジュニョンは、そこで思いもよらない光景を見てしまいました。

ドンユンとミンソンの姿です。

おまけに、2人の会話が・・・。

そう言う関係になってしまったことを、ソンアに言わないでほしいとドンユンが言っていたのです。

ジュニョンは、ソンアのドンユンへのほのかな想いを察していました。

だから、そこにソンアが来ようとしたのを見ると、つい、来させないようにドアを閉めてしまったのです。

不自然なジュニョンの態度を変に思ったソンアですが、特に気には留めませんでした。

 

その後、ドンユンが食事会に加わったのですが、なんともぎくしゃくした雰囲気がジュニョンの態度に出ていました。

そんなジュニョンをジョンギョンはさりげなく見つめていました。

この作品は、登場人物たちの表情や目の動きで感情が読み取れます。セリフもいろんな意味を含ませています。

人の感情の動きに鈍い主人公と言う設定はよくありますが、この作品は主な登場人物たちが、本当に繊細で敏感。細かな目の動きや表情、言葉の端々から物事の真実や心の動きを察するのです。

それをすぐに口に出してしまうのではなく、胸に一旦収めて慎重に見守ります。

そんな進み方が、私にはとても心地よいです。

 

ブラームスの話になりました。

ジョンギョンが言いました。

「ブラームスは言葉より音楽で伝える方が楽だったのよ、ジュニョンのように。」

本当に音楽は慰めになるんだろうか?と、ドンユン。

「それでも、音楽は慰めになると信じるべきでは?だって、私たちは音楽の道を歩んでるでしょ。」

と、ソンアが言いました。

その場にいた皆が、それぞれに思いを巡らせました。

ジュニョンはソンアを見つめました。

 

キョンフカードがジュニョンにトークショーを依頼して来ました。

渋い顔をするチャチーム長。

パク課長は、メリットが少なくなっているジュニョンには、こういう仕事もしてもらわないと・・・と言う考えです。

親の様にジュニョンを見て来たチャチーム長は、ジュニョンの私生活を売り物にするようなやり方は気に入りません。

パク課長の話で、ソンアはジュニョンの境遇が決して恵まれたものではなかったと知りました。ピアノも持っていなくて、ナ理事長の家のピアノを借りていたとか、ジュニョンの父親が金銭トラブルを起こしてジュニョンの賞金で借金を返してきたとか。

それは今でも続いているようです。

断って・・・とチャチーム長は言いました。

が、パク課長は、チャチーム長に内緒で直接ジュニョンと交渉し、OKを取り付けたのです。

 

ヒョノは、チャチーム長と話していて、偶然、ジョンギョンとジュニョンの嘘に気づきました。

ジュニョンのニューヨーク公演に、ジョンギョンは行かなかったと言っていたのですが、本当は行っていたということです。

嘘をついた理由が気になりました。

一旦、こういうことがあると、もういろんなことが引っ掛かって来ます。

 

7月15日。その日は、ジョンギョンの母の命日でした。もしかして、ジョンギョンの誕生日

ジョンギョンが祖母のナ理事長とお墓に行くと、父が置いて行った花束と、真新しい花束がありました。

新しい花束はジュニョンのものでした。

ジュニョンがお墓参りに行くと聞いてはいなかったのですが、ジョンギョンは分かっていました。

ジュニョンは言葉より音楽で伝えるタイプだから・・・。

 

ジュニョンはトロイメライがジョンギョンにとって母との大切な思い出に繋がる曲だと知って以来、毎年ジョンギョンの誕生日にこのトロイメライを弾いてCDに録音し、プレゼントとして渡して来たようです。

その曲に想いを込めていたのを、ジョンギョンはちゃんと気づいていたようです。

でも、結局ジュニョンは言葉にはしてくれなかったわけです。

先日、ジュニョンはトロイメライを二度と弾かないからよく聞いておくようにと言いました。

それは、ジョンギョンへの決別の意味が含まれていたのかもしれません。

ジョンギョンはそれに気づいたけど、認めたくはない、そんな感じでしょうか。

 

そしてこの日は、ソンアの誕生日でもありました。

ドンユンをはじめとした友達がお祝いをしてくれると言う事になり、ソンアは朝からウキウキしていました。

チャチーム長たち同僚も、ソンアにサプライズでお祝いをしてくれることになりました。

それまでまだ時間があったので、練習室で時間を潰そうかと思っているところに、ミンソンから連絡が入りました。

 

パーティに行けない・・・と、ミンソン。

プレゼントを渡してくれたものの、ミンソンの様子がオカシイことにソンアは気づきました。

優しく聞いてくれたソンアに、ミンソン、我慢できなくなって泣き出して、全てを打ち明けてしまいました。

酔っぱらってそう言う関係になったものの、ドンユンはミンソンを突き放したようです。

昔付き合っていたことも、今回のことも、黒歴史だと言ったんだとか。

それはまた酷いよね、ドンユン。優しい顔をしてて、そんな人だったなんてね。

片思いして来たソンアには、かなりのショックでした。

 

愕然とするソンア。

そんなソンアの気持ちなど考える余裕が無いミンソンは、泣きながら大声で叫びました。

「ドンユンなんて最低私の気持ちなんて全然分かってない

ソンアは、辛い気持ちを必死に押し殺して、ミンソンを慰めようとしました。

その時、ジュニョンが立っているのが目に入ったのです。

ジュニョンは凍り付いたように立っていましたが、ソンアが気が付いたと知ると、小さく会釈して立ち去りました。

市響の公演会の時のジュニョンの不自然な言動の意味が分かりました。

 

グループトークでミンソンはメンバーにパーティに行けないと連絡しました。

ソンアが遅いのを催促する友だちからのメールも入りました。

が、ソンア、動けません。

 

楽器を取りに練習室に行きました。ジュニョンがいました。

ソンアのバイオリンの弦が切れていました。ドンユンが修理してくれたバイオリンの。

ソンア、市響の日の事をジュニョンに確かめました。

ジュニョンは何も答えませんでしたが、表情で分かりました。

すみません・・・と謝ったジュニョン。

「あなたが謝ることではありません。ただ、次からはやめて。そう言う気づかいは無用です。傷つくより私一人バカになる方が嫌だから。同じような事があったら、放っておいてください。」

バイオリンを片付け始めると、「月光」が。

以前、ソンアが好きな曲だと言っていたのを、ジュニョンは覚えていたのです。

やめてください、私の一番好きな曲だから、今は聞きたくないんです・・・とソンア。

でも、そこから、バースディソングに変わったのです。

 

「僕たち、友達になりませんか。いや、なるべきだ。なぜなら・・・。」

そう言ってジュニョンはソンアをそっと抱きしめ、背中をぽんぽんと優しく叩きました。

これは友達としてのハグだからと言いながら。

 

音楽によって自分が慰められた記憶は無かったソンア。

でも、言葉より音楽で伝えたジュニョンのお陰で今、慰められました。

これから傷つくようなことがあったら、この瞬間を思い出すだろうと思いました。


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