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ダノが、時々NHKの近江アナウンサーに見えてしまいます、あたくし
目の前に突然現れたトンネルのような穴。
呆然と辺りを見回しましたが、周囲の友だちの誰一人それに気づいてる人はいません。
でも、いました、一人。
チン・ミチェです。
ミチェは、ダノと目が合うと、驚いた表情を浮かべました。
ダノはすぐにミチェの元に走りました。
あのトンネルのような穴を見ただろうと詰め寄りました。
でも、ミチェはしらばっくれました。
その時、そばにあの本が。『秘密』と言うタイトルの図書館で見たあの本です。
ミチェは、慌てて本を隠しました。
で、ダノは図書館に行き、その本が置いてあった棚を探しました。
すると、棚の奥に、さっき見たトンネルのような穴があるのを発見。
恐る恐る手を差し伸べてみました。
すると、手がぐいっと引きずり込まれたのです。
慌てて手を引っ込めたダノ。
あの本も、この穴も何かあるに違いない、ダノは確信しました。
調理室に戻ると、そこには『秘密』と言う本が。
めくってみると、漫画です。それも、自分の周辺でこれまで起こった様々なエピソードが描かれています。
ミチェに疑問をぶつけました。
仕方ない・・・と言った風に、ミチェは話し始めました。
「僕たちは人間じゃない。ここは漫画の中の世界だ。」
真面目に聞いた私がばかだった・・・とダノは呟きました。
その反応が普通でしょうね、こういう場合。
そのまま行こうとしたダノを引き留めて、ミチェが言いました。
「君はこの漫画の登場人物だ。」
つまり、記憶がなくなったのは、場面が変わったせいだと言う事です。
でも、ダノは信じられません。
ミチェは後を追って来て、理解させようとするのですが、まぁ・・・なかなかね。
家にある自分のアルバムを見返してみたダノ。
お金持ちで美人、勉強もできる、でも心臓が悪い自分。10年片思いしてた人が婚約者。
ヒロインの公式に当てはまるじゃないか・・・と思ったダノ。
すっかり気分が良くなりました。
虐められているジュダを庇ったりするのも、ヒロインとしての使命だと思えました。
A3も皆自分を想っているはず・・・なんてね。
ところが、彼らは自分を無視するんですよ。
ちょいと変・・・と思ったダノはミチェに会いに行きました。
「漫画の登場人物だとしても、私の設定が気に入らない。」
と、ダノ。
ミチェ・・・何かを言いかけましたが、ダノの様子を見て、話す勇気を失いました。
その理由はすぐに分かりました。
ヒロインは、ダノじゃなく、虐められっ子のジュダだったんです
ショック・・・です、ダノ。
その様子を、遠くから見つめている男の子がいます。
ダノの絵を描いています。
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