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イ・イギョンssi、以前からわき役として何度も何度も見かけて来ました。
上手い役者さんだなぁと印象に残っていましたが、このところ、重要な役柄を演じるようになってきましたよね。
我が息子のように嬉しいです。
こういう風に、端役だった人が徐々に認められて中央に出ていくのを見るのは、ドラマファンとして嬉しいものです。
USBメモリの中には、壊れていたと言っていた裏口の映像が入っていました。
つまり、それによってセンター長の疑惑は晴れ、ウンホのアリバイは崩れると言う事です。
隠すつもりは無いようです・・・と、チョン刑事は言いました。
ウギョンが大先生の家を訪ねました。
理事から書類を預かってきたのです。
応対したのは、ウンホ。
大先生はこの状況で体調が悪いとウンホは言いました。
ウギョンの紹介で転職することにしたので、挨拶を兼ねて様子を見に来ただけだとウギョンに説明しました。
会って説明することがあると、ウギョンが言うと、僕がしておきます・・・とウンホ。
ウギョンは任せて帰ることにしました。
帰り際、ウンホが言いました。
「センター長が“赤い涙”だったなんて、信じられません。」
その言葉が気になったウギョン。引き返しました。何故、“赤い涙”を知っているのかと思ったのです。
そこで見てしまいました。
大先生が死んでいるのを。
口いっぱいに詩集が詰め込まれていました。
きゃぁ~っ
自首して・・・と、ウギョンは涙をためて言いました。
ウンホは大先生に虐待されてきたのかな?
幼い頃から力で支配されてきたウンホは、大人になっても大先生を恐れて何も反撃出来なかったのです。
でも、今、ようやく出来、こんなに簡単な事だったのかとある意味驚いていました。
その時、ウギョンに電話がかかって来ました。カン刑事です。
ウンホはウギョンに銃を構え、出て・・・と言いました。
何処ですか?と聞かれ、ウギョンは、大先生と一緒だと答えました。
ウンホは?と聞かれ、ウンホはいないと答えました。
「ウンホが“赤い涙”です。ハヌルセンターと大先生に恨みを持っていて、狙っています。危険なので逃げてくだっさい。」
分かりました・・・とウギョンは電話を切りました。
もう十分よ、止めにしましょう・・・と泣きながらウギョンが言いました。
「いいえ、まだやることがあります。先生の協力が必要です。」
そう言って、ウンホはウギョンを連れ出したのです。
ウギョンは逆らうつもりはありませんでした。
直後に、カン刑事たちが大先生の家に到着し、惨劇を発見したのです。
ウギョンに電話をしたとき、傍にウンホがいたと、カン刑事は察し、指名手配をかけました。
ウンホはウギョンに“赤い涙”について説明しました。
なんと、ウンホとパク・ヨンテと共に始めたのでした。子供への虐待をする親に激しい怒りを覚えていた同志として。
しかし、パク・ジヘを殺した罪悪感に耐えられずパク・ヨンテが自殺してしまい、一時期は動けませんでした。
その後、ハナの存在に気づき、イ・へソンを殺し。ソラとドンスク母子を知り、巻き込み、アン・ソグォンを殺しました。
ハナに兄弟がいたことを知ったのは、やはりハナが死んだ雀を埋めた様子を見たためだと言いました。
人を殺すのに、抵抗は無かったと言いました。淡々と。
ウギョンは切なくて悲しくてたまりませんでした。
あなたは私の事をどれだけ知ってる?と、ウギョンが聞きました。
「先生は、あの子たちと同じ目をしています。」
と、ウンホ。
ミン・ハジョンについて知ったのは、ウギョンがピンナをハヌルセンターに連れて来た時だと言いました。
ハジョンの裏切りに怒りが湧いたと。
「良いことをしたとでも思ってるの?」
と、ウギョンが聞きました。
意外な事を言うとでも言いたげな目でウギョンを見たウンホ。
「ピンナは母親の死を望んでなどいなかった。母親を愛していたし必要としていた。」
とウギョンが言うと、それが間違っているとウンホが言いました。
「僕が尊敬し愛していたのは大先生です。僕が必要とした人も大先生なんです。子供は支配を愛だと勘違いしてしまう。だから、断ち切る必要があった。」
ウンホはカン刑事が羨ましいと言いました。
考えが揺らぐことがなく、はっきりと筋の通った意見を持っていますから。
迷いやためらいがなく、信じるままに突進するところも。まっすぐに生きて来た証拠だと言いました。
嫉妬します・・・と。
ウンホがウギョンを連れて行ったのは、灯台のある場所。
自分が母親に捨てられた場所でした。
彼はここで死ぬことを選んだようです。
だから、預かっていたウギョンの携帯の電源を入れ、警察に居場所を分からせました。
ウンホは警察が到着するのを待って、ウギョンに銃口を向けました。
ウギョンはウンホの計画に気づいたようです。
カン刑事やたくさんの警察官に囲まれ、銃を突き付けられました。
死ぬつもりじゃないよね?とウギョンが言いました。
でも、ウンホはウギョンが勘違いしていると言いました。殺すつもりだと。
「緑の服の女の子を思い出しましたか?思い出したらダメです。僕の様になる。僕が夢で見たあの大きな机の部屋の事を思い出した瞬間、僕の地獄は始まった。」
やめて・・・と、ウギョンが泣いて止めました。
本当の地獄が何か分かる?と、ウギョンが言いました。
「おびえて震えていた純粋な子供が、殺気に満ちた目で銃を構える今のあなたの姿よ。深く傷つき憤っている人はあなただけじゃない。でも、その全員が人殺しになるわけでもない。」
ウンホが震え始めました。
僕は人殺しじゃない、子供を守っただけだ・・・と言いました。
「あなたは人殺しよ。だって、私はウンソの母親よ。母親を奪われたウンソにとって、あなたは人殺しに過ぎない。」
もう十分よ、ウンホさん・・・。
一瞬、ウンホは銃を下げかけました。
「こんな美しい場所に子供を捨てて、僕の母親はどこに行ったのかな。」
そう呟いたウンホ。
次の瞬間、意を決したように再び銃口を上げたのです。
カン刑事が引き金を引きました。
ウンホは撃ちませんでした。
ウンホ、死んじゃった?
だったら、悲しすぎる。
ウギョン、あの写真を撮った経緯を思い出した?
やはりあの子はセギョンと呼ばれてましたよ。
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