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次長の後について行く・・・とシモク。
でも、イ次長検事にはそれが本心とは思えなかったでしょう。
内部監査の有無にかかわらず、真犯人を捕まえるまで、傍観者になるつもりはないとシモクは言いました。
「お前が始めたことだ。お前がかたをつけろ。手を貸す。」
と、イ次長検事。
う~ん・・・難解だわ。
シモクが事件解決を止めるつもりはないと、宣言したということで良いのかしらね。いくら餌でイ次長検事が釣ろうとしても釣られなかったってことでしょうか。
ヨン検事は、シモクがイ次長検事の指示でパク・ムソンの事件を敢えて自分に譲ったと誤解していました。
その所為で、矢面に立つことになったのは自分ですから。
屋台に無理に引き留められて、そう言われても、シモクとすると、うざい・・・という感じだけです。
多分、ヨン検事も分かっているのです。
冷たくて全然優しくなくて、後輩を指導する気もなさそうなシモクだけど、自分を陥れるなんてこと、する筈が無いと。世間によくある出世のために人を蹴落とすなんぞということはシモクの場合、絶対にないと。
でも、愚痴りたかったのでしょう。
ここで明らかになったのは、ヨン検事の父親ヨン・イルジェとイ次長検事との間には確執があるということ。
そして心を病んでいたということ。
今も体調を崩して入院しています。
ヨン検事とすると、家族を養うためにも、首になることはできないのです。
「いっそ、完全犯罪ならよかったのに。なんで殺したのかしら。」
呟くヨン検事。シモクはその言葉が気になったようです。
シモクは大胆な手に打って出ました。
話題になっているこの事件についてのインタビュー番組に出演したのです。
ヨン検事は公判を務めただけであって、担当は自分だ・・・と言いました。嘆願書に書かれていた、訴えを聞いてくれなかった検事と言うのは自分だと言ったのです。
そして、カン・ジンソプが有罪となった決め手として、例の映像を見せました。
ジンソプの供述が嘘だと断定されたことで、有罪になったと。
でも、シモクは、その映像に写っているのが真犯人だと断定しました。血痕が家の裏側から見つかったというのがその根拠だと。
ジンソプは、映像を裁判で見せられたわけですから、ねつ造だと思っても仕方がありません。
検察はねつ造などしていないときっぱりと言い、真犯人は、被害者になりすまして窓から覗いたのだと。
「必ず2カ月以内に捕まえます。出来なければ、責任をとって罷免を受け入れます。僕の全てをかけて犯人を検挙します。」
その力強い言葉は視聴者に感銘を与えました。
が、検察内部では混乱しました。
言わば、シモクの独断で事件の内容を公表してしまったわけですからね。
検事たちの反感を買う事は充分予想できました。
が、シモク本人は、全く気にしていません。
パク・ムソンの母親は、家を出てサウナに泊まり込んでいました。
ハン刑事からそれを聞いたシモクは、母親を訪ねました。
シモクは、母親に事件前後の出来事について聞きました。本来ならば、捜査において最初に聞いておかなくてはいけなかったことですよね。
話によると、事件前日、ムソンの携帯に何者かから脅迫の電話があったとか。
そして電話の後、すぐに出かけたと言いました。
事件当日、母親は弟の家のパーティに呼ばれて出かけていたと話していたけど、本当はそんなパーティなど無かったことをシモクは掴んでいました。
その事実をつきつけ、シモクは母親に本当はどこに行っていたのかと問いました。
息子を殺されて間が無い母親に対して、情け容赦の無い質問攻めに、ハン刑事は怒りました。
でも、今の世の中、親殺し、子殺しも珍しく無いとにべもないシモク。
ハン刑事は、シモクの人情のかけらもない性格が理解できませんでした。
ハン刑事は、パク・ムソンの母親を自分の屋根部屋に住まわせることにしました。
シモクとは、180度違う性格ですね。
検察内部では、シモクを完璧にのけもの扱いです。大人げないったらありゃしない。
でもね、ヨン検事は、そのやり方をヨシとは思っていませんでした。第一、シモクが庇ってくれたおかげで自分がマスコミから叩かれずに済んだわけですからね。
表向きは無愛想で人情味の無いシモクですが、彼なりのやり方でヨン検事を救ってくれたことは確かでした。ヨン検事も、見方を変えたように思えます。
ハン刑事から、パク・ムソンが死ぬ前日に受けた電話が、地検の相談窓口からかかってきたモノだと報告があると、シモクと共に行動を開始しました。
ところが、監視カメラの映像は、既に消去されてしまっていたのです。
本来決まっている保管日数よりはるかに短い期間で消去されるのが慣例となっていたのです。
「パク・ムソンが最後に会った人物が犯人だと?」
と、ヨン検事が聞きました。
「犯人じゃなく、容疑者だ。自分のではなく、相談窓口の電話を使い、生きているパク・ムソンを見た最後の容疑者。」
シモクはそう答えました。
イ次長検事の妻の父・・・義父はハンジョングループのイ会長。
かなりの影響力を持っているようで、イ次長検事は全く頭が上がらない様子です。
パク・ムソンと直接関わりは無いのかもしれませんが、関わりを持つ者たちが彼の下には多くいるようです。イ次長検事を含めて。
だから、真犯人逮捕となって、様々な不正が明るみに出る事は避けたいのです。
真犯人かどうかは関係無く、誰かをスケープゴートに仕立てて、幕引きをするよう指示しています。
マスコミは、先だっての放送で一躍注目の的となったシモクについての追跡情報を流しました。
昔、シモクが手術を受ける前、度を越した乱暴をしていた事実を同級生が匿名で明かしたのです。
そんな乱暴者が検事になったなんて・・・とね。
マスコミは持ちあげたシモクを一気に落としました。
両親の元にも取材に押しかけて行きました。
それを知ったシモクは、母を訪ねて行きました。再婚してるようですね。
実父は?どーしたんでしたっけ?
母親は、手術によって粗暴さは無くなったと知ってますが、継父はそれを信じていません。
周囲のシモクを見る目は一変しました。
ソ検事はこれを追い出す絶好のチャンスと考え、イ次長検事に進言しました。
でも、イ次長検事は、この情報で奈落の底に落ちたと思われるシモクですが、もしかしたら、反対にシモクにとってチャンスとなるかもしれないと言いました。
世間は問題児が一転、法曹界で活躍する・・・等と言う話が好きですからね。
で、ソ検事を突き放すような態度に出たのです。
そこにシモクが来たので、ソ検事は部屋を出て行ったのですが。
回り込んで、別の部屋から次長室の話を聞いていたのです。
イ次長検事とシモクが、ソ検事を内部監査で追い出すと言う話をしているのを・・・。
切り捨てられたということを、ソ検事は知りました。
巻き返しを図ろうとしています。その切り札は、例の売春事件で事情を聞かれていた女性のようです。イ次長検事の部屋を訪れた・・・。
シモクは、ソ検事が聞いていたことに気付きました。
シモクは、脅迫電話の後、外出したパク・ムソンの映像を、例の車の車載カメラで確認。
30分ほどで帰宅し、手にはどこかのカフェのカップを持っていたのが写っていました。
で、緻密な聞き込みで、やっとそのカフェを探しあてたのです。
そして、その時店にいたアルバイト店員から聞いたのは、なんと、ヨン検事
パク・ムソンと会っていたのは、ヨン検事だと写真を指差したのです。
えーっ
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